クロノブレイク前は『ヴィズル』、クロノブレイク後の世界だと『亜人種』。
なんか人っぽいけど人じゃない種族。
魔法とか使う。
ベルヴェルクで行われていた次元跳躍実験の弊害(
フェイズダウン現象)で生まれたIMV2型ウィルスにより、Smp-1-DNAと呼ばれる一連の塩基配列が、
アルフェイム大陸の原生生物から人間へと水平伝播された結果生まれた、更に多様な新人類。
この異常なウィルスの感染と、遺伝子の水平伝播により、人は正常なアポトーシスを行うことができなくなり、細胞活動に様々な異常を来した。様々な部分的形態変化はこれによるもの。謂わば『進化の暴走』とも取れる。
IMV2型ウィルスは新種ゆえの爆発的な感染力によって大きく広まり、“亜人化病”はその患者ごと国によって一時的に隠蔽された。噂だけは広まったが、他国に事実として漏れることはなかった。
やがてIMV2型ウィルスの特異性は失われたが、一次感染者は既に種として固着してしまっており、その子孫たちは完全な亜人種として、地球において人類と共存することとなった。
当初(第四次大戦中)のみ、一次感染者をファースト、第二世代をセカンドと呼ぶ。第三世代が生まれて以降、その呼び方は廃れていった。
説明を避けたのか、そう言った方が都合が良かったのか、最初は“新型生体兵器”ヴィズルと発表された。……まあ、変なバリアー張って銃火器の弾を跳ね返したり、唐突に手からビーム出したりする生身の人間なんて、他国にとっては兵器以外の何物でもなかったようだ。
クロノブレイク以降の世界では、紀元前2500年あたりに生きた個体が初めて転移。この時点で人類との共存が開始されているため、以降の歴史においてありふれた存在となっている。
ただし、非常に長い間、人間ではなくその他の生物から人間型に進化したと思われていた。19世紀に比較分類学が発生したため学説が覆り、遺伝子構造上、人類からの派生種であることが認められたのは、20世紀に入ってからである。
生物学的には『人間とは別種とすべきだ』とする論説と『人間の亜種として扱うべきだ』とする論説が混在しており、立ち位置があやふやだが、概ね『亜種』として扱う向きが主流である。
人間と亜人の間では生殖は可能だが、確率が著しく低く、またその子供も遺伝的に混血ではなく『100%亜人』として生まれるためである。
『人間と亜人種と亜人の分類』は、しばしば『オオカミとイヌと犬種』に例えられる。大型犬と小型犬のように、『人為的には』生殖が可能でも『自然には』あまり行われない(生殖隔離)種は分類学上は別種として扱われることが多いが、慣例もあって亜種の一つとされている。
最終更新:2018年03月16日 08:37