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テリジア

怒りの日、その日
ダビデとシヴィラの預言の如く
世界は灰燼と帰さん
審判者が現れ
ものみな厳しく裁かれし時
其の恐怖は如何程なりしか
 ――――グレゴリオ聖歌『レクイエム』続唱『Dies irae』より

後に『テリジアの光』と呼ばれる人工の大災厄。

使い捨ての大陸間弾道ミサイル型コキュートス
その構成物質が持つ性質は『衝撃と共にあらゆる物質と反応して消滅し、その特殊なエネルギーは周囲の物質を同じ素材に変える』というもの。
これが一度放たれれば、反応可能な質量そのものを消費し尽くすまで、強烈な放射線を撒き散らしながら、破壊の連鎖が起こり続ける。

この兵器が放たれたのは歴史上ただ一度きりだが、その一度でユーラシア大陸は東西に分断された。たった一撃の威力で、それだけの“大穴”が空いたのだ。

ちなみに、着弾時ほどではないとは言え、落下中も大気と微弱に反応し続けて光と熱を放射するため、このミサイルの軌道は鮮やかな光の帯のように見える。


着弾後は、エネルギーが弱まりきるまで、実に50時間もの間、この破壊の連鎖が続く。
その間、着弾地点周辺は巨大な紅い光のドームのように見えると言う。
最終更新:2014年07月06日 14:23