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へやにっき

「もしも我ら影法師がお気に召さなくば、こうお考え下さいませ。さすれば、全ては円く納まりましょう。
 皆様方は、これまで微睡みの中にあり、その夢の狭間に、いろいろな幻をご覧になったのだ――と」
 ――――ウィリアム・シェイクスピア『真夏の夜の夢』エピローグより

宇宙消滅に伴う意識の混濁の中に、一つの意識があった。
部屋さんである。

部屋さんは“部屋”と呼ばれる狂った世界の中を歩きまわるうちに、自分たちの意識が消滅していく過程にあることに気付く。
そこで彼が取った行動は、自らが新たな宇宙になるという驚くべき方策だった。
こうして部屋さんは家さんを超えて宇宙さんになった。

部屋さんの管理する新たな宇宙は、今度はどんな歴史を辿るのか……それはまた、別のおはなし。
最終更新:2014年05月31日 05:25