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汎銀河知性体連盟

特定の宙域に制限されず、多数の惑星国家や共同体からなる一種の平和維持機構。

同系統の組織の中でも非常に大規模なものだが、
この組織を認識し、充分な加入水準を満たしていながら、敢えて加盟していない知性体集団も多くある。

結成時期は地球における紀元前610万年ごろ。
創始期に名を連ねた七つの惑星国家は数万年もしないうちに内輪揉めで滅んで消えたが、
当時半ば無節操に加盟させていた文明の中に、幾つかの優秀な文化と知性を持つ共同体が存在しており、
それらが自然と形骸化した組織を牽引していく形で安定した。

後の世でこそ、この時の『新生』の契機には仰々しいエピソードや、
指導者達の長々とした決意の言葉が添えられているのだが、
実際のところは、後の指導者とされる者達がネットゲームのチャット内で交わした、
なんてことのない二言三言の会話が切欠となっている。


加盟国は講和条約により互いに武力的・文化的に不可侵とし、自由な貿易と往来が保証される。
発生した問題は各管理委員会によって解決され、場合によっては共通の連盟法によって裁かれる。
とは言え、よほど大規模化しなければ各共同体に任せるのが普通。


未開発惑星管理委員会もこの連盟に帰属する一組織であったが、
その倫理的是非は当初から屡々諮問されていた。公的に結論が出るよりも先に自壊してしまったが。


共通言語の記録文字として『元素の配列』を用いる。
文字としての視認性は悪いが、機械翻訳を通すことを前提として考えれば、
ほとんどの知性体が知識として共有している元素構造は、別け隔てなく理解しやすい文字となるからだ。
(簡単な例を挙げると、我々の文化圏ならば文章は『O-B-Mg-Mg-P……』というように表示されるだろう。
 そのまま『発音する』のは難しいが、ひとまず翻訳は容易である)
最終更新:2015年07月13日 03:29