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ウォーグ

「掴めぬ男よな。其の役回りは“王(キング)”か、それとも“従者(ジャック)”かね?」
「その差は大した意味を持たんさ。いずれ“女王(クイーン)”が同じなら」
 ――――戦場の空隙にて

ウォーグ・ディメルテンド

旧地球人。
長めの黒髪と、不機嫌そうにぼんやりした無表情が特徴。
だいたいいつもボーっとしていて、どうにも掴み所がない性格。
戦闘力はほとんど無かったが、持ち前の知識と機転によって状況に立ち向かう。
とは言え、正義だの義憤だのといった感情に囚われることはほとんど無く、
義理や責任もほぼ尊重せずに、逃げた方がよい状況なら迷いなく逃げを打つ。
冷淡かと思えば、好奇心と興味だけはやたらと強く、意外と話を引っ張っていくキャラ。
しかし、ふらふらと興味のある方にのみ向かっていってしまう様は如何せん動物的。

都合のいい方向に彼が向かっている時は止めず、
変な方に向かっている時は別方向に引っ張っていくティルムは、彼の優秀な制御装置だったようだ。


後に“守護者・月”のアストラルラベルを刻印され、
守護システムA.I.“ルーザヌル”に月光剣の使用権限を授けられる事で、戦闘能力は格段に向上した。
戦闘時は、ルーンによる情報領域干渉を近接戦に組み込んだ独自の戦法で戦う。

未開発惑星管理委員会が第一次接触実験を行う際、
間違って地球上に召喚された“魔物”プログラムの一種、魔剣獣ユニットを、
知識を駆使してティルムと二人で撃破。
遅れて到着した委員会メンバー、テュールにそれを確認され、
なし崩し的に「もうこいつらでもいいか」みたいなノリで接触実験の対象に変更される。

この“魔物”プログラムは、以前惑星ジェリア等に送られた人口調整用――
即ち、非戦闘員である人民を殺害するための個体である。
事実、ウォーグ達がこれを撃破するまでに七名の死者が出ていた。
それを何の兵器も持たず、特別な訓練も受けていないただの学生が倒したということは
委員会にとっても予想外の事であり、流れでこうなったとは言え、
仲間に引き込むだけの価値ある存在だとは思われていたようだ。

アスガルド内乱時には闇妖精の国スヴァルトアルヴヘイムに潜伏し、
ドヴェルグ達を利用して反乱軍を襲撃する策を構築、囚われていたフレイを救出し、反撃の契機を作った。
デリクが実戦投入された際に心臓を貫かれ死亡するが、
戦艦プルガラティール内で、ティルムの暴走治癒魔法によってエーテル体を再構築し蘇生。


ヘルヘイムにてデリクを撃破した後、ティルムと二人アスガルドに残って新世界管理委員会を設立。
地球の歴史を再構築する。


それから非常に長くの間、なるべく手を出さずに宇宙の歴史を見守り続けてきたが、
やがて人類が人類の意志によってアスガルドに侵攻した際、再び姿を表す。
彼によって与えられた人類の平和な時代は、人類が彼に及ぶことによって終わりを告げるのである。
最終更新:2014年05月31日 04:22