1.舞台
日中戦争や大東亜戦争が存在せず、ナチスが生き残っているもうひとつの現代が世界背景にある。五大盟約と呼ばれる犯罪組織が支配する無法都市「オーサカ」が舞台。
2.亜侠について
簡単に言うとプレイヤーのことである。亜侠とかいて「あきょう」と読んだり「あじあん・ぱんく」と読んだりする。
2-1.亜侠の持ち物
①武器
戦うためにも身を守りためにも、亜侠に武器はかかせない。がらくたみたいな密造銃からショットガン、チェーンソー、爆発物など様々
②恋人
刹那的な日々を送る亜侠だからこそ、心の拠り所は必要だ。寂しくなった時に、心身共に温めてくれる相手がいるのなら、
それは大きな財産だ。その関係すら刹那のものだとしても。
③麻薬
大怪我を負って動くのさえままならないのに敵が迫っている!眠くてしかたないけど、仕事の締切は目の前だ!
そんなとき亜侠を助けてくれる魔法のクスリ。中毒と副作用には気をつけて。
④現金
何をするにもタネ銭は必要というわけで、亜侠だって現金を持っている。仕事によっては、何が必要か分からないし、いざというとき
一番頼りになるものかも。持ち金が少ない?銀行でも襲えばいいんじゃないかな。
⑤おたから
亜侠なら誰でも持っている不思議な力を秘めたアイテム。2個振ると7がでるサイコロとか、10個食べると死ぬドーナツとか
その数は100個を超える。
2-2.亜侠はチームを組む
三人寄れば文殊の知恵ってわけでもないが、人間一人でできることは限られている。それは亜侠も同じこと。
銃を撃つのは得意でも、金勘定は全然苦手で、肝心の銃が手に入らないなんてことがありえるのだ。
かくして、亜侠たちは自身の短所を補い、長所をより役立たせるためにチームを組むのである。
一般的な亜侠チームは4~6人。情報収集が上手い奴、アイテムの調達が上手い奴、異性をたらしこむのが上手い奴、
そいつらをまとめるリーダーなんて連中が集まってくれば、亜侠チームのいっちょあがりってわけだ。
2-3.亜侠チームは名を名乗る
亜侠チームを組んだ奴らは、大抵「チーム名」を名乗る。チーム名はなんだって構わないが、少なくとも名乗ることで他のチームと
違う損Z内になるわけで、本人たちにとっては、たいへん重要なことなのだ。仕事を頼んでくる人間も、チーム名があったほうが
頼みやすいってものだろう。
2-4.亜侠のお仕事
銀行強盗、それは亜侠の夢!これはどっかのマヌケな亜侠が、銀行の窓口で思わず叫んでしまったセリフと言われている。
感極まって考えていることがだだ漏れてしまうのはともかく、「銀行強盗」が亜侠のあこがれの仕事だっていうのは本当だ。
亜侠の仕事は、依頼から始まることが多い。困っていて、金さえ出せばなんでもやってくれる亜侠の手を借りたいってやつは多い。
だが、銀行強盗はそうじゃない。自分たちで自主的に計画を立て、自主的に襲撃を行うのだ。しかも、一攫千金のチャンス。
リターンに比例してリスクも半端じゃないがそれでもチャレンジする亜侠は後を立たない。
余裕があるなら挑戦してみれば?
オーサカに住む人々は、亜侠のことを何でもありの便利屋と思っている。おかげで、亜侠に持ち込まれる仕事は、千差万別。
共通しているのは危険だってことくらいだ。
「人殺し」だったり「運び屋」だったり、「大食い」といったよくわからない物から、「我が家をリフォームしたい」といったものまで。
亜侠に持ち込まれない仕事はない。そしてやっぱりチャンスはどこにあるかわからないものだ。
2-5.亜侠もうひとつの顔
大抵の亜侠たちは、亜侠とは別のもう一つの顔を持っている。チーム一の武闘派が女子高生だったり、男女問わずたらしこむ色男が
窓際サラリーマンだったりもする。彼らは、この表の顔に不満を覚えているからこそ、亜侠になったのだ。
それでも亜侠はやっぱり「亜」侠で、その日常を捨てきることができていない。
いつか、失うのかもしれないし、平和な世界へ帰るのかもしれない
2-6.亜侠のたまり場
大阪市の繁華街、ミナミのバー『JAIL HOUSE』。入り口に大きくエルヴィスの写真を掲げたこの地下酒場は亜侠の溜まり場として
知られている。24時間年中無休で営業されるその店内は、とんでもなく広く、まるで地下迷宮のごとく入り組んでいる。
何度か仕事をこなした亜侠チームならば、それぞれが自分たちの「お気に入りの席」を持つようになる。
そこで依頼人から話を効くというのがこの店の日常でもあるのだ。また、この店には亜侠たちに仕事を斡旋するフィクサーと呼ばれる常連
もいる。その中でも「利き腕の」マリアと呼ばれる女性は、JAIL
HOUSE一の有名人だ。相手の利き腕を愛用のショットガンで吹き飛ばす
という物騒な人物だが、商売は手広い。君のチームに仕事がないというならば、カノジョに声をかけてみるのもいいだろう。
2-7.亜侠の敵
亜侠には敵がいる。もしくは敵になる可能性のあるものたちがいる。その中でもヤバイ相手が盟約と呼ばれる犯罪結社だ。
その中でも、五大盟約として知られる5つの巨大な犯罪結社、彼らこそが、君の住む大阪の実質的な支配者だ。
中華街を支配する中華マフィア「大幇(たいばん)」、軍艦島に巣くうロシアン・マフィア「コンビナート」、
十三を拠点とするジャパニーズ・ヤクザ「地獄組」、沙京に住む難民たちから生まれた「沙京流氓(しゃおきんりゅうまん)」、
そして官庁街で睨みをきかせる「大阪市警」。彼らがそれぞれ拮抗しているからこそ、大阪は火の海にならずにすんでいる。
彼らはいずれも協力な存在だし、幹部たち個人の保つ力も相当なものだ。
この他にも、五大盟約とは異なる独立系盟約と呼ばれる組織が存在している。規模としては小さいがその力は侮れない。
不思議な力を持つアイテムをコレクションする子どもたちの盟約「ジャックナイフサーカス」や、
中世の甲冑を身にまとった暴走族「装甲十字軍」、大阪では最も有名な新興宗教「アダムスキー救世教金星派」など、
いずれも癖の強い盟約だ。敵に回った場合、厄介な相手となるだろう。亜侠として生きていくならその存在を忘れてはならない。
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