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ガンテツボール(ポケモン)

登録日:2018/03/19 Mon 00:25:52
更新日:2026/08/26 Wed 01:47:15
所要時間約 10 分で読めるボル




ガンテツボールとは、『ポケットモンスター』シリーズにおいてポケモンを捕まえるのに必須のアイテムであるモンスターボールのうち、ボール職人のガンテツが作ってくれる数種類を指す名称。
長らくプレイヤーの間で使われる非公式の用語だったが、『Pokémon LEGENDS Z-A』でこの名称を使用するNPCが登場した*1

+ 目次

◯概要

第2世代の『ポケットモンスター 金・銀・クリスタル』から登場。
舞台であるジョウト地方はヒワダタウンに住むガンテツは、モンスターボールが本編以前から既に大量生産が主流となって久しいところ、「ぼんぐり」と呼ばれる特殊なきのみからモンスターボールを製造する伝統工芸の職人で、店では販売されていない特殊なボールを作成してくれる。
ぼんぐりには7つの種類があり、預けた種類によって異なるボールが出来上がる。
『金・銀』のリメイクである『ハートゴールド・ソウルシルバー』、以下『HGSS』でも、同様の方法で入手可能。

シナリオ中においてヤドンのいど関係のイベントをクリアすると解禁され、「ぼんぐり」を預けるとリアルタイムで24時間後にはボールが完成している。
料金はガンテツが主人公を気に入ったので太っ腹なことに無料。ただし、依頼できる回数は1日につき一回で、託せるぼんぐりもどれか1種類のみ。なお、『金・銀』では引き受けてもらえる個数は1つだけだが、『クリスタル』では最大99個までになった。お年寄りをこき使うので気が引けるような

HGSS以降は長らく出番がなかったが、第7世代で個数限定ながら復活し、その後も入手性に難がある珍しいボールというポジションに収まりつつある。

特徴は、その多くが特定の条件に当てはまるポケモンに対して、捕獲補正率がアップする性質を持つ。
効果の対象とならないポケモンに対しては、ヘビーボール以外はモンスターボールと同じ捕獲補正率1.0となる。
第3世代以降増加する「そのボールの説明文にあるような特定の状況でのみ効果がアップするモンスターボール」の第1号……だが、『金・銀・クリスタル』ではプログラムミスにより7種類中3種類が正しく機能していないちゃんと仕事してくださいよガンテツさん
『HGSS』ではこれらのミスは修正されたものの、今度は市販ボールの高性能化によって他のボールでも換えの効く状況が多くなってしまった。
総合すると、ボールとしては役立つ状況がかなり限られており、目を見張るほどの性能とは言い難い。


◯オシャボとして

……ただし、これらは普通にゲームをプレイする場合の話。
ガンテツボールはポケモンを入れるモンスターボールの種類にこだわるプレイヤー、通称オシャボ勢からは、その希少性ゆえ高い人気を誇っている。

そもそも、一度ポケモンを捕まえたら他のボールへ移し替えることはできない仕様だが、かつてはタマゴから生まれるポケモンはすべて普通のモンスターボール入りで、ボールの種類にこだわるとタマゴわざが使えないなどの重いデメリットがあったため、対戦用ポケモンのボールにこだわるプレイヤーは稀であった。
だが、3DSの第6世代『XY』以降、親のボールの種類が子に遺伝するようになり、モンスターボール以外に入った強力なポケモンを作りやすくなった事で、オシャボ愛好者が爆発的に増加。例えば愛ポケの体色に似合う、あるいはそのタイプから連想されるカラーリングのオシャボへ入れることに熱を上げるのだ。
中でもガンテツボールは市販されていない希少価値や店売りのものとは模様が違うことなどから、トップクラスのオシャボとして人気を集めることとなる。

更に第7世代の『SM』以降に復活し、その後は「プレイ中に1個しか入手できない」もしくは「2個目以降の入手はかなり難しい」出し渋り希少アイテムとして常連化した。
相変わらずの希少性なので、わざわざ『HGSS』を起動してまでガンテツボール入りのポケモンを捕まえるトレーナーもいるほど。これは『HGSS』ではガンテツボールを大量に作ってもらえるためである。

今日では、ガンテツボールに入ったポケモンのタマゴはオシャボ勢により大量生産されており、GTSにはガンテツボール入りのポケモンが大量に流されている。
また、タマゴで増やせない伝説のポケモンをガンテツボールに入れるために血眼になっている者も少なくないようだ。
一方で、GTSではチート産と思わしきポケモンも出回っており、(特に伝説ポケモンや高レベルポケモンの)交換を行う際には注意が必要。
第6世代まではボールからポケモンが出る際のエフェクトは共通のものだったが、第7世代でそれぞれに独自のエフェクトが追加されたのもあり、これもオシャボ勢のこだわりに拍車をかけている。


◯一覧

ヘビーボール

くろぼんぐりから作られる。体重が重いポケモン程捕まえやすくなる。

このボールのみ、ボールの捕まえやすさである捕獲係数を乗算するのではなく、被捕獲度、つまりポケモンの捕まえられやすさに加算される。
このため、同じ体重であっても元の被捕獲度が低いポケモンほど受ける恩恵が大きくなる。
伝説のポケモンは基本的に捕獲率が3であるのに対して体重が重いものが多いため、後述通りの補正を得ると倍率に換算して11~14倍超という圧倒的な性能を見せる。
被捕獲度が変化する細かいボーダーラインや補正の最大値は作品によって異なるが、概ね対象の体重が100kg増えるごとに加算される被捕獲度が増加していく。最大値は+30*2
一方で体重が一定以下のポケモンに対しては被捕獲度が減算される。条件次第で捕獲率が下がるボールはこれとウルトラボールのみ。
総じて特定の場面でのみ特大の効果を発揮するガンテツボールらしい性能のボールといえるだろう。

一方で初登場の『金・銀』ではルギアとカビゴン以外ハイパーボール以上の捕獲成功率にならないクッソ使い勝手の悪いボール。補正自体は正常に機能しているため、下記のガチホモorレズボールや火傷治しボールに比べたらまだ使用価値はあるのだが。
『HGSS』では加算対象こそ増えたが、『金・銀』での補正なし相当が減算されるため使い勝手がすこぶる悪い。
その程度の体重のポケモンにヘビーボールを使うかといえば否なため大差はないとも言える


エフェクトは岩石を象徴するような灰色の六角形が多数出現し、研磨を思わせる光が輝く。
メタグロスブリジュラスなどの鋼タイプに良く似合う。
エアームドにも似合うが、体重の関係で元々低い被捕獲率がさらに低くなり、伝説のポケモン並みに捕獲しづらくなるため、結構な修羅の道である。
SV』ではブルベリーグ四天王のネリネが手持ちポケモンのボールとして使用。更にネリネとの交換イベントでもヘビーボール入りエアームドが貰えるので、これを元手としてヘビボエアームドを調達するのも容易になった。

また、『SM』に限り何故か被捕獲度の下限が0だった*3ため、ダンバル等一部のポケモンは理論上捕獲不能だった。
そうでなくともヘビーボールでダンバルを捕まえるのは絶望的に難しいので、よほどのチャレンジャー以外は素直にGTSで探して殖やす事をお勧めする。
しかし『剣盾』においてはワイルドエリアで最大の捕獲補正値が適用されるメタグロスが野生出現し、レイドバトルにも登場するためヘビーボールさえ確保できるのならヘビボダンバルの作成は容易となった。

図鑑の体重の数値を参照しているため、「ヘヴィメタル」や「ライトメタル」、「ボディパージ」や「かるいし」の影響は受けない。
ドータクンに「スキルスワップ」させても無駄なので注意しよう。

なお、『Pokémon LEGENDS アルセウス』にも同名のボールが登場するが、見た目も効果も別物。

ルアーボール

あおぼんぐりから作られる。
釣竿で釣ったポケモンの捕獲補正率が4.0となる*4

『金・銀』では補正が有効に機能しており、前作よりも釣りで入手できるポケモンが増えたのでそこそこ有効。
またヤドンのいどのイベントを終えた後にガンテツ本人から1個もらえるが、この時点ではボロのつりざおしかないため、補正を活かすにはもう少し冒険を進める必要がある。
実は『HGSS』ではダイブボールの下位互換だったが、第4世代ではそちらの入手性が非常に悪かったので差別化はなされていた。一方でネットボールとはこちらの補正率を上げることで対象の広いあちらと差別化している。
『SV』では釣竿が存在しないためか、ダイブボールと同じ水の世界に住むポケモンを捕まえやすいボールに変更された。と説明文にあるが、実際は設定ミスで特殊効果なしになっていた今度はこっちがポンコツになるのか
現在は修正され、水上にいるポケモンに対して補正が乗るようになっている。

エフェクトは、ダイブボールよりも力強い、水中から出現するような水飛沫。
釣れるポケモンの中でもギャラドスは外見・進化前の立場的にもピッタリ。
ボルケニオンウネルミナモあたりにも似合いそう。
また、『SM』や『SV』ではワニノコが野生で出現するため、アニポケのように念願のサトシの「ルアーボールに入ったワニノコ」も再現できるようになった。

余談だが、『HGSS』のみグラフィックが配色ミスで「緑と赤色」になっていた。

ムーンボール

きぼんぐりから作られる。
つきのいし」で進化するポケモンの捕獲補正率が4.0となる。

しかし『金・銀・クリスタル』では、「つきのいし」と「やけどなおし」の内部コードの取り違え*5により、「やけどなおしで進化するポケモンに有効」なる存在するわけがない条件になってしまうというプログラムミスにより効果なし。
…という説が有名な通説だったが、厳密に言えばこれは誤りであることが判明した。
2024年中頃に判明した事だが実はもう1つ重大なバグを抱えており、どちらにせよ効果なしのただのボールとなっている。


『HGSS』でようやくバグが修正されたが、そもそもこのボールを投げることが可能なつきのいしで進化するポケモンが少ないため、やはり実用性はほぼない。
また『HGSS』〜第6世代の間のみの仕様として、つきのいしで進化するポケモンのさらに前段階…つまりニドランにも有効だった。他のボールで捕まえてしまっていることがほとんどだろうが

エフェクトは満月のような金色の光を中心に、水色の光と共に金色の三日月マークが複数出現する。このエフェクトとボールのデザインから、オシャボの中でもトップクラスの人気を誇る。
月と関わりがあるブラッキールナアーラガチグマ(アカツキ)にはピッタリのボール。
色違いゲッコウガトドロクツキ等を入れるのも悪くない。『USUM』以降は高難度ながらクレセリアまで入れられるようになった。
ただし、個数限定のガンテツボールで色違いクレセリアのゲットはかなりの修羅の道であるので、挑むならば相応の愛と根気が必要となる。特に『BDSP』では入手手段がセブンイレブンの店舗別早期購入特典のみとなっているので…

ラブラブボール

ももぼんぐりから作られる。
自分のポケモンと種類が同じで、性別が異なるポケモンの捕獲補正率が8.0となる。

…ハズが、『金・銀』では設定ミスで「性別が同じ」 ポケモンが捕まえやすくなっていた。そのせいでホモホモボールとかレズレズボールとかガチホモボールとかアダ名された
『HGSS』以降では修正され、ちゃんと「性別が違う」ポケモンが捕まえやすくなっている。条件がかなり厳しいものの、。
ただし、なぜか「自分のポケモンと同種のポケモン」にのみ効果が発揮される点がゲーム内で一切説明がないので、効果を実感できないと思った人も多いのでは。
同種のポケモンを用意する必要があるなら意味ないじゃん!と思われるかもしれないが、『HGSS』限定で異性のドーブルに「へんしん」させることで補正を受けられるという裏技がある。
これを利用すれば、性別さえ存在するならラティのような♂や♀しか存在しないポケモンであっても有効だが、性別不明のポケモンにはどう足掻いても補正をかけることはできない。

エフェクトはピンク色のハートマークが多数発生する。
特にラブカスニンフィアはカラーリングもピッタリで良く似合う。
可愛らしいエフェクトも相まって嫁ポケを入れる人が多いが、カイリキー等の見た目がゴツいポケモンの内なる可愛さをアピールしたり、見た目が城→お城のような形状のラブホを連想させる事からシロデスナを入れる等、ネタ枠として使われたりもする
『SM』ではカプ・テテフをこのボールに入れようとするトレーナーが続出したが、「めざめるパワー」を考慮すると文字通り修羅の道であった。

レベルボール

あかぼんぐりから作られる。
自分のポケモンが相手のポケモンよりレベルが高いと捕まえやすくなる。
獲補補正率は相手が自分のポケモンよりレベルが下だと2.0、半分未満だと4.0、1/4未満だと8.0。同じ効果のネストボールより倍率高め。

レベルが50を超える野生ポケモンは中々いないので、自分のレベルが100なら安定して4.0以上の補正を受けられる。後の世代では50超えも増えたが、それでも2.0の補正は狙える。
平均して効果が得られるという意味でならガンテツボールの中で最も高性能と言っても過言ではないだろう。

エフェクトは水色の光を中心に赤や緑色等、カラフルな光の球が複数出現する。
暖色系のデザイン的にはバクフーンエンテイウガツホムラに良く似合う。
漫画「ゴールデンボーイズ」のファンの方はバンギラスに入れるのも良い。

スピードボール

しろぼんぐりから作られる。
すばやさの種族値が100以上のポケモンの捕獲補正率が4.0となる。

『金・銀』では「逃げ足の速いポケモン(戦闘中に逃げる事のあるポケモン)に有効」…だが、例によって設定ミスによりコイルモンジャラベトベターにしか効果がない*6
これで1ターン目に確実に逃げるを捕獲しようとした人も多いだろうが、実際にはモンスターボールを投げているのと全く同じである。

『HGSS』で復活してからは野生ポケモンが基本的に逃げなくなっているため、素早さ種族値100以上のポケモンが捕まえやすくなる効果に変更された。
三聖獣もスイクン以外は適用されるようになり、スイクンはシンボルエンカウントになったためゲットが狙いやすくなった。
素早さ種族値100というのはぱっと見ではわかりにくいかもしれないが、中盤以降かつ明らかに鈍足そうなポケモン以外なら当てずっぽうでも意外と対象なこともあるため、そういう意味では役に立つことも。また、ルアーボールに代わりイベント後にガンテツから貰えるようになった。

エフェクトは集中線を思わせる大きな水色の光を中心に、大きめの白い光が複数出現する。
特にライコウバシャーモは素早い上に色合いも合う。
アニメではタケシクヌギダマがスピードボールでゲットされている。クヌギダマの素早さは低いが元々の被捕獲率が高いので再現は狙いやすい。

フレンドボール

みどぼんぐりから作られる。
他のガンテツボールとは異なり捕獲補正率は掛からないが、捕まえたポケモンの初期なつき度が200、なつき度となかよし度が統合された第8世代以降は初期なかよし度が150になる効果を持つ*7

なつき進化の図鑑埋めに重宝する…かと思いきや、『金・銀』の時点ではなつき進化するポケモンはピチュー・イーブイ等野生で出現しないポケモンばかりで、マトモな使い途はゴルバット→クロバットくらいしかない。ラッキー→ハピナスも可能だが、出現率が低く殿堂入り後限定という条件が付く。
後に登場したゴージャスボールと異なり、なつき度の上昇量ではなく初期なつき度に影響する。特に初期なつき度が0のミミロルはこちらで捕まえた方が進化させやすい。

一方で、分かってさえいればかなり強力。
なにしろなつき度によって威力が上がるおんがえしが存在するため、捕獲したてのポケモンがノーマルタイプ最強クラスの技をいきなり使えるという意義は大きい。
素材のみどぼんぐりを入手できるのとほぼ同じタイミングで、完成した種族値を持ったノーマルタイプのケンタロスミルタンクが捕獲可能になるのもうれしい所。ガンテツへの往復にそらをとぶも欲しいため、現実的に可能となるのはもう少し後になるが…

エフェクトは緑色の丸々とした優しげな光が飛び出す。
フシギバナなどの草御三家や、レックウザテツノイサハに良く似合う。
中でも、スボミーからなつき進化する草ポケモンであるロズレイド、交流とバトルを経て友情ゲットに至るオーガポンにはピッタリのボールと言える。


◯世代ごとのガンテツボール入手方法

●第2世代

冒頭に記載した通り、ヒワダタウンのガンテツに「ぼんぐり」を渡すと、翌日に完成したボールを受け取ることができる。
金銀ではガンテツに渡せる「ぼんぐり」が1日1個のみであり、一方で7種類ある「ぼんぐり」は各地の木から毎日1種類につき1個ずつ収穫できるため、どんどん余ってしまう上にボールを溜めるのにも時間が掛かりすぎるという問題を抱えていた。
クリスタル以降は孫娘が手伝ってくれるようになり同じ種類のぼんぐりを同時に好きなだけ渡せるようになり、消費・製造効率が大幅に改善された。

まごが てつだってくれて しごとが はかどるように なったわい

99個渡されても文句ひとつ言わないガンテツのワークライフバランスが心配である。

なお、ボールが完成するまでの「1日」とは、「24時間」ではなく「日付が変わって次の日になる」事を表す。
よって23:59に99個のぼんぐりを渡すと、1分後には99個のボールができあがっている。
好きなときに好きなだけ預けて好きなときに回収できる親切設計なのだが、悪用すればガンテツに大量のボールを納期1分未満で作らせる超ブラック発注を行う事も可能だ。ある意味正真正銘のプロ

●第3世代

入手方法どころかデータがない。
初めて捕獲したボールが記録されるようになった世代のため、少し残念ではある。

●第4世代

『HGSS』で久々の復活。
仕様は概ね『クリスタル』と同じであり、地獄のワークライフバランスと超ブラック発注も相変わらずできる。
原作で実の生る木だった木は全てぼんぐりが生る木に変更されており、1日に多くのぼんぐりを集められるようにもなった。
ただし本作では「ぼんぐり」の使い道がボール作成以外にもあるので、無理に全部ボールにする必要はなくなった。

本作からポケモンをガンテツボールに入れられるようになったが、当時のポケモン全493匹を入れられるようになったわけではなく、生息地不明のポケモンは勿論のこと、捕獲用ボールが選べない虫取り大会・サファリゾーン・ポケウォーカーでしか登場しないポケモンも当然入れられない。
そのため、これらに該当するポケモン達は今世代ではガンテツボール個体を入手できず、第7世代以降まで待たされる事となった。

なお、第4世代内では『HGSS』にしかデータが存在しないためか、ガンテツボールはポケモンに持たせる事ができず、『Dpt』に送ってシンオウ地方で使う…なんて事はできなかった*8
これが可能であれば第4世代で実現・捕獲可能なガンテツボール個体が更に多くなっただけに非常に惜しい話である。

●第5世代

入手方法がない。
この世代でガンテツボールに入っているポケモンを見かけたら、それは前作で捕まえて世代を超えてきたポケモンである。

●第6世代

入手方法がない。
…にも関わらずミアレシティのたまやでは店内ディスプレイにガンテツボールが1個ずつ飾られていたりする。
非売品なのか使用できないレプリカなのか、それを主人公に売ってくれたり譲ってくれたり等のイベントは一切無いが。

しかし、先述の通りこの世代から♀のポケモン経由♂と性別不明は不可でボール種類の遺伝が可能になったので、「『HGSS』で♀のポケモンをガンテツボールで捕まえる→第6世代に連れてきてタマゴを作る」事で、ガンテツボール入りのポケモン自体は増やせるようになった。
逆に言うと「『HGSS』で野生で出現し、かつサファリゾーンとむしとり大会*9以外に生息するポケモン」しかガンテツボールに入れられず、かつ「♀の存在するポケモン」以外はガンテツボール個体を増やせなかったので、レア度の高いボールとして扱われた。
また、遺伝システムの都合上ガンテツボールのポケモンは隠れ特性にできない*10ため、ガンテツボールを使っていると特性がバレるという欠点もあったが、オシャボ勢にとってはそれよりもかっこよさが大事だった。

●第7世代

久々にアイテムとして復活。
これにより、ガンテツボールに入れられるポケモンが大幅に増加した。
ただし、入手個数は各種1個だけとマスターボール並のレアアイテムと化し、たった1つのガンテツボールを誰に使うべきかで多くのプレイヤーを悩ませている。
USUM』ではそれに加え、もう1つ入手できるイベントが用意されている。

第7世代からは同種のポケモン同士かメタモンとの組み合わせに限り♂や性別不明からもボールの種類を遺伝できるようになり、進化前に両方の性別があるポケモンであればガンテツボールと隠れ特性の両立もできるようになった。

●第8世代

スピードボール以外のガンテツボール6種は各地のボールガイを名乗る不審者から1個ずつ貰える*11
クリア後のトーナメントの優勝賞品で手に入ることもあるが低確率でレアアイテムである。

一時期ふしぎなおくりものでドリームボールやウルトラボールと一緒に貰えたが、それを含めても一つのデータで2,3個が限度とやはり使い所が難しい。
DLC『鎧の孤島』では、新システムとしてウッウロボが存在し、また久しぶりに「ぼんぐり」が再登場。
ウッウロボにぼんぐりを4個投入して合成することで、ガンテツボールを入手できる。
しかし大抵の場合モンスターボールやスーパーボール等の市販品のハズレボールしか出てこず、目当てのガンテツボールが生成される確率は1%程度と非常に低い。
さらにウッウロボで合成する際には必ずセーブされてしまうのでリセットしてやり直すことも不可能。まるでソシャゲのガチャそのものじゃないか
DLC『冠の雪原』ではとくせいパッチが登場し、それまで不可能だったガンテツボールと隠れ特性の組み合わせが解禁された。

『BDSP』ではゲーム中での入手手段は一切用意されていないが、セブンイレブンの店舗別早期購入特典限定として各2個ずつだけ配布された。ケチくせぇ

●第9世代

図鑑埋め報酬で各種類1個以上手に入る*12他、クリア後の学校最強大会の優勝賞品で低確率で手に入り、マリナードタウンの競りでも出品されることがあるため、複数個入手が現実的になった。
金策ついでに市場を覗いて手に入ったらラッキー。
開始価格からして10万円と高額な上、同じ競りの参加者によってグングン釣りあげられる。
その参加者の中には、年金暮らしなのに相当な無理をしているかのような発言をしている老人もおり、パルデア地方の住人達にとっても人気のアイテムであることが分かる。ごく稀にではあるが酷い場合は70万円を超えることも。
そしてそのジジババ共はプレイヤーからは強いヘイトを向けられている

DLC『藍の円盤』ではBPと落とし物を素材に新しい道具を作る「どうぐプリンター」で稀に発生する「レアボールチャンス」で入手することができる。場合によってはサファリボールやコンペボール、更にはマスターボールまで出てくることも。
やはりと言うかそれらは最レアの虹枠なので、それを目安に回そう。
と言うか1番凄いのはあのハイドですら困難だった物を割と簡単に製作出来るこのプリンターを作ったシナべである
一応乱数調整が確立されているため、ストップウォッチ片手にやろうと思えば大量入手も可能となっている。

本作では育て屋及び預かり屋廃止されピクニックでタマゴを作る事になるが、遺伝用のボールをどこの誰が用意しているのかについては謎が深まる事となった。
バスケットから受け取らなかった不要なタマゴはアカデミーに寄付という形で消去できるため、アカデミー側が何らかの形で遺伝用のボールを提供しているのだろうか…?
いずれにせよウッウロボ涙目である

『ZA』では、クリア後に開催されるZ-Aロワイヤル∞のリワード戦の報酬として約3%の確率でランダムで手に入るが、入手には運が絡む。
DLC『M次元ラッシュ』では、ボールパワーがあるドーナツを食べて異次元ミアレでアイテムボールを破壊すると確率で入手できる他、異次元バトルゾーンでは勝利すれば報酬として渡してくれるNPCが登場する。
これらのお陰で大量にガンテツボールなどが供給され、前作の乱数調整を除けば『HGSS』以来のガンテツボール大盤振る舞いである。
所詮消耗品のボールでしかないことを考えるとこれぐらい潤沢な方が妥当かもしれないが、有料DLCかつボール回収システムが街に備わっている本作だからこそこうなったと解釈できる。


◯メディアミックスにおけるガンテツボール

ゲーム本編、アニメ、漫画いずれのシリーズでも登場頻度は少ない。
  • アニメ
金銀編でサトシとカスミがルアーボール、タケシがスピードボールを貰い、それぞれワニノコ・サニーゴ・クヌギダマの捕獲に使用している。ちなみにタケシはヘビーボールも貰っているのだが、こちらは劇中で使用する事は無かった。

他にも金銀編のエンジュシティで登場したまいこはん4人がイーブイの進化系のイメージに合致したガンテツボール入りの個体*13を使っていたりもした。オシャボガチ勢か
なお、前述の通りこちらもサトシのワニノコと同様、ゲーム内で再現可能になったのは『SM』からである。

この漫画では、登場キャラがガンテツボールを多用する傾向にあった。例えばアカネはラブラブボールをガンテツに注文し、ミカンのハガネールはヘビーボール入り、シジマのニョロボンはフレンドボール入り、黒いバンギラスとの最終決戦ではガンテツから貰っていたレベルボールがキーアイテムになる*14…など。

ガンテツが認めた実力のあるトレーナーにしかボールを作らず、シルバーは認められたが、ゴールドは煽って作ってもらっていた。ガンテツはクリスタルの母親とは知り合いであり、クリスタルはガンテツボールも使い分けて捕獲に挑んでいる。

エイプリルフール(2025)のイラストで重音テトがルアーボールを構えている。
ルアーボール=釣り=ボカロファンを釣るために生まれたテトという連想ゲームからの採用だと思われる。


◯余談

ジョウト地方では、ガンテツにぼんぐりを渡すだけでタダで作ってもらえたガンテツボールだが、他の地方では貴重な非売品となっている。
元々ガンテツは気に入った者にしかボールを作らないという設定であり、他の地方では貴重なのは設定に忠実と言える。
ただ、その割にタマゴを作ると親から子へも遺伝する形で増えるのは謎である。育て屋…アンタ一体何者なんだ…?
ボールに入れさえすれば問題なく持ち運び可能なのであれば、捕獲性能度外視でデザインとエフェクトだけを模造した遺伝用ボールを生産→育て屋界隈でのみ流通・使用されていても不思議ではない…かもしれない。

『鎧の孤島』に登場するハイド曰く、一度ヨロイ島にガンテツが訪れてぼんぐり1つでボールを作った様子を見たことから、科学的にこれを再現すべくウッウロボを制作したらしい。しかしボール1個の材料にぼんぐりが4つ必要だったり、職人技の再現が難しすぎるが故に成功率があまりにも低いなど、精度はガンテツ本人に到底及んでいない。
これによってガンテツボールの希少性の高さについては、ガンテツ以外に作成が困難だからという説明がついた形になった。もっと出にくい上に市販流通すらされてないサファリボールやコンペボールはどういうことなのだろうか

ゲームでは『SM』以降、トレーナーの一部がモンスターボール以外を使用するようになっており、ガンテツボールを使用するトレーナーも存在する。
例えば、つりびとがルアーボールを、ブリーダーがフレンドボールを使用する。

『Pokémon LEGENDS アルセウス』ではクラフト素材としてぼんぐりが登場。
こちらではたまいしと呼ばれる鉱石と組み合わせてヒスイ地方版のモンスターボールを作るという代物で、現代っ子の主人公ですら作れる簡単な作りとなっている模様。
ボールの飛距離は使ったたまいしの種類に影響し、くろいろたまいしでは飛距離の短いヘビーボール、そらいろたまいしでは飛距離の長いフェザーボールとなり、また強固な留め具として鉄のかけらを使うとワンランク上のボールとなる…など、ガンテツの気持ちがなんとなく分かるようになっている。
ただ、ぼんぐりは茶色いもの一種類だけしかないためか、特殊効果系は作れないようになっている。
この辺はガンテツの技術やヒスイ地方の気候も関係あるのかもしれない。

第7世代以降のガンテツボールは目的別の捕獲用に使うボールとしてではなく、確定捕獲チャンスの時や他者との交換等による取引道具に用いられる事が多く、一種の貨幣として使われ続ける現状は捕獲用ボールとしての存在意義が失われていると言えなくもない。
そもそもボール本来の使い方である捕獲用としてもジョウト地方以外で入手できる個数があまりにも少なすぎるので、勿体なさ過ぎて中々使えないのも問題点ではあるが。





ガンテツ:おおっ! しゅうせいあん もっとるやないか!
よっしゃ こうもくの つづき つくったるわ! ▼

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最終更新:2026年08月26日 01:47

*1 ポケモンセンター:イベールがある建物の屋上。

*2 第4世代以前は+40。

*3 第2・4世代及び『USUM』以降は下限1。

*4 ((第4世代以前は3.0、第7世代のみ5.0。

*5 『金・銀』での「やけどなおし」の内部番号は「08」だが、初代では「つきのいし」がこの番号であった為、初代の内部番号と取り違えてしまったとする説が有力。

*6 戦闘中に逃走する可能性のあるポケモンは逃走する確率ごとに3つのテーブル(10%、50%、100%。この三匹は10%、三犬は100%に属する。)に分けて記録されているが、「3つのテーブルを確認したら終了」と処理すべきところを「第一テーブルの3つのポケモンを確認したら終了」と処理してしまっている模様。

*7 ボール遺伝ではこの効果を得られない点には注意。

*8 ガンテツボールで捕まえたポケモンは『DPt』ではモンスターボールとして表示される。通信交換で送った後も『HGSS』や第5世代以降に移動させればちゃんと元のボールに戻る。

*9 これらのイベント中はそれぞれ専用のボールを使うため、ガンテツボールが使えない。

*10 隠れ特性自体は♂からも遺伝できるようにはなったが、当時ボールは♀からしか遺伝できない。隠れ特性は第5世代から登場するため、どう交配してもガンテツボールと隠れ特性が両立しない。

*11 スピードボールはワイルドエリア内に行われているロトムラリーを何回かこなすと1個貰える。

*12 内訳はパルデア図鑑分がラブラブボール以外の6種類が各1つずつ、DLCのキタカミ図鑑分がラブラブボール、フレンドボール、ヘビーボール、ムーンボールが各1つずつ、ブルーベリー図鑑分がラブラブボール、ムーンボールが1つずつ。うちパルデア図鑑とブルーベリー図鑑はガンテツボール以外のレアボールも報酬に含まれている。

*13 スピードボール入りのサンダース、ムーンボール入りのブラッキーなど。

*14 なお、劇中ではあかぼんぐりから作ったボールでないと黒いバンギラスを封印する事はできないとシジマから言及されており、それでいて「あかぼんぐりの木はもう無い」とも口にしていたため、ゴールドがレベルボールを持っていなければ止める事ができず詰んでいた。