戦士の色(スーパー戦隊シリーズ)

登録日:2017/03/12 Sun 21:50:13
更新日:2025/04/27 Sun 16:34:29
所要時間:約 12 分で読めます






――約半世紀にわたり世界の平和を守り続けて来たスーパー戦隊シリーズ
彼らの最大の特徴…それは複数人のヒーローが異なるのスーツに身を包んでいる事であろう
その色を、ここに解説しよう――




色の歴史

1975年、『秘密戦隊ゴレンジャー』が放送されたチュン!
その4年前に始まった先輩ヒーローの『仮面ライダー』が「1人で敵と戦う」のに対し、『ゴレンジャー』は「5人のヒーローが敵と戦う」のが持ち味だったチュン。
その都合上画面作りや作劇の違いが求められていたので、それぞれの戦士の個性を視覚的に出せるスーツの色分けは効果的だったんだチュン*1
なお、これが取り入れられたのには「飽きられないように賑やかな画面作りをする」「当時のカラーテレビ普及率が90%を超えていた」などの当時のテレビ事情もあるみたいチュン。

オイラことセッちゃん調べでは、2025年現在、シリーズで用いられている色は、臙脂水色灰色茶色の16色もあるらしいチュン!2025年放送のシリーズ50周年記念特別番組『全スーパー戦隊大投票』の公式サイトでも同様の16色で歴代戦士が色分けされてるチュン!なのでこの項目も同番組の色分けに準拠して紹介するチュン!*2抜け落ちがあったらオイラに教えて欲しいチュン! アップデートするチュン!
赤と青はシリーズ皆勤で、黄がそれに続くチュン。桃~白も出演率はかなり高いけど、何せ長く続いてるから出ない作品もあるチュン。
銀と金は基本的に追加戦士専用カラーで、初期戦士になったのは2017年放送開始の『宇宙戦隊キュウレンジャー』からチュン。
橙以降は非常にマイナーで、一部は他の基本色のカラーを持つ戦士との区別の為に使用するケースもあるそうチュン。
あと今挙げた色の順番はオイラのテーマソング『セッちゃんのスーパー戦隊クイズ』でも取り上げてるチュン。ここでの順番は歌に合わせたけど、下の紹介はそうもいかなかったのは申し訳ないチュン……。

一般的に「赤がリーダー」「青がクール」「黄がカレー」なんて言われてるのを聞いたことがあるけど、なにせ40年以上の歴史を持つ作品なので蓋を開ければその戦隊のモチーフや年代によってかなり違ってることが多いみたいチュン。
一説には第1作の『ゴレンジャー』が明確にこのパターンだった*3のに加えて、第4作『電子戦隊デンジマン』で赤、青が前年に大葉さんが担当したケニアに比べればまあこのパターンだったこと、他にも現在の戦隊全体のイメージとなっているネタを多数初採用したこと*4が一因とする説もあるっチュン。

前置きは以上チュン!
ここからは各色の解説および歴代戦士の一覧チュン。なお悪の戦隊、コスプレ戦士や妄想戦士、日本語吹き替えが未制作の海外オリジナル戦士については割愛させていただくチュン。
それではいってみるチュン!

あとこの項目だと皆が名乗りを挙げているけど、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』が全員揃っての名乗りを上げるのは本編では最終話まで待つことになったチュン。





各色の解説


「アカレンジャー!」

「レッド、ファルコン!」

「タイムレッド!」
「タイムファイヤー!」

「灼熱の獅子! ガオレッド!」

「1つ! 非道な悪事を憎み!」
「デカレッド!」

「燃える炎のエレメント! 赤の魔法使い、マジレッド!」
「猛る烈火のエレメント! 天空勇者、ウルザードファイヤー!」

「シンケンレッド、志葉……丈瑠!」
「シンケンレッド、志葉……薫!」

「ゴーカイレッド!」

「牙の勇者! キョウリュウレッド!」
「挟撃の勇者! キング!キョウリュウレッドッ!!」

「暴れてアッパレ!」
「切り裂く旋風!」
「果て無き日輪!」
「本日快晴!」
「アカニンジャー!」

「大空の王者! ジュウオウイーグル!」
「ジャングルの王者! ジュウオウゴリラ!」
「王者の中の王者! ジュウオウホエール!」

「スーパースター! シシレッド!」
「スペースバスター! ホウオウソルジャー!」

「ルパンレッド!」
「パトレン1号!」

「勇猛の騎士! リュウソウレッド!」

「ひらめきスパークリング! キラメイレッド!」

「恐竜パワー! ゼンカイジュラン!」

「桃から生まれた!ドンモモタロウ!!」

「邪悪の王! ギラ!!」

「ブーン、レッド!!」

「赤の魂を受け継ぐ者、アカレッド!」


まずは俺の色の紹介、派手に行くぜ!
『ゴレンジャー』のアカレンジャー/海城剛以降、ほぼ全ての戦隊でメンバーの中心となる色だ。
戦隊といえば赤。全ての作品に登場していて、主役のポジションになりやすいぜ。

基本的にはその戦隊のリーダーだ。
ニンジャレッド/サスケタイムレッド/浅見竜也みたいにリーダーじゃねぇ奴も出てるが、物語を引っ張る役だってことは変わらねぇ。主役格でもリーダーでもないゼンカイジュラン/ジュランなんかもいるが、主役格に次いでチーム全体をまとめ上げる、いわゆるチーム最大の牽引役を担ったぜ。
実体としては「チームの牽引役」だが他メンバーからは決まりごととして「リーダー」を任されたキラメイレッド/熱田充瑠もいるしな。

専用装備は二代目バルイーグル/飛羽高之をはじめ、多くが剣だ。原作者の石ノ森章太郎も、赤は宮本武蔵、青は佐々木小次郎のイメージだと言ってたらしいぜ。
色のイメージから、炎使いも多いな。

昭和やハード路線の作品では「真面目で赤く燃えるハートの頼れる男」、「クールで冷静沈着だけど、強い使命感を持って先頭に立つリーダー」というキャラ付けが多いんだ。
超電子バイオマン』以降は等身大の悩みを抱えることも増えたが、人物像問わずにこの点はほとんど共通してるな。

対して、ポップな雰囲気の作品や平成以降からは「赤く燃えるハートで周囲を引っ張りまくる」と、良く言えば分かりやすい熱血、悪く言えばバカ脳筋として扱われることも多いんだ。レッドレーサー/陣内恭介はその極致と言えるかもな…。
一方で、アバレッド/伯亜凌駕ゴセイレッド/アラタのような「お人好しで温厚だけど、とにかく絶対に諦めない」タイプも少なからず見られるようになったんだ。
平成以降の経歴で言うと、そもそもガオレッド/獅子走ジュウオウイーグル/風切大和は獣医学や動物学を修めてるし*5パトレン1号/朝加圭一郎も叫ぶ熱血バカではあるが、所謂『狭き門』を抜けたやつだったりするな。

シナリオ的な立ち位置の話をするとおおよそ三種類あるな。
ゴーグルレッド/赤間健一ギンガレッド/リョウマとかは”変身技術とか敵の話を初期メンバーのひとりとして他メンバーと同時に教わる”…ゴーグルレッドなら未来科学研究所スタッフとしてのコンボイの奴ら、ギンガレッドなら知恵の樹モークが教える立場のキャラクター…って感じだ。
さっき言った走や大和や充瑠とかは、”敵の存在を変身経験済みの他の色メンバーから教えられる”聞き役と言うようなパターンだ。
ドンモモタロウ/桃井タロウブンレッド/範道大也は、根本から相手や変身アイテムの知識や技術を持ってて教える側の立場だな。

追加戦士にも用いられていて、中でも2000年代以降は「もう1人のレッド」として赤が複数登場することもあるみてぇだ。
タイムファイヤー/滝沢直人ウルザードファイヤー/小津勇シンケンレッド/志葉薫ホウオウソルジャー/鳳ツルギなんかがそうだな。こいつらは物語のキーパーソンでもあるんだ。
2010年代からは、『手裏剣戦隊ニンニンジャー』でじいさんから曾孫まで親子四代で変身したり、『動物戦隊ジュウオウジャー』ではド派手な多段変身をしたり、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』では2の赤の戦士が主人公として登場したりと、『ルパパト』自体が特殊なシナリオ形式を取ったのはあるにしても、他よりさらに特殊な扱いを受けているぜ。

作品の顔だけあってか、「てれびくん」「テレビマガジン」といった児童誌の付録になりきりセットがついてくるのは当然だし、他の戦士にはない特殊形態・マシン・武器などが与えられる機会もかなり多く、協力武器も真ん中に立ち引き金を引くのは、大抵がレッドだ。

それだけ戦隊の赤は特別な存在ってことなんだろうな。
この俺、ゴーカイレッド/キャプテン・マーベラスと同じ「赤き海賊団」のアカレッドも、歴代戦隊の赤の戦士の平和を願う心から生まれた戦士だと言われてるんだ。

ちなみにスーパー戦隊と言えば「○○で『僕』と握手! 」でおなじみのヒーローショーのCMだが、今までのレッドはほぼ一人称が『俺』で、普段から一人称が『僕』の奴は、『王様戦隊キングオージャー』でクワガタオージャー/ギラが登場するまでいなかったんだ*6*7
同じニチアサの仮面ライダーには結構いるんだけどな。最近だとプリキュアにも登場したらしいぞ。
……なに?俺が言った?あれはゴーカイシルバー/伊狩鎧妄想だ!




「アオレンジャー!」

「デンジッ! ブルーッ!!」

「ガンマ ガンマ ドンドコガンマ…ガン~マジン!」

「ブルーレーサー!」

「ギンガブルー! ゴウキ!」

「水が舞い、波が踊る! 水忍、ハリケンブルー!」

「怒涛のシーイックパワー! ゴセイブルー!」

「とどろけ八雲! アオニンジャー!」

「ビーストスター! オオカミブルー!」

「ルパンブルー!」

「轟轟パワー! ゼンカイブルーン!」

「浮世におさらば!サルブラザー!!」
「清廉潔白完全主義、ソノイ!」

「叡智の王、ヤンマ・ガスト!」

「ブーン、ブルー!!」


赤と並んで全作品に登場している色でございます。
ただし、全ての戦隊に青の戦士がいるかというとそうではなく、複数の戦隊チームが1つの作品に登場する場合には、片方にのみ青の戦士がいる戦隊チームが登場し、もう片方の戦隊チームには青の戦士がいないというケースもあるのでございます。具体的にはゴーオンウイングスや警察戦隊パトレンジャーがその例でございます。

一般的に青の戦士といえば、アオレンジャー/新命明さんのイメージで「クールで切れ者なサブリーダー」と言われていることが多いのでございます。
ですが、ファイブブルー/星川健さんやテンマレンジャー/将児さんのような熱血タイプ、ギンガブルー/ゴウキさんやブルーバスター/岩崎リュウジさんやキョウリュウブルー/有働ノブハルさんのような温厚なパワータイプ、ブルーマスク/アキラさんやガオブルー/鮫津海さんのような少年・最年少タイプの戦士もいたりするのでございます。
あ、ちなみにわたくしことブルーレーサー/土門直樹も最年少タイプに該当されるでございますね。
また、奇人変人の類がまったく居ないことはなく、むしろ近年ではギャグキャラ・お笑いシーン担当*11を担っている戦隊も多くみられるのも特徴でございます。公認どころか公式ではありませんが戦隊シリーズ文化自体をテーマにした作品でもこのイメージが引用されるなど、「ブルーはボケもやる」というのは定着しつつあるイメージと呼べるのではないかと思います。
このように、主役を義務付けられている赤の戦士の皆様に比べるとキャラ付けの決定という点はやや自由なのでございます*12

基本的に男性が多いのでございますが、女性の方も数作おきに出ているのでございます。
女性戦士の方々はブルースワロー/早坂アコさん達のようにと言うか水色のスーツを着用する傾向にあるのでございますが、元祖であるブルードルフィン/岬めぐみさんのような普通の青い色の方や、逆にニンジャブルー/サイゾウさんのような男性で水色の方もいるのでございます。

赤不在時のリーダー役赤の相棒役などおいしい役を務めることも多くございます。「相棒って言うな!」
このあたりの理由からか、男性の方がブルーに変身しているチームを中心に「レッドになる方とは良い意味で正反対の性格」なのは基本的に共通しているかと思います。
わたくしであれば「恭介さんはペガサス社員としてはまあまあ不真面目で熱血派、いわゆるタメ口が大半」に対して「比較的ちゃんと勤務している描写が多く*13、基本的に冷静で、敬語キャラ」でございますね。逆にレッドが冷静タイプな作品では「明るく、見るからに人当たりが良い」ボウケンブルー/最上蒼太さん*14や、チーム結成初期には「実はお調子者のトラブルメーカー」のことも多かったシンケンブルー/池波流ノ介さんなど、いわゆる「明るい・いかにもヒーロー然とした人物」を担当することも多いのでございます。流ノ介さんも言い方は悪くなってしまったのでございますが、シンケンジャーとしての責務には非常に真面目だからこそ暴走する、という描き方が徹底されていたのでございます*15
ただ、こういった「サブリーダー」「レッドが指揮をとれない時の司令塔」の役割は黒の戦士や追加戦士さんが持つことも多いため、そういった作品では脇に追いやられている傾向もございます。

出演回数が多い関係もあり、かつ赤の戦士の皆様が剣を持つことが多いため、専用装備の傾向もバラけているのでございます。
射撃系が多い傾向にあると考えられるのでございますが、なかなかにトンファー率も高いのでございます。
色のイメージから、水使い水中戦担当も多いのでございますが、後者に関しては撮影費から水中戦は少なく、バンクで補うことが多いのでございます。




「キレンジャー!」

「イエロー! フォー!」

「キリンレンジャー! 天時星・知!」

「4つ! 良からぬ宇宙の……悪を!」
「デカイエロー!」

「スマイル満開! ゴーオンイエロー!」

「フゥードマイスタァーッ! カジキイエロー!!」

「ルパンイエロー!」

「導きシューティング! キラメイイエロー!」

「百獣パワー! ゼンカイガオーン!!」

「漫画のマスター!オニシスター!!」

「絢爛の女王、ヒメノ・ラン!」



おいどんのような初代キレンジャー/大岩大太が元となった「太っててカレー好きの力持ち!」なんてキャラ付けはずっと昔の話での、シリーズでも太ってる戦士は4人、カレー好きの戦士に至っては2人しかいないたい。力持ちは多いがのぅ。
おいどんを演じた人がそのイメージに囚われてしまって、ちょっとのぅ……。
じゃけえ、これがイエロー戦士の特徴と堂々と言えるようなポイントは少ないじゃ。
特にカレーに関しては『ブンブンジャー』のブンドリオ・ブンデラスどんの日常シーン、『爆竜戦隊アバレンジャー』の恐竜や関係の描写のように「全員がカレー好き」みたいなチームもあるものの、登場することが多い割には色とは結びつけられてないようじゃな。このへんはおいどんのイメージよりも、視聴者の子供たちに好きな子が非常に多い料理だからのほうが大きいのかもしれないのぉ。でもスパーダ/カジキイエローどんみたいやガオーン/ゼンカイガオーンどんみたいに料理好きのイエローは多いたい。
とはいえ非公認でも「カレー好きは歴代で2人だけ」とツッコむ様子が描かれたり、上でブルーレーサーが触れてる漫画でも、カレー好きはイエローじゃなくてレッドだったんだけどアニメになった時に「カレーはイエロー」というような感想が一定数あったあたり、イメージとしては未だ根強いようじゃな。

クールなキャラも見られるものよ、やはり初期の印象が強いのか、明るいムードメーカー、コメディリリーフ、パワーキャラが多い傾向にあるたい。
あとおいどんみたいに方言など、特徴的な喋り方を使う人も多いかもしれないたい*22

男女比がくっきりと分かれてるのも特徴たい。
最初は男性戦士の色だったんだけど、『バイオマン』で「女性戦士を増やしてみよう→なら黄色が良い」という試みがあって、それが成功した為に女性戦士の色という要素が生まれたそうじゃ。
それからは『星獣戦隊ギンガマン』から5作連続で男性イエローば続いたかと思えば、『轟轟戦隊ボウケンジャー』からは7作連続で女性イエローば続いたりと時代によって様々たい。
男性戦士の専用装備はハンマーやナックルなどパワフルなものが多く、女性戦士はスマートに戦う武器が多いのぅ。
色のイメージから、電気使いや雷使い土使いが多く見られるたい。

色の数がトップレベルの『キョウリュウジャー』では意外にも未出演に終わってるけど、これは上記のように2000年代以降「イエロー=女性戦士」と言うイメージが強くなった事が大きいたい。
だからなのか、チェンジマンとキョウリュウジャーのスーツにはどの色の戦士にも黄色のラインば挿入されてるのが特徴じゃ。

それから、スーパー戦隊シリーズの海外輸出版である『パワーレンジャーシリーズ』だと、男女比調整の都合で、日本では男性戦士だったのが女性戦士に差し替えられるケースば多かったばい。これが「イエロー=女性戦士」というイメージば強くなった理由の一つでもあるようじゃ。




「モモレンジャー!」

「オーピンク!」

「タイムピンク!」

「深き冒険者! ボウケンピンク!」

『トッキュウ~5号~トッキュウ~5号~』

「スピードスター! ワシピンク!」

「パトレン3号!」

「剛健の騎士! リュウソウピンク!」

「魔法パワー! ゼンカイマジーヌ!」

「鳥は堅実!キジブラザー!!」

「ブーン、ピンク!!」


えっ!? ぼ、僕の色ですか?
可憐な桃が女の子の色と言われていたのは昔の話で、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』では男の僕、キジブラザー/雉野つよしも出たんですよ。

『バイオマン』以前だといわゆる紅一点ポジションだったみたいですね。
石ノ森先生の代表作『サイボーグ009』に準じたのか、ごっこ遊びで女の子も加われるようにした……って、みほちゃんから聞いたことがあります。
以降も女性戦士がピンク1人だけというパターンはよくあるんですけど、複数人いる時は片方とは別の個性を担うのが基本で、もう片方と比べてストレートなヒロイン像を持たされることが多いんです。
歴代の戦隊ヒーローを見てジェンダー史の移り変わりを論ずる際には、『特捜戦隊デカレンジャー』以降がターニングポイントとされることが多いみたいですね。
そのためか基本的にアホの子ムードメーカー枠に優先して割り振られているイメージが強いみたいですけど、そのポジションをイエローに譲ったピンクフラッシュ/ルーさんやシンケンピンク/白石茉子さんのような人もいますよ。
レッド不在時のまとめ役になる事も結構あって、タイムピンク/ユウリさんはリーダー格、ボウケンピンク/西堀さくらさんはサブリーダーを務めてます。最近だとピンク=サポート役ってイメージする人達も多いらしいですね。

他にもアバレピッグアバレピンク/今中笑里さんや『特命戦隊ゴーバスターズ』のVシネマに登場した怪盗ピンクキャットさんといった、女性によるコスプレ戦士は、多くがピンクってことになりますかね。

海賊戦隊ゴーカイジャー』や『烈車戦隊トッキュウジャー』だと男性戦士が既存のピンクの戦士に2段変身することで一時的にピンクになることはあったんですけど、『ジュウオウジャー』でついに男性ピンクのジュウオウヒューマンが登場したんです。ただこれもコスプレで、正規メンバーはこの僕まで待たなくちゃいけなかったんです。
でも僕の場合、色よりも体型とか色々やらかした事の方が語り草なんですよね……。
悪の戦隊まで含めると、『地球戦隊ファイブマン』に登場する銀河戦隊ギンガマンのフジミン星人ギンガピンクがいますね。
勿論『星獣戦隊ギンガマン』の方のギンガピンク/サヤさんは女性ですよ。念のため書いておきますけどね。

あと、『ゴレンジャー』に憧れ変身ヒーローになった高校生達を描いたドラマ『ザ・ハイスクール・ヒーローズ』では、トランスジェンダーのモモヒーローこと桜井一嘉くんが登場したんです。これはいろんな意味で分類が難しそうですね……。

エレメントに関しては火だったりだったりだったりで特に決まったものはないんですけど、専用装備は弓矢や銃などの射撃系、バトンなどの棒、もしくは杖・リボン・扇・手鏡・といった特殊武器が多いですかね。ゼンカイマジーヌ/マジーヌちゃんは今言った杖に加えて魔法で戦いますね。
さすがに鉄球とか大きな斧とかハンマーとか、あとバカ力とかは似合わなそうですけど……(笑)。
「誰がバカ力よっ!!!」

……まあ、今のはおいといて、スーツの話なんですけど、ピンクはピンクでも薄桃色だったり赤みの強いピンクだったり色々あるみたいです。この辺はブルーとも共通していますかね。




「ミドレンジャー!」

「バトル、ケニア!」

「X1マスク!」

「グリーン、サイ!」

「ドラゴンレンジャー! ブライ!」

「ゴーグリーン!」

「I am Ninja of Ninja!」
「我こそは、忍者の中の忍者!」
「天空忍者、シュリケンジャー! 参上!」

「唸る大地のエレメント! 緑の魔法使い、マジグリーン!」

「理央様の愛のために生き、理央様の愛のために戦う"ラブウォリアー"! 臨獣カメレオン拳使いのメレ!」

「命のシーイックパワー! ゴセイグリーン!」

「たぎる十六夜! ミドニンジャー!」

「シノビスター! カメレオングリーン!」

「パトレン2号!」

「突撃ライトニング! キラメイグリーン!」


カクシターズ、私の色を紹介するからよく聞きなさい!
初期戦士も多く、追加戦士も番外戦士も多い色よ。

青と同じく、基本的には男性が担当する色よ。
女性戦士が登場したのは異色の経歴を持つこの私、メレを除けば、『ニンニンジャー』のVシネマで、初期メンバーに限定すると、『キュウレンジャー』まで1人も出てこなかったの。

キャラ付けというとミドレンジャー/明日香健二やゴーオングリーン/城範人のような坊やタイプを思い浮かべやすいけど、全体を見回してみると実はそういうのってかなり少ないの。
デカグリーン/江成仙一やトッキュウ4号/ヒカリといった頭脳派から、オーグリーン/四日市昌平マジグリーン/小津蒔人のようなパワー系まで存在するわ。
妊娠した というインパクトが凄過ぎるグリーンサイ/相川純一や、ドジが酷いなどとにかく強烈なキャラ設定の多いグリーンレーサー/上杉実、頭脳明晰だけど戦い方がフリーダムなドンさんことゴーカイグリーン/ドン・ドッゴイヤーなどコミカルなキャラ、87歳のじいさんが大真面目に普通の青春学園生活を送るところから始まっているゴジュウイーグル/猛原禽次郎のような、スーパー戦隊シリーズとしては奇抜さの目立つ人物も目立ってるかしら。
特に『魔法戦隊マジレンジャー』だと、兄弟戦隊にしては珍しく末っ子がレッド*24、長男がリーダーでグリーンだったりするわよ。センターを務めるのは勿論レッドだけどね。
こんな感じで個性と傾向はわりと読み難いの。しいて言うなら、あまり前に出ない性格の戦士が多いかも知れないわね。
かの『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の原作漫画で、戦隊シリーズを扱った時に両さんが紹介した「一番『ゴレンジャー』などの初期作品を前提とするキャラ設定が固まっていない」「ゆえに、作り手は最も自由にキャラ付けができる」がある意味では一番わかりやすい解説かもしれないわ。

1話限りのゲストであるX1マスク/飛鳥リョオから始まって、レギュラー追加戦士の先駆けとなるドラゴンレンジャー/ブライもこの色で、追加・番外戦士のイメージは相当強いわね。
『パワーレンジャーシリーズ』のトミー・オリバーもデビューはグリーンレンジャー(ドラゴンレンジャー)からで、今でも根強い人気を誇る伝説といっていいキャラクターよ。
おかげで、第3期である『ZEO』のジオレンジャーⅣ・グリーン(オーグリーン)も前情報が規制されてたおかげで「トミーがモーフするんじゃないか?」って予想されてたし、先行発売のフィギュアも売り上げもトップだったようね。

でも、日本で追加・番外戦士として使われた場合は戦線離脱か死亡しやすいというジンクスがあるわね……。
もっとも、天空忍者シュリケンジャーのようにVシネマのVS戦隊シリーズやアフターシリーズで実は生きていたってパターンもあるけどね。
『10YEARS AFTER』?あれはパラレルワールドによくあるアクシデントよ。*25

ちなみに話の流れで私が「緑の戦士」にカウントされている前提で教えてあげたけど、『獣拳戦隊ゲキレンジャー』の拳士・戦士としての理央様と私は番外戦士そのものの経緯ということもあって、そのあたりが明確になっているわけではないわ。作劇としてはごく終盤まで普通の敵幹部だったし、そもそも激獣拳と臨獣拳は本来なら相成れない流派であることは最初のころから何度も言ってるしね。
じゃあ他に何色の戦士になるデザインなんだよと言われたら理央様についても私の怪人態についても困っちゃうけど。
今回はアーケードゲーム『スーパー戦隊 バトルダイスオー』で理央様がブラックオンリー、私がグリーンオンリーの編成の対象になっていた*26のを参考にしているとでも思ってちょうだい。

専用武器はプロジェクタイルが多いけど、ブーメランを使う機会も多いわ。
色のイメージから、風やアースに関する自然パワーも見られるわ。
パワーファイターみたいなイメージが強いのも、その辺から来てるかも知れないわね。

トッキュウ4号以降のグリーンのスーツはじゃなく黄緑になっていたりするのよ。
これは一説には、脚本家よりも広い意味でのカメラマン側の事情、具体的に言えば「合成を使うときに下地色にするのが緑なので、ミドレンジャーの色にするとその戦士まで透過色と判定されてしまう」ためとされているのよ。このあたりは『ウルトラシリーズ』でいわゆる青いウルトラヒーローの歴史が浅めなのともマッチする経緯ね*27

似たような話で、昔は「グリーンとブラックは画面が暗くなるから同時に出さない」という事情があったわ。
ブラックはサブリーダーが多かったため、ブラックがいないならグリーンがその役割を担うこともあったのよ。
ただレッド・ブルー・イエローと合わせるとオリンピックの五輪カラーにもなるため、『超獣戦隊ライブマン』や『炎神戦隊ゴーオンジャー』などのオリンピック開催年の戦隊だと高頻度でこの組み合わせが見られるわ。そしてグリーンとブラックが同時に出る場合は、他の戦士よりもやや遅れて、セット扱いで加入する事が多いの。
そもそも『ライブマン』では実質的に追加戦士だったしね。

ここだけの話だけど、よく不遇とされ、実際『戦隊グリーンは目立たない』というタイトルのコミックもあるにはあるけど、これは緑自体が不遇とされやすい色にあることが関係しているらしいわね。
空想科学読本』特別編の『空想科学読本ミドリ』は3.11の後に柳田理科雄先生に伊藤陽佑(デカグリーン/江成仙一役の人)が相談して始まった企画で、ラインナップのトップバッターとして「緑の戦隊ヒーロー」に関する考察が行われてるらしいわよ。戦隊グリーンクラスタは調べてみたらいいんじゃない?




「ゴーグル! ブラックッ!!」

「ブラック……コンドル!」

「Ninja Black! Ziraiya!!」

「メガブラック!」

「黒騎士、ヒュウガ!」

「猛きこと獅子の如く。強きことまた獅子の如く。
世界を制する者。我が名は黒獅子・リオ」

「ダッシュ豪快! ゴーオンブラック!」

「世界の王者! ジュウオウザワールド!」

「リングスター! オウシブラック!」

「威風の騎士! リュウソウブラック!!」

「逃げ足ナンバーワン!イヌブラザー!!」
「秘密のパワーブラック、ゼンカイザーブラック!」*32

「豊穣の大殿様、あ! カグラギ・ディボウスキ!!」

「ブーン、ブラック!!」


ブルーよりもクールでシックな大人の色!
番外戦士を除いて長らく女性戦士は登場しなかったけど、『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』では初めて初期メンバーの色に選ばれたの。それがこの私、ハイクラス&ラグジュアリー名探偵こと、ゴジュウユニコーン/一河角乃で~す!

悪役のイメージが強い色だけど、赤と同じく強い印象を与える色であろうことやオーディオ機器などに黒の配色が増えるなど時代背景もあり採用されたんだって。
色の持つイメージからか、人物像はクール、仲間意識が薄い、果てはネガティブなどが見られるんだけど、そうでない普通の戦士もいるみたい。

初代ブラックこと『大戦隊ゴーグルファイブ』のゴーグルブラック/黒田官平を演じた春田純一さんは、続く『科学戦隊ダイナマン』でもダイナブラック/星川竜さんを演じた事で、黒の戦士を定着させた功績も含めて「ミスターブラック」と称されているんだとか!すごーい!

青と緑と同じくサブリーダーを務めることも多くて、メガブラック/遠藤耕一郎君とアバレブラック/アスカさんはリーダー格を務めているよ。
ブラックコンドル/結城凱さんや黒獅子リオ*33などのように、レッドのライバルポジションも存在するの。
イヌブラザー/犬塚翼さんは特殊な事情で、初期メンバーでありながらチームへの合流が終盤までかかった異例の戦士…って、指名手配犯なの!?

戦闘スタイルは基本的にパワーファイトが多めで、専用武器を持つ際も斧やハンマーなど力強い武器をよく持たされるの。私もドリルを使うしね~。
エレメントに関しては大地関連が多いんだけど、色のイメージから忍者のごとく相手を翻弄する影の戦士も存在するんだって。

ちなみに、キングレンジャー/リキ君は黄金のアーマーを装着しているけど、スーツの色は黒のため黒の戦士として数えられているよ。*34
それから、ジュウオウザワールド/門藤操君もまた、の三色という前代未聞の戦士だけど、基本形態が黒をベースとするライノスフォームであることやスーツも黒の割合が多いため、同様に黒の戦士に該当されてるの。よく見たら二人とも、結構ゴージャスじゃない?ま、私もだから負けてないんだけどね!




「ビーッグ ワーン!」

「チェーンジ、マーメイド!」

「吼新星! キバ……レンジャー!」

「ニンジャホワイト、鶴姫!」

「ときめきの白眉! アバレキラー!!」

「無法な悪を迎え撃ち、恐怖の闇をぶち破る!
夜明けの刑事! デカブレイク!」

「ひとひら風花! シロニンジャー!」

「雪原の王者! ジュウオウタイガー!」

「秘密のパワー! ゼンカイザー!!」

「美しい花には棘がある……愛を知りたい、ソノニ!」

「狭間の王、ジェラミー・ブラシエリ!」


ちょあー!次は俺の色の紹介だよ。
初期メンバーはほぼ全員が女性、追加・番外戦士は大半が男性と、ちょっと偏りが大きいのが白の戦士なんだ。

シリーズ初の追加戦士兼リーダー格のビッグワン/番場壮吉、小学生が変身するキバレンジャー/"吼新星"コウ、戦隊屈指のアンチヒーロー・アバレキラー/仲代壬琴、初登場時は典型的なエリート刑事・加入後はかわいい後輩キャラのデカブレイク/姶良鉄幹、お調子者でいい加減なヒゲキャラのグンダリ無駄遣いおじさんゲキチョッパー/久津ケン、2000歳と長命な語り部の妖怪行間を読めスパイダークモノス/ジェラミー・ブラシエリと、赤に負けず劣らず重要なポジションに就いてる人が多いよ。みんなキャラ濃いなぁ!

「お前も十分キャラ濃いと思うぞ…」

機界戦隊ゼンカイジャー』では世界初!男性ホワイトの初期メンバーかつ、レッド以外のセンターである俺ことゼンカイザー/五色田介人が登場したんだ。
ちょっと変わったとこだと、シシレッド/ラッキーは中盤あたりから白い姿のシシレッドオリオンに変身するようになったね。名前はレッドのままだけど……。*37

女の子の場合、ピンクのメンバーがいない時にそのポジションを埋める色になることが多いかな。
だからかスーツにピンクの差し色が入ることが多いみたい。
でも『チェンジマン』や『ニンニンジャー』みたいに女の子のピンクとホワイトが両方いる戦隊もあるよ。この2作品では逆にピンクのスーツの差し色にも白が使われてて、ちょうど対になるようなデザインになってるんだ。
性格づけもピンクと似たような感じだけど、強いて言うならシリーズ初のホワイトヒロインのチェンジマーメイド/渚さやか、「戦うトレンディドラマ」って言われてた『鳥人戦隊ジェットマン』でキケン全開な関係のど真ん中を突っ走ってたホワイトスワン/鹿鳴館香みたいに、どっちかといえば真面目な印象のある人が多いかな。
それとニンジャホワイト/鶴姫みたいに、俺と同じくリーダーをやってる人もいるよ。

装備やエレメントには特にこれって決まったイメージはないかも。毎回ヒロインからリーダー格まで性別も立ち位置も全然変わっちゃう色だし、しょうがないのかなぁ。

余談だけど今のところ*38男性のホワイトで名前に「ホワイト」がつく戦士は1人もいないんだ。
ただ、海外版の『パワーレンジャー』シリーズではキバレンジャーやアバレキラーが「ホワイトレンジャー」を名乗ってるからこの限りじゃないよ。
それと白いスーツは汚れや変色が目立つから、撮影する時にはかなり気を使ってるみたい。




「メガ、シルバー!」

「閃烈の銀狼! ガオシルバー!」

「眩き冒険者! ボウケンシルバー!」

「キラキラ世界! ゴーオンシルバー!」

「地球を浄める宿命の騎士! ゴセイナイト!」

「ゴォォォカイ! シルバァーッ!!」

「スタッグバスターッ!」

「閃光の勇者・キョウリュウシルバー!」

「サイレントスター! ヘビツカイシルバー!」

「孤高に煌めく快盗! ルパンエックス!」

「貫きシャイニング! キラメイシルバー!」

「俺が最強……!ドントラボルトォ……!」


待っていたぜ、この瞬間を!
……というワケで、ここからは俺の色を紹介するぜ!

初期戦士として選ばれたのは『キュウレンジャー』のヘビツカイシルバー/ナーガ・レイからだけど、基本的には追加戦士として使われてるぜ。
基本は男性カラーで、映像作品に出た女性シルバーは今んとこ『ゴーオンジャー』のゴーオンシルバー/須塔美羽ちゃんだけだな。

初登場したのは『電磁戦隊メガレンジャー』のこの俺、メガシルバー/早川裕作とやや遅かったけど、2000年代で広く定着したらしいぜ。ま、俺のカッコイイ活躍のおかげだな! ほら拍手拍手!
「だったら真面目にやって下さい!!」

色合い的に金の戦士に比べると、冷静沈着な戦士が目立っているぜ。
ただ、案外そうでもねえヤツもいるみたいでさ……え? 裕作さんもそうじゃないかって? おいおい、そりゃ言わない約束だろ!
※裕作さんは技術としてのメガレンジャーの立ち上げにも関わり、ほぼひとりでメガシルバーのシステム全部を完成させた天才エンジニアです。念のため

スーツの色にしても、ガオシルバー/大神月麿キョウリュウシルバー、ヘビツカイシルバーのような鈍い色合いの銀もいれば、ボウケンシルバーやゴーオンシルバー、それにキラメイシルバーのような光沢のある銀もあるぜ。
あと、スタッグバスターは少し水色がかかった銀色だし、一口に銀といってもいろんな色合いが存在してるんだ。
ナーガのように複数の色合いの銀を別の姿として持ってるやつもごくまれにだけどいるしな。
ガンモードやソードモード、そしてシリーズによっては第三形態にもなるマルチウェポンをカッコよく使い分ける戦い方もウリだぜ!

ただ、銀は長期間大気中の水分や硫化ガスに反応すると黒く変色するって厄介な特性を持っているんだ。
どっちかというとこれは実際に金属メッキでスーツを作っていたメタルヒーローシリーズの方でかなり問題になったらしいけどな。
そのせいなのか、ガオシルバー、『パワーレンジャー・ライトスピードレスキュー』のタイタニアムレンジャー/ライアン・ミッチェルのように最初は敵だったり、ボウケンシルバーのように暴走しかけたり、ゴセイナイトや初代キョウリュウシルバーこと賢神トリンやヘビツカイシルバー、あとキラメイシルバーのようにいわゆる「悪堕ち闇堕ち」状態に陥ったり、てな具合で問題になりやすいんだよなあ……。
『ドンブラザーズ』のドントラボルトに至ってはそれ自体が闇堕ちフォームみたいな扱いだったな。まああいつは表人格も大概だし、明らかに敵対してたのも最初の頃だけなんだが。

え? ネジシルバー? だからそりゃ言わない約束だって!




「輝く太陽のエレメント! 天空勇者、マジシャイン!」

「ブレイク限界! ゴーオンゴールド!」

「シンケンゴールド! 梅盛源太!」

「ビート……バスター!」

「雷鳴の勇者! キョウリュウゴールド!」

「彩の星! スターニンジャー!」

「トリックスター! テンビンゴールド♪」

「気高く輝く警察官! パトレンエックス!」

「栄光の騎士! リュウソウゴールド!」

「海賊のパワー! ツーカイザー!」

「筋骨隆々!ドンドラゴクウ!!」

ボンジュール!僕の色も上で紹介されてた銀と同じ追加戦士のものだけど、『キュウレンジャー』のテンビンゴールド/バランスくんから初期戦士としても登場するようになったよ。
え?銀色でもあるお前が紹介するのはずるくないかって?……まぁ、そこは気にしないでほしいな。

救急戦隊ゴーゴーファイブ』のVシネマ第1作だけの獣魔ハンター・ジークや『デカレンジャー』の劇場版でほんのちょっとだけ登場したデカゴールド/マリー・ゴールドさんといったゲスト戦士を経て、『マジレンジャー』のマジシャイン/ヒカルくんからついにレギュラー戦士入りを果たしたんだ。
でも、マジシャインは鎧を着た戦士だし*41、従来のスーツによる戦士は3年後のゴーオンゴールド/須塔大翔くんまで待たなくちゃならなかったんだ。

でも、金はゴージャスで煌びやかなイメージがあるし、キャラクターは個性豊かでクセの強いキャラの戦士ばかりだよ。
使う武器も剣だったり銃だったりバラバラだけど、使うエレメントは雷だったりだったりカラーに見合ったキラキラなものだったりするよ。

金銀で同時出演する時は、『ゴーオンジャー』のゴーオンウイングスや『ゴーバスターズ』のマサトさんとスタッグくん、『キュウレンジャー』のバランスくんとナーガくんの怪盗BN団コンビのようにセット扱いされることもあれば、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』の僕ことパトレンエックス/ルパンエックス/高尾ノエルのように金になったり銀になったりするね。
オーララ!『ドンブラザーズ』の桃谷ジロウくんは金の戦士・ドンドラゴクウが基本だけど、暴走すると銀の戦士・ドントラボルトになっちゃうのかい?




「バトル、コサック!」

『トッキュウ6号~トッキュウ6号~』

「天空の王者! ジュウオウバード!」

「ポイズンスター! サソリオレンジ!」

「ブーン、オーレンジ!!」


お困りのようだねぇ。この私、ブンオレンジ/振騎玄蕃が紹介しようじゃないか。
私の色、つまりオレンジは平成の終わり頃になって脚光を浴びてきたニクい色だ。

最近になって採用されるようになった色、というイメージがあるかもしれないが、実のところ初登場は『バトルフィーバーJ』の初代バトルコサック/白石謙作と二代目バトルコサック/神誠とかなり早いんだ。
……もっとも、彼らの場合「オレンジの戦士」が定着する前はイエロー扱いされることも多かったのだけれどねぇ*43
バトルケニアはグリーンかブラックか、という話もそうだけれど、今のスーパー戦隊のフォーマットが固まる前の作品で、そもそもパーソナルカラーを大雑把にしか決めていない節があるから、そのあたりが曖昧になってしまうのはしょうがないのだろうね。
ともあれ、トッキュウ6号/虹野明が追加戦士として登場するまでには35年もかかってしまった。それ以降はぽつぽつとではあるけれど数を増やしてきているよ。

この3人に加え、番外戦士のジュウオウバード/バド、(スパイとはいえ)敵から味方になり、かつ初期戦士のサソリオレンジ/スティンガーなど一通りのポジションはとれているね。
そもそもまだ数が少ないというのもあるけれど、あまりイメージとしては統一されていないところがあるかもねぇ。
ただ、近年の橙戦士は怪人や異世界人、宇宙人といった「普通の人間ではない」面々が多い傾向にあるようだ。かくいう私も……ね。




「紫激気、俺流、我が意を尽くす! アイアンウィル! ゲキバイオレット!」

「地球の海は俺の海、宇宙の海も俺の海! 海の勇者ァ! キョウリュウゥゥ……バァァイオレットォォォォォォ!」
「海の勇者! キョウリュウバイオレット!」

『トッキュウ7号~本邦初公開~』

「ドラゴンマスター! リュウコマンダー!」

「不屈の騎士! ガイソーグ!」

「暗黒のパワー! ステイシーザー!」

「ジョーズに目覚めた……ドンムラサメ!」

「不動の王……リタ・カニスカ!」

「ブーン、バイオレット!!」


橙と同じく、平成の後半辺りから脚光を浴びるようになってきたのが、私の色である紫だ。

初登場は『ゲキレンジャー』の追加戦士、ゲキバイオレット/深見ゴウだな。弟のゲキブルー/深見レツと同じく青系統の色を、ということでこの配色になったそうだ。
それでもしばらくはマイナーな色という印象が強かったが、近年はかなり登場頻度が上がってきている。
そんな流れの中、『キングオージャー』ではついに初期メンバーの色として採用された。それがこの私、パピヨンオージャー/リタ・カニスカだ。

ドクター・ウルシェードから孫娘の弥生・ウルシェードに代替わりするキョウリュウバイオレット、Vシネマにおけるゲストのトッキュウ7号/元車掌、司令官かつ着ぐるみキャラが変身するリュウコマンダー/ショウ・ロンポーなど、こちらも一通りのポジションはとれている印象だ。
上に挙げられたウルザードファイヤーのかつての姿である魔導騎士ウルザードを見れば分かるが、元々悪役側でも用いられやすい色だからか、ガイソーグ/ナダステイシーザー/ステイシードンムラサメなど、長らく敵対していて終盤になって仲間になる、というパターンの者もそこそこの数が見受けられるな。
変わり種としては、赤の戦士のジュウオウイーグルと橙の戦士のジュウオウバードが融合した姿であるジュウオウコンドルが挙げられる。
……赤と橙が融合して紫になるのはおかしくないか!? しかも実は幻影で実在する戦士ではないだと……ヴァァァァァァァァァァッ!!

……ちなみに戦士の名前に付ける色名としては基本的に「バイオレット」が採用されていて、「パープル」が付く者は2025年現在1人もいないな。
リュウコマンダーは1話だけプロトタイプの状態で登場したことがあるが、その時の名前も「リュウバイオレット」だ。
語感や発音しやすさの問題があるのだろうか。まあ単に最初に登場したのが「ゲキバイオレット」だったからそれを踏襲しているのかもしれないが。
ただし名前にこそ付いていないが、私は一部公式メディアで「パープル」だと言及されてはいる。また、トッキュウ7号が変身に使うのが「パープルレッシャー」だったりもするな。
厳密に言うと「パープル(紫)」と「バイオレット(すみれ色)」は一応色として区別されている*44んだが、ブンバイオレットなどは明らかにパープル寄りなのにバイオレットを名乗っているし、正直深い理由があって呼び分けているわけではなさそうにも見えるな……

あとは……そうだな、周囲と比較して年長の者がやや多いかもしれん。
特殊な色だからか、異世界から来た奴や人外が変身することも多いな。そう言う私も「チキュー人」だから、厳密にはそちらの枠に入ってしまうが。



臙脂


「深紅の稲妻! 角忍、カブトライジャー!」


俺の色の紹介だな。
臙脂(えんじ)色は黒みを帯びた濃い紅色の事だ。
初登場はこの俺、『忍風戦隊ハリケンジャー』に登場する第2の戦隊「電光石火ゴウライジャー」の一員、カブトライジャー/霞一甲だ。
ハリケンレッド/椎名鷹介とは色味が異なるため、『ハリケンジャー』という作品の枠としてはこの色で扱われていることが多いが、「ゴウライジャー」という単独の戦隊の中では、レッドとして扱われる事もある。他だとソーシャルゲーム『スーパー戦隊レジェンドウォーズ』でもレッドに統合されていたな。
この色の知名度がそこまで高くないのも理由だろうが……。

そういうわけで俺をレッドとして扱うならば、「1つの作品としてはレッドが複数いる」ともいえるが、鷹介と俺とは所属する戦隊が異なるので「レッドが複数いる戦隊」には当てはまらないことになるな。
とはいえ、『全スーパー戦隊大投票』や『ダイスオー』でも臙脂色が個別で設けられてるあたり、基本的にはレッドと区別されているようだ。

ちなみに英語表記となると「カーマイン」という色が臙脂色に近いんだが、海の向こうでの俺は「"クリムゾン"サンダーレンジャー」と名付けられている。本来クリムゾンは臙脂色やカーマインよりも明るい色なんだが、「深紅」の意を持つ色が故に選ばれたのだと考えられるな。

一部では、ウルザードファイヤーや『ゴーバスターズ』の敵幹部、エンターが変身した悪の戦士・ダークバスターがこの色に似ているとの意見もあるが、公式で臙脂色なのは俺だけだ。やはり「もう1人のレッド」と被るからなのだろうな。




「正義の味方! ニンジャマン!」

「蒼天の霹靂! 牙忍、クワガライジャー!」

「キョウリュウネイビー!」

俺様の色、ネイビーこと紺色の紹介だぁ〜〜!
だから俺は決して「"青"二才」なんかじゃねえからなぁ〜〜!!

レギュラー及び追加戦士じゃさっきのカブトライジャーと同じ電光石火ゴウライジャーのクワガライジャー/霞一鍬が初めてだが、番外戦士も含めりゃこの俺ニンジャマン様が初代ネイビーだぜ!
ただカブトライジャーの説明を踏まえんなら、クワガライジャーはゴウライジャーのブルーといえなくもねえ。俺にとっちゃ不本意だが、『レジェンドウォーズ』でもこの色はブルーに統合されてたからな!イエローは?テントライジャー?何のこっちゃそりゃ?!

クワガライジャー以降じゃ『キョウリュウジャー』のVシネマでキョウリュウネイビー/ダイくんってのが登場したが、色々あって活躍の機会がほぼ無かったんだなあこりゃ。結局キョウリュウレッドになっちまうしよぉ〜!
一応同作の劇場版に出てくるデスリュウジャー/獰猛の戦騎Dも紺色なんだがよぉ、こいつに至っては悪党っつう有様だぜおい!キョウリュウネイビーのスーツはこいつのリデコだってのによぉ〜!
ゴウライジャーの奴等もとつるんでハリケンジャーを襲ってた時期があったし、今のところ「敵として活動した」という傾向が見られんのも、色味が暗いからなのかもしれねえなぁ〜〜!!



灰色

「激突の勇者! キョウリュウグレー!」

「私はラクレス・ハスティー……“始まりの国の王”……!」


僕の色だね。
シルバーやブラックでもホワイトでもなくグレー。すこぶる硬い石のイメージなんだ。

現時点で登場したのは『キョウリュウジャー』のキョウリュウグレーと『キングオージャー』のオオクワガタオージャー/ラクレス・ハスティーだけ。前者は初代と2代目がいるけど、みんな男性だね。
ちなみに僕は2代目のキョウリュウグレー/津古内真也さ。
お前はシルバーじゃないかってよく言われるけど……何のことかな?

ご先祖様こと初代キョウリュウグレー/鉄砕いわく、「どんな人間にも光と影がある。俺はその象徴の戦士、白と黒の混ざった色」らしいけど……。



水色


「鋼の勇者! キョウリュウシアン!」

「ビッグスター! コグマスカイブルー!」


青じゃなくて水色の戦士だよ。
『キョウリュウジャー』のキョウリュウシアンと『キュウレンジャー』の俺、コグマスカイブルー/佐久間小太郎のみが該当するよ。

キョウリュウシアンは2人いて、初代はラミレスさん、2代目の福井優子さんは女性でキョウリュウブルーの妹だよ。
俺は『キュウレンジャー』11人目のメンバーで、スーパー戦隊シリーズでもあまり数が多くない子供の戦士だけど、他の元からリベリオンに所属していたみんな同様、正規の訓練を受けてたんだ。

あと厳密にはシアンとスカイブルーは別の色になるけど、同じ水色系かつ数が少ないのもあって、区別されることはまず無いよ。

「そういうことらしいよ士。君もいちいちそう目くじらを立てるのはよした方がいいと思うね」
「うるさいぞ海東、俺はマ・ゼ・ン・タ・だ。断じてピンクじゃない」

女性戦士などの一部の青の戦士には、スーツが青というよりも水色の戦士もいるとさっき解説があったけど、俺の前に登場したジュウオウシャーク/セラさんも含めて、そっちがシアンの戦士として扱われる事は基本的に無くて、名前にシアンもしくはスカイブルーと付かない限りは青の戦士として扱われるのが通例だよ。この辺りは青が赤と並ぶ皆勤カラーとして扱われていることも大きいんだろうね。
そういうわけで『レジェンドウォーズ』では青に統合されているよ。



茶色


「これがやりたかった……」

「思い込んだら一直線、ソノザ!」


初出は私、『リュウソウジャー』のリュウソウブラウン/セトーだ。茶色(チャイロ)ではなくブラウンだぞ。
予告で垣間見せた姿が公式から「カッパー色」と評されたことこそあれど、正式な名前は「ブラウン」なのだ。
ちなみに2人目のソノザは厳密には「灰茶色」とされているぞ。

ここで紹介されている色では唯一『ダイスオー』終了後に登場した最新の色なのだが、実はスーパー戦隊シリーズと関わりを持つ『忍者キャプター』*46では既に茶色の戦士「土忍キャプター4」が登場していたのだ*47。にもかかわらず本家への登場にはそれから44年もかかっているのだから驚きだ。地味だからなのか……?

今のところレンジャーキーは未発売、『レジェンドウォーズ』にも未登場だが、前者は現在も新作が出ているので気長に待ってみるのもいいだろう。

シンケンブラウン? 何だそれは……。



その他の色

スチールブルー


「百鬼夜行をぶった斬る! 地獄の番犬! デカマスター!」

現在該当するのは『デカレンジャー』のこの俺、デカマスター/ドギー・クルーガーだけだ。
レンジャーキーでもこの色が再現されてはいるが、見ればわかるようにシアンやグレーなど、どの色にも当てはまらない色合いでな……。
名前に色を含まないのもあって、公式の扱いも媒体によってまちまちで不確定なのだ。例えば『全スーパー戦隊大投票』ではシルバー、『ダイスオー』ではボディカラーに使われているブラック*48*49、『レジェンドウォーズ』ではブルー、といった具合でな。変身前の俺を暗にブルーにカウントしたこともあったしな*50













……とまあ、ここまで戦士の色とその傾向について語ってもらったチュンけど、皆はどう感じたチュン?
同じ色の戦士でも、文字通り「色々」いるということはわかってもらえたと思うチュン。
そしてこれからもシリーズが続く限り、きっと新しい色やキャラが次々出てくるはずチュン。
それじゃ皆この辺で、バイバイチュン!!


――長きに渡り世界の平和を守り続けて来た五色、いやそれ以上に色とりどりの戦士達
彼らに続いて、この項目に新たなる色を追記・修正するのは
そう、君だ!!――

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最終更新:2025年04月27日 16:34

*1 シリーズ3作目『バトルフィーバーJ』では色のみならずマスクの形状でも差別化されているが、デンジマン以降はゴレンジャー路線に戻っている

*2 同番組の対象外の戦士の色については、『スーパー戦隊バトル ダイスオー』、『レンジャーキー』、『スーパー戦隊レジェンドウォーズ』などの各媒体での色分けやスーツの色を参考に判断してリストに含めた。

*3 特に「イエローはカレーが持ちネタ」は明らかにキレンジャー2人の素顔が元になっている。なんせ仮面怪人が「(この時点での)キレンジャーの中の人たる大岩と交渉したい」としてカレー置いといたら本当に来たレベルなので……。

*4 変身後の色についてのものだと、「変身前の一般人としての名前に変身先の色を含む」はデンジマンが初。

*5 つまり大卒は確定。特に走に関しては明確な国家資格・国家免許である

*6 厳密には素顔のギラとして語るときに「僕」を使用する。王として語る場合は流れやギラ本人の意図によって他の一人称と使い分けていることが大半。

*7 スペードエース/桜井五郎は該当しそうだが、「僕」を使っているのは最序盤や他者に丁寧語で話す時などで、素の一人称は「俺」。

*8 ※厳密には変身アイテムに互換性があり、ライト以外も全員が1~5号全ての色に変身出来る。この項目では基本的な変身先で紹介。

*9 正確には赤と紺のツートンカラーであり、名前に色が含まれていないので両色に属しているとも解釈できる。ちなみにレンジャーキーでは紺が採用されている。

*10 彼ら仮面戦隊ゴライダーは、仮面ライダーとスーパー戦隊の両方に属している。

*11 キラメイブルー/時雨、ルパンブルー/透真、ブンブルー/シャーシロなどが好例。後述のシンケンブルー/流ノ介など実はこういうブルーの歴史自体は結構長く、極端なものでなければアオレンジャー/新明の時点で大ちゃんや明日香、あるいは太郎くんと一緒になって軽くふざけるシーンが定期的に見られた。

*12 というかそもそも『カーレンジャー』の作風の都合もあって、直樹も結構奇人描写が多い。

*13 現に「本業」の月給はそもそもペガサス社員ではなく・描写の存在しないシグナルマンを除けば直樹がメンバーの中で一番高い。

*14 ただし実際には明石チーフと似たような性格・キャラである可能性が高く、蒼太本人の発言でもこれは作ってるキャラなのを示唆するシーンが見られる。

*15 後半の回でもそういった描写が無いわけではなく、例えばシンケンゴールド加入のエピソードでは「源太は侍の家系ではない以上、自分たちの責務・任務に巻き込むことを避けるのは安全面でも妥当な判断」と丈瑠の対応に理解を示している。この時は完全におふざけ無しのシーンではあったが。

*16 43話のみの変身。

*17 ボディなどは青だが、頭部等の水色も目立つデザインになっている。

*18 実際は紺色に近い。

*19 ブルーレーサーと被るためか、サブカラーに使われている白の戦士として扱う向きもある。それはそれで(コスプレ戦士とはいえ)ホワイトレーサーと被るが。

*20 公式では「紺青」表記であり、そのため一部では紺の戦士として扱う向きもある。

*21 2025年現在。

*22 例えば、アバレイエロー/樹らんるが博多弁、シンケンイエロー/花織ことはが京都弁。地方方言以外だとデカイエロー/礼紋茉莉花の「ちょっとだけ古い言い回し」など。

*23 10話のみの変身。

*24 現状の「1話から登場するメンバー全員が兄弟」の戦隊では唯一。他はすべて長兄・最年長メンバーがレッドである。

*25 実は現状明確に「本当に死んでいた」と描写されたのはハリケンジャー単独での続編のみ。他戦隊と世界観を共有している場合は基本的に「初代がそのまま生きていた」として再登場している。

*26 このゲームでは「5人全員グリーンのような、全員が同色」のチームは「TVの本編通りのワンチームになるメンバー」と同様のボーナスを得られていた。本当に余談ながら、グリーンの戦士扱いかつ本編同様に「ひとりで一流派の代表チームのため、この1名だけでひとつの戦隊チーム」扱いだったシュリケンジャーは理論上「本編同様の純正チーム編成」と「色統一チーム編成」のボーナス両取りが狙える唯一の参戦戦士であった。アカレッドは「赤き海賊団」が所属チームであると見なされたのか不可。

*27 昭和作品当時は緑ではなく「ブルーバック」だった。ニコニコ動画などの素材配布で使われるあれと全く同じ。実際に『ティガ』ではこの懸念から最初期の案では青だったスカイタイプを念のため青紫に変更し、1年の撮影が終わってから放映となる翌年の『ダイナ』で実写映像作品初導入に踏み切られたという経緯がある。

*28 『ダイスオー』など黒の戦士として扱う媒体もあるが、人種的な配慮および放送当時は悪役の色というイメージが強かった事情もあってか、『全スーパー戦隊大投票』などでは緑の戦士として扱われている。

*29 漫画版のみの登場。

*30 本編では頭部が映っていなかったが、後年に全身のデザインが判明している。

*31 劇中では示唆のみで本格的な登場は続編までお預けとなっているが、前任者であるリタ・レパルサの変身後としては登場済みである。

*32 初出はファイナルライブツアー。TV本編では名乗っていない。

*33 敵幹部の姿として初登場→ある理由からこの姿を変えずにゲキレンジャーの協力者となったため戦隊ブラック扱いとなった、という経緯からブラックではなく番外戦士としてカウントする場合もある。

*34 ただし、『パワーレンジャー』の『オーレンジャー』をベースとする『パワーレンジャー・ジオ』ではゴールドレンジャーという名前になっているため、金の戦士として扱われている。

*35 5人全員の姿がほぼ統一されている彼らネオジェットマンには、パーソナルカラーが設定されていないとも解釈できる。

*36 ブラックと冠しつつもオリジナルのゼンカイザー同様に白の比率の方が多いので、黒と白の両方に属しているとも解釈できる。

*37 頭部やチェストの星部分がアクセントカラー的に赤くなってはいる。

*38 2025年現在。

*39 デカブレイクと被るためか、サブカラーに使われている橙の戦士として扱う向きもある。

*40 諸説あり。詳しくは「スチールブルー」を参照。

*41 実際に本来のサンジェルの姿での活躍も少なくない。

*42 レンジャーキーでは何故かサブカラーの紺が採用されている。

*43 トッキュウ6号の登場以降はオレンジとして分類されることが多くなっている。ただし『ダイスオー』のようにそれ以前からイエローではないという扱いをしていた作品もあった。

*44 パープルは赤寄り、バイオレットは青寄りの色。

*45 スーツはシルバーとも取れる色合いとなっており、そのため銀の戦士として扱う資料も存在する。

*46 1976〜1977年に現テレビ東京系列で放送された東映製作の特撮テレビドラマ。同時期に2年目が放送されていた『ゴレンジャー』の人気を受け、こちらも色分けされた集団ヒーローというコンセプトが採られていた。そのため一部の書籍では本作もスーパー戦隊シリーズにカウントされていた他、主人公兼レッドの「火忍キャプター7」がハカイザーのモデルとなっている。

*47 その他のメンバーは緑、黄、桃、青、橙で、全員あわせて7人。

*48 なお海外版の『パワーレンジャー・S.P.D.』でも「シャドウレンジャー」という黒を連想させる名前となっている。

*49 ちなみにダイスオーでデカマスターがゴーカイジャーの合体技を使うと、スチールブルーであるはずのレンジャーキーがブラックになってしまう。

*50 『キュウレンジャー』地球署編より。