第093話『戦闘妖精』by鉄猫GM 2021/11/20

ジャンル


あらすじ

航空部来年度予算獲得のための体験飛行イベント。
遥は予算委員会監査局の光を乗せてフライト中に未確認飛行物体(アンノウン)と遭遇。
二人の運命はいかに!
>>リプレイへ!

登場PC

- 天野 遥
天野 遥
蓬莱学園航空部第61艦上戦闘飛行隊隊長
来年度予算獲得アピールの為、光を乗せて体験飛行中に
しかし未確認飛行物体(アンノウン)と遭遇し…

- 戎脇 宴夜
戎脇 宴夜
三郎と屋台で飯を食っているときに巻き込まれる。
JAMを「あたまのよわい家出娘」と認識

- 小中 光
小中 光
来年度予算監査の為に遥とともに大空へ…
但し、閉所恐怖症

- 片桐 三郎
片桐 三郎
「いや、俺は納得できない。あいつが何をしたってんだ。
この島に来て、リンゴ飴食っただけじゃないか」
月光洞の開拓巡回士
地上に帰っていた際に今回の騒動に巻き込まれる
JAMを「困っている人」と認識するも…

主な登場NPC

- 東雲少佐
東雲茜
「国連決議に基づいた処置を願う」
フェアリィ空軍第21戦略偵察航空団少佐
JAMとの戦闘中に蓬莱2020の世界線へやってきた。

- 中尉
中尉
『☆λ◆@~Д‰!』
東雲少佐がスーパーシルフと呼称する戦闘偵察機の固有のパイロット
英語やドイツ語やフランス語やその他いろいろな言語をごちゃまぜにしたかのような言葉を話す為言っていることはわからない。
その氏名については機密扱い。

- バーバヤガ―
バーバヤガ―
スーパーシルフに搭載されているAI
今回はJAMの探索と殲滅のためのサポートを行う。

- JAM
JAM
「所属か? 我は我である。一つにして多数。多数にして一つ。」
並行世界において、南極から地球に侵攻してきた存在。
GTS-28 UNIT82にハックして地球の情報を集めようとする。

- 松戸 てくの
松戸 てくの
「おお、少年たち。首を持ってきたようだな」
瓶底ぐるぐる眼鏡の巨乳教諭。給仕ロボGTS28の開発者
狂的科学部顧問
こちらの人物図鑑に掲載中
蓬莱学園の復習!!

- GTS-28
GTS-28
「せーのでいくよー。せーの!」
松戸センセイが作った給仕ロボ
島内には90体程度存在し機能改善のために情報収集をしている

登場応石

重要アイテム


リプレイ

時は西暦2021年11月下旬。期末試験に向けてゆるゆると時間が流れていく学園です。

そんな中、遥は宇津帆島の東方100㎞ほどの空にいます。

愛機のF-14は今日も調子がよく、自分の操作に的確に応えてきます。

後席には、予算委員会監査局の光を乗せています。今日は航空部の来年度の予算を算定する一つのファクターとしての、体験飛行会となっています。

【天野遥】
(ここでいきなりアクロバット飛行やったらえらいことになるんだろうな)

【天野遥】
(ほんとにはやりませんw)

F-14は空の色味が変わる成層圏付近まで上昇しています。

空はどこまでも青く、そして頭上には宇宙の紺碧が降ってくるように広がっています。

【天野遥】
「光さん、このへんまで上昇したことあります?」

【小中光】
「な、い」

【天野遥】
「あれ?光さん?どうしたんです?」

【小中光】
「…(閉所恐怖症)」

F-14を軽く旋回させ、水平飛行に入ります。

【天野遥】
(何やらビビってるみたいだなぁ‥‥高所恐怖症?)←わかってない

その時、後席のコンソールのど真ん中にあるレーダースクリーンに反応が出ます。

【天野遥】
「アラート?光さん、コンソールに反応は?」

【小中光】
「レーダーに感あり」

【天野遥】
「方向と距離を!」

【小中光】
抑揚もなく機械的に反応

レーダースクリーンには、前方20㎞ほどの所に何かがいると出ています。

【小中光】
「前方20K」

【天野遥】
自分一人なら確認に行くところだけどお客さんがいるので管制に伝えて迂回ルートをとります

遥が前方を見ていますが、そこには空が広がっているだけです。

【天野遥】
「何もない、それなのに反応?」

レーダースクリーンの反応は、何かがまっすぐこっちに向かってきていることを示しています。

【天野遥】
「やばい!」急旋回します

F-14は遥の操作に応えて急旋回します。

【天野遥】
「こちらMilky!レーダーに感アリ、ただし目視できない!」

すると、先ほどまでF-14がいた空域に、突然逆ブーメラン型をした漆黒の機体が飛び出してきます。

【小中光】
「クール―きっとクルー」恐怖で既におかしい

【天野遥】
「目視できた!黒の飛翔体!」

逆ブーメラン型をした機体は、全体が真っ黒で、どちらが上部か、どこに何が付いているのかもわかりません。

まるで影が飛んでいるかのようです。

【天野遥】
記録は取れますか?

【小中光】
「UFO?(二重の意味で)」


F-14の機材では記録できません。スマホのカメラとかなら記録できるかもしれません。

【天野遥】
「光さん、スマホで撮影頼みます!」と無茶を言う

次の瞬間。何もない空からミサイルが飛び出し、逆ブーメラン機の付近で爆発します。

【天野遥】
回避します

【小中光】
スマホ撮影する人形―

逆ブーメラン機は至近距離の爆発で損傷し、黒い煙を吐きながら降下していきます。

そして、その影を追うように、空間から1機の機体が飛び出してきます。

【小中光】
そっちもとるー

グレーで塗られた非常にスマートな機体です。

【小中光】
ただいま退行中

【天野遥】
「こちらMilky、さらに不明機を発見。前の不明機は攻撃され被弾、追跡しますか?」

【管制塔】
「こちら管制。現空域に3つの反応を確認した。2つはアンノウンだ」

【管制塔】
「可能ならアンノウンの確認を」

【天野遥】
「了解、人命保護から被弾したアンノウンを追跡します」

逆ブーメラン機は空中で片翼が破断し、くるくる回りながら宇津帆島の南部に落っこちていきます。

【天野遥】
パイロットは脱出するかな?

降下するF-14の横を、グレーの機体も追従してきます。

逆ブーメラン機からは何も離脱するものはなく、そのまま南部密林の中に消えていきます。

【天野遥】
F14じゃ着陸できないな。グレーの機体を追います

【天野遥】
管制に報告。「黒のアンノウンは南部密林に不時着した模様。脱出者は見られない」

【?】
「──こちらフェアリィ空軍第21戦略偵察航空団所属機。国連決議によるフェアリィ法第7要綱の発動を求める」

【小中光】
「フェアリィ?」

遥と光は、ヘッドホンから早口の英語らしき言語を聞きます。まるでボイスロイドが話しているかのようです。

【小中光】
「わかる?遥君」

グレーの機体は水平飛行に移り、エアブレーキを開いて減速します。

【天野遥】
「こちら蓬莱学園航空部第61艦上戦闘飛行隊所属機。フェアリィとは何か?貴殿の官姓名を名乗られたし!」

【天野遥】
「俺にもさっぱりだ」

【天野遥】
ここら辺の会話は全部管制に中継しておきます

【小中光】
「えー、パイロットって英語ペラペラじゃないのー?」航空部か海洋冒険で判定できないのーと聞いてる

【?】
「こちらはフェアリィ空軍第21戦略偵察航空団、東雲茜少佐だ。蓬莱学園航空部? とにかく国連決議に基づいた処置を願う。燃料が足りない」

【天野遥】
「了解、先導する。こちらは蓬莱学園航空部天野遥中佐だ」

グレーの機体はランディングギアを展開し、さらに速度を落とします。

【天野遥】
基地まで先導します

【東雲少佐】
「了解した」

2人を乗せたF-14とグレーの機体は宇津帆島の東側にある三日月が丘の滑走路に着陸します。

滑走路わきには消防車の他に、多くの航空部員、さらには公安委員会、風紀委員会などが集まっています。

【天野遥】
集まってきている航空部員に「国連決議に基づいた処置を希望だそうだ。とりあえず燃料の補給を頼む」

グレーの機体は滑走路の真ん中で止まり、キャノピを開きます。

【天野遥】
フェアリィ空軍って単語に聞き覚えありますか?

まったくありません>フェアリィ空軍

機体からは後席の乗員が下りてきます。

【天野遥】
自分も降ります。おなかちゃんも降りるよね?

乗員はスタスタと滑走路を歩きながら、ヘルメットを脱ぎます。

【小中光】
秒で降りる

【天野遥】
相手の顔を見ます

ヘルメットからは黒髪が流れ落ち、30代ぐらいの日系の美人が顔を出します。

(イメージ:葛城ミサト)

【天野遥】
「あなたが東雲少佐か?俺は天野中佐だ」

【東雲少佐】
「改めて自己紹介する。私は東雲少佐、FAF所属の電子戦士官だ」

東雲は敬礼し、あたりを見回します。

【天野遥】
「先ほども言った通り、俺は蓬莱学園航空部第61艦上戦闘飛行隊所属だ。隊長を務めている」

【東雲少佐】
「蓬莱学園──ところで。ここはどこかな?」

【天野遥】
「宇津帆島だ‥‥多分聞いたことはないだろうが」

といったところで、シーンが変わります。



謎の飛行物体墜落の報は、すぐさま学園中に広がります。

しかしながら墜落地点が阿松岳のさらに南側とあり、生徒たちがすぐさま現場に、というわけにはいかないため、熱はすぐに冷めていきます。

そんな報道を、宴夜と三郎は屋台のテレビを見ながら聞きます。

【片桐三郎】
「夷狄の侵略か?」

【片桐三郎】
「維新を過ぎてだいぶ経つというのに、物騒なことだ」

【戎脇宴夜】
「三郎さんよ…さすがにその線はないと思うぞ、ステルス機全体が刀になってるとかそんなレベルの話だw」

【戎脇宴夜】
スポーツ新聞(蓬スポ)を見ながら
「…早速宇宙人説が出回ってるのはいつもの事かぁ」

【片桐三郎】
「宇宙人なんておらんでしょう。作り話です」

【戎脇宴夜】
「わからんぞー、宇宙人はいるしなぁ」

【戎脇宴夜】
「目からビーム出すやつとか、宇宙船と登下校するやつとか」

そうこう話ながら飯を食っていると、屋台の横をふらりと女生徒が歩いてきます。

【戎脇宴夜】
「ん?」
美人か確認します

まぁ美人というかかわいらしいというか。イラストを見て判断してください。

【片桐三郎】
(有事に備え、愛刀を手元に引き寄せます)

【戎脇宴夜】
「(あ、これは独自の世界観をおもちの方や)」

【戎脇宴夜】
独自の雰囲気に巻き込まれると大変なのでなんとなくスルーしながら様子を伺います

女生徒はあたりをしげしげと眺めながら、歩いていきます。

まるでこの世界に初めて落っこちてきたかのようです。

【片桐三郎】

「おう、見かけん顔だが、転校生かい?」

三郎の声に女生徒が反応します。

【戎脇宴夜】
「三郎、厄介ごとに首突っ込むなよー」
と言いながら一緒に話を聞きに行きます

【?】
「──そちらは何者だ?」

【片桐三郎】

「俺は片桐三郎。剣道部だ」

【戎脇宴夜】
「(やっぱり独自の世界をお持ちのタイプだ)…宴夜だ、お前は?」

【?】
「──こちらの人類か。我は我である」

【戎脇宴夜】
「三郎…関わり合いにならんほうが」(ヒソヒソ)

【片桐三郎】

「悪いが、あやしいもんは調べとけって、剣道部の先輩から言われとんのよ。見回り役だからな」

【戎脇宴夜】
「…ああ(納得)」

【片桐三郎】

「あの耳、怪しかろう?」

【戎脇宴夜】
「イベント帰りって事もなさそうだしな」

【片桐三郎】

「どう見積もる?」>宴夜

【?】
「人類は固有名称にこだわるようだったな。我々は、人類からはJAMと呼ばれている」

【戎脇宴夜】
「…お薬やりすぎて独自の世界にはまっちゃったおねぇちゃんかな?」>三郎

【片桐三郎】

「ふんふん、流行りのキラキラ名称つうやつかい」


【片桐三郎】

「で、JAMさん、あんたは転校生か?」

【JAM】
「──今は偵察中だ。用がないなら先に行かせろ」

【戎脇宴夜】
「今から出勤…ってんでもなさそうだな、なりきりご苦労さん」

【片桐三郎】
「悪いが学年とクラスも教えちゃくれないか。これもお役目なんだ」

【JAM】
「所属か? 我は我である」

【JAM】
「一つにして多数。多数にして一つ」

【戎脇宴夜】
(コスプレヘルスの設定かな?)

【JAM】
「ゆえに固有を持たぬ」

【片桐三郎】
「宴夜さん、モグリ学生はどう扱えばいいんだっけ?」

【戎脇宴夜】
「まあいいや、JAMちゃん、店まで送るよ、どこだい?」

【片桐三郎】
「お、心当たりがあるなら心強いや」

【戎脇宴夜】
「とりあえず公安に通報できる準備だけしておけ」>三郎

【戎脇宴夜】
(ヤクザ研関係だったらこっそりしたほうがいい場合もあるしな、ちょっと様子見だな)

【片桐三郎】
「おいよ。スマホというのがあるんだったな」

【JAM】
「ここの世界の情報を得るところに案内してくれ」

【戎脇宴夜】
「…うーんわかった、ついてきな」
と悪徳大路の案内所に連れていきます
※頭の弱い家出少女と判断。現実を見て気を取り直すか、そのまま「食っていける」ようにするかを提示する予定。

【片桐三郎】
「なんだこの島は女衒もおるのか気に食わん」

【戎脇宴夜】
「(どうも頭がおわっちゃってるな…アニキに相談だ)」

【片桐三郎】
とりあえず荒事がありそうなのでついていきます

【JAM】
といったところでシーンが変わります。



遥と東雲は滑走路に立っています。

すると、グレーの機体の方で騒ぎが起こっています。

【天野遥】
「何だ、何があった?」様子を見に行きます

【小中光】
「機体トラブルですかー?」

見ると、パイロットがコクピットに仁王立ちして、航空部員に向かって聞いたこともない言語で怒鳴っています。

【天野遥】
言語の見当はつきますか?

英語やドイツ語やフランス語やその他いろいろな言語をごちゃまぜにしたかのような言葉です。

【天野遥】
「ダメだ、聞き取れん」

【東雲少佐】
「中尉。彼らは味方だ。給油してもらえる」

【天野遥】
東雲少佐に「彼は?」

【東雲少佐】
「彼があの機体、私たちはスーパーシルフと呼んでいる戦闘偵察機の固有のパイロットだ」

【東雲少佐】
「名前は機密にして明かせない」

【天野遥】
「あなたの名前はよかったのか?」

【東雲少佐】
「私は各国との調整役も務めているからな」

【天野遥】
「フムン‥‥給油以外に求めることはあるのか?」

東雲少佐の言葉を聞くとパイロットは座席に座ります。航空部員が恐る恐る機体に近づき、給油を始めます。

【東雲少佐】
「私たちに必要なのは給油だけだ。終わったらここから立ち去る」

【天野遥】
(目的なんかも機密なんだろうな‥‥)

しばらくすると、またパイロットが怒鳴ります。東雲がそれに答え、機体に走り寄ります。

【天野遥】
「あの黒い機体についても機密か?場合によっては俺たちが戦闘する羽目にならんとも限らんが」

【東雲少佐】
「あの黒い機体は、JAMだ。人類の敵」

【天野遥】
「人類の敵?聞いたことがないが‥‥」

東雲とパイロットがわからない言葉で会話します。

【東雲少佐】
「中佐。大変まずいことになった。バーバヤーガが、この島にJAMが居ると言っている」

【天野遥】
「JAMがこの島に?学園だけでも20万ほどいるんだが、どうやってみわければいいんだ」

【東雲少佐】
「JAMは、南極に異空間への道を開き、地球への侵攻を企んでいる存在だが……数十年前から戦っている相手だが、聞いたことないのか?」

【天野遥】
「ない。そんなものが存在していたのか」

【東雲少佐】
「なるほど。こういうことだな。ここは私たちが知っている地球ではない」

【天野遥】
(南極に異空間への道?まさか月光洞と何か関わりが‥‥?)

【天野遥】
「どういう意味だ?まさか、パラレルワールド?」

【小中光】
その発言に目がマジになって真面目に情報収集、SSとして

【東雲少佐】
「異なる世界線にある二つの世界がからまってしまったようだ。おそらくJAMの手によって」

【東雲少佐】
「バーバヤーガがそのJAMがここにいると言っている」

【天野遥】
「それは困るな。俺たちは俺たちで敵を抱えてるんだ、JAMとやらにまで手が回らん」

【天野遥】
「協力が必要だな。うちの部長に会ってもらえるか?」

【東雲少佐】
「バーバヤーガは、この島にあるネットワークをJAMごと焼き払うと言っている」

【天野遥】
「そんな無茶な!俺たちにはHOLONが必要だ!」

【天野遥】
「ん?ネットワークごと?ということは情報生命体?」

【東雲少佐】
「JAMは実体を持たない、いわゆるコンピュータウイルスのような存在だ」


【天野遥】
「実体がないのか‥‥やっかいだな」

【東雲少佐】
「この島のネットワークは独立したものなのか? それとも世界中に広がっているものの一部なのか?」

【天野遥】
「基本的には独立している。ただしごく細くはあるが世界に広がっている部分もある」

【東雲少佐】
「まずいな……JAMは恐らくこの世界への侵攻を考えているに違いない。先ほど撃墜したのは戦略偵察機だったわけだ」

【東雲少佐】
「偵察情報を確保し、元の世界に帰還するだろう。どういう手段を使うかはわからないが」

【天野遥】
「何もない空間から湧いて出たように見えたのは、異世界から移動してきたということだったのか」

【小中光】
傍で聞いていた情報を井上少佐に連絡し、機体回収する際にはご注意をと言づける

【東雲少佐】
「今はそう考えるのが妥当だろう──バーバヤーガは12時間後に電子戦攻撃を開始すると言っている」

【天野遥】
「何にしても、HOLONごと焼き払うというのは到底受け入れられない」

【東雲少佐】
「それまでにJAMを発見し、場所を特定してくれ。そうすれば、そこへの攻撃だけで済む」

【天野遥】
「JAMとやらがこの世界に侵攻すると言うが、HOLONの破壊も俺たちにとっては侵攻と同義だ」

【天野遥】
「どうやって捜索すればいい?俺たちにはJAMに関する知識はまったくない」

【東雲少佐】
「奴らは『偵察』をしているはずだ。情報が集中する場所に、一時的に物理的存在を借りているだろう」

【東雲少佐】
「実体を持たないJAMだが、世界そのものへのアプローチには物理的存在を使っている。戦闘機のような」

【天野遥】
「情報が集中する場所‥‥この学園で該当するのは学食横丁か悪徳大路か、あるいは中央校舎か‥‥そのあたりかもしれないな」

【東雲少佐】
「君への連絡方法は? 私はここにいて、バーバヤーガからの情報が入り次第連絡する」

【天野遥】
スマホの番号とアドレスを教えます

【東雲少佐】
「通信機器はほぼ同じような作りなのか。私の世界とここはあまり離れていないようだ。石板に文字を書いてやりとりしないでよかった」

【天野遥】
「それは少し俺たちの世界を侮りすぎだろう」ちょっとむっとします

【東雲少佐】
「まぁ、冗談だ。バーバヤーガからの情報だが、JAMはこの島にある移動体にいるらしい。移動体のセンサを使って偵察を行っているようだ」

そのあたりで光のスマホにメールが届きます。

【小中光】
「あら?」

【小中光】
見ます

井上機関からの指令で「JAMと接触せよ」とあります。

【小中光】
「…うわ」正気ですー?

というところでシーンが変わります。

【小中光】
しかし逆らえないのでしたー

宴夜と三郎はJAMを連れて宇津帆新町の裏にある悪徳大路に来ています。

【戎脇宴夜】
「…まぁJAMちゃんよ、情報といえばここだな。どんなことができる?」

ブレードランナーかそんな感じないろいろな世界のスラム街の風景がごちゃまぜになったところです。

【戎脇宴夜】
(「お仕事」的なsomething)

【片桐三郎】

「あいかわらず、ごっちゃっとしとるな」

【JAM】
「通信機器が必要だな。この機体の機器では広範囲の情報収集ができない」

【戎脇宴夜】
「まぁ、この雑多な感じが落ち着くんだよ、きれいすぎるのもな」

【戎脇宴夜】
「?仕事を探してるんだろう?どんな仕事がしたいんだ?」

【戎脇宴夜】
※宴夜はちょっと頭の気の毒な家出少女といった認識

【JAM】
「人類の言葉でいう『戦略偵察』だ。この世界の構造が知りたい」

【戎脇宴夜】
並行して手下のヤスをつなぎにしてアニキに情報紹介をしますJAMの写メを持たせます

【戎脇宴夜】
「(聞き流しつつ)よし、ちょっと写真撮ろうかー」

【戎脇宴夜】
ぱしゃ

ヤスが素早く視界から消えます。

【片桐三郎】

「こん娘、何を企んどる?」

【戎脇宴夜】
「セカイの構造って事はあれだろ、ちょっとコンカフェで働くのに向いたキャラ設定で」

JAMはあたりを見回し、屋台のものをしげしげと眺めたり、触ったりしています。

【片桐三郎】

「おう、それはリンゴ飴だ。近づきの印に買ってやる」

【戎脇宴夜】
「なんだ?こっちの屋台とかは初めてか?装甲車だから本土よりはごっついよな?」

【片桐三郎】

「ひとつおくれ」>屋台

しばらくすると宴夜のスマホにメールが届きます。

【店のおやじ】
「はいよ。一つでいいかな」

【戎脇宴夜】
「りんご飴って最後まで食べれたことないよな~」
と無駄話しながらメール確認します

【片桐三郎】

「おうさ。ありがとな」>屋台

【片桐三郎】

「ほら、食ってみろ。うまいぞ」>リンゴあめ>JAM

メールには「写真の少女は、松戸先生が作ったGTA-28という人造人間だ」と書かれています。

GTS‐28の間違いです。訂正します。

【戎脇宴夜】
「…えええ?!ロボ?!」
メールを見て思わず叫びます

JAMはりんご飴をしげしげと眺めています。どう使うかがわかっていないような顔をしています。

【片桐三郎】

「おや、食ったことないか」>自分の分も買って、食べてみせます

JAMは三郎の行動を見て、りんご飴を食べてみます。

【戎脇宴夜】
「あ、俺いちご飴のほうおくれ」
屋台のおやじにお金を渡します

【片桐三郎】

「ははは。りんごにいちごにジャムか」

【戎脇宴夜】
「じゃあ頭のかわいそうな子じゃなくてどっか故障してるのか…松戸センセイのところに返しに行くかな」
と考えて三郎に、JAMが松戸センセイの作ったロボであることを伝えます

【片桐三郎】
「ロボット? この学園はなんでもありだな」

【JAM】
「……炭水化物か。ということはこの世界の人類は同じものとみてよいようだ」

【戎脇宴夜】
「まぁあの様子だと壊れかけてるんだろう、『親元』に返してやろうぜ」

【片桐三郎】

「そうだな。それがいいか。おいジャムさん、松戸先生のことへ行こうや」

【JAM】
「先生? 情報を多く持っている存在のことだな」

【片桐三郎】

「ジャムさんのわからない、って問題が、解決するんじゃないかな」

【戎脇宴夜】
「ああ、そうだ、センセイにあえば全部解決だ」

【片桐三郎】

「だな?」>宴夜

【JAM】
「わかった。行こう」

というところでシーンが変わります。

【戎脇宴夜】
松戸センセイにアポ入れます
「お宅の子がですねー」

で、5分休憩です。

【戎脇宴夜】
はーい

【片桐三郎】

はいはい


再開します。

【片桐三郎】
オシ!

遥と光は三日月が丘駅から学内に向かって移動しています。

【天野遥】
「どうやってJAMを見つけるかだな」

【小中光】
「うーん」(御しえる存在とは思えないんだけどな―JAM)

その途中で、東雲から「JAMが学内にいる90体ほどの移動体のどれかにいる」という情報が入ります。

【小中光】
(JAMプロジェクトのCDアルバムじゃ勘弁してもらえないわよねー)

【天野遥】
「90体‥‥絞れてるようで全然絞れてないなw」

【天野遥】
「顔の広いヤツに連絡して、人海戦術頼むか‥‥」

遥と光は知性の簡単値7で判定してください。

【天野遥】
知性:【3d6】を振りました。結果は「10」成功です。(成功値15以下)(各ダイス目:5,3,2)

【小中光】
知性:【3d6】を振りました。結果は「14」成功です。(成功値15以下)(各ダイス目:6,6,2)

90体というと、松戸てくの先生が作ったお世話ロボット「GTS-28」という存在を思い出します。

【天野遥】
てくの先生、90体も作ってたのかw

報道によると、GTS-28は学園のあちこちに配備され、搭載したAIの精度を高めるために情報収集を行っているとのことです。

【天野遥】
「なるほど、情報収集してるってことでひっかかったわけか。しかし他にそれらしきものがないってことは‥‥乗っ取られてる?」

【天野遥】
「うん、やっぱり人手がほしいな。顔の広いヤツに連絡しよう」ということで宴夜にメールします。

【天野遥】
「ちょっと協力してほしいことがあるんだが、手が空いてるか?」

【小中光】
「ロボット三原則は採用されてるのかしら」

宴夜のとこに遥からのメールが届きます。

【戎脇宴夜】
んー?メルメル
「GTS-28なら俺の横でりんご飴食ってるよ」

【天野遥】
「まさかとは思うけどそいつ、JAMって名乗ってないか?」

【戎脇宴夜】
「壊れかけてるみたいでな、松戸センセイのところに行くところだ」

【戎脇宴夜】
「なんだ?しってたのかJAMちゃんって名乗ってたぞ」

【天野遥】
「そいつだ!確保しといてくれ!詳しくは合流したときに話す」

【戎脇宴夜】
「…慌ててるな…こら荒事だな…」


【天野遥】
というわけで、急いで宴夜と合流しようとします

【片桐三郎】
「荒事? 喧嘩か?」

【片桐三郎】

(ちょっと嬉しそう)

【小中光】
「おおゆーのーゆーのー」

【戎脇宴夜】
「JAMちゃん、三郎、ちょっとこっちにもよっていこうぜ」
となるべく周囲に迷惑罹らなそうなところに誘導します

【戎脇宴夜】
三郎には
「ああ、三郎の大好きな荒事の予感だ、詳しくは遥が来てからな」

【片桐三郎】

「おうよ。なら任せとけ」

【天野遥】
東雲少佐に連絡。「それらしい個体に接触している人物を発見した。詳細は合流してから」

以外に人がいないのは、正門前駅と記念講堂の間の辺りです。

【小中光】
「とりあえず、テルミーに
旦那さん大活躍と連絡しよう」

【戎脇宴夜】
ではそのポイントにだらだらと移動
位置情報を遥と共有します

【片桐三郎】

移動しながら、JAMにその辺を案内します。

【天野遥】
共有した位置情報をそのまま東雲少佐へ。ただし民間人がいるので攻撃は慎むように釘を刺しときます

【戎脇宴夜】
輝美「あら、あらあらあらお料理一品増やさないと(*´艸`*)」
※みりんだばー

講堂の前あたりは坂になっていて、路面電車がえっちらおっちら上がっています。

【片桐三郎】

「俺も来たばっかりなんだけどな。ここは島なんだ」

りんご飴を食べ終わるころ、正門前駅の方から遥と光がやってきます。

【天野遥】
「よぉ、宴夜」

【片桐三郎】

「おや、お二人がお揃いとは珍しい」

【戎脇宴夜】
「おーぅ、こっちだこっち」
手を振り返して合図します

【天野遥】
「いろいろいきさつがあってな」

【小中光】
「これ以上いヒロイン増やさないようにお目付け―」

【戎脇宴夜】
「それは大事な仕事だw」

【天野遥】
「増やさないよ、俺はティアだけでいい」

【戎脇宴夜】
「どっかの生徒会長みたいに無意識で増えるんだよ」

【天野遥】
「ともかくだ」と声を潜めて

【戎脇宴夜】
「んむ」

【天野遥】
「この学園なら信用してもらえると思うが、JAMってのは異世界からの侵略者だ」

【小中光】
左門「…しかたないんだ」

【戎脇宴夜】
「…この学園じゃなきゃ信用できない話ではあるな」

【天野遥】
「俺はそいつらを追ってきてる連中と接触した。うまくやらないと、学内のネットワークを焼き払われるぞ」

【小中光】
「部室棟にはエルフもソコソコいるものねー」

【戎脇宴夜】
「しかし見たところちょっと頭の弱い家出娘なんだがなぁ…」

【天野遥】
「地球に関する情報を集めてるんだそうだ。侵略の一環らしいぜ」

【戎脇宴夜】
「……セーフ」

【戎脇宴夜】
「(もう少しで風俗情報叩き込むところだった)」

【天野遥】
宴夜と三郎に事情を説明しながら、東雲少佐に位置情報を伝えます

【片桐三郎】

「待てよ。こいつはまだ何もしてないぞ。窮鳥懐に入れば猟師も殺さず、じゃないのか?」

【天野遥】
「異世界から侵略の意図を持って侵入してきた時点でギルティだよ」

【戎脇宴夜】
「しかし、どうするんだ?リセットくらいじゃどうにもならんのかな?」
※慈悲深い

【天野遥】
「今こいつらを追ってきた連中に連絡した。対処方法は彼らが知ってる」

【戎脇宴夜】
「ならそれを待つしかないか…」
タバコに火をつける

【片桐三郎】
「いや、俺は納得できない。あいつが何をしたってんだ。この島に来て、リンゴ飴食っただけじゃないか」

【?】
「やは」

【小中光】
こそーりコンタクトを取る努力を

【?】
「やは」

【?】
「やは」

【戎脇宴夜】
「JAMちゃんはほら、りんご飴くってな」

【天野遥】
「ん?何だ?」

【戎脇宴夜】
「うん?JAMじゃない?」

すると、あちこちからGTS-28が姿を現します。

【天野遥】
「カモフラージュか?」

手に手に金属バットや鉄パイプを持っています。

【戎脇宴夜】
「まぁ、穏便な方法がないか相談してみるか」>三郎

【片桐三郎】

「いや、ジャムさんの方が手を出してきたみたいだ」

【戎脇宴夜】
「…なんて雰囲気じゃなくなってきたな……趣味の悪い…」

【小中光】
「あー、もう90体全てに感染済みとか?」

【天野遥】
「GTS全部汚染されてるのかよ!」

【戎脇宴夜】
タチコマみたく並列同期してたかー
※PL発言

【GTS-28】
「せーのでいくよー。せーの!」

【小中光】
あれ、彼女は?縮退炉搭載している彼女は…月光洞か?

というわけで、GTS-28が殴り掛かってきます。

【天野遥】
回避しつつM49抜きます

【片桐三郎】

射程の届く相手を片っ端から無効化します。

【片桐三郎】

「ロボットなら痛くはないのかな」

【戎脇宴夜】
「慈悲もひったくれもねぇ…」
トカレフ抜いて応戦します、本体は見当が付きますか?>GM

70体ほどのGTS-28が次から次へとやってきて、殴り掛かっては倒されます。

【天野遥】
「拳銃弾ぐらいでどこまで通用するかだなっ!」

【小中光】
「影ちゃんバーリア!」影を盾にして交渉を試みます。可能なら取り付いている1体を連れて離脱できれば

【片桐三郎】

「口元にリンゴあめの食紅ついてるのが本物だ!」

では、全員感性の簡単値3で判定してください。

【天野遥】
感性:【3d6】を振りました。結果は「7」失敗です。(成功値6以下)(各ダイス目:4,2,1)

【小中光】
感性:【3d6】を振りました。結果は「12」失敗です。(成功値4以下)(各ダイス目:6,4,2)

【天野遥】
くそー、妖怪いちたりないw

【片桐三郎】
感性:【3d6+3】を振りました。結果は「16」失敗です。(成功値2以下)(各ダイス目:6,6,1)

【小中光】
感性:【3d6】を振りました。結果は「9」失敗です。(成功値4以下)(各ダイス目:6,2,1)

【小中光】
感性:【3d6】を振りました。結果は「12」失敗です。(成功値4以下)(各ダイス目:6,5,1)

【戎脇宴夜】
感性:【3d6】を振りました。結果は「11」失敗です。(成功値8以下)(各ダイス目:6,3,2)

【小中光】
操作ミス失敗は変わらない

というわけで、乱戦の中JAMを見失いました。

【戎脇宴夜】
「くっ…どこだ!JAM!」

【天野遥】
「バーバヤーガとやらがマーキングしててくれればいいんだが‥‥」

残されたのは、70体ほどのGTS-28の残骸です。

【天野遥】
「あー、松戸先生に怒られっかな?」

【小中光】
「あー連絡しましょう」

【GTS-28】
「腕とれちゃったー」「こっちは頭がー」「うわぁ、左足が3本あるー」

【戎脇宴夜】
「あの先生なら『いいデータが取れた』って言うんじゃないか?」

【戎脇宴夜】
ほかのGTSにJAMの行き先を聞くことはできますか?

【小中光】
「さすがにエネルギー源が多いわね。木炭で動いてたのまでいるわよ」

【天野遥】
「月光洞専用型かな?」>木炭

では、宴夜は交渉の簡単値3で判定してください。

【戎脇宴夜】
交渉:【3d6】を振りました。結果は「10」失敗です。(成功値4以下)(各ダイス目:5,4,1)

【戎脇宴夜】
まぁでんわなw

【GTS-28】
「わかんなーい」「あっちかなー」「こっちだよー」

【戎脇宴夜】
「デスヨネー」

【天野遥】
「っていうか、お前らなんで集まって来れたんだ?」

【GTS-28】
「UNIT‐82からの救難信号だよー」「呼ばれたー」「助けてーって」

【天野遥】
「UNIT-82な。松戸先生に問い合わせたら居場所がわからないだろうか?」

【天野遥】
「所有者としてセンシングぐらいしてんじゃないかと思うんだが」

【戎脇宴夜】
「その『ゆにっと82』ってのはJAMのことか…そうだな、松戸センセイなら…」

【片桐三郎】

「その82番てぇのはどこにいるんだ?」>ロボットたち

【GTS-28】
「わかんなーい」「あっちだよー」「こっちかなー」

【片桐三郎】

「だめか」

【天野遥】
松戸先生に電話してみましょう。「UNIT-82の居場所はわかりませんか?」

【松戸てくの】
「何事かなー?」

【片桐三郎】

「ジャムさんは、情報が欲しいって言ってたよな。宴夜さん、あんたならどこに行く?」

【天野遥】
事情を説明して、「こういうわけでUNIT-82がハッキングされてるらしいんです」

【天野遥】
「居場所がわかりませんか?」

【戎脇宴夜】
「HOLONの鯖センター、みたいなとこあるんじゃないか?」>三郎

【松戸てくの】
「他世界の情報生命体ねぇ。それは興味深い……82の現在位置ねぇ。今は委員会センターにいるようだね」

【天野遥】
「委員会センターですね、ありがとうございます!」

【天野遥】
情報は逐次東雲少佐に中継。ほうれんそう大事

【戎脇宴夜】
「まぁ三郎…JAMの事は覚悟決めないとだな…?」

【松戸てくの】
「82をぶっ壊したら、頭は回収してきてねー」

【片桐三郎】
「殴ってきたら応戦しますよ。でもあいつ、本当に悪いやつなのかな」>宴夜

【天野遥】
「了解です。あと講堂坂に残骸が大量に‥‥」

【戎脇宴夜】
「国でもヤクザでも。戦争に良いも悪いもないってもんですよ」>三郎
肩をすくめながら

【小中光】
「交渉は試みてもいいんじゃない?」

【東雲少佐】
『バーバヤーガが攻撃開始を宣言してる。移動体をすべて破壊するみたい』

【天野遥】
「物理攻撃なのか!?」

【天野遥】
「付近に民間人がいたらどうするんだ!」

【戎脇宴夜】
「おいおい。JAMのあたりはついてるんだから止めてくれ、さすがに被害がひどすぎる」

【片桐三郎】

「守るのが、俺の仕事ですから」

【東雲少佐】
『できるだけ時間を稼ぐから、急いで』

【天野遥】
「とにかく委員会センターだ、急ぐぞ!」

【片桐三郎】

「ジャムちゃんを倒さないと、他の人に被害が?」

【戎脇宴夜】
「人形狩りの次は魔女(バーバ・ヤガ)狩りって展開は勘弁だぜ?」

【天野遥】
「ああ、とばっちりを食らう人が出かねない」

路面電車に乗り込み、大急ぎで委員会センターに向かいます。

【天野遥】
「彼らがどんな攻撃手段を持ってるかわからないが‥‥物理攻撃だととんでもないことになる」


路面電車が委員会センター前に到着します。

委員会センター前には人だかりができています。

【天野遥】
UNIT-82を探します

人だかりの向こうには、GTS-28が20体ほどがバリケードを作っています。

【天野遥】
「あちゃー‥‥またGTS集めやがった」

【戎脇宴夜】
「三郎…学園と、人形(JAM)と魔女(バーバヤガ)どれを守る?」

【小中光】
「無駄な抵抗はやめて、どきなさーい。お母さんは泣いているぞー」

【片桐三郎】

「弱いものを守ります。人を傷つけるものと戦います」

【天野遥】
あ、松戸先生からコマンド飛ばせないかな?

【天野遥】
バリケード作ってるGTSに解散するようなコマンド

【GTS-28】
「うそだー」「おかーさんはないてないぞー」「ぱんがなければおかしを食べればいいじゃーん」

【松戸てくの】
「少年よ。そのような便利機能はつけておらんよー」

【戎脇宴夜】
「間違いなく魔女は最後だなw人形どももちょっとやそっとじゃ壊れそうにないから、今はあいつらをおとなしくさせてやろう」

【戎脇宴夜】
「マッドな先生があとは何とかするだろ」>三郎

【小中光】
「機能停止コマンドとかは―」

【天野遥】
「最悪頭が残ってればいいらしいから、潰そう」

【戎脇宴夜】
ないっていってたー>おなかちゃん

【松戸てくの】
「ひっぱたくと頭が取れやすくはしておいた」

【片桐三郎】
「おっしゃ、暴れてやりますよ」>愛刀を抜いて三十人斬りに挑戦します>GM


【天野遥】
ハリセンが効果高そうだなw

【小中光】
「つまり、ハリセン無双ね」

【戎脇宴夜】
「おけ、三郎君、頭落としてやってw」

では三郎は剣道部簡単値3で判定してください。

【片桐三郎】

蓬莱パワー3使っていいですか>みんなを守るため

OKです。

【片桐三郎】
剣道部:【3d6+6】を振りました。結果は「16」失敗です。(成功値10以下)(各ダイス目:5,3,2)

【片桐三郎】
ん、おかしい??

【戎脇宴夜】
うん

【戎脇宴夜】
  1. 6がある

成功してますね。剣道部10、簡単値3、パワー3、合計16、出目10なので成功してます。

【戎脇宴夜】
せいこうやね

【片桐三郎】
了解!


【片桐三郎】

「オラオラオラオラ!」

【天野遥】
調整値のとこになんか入ってる?

【片桐三郎】

はい、+6なので6入れるのかなと

【戎脇宴夜】
「おーおー無双無双。がんばれ三郎」
タバコに火をつけて応援しつつサポートのために周囲警戒をします

すぽぽんと、GTS‐28の頭が転がっていきます。頭が外れたGTSたちは、自分の頭を拾おうと右往左往してぶつかって転んだりしてます。

【片桐三郎】

「後で直してもらえよ!」

技能名に能力値もしくはクラブ名を入れて、成功値のところに目標値を入れて、以下を選択。それで判定してください。

【片桐三郎】
(了解)

【天野遥】
バリケードが崩れたらM49を抜いて突入します

バリケードが解散して、委員会センターへの道が開けます。

【片桐三郎】
道が開けたら、すっと中に入っていきます

委員会センターの玄関ホールには人ひとりいません。みんなGTS-28につまみ出されたようです。

【天野遥】
「JAM!どこだ!」

見ると、ホールの総合受付の席にGTS-28が座っています。

【天野遥】
「おいたはここまでだぜ。おとなしく自分の世界に帰るんだな」

【片桐三郎】
唇にリンゴ飴の食紅ついていますか?>受付席のGTS-28

【小中光】
「今ならGONGアカペラで勘弁してあげるからでてきなさーい」

目の前のディスプレイには、ウインドウがいっぱいひらき、そこには様々なサイトが映っています。

【天野遥】
「フムン、情報収集真っ最中ってわけか」

【戎脇宴夜】
「迷子のお嬢ちゃんの次は受付のお姉さんってあたりかね?あンた(JAM)の目的はそれか?」

座っているGTS-28は、りんご飴の食紅を舌でぺろりとすると、ふふんと笑みをこぼします。

【戎脇宴夜】
とりあえず端末のほうを撃ちます
情報収集を止める

【JAM】
「これは戦略偵察だ。偵察機の任務は情報を持ち帰ること」

JAMは壊れたディスプレイを前にして立ち上がります。

【天野遥】
「帰らせないよ!」

【戎脇宴夜】
「…もっと楽しいお仕事もあると思うよ?」
トカレフをJAMに向けます

【JAM】
「我は我である。我は一つにして多数。多数にして一つだ」

【天野遥】
M49を構えつつ、「少佐、ターゲット確定した。攻撃カウントダウン頼む!」

【戎脇宴夜】
「……阻止は手遅れだと?」

【小中光】
「自分は1個の細胞に過ぎないから問題なしって、意味?」

【東雲少佐】
『了解した。バーバヤーガの電子戦攻撃。カウント10』

【戎脇宴夜】
※三郎君に「首」を取るように合図

【戎脇宴夜】
あ、なんかでかいの着そうw


【片桐三郎】

三歩前に出て、刀で一閃します>GM

【天野遥】
全員に「電子戦攻撃が来る。カウント5から合図するから、ゼロで退避な」

三郎は剣道部簡単値5で判定してください。

【戎脇宴夜】
並列処理してるから情報はもう渡っちゃったイメージだった>おなかちゃん

【片桐三郎】
剣道部:【3d6】を振りました。結果は「9」成功です。(成功値15以下)(各ダイス目:4,3,2)

三郎の刀が一閃。UNIT82の首がぽろりと抜けます。

【東雲少佐】
『5』

【天野遥】
「退避準備!」

【戎脇宴夜】
「三郎!首もってずらかるぞ!」

【小中光】
首拾える?

【片桐三郎】

「おうさ!」

【天野遥】
「首に電子脳が入ってたら意味ないぞ?」

【東雲少佐】
『0』

【天野遥】
「退避!」

【戎脇宴夜】
「先生のご所望だよ!たぶん当たり!」

【戎脇宴夜】
「ひゃああ!お助け!」

【天野遥】
(あとで輝美さんに教えてやろうw)>ひゃああ

【片桐三郎】

風の如く走り抜け、撤退します

委員会センターを飛びだした一同の背後で、委員会センター1階の端末が一斉に火を噴きます。

【戎脇宴夜】
「(決まらない男なのは輝美も周囲も、中の人も良く知ってるw)」

残されていたGTS-28 UNIT82の胴体も火を噴き、残骸と化します。

【天野遥】
一応委員会センター入口にポイントしたまま警戒してます

【GTS-28 UNIT82】
「おはよーございます」「あれ、身体がないよー」

【天野遥】
「‥‥再起動したようだな」

【戎脇宴夜】
「おやJAMちゃん、おはようだな」

【GTS-28 UNIT82】
「さーびすせんたーにれんらくしてください」「さーびすせんたーの営業時間は朝8時から」

【片桐三郎】

「こいつはジャムさんなのか?」

【戎脇宴夜】
「どうだろうな?」

【天野遥】
「JAMの制御からは逃れたようだな」

【戎脇宴夜】
「不思議なんだが…このての首だけロボって動力どうなってるんだ?」

【片桐三郎】
口についたリンゴ飴の食紅をふいてやります>首


【天野遥】
「狂科のやることを深く考えるなよw」

【片桐三郎】

「ロボットってそんなもんでしょう?」>宴夜

【戎脇宴夜】
口を拭いてやる三郎を見て
「まぁ、親元に帰してやろうや」

【天野遥】
「じゃあそっちは頼めるか?俺は基地に報告に戻らなきゃならん」

【片桐三郎】

「災難だったな」>首

【GTS-28 UNIT82】
「さーびすせんたーにつれていってくださいー」

【片桐三郎】

「乗りかかった船だ。最後までやりますよ」>首を戻す

狂科に行く人は誰ですか?

【戎脇宴夜】
「まぁまってな、今連れてってやるから」
UNIT82の口に飴ちゃんを放り込みます

【戎脇宴夜】
いくよー

【片桐三郎】

三郎はいきます>狂科学

【天野遥】
遥は基地に向かうので行きません

光はどうしますか?

【小中光】
一応仕事を終わらせつつ、報告を

では、遥以外が狂科に行くでよいですね?

では、狂的科学部の部室につきます。

【松戸てくの】
「おお、少年たち。首を持ってきたようだな」

【片桐三郎】
「ごめんください。首を持って参りました」

【片桐三郎】
どん!>首

【松戸てくの】
「ほほう。これが異世界の異性体と接触した首か。さて覗いてみますかな」

松戸先生は首になにやら端子を突っ込むと、近くのパソコンをいじります。

ディスプレイに何やら表示されていきます。

光は知性の簡単値3で判定してください。

【片桐三郎】
知性:【3d6】を振りました。結果は「10」失敗です。(成功値6以下)(各ダイス目:6,3,1)

【小中光】
知性:【3d6】を振りました。結果は「8」成功です。(成功値11以下)(各ダイス目:5,2,1)

【戎脇宴夜】
成功だぬ

光の直感が働きます。表示されているのは、JAMがらみの情報です。

【小中光】
きろくー

【片桐三郎】

「(さっぱりわからない)」

【松戸てくの】
「ほほう。これは興味深い。システムそのものが変形している部分もあるな……物理的に構造も変わっている……」

【小中光】
すぱいらしいことするー

【松戸てくの】
「詳しくは解析しないとわからんが。そうだ、少年少女たち。こいつは何か言ってなかったか?」

【戎脇宴夜】
「先生?どういうことだい?」

【松戸てくの】
「こいつがGTSシリーズを並列処理のサーバ化していたログがあるんでね」

【片桐三郎】
「その、もっとわかりやすい言い方で言ってくれないか?」


【小中光】
「我は我である。我は一つにして多数。多数にして一つだ」って言ってた

【松戸てくの】
「ようは、こいつが司令官になって、GTSたちを動かしていたというわけだ」

【戎脇宴夜】
「ああ…助けを呼んだらしいですよ、ほかのGTSを」

【松戸てくの】
「我は一つにして多数、多数にして一つ。か」

【片桐三郎】

「確かに。ロボットたちをうまく使ってた感じだった」

【松戸てくの】
「こいつは厄介だぞ。こいつを乗っ取っていた奴はまだ動いてる」

【戎脇宴夜】
「?!なんですと?」

【小中光】
「へ?」連れていけるものなら連れて行きたーい


【松戸てくの】
「この島の情報ネットワーク内に、まだ居るということだ。ほかに何か言ってなかったか?」

【戎脇宴夜】
「これは戦略偵察だ。偵察機の任務は情報を持ち帰ること」
か?

【松戸てくの】
「それだ。情報を島外に持ち出す、それがそいつの目的だ」

【戎脇宴夜】
「ほかのGTSあたりに意識を移してる可能性ですかね?先生」

といったところでシーンが変わります。

遥は滑走路に立っています。

【天野遥】
「少佐、どうだった?」

【東雲少佐】
「まぁ、うまくやれたみたい」

【天野遥】
「俺はまだ何か残ってそうな気がするんだが‥‥」

【東雲少佐】
「それだと、バーバヤーガが……」

【天野遥】
「あれだけ派手に委員会センターを吹っ飛ばしたんだからな、結果が出てないとえらいことだ」

すると、誘導路にゆっくりとF-35が滑り出してきます。

【天野遥】
「誰だ!?」

そして、スーパーシルフ/バーバヤーガのパイロットが大声で東雲を呼びます。

【天野遥】
自分のF-14に駆け寄って乗り込みます

【天野遥】
管制を呼びだして「今出たF-35には誰が乗ってる!?」

無人のF-35は誘導路でキャノピと射出座席を吹っ飛ばし、そのまま離陸態勢にはいります。

【天野遥】
F-14で追いかけます

【管制塔】
「誰も乗っていない! 無人だ!」

【天野遥】
「俺が追う!最悪墜とすが問題ないな!?」

F-35は垂直に上昇すると、アフターバーナーを吹かして上昇していきます。

【天野遥】
追いかけます。性能的にはやばいけどw

【東雲少佐】
「それしか方法がない。戦略偵察を防ぐには!」

東雲もスーパーシルフに駆け寄り、乗り込みます。

F-35を追い、F-14とスーパーシルフが飛び立ちます。

【東雲少佐】
『奴はゆがめた空間に飛び込んで世界を超える。その前に叩き落して』

【天野遥】
「了解!」

【天野遥】
AIM-54 フェニックス発射準備

F-35が上昇していくと、その先にある太陽がぐにゃりと歪んで見えてきます。

【天野遥】
「まずい!」ミサイル発射

では航空部簡単値3で判定してください。

【天野遥】
パワー使います

了解です。

【天野遥】
航空部:【3d6】を振りました。結果は「9」成功です。(成功値19以下)(各ダイス目:4,3,2)

フェニックスは機体から射出されるとモーターを焼きながら上昇し、F-35を直撃します。

【天野遥】
ダメ押しでサイドワインダーも発射しておきます

F-35は爆散し、破片が焼けながら太平洋へと落ちていきます。

【天野遥】
「防げた‥‥かな?」

『mission complete Thanks Lieutenant Colonel AMANO. Baba Yaga』

【天野遥】
「成功か‥‥よかった」

【東雲少佐】
『さて、私たちも帰るとしましょう。天野中佐。縁があったらまた会いましょう。その時はサービスするわ』

【天野遥】
「そのときはアールグレイをミルクでよろしく」

【天野遥】
「まだ20歳になってないんでな、酒は遠慮しとくよ」

【東雲少佐】
『I copy that』

スーパーシルフ/バーバヤーガは、青白いアフターバーナー炎をきらめかせ、虚空へと消えていきます。

太陽のゆがみも消え、F-14だけが空に残されます。

頭上には紺碧の空がだけが広がっています。

【天野遥】
コクピットの中から虚空に向かって敬礼します

ここでスタッフロールが始まります。

着陸したF-14に集まってくる航空部員と、宴夜と三郎と光。

短く報告をする遥。

その視線の向こうには、周辺警戒に飛び立つ偵察機たちが。

というところで、今回のシナリオは終了です。

【戎脇宴夜】
おつかれさまでしたー

【天野遥】
お疲れ様でした~!

お疲れさまでした。

【片桐三郎】
おつかれさまー

【小中光】
お疲れ様でしたー
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最終更新:2021年11月21日 21:25