第126話『甘きシよ、来たれ』by鉄猫 2022/07/16


ジャンル


あらすじ

時は西暦2022年7月──
宇津帆島を突如襲う大地震!停止する原発!
未曾有の事態に、豆縞執行部が下した判断は…え?修学旅行の前倒し?!
そして島内では不穏な動きが…風雲急を告げる宇津帆島!どうなってしまうのか!

登場PC

主な登場NPC

登場応石

重要アイテム

  • 支配の指輪


リプレイ

時は西暦2022年7月中旬のある日。

有海は生徒会執行部のある委員会センターにいます。

【窓枠有海】
「ああ!窓に残務が!残務が!」

生徒会書記となって1か月。残務処理に一生懸命となっていると思いきや……

【豆縞蛍】
「──なぁ、暇でしょう?」

【窓枠有海】
「ええ、窓に向かってボケる余裕のあるほどに暇です…」

と生徒会長である蛍に言われるほどに暇をぶっこいてます。

【窓枠有海】
ずずず…
「あ、このお茶美味しい…八女茶ですか?」

【豆縞蛍】
「すべては委員長クラスにまかせて、こちらは有事の時にだけ動けばいい。そんなとこだ」

【窓枠有海】
「昨年度のあの忙しさは何だったのでしょう…」

【豆縞蛍】
「お茶は……園芸部が試験的に作った新茶らしいけど」

【窓枠有海】
「へー…これ外に出しても売れそうですよねー」
ずずず

【豆縞蛍】
「生徒会長の仕事はすべての責任をおっかぶること……」

と、蛍が言った瞬間。建物ごと地面が揺れます!

【窓枠有海】
「ケツもちをするからまずは好きに頑張れや、ってこと……!!!!」

【窓枠有海】
「なななな!!」
机の下に隠れます

(これは他のキャラクターも感じます)

震度6を優に超える大地震です。しかも直下型です。

火山島という事もあって地震には慣れっこな生徒たちも、ここまでの激震は滅多に経験してません。

地震はゆうに30秒ほど島をゆすった後、余韻を残して消えていきます。

そして鳴りだす執行部の電話たち。

【窓枠有海】
「火山島な宇津帆島島でもこれは流石に…噴火なんかしてませんよね?」

【窓枠有海】
「あ!はいはい!こちら執行部!落ち着いて被害状況をまとめてメールして!!!」

【豆縞蛍】
「──うむ。被害報告の取りまとめをはやく。放送部に緊急ニュースを」

【窓枠有海】
「まとめたデータを放送部に転送します!」

有海にかかってきた電話に、衝撃的な一報が入ります。

【窓枠有海】
「──えっ!!なんですって!」

【原発委員会】
「──原発は緊急停止させました。検査待ちですが、復旧には相当の時間がかかります!」

【窓枠有海】
「蛍ちゃ──会長、原発が!」

【豆縞蛍】
「ふむ。ちょうどいい。修学旅行を前倒しに開始しよう」

【窓枠有海】
「エネルギー供給問題が!って!!ええぇつ!?!」

【豆縞蛍】
「島から生徒を出す。そうすれば、現存の発電システムでどうにか学園の機能は維持できるだろう」

【窓枠有海】
「なるほど………って会長、それどさくさで面白がってません?」

【豆縞蛍】
「面白がっているように見えるか……そうかもしれないかな」

蛍は微かに達観の笑みを浮かべると、有海の方を向きます。

【窓枠有海】
「でも有効な一手であるし学園らしいと思います──理科部活連に連絡!とくに狂科のエネルギーは速攻止めちゃって!」

【豆縞蛍】
「それにな。もうすぐ、学園は戦場になる」

【窓枠有海】
「──え?戦場、ですか?」

【豆縞蛍】
「君も『ほうらい会』という名前は聞いたことがあるだろ?」

【窓枠有海】
「ええ、名前だけは、前期執行部でも話題に出ていましたし」

【豆縞蛍】
「『地球最後の秘宝』を巡って、陰謀を巡らす組織だが──それは30年ほど前の話」

【豆縞蛍】
「今は、世界を舞台にして陣取り合戦をしている、迷惑な組織だ」

【窓枠有海】
(思いがけずほうらい会へのフックが見えてきたわね…)
「その組織が学園を盤上に?」

【豆縞蛍】
「かくいう私は、その『ほうらい会』の主席の一人だ」

【窓枠有海】
「──!!!」

【窓枠有海】
「会長は…その、学園を戦場にと?」
不安げな表情

【豆縞蛍】
「会には12人の主席──メインプレイヤーがいる。その主席同士が、現実世界を使ってゲームをしている」

【豆縞蛍】
「わたしの本拠地はこの宇津帆島。その島に、ちょっかいをかけようとしている主席がいるんだ」

【窓枠有海】
「(豆縞蛍は立場的には陣地を守る側…か?)なるほど、その為の準備のために学生たちを外に」

【豆縞蛍】
「どの主席が狙ってくるのかはわかってはいないが……巻き込まれたり、相手の兵隊になるかもしれない人数はできる限り少なくしたい」

【豆縞蛍】
「とはいいつつ、私の兵隊はほんの一握りしかいない」

【窓枠有海】
「ゲリラ戦ですかね?あまり復興に予算がかかるのは困りますが…」

【豆縞蛍】
「いや。学園の未来は、本校にいる英雄的生徒の活躍に委ねようと思う」

【窓枠有海】
「──そうなると?主席である会長はなにをなさいます?」

【豆縞蛍】
「私は──ここ、この部屋で、事態の収拾を見守るとする」

【豆縞蛍】
「私がここにいる限り、学園は倒れない。そういうものだろう」

【窓枠有海】
「なかなか肝が据わってらっしゃいますね…学園生徒が自律的とはいえ駒になってしまうのは複雑な思いがありますが…」

【豆縞蛍】
「私が差配しなければ、生徒たちは自主自立でこの学園を守ったことになる。それで学園の自主性は守られるわけだ」

【窓枠有海】
「ほうらい会主席の駒ではなく、自らの意思を尊重するという事ですね」

【豆縞蛍】
「というわけで、窓枠クン。差し当たって、1か月分の食料を手配してほしい。さすがの私でも、腹が減っては戦はできないのでね」

【豆縞蛍】
「学園に手を出したことを、後悔させてやってほしいのだ」

【窓枠有海】
「わかりました!急ぎ手配しますね!リクエストはあります?」

【豆縞蛍】
「カップラーメンとレトルトカレーは外せない、かな?」

【窓枠有海】
「了解です、ボ〇カレーはどうやってたべてもおいしいですからね♪」

それではシーンが変わります。



加代子さんですが、学食横丁のとある屋台でひそひそ話の最中です。

相手は背中合わせで、決して顔を見ないように要求し、加代子に仕事を依頼しています。

【小村加代子】
「‥‥あたしは殺しはやらないわよ。それでいいの?」

【謎の依頼人】
「一週間以内にこのリストにある品物をそろえてもらいたい」

【小村加代子】
「これ?」
リストを見ます

スマホではなく、プリントアウトされた紙のリストです。

【小村加代子】
「ふぅん‥‥何が目的?」

生理食塩水、消毒薬、シーツ、栄養剤……などなど、です。

東洋医術研簡単値7で判定してください。

【小村加代子】
東洋医学研:【3d6】を振りました。結果は「12」成功です。(成功値14以下)(各ダイス目:6,4,2)

リストをざっとみてわかるのは、「病人を1か月ぐらい安静にして維持するのに必要なモノ」です。

【小村加代子】
「なんであたしなの?保健委員じゃなく」

【謎の依頼人】
「わかっていると思う。これは表向きの仕事ではないのでね。手付で化学部の学札500万。これで物品の買取も行ってほしい」

【謎の依頼人】
「品物がそろったら、残り500万を渡す。それでやってもらいたい」

【小村加代子】
「なるほどね、わかったわ」
そういう”表に出せない”病人に心当たりはありますか?

【謎の依頼人】
「先ほどの地震騒ぎで、それらのモノは入手が難しくなるだろう。はやめに頼む」

東洋医術研簡単値0で判定してください。

【小村加代子】
東洋医学研:【3d6】を振りました。結果は「5」成功です。(成功値7以下)(各ダイス目:2,2,1)

【小村加代子】
出たw

噂に聞いていますが、とある「学園有名人」が行方不明になっています。

【小村加代子】
その有名人とは?

誰かはわかりませんが、それに関係しているような気配を感じました。

噂では「とある女子生徒」です。

【小村加代子】
「ふぅん‥‥まあいいわ、とにかく準備は請け負うわ」

【謎の依頼人】
「では、品物がそろったらここに連絡してくれ」

と、電話番号を渡して依頼人は消えます。

【小村加代子】
連絡先を受け取ってその場を立ち去ります

では、シーンが変わります。



地震の後の巡回班屯所です。

【相馬左門】
さすがに回顧録執筆放り出して仕事してるよ

【巡回班の田中さん】
「あー、もう相馬さん? なにやってるんですかっ? そんな回想録は誰も読みませんよ、まったく」

【巡回班の田中さん】
「あれだけの地震があったあとですよっ! 火事とかけが人とかが出てないか、見回りにいってきなさいっ!」

【相馬左門】
「へいへい」

【巡回班の田中さん】
「あなたはもう生徒会長じゃないんですよっ! あたしの配下だということをお忘れないよう……あー、忙し忙しい」

田中さんは行ってしまいます。

【相馬左門】
素直に見回りしますなぁ。以前と違ってこういう時に一般生徒から名前と顔を覚えられているから苦情とかきやすかろー

外に出てわかるのは、地震で恵比寿寮が半壊していたり、学食横丁の一部で火事が起こっていたりします。

【相馬左門】
火消はどこの担当だったっけ?

あと、原発が停止して電力供給が少なくなり、各所で停電していたり、路面電車が止まっています。

消防は生活委員会の管轄です。

【相馬左門】
となると俺たちの仕事は避難誘導と火事場泥棒の抑止、負傷者救助か

地震直後にはぱにっくってた生徒達ですが、さすがに1時間ほどたつと表面上はいつもの平静さを取り戻してはいます。

が、そこここでけが人が運ばれていたり、買い付け騒ぎなどが起こっていますので、巡回班の仕事はいっぱいです。

そんな中。

左門は慌ただしい道の真ん中で、とある人物に出会います。

【相馬左門】
ふむ?

【土御門保憲】
「お、これは相馬会長。いや、前会長か」

【相馬左門】
「おう、地脈の先輩か、お久しぶり」

【土御門保憲】
「まだ正式な報告ではないが、SGが止まった」

【相馬左門】
「あ!?…取り残されたメンツは!」」

【土御門保憲】
「SGを再起動させねば、月光洞にいる者たちは帰還できない」

【土御門保憲】
「先ほどの地震は、何者かが龍脈を乱すために起こしたものだ」

【相馬左門】
「そうかい。…委員会ビルに急ぐかい?誘導くらいはできるぞ。中に入ったらもうやれることはないけど」

【土御門保憲】
「いや、まずは乱れた龍脈を元に戻すための方法を探すことにする。わかり次第連絡する」

【相馬左門】
「伝える先に要望はあるかい?顔だけは利くぜ」

【土御門保憲】
「いや、これは誰かの陰謀の一端にすぎないと思う。情報の行く先は少ない方がいい」

【土御門保憲】
「君の人脈を信じている」

【相馬左門】
「んじゃまぁ、書記の窓枠君に投げとくわ」

【土御門保憲】
「それでは」

保憲は、マントをひるがえすと、人込みに消えていきます。

そして振り向いた左門は、委員会センターから出てきた有海の姿を見かけます。

【相馬左門】
「よー、窓枠君。久しぶりー。飛び切りのバッドニュースがあるんだ。対処よろー」

【窓枠有海】
「あれ!会ちょ…左門さん!忘れ物ですか?!ってBADニュース…相変わらずですねぇ」

【相馬左門】
そっと距離を詰めてささやく

【相馬左門】
「土御門さんからの情報だ。SGが停止したそうだ。」

【窓枠有海】
「えっちょっとくすぐったいです…!?さっきの地震が!!」
顔を赤からめつつ

【窓枠有海】
「SGが…そうなると向こうにいる人達が!物資も!大変!」

【相馬左門】
「ああ、この地震は自然現象じゃない、テロだ」

【窓枠有海】
「情報ありがとうございます!」
とセンターに戻ります

【窓枠有海】
(それにしても主席のゲーム…結構洒落にならない…蛍ちゃんもどこまで知ってるんだろう)

では、シーンが変わります。



大地震の後の騒ぎも鎮まりつつある学食横丁。

ジェーンはひとりプラプラあるいています。

ジェーン・ドゥ
けが人はおらぬか~?
どんな怪我でも 直してやるぞぉ~

ぶらぶら

屋台の下敷きになった生徒をちょいと助けたり、火をふっと消したりしてました。

【ジェーン・ドゥ】
おっと ぼやじゃな?
 ほいっ ほれ きえたぞぃ^^

とけが人を助けたりしていますと、通りに普段見かける生徒や先生とは風格の違う人物をみかけます。

【?】
「ほう……なかなかに面妖な技を使う娘っ子だ」

【ジェーン・ドゥ】
「なんじゃ? 見かけぬ顔だの……」
魔法の目で鑑定してみよう。

魔法の目でアナライズしても、ただの人間という結果が返ってきます。

【?】
「少し、この老体につきあってはくれんかな? なに、そこの牛めし屋で昼飯をおごらせてもらうだけだ」

【ジェーン・ドゥ】
(ふむ……しかし ただならぬ雰囲気を持っておる……)
「面用途は失礼じゃの これでも人助けの業じゃぞ?」
とすこし ぷくっとふくれます

【?】
「これはすまぬすまぬ。世間に顔を出すのは久しぶりだったものでな」

【ジェーン・ドゥ】
「飯を食うておる暇はない、用があるならこのままついてくるがよい」
と魔法で体力的なサポートをしてあげよう。

【?】
「ほう、それなら一つ、この私の頼みを聞いてくれないか」

【ジェーン・ドゥ】
けが人はおらぬか~ ジェーンの保健室の出張だぞ~

【ジェーン・ドゥ】
人助けをしてはおっても、わしの気が向くかどうかで 聞いてやれるかどうかわからぬが、勝手にしゃべる分には構わぬぞ?

【?】
「それなら独り言だ。最近我が家に不法に出入りしている者たちがいてな。それを追い払ってもらいたい」

【ジェーン・ドゥ】
「なに? 足が折れたと?」
どれどれ。。。ぽわん。。。
「ほれ もう大丈夫じゃろ? きをつけっていくがよい」
※独り言を聴きつつ生徒の治療

【?】
「我が家はただの家ではないのでな。あまり知らぬものに出入りされては困るのだ」

【ジェーン・ドゥ】
「不法侵入であれば、駐在所にそうだんするのがすじじゃろう? 金を積むなら学園の巡回班やその他でも 出張ってくれよう?
なぜ、わしじゃ?」

【?】
「ただでさえいたずら者が来るところだが、ここまで中に入られたら、後が大変での」

【?】
「ただものではないと思ったのでな。おぬしが」

【?】
「組織や集団の力を借りずに、ただ独りで自分の道を切り拓くことのできる者。そのような者に仕事は頼みたい」

【ジェーン・ドゥ】
「わしはただの医者じゃぞ? けが人程度しか見てやれぬがそれでもかまわぬか?」

【ジェーン・ドゥ】
「ああ そうじゃ そうじゃ おぬしは何者じゃ? で、相手に心当たりは?わしとて、知り合いが相手では困るでな。」

【?】
「おぬしがいたずら者を放り出したら、ケガの一つや二つでは済まないだろ。まさに『まっちぽんぷ』」

【?】
「われか? われは皆に『SS爺さん』と呼ばれておる、ただの老体だ」

【ジェーン・ドゥ】
GM その名前にこころあたりはありますか?

知性の簡単値9で判定してください。

【ジェーン・ドゥ】
知性:【3d6】を振りました。結果は「11」成功です。(成功値18以下)(各ダイス目:6,3,2)

噂では有名な人物です。旧SS本部跡に住まう”変人”で、探検に行った生徒たちが遭遇し、叩きだされるそうです。

妖怪や怪奇現象ともいわれ、その姿を本部以外で見た者は皆無です。

【ジェーン・ドゥ】
SSとの関係などのうわさは知ってますか?

この「SS爺さん」は、かの90年動乱には南豪の配下として参加し、SS壊滅のあともずっとSS本部いるという話を聞いています。

【ジェーン・ドゥ】
なるふぉど

【SS爺さん】
「──あとはおぬしの考えに任せるとするか」

爺さんは人込みに消えていきます。

【ジェーン・ドゥ】
まぁ 正直 少し面白そうなので 「いつ辞めても文句は言わぬようにの」といって力を貸すことを承諾します。

【ジェーン・ドゥ】
魔法で後を付けていこう

【ジェーン・ドゥ】
はーい

というところでシーンが変わります。



さて、数日が慌ただしく過ぎていきます。

それぞれ委員会の活動や、修学旅行に行く生徒たちの準備の波にもまれたりしています。

【窓枠有海】
「はーい!そっちの書類印刷したら帳合機にまわしてね!!!」

原発の停止、SGの不具合などは周知の事実となり、快適な生活を望めないと考えた生徒の多くが、修学旅行にさっさと行ってしまおうと思っています。

地震の余波は新町にも波及しており、こちらも機能が落ちていて、学園生徒を受け入れる余地があまりなくなっているの原因の一つです。

海上空港や飛行船発着所からは毎日モブ生徒達を乗せた飛行機や飛行船が旅立っていきます。

ちなみに今年の修学旅行は「関東地方です」。

さて、加代子は東洋医術研簡単値5で判定してください。物資の集め具合の判定です。

【ジェーン・ドゥ】
明治神宮や靖国神社と皇居は必ず回りたいのぉ とおもう ジェーンさんであった

【小村加代子】
「複数の身元」で保健委員の籍を持ってる生徒のふりをすると修正入りますか?

では、+2のボーナスを得ます。

【小村加代子】
東洋医学研:【3d6】を振りました。結果は「7」成功です。(成功値14以下)(各ダイス目:4,2,1)

なんとか手を回して、リストのすべてのものを確保しました。ワゴン車一台に何とか詰め込みました。

【小村加代子】
受け取った連絡先に電話します

【謎の依頼人】
「では、今夜この場所にもってきてもらいたい」

【小村加代子】
「わかったわ」
自分で運転していきます

依頼人が指定したのは、「旧SS本部」──

【小村加代子】
「‥‥急にきな臭くなってきたわね」



シーンが少し変わって、左門です。

左門のスマホに土御門先輩からメールが届きます。

【相馬左門】
はーい、確認するよー

「龍脈を乱すのは、以前”太歳”を封じたところにしかけた細工のようだ」

「私はSG本体の調整を行う。君には”太歳”の下に行ってもらいたい」

【相馬左門】
「太歳かぁ。確か報告書はそこらにしまっといたなー」

【相馬左門】
「お、その前に返信しとこー。了解です」



では少しシーンが変わります。

生徒会執行部には、各委員会・クラブからの報告が入ってきています。

生徒の約8割が島を出ています。

【窓枠有海】
「はいはい!こちら執行部!その件は鉄道研のほうにお願い!」

【相馬左門】
「おー、地下鉄工事現場だったな―」

残ったのは、医療関係の生徒とけが人・病人、生活委員会、原発委員会、それに任務に忠実すぎるいわゆる”学防三軍”などです。

(あとはPCのほとんど)

【窓枠有海】
PCは大体残ってるわけか

(修学旅行に行きたいPCは自由に行けます)

【窓枠有海】
「原発委員会は引き続き復興作業お願いしますね!」

【豆縞蛍】
「ここ数日でこの数字とは。ここの生徒の頭の切り替えの早さには感心するな」

【窓枠有海】
前のシーンで左門から聞いた話を蛍に報告するつもりだけど、伝わってる体で良いですか?>GM

SGの件は話してあります。

【窓枠有海】
りょりょ>SG

【窓枠有海】
「なんだかんだとイベント好きですからねぇ…学園生徒」

【豆縞蛍】
「しかし、SGに手を出すとは。どんな手を考えているか?」

【窓枠有海】
「向こうの生徒たちも心配です…まさか向こうで攻めてきてるって事ないですよね?」

【豆縞蛍】
「それならSGはそのままつながるようにしておくだろう。学園に避難民を流入させる方が、パニックを引き起こしやすい」

【窓枠有海】
「みんな無事だと良いですね…むこうじゃずいぶんと経ってるでしょうし」

【豆縞蛍】
「今はSGの復旧を祈るだけだ。さて、他に何が動いているのか?」

【窓枠有海】
なにかスパイ研の情報網にひかかるものありますかね?

では、スパイ研簡単値0で判定してください。

【窓枠有海】
スパイ研:【3d6】を振りました。結果は「6」成功です。(成功値6以下)(各ダイス目:3,2,1)

【窓枠有海】
wwwwwwww

とある大陰謀が進められているのを察知します。

【窓枠有海】
他業務をしているふりをしながらスマホで情報を確認します

と党が都々目紅美を誘拐して、今、その身を拘束しています。

【窓枠有海】
なんと!

と党は彼女を旧SS本部に運ぼうとしています。

【窓枠有海】
有海は直接知らないけど左門との絡みは知ってるだろうし
そっと左門にメールします

そこでほうらい会の主席の指示により[ここは不明]の作戦を実行しようとしています。

【相馬左門】
「あ、メール?百目ちゃんがSS残党に…借りがあったし、割と不義理してたからここで返しとかんとな―」

【窓枠有海】
「作戦の具体的内容はわからないけど、左門さんこんな感じですよ!」

【窓枠有海】
主席絡みならあわせて蛍にも報告をします

【窓枠有海】
「会長!主席が動いているようです」

【豆縞蛍】
「ふむん──都々目は”支配の指輪”の保有者。それが関係してくるだろう」

【相馬左門】
(この場は左門のアクション手番ではないけど、連絡を受けた以上旧SS本部に向かう予定)

【窓枠有海】
「”支配の指輪”…ですか…大事になりそうですね」

【豆縞蛍】
「窓枠クンはすぐに行ってほしい。ここは私に任せて」

【窓枠有海】
「わかりました、左門さんと合流します!」

【豆縞蛍】
「印鑑は預ける。必ず返しに来てくれ」

【窓枠有海】
「…承知しました」
印鑑をポーチに入れて走り出します



夜になります。

ジェーンは女子寮からぽてぽてと旧SS本部向かって歩いています。

何日か夜に行ったのですが、いつも空振りに終わっていました。

【ジェーン・ドゥ】
旧SS本部へ「出勤」 はじめて? 何回目とか?

【ジェーン・ドゥ】
ふむ

旧SS本部には数回行きましたが、いつも誰もおらず、そのまま数時間待って、引き返しています。

【ジェーン・ドゥ】
「旧本部ってこんな感じじゃったか……」
本家SSと比べても遜色ないのぉ ておもってます

旧SS本部は、総コンクリート造りの高層ビルで、まさにベルリンの高射砲塔(フラックタワー)のようです。

いつも灯りも無く、夜になると真っ黒い影を夜空に映しています。

そして、ジェーンが「今夜も空振りか」と引き返そうとした時、一台の車が走ってきます。

【ジェーン・ドゥ】
暗闇でも見えてる(魔法)

【ジェーン・ドゥ】
「おや? あれがそうかな?」

【小村加代子】
ぶろろろ~

加代子はヘッドライトに幼女の姿が浮かぶのがわかります。

【ジェーン・ドゥ】
最寄りの入り口を魔法障壁張っておこう

【小村加代子】
入り口近くに横付けすると、1回パッシングしてからライトを消します。
幼女はとりあえず気にしない

加代子の車はジェーンの横に停まると、ピッと警笛を鳴らしてからライトを消します。

【ジェーン・ドゥ】
ジェーンさんは 爺さんが言ってたのがこれかどうかわからないので障壁はっただけで特に何もしません。

【小村加代子】
車からは降りずに、依頼者からの接触を待ちます

旧SS本部前は静まり返っています。車と、ぽつねんと立つ幼女がいますが。

そこに左門と有海がやってきます。

【相馬左門】
「あー、はいはい、巡回班ですよー、職質しますよー」

旧SS本部入口→ジェーン→加代子の車→左門&有海という位置関係です。

【ジェーン・ドゥ】
ジェーンさん 特に何も言わず 入口の前で体育座りでもしてようか

【ジェーン・ドゥ】
入口【障壁】じぇーん【障壁】 こんなかんじで おなしゃす


【窓枠有海】
「お嬢ちゃん!こんな暗い所にいると怖い巡回班が攫って行っちゃうよ!」

【相馬左門】
「そこの車の人ーここは曰くありのところだけどなーぜ駐車してるかなー?」

【小村加代子】
エンジンは切ってません。アイドリング状態です

【小村加代子】
窓を開けて「あたしのことかしら?」

【相馬左門】
「あー、職質ですよー免許証か学生証みせてねー」

【小村加代子】
ちらっとだけスマホを見せて、「駐車じゃなく停車よ。エンジンは切ってないから」

【相馬左門】
ちなみに小村さんだと左門はわかります?

面識があれば>左門&加代子

【小村加代子】
面識はあるよー。加代子の初登場回でw

【小村加代子】
あるみんとジェーンも知ってる

【相馬左門】
うん、「怪しい生徒会長」という認識だったはず

ここはRPをよろしくです。

【小村加代子】
「久しぶりね、会長、じゃなかった、左門さん」

【窓枠有海】
「あら!子どもと思ったらジェーンさん!勘違いして補導されちゃいますよ!」

【ジェーン・ドゥ】
ふるふる っと 首を振りますが 言葉はありません

【相馬左門】
「あー、小村さんはなんでここに?ここは非常に物騒というか、長居すると公安の監視対象になっちゃうよ」

【小村加代子】
「あたしはただのお届け人よ。ここを指定したのは依頼人だから、あたしの管轄外だわ」

【相馬左門】
「ふむ、中身を改めさせてもらっても?」

その時、加代子のスマホに着信が。

【小村加代子】
「そこは依頼人に聞いてほしいわね。まあ、ご禁制になるようなものはないわよ」

【小村加代子】
電話に出ます
「はい、小村です」

【謎の依頼人】
「今確認した。そちらに向かう」

そして遠くからエンジン音が。

【小村加代子】
「第三者がここらへんにいるけど構わないかしら?」

電話は切れています。

【小村加代子】
「あら、せっかちね」

やってくる一台の救急車。

【小村加代子】
車を降りてトランクを開きます

救急車は旧SS本部の前に停まります。

【相馬左門】
「こんなところで取引する依頼人って治安組織的には疑わざるを得ないよなぁ」

【小村加代子】
「(左門にひそひそと)あたしは運んできただけだから、そこに乱入するのはあなたの自由よ」

ドアを開けて出てくるモブ顔をした生徒たち。

【と党】
「よくやって……あ、生徒会長!」

【と党】
「それに突撃タイプライター!(有海のこと)」

【相馬左門】
「うん?どこかで見た顔だなー。職質でーす。ちょっと車の中はいけーん」

【窓枠有海】
「タイプライターじゃありません!!!窓枠!窓枠有海です!そっちこそ手を上げなさい!」
とPPKを構える

【と党】
「情報がもれていたのか?」「いやまさか」

【ジェーン・ドゥ】
ところで、旧SS本部の敷地内の話なんのかしら?
だとしたら、ジェーンさんは全員を取り押さえてしまわないといけないことになりそう。

今のところは路上です。

【小村加代子】
「巡回班さん、こっちの皆さんは違法の団体なのかしら?」

【小村加代子】
「あたしとしても、犯罪の片棒は担ぎたくないのよね」

【相馬左門】
「それっぽいね。最悪の場合、この救急車をカタナで両断しないといけないかも」

【窓枠有海】
「あなたたちの企みはまるっとオミトオシよ!」
※とカマをかける

【と党】
「しょうがねぇ」「やっちまえ!」

【窓枠有海】
「左門さん!来ます!」

【小村加代子】
「あら、それじゃ商談は決裂ね」
ブローチを構えます

【と党】
がちゃがちゃとそれぞれ得物を構えると党6人。

【ジェーン・ドゥ】
ふむ 話の通じなさそうな 救急車の連中 一斉に 魔法で縛り上げましょう!

【相馬左門】
「今日はロイの奴いないのー?」

──で、数瞬で制圧されます。

【小村加代子】
モブくんじゃ左門の相手にはならないw

【窓枠有海】
以下略であったw

路上に転がると党の一団。

【相馬左門】
まぁ、範囲攻撃持ちが二人もいるから>ジェーンさんと左門

【ジェーン・ドゥ】
入口【障壁】じぇーん【障壁】車 左門たち  【鎖】6人【鎖】救急車

【相馬左門】
「さーて、とベッドの中には誰が眠ってるかなー。探してる眠り姫だといいんだけどー」

【相馬左門】
「この後地下の工事現場に行かないといけないし―」

【小村加代子】
「さて、この皆さんは約1ヶ月も誰を”保護”しようとしてたのかしらね?」

左門が救急車の中を覗くと、そこにはストレッチャーに横たわり、点滴を受けている紅美の姿があります。

眼鏡無し、手袋無し、Tシャツにショーツだけです。

【小村加代子】
「この子は?」←知らない

【窓枠有海】
「──!」
【窓枠有海】
「左門さん見ちゃダメ!」
と左門の目をふさぎます

【ジェーン・ドゥ】
ジェーンさん その場を離れず 背伸びしたりで 病人がいてそうなところを覗いています

【相馬左門】
「なるほどー、まぁ、彼女を匿うにはうってつけよなー。とりあえず保護だなー。誰のとこに連れて行くのが安心できるか?露子のとこはSGが止まってるからアカンし」

【小村加代子】
上着を脱いで紅美の腰に巻きます

ジェーンには3人が救急車の中を覗いていることしか見えません。

まぁ、救急車なので病人かけが人かが乗っていることは想像つきます。

加代子は東洋医術研簡単値5で判定してください。

【ジェーン・ドゥ】
ふむ……じゃぁ 声をかけるか 救急車なんだし
「おーい!病人か?けが人か?」

【小村加代子】
東洋医学研:【3d6】を振りました。結果は「7」成功です。(成功値12以下)(各ダイス目:5,1,1)

【相馬左門】
「確か彼氏的な人がいると聞いた気もするが連絡先知らんし、エステルのとこは音信不通だし」

【窓枠有海】
「とりあえず日向荘に部屋を確保しましょうか」

加代子の見立てでは、紅美は「昏睡状態」にあります。しかも、何らかの植物から作られた「麻薬」が使われています。

ジェーンも救急車の中を覗けます。

【相馬左門】
「そうなるかー。窓枠君、情報管理に気をつけてな。公安がこの子を追ってる」

【小村加代子】
「ただ眠ってるわけじゃないわね。薬漬けとなるとあたしの手には負えないわ」

【ジェーン・ドゥ】
薬漬け!? なんだか物騒な言葉が聞こえたの?
障壁をそのままに 近寄ってみます

【窓枠有海】
「公安が…了解です、ジェーンさん!」

【小村加代子】
「あら? あなた確か保健委員だったわね。麻薬に関する知識はある?」

ジェーンは保健委員会簡単値5で判定してください。

加代子も東洋医術研簡単値7で判定できます。

【小村加代子】
東洋医学研:【3d6】を振りました。結果は「8」成功です。(成功値14以下)(各ダイス目:4,3,1)

【ジェーン・ドゥ】
魔法で 毒素(麻薬を含めて)を体から抜き取ろう

【ジェーン・ドゥ】
保健委員会:【3d6】を振りました。結果は「10」失敗です。(成功値5以下)(各ダイス目:6,2,2)

【相馬左門】
「SGが動いてりゃあ、露子のところなんだが、こうなるとちゃんとした医療施設に運び込まないとダメだろ―。モダ枠君、公安から守ってあげてくれ」

加代子とジェーンの見立てでは、錬金術系の麻薬が使われていることがわかります。

【窓枠有海】
「窓枠です!モダってなんですかモダって!」
頬っぺた膨らませます

西洋医学でも東洋医学でもない、違う系統のものです。

【小村加代子】
「あ、アルフォートさん可愛い(くすっ)」

ジェーンの超能力でも毒素抜きはできそうもありません。

【相馬左門】
(タイプミスだけど、実は左門が窓枠君の呼び方を間違えたのは初。それぐらい心配して動揺していることにしよう)無理やりいい話にしようとするPL

【窓枠有海】
「聞こえてますよ!加代子さん!」ぷんぷん

【窓枠有海】
タイプミスやったんかwww

それでは、左門は感性の簡単値9で判定してください。

【相馬左門】
感性:【3d6】を振りました。結果は「7」成功です。(成功値14以下)(各ダイス目:3,2,2)

紅美の左の人差し指。

指輪がありません。

【窓枠有海】
よかった指はあった

【相馬左門】
「…なんだと。指輪が…」

【相馬左門】
動揺しつつ
「的枠君、ミス豆縞に伝言を、【百目君は指輪を持っていない】。…必ず伝えてほしい」

【ジェーン・ドゥ】
「なんじゃ?会長……えーっと、色侍さんやその指輪ってのは プレゼントデモしたやつかの?」

【相馬左門】
「いや、もっと重要で面倒なものさ。言うなれば指輪物語の一つの指輪だ。で、ジェーンさん、この子を預かっていただけないか。錬金術の技だというなら普通の病院よりあなたの病室の方が安全だろう」

【窓枠有海】
「……分かりました、しっかり伝えておきます…あと私窓枠です…」

【窓枠有海】
即座に蛍にメールします

ここで指輪の顛末について話す場合は、全員に包み隠さず話したことになります。

【相馬左門】
ここまでいわくありげに語った以上話します。
あと、百目ちゃんの身柄云々はPCからの提案です

【小村加代子】
「‥‥何よそれ、トールキンの話が現実にあるって言うの?物騒な話ね」

【ジェーン・ドゥ】
「指輪物語……? すまんおわしはそれを知らぬが、やばい指輪と言って思いつくのは ソロモンの指輪くらいじゃがそれと比べてどんな感じじゃ?」

”支配の指輪”は、かつて南豪の左手にあったもので、強力な人心掌握の力を持っているモノです。

【相馬左門】
「世界征服が現実的な選択肢に上がるくらいにはやばい」

【窓枠有海】
(有海はさっきの会話の流れ的に蛍から聞いてる感じかもしれない)

紅美はその封印・破壊をするために学園にやってきたのですが、紆余曲折があって、まだその任を果たしていません。

紅美はある一件で指輪の正当な継承者になり、指輪を制御していました。

そして今夜の一件を迎えます。

【相馬左門】
「身も蓋もなく言うと俺もその指輪のことを危険視して、指輪を破壊できる火山がある場所への進出が帝国高原介入の目的だった…焦りすぎて失敗してみんなに迷惑かけまくって、その後始末もまだ終わっちゃいないがな」

【ジェーン・ドゥ】
紆余曲折ありましたな ssを書いたのはいい思い出

有海もだいたいの顛末は聞いています。



救急車と紅美、そして地面に転がると党たち。

4人の情報交換は終わりました。

【ジェーン・ドゥ】
さて、この娘の身柄をうちで預かっても構わぬぞ

【小村加代子】
「セキュリティは大丈夫?」

【窓枠有海】
「有海です、ええ、紅美さんが…」
蛍に報告

【相馬左門】
「ありがとう、ジェーンさん、丁重に運ぼう。それとー土木研にいる彼女の彼氏にも伝えんといかんのだが」

【窓枠有海】
「左門さん知らないんですか?」

【小村加代子】
「彼氏、いるんだ(ぽそっ)」

と、その時。地面の下から細かい微かな振動が…

【ジェーン・ドゥ】
「わしがおればなんとかなろう。おらぬ時でも、うちの保健室は一騎当千のつわものぞろいじゃ」

【相馬左門】
「助けてもらったり、ことりくんの教会で顔を合わせたりはしたんだが」

【小村加代子】
「地震よっ!」

【窓枠有海】
「きゃあ!」
左門に抱き着く

【相馬左門】
「あー、土御門さんから、地下の太歳のところをなんとかしないと地震収まらないといわれてたんだ―」

ぐらっと地面が揺れます。路面に地割れが起こり、下から淡い白緑色の光が漏れ出ます。

【相馬左門】
優しく抱き留める
「大丈夫か、窓枠君」

【小村加代子】
紅美にかぶさるようにしてかばいます

【窓枠有海】
「え?なにチェレンコフ光?(違)」
左門につかまったまま

【小村加代子】
(首をひねって左門とあるみにジト目)

【窓枠有海】
視線に気づき、慌てて離れるw

【相馬左門】
窓枠君を抱き留めたまま
「早く止めにいかんと」

【窓枠有海】
が、離れられなかった!
「ちょ、左門さん!」

【ジェーン・ドゥ】
魔法で鑑定 なんじゃこの光は?


地震はしばらくするとやみ、辺りは何事もなかったかのようにシーンと。

ジェーンはわかりますが、何か魔法的生物が地下にいます。

【小村加代子】
地割れと光はそのままですか?

地割れは揺れが収まると元に戻ります。

【ジェーン・ドゥ】
色侍さんや 何がおるのか知っておるのか?

【小村加代子】
「止めに行くのはいいけど、紅美さんを運んでからね」

【相馬左門】
揺れが収まったら窓枠君を解放
「無事かな、お嬢さん」

【窓枠有海】
「先に抱き着いたのは私ですけど…からかうのはやめてください!」
照れながらぷいっ

【相馬左門】
「太歳ってわかる?忍のやつからの又聞きなんだが」

【窓枠有海】
「太歳…木星の精?」

加代子は東洋医術研簡単値7、ジェーンは超常心理学研簡単値3で判定してください。

【小村加代子】
東洋医学研:【3d6】を振りました。結果は「9」成功です。(成功値14以下)(各ダイス目:5,2,2)

【相馬左門】
「話聞いた分にはクトゥルフ神話的なサムシングだったんだが」

【ジェーン・ドゥ】
超常心理学研:【3d6】を振りました。結果は「8」成功です。(成功値16以下)(各ダイス目:4,3,1)

太歳とは、中国で知られている木星の精で、地面の下を動き回り、掘り出されると凶事が起こるというモノです。

SG開通のおりに地下鉄工事現場で発見され、封印されたモノです。

【相馬左門】
「あ、直接戦ったのは露子だったかな」

【窓枠有海】
「そんなのが今回の地震を?!」

【と党】
「……ふふふ、太歳の封印が解かれれば、学園など……」

【小村加代子】
発言したモブくんの首筋に手刀を叩きこんで眠らせます

【と党】
「ぐっ(昏倒)」


【ジェーン・ドゥ】
「なんじゃ おぬしらいろいろと知ってそうじゃな? ああん? 口をワラント? なに しゃべる必要などない、直接読み取るだけじゃ」
で 頭の中を魔法で読み取ります

【ジェーン・ドゥ】
あ……

【相馬左門】
「今回も土御門さんが全体的に何とかしてくれるみたいだから、こっちはこっちで化け物退治してSGを復旧しよう」

では、ジェーンは超常心理学研簡単値7で判定してください。

【ジェーン・ドゥ】
超常心理学研:【3d6】を振りました。結果は「7」成功です。(成功値20以下)(各ダイス目:4,2,1)

と党の面々の脳髄の中身を読み取ります。

【ジェーン・ドゥ】
ふむふむ どこじゃどこじゃ・・ああん? あのクラスのあの娘のうなじが好きじゃと? そんなことはどうでもいいんじゃ!

依頼人:ほうらい会主席、名前は「メールゲーマー」
任務:都々目紅美の誘拐および昏睡状態の維持
任地:旧SS本部
期間:今のところ1か月
主な敵:生徒会長
作戦:月光洞内の別動隊と連携
備考:紅美の収容が終わったのち、月光洞の別動隊が活動開始。
以上

【ジェーン・ドゥ】
ふむふむ 口に出して 読み上げてます

【ジェーン・ドゥ】
なるふぉど やはりss爺さんが言っておったのはこやつらじゃな。

【窓枠有海】
「蛍ちゃん!大変です月光洞にも主席の手が!」
とメールします

【相馬左門】
「メールゲーマー?今のところやりあった記憶はないが。月光洞でも作戦進行中とは大掛かりな」

【小村加代子】
「‥‥百歩譲って犯罪まではまだいいとしても、このあたしを学園転覆の手先に使うとはいい度胸してくれちゃってるじゃないの‥‥」

【ジェーン・ドゥ】
「ふむ ちょいと 爺さんにも話を聞かねばなるまいの」
そういうと 大声で
「おーい!じいさんや!ちょっとでてこんかぁ?」

【相馬左門】
「SG解放せんとそっちは対応できないから太歳をなんとかしよう」

【相馬左門】
スマホをいじりながら
「確か、露子の話だと太歳は渦巻く肉塊で触腕で攻撃してくるらしい」

【小村加代子】
「有海さん、紅美さんを保護する人を早く手配して!」
※真剣モードなので普通に呼ぶ

【窓枠有海】
「なんて…キモい…」

【相馬左門】
第006回『宇津帆物語』参照のこと

【豆縞蛍】
返信「了解した。あとは、貴君らの活躍を期待する。城は私が守り抜く」

【窓枠有海】
「はい!会長!紅美さんの警護手配お願いします!ご存知と思いますが公安からの隠蔽も!」
メルメル

【ジェーン・ドゥ】
※ふとジェーンさんは思いました 眼帯の下の右目に この娘を入れてしまえばいつでもどこでもめんどうみれるじゃないか と

使い魔以外は眼帯の下には入れられません。悪しからず。

【ジェーン・ドゥ】
※生き物は使い魔以外ダメということか 了解です

そこにまた地震が!

ぐらぐら~

【窓枠有海】
今度は色々原因がわかっているので
「!太歳?!」
PPKを構えます

救急車も揺れる、ワゴンも揺れます。

【窓枠有海】
「左門さん!紅美さんを!!」

【小村加代子】
もう一度紅美に覆いかぶさってかばってます

【相馬左門】
「なんとか百目ちゃんを守らないと」

地割れの中から白緑色の光が漏れ、名状しがたきぬるぬるした感のある目玉だらけの触腕がびゅるっと。

【ジェーン・ドゥ】
みんなが揺れるのを見て 全員を 浮かせてあげよう そうすれば 揺れで困ることもない

【小村加代子】
「うう、SAN値直葬‥‥」

ではジェーンは超常心理学研簡単値3で判定してください。

【相馬左門】
「そっちから来てくれるとは助かるよ!」
と百目ちゃんは小村さんに任せて打って出ます。

【ジェーン・ドゥ】
超常心理学研:【3d6】を振りました。結果は「7」成功です。(成功値16以下)(各ダイス目:5,1,1)

と、左門が踏み込んだ瞬間。皆が宙に浮きます(車も)

【ジェーン・ドゥ】
しゃぼんだまみたいなので ぷわわん っと

ジェーンが集中している間は太歳の腕が届かないところにいられます。

【ジェーン・ドゥ】
ありゃ? お侍さんが漏れてしまったようじゃの?

【窓枠有海】
「キモイキモイキモイキモイ!!…ってえ?」
目玉の幾つかをPPKで撃とうとして宙に浮いたことを驚きます

【相馬左門】
「助かる。ジェーンさん、俺は落としてくれない?」

【ジェーン・ドゥ】
左門も浮かせれれたのか んじゃ 望むところに下ろしてあげよう

地面に左門が降り立ちます。

【相馬左門】
「あんがとー。では、今日の食材ゲソ確保と行きますかー」

左門は感性の簡単値7で判定してください。

【相馬左門】
感性:【3d6】を振りました。結果は「14」失敗です。(成功値12以下)(各ダイス目:6,5,3)

【相馬左門】
デウスエクスマキナ使用
有利な特徴:1セッション中に3回までダイスを振りなおせる

了解です。

【相馬左門】
上級生もいるので悌で蓬莱パワー使用

パワー了解です。

【相馬左門】
感性:【3d6】を振りました。結果は「9」成功です。(成功値19以下)(各ダイス目:5,2,2)

【ジェーン・ドゥ】
この間 病人の健康維持に努めております

太歳のぐろぐろと渦巻く目玉の間に、何か槍のようなものが刺さっています。

太歳は腕をふりあげて「ソレ」を抜こうとしているようです。

【相馬左門】
「あれを抜ければいいのかな?それとも封印かな」

【ジェーン・ドゥ】
魔法でそれが何か見てみよう。

ジェーンは他の行動をすると皆地面に落ちます。

【ジェーン・ドゥ】
しょうがない 少し離れたところに皆を下ろして 戻ってこようか

左門は知性の簡単値5で判定してください。

【ジェーン・ドゥ】
お侍よ しばし待っておれよ~

では左門以外は少し移動です。

【相馬左門】
うん、デウスエクスマキナを考えても失敗するので蓬莱パワー連続使用

パワー了解です。

【相馬左門】
知性:【3d6】を振りました。結果は「8」成功です。(成功値15以下)(各ダイス目:3,3,2)

左門のゴーストが囁きます。「あの槍を抜け」と。

【相馬左門】
ならば抜くだけよ!吶喊!特徴「カッコイイ(戦ってるときだけ)」

左門は剣道部簡単値3で判定してください。

【相馬左門】
剣道部:【3d6】を振りました。結果は「11」成功です。(成功値12以下)(各ダイス目:5,3,3)

暴れる触腕をかいくぐって、槍を引き抜きます!

【ジェーン・ドゥ】
※かっこいいなぁw

一瞬光が辺りを照らした後、辺りは何事もなかったかのような静けさに包まれます。

【相馬左門】
「舐めるなよ、戦っていられるときだけは輝けるんだ、俺は」

割れ目は無くなり、地面の揺れもありません。

【相馬左門】
「…SGの方は土御門さんがやってくれたか?」

左門の手の中にある槍は、急速に錆びると、ボロボロに崩れていきます。

【小村加代子】
「これで大丈夫、なのかしら?」

皆合流できます。

【窓枠有海】
「おわった…?」

【土御門保憲】
メール「SGが回復した」

【土御門保憲】
メール「これより再起動を試みる」

【相馬左門】
「一応ジェーンさん、土御門さんに見せる為に錆を崩れた錆を回収しておきます」

【相馬左門】
「窓枠君、土御門さんからだSGの再起動を始めるそうだ」

【ジェーン・ドゥ】
おつかれじゃ~ 何じゃこの錆は?
魔法で見てみよう

【窓枠有海】
「よかったですね!これで紅美さんも匿いやすくなりますね」

【相馬左門】
「今回の騒動のタネなんですかねぇ?」

【小村加代子】
「再起動が完了すれば、あとは月光洞の別働部隊とやらの始末ね」

ジェーンが錆びを見分すると、かつては魔力があったモノの断片であることがわかります。

【ジェーン・ドゥ】
ふーむ……なんじゃろうなぁ? 力はかすかにあるんじゃが。。。
宝貝の類かのぉ?

すると左門のスマホに着信が。

【相馬左門】
「組んでいるかはわからないがAZOとか悪さしてるだろうしなぁ。おや」取ります

生放送の動画がスマホに表示されます。

廃村の寺に設置されたSGが発光しています。

【相馬左門】
「視聴しよう、いやな予感しかしないが」

【土御門保憲】
「SGの再起動には成功したが、どこか未知の座標からの転送が行われている!」

【窓枠有海】
「なにそれ嫌な予感」

【土御門保憲】
「おそらく、月光洞の北半球の座標だ! 何が来るのかはわからん!」

【小村加代子】
「月光洞からこっちへ送られてくるのね?」

【土御門保憲】
「来るぞ!」

スマホで中継される映像。SGの光が増し、眼球のような模様が宙に浮かび、

【相馬左門】
「窓枠君、ミス豆縞に至急電を!」

【窓枠有海】
「はい!」

裂けた虹彩の中から、巨大な獣の姿が。

【土御門保憲】
「こいつらは……”四凶”かっ!」

【小村加代子】
「何あれ‥‥大きい‥‥」

【ジェーン・ドゥ】
知ってるものかな?

超常心理学研簡単値0、東洋医学研簡単値5、その他の二人は知性簡単値0で判定できます。

【相馬左門】
「…殺せるなら、なんだろうと斬ってやるさ」

【窓枠有海】
「なに…あれ…」

【ジェーン・ドゥ】
超常心理学研:【3d6】を振りました。結果は「5」成功です。(成功値13以下)(各ダイス目:2,2,1)

【相馬左門】
知性:【3d6】を振りました。結果は「13」失敗です。(成功値3以下)(各ダイス目:6,4,3)

【小村加代子】
東洋医学研:【3d6】を振りました。結果は「14」失敗です。(成功値12以下)(各ダイス目:6,4,4)

【窓枠有海】
知性:【3d6】を振りました。結果は「14」失敗です。(成功値5以下)(各ダイス目:6,6,2)

四凶とは、「窮奇(きゅうき)」「檮杌(とうこつ)」「饕餮(とうてつ)」「渾沌(こんとん)」の四柱の悪神で、

古代中国で、時の皇帝によって中原の四方に流されたモノです。

【小村加代子】
春秋左氏伝のほうだったか

ビジュアルはぐぐってみてください。
(GMの頭の中にあるビジュアルは、幻超二センセの「大唐騎士」に登場する四凶です)

【ジェーン・ドゥ】
古い神の4柱で 「悪神」と言われる類の者じゃ。
我が母のようなものとは違い人にとっては「害」でしかない!

【相馬左門】
「成程、太歳はこいつら呼び出すための前座だったわけか。SGから出たということはこいつらが邪魔で月光洞への交通は無理か?」

【ジェーン・ドゥ】
これが現よに顕現すれば大変なことになる!

【相馬左門】
懐かしい

四凶はSGから出ると辺りの生徒達を威圧し、下がらせます。

そして、四凶たちの開けたSGから、一人の少年が姿を現します。

【相馬左門】
「…また、南豪じゃないよな?」

蓬莱学園の制服を身に着けた少年は、カメラを構え続ける土御門先輩の方を向いて、

【少年】
「ボクの名前は天津四郎。ここからはボクのルールでゲームを進めさせてもらうよ」

【少年】
CV:緒方 恵美

【小村加代子】
「何よ、こいつ‥‥」

【窓枠有海】
納得のCV

そして、バンっという音とともに青い光がほとばしり──中継が切れます。

【ジェーン・ドゥ】
いきった感じのシンジ君w

(少年はマジになったシンジ君のイメージ)

【窓枠有海】
「中継が!!向こうの人たちは大丈夫!?」

【相馬左門】
「あー、違うかー、あれが二人になるとかならんくてよかったー」
敵がどのレベルかわからないので最悪の創造が外れたことに安堵(天津君が南豪より弱いとは言っていない)

しばらくすると、頭上を青い光の波が通過していくのが見えます。

【小村加代子】
光の行先を確認します

左門はふと思いなおしますが、少年の左手の人差し指に、

【相馬左門】
ハッとして天津君の指を見る

見覚えのある金色の指輪があったことに気づきます。

【相馬左門】
「…前言撤回。ある意味南豪より危険だわ」

青い光は宇津帆島を包むように奔ると、見えなくなります。

(映画「バトルシップ」の異星人のバリアのイメージ)

【窓枠有海】
顛末を見守り呆然としながらも、我に返りこれまでの概略を蛍にメール
「天津四郎って例の首席ですか?」
※メールなのは主席云々が周囲に伝わらないようにするため

【相馬左門】
「窓枠君、ミス豆縞にも一回至急電。指輪の持ち主を視認セリ」

【小村加代子】
「結界みたいなものかしら‥‥もしかしたら島自体が分断された?」

【窓枠有海】
指輪の件も追加でメールします

【相馬左門】
「天津ねぇ。古い古い落ち筋なのかねぇ。ウチも国津ではなく天津系の家系ではあるが」

【ジェーン・ドゥ】
青い光がどんなものか 魔法で鑑定してみよう

【豆縞蛍】
「──わかった。しかし、私はここで推移を見守る。ここを私が出たら、我々の負けだ」

青い光は魔力を秘めたものです。

そして、その効果はすぐに現れました。

【窓枠有海】
「承知しました、こちらはこちらで出来る事を──」

学園に残ったモブ生徒たちが一斉に腕を差し上げ!

【モブ生徒】
「天津四郎 万歳!」「大南帝国 万歳!」

【窓枠有海】
「え?──なに?何が起きてるの?!」

【小村加代子】
「大南帝国? どうして?」

【相馬左門】
「まさか、一つの指輪を使いこなしているのか!?」

【豆縞蛍】
「──放送局もコントールを失った。輸送網も、HOLONもだ」

【豆縞蛍】
「この学園で、彼らと戦えるのは──」

【小村加代子】
「大南帝国って、李花さんたちの帝国じゃないの!?」

【豆縞蛍】
「君たち(PC)だけだ──」

【相馬左門】
「一つの指輪は大南帝国の皇帝の指輪でもあるからなぁ。こりゃあ、帝国高原の状況は推して知るべしだな」

ここでEDタイトル!


スタッフロール!

青い光が奔っていく……

生徒たちは新たな支配者の登場を祝う……

宇津帆島に降り立った少年は言う。

「今日、日本はその国土の中に、はじめて国境を有することになる」と。

【小村加代子】
「日本から独立する気なの?」

【天津四郎】
「今日の、この晩を持って、我々は日本より、世界より独立する!」

【窓枠有海】
「そんな…無茶な!」

【相馬左門】
「つまり、この島の全土を制圧する気はない、ということかな?」

【小村加代子】
「‥‥冗談じゃないわよっ!」

【天津四郎】
「この世界に、再び大南帝国の旗を挙げよう!」

【ジェーン・ドゥ】
カカカッ! 面白いことを言うのぉ!” じゃがそんなことさせぬよ
わしはこの国を気に入っておるでな!



というところで、本日のシナリオは終了します!

お疲れさまでした。

【窓枠有海】
おつかれさまでしたー


【小村加代子】
お疲れ様でした~!

【相馬左門】
お疲れ様でしたー

【窓枠有海】
めっさ映画感

【ジェーン・ドゥ】
お疲れ様です!

【小村加代子】
超展開w

【相馬左門】
一大イベント編のOPですね。

9月はじめぐらいまでに、このミニキャンペーンの始末をつけようという構想です。

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最終更新:2022年09月11日 00:38