EC-10!
ハロウィン
学園はハロウィンで盛り上がっている。女性3人もある喫茶店で女子会で盛り上がっていた。
するといきなり店が停電……。入り口のドアから一人の黒コートの男子生徒が乱入してくる。
「公安委員会だ! チョコレート禁止法違反により全員逮捕する!」
瑞葉はジャック・オ・ランタンを召還。
カウンター越しの店主はAK47を引き抜いて構えていたが、公安委員の男子生徒の両手のルガーでどちらも戦闘不能になってしまう。
チョコレート禁止法(通称:禁チョ法)は、2020年6月4日に施行されたものだ。校則にも記載されている。
カウンターの後ろの棚から、赤いチロルチョコ大の包み(EC-10という物)が大量に出てくる。
身に覚えがない3人は抵抗するが、逮捕され委員会センターに連れて行かれる。
一方、委員会センターにいた影人は、逮捕された3人に出くわす。安委員会の下部組織である「チョコレート管理局」(通称「GES-CHOCO」)の部屋でPCRチョコ検査を受ける3人。もちろん陰性であった為、委員会センターの1階に放り出される。
「あら、北大路さんたちどうしたの?」と偶然登場するスミレ。前に変な薬物が入ったチョコが出回り始めてね。それで当面禁止に……。とチョコの説明と謝罪をする。
そうやって一階ホールで話していると、エレベーターのドアが開き、先程の黒いコートの男子生徒。GES-CHOCOの敏腕エージェントでエリオット・根津という。今から捜査に行くらしい。裏で動いた方がいいわね。協力してもらえるかしら?とスミレが提案する。
チョコの正体
オカルト研部長から鉄華と加賀にメールに連絡が入り、チョコはチョコ型生物だと分かる。
一同は再び新町のカフェに調査に入る。すると店の裏で怪しいトラックのエンジンがかかる音を聞きつける。瑞葉のペルソナが発車した車を阻止すると、積み荷の段ボールから大量の赤い包みのチョコが転がり出る。
運転手のチンピラは「自分は念洞組の構成員だ」←(いわゆる暴力団)おまえ達公安委員の黒コートが裏切り者に違いないと伝える。
チンピラの軽トラを拝借して悪徳大路に向かう4人。
裏切り者
念洞組の事務所に到着すると、門番をペルソナと目からビームで制圧。二階のドアを開けると太った初老の男。その横に痩せた背の高い男。ドアの前にチンピラ一人。
そして、黒コートが部屋の真ん中に【二人】!?
エリオット「……一條君、どうしてここに? ……待ってくれ。ここが諸悪の根源であることが、今わかったのだが……」
ブラント「……そうか? おまえが裏切り者だったのだな?」とエリオットに銃を向ける。
鉄華『黒コートが二人! めんどくさい! どっちも燃えろ!!!!』
目からびぃぃいむぅ!
鉄華と瑞葉で事務所内を制圧にかかると、もう一人の黒コート、ブラントがポケットから青い包みを取り出しチョコを口に入れようと試みる。すみれは応石水「水」でそれを阻止する。
更に影人の応石「㒱」でブラントに夢を見せて制圧する。暫くするとスミレが呼んだ公安委員会によって、組長以下組員は逮捕。拘引(こういん)。エリオットとブラントも身柄を拘束される。ビルの一階には大量の赤い包みがあった模様。(←焼却する)
真実
午後5時頃。悪徳大路から撤収して、委員会センターにいる4人。再び姿を現すエリオット。無事説明し解放されたのだろう。今から局長に報告に行くと言う。
【エリオット・根津】「ブラントは部下じゃない。相棒だった」
GES-CHOCOのオフィスに全員来て貰いたいというエリオット。オフォス前には受付があり、武器をお預かりしますと言われ、怪しいながらも承諾する一行。
【局長】「ウチの一員が念洞組と組んで、EC-10を製造・流通させていたとは……」
と言うと、柱の陰からブラントが!全ては局長が仕組んだ事だった。エリオットも騙された一人であった。青いチョコを食べて、ランダムコロナワクチン効果を発動させるブラント。
「手のひらで見ることができるようになる。」が発動しました。
【ブラント】「なんじゃこりゃぁ!」
武器は没収されたが、鉄華のビームが手の目を直撃。「目が…目が……!」と苦しむブラント。局長は4人に向かって銃を発砲。鉄華と瑞葉に向かって銃弾が飛ぶ……が、それをエリオットが背中で受ける。影人が局長の銃を蹴飛ばし、取り押さえる。
【中尾影人】
「トップが鉄火場に出る時点で負けなんです、我々のゲームのルールはそういうものでしょう?」
【一條すみれ】
さて、それでは局長閣下。SS内通の容疑で逮捕させて頂きます。
その後
製造工場の位置まではは突き止められなかった。EC-10の事案はまだまだ続きそうである。
時刻は19時を過の夜。東の空に満月が上がってくると、鉄華の雄叫びが闇夜に紛れて消えていった……。(有利:ルナティック発動)
最終更新:2022年10月19日 00:20