【キーおん】
ポップンミュージックシリーズ全般および、音楽ゲーム作品における用語およびシステム。
楽曲のプレイ中に、デバイスの操作によって鳴らされる音を指す。
実物の楽器であれば、ピアノやシンセサイザーの鍵盤を操作して鳴らす音のようなもの、といえばイメージが付きやすいか。
beatmania(IIDX・III)シリーズでは、流れてくる譜面のオブジェに合わせた正しい操作を行うことで、その曲における本来の鳴らすべき音が鳴らされる、という仕組みになっている。
そのため、正しい操作ができないと音が鳴らされず、曲として本来の音が鳴らせない状態となる。
このシステムはbeatmaniaの姉妹作品とも言えるポップンでも同じであり、よりバラエティに溢れた音が鳴らされる。
このように正しい操作(=演奏)を行うことで、正しい曲になるタイプの音楽ゲームに対してのみ使われる形となる。
ポップンでも収録されている楽曲は版権曲も含めて、このような仕組みとなっているが、本来の曲・譜面の構成には使われていない音が隠されていることもあり、そのタイミングで押すと鳴らせる音が存在する(おまけボタン)。
また、CS版ポップン1~3は、サウンドテストモードでゲーム内で使われている音を1つずつ鳴らすことができた。
BEMANIシリーズにおいては、上記以外でこのキー音付きの形式を取っている作品は以下の通り。
版権曲は元々、音楽ゲームで使われることを前提に作られているわけではないため、後述するマルチトラックデータが存在していないことがほとんどである。
そのため、音楽ゲームに収録するためには一から制作しなければならず、その分費用がかかりやすいためかカバー音源になることも多かった(パーマン・ギャバンなどの一部の曲で、元曲と同じボーカルで音楽ゲーム用の音源として収録されたこともある)ので、音楽ゲームをプレイするユーザーからは違和感を感じることも少なくなかった。
そこでSunny Parkから収録された版権曲は、キー音自体が存在せずオリジナル版と全く同じ音源で収録される例が出てくるようになった。
また、SOUND VOLTEXで登場した曲やひなビタ♪など、一部コンテンツやメディアミックス系の楽曲でもキー音が存在しない例が出てきた。
当時の難易度は今とは比べモノにならないほど簡単だったけれど、曲だけ聴いてみると、まだまだいくらでも高難易度のゲームにしていく余地もありそうだなと感じます。
ただ、当時の音源はもうゲームデータ化の細分化には適さないので、昔の曲もこうしてリミックスして蘇ることで、また新たな曲として楽しめますね♪
(村井聖夜)
※公式ページ内のラテンREMIXのスタッフコメントより
そもそもこの曲のリミックスをして頂く経緯というのも、諸事情により初代ヴィジュアルのあの階段をパワーアップさせる必要がある、というのが発端で。初代ヴィジュアルには譜面追加出来ない故の策でもあったのですが、そのような当初の思惑など吹き飛ばすくらいゴージャスなものにして頂いちゃいました。
amamon.がやたらうれしそうに「てるみーてるみーてるてるみー」と叩いていたのが印象的です。
(wac)
※公式ページ内のヴィジュアルREMIXのスタッフコメントより