『ジェーン・ドゥと彼奴の誕生日(クリスマス) 第五部・外伝』


■ジェーンさん:白いゴスロリの魔法使い。
見た目は小学生。女難の相があるっぽい。
覚悟完了!?
本名:瑠璃堂院月子

今回出番なし。

イラストは、( 「ケモ魔女メーカー」 )にて作成


■セブンさん:ジェーンが【運命の方翼】と呼ぶ女。輪廻の中でジェーンと親子だったり恋人だったりと切っても切れない中。
セブンにはその記憶は無い。

覚悟完了!

今回は出番なし


イラストは、( 「女メーカー」 )にて作成


■那須さん:ジェーン大好き。女装男子。
中国拳法と東洋医術を修めている。
推しの幸せは...私の幸せ...
ジェーンセンセェの為に、影で頑張る健気な人。

イラストは、( 「ひよこ男子」 )にて作成



ジェーン・ドゥと彼奴の誕生日 第七部
神戸旅行出発の日

12月21日 未明
ジェーンの診療所(ほけんしつ)

幸男(ゆき)は今日、神戸旅行に出発の予定だが、職場に手帳を忘れていた事に気づき取りに来ていた。
旅行が楽しみすぎてウキウキし過ぎた結果であった。

始発に乗って手帳を回収。
待ち合わせには十分間に合う計算だ。

アクシデントが無ければ。

幸男(ゆき)はスーツケースを引きながら委員会センタービルに在る、ジェーンの診療所(ほけんしつ)に来ていた。

診療所の営業は本日から休業となっている。

入り口にも大きくジェーンの手書きの
『12/21〜1/5まで休みます』とありその周りには、可愛らしくデフォルメされたジェーンの絵が幾つも描き込まれた張り紙がしてある。
「(ふふふ、我ながら可愛くかけてる)」

鼻歌混じりで診療所から手帳を回収して、空港へ向かおうとドアを開けると壁にぶつかった。
「んべ!?」
軽く弾かれる様にその場で尻餅をつく。
「一体……なにが?……」

しかしそれは壁では無く見上げるほどの大男だった。

「え?あ、ごめんなさい!私ったら前をよく見てなくて、ごめんなさい!」

幸男(ゆき)はここで初めてその大男を視野に収める。
男は2m30cm位だろうか、見た目とぶつかった感触からしてかなりの筋肉量だと思われる。
黒いレザーコートに黒いレザーパンツ、黒い編み上げブーツ。
黒い中折れ帽を被っている。
帽子から溢れた髪は腰の辺りまで有り毛先は緩く巻かれていた。

まるで映画にでも出て来そうな謎の組織のエージェント感が満載であった。
しかし、幸男(ゆき)が目を奪われたのはそんな厨二病的なファッションでは無く、男の双貌と髪の色。

【銀髪金眼】

ジェーンと同じ瞳の色、髪の色。

「(センセェと)同じだ」

「探したぞ!その首!貰い受ける!」
殺気を感じて咄嗟に距離を取ると、元いた場所に火柱が上がり床と天井を焼く。

「ククク……長かったぞ!お前の首を狙ってはや500年!遂にこの時が来た!」

炎が治まり後には焼けたスーツケースだったであろう物が残され、開け放たれた窓から雪混じりに風が吹き込んでいた。

幸男(ゆき)は走っていた。
センタービルの外周を大きく回り正面玄関で路上観察研の人力車か、自転車研の二輪タクシーを拾って空港まで行くつもりだ。
「なんなのアイツ!?今日は楽しみにしてた旅行の日!あんなのに邪魔されてたまるものですか!」

はっはっはっは 規則正しい呼吸でまだ暗い道を走る。
「しかし、誰だあれ……誰かと勘違……い……あ〜センセェと勘違いされちゃったか……」
勘違いされるには理由があった。
幸男(ゆき)が昔読んだ雑誌に『意中の()と距離を縮めるのに、趣味などの共通点があると良い』と書いてあったのだ。
だから幸男(ゆき)は服装を白系統の物でまとめて居るし、昨夜は髪をグレーのメッシュが入った銀髪(・・・・・・・・・・・・・・)に染めたのだ。
以前はジェーンが別の女の、赤い髪を誉めたのを耳にして自身も髪を赤くしていた。
けれど、その赤い髪の女にジェーン争奪戦の一歩も二歩も先に行かれたため、このままではその女の影に埋もれてしまうと危惧。
その状況を打破するために、髪色を変えたのだ。
恐らく、そこで間違われたのだろうと想像できた。

とりあえず今は空港へ向かう事が先決だった。

荷物を失ってしまったけれど『最悪セブンに集ればいい』と考えてこれ以上荷物については考えないことにした。

もうすぐ、道程の半ばに差し掛かろうと言う時、ふと後ろを振り向くとバスケットボール程の火の玉が目の前に迫っていた。
「おわぁ!?」
避けるために体制を崩して転げてしまい、そのまま道の端に積み上げられた雪の山に突っ込んでしまう。
「ぷは!なんなのよ!?」
頭のすぐ横に火の玉が着弾し雪を少しだけ(・・・・)溶かした。

振り向くとあの大男が、まるで透明なセグウェイにでも乗って居るかのような体勢で迫っていた。

「くそ!少し面白いと思っってしまったわ!」


走る幸男(ゆき)
追う謎の大男。

神戸行きの飛行機、離陸予定時間まで残り3時間での出来事だった。


「んもぉお!しつこい!バカ!あほぉ!」
「ククク!いつもいつも逃げてばかりの貴様も!今回ばかりは逃さんぞ!」
火の玉が幾つも幸男(ゆき)の体を掠めて追い越していく。

「(ああ!もう!なんとかしないと!だからってセンセェのことを喋るのは絶対(ぜぇったい)嫌!)」

センタービル正面玄関前の大階段。
それをバランスを崩しながらも駆け降りる。

目指すは、人力車や二輪タクシー乗り場!


「今日も寒いっすね、もう歩くだけで滑ってこけちゃいますよ!」
「おいおい、そんな状態で自転車に客を乗せれるのか?」
「乗ってしまえばこっちのもんです!南部密林だろうが、旧図書館だろうが走破して見せますよ!」
「さすが自転車部だな!はいはいするより先に自転車に乗る連中はレベルが違う」そういって笑い合って居るところにトラブルが走ってやって来た。

「お兄さん!空港まで!大急ぎで!」
「はいよ、この路面だ、割り増しに「葉車のセブンが払うから!急いで!」」
そう被せて急かす幸男(ゆき)はしきりに後ろを気にして居る。
葉車の名前が効いたのか「さぁ!乗ってくれ!」と自転車乗りが客席――荷台に座布団をくくりつけただけの――を指し示した。
跨ぐために足を上げようとしてスカートが邪魔なことに気がついた幸男(ゆき)は、急いでこれを腰の高さまでたくし上げて自転車に乗る。
「急いで!早く早く!」

順番待ちの同業者達から囃し立てる声が聞こえた。

自転車は勢いよく走り出し、景色を後方へ流していく。
「はぁ……ありがとうお兄さん。私は委員会センター一階の診療所(ほけんしつ)に勤める那須ゆきです、ごめんなさい追われてて財布……小銭入れしかないの。でも!絶対払うから!空港で葉車のセブンと待ち合わせしてるの!だから!……ごめんなさい」
自転車乗りは規則的に呼吸を弾ませながら答える。
「知ってるっす!ジェーン先生のとこのナースさんですよね!大丈夫っす!桜木と付き合ってるんで!髪の色変わったんでわかんなかったっすけど、那須さんのこと見たことあるっす!」
「え?そうなんだ!?(桜木(さっ)ちゃん……彼氏ができたこと……気を使わせちゃったか)」

「那須さん!もしかしてアレですか!?」
前方を見ると先回りした大男が待ち構えているではないか!
「遠回りしてもいいっすか!」
「8時に飛行機出ちゃうの!間に合えばOK!」
「まっかせてください!よいしょぉお!」

大男が火の玉を飛ばすのと、自転車がジャックナイフターンを決めるのとほぼ同時だった。
火の玉が飛んでくるが二人乗りの自転車はこれを器用に避けていく。

「アイツどうやって先回りを……?」
「飛んだんじゃないっすか?」
「ええ!?」
「だってアイツ魔法使いでしょう?」
「なるふぉど……でも、飛べるんなら距離を取れるのはおかしくない?」
「高く飛ぶと飛距離を稼げないとか?」
「……お兄さんやたら詳しいわね?」
「元カノが魔導書研だったっす!桜木には内緒でお願いします!」
「わかったわ!」

自転車は元来た道を戻って途中路地に入り込む。
ゴミ箱を轢き飛ばし、野良猫の安眠を妨害し、上り階段を駆け登り大通りへ出た。

そして前方には大男!
「ちょ!なんで!?」
「ちっ!また進路変えますよ!」

彼らは再び路地に入り道なき道を走破して、道路に出るたびに大男と出くわす。

「那須さん!提案があるっす!」
「言ってみて!」
「轢いちゃいましょう!」
「採用!」
「それじゃ、当たる少し前に飛び降りれるっすか?」
「……やってみる!」
「アイツきっとそっちへ注意がいくっす!その間に体当たりするっす!」
「ありがとう!任せるわ!」

そして自転車は道路に出る。
案の定、前方には大男。

自転車は勢いを殺さず大男へ向かって突き進む。
飛来する火の玉をヒラリヒラリとかわす。

「那須さん!」
「とぅ!」
合図と共に飛び降りると大男は予想通り自転車から注意を逸らす。
そしてそのまま体当たり!……のはずが
まるで金属同士を叩きつけたような音と共に自転車は、壁にぶつかったようにその場でひしゃげ、漕ぎ手はそのまま大男の肩を掠めて飛んでいく。

「ええ!?どうなってんの!?」
「ぐぬぅ!痛いではないか!……我が力を見たか!この魔法こそ!お前の首を取るために編み出した秘術の一つ!」
思い通りに発動した魔法に気をよくしてドヤる大男。

「大丈夫彼氏くん!?」
「大丈夫っす!交通事故は日常茶飯なんで!」
「さぁ!立てる?走って!」
「うっす!」
「この秘術を編み出すために俺は明の山奥で仙人に弟子入りを……」

ドヤってる隙に幸男(ゆき)達の背中は遠くなっていた。
「クソジェーン!毎回毎回バカにしやがって!今回こそ○○○にして○してながら首を刎ねてやる!」

自動販売機に影に隠れて息を整える二人。
「はぁはぁはぁ……ごめん彼氏くん!ここで別れよう!」
「はぁはぁ……一人じゃ、無理じゃないっすか!?」
「でも、狙いは私だし」
「だからって空港行ったらなんとかなるんすか?」
「待ち合わせの時間に付ければなんとかなる……けど、まだ早いわ」腕時計を見るとまだ6時にもなっていなかった。
「そうだ!ジェーン先生に助けてもらいましょう!あの人も魔法使いでしょう!?」
「だめ!(そう、ダメなんだ!このまま空港へは行けない!アイツとセンセェを会わすわけにはいかない!)」
「ダメって!?どうしてっすか!?」
「(アイツの狙いはセンセェ!ってことは……)」
「那須さん!アイツ、追ってきましたよ!うわ!なんだあれ!セグウェイでも乗ってんのか!?」

「彼氏くん!目的地変更!」
「わかったっす!どこっすか!?」
「とりあえず、アイツのいないとこ!」

彼氏君の腕を引っ張って自販機の影から飛び出したのと、自販機が炎に包まれるには同時だった。

「アイツ!そんなに早くないっす!」
「そうね!でも!ジリ貧!だわ!」
後ろから飛んでくる火の玉を躱しながら、増えてきた通行人という障害物をかわす。
「クソ!自転車さえあれば!」
「彼氏くん!あれ!」


それは蓬莱学園では珍しい新聞配達の自転車だった。
配達員の彼はこの時のことを後になってこう語る。
「自転車強盗?……そんなもんじゃないですね……例えば……実際には遭った事ないんですけど……津波……そうです。あの地震の時のアレです。まさにそんな感じでした。気が付けば全てが奪われてました。ええ……恐怖、でしたね」


二人が奪ったのは新聞配達の自転車。
前カゴに新聞を積んだ自転車は、荷台に幸男(ゆき)を乗せて爆進する。
その爆発は、大男の魔法のせいではあったが。

自転車に残った新聞をばら撒いて目隠しに使う。
そこで幸男(ゆき)は見た。
新聞紙が顔に纏わりついてふらついている大男を。

「自転車を防ぐ癖に彼氏くんは素通り……新聞紙も素通り……バリアを切ってる時が反撃のチャンス?」
「……よくあるパターンっすね!」
「じゃぁ!作戦は……」


「ククク ついに追い詰めたぞ!この瞬間をどれだけ待ったことか!」
「……」幸男(ゆき)は足首を押さえてへたりこんでいる。
「クククその足ではもう逃げられまい!逃げてばかりの貴様もようやく俺の物になる……どうやら、魔法の修行を怠ったようだな!貴様からは微かな力しか感じぬぞ!」

「(え?微かでも力を感じるの?)」

男の左の掌から棒状のものが出てきた。
「もう一人、人間がいたようだが、逸れたようだな!」

「(何アレ……どんどん出て……でっかい斧!?)」

そう、お男が取り出したのはバトルアクスと呼ばれる戦闘用の斧だった。

「ククク……まずお前の四肢を切り落とす!直ぐには首を取らぬ……その前に存分に○してから首を刎ねてやる!」

男が斧の間合いまで入った時、大男の背後で金属同士がぶつかった様な音が響く。
男が緩慢な動きで振り返ると再び音が響いた。
彼氏くんが自転車で男を殴って居るのだ。しかし……それは見えない壁に阻まれて、大男まで届かない。
「クソ!どうなってやがる!」
「ククク……我らは選ばれた存在!力無き人間に遅れをとることなどないわ!」

自転車で何度も何度も殴りつけているにもかかわらず、全て防がれる。
「お前はこの女の男か?ならば、先に逝け!お前の死体の前でこの女を○してやるぞ!」
彼氏くんは後退りして距離を取る
「今更逃すと思うか?」
大男は火の玉を撃つ……かに見えたが膝から崩れ落ちる。

大男の背後には幸男(ゆき)が立っていた。

幸男(ゆき)達の作戦の粗筋はこうだ。
まず、前提として大男はバリアの様なものを展開して居る。
そしてそのバリアは人体には効かないらしい。
新聞紙にも効かないらしい。

魔法を使う瞬間が弱点という可能性もあったが、自転車を防ぎ同時に彼氏くんは素通りということを考えると、金属限定で働くバリアの可能性の方が高いと思われた。

この事から、直接殴るという事を目的に
  • 大男の注意を逸らす
  • 殴れる距離まで近づく
  • 殴るのは幸男(ゆき)


大男がジェーンの敵だと考えると、使う魔法の威力が低すぎると感じた幸男(ゆき)は、捕まえることが目的だと睨んでいた。
だからこそ、自分を囮にし近寄る様に仕向けたのだ。
その上で大男の注意を逸らし、隙ができたところへ、幸男(ゆき)の双掌が叩き込む。

二人が作戦の骨子を理解してその場に合わせた動きができたからこその結果だった。

「やったわ!」
「……それ、フラグじゃないっすかね?」
「え?」
「元カノがアニメ研だったんすけど、こういう時のそういう台詞は逆転されるフラグになるって」
「魔導書研と兼部?」
「いえ、別の(ひと)っす。内緒でお願いっす」
「え、えぇ」

恐る恐る大男見ればピクリとも動かない。
ほっと一息ついて、彼氏くんがスマホで公安委員会を呼ぶ。
「5分以内に来るそうです」

気がつけば7時50分。
「ここから空港までは、急いでどれくらいかしら?」
「歩きだと1時間、愛車があれば5分、適当に調達したとして15〜25分ってとこっすね」
「……はぁ、間に合わないわね」
「待ち合わせが8時でしたっけ……?」
「いいえ、8時に離陸よ」
「そっすか……すんません」
「いいえ、こっちが悪いのよ……いえ、正確にはジェーンセンセェが悪いのよ!一体どこでどんだけ恨みを買ってるの!……はぁ、いいわ、スマホ貸してセンセェに電話しなきゃ」
「どうぞ」


苦しそうな表情を作って電話をかける幸男(ゆき)
「センセェ……ごめんなさい……はい、hし、大丈夫です……ただ、一昨日の牡蠣にあたったらしくて……はい、ごめんなさい……わかりました、バッテリー無くなるので、こっちからかけ直しますね……はい、失礼します」
ふぅと大きく息を吐いてスマホを彼氏くんへ返すと、彼氏くんは「何すかいまの?」
「センセェに不要な心配かけたく無いからね、彼氏くんも黙っててよね?」
「それは、運賃とは別料金っすか?」
「……そうね、元カノの情報一人分の口止めが妥当かしら?」
「……敵わないっすね」
「ごめんね、セブン並みにお金持ちだったらいいんだけど……」
「……セブンさんはジェーン先生と一緒なんすよね?」
「そうね」
「セブンさんに事情を話して大丈夫なんすか?」
「…………」
「…………」
「因みにおいくら位に?」
「距離はもうわかんないので空港までの定期料金の半分でいいっす……けど、自転車……」
「……おいくら?」
「20化学研札っす」
「え!?自転車よね?」
「まだ安い方っす……」
「……最悪、センセェに相談するわ」
「なんか、すいません」

サイレンの音が遠くから聞こえてくる。
それは近くで止まると数人の保健委員と十数人の公安委員が駆けつけた。
彼らは現場検証を行なったり、大男を収容して搬送したりと現場はまるで刑事ドラマの様だ。

委員会に入会する動機には大きく分けて三種類。
一つは、その役職を全うし公共の福祉に寄する事を希望するもの。
一つは、栄達を望むもの。
一つは、ミーハー魂によるもの。

今日ここにきたのは三番目の委員が多いようだった。

「この後どうするっす?」
「……そうね……一回家に帰るわ」
「分かりました、代わりの二輪タクシー呼べますけどどうしますか?」
「……歩いて帰るわ」
「了解っす、後日桜木を通して請求書送るっす」
「わかったわ、ありがとうね」


公安の事情聴取から解放されたのは、昼も大きく回った頃だった。

「はぁ、疲れた……」

泥や、焼け焦げでボロボロな格好家路へと着く。
「センセェ……楽しんでくれてるかな……とりあえず、寝よう」

公安の分署から、歩いて寮に帰り着いた幸男(ゆき)はさっそく風呂を入れ、入浴剤を入れ、風呂へ沈むように浸かる。

「ふぁぁ……眠い……とりあえず、明日はスマホを新調して学生証とか……保険証を……明日……明日……」

魔法使いを撃退しても、睡魔には勝てないのだった。


ジェーン・ドゥと彼奴の誕生日(クリスマス) 第五部外伝    了

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最終更新:2022年10月19日 18:20