ONE PIECE FILM RED

登録日:2022/08/16 Tue 00:00:05
更新日:2024/04/10 Wed 22:19:46
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新時代は この未来だ



世界中全部 変えてしまえば 変えてしまえば─────





歌声、赤髪。





その歌声がもたらすのは、

永遠の幸せか
無限の牢獄か






ONE PIECE FILM RED』とは、2022年8月6日に公開された劇場アニメ。テレビアニメ『ONE PIECE』の劇場版第15作目。
STRONG WORLD』以降より続く、原作者の尾田栄一郎氏が監修したストーリーの第5弾目にあたる。
そして『ONE PIECE』連載25周年記念作品でもある。

キャッチコピーは『赤髪が導く"終焉(フィナーレ)"。』ちなみにタイトルロゴの部分では、『RED』の「D」の字にシャンクスの左目のような3本線が入っている。


●目次



【概要】

「映画で伝説のジジイ描くの疲れたんだよ!笑 ちょっと女子描かせてくれ!」


そんな作者の願望から始まった今作の映画。
最初のティザービジュアルでは、顔を上げて歌うウタのラフ絵が公開。FILMシリーズどころか劇場版全編でも何気に初となる、新規女性キャラがメイン看板を張る作品となった。
また同時期に公開されたPVでは、最後にシャンクスが一瞬現れることからもわかる通り、海賊赤髪のシャンクスが関わることも示唆されていた。

つまりオールスター映画だった前作『STAMPEDE』ですら登場しなかった四皇勢力が、今作にてついに初出演する映画でもある。
製作陣からは"シャンクスの娘"を出したいという提案を先に出し、それを受けて尾田氏が「シャンクス本人も出そうよ*1」と切り出したのがこの物語の骨子となったという。
また、原作での初登場から10数年を経て麦わらの一味に正式加入したジンベエも、本作で映画初登場となった。

製作には、監督に『コードギアス』シリーズや『スクライド』で有名な谷口悟朗、脚本には『キングダム』の実写映画版や『GOLD』にも関わった黒岩勉、作画担当にはFILMシリーズからもはやお馴染み佐藤雅将などが参加。
実は谷口氏は今回がワンピ初ではなく、1998年にイベント上映された『倒せ!海賊ギャンザック』以来となる。
ほかゲスト陣として山田裕貴、霜降り明星、新津ちせ、そしてこちらもお馴染みとなった竹中直人なども出演している。


◆歌

今作を語るにおいて何よりも特徴的なのはその劇中歌の多さ。
ウタの歌唱パートとして、「うっせぇわ」や「踊」、「レディメイド」などで一躍有名となったAdoを起用。
作詞・作曲・編曲にも、


1.新時代(中田ヤスタカ「Perfume、きゃりーぱみゅぱみゅ、COLTEMONIKHAなどをプロデュース。『FILM Z』ではOP『ZEAL』なども手掛け、本作の劇伴も担当した」)
2.私は最強(Mrs. GREEN APPLE「代表曲:『点描の唄』、『インフェルノ』」)
3.逆光(Vaundy「代表曲:『走馬灯』、『裸の勇者』」)
4.ウタカタララバイ(FAKE TYPE「代表曲:『Yummy Yummy Yummy』、『文通』、トップハムハット狂では『Princess♂』*2など」)
5.Tot Musica(澤野弘之「進撃の巨人キルラキル機動戦士ガンダムUCなど数々の有名アニメの作曲に携わる」)
6.世界のつづき(折坂悠太「代表曲:『朝顔』、『炎』」)
7.風のゆくえ(秦基博「代表曲:『鱗』、『ひまわりの約束』」)


といった実績あるベテランから新進気鋭の若手まで、幅広い層の音楽のプロフェッショナル達が本作の映画には関わっている。誰が呼んだか音楽七武海。
なによりこの上記の歌を、映画内でちゃんと全部披露する。
ここまで劇中歌が多いアニメーション映画も中々無いだろう。少なくともONE PIECE内では最多であるのは間違いない。

なお後に発行されたワンピースマガジンVol.15にて、曲がバズる前からAdoの採用は決まっていたこと、逆にバズり過ぎてラジオ番組等への出演機会が増えたことで氏の地声も広く知れ渡ってしまい、ボイスキャストとのイメージが崩れないか腐心していたこと、これに伴って名塚氏にはかなりの苦労を強いたこと等が明かされている。
決してAdo=Odaというシャレをやりたいからというわけではない。
実際、楽曲7曲に加え『世界を魅了する歌姫』というたった9文字の単語の実現は、かなりの無理難題ではないかと作者も思ったそうだが、蓋を上げてみればどの曲も間違いなく『ウタの曲』とわかるクオリティに仕上がっている。


中でも主題歌「新時代」は、ウタ本人も強い思い入れのある曲ということもあって最初に公開されており、本編ではわざわざフルバージョンを流しているという力の入れっぷり。
もっとも、これは能力発動の演出としても多分に含まれていると思われるが…。

こうしたこともあってか、ラージフォーマットの面では『GOLD』以降で恒例となっている4D上映に加え、シリーズ初となるIMAX・ドルビーアトモス・ドルビーシネマでも上映された。

これらの歌はYouTubeの公式チャンネルにて順次公開しているため、本編視聴前に聴いてみるのも良いだろう。
また並行して「ウタ日記」も公開。
まさかのVTuberデビューもしており、映画の宣伝を務めた。


◆ストーリー面

一方で上記の歌の数だけ見ると、「ONE PIECEの皮を被ったミュージカル映画なのではないか?」と訝しむ人も多いと思われるが、本編自体は実はZ』と同じかそれ以上にダークな作風で、大海賊時代の闇を体現したかのようなシリアスな展開が続く。公開前の事前宣伝と実際の本編の印象が大きく違う意味では『オマツリ男爵と秘密の島』を思い出したファンも少なくなかったとか。
前述の「ウタ日記」の内容(ワンピースマガジンVol.15に脚本が掲載)も、ウタがライブの告知を兼ねて自分の生い立ちを語る極めてシリアスな内容となっている。*3

海賊達の栄華の裏で蹂躙され苦しむ人々を真正面から取り扱ったこと、そして何より謎多きシャンクスがついに映画の主題になったという事実は、ONE PIECEの物語が最終章へ突入していくことを強く実感させる。
いくら女の子(+シャンクス)描きたかったとは言え、伝説のジジイ(+テゾーロ)以上に闇ぶっこみすぎじゃないですか、尾田先生!?


前作同様様々な陣営のキャラクターが登場し、時には呉越同舟として協力し合うオールスター映画な側面もあるが、本筋は「ルフィとウタとシャンクス」に集約されており、公式もYouTubeにてアニメ第4話(原作1話部分)を、「これを見ればREDに間に合う」として配信している。


◆興行収入

公開後、土日2日間で興行収入は22.5億円、動員数は157万人を突破。これは劇場版ONE PIECE全体どころか東映内でもNo.1となる大ヒット記録でもある。
どれぐらい凄いかというと、初日3日で19億円の『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』をも上回る勢い、『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』に次ぐ歴代2位という好成績。
何気に鬼滅の刃と本作には、「夢の世界」というテーマが共通点にある。
映画動員ランキングでも「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」、「ミニオンズ フィーバー」、「キングダム2 遥かなる大地へ」といった並み居る強豪を抑え1位に輝いている。
そしてフランスでも、初日動員人数が26万越えを達成。これは歴代日本アニメ映画作品中第1位と言われている(ちなみに過去1位は『ミュウツーの逆襲』の20万)。


ウタの歌も総じて高評価であり、発表当時のiTunes総合ソングランキング、LINE MUSICリアルタイムランキングなどではどの曲もランキング高順位をキープ。
特に「新時代」の人気は抜きんでており、なんとAppleグローバルランキングで世界1位を獲得。街頭で店内で彼女の曲が聴こえてくるのを体験した人は多いことだろう。

更に同年12月には、YouTubeの公式チャンネルMVの「新時代」が1億再生を突破。約半年でこれを達成するあたり人気の高さがうかがえる。

そのまま8月15日(公開10日間)で動員数500万人&興行収入70億円、18日には570万人&80億円突破と大ヒットを続けた。そして遂に公開から20日で興行収入は100億円に到達し、東映の単独配給では初の100億円台となった
10日間でシャンクスの懸賞金どころか、20日で作中最高額である海賊王の懸賞金すら抜き去ってしまった。
そして、そのまま勢いは続き公開から79日で観客動員数は1250万人を突破、興行収入は173億円に到達。

11月7日は180億円を、公開から157日となる1月には190億円を突破。
そして2022年大晦日に、公開から約半年となる1月29日に終映することを告知。終映告知を行うのは異例。
最終興行収入は197億円に到達し、全世界興行収入は319億円を突破した。

2023年3月8日にはAmazon Prime Videoで独占配信が始まった。

10月20日より、4Kアップコンバート&リテイクの特別版として声だし応援上映を含めたアンコール上映が公開された。
アンコール上映も含めた結果、最終興行収入は203億円に到達した。


◆入場者プレゼント

もはや0巻以来お馴染みとなった早期入場者特典第一弾として、設定資料集の40億巻も同時に配布された。
シャンクスの賞金額に見立てた数字だが、前作からインフレし過ぎである……。

内容も恒例となった各メインキャラクターのフェス時、戦闘時のラフスケッチに加え、


等々、割と赤髪海賊団に関連する内容が目白押しとなっている。
特にシャンクスの人となりについては、原作で明かされていない部分についてもかなり踏み込んだ記述があり、尾田っちの筆が乗りすぎたのか一部がスタッフの手で黒塗りにされているほど。
勿論ネタバレの宝庫と言えるほどの情報が載っているので、読む時は必ず本編を視聴してからにしよう。

この40億巻は前作の10089巻同様300万部が用意されており、尾田栄一郎も103巻にて「300万てすごい数だから、慌てなくて大丈夫です!(たぶん)」と語っていた。
…が、前作・前々作をはるかに超える歴代最大とも言える客足もあって、公開初週でほぼ品切れと化してしまい、入手できなかった者も多かった様子。「慌てなくて大丈夫です!(たぶん)」…
そしてテンバイヤー共をマグマで焼き尽くしたくなった者も多かった様子。

そうしたこともあり、すぐさま2週目の8月13日から第2弾入場者プレゼントとして2022年にスタートした「ONE PIECEカードゲーム」の全15種40枚入りチュートリアルデッキを全国合計50万パックで配布。
しかし、6分の1に過ぎない50万パックということや、お盆の時期が合わさったこともあって、こちらも瞬殺となった。
前作・前々作の“最終的な”興行収入が50億円台だったことや第2弾プレゼントの数が50万パックという数からしても、東映やスタッフとしてはこの客入りは完全な想定外だったと思われる。
なお、この手のプロモーションカードは大抵1枚、多くても2~3枚セットの場合が多いが、この得点はトライアルデッキを丸ごと配布する*4という大変な大盤振る舞いである。ただし、「パック」と称されている通り、提供形態は通常弾(1パック5~6枚)と同じようなカードパックにカード50枚を無理矢理押し込んでいるというどこか奇妙な代物になってしまっているが。


第3弾として、8月27日よりコミックス4/4巻“UTA”を配布。
尾田栄一郎が週刊少年ジャンプ35・36&37・38号に3週連続描き下ろしをしたウタの作曲風景3ページを収録。
大人気を受けてか、こちらは第一弾と同じく300万部。「300万てすごい数だから、慌てなくて大丈夫です!(たぶん)」


その後、更なる人気を受けてか第4〜7弾特典を一気に発表。
第4弾として、9月17日よりコミックス -巻四十億“RED”-アンコール、すなわち40億巻の再配布が行われた。
カバーもリニューアルし、週刊少年ジャンプ35号の表紙が用いられている。こちらは200万部。

第5弾として、10月1日よりノンクレジットエンディング映像、ウタのスタンプGIF画像が貰えるメモリアルカードが全国50万枚限定で配布された。

第6弾として、10月15日よりFILM REDビジュアルカードセットが50万枚配布された。こちらは劇中のシーンや、尾田栄一郎描き下ろしの海外公開記念イラストを含めて8枚がセットになっている。

第7弾に10月29日からワンピの実『FILM RED』“シャンクス”が配布される。
こちらは全国20万個限定。

そしてまさかの第8弾が決定。11月12日より尾田栄一郎描き下ろしスペシャルシャンクス104巻掛け替えカバーが全国50万枚限定で配布。表紙には、シャンクスと幼少時のルフィ、ウタ、更にはルフィと出会う前のこの2人も描かれている。

入場者プレゼントはこれで終りでは無く、下記の「UTA TV LIVE TOUR」と連動してツアーグッズ第1弾・第2弾を配布。

12月17日から25日まではサンタクロース衣装のウタが描かれた「UTA HAPPY XMASカード」を全国20万枚限定で配布。

2023年1月1日からは尾田栄一郎描き下ろしの振り袖ウタが描かれた「UTA HAPPY お年賀2023」を全国20万枚限定で配布。

終映直前にTHANK YOUグッズとして、
1月21日から第1弾ワンピースカードゲームフィナーレセット
1月27・28日の二日間限定で第2弾クライマックスクリアファイル
をそれぞれ20万部限定で配布した。

そして、再上映期間に入った10月20日からは
応援上映向けのアフレコ台本全てが掲載された
40億1巻が60万部限定で配布された。

◆UTA TV LIVE TOUR

2022年12月には、“UTA TV LIVE TOUR”と題して、歌番組やイベント等全6公演でスペシャルステージを開催。

  • 12月14日(水)フジテレビ【2022FNS歌謡祭】…「新時代」「逆光」「世界のつづき」の3曲をスペシャルメドレーでお届け
  • 12月18日(日)【ジャンプフェスタ2023】『ONE PIECE』ジャンプスーパーステージ…「新時代」「ウタカタララバイ」「私は最強」をスペシャルメドレーでお届け
  • 12月19日(月)TBS【CDTVライブ!ライブ!クリスマス4時間スペシャル】…「新時代」「私は最強」「風のゆくえ」をスペシャルメドレーでお届け
  • 12月23日(金)テレビ朝日【ミュージックステーション ウルトラSUPER LIVE 2022】…「新時代」
  • 12月28日(水)日本テレビ【発表!今年イチバン聴いた歌〜年間ミュージックアワード2022〜】…「新時代」
  • 12月31日(土)NHK【第73回NHK紅白歌合戦】…「新時代」

そう、まさかのにも出場が決定したのである。
参加自体はAdoではなくあくまで「ウタ」名義。当然ながらアニメキャラクターの紅白参加は史上初となる。

更に、UTA TV LIVE TOURに合わせて、映画を見た人ににツアーグッズを配布。
11月26日(土)から配布された第1弾ツアーグッズは、ピンクとパープルのマーブル模様の「ゆめかわ♡ウタラバーバンド」。
12月10日(土)から配布となる第2弾ツアーグッズは、「ぷくぷく♡ウタバルーン」。


【ストーリー】

世界で最も愛されている歌手ウタ。素性を隠したまま発信するその歌声は“別次元”と評されていた。
そんな彼女が初めて公の前に姿を現すライブが開催される。色めき立つ海賊たち、目を光らせる海軍、そして何も知らずにただ彼女の歌声を楽しみにきたルフィ率いる麦わらの一味、ありとあらゆるウタファンが会場を埋め尽くす中、今まさに全世界待望の歌声が響き渡ろうとしていた。

物語は、彼女が“シャンクスの娘”という衝撃の事実から動き出す。
「世界を歌で幸せにしたい」とただ願い、ステージに立つウタ。ウタの過去を知る謎の人物・ゴードン、そして垣間見えるシャンクスの影。


「あいつは私を捨てたんだよ…」



「お前を助けるためだ」



「娘がこんなことやってるのに、シャンクスが黙ってる訳ねェだろ!!!」



周りが彼女を求め熱を上げる中、徐々に動き出すウタの計画。それにルフィはどう応えるのか…?
そして最悪な方向へと物語が進む中、ついにあの男が姿を現す。







【登場人物】








以下、本映画にまつわるネタバレ要素が多く含まれています。





まだ未視聴の方は、先に本編を見に行くことを強くお勧めします。





























麦わらの一味

「ちがう! おれが183連勝中だ!!」
お馴染み麦わらの一味船長。ウタに会うなりのっけから「シャンクスの娘」と観衆の中でカミングアウトをかます。いつだったかルフィのじいさんも同じことをやらかしていた。
彼女とは幼馴染みの関係でもあり、チキンレースから喧嘩までよく競い合っていた様子(描写を見るにいつも最後はウタに出し抜かれていたようではあるが、本人は頑なに自分が勝っていると言い張っている)。

一方でウタが敵意を見せ始めた時は、仲間が軒並み捕まってしまった状況でも、「戦う理由がねェ」とギアを上げることができずにいた。
そんな中ゴードンやコビーから彼女の過去と真意、計画を聞き、それを止めるために奔走。

今まで行く手を阻んできた敵たちとは違い、ぶっとばすのではなく彼女を止めるため、そして助けるために今回はその手を伸ばす。*5
終盤のシャンクスとTVアニメ本編よりちょうど1年先駆けて発動したニカルフィ(ギア5)の同時攻撃は、当映画一の迫力で必見。

そして彼がなぜ海賊王を目指すのか、改めてルフィ本人の口から語られる。

余談だが、本作では原作にあったルフィの「序盤から音楽家の仲間を欲しがる」理由についてウタの存在が関わっているようにもなっている他、「海賊王におれはなる」決意にも新たな理由が加わっている。

なお、原作での悪魔の実能力者は41巻SBSによると「水に浸かると弱くなるが流れる水には影響が無い」とのこと*6だが、映画『GOLD』脚本も務めた黒岩勉の勘違いなのか、少量の海水を一瞬被っただけでルフィは力が抜けている場面がある*7
一応本作に限って言えば「ウタの意思により現実とは異なる現象が起きた」と解釈できなくもない。


「ようやく面白くなってきやがった!」
お馴染み三刀流戦闘員。 何気にも秋水から閻魔に変わっている。
他の面子ほどウタのファンというわけではないが、それでも彼女のライブ中は酒瓶片手にそこそこ楽しんでいた。

その後の戦闘では、序盤こそウタの能力にいいようにされてしまったが、中盤では仲間と共に書庫の番人相手に仲間と大暴れ。
終盤でも火力担当として前線に参加。隠れ奥義である「六道の辻」を放ち、九刀流の気迫を放ちながら大立ち回りを演じる。


「大事な家族や友達にも二度と会えない、それでもいいの!?」
お馴染みお金みかん大好き航海士。 フェス服戦闘服共に相変わらず大胆な格好をしている。
サンジと共に最初に捕まってしまった為か、後から捕まったブルックに危うくパンツを見られるところであった。
中盤以降は「ミラージュ・テンポ」でサポートをしつつゼウスによる火力で敵を掃討。終盤ではロビンと共に人形になってしまった人たちへの避難経路を作った。
ゼウスを得たことで、今では彼女もすっかり一味の火力要員と化している。


「止めたってムダだ、うちの船長は」
お馴染み長鼻狙撃手。フェス時の格好が中々にキマッている。
終盤、事態が混迷を極める中で見聞色の覇気がさらに強化。父ヤソップと共に的確に相手の弱点を指示していく。
一瞬とはいえ、この親子2人の会話のやりとりは中々の名シーン。彼らがいなければ事態が収束することは無かったであろう。

あといくら尊敬しているとはいえ、父に長いこと放っておかれたことには思うところもあった様子。


「ウタちゃんをひとりにさせんな」
お馴染みの一流コック。戦闘服ではサーベルを差しているが、別に使うことは無い。これは他の面子にも言えることだが…。
序盤でとある食材を一目見るなりポイ捨てするという、彼からすればありえないことをしているがこれには理由があり…。

終盤では窮地に陥るブリュレを颯爽と助けて彼女の好感度を稼いでいる。プリンが知ったら歯噛みしそうだ…。
今回も残念ながらレイドスーツの出番は無し。原作の状況的にもう出ることは無さそう。逆に外骨格を得ているのかも不明である。
本作ではオーブンの力添えもあり"魔神風脚(イフリートジャンブ)"を発動している。

ちなみに、今作のヒロインの名前はサンジの上のコメントにて初めて判明・登場した。


「あっちに本がいっぱいの部屋があるって」
お馴染みトナカイ船医。
恐らく一味内で一番ウタに入れ込んでおり、彼女が登場した際はを流してサイリウムを振っていた。
戦闘では柔力強化をつかいながら、仲間に負けじと暴れまわる。*8また、達と会話して情報収集も行った。
終盤でも新たに増えたマスコット達と共にわちゃわちゃする。でも決めるときは決める。


「もしかしたら、この五線譜に意味があるんじゃない?」
お馴染み天然クールな美人考古学者。露出度でもナミに負けてない。
捕まった際、真っ先に五線譜の意味に気づいたり、天井に書かれたとある文献を読み解いたりと、今作でも戦闘ではなく頭脳面での活躍が多い。
TVアニメ本編より先駆けて"巨人咲き(ヒガンテフルール)"を披露している。


「どんな改造しやがった!?」
お馴染み変態船大工。 フェス時は一昔前のラジカセ、戦闘時はグラディウスのようなパンクファッションに変貌する。
書庫での戦闘では、ジンベエに吹き飛ばしてもらいつつラディカルビームを回転しながら撃ち出すという荒業を披露。そして番人ごと城まで崩壊させてしまう。
一方でサニー号が消えてしまったためか、フランキー将軍は登場せず。その代わりオーブンと拳を交えたり、様々な銃器や火器を披露してくれる。


「今の私に見えそうなのは…パンツだけです」
ご存知すけべな骸骨音楽家。捕まっても脱出ではなくナミのパンツを見ることに全力を注ぐ。
勿論これだけが全てではなく、「魂のパラード アイスバーン」で瞬時に足場を凍らせるシーンは作画の良さもあって必見。
また音楽家なだけあって、ウタの能力を解く切っ掛けにもなった。
因みに彼もまた一時期は“ソウルミュージック界の王”『ソウルキング』として一世を風靡した大スターであるがそんな彼をもってしてもウタの歌は別次元であるとのこと。


「お前さんら、あの子の能力を知っとるようじゃのう」
今作初登場となる元七武海魚人操舵手。
ルフィら主力陣にも並ぶ強さと、年相応の落ち着きを見せるが、残念ながら状況が状況なだけあってネームドを打ち倒す機会までには恵まれず。


「サニー!」
突如登場した、ルフィの船サウザンドサニー号の船首と同じ顔をした小人風マスコット。
その正体はウタの能力により姿形を変えられたサニー号そのものであり、序盤から中盤にかけてルフィやロー、バルトロメオと行動を共にした。
中盤でもウタの歌を阻止したりと何気に凄い活躍をする。

は何気にゴーイングメリー号と同じ。
他の船は獣人化してないあたりサニー号のクラバウターマンなのだろうか。

ちなみにワンピースマガジンvol.15によれば、サニーくんの発案は尾田氏ではなく実は谷口監督。今回全体的に話が暗いためか、それをやわらげる印象的なマスコットキャラクターがたくさん欲しかったとのこと。
元々のマスコット嫌いもあってか尾田氏は谷口監督がやけにサニー君を出したいと言うことに疑問を抱いたが、ビジュアルを公開しただけで反響が凄まじかったのであらためて監督の慧眼にすごさを感じたと言う。


◆ハートの海賊団

「どういう風の吹き回しだ?」
ハートの海賊団船長。前作で映画に初登場した最悪の世代の中では唯一の続投。フェス時はアロハシャツに半ズボンというかなりラフな出で立ちで来ていた。
当人は別にウタのファンではないのだが、部下のべポがぞっこんなのでその付き添いとして来て、今回の事態に巻き込まれる。
これが「ウチはドライなんだ」とか自称する海賊団船長の姿です。

窮地に陥っている友達ルフィをバルトロメオと共に救出して以降は、ウタの能力を探るためにバリアボールで大玉転がしをしながらエレジアの各地を放浪することに。
流石に覚醒技までは使用しないが、オペオペの実の瞬間移動能力を使い要所要所で活躍する。
本人は否定するだろうけどやっぱり麦わら陣営だってこの人

ちなみに覚醒済みでもし付き添いに来なかった場合(現実世界にいた場合)、独力で今回の事態を収束できた可能性がある。*9

なお今回で彼にすね毛が生えていることが判明し、一部界隈がざわついたとかなんとか。


「すいません…」
ハートの海賊団航海士の白熊ミンク族。何気に当映画でミンク族登場は彼だけだったり。
その入れあげっぷりはすさまじく、わざわざ看板型のスタンドを背負ってまでアピールする程。予告映像で出てきた際余りに素っ頓狂な格好過ぎて隣のローに気づくのに時間がかかった人もいるとかいないとか
しかし後に彼女本人に遭遇した際は、出会い頭に「ミニべポ」(CV:上田麗奈)というマスコットにされてしまうのだが。
ちなみにローは目の前で小さくされたベポを目の当たりにして「ベポォーーー!?!?!?!?!?」と非常に驚いた反応を見せていた。ドライって何だ

ちなみに他の面子であるシャチ、ペンギン、ジャンバールなどはEDのみ登場。


◆バルトクラブ海賊団

「なんかヤベェ 勝てる気がしねぇべ」
麦わら大船団の2番の船長。こちらも大船団の中で唯一の続投。勿論ウタの熱烈なファンである。
水に濡れて力が出ないルフィを泣き喜びながら担いだり、彼と共にスーパーモンキーボールをやったりと前半のギャグ担当。

後半では一転、バリバリの能力で音声すら遮断するバリアを展開してウタの能力を見事封じてみせるのだが……。

なお原作の方で彼は赤髪海賊団の旗を焼きシャンクスをキレさせるというやらかしをしている。何やってんだお前!!


ビッグ・マム海賊団

しれっと登場した四皇の一角、ビッグ・マム海賊団女船長。
一応、彼女が万国で健在ということで今作もまたパラレルワールドの話だという事が分かる(下記も参照)。*10

今作ではウタの名声と歌声に惹かれ、オーブンやブリュレに彼女の誘拐を命じ、それ以上の出番は無し。
仮に出ていたらもっと面倒なことになっていただろう。


「エレジアにはおれが行く」
シャーロット家の次男で最高幹部「スイート3将星」筆頭。
攫いに向かったオーブンやブリュレが、ウタに返り討ちにされてしまった為、家族を助けるために出陣。
出番こそ終盤になるものの、得意の見聞色の覇気で敵のルールと弱点を即座に看破。
シャーロット家の最高傑作に恥じない強さと格を改めて見せつけた。


「妹だけでも助けてやってくれねェか」
ネツネツの実の能力者でもあるシャーロット家の四男。
ブリュレと共にウタを攫いにいくもあっけなくやられてしまう。

その後は事態が逼迫しているという事もあり、仕方なく海軍やCP、因縁ある麦わらの一味と渋々ながら手を組むことに。
今作では新技として、頭から敵に突っ込む熱山羊(ヒートゴート)を披露。ゾロ、サンジ、ローら主力に交じって前線で活躍する。
40億巻設定画によれば、全身を高熱化する熱燐寸男(ヒートマッチガイ)という技もあるとのこと。


「ごめんねオーブンお兄ちゃん」
ミラミラの実の能力者でもあるシャーロット家の八女。終盤ではその力で民衆たちの避難先を作ったりもした。
今作でもその見かけに寄らず高いヒロイン力を発揮する。ナミに説得される際に、「カタクリお兄ちゃんにも・・・?」と言い戸惑う表情は必見。
インタビュー『『FILM RED』谷口悟朗監督が語る「映画館で観るべき理由」』でも監督が冗談交じりに「ウタ、ナミ、ロビンに続く四大ヒロインの一人」と語っている。


ちなみにカイドウ黒ひげ陣営の登場は無し。
ライブに酔っぱらいのオヤジはNG。
黒ひげは「寝ることができない」体質の為、仮に出た場合どういう立ち位置になったかは定かではない……。


赤髪海賊団



世界政府サイファーポール

「革命の芽は早めに摘んでおかねば手遅れになる」
世界政府の表向きの首脳陣。今回のルッチは前線に出ず彼らの側近役をこなす。普段は慇懃無礼なことが多いルッチも五老星に対しては真面目に接していた。
早々にウタの存在を危険視し、彼女の抹殺指令を下す。まあ今回は状況が状況なため、仕方ない側面もあるのだが…。
またこの時「フィガーランド家の血筋でもか?」という意味深な台詞を残すが、この映画では回収されず。

音声が切れずにカチカチ操作するルッチは中々にシュール。


「おれは能力を使いすぎた」
元CP9であった諜報員。現在はCP-0所属。
「娘の付き添いでライブに来たが、娘にバッジをつけさせられバッグをもたされた親」という設定というにはギャップがありすぎるジャージ姿でライブに潜入していた。
事態の収拾のために普段はライバル関係にある海軍のコビー達と協力し、ドアドアの実の能力を駆使して麦わらの一味を救出したりと縁の下の力持ち的な活躍をする。

しかし途中でウタの能力の余波を受け、「ミニブルーノ」(CV:フクロウ)というマスコットと化してしまう。しかもこれが結構愛嬌がある。
まさかおっさんがマスコット化するとは…これも新時代か…。

また本作では能力の使用の際には、「使えるが、ここ(・・)じゃあ体力の消耗が激しすぎる…」とエレジアでは使いづらいことを語っているが…?
今作では、「おれが常に〝ドアドアの実〟の能力を使っていられないように、能力の使用は体力を消耗する」と述べており、エアドアを常に使い続けるのは難しいと語った。
公開前のキャラクターデザイン発表で「おれは能力を使いすぎた」と意味深なセリフを言っており、彼に何があったのかと思えば、ただ劇中で疲れただけだった。


「映像電伝虫が暴走中」
同じく元CP9の美人諜報員。
ブルーノと共にエレジアに潜入。ウタの能力が届かない距離で偵察と連絡役に徹していた。
その為今作では直接戦闘はせず。でもサービスシーンはきっちり入れてくれる。
今回の彼女はイージスゼロ特有の白服を着ているが、どうやらブルーノ共々ゼロの一員にまでちゃんと上り詰めた模様。
遠景でわかりにくいが、決戦ではシャンクスに自分の知っている情報を話して共有を行っている。みらい文庫版小説によれば、敵ではあるがこの世界的危機を打破する確率を少しでも上げるためとのこと。

同じくCP0であるカクの出番はエンドロールのみ。


何気に今作で映画初登場となる天竜人。ウタを10億で買い取りにエレジアまでやってきた。
使えない部下を平然と背中から撃つ、ウタから人類皆平等扱いされて喚き散らすなど、器の小さい下種野郎っぷりは相変わらず。
その末路は…まあお察しください。
ある意味では彼の本作での扱いや観客の反応はこの世界がどういうものかを表していると言える。


海軍

「世界を守るためじゃ」
海軍本部元帥。映画だとバスターコールおじさん
彼もまたウタの計画を危険視しており、動員できる限りの船と人員を動かし彼女の討伐に当たる。
その結果、大将2人、中将数人*11、軍艦30隻という前作とそん色ない規模の艦隊を、たった一人の少女のためにエレジアへ出撃させた。

しかもこの時「可能な限り」と告げていたため、状況が状況ならもっと増えていた可能性もある。
そして勿論、ウタを消すためなら周囲の犠牲は厭わない覚悟で作戦を進めていた。
とはいえ、今回はある意味エレジアに避難させられない無辜の民があまりにも多く人質に取られているに等しい状況だった事やそもそもウタを殺してしまっては本末転倒であった事から、流石にバスターコールの発令とはならなかった。

しかし元帥という立場故か、流石に彼自身は出撃せず。
立ち回りがいつもと同じだって?それは言わないお約束。大変だろう?元帥


「犠牲を伴わない正義などありえない 辛いねぇ」
前作より続投の海軍本部大将。
普段は「どっちつかずの正義」を掲げる彼も、世界崩壊の危機からウタを邪魔してくる市民諸共消し去ろうとしていたが、赤髪海賊団の妨害により阻まれて事態はさらに混迷を極めることに。
さすがの彼も覇気の達人であるシャンクスやベックマンを無視することは出来ず、ちょくちょく動きを止められていた。


「お前さんをとらえさせて頂きやす」
同じく続投の盲目大将。
慈悲深い彼でさえウタの所業は見過ごせず、モモンガと共に前線に出る。むしろ彼でもそのような行動を取るのがこの事態の異常さを現わしているとも言える。それでも最初はまず止めるよう説得していたが。
前作では隕石を落としたりやりたい放題した彼ではあるが、今回は眠らされ操られている大勢の市民がいるためそういう派手な攻撃は自重。
目も耳も封じながら、嗅覚と見聞色の覇気のみで戦うという離れ業をしている。原作799話からするに、オーラのような形で人の気配や感情を知覚している様子。


「まさか死んでいるのか?」
海軍本部中将。
藤虎と共にウタの拿捕にあたるが、彼もまた市民への必要以上の攻撃は自重していた。
終盤では軍全体の指揮など、裏方に従事する。

なお残念ながら今回、スモーカーの出番はエンドロールのみ。
大半の人を傷つけずに捕獲できてしまう彼や黒檻のヒナの能力は便利すぎるというメタ的な事情もあるのだろう。


「お久しぶりですルフィさん!」「海軍に協力するのが条件だ」
潜入捜査として先にエレジアに向かっていた海軍本部大佐/少佐。彼等も前作より続投。
前作では相手が悪かったために参戦出来なかったが、今作では部署違いであるブルーノと共に事態の解決のため奔走し、麦わらの一味やビッグ・マム海賊団を助けて彼らと共同戦線を組む。
他にも市民の前に現れて現状を伝えたり、終盤では役割の分担と全体の指揮を的確にこなした。

かつては臆病なだけであった彼等も、今や立派な海軍将校になっていることが分かる活躍ぶりを見せる。
原作で判明したコビーの「ロッキーポート事件の英雄」という2つ名はどうやら民衆にも浸透しているようで、市民に対してはある意味ウタ以上の影響力を持っている模様。事件の詳細は不明だが、コビーとローの間に遺恨は無い様子。
またヘルメッポもコビーと同様に海軍の機密特殊部隊SWORDの隊員であることが明かされた。


◆本作オリジナルキャラクター


「ねえルフィ、海賊やめなよ」

CV:名塚佳織(ボイスキャスト)/Ado(歌唱キャスト)

赤と白のツートンカラーな髪型が特徴的な少女。本作におけるキーパーソンキャラクター。名前が判明する前は「やめなよちゃん」とか呼ばれていた。
「世界の歌姫」と呼ばれるほどの絶大な歌唱力と人気を誇っており、その歌は人種、海軍、海賊、民衆問わずすべての人の心を魅了する。
そして海賊、赤髪のシャンクスの娘でもある。映画キャラとしては珍しく原作1055話でもシルエットらしき姿で登場

幼い頃から父の船の音楽家として皆に愛されており、途中フーシャ村で出会ったルフィとも親しくしていた。
特に彼とは下らないことでよく競い合っていたようであり、今でもルフィの前では年相応に活発な面も見せる。
また子供の時から歌手としての頭角を現しており、音楽の島エレジアでも国王ゴードンにその才を見出されていた。

しかしその夜、彼女が眠りから覚めた時にはエレジアは火の海になっており、親であるはずのシャンクスから唐突に置き去りにされてしまう。
以来、ゴードンと二人きりで歌の勉学に励む、侘しい生活を送ってきた。

その後、特別な電伝虫が浜に流れ着いたことで、自身の歌や声が多くの人に届けられるようになり、「救世主」と呼ばれるぐらいの人気を得ることとなる。
一方で大海賊時代に喘ぐ人々の悲鳴も聞こえるようになり、自分の歌で平和な世界"新時代"を作ることを決意。エレジアにて超巨大なライブを企画する。
また民衆からの声を聞くうちに、過去の経緯もあって大の海賊嫌いとなる。

そんな彼女が企図したライブ「NEW GENESIS」であるが…。

詳細な内容については該当項目にて。


  • ゴードン
「国を挙げて歓迎する!!」


フランケンシュタインの怪物のような出で立ちの男。影のキーパーソンキャラクター。
ぶっちゃけ外見だけならば本作のラスボスなのかと見紛うことだろう。

実は今作の舞台でもあるエレジアの元国王であり、幼少期のウタにもその才を見出していた。
しかしエレジアが一夜にして火の海に包まれた際、何も知らない彼女に「赤髪が全てを滅ぼした」と告げる。


  • クラゲ海賊団
CV:エボシ 山田裕貴/ハナガサ 粗品(霜降り明星)/カギノテ せいや(霜降り明星)
船長エボシ、巨漢のハナガサ、のっぽのカギノテが率いる海賊団。
ウタを誘拐しようとフェスに潜り込み、麦わらの一味やビッグ・マム海賊団と交戦する。
しかしその後ウタにまとめてボコボコにされてしまう。簡潔に言えば彼女の強さを見せるためのかませ集団。

とはいえ、ウタを「赤髪の娘」と知ってなお攫おうとしたことといい、四皇の2大勢力(未来を加えていいなら3大勢力)を敵に回してもなお怯まない中々に豪胆な海賊団である。


エボシを演じた山田裕貴は本作の大ファンで、そうしたこともあって特にエボシには「新世界にいる海賊なので、それなりに強い海賊団の船長だと思うので風格も大事に演じた」と語るなどいれこんでいる。ワンピースマガジンではエボシが覇気使いだというアドリブを入れようとしたり、技名っぽく「カツオノエボシ」とさけんだりしたことを明かした。そして全て監督にカットされた。
番組『嵐ツボ』で尾田栄一郎に認められた天才せいや(霜降り明星)も、自分の声のせいで映画に客が集中できないことがないよう努力したとのこと。ちなみに山田裕貴氏は以前にとある海賊青い剣士を演じている。


  • ロミィ/ヨルエカ
CV:新津ちせ(Foorin)/梶裕貴
ライブを楽しみにしていた子供たち。
ロミィは貧しい島の生まれらしく、それだけに辛さを忘れさせてくれるウタに強い憧れと希望を抱いており、髪型も彼女に似せたツートンカラーにしている。
ヨルエカは羊飼いの少年で、ライブ自体は楽しみにしていたが現実にそれほど辛さを抱えておらず、ほどほどにして帰ろうとしていたが…。


◆その他の人物

EDでは多くの原作キャラクターが登場。
その中でなんと、バルトロメオが世話になっている駄菓子屋のばあちゃんも登場。

どこかの酒場で映像電伝虫を介してウタのライブ「NEW GENESIS」を見ていた。冒頭の『新時代』ライブでも彼らしき蟹の手がクローズアップされて描かれている。

  • 男イ/男ロ/男ハ
CV:東京ガヤ専門学校(チョコレートプラネット長田、ハナコ岡部、ハナコ秋山)
コント番組『新しいカギ』とのコラボ企画で出演。
それぞれ「帰りたいっつってんだろ」「おれ頼んでねーし」「ヤダよー」というセリフを担当。


【用語解説】

・音楽の島・エレジア
今回の舞台となる島。超巨大なライブステージが建てられた島であり、塔と橋で繋がった先に居住区跡がある。
かつては優秀な音楽の素養を持った者たちを集めて育成する国でもあったのだが、赤髪海賊団がこの地を焼き払った後、この島に住むのはゴードンと取り残されたウタだけとなってしまった。
ライブ会場は様々な色合いに変わるアーチ*14が立ち並び、自然的ながらも壮大な作りであるが、居住区は今も当時の爪痕が残ったままのゴーストタウンと化している。

場所について40億巻では、「12年前のシャンクスとウタはレッドラインを越えていないので、エレジアのある場所は東の海・南の海・グランドライン前半・カームベルトのどこかで」と作者は述べている。
ただし厳密な場所については明かされておらず、劇中では、ルフィ達が新世界から逆走してまでライブに行く場面は描かれていない。

悪党シャンクスたちの襲撃による滅亡まで、「音楽の都」と呼ばれ華やかな歴史を維持していたものの、実はその繁栄の陰で世界政府が危惧するほど危険な古の遺物が封印されており、壊滅事件より前から曰く付きの島であったことが示唆されている。
そもそも島民抹殺という、恐るべき略奪行為に手を染めた赤髪海賊団の凶行の真の動機も、その「伝説」にまつわるものである。
海軍もこれを恐れ、今回大将中将を乗せた30隻もの艦隊を派遣するという超バスターコール級作戦に打って出ることになった。
そんなエレジアの闇を象徴する謎の遺物はどうも「Tot Musica(トットムジカ)」と呼ばれているらしいのだが…。

語源は恐らく、「悲しみに沈んだ詩」「死者に対する哀歌」を意味するエレジー(elegy)。


・新種の映像電伝虫
SSG(Special Science Groupe)が開発したという特殊な電伝虫ベガパンク作の試作品。
ボタンと、頭頂部がアンテナのように伸びる大きな巻貝*15をつけたタイプで、不特定多数の電伝虫に映像と音声を同時に届けることが可能となっている。
エレジアの浜で、ウタが偶然これを拾ったことにより、彼女の曲が多くの見知らぬ人々へ拡散するきっかけとなった。
と、同時に彼女に更なる悲劇を与えてしまうきっかけにもなるのだが……。

試作品という設定なのは40億巻によれば、尾田氏曰く「原作にこんな便利なものはありません」(要約)が理由。
全世界リアルタイム配信が可能になれば、確かに世界政府の情報操作も世界経済新聞も用済みになってしまう。

結果的に多くの人間を不幸にしてしまった発明品だが、どこから流出したのかは定かでは無い。
ウタがこれを拾った期間はいわゆる「3D2Y」に重なっており、その間に一人の変態がベガパンクの研究施設を荒らし回った挙げ句、うっかり大爆発させてしまうという痛ましい事件があったが、関係性は不明。


ネズキノコ
ネズミの耳が生えたような可愛らしい形状のキノコ。状況的にエレジアにも自生していると思われる。
しかしその見た目とは裏腹に、食べると寝ることができなくなり、処置を取らずに数時間放っておくと死に至るという凶悪な毒が含まれている。
おまけにウタ本人は知らなかったが、精神に異常をきたし狂暴化するという、覚せい剤のような興奮作用も入っているとのこと。
中盤以降、明らかに自制が利かずウタが暴走するようになるが、その原因は間違いなくこのキノコによるもの。
食べ物を粗末にすることを許さないサンジが冒頭で躊躇無く捨てていた食材もこれで、ちゃんと効能も知っていた。一流のコックである彼でも調理することはままらないのであろう。





【小説版】

ジャンプジェイブックス版とみらい文庫版の2種を発売。

ジェイブックス版の著者は江坂純。みらい文庫版の著者は志田もちたろう。



【アニメ連動エピソード】

これまでの映画連動と異なり、映画公開後に放送された連動エピソード全3話が放送された。
「連動エピソード」と言いつつ連動要素が匂わせや簡単な前日譚程度で終わる番外編的エピソードが多かった近年の作品と違い、映画のメインキャラであるウタの過去をガッツリ描写した、文字通り映画と連動したエピソードである。
なお、1028~1030話&特別総集編のオープニングも劇中挿入歌「新時代」と共に映画のハイライトを流す特別版。(もちろんネタバレはないので映画未鑑賞でも安心して視聴することが出来る)

原作にも描かれていないルフィと赤髪海賊団ファーストコンタクトを描いており、ルフィが最初期から音楽家を求める理由の補完にもなっている。
週刊少年ジャンプ2022年43号巻末コメントでの原作者の尾田氏曰く「ルフィの思考が理解できる」との事。副音声上映では、セリフなどについて原作者監修だと明かされた。

1031話〜1049話でも、テレビ版では『RED』の場面を挿入したOP「PAINT」を使用。
またテレビ版では次回予告が15秒になる代わりに、映画15秒CMが曲と映像を変えながら挿入されている。
1031話からは「Tot musica」版が解禁され、不穏なウタの姿が明らかとなった。そして半年も上映した結果、劇場版のクライマックスも使用した予告も制作され、最終的に10種以上のCMが作られている。

終映当日の1049話では、「本日、ついに終映」と題した1日限定のCMがテレビ版で流れた。


1029話「淡い記憶 ルフィと赤髪の娘ウタ」

2022年8月14日放送。
脚本:井上亜樹子

13年前、ルフィ、ウタ、そしてシャンクスとの出会いを描くエピソード。
また、現在の時間軸としてライブ前のルフィやウタも登場。

ルフィはシャンクスと出会う前、海賊になる夢こそなかったが、海兵になることは漠然と嫌であった様で自分を海兵にしようとしていたガープには強く反発していた。
アニメオリジナルだがルフィとシャンクスの初対面がはじめて描かれており、ルフィは最初海賊嫌いだったことが判明した。すぐにシャンクスに懐いたようだが。

またフーシャ村も、他にルフィと同年代の子供がいないようで朽ちた風車が多く立ち並んでおり、村人達は明るく優しいもののさびれた印象が強まっている。


1030話「新時代の誓い!ルフィとウタ」

2022年8月21日放送。
脚本:山口亮

1029話の続きで、Aパートではルフィとウタの別れを、Bパートでは映画本編のあるシーンから繋がる「ルフィとシャンクスの"絶交”」と、40億巻で示唆されていたシャンクスの「大人げなさ」が描写され、映画本編の悲劇に転げ落ちていくウタを示唆するシーンで終わる。
なおBパートの前半では、エレジア壊滅のニュースが東の海中に伝わるシーンで、ゾロナミウソップサンジの幼少期が少しだけ描かれる。

ルフィがまだ自分の夢の果てを決めていないことや、ウタがいなくなった後のシャンクスのルフィに対する態度については、40億巻記載の設定画から一部変更。
このことについて、副音声上映では40億巻の過去を描いた後も色々変更があった趣旨が述べられた。


特別総集編「伝説の記録(ログ)!赤髪のシャンクス!」

2022年8月28日放送。
1031話としてはカウントされておらず、前2話と違い、こちらはシャンクスの名シーンを振り返る「特別総集編」となっている。
Aパートは、エレジアに捜査に向かうコビメッポが、未だ謎に包まれているシャンクスの動向について語り、その流れでコビーの「勇気ある数秒」から始まる頂上戦争編の終盤を振り返る。あとヘルメッポがウタの大ファンであった事が判明した。
Bパートはマキノの回想という形で、全ての始まりとなった原作第1話(アニメ第4話)を振り返る。ネタにされまくっていた山賊ヒグマが久々に地上波に登場している。



【余談】

  • an-anコラボ
本作でも様々なメディアを活用したプロモーションが行われた。
変わったところではグラビア風のポーズを取ったシャンクスが2022年8月24日発売の「an-an」の表紙を飾るというものまであった。
なお、その号の特集は「睡眠と自律神経」という、映画の展開を考えるととても皮肉な物になってしまっているのはご愛敬である。

  • 上映トラブル
公開当日、お台場のユナイテッド・シネマやららぽーと横浜のTOHOシネマズでは機材トラブルが起こり、ウソップが無限に回転し続けるという、かつての「サンジエンドレスまゆげ」を思い起こさせるような珍事件が発生した。

  • 時系列
本作は海侠のジンベエが"麦わらの一味"操舵手として登場する初の作品ともなっている。
ゾロが刀「閻魔」を所持しているが、一方でサンジの肉体変化は不明な他、海賊"四皇"シャーロット・リンリンが健在であり、ルフィも「第五の皇帝」と評されている。
そのため「何らかの理由で閻魔を手に入れたが、まだカイドウやビッグマムが四皇から離脱していない。」というIFであると推測される。
また、公開直後の原作では世界会議後にボア・ハンコック拿捕に向かったコビーがそのまま黒ひげ海賊団に攫われるという事件も起きた。
副音声上映では(原作におけるウタの存在にからめて)この件について触れられ、監督「パラレルではなく本物の心づもりで作っている」、作者「(映画全部の出来事)あります。(時系列的な整合はさておき)映画は“僕の中では存在する世界”だけど、同時に漫画しか読まない人たちには余計な情報を与えないようにする、というルールがある」と改めて映画と原作のスタンスについて語った。

  • ミュージカル映画
前述の通り、歌と音楽がストーリーの中心になるミュージカル映画となった本作だが、ルフィ役を演じる田中真弓は『呪われた聖剣』の特典で、本作の脚本を担当した黒岩に「麦わらの一味でミュージカルをやりたい」と(ネタ込みで)語ったことを明かしている。

田中氏の語ったその内容は、麦わらの一味が音楽の島「ウタシマ」で冒険を繰り広げるというもので、ウタシマには歌と踊りでコミュニケーションを取る人々が暮らしているが、そこにこんな感じの悪い王様が現れて歌と踊りを禁止してしまい、人々は弾圧を恐れて地下に潜み歌い続けている、その悪い王様を麦わらの一味がブッ飛ばし、音楽の島を取り戻すというものであった。
その結果、キャラソンに自信が無い声優約二名が「絶対やりたくねえ!」「歌わせないでくれ」と露骨にイヤそうな顔をしたため、次第にその妄想は「歌と音楽を嫌うヒラッターとナカイーをぶっ飛ばしに行く」と妙な方向になってしまった。

FILMシリーズが軌道に乗る前の、そもそもワンピ映画の雰囲気が緩めだった頃の思いつきと本作を比べることはできないが、「歌と音楽の島が舞台」「弾圧を恐れる人々が歌と音楽を支えに生きている」「残忍な権力者が歌と音楽を弾圧しようとする」など、こじつけレベルとはいえ微妙に重なり合っている部分がある。
ヒラッターとナカイーは歌わずにすんだ。


果てしない音楽がもっと 届くように



夢は見ないわ キミ話した『ボクを信じて




追記・修正はウタの歌を聴きながらお願いします。














幼い日、互いに誓った夢。


となり、永遠の夢となった。

そしてとの約束の言葉を受けた少年は、
笑顔で大海原を見据え、高らかに叫ぶ。




“海賊王”に!!!
おれはなるっ!!!!








Next:『???』


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最終更新:2024年04月10日 22:19

*1 上映当時、物語も佳境に入ってきたため赤髪海賊団のメンバーもさわりだけ紹介したいという意図もあったとのこと

*2 尾田氏がよく聴いていた曲というのもあり、MVのエッセンスを本編にも取り入れている節が見られる

*3 故に映画鑑賞後にウタ日記を改めて見ると見方が変わるだろう。

*4 但し、ルール上このパックに封入されているカードのみではデッキに必要なカード枚数に足りず、プレイすることはできない

*5 前半のクラゲ海賊団戦では、ゴムゴムのJET銃乱打を使用時に技名を発していたが、その後のウタ、トットムジカ戦では技名を一言も発していない。

*6 マリンフォード頂上戦争編など、海水でズブ濡れになりながらギア2を使って迅速に動く場面すらある。

*7 映画『GOLD』でもタナカさんが少量の海水を頭から浴びて力が抜けて倒れる場面がある。

*8 [逆光]での戦闘時ではに一瞬だけ怪物強化を劇場版で初めて使用している。

*9 本編で見せた特大ROOMでウタのみ呼び寄せ、「お前の影響で出る音は全て消えるの術」を施すだけでほぼ彼女を無力化できるため。

*10 万国編後~ワノ国編までは麦わらの一味は全員おらず、ワノ国編後であれば彼女はもう倒されてしまっているため

*11 実際に作中に登場した中将はモモンガのみだが物語終盤にて、黄猿がシャンクスの放った覇王色の覇気に対し、「中将の一部を持っていかれた」と言っていた為描写されていないだけで他の中将も動員されていたようである。

*12 真相を知ったサンジやウソップからもフォローが入っている

*13 映画を観た後に「ごめんね」といった声が多く挙げられていた。

*14 これは夢でそう見せているだけであり、実際は超巨大な海王類の骨

*15 この巻貝が人工物で試作品である模様