プテラ(ポケモン)

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プテラ(ポケモン) - (2021/08/06 (金) 17:22:53) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/09/07(水) 12:39:31
更新日:2024/03/22 Fri 00:38:26
所要時間:約 10 分で読めます




こはくに 残された 恐竜の 遺伝子から 復活させた。高い 声で 鳴きながら 飛ぶ。

ポケットモンスターシリーズに初代から登場するポケモン


●もくじ


●データ


全国図鑑 No.142
英語名:Aerodactyl
分類:かせきポケモン
高さ:1.8m
重さ:59.0kg
タマゴグループ:飛行
性別比率:♂87.5♀12.5

タイプ いわひこう
特性:いしあたま(攻撃による反動ダメージを受けない)
  /プレッシャー(相手が自分に対して使用した技のPPを1つ多く減らす)
隠れ特性:きんちょうかん(相手のきのみの使用を封じる)

HP:80
攻撃:105
防御:65
特攻:60
特防:75(初代のみ60)
素早さ:130
合計:515

努力値:素早さ+2


●概要


巨大な翼を持った翼竜型のポケモン。恐竜時代に生息していたポケモンですでに絶滅している。
非常に獰猛なポケモンで、嘴を持つ本物の翼竜とは違い「ノコギリ」状になった鋭い牙を持ち、その牙で相手の喉笛を噛み千切る。

非常に甲高い声を出すとされ、空中を滑るように飛行していたらしい。
別名「空の王者」
どこぞの火竜ではない。

因みに鳴き声がラフレシアのものとそっくり、というかほぼ同じ。
聞き分けられたらちょっと自慢していいかも。違いとしては出だしの部分が吼えるようなアレンジになっていること(ラフレシアは若干潰れたような音)。
XYでは若干修正された。


●ゲームでの活躍


ニビシティの博物館やアルフの遺跡、地下通路内で見つけた「ひみつのこはく」を復活させることで手に入る、所謂『レアポケ』
シリーズ通じてゲーム内で使用してくるトレーナーは非常に少ないが、ワタルが使用するため知名度は高い。

初代ではレベル技が「つばさでうつ*1」「かみつく*2」「とっしん」と貧弱で、評価点と言えばわざマシンなしで「はかいこうせん*3」を覚えるぐらい。
同じ化石ポケモンのオムスターカブトプス同様当時はいわ技を覚えなかったため、使いやすい攻撃技はひこうタイプの大半が覚える「そらをとぶ」程度。
技マシンによる補強に目を向けても「どくどく」「かげぶんしん」「みがわり」といった誰でも使える技を除いてロクなものがない。
故にせっかく育てても個性も面白味も感じられない。
カントー四天王のワタルも使ってくるが、赤緑青では攻撃技がノーマル技だけなのでゲンガーなら「ちょうおんぱ」による自傷以外でダメージを受けない。
ピカチュウ版では「つばさでうつ」「そらをとぶ」といったひこう技を使ってくるので注意。

金銀ではカントー地方にてラッキーと交換できる他、アルフの遺跡にはプテラの絵柄を揃える石盤パズルがある。
相変わらず「いわなだれ」は使えないが、「げんしのちから」の習得によって使い勝手が大幅に向上。
チャンピオンに就任したワタルも相変わらず使用しており、上記の通り第二世代で本来覚えるはずのない技である「いわなだれ」を使用してくる。
相変わらずのワタルさんですね

BW2ではPWTに参加するグリーンも手持ちに入れている。
さすがにひこう枠がピジョットでは厳しかったのか。

ORASでは強化版ダイゴが使用。

妙にチャンピオン人気の高い奴である。

SMUSMでは海の民の村でハンテール船にいる女性から貰える
アローラ地方では貴重な高速アタッカーなので育てて主力にする価値はあるだろう。


●対戦でのプテラ


素早さ130といういわタイプ最速であり全体から見てもトップクラスの素早さ種族値と平均程度の攻撃種族値を誇る典型的高速アタッカー型のポケモン。
所謂『130族』に分けられるポケモンだが、昨今の素早さインフレのほか「こだわりスカーフ」で抜かれることも多々ある。

第一世代では自分より速いのはマルマイン、同速もミュウツーを除けばサンダースのみで、攻撃種族値もケンタロス以上。
また当時の強力技「はかいこうせん」を半減できるいわタイプの中でも唯一の高速アタッカー&地面技無効と独自の強みが多い。
しかし「いわなだれ」や「じしん」といった強力な技を覚えないため、その恵まれた種族値やタイプを活かし切れなかった。
当時の戦法は破壊光線ぶっぱや「どくどく」撒き、「ちょうおんぱ」+「かみつく」による運ゲー等。
攻略本でも「プテラは使えない」とバッサリ。

第二世代以降は攻撃技が着実に強化され、第三世代で念願の「いわなだれ」を習得する等高速アタッカーとして使いやすい能力となった。

現在は高い素早さから怯みを狙える「いわなだれ」や高火力の「ストーンエッジ」、連続技でムラがあるが期待値で優れる「ロックブラスト」といったいわ技を使用可能。
サブウェポンにも「じしん」「三色キバ」「かみくだく」「アクアテール」「アイアンヘッド」「サイコファング」等が揃う。
また、先手を取りやすいことから「ステルスロック」や上記の「どくどく」等を撒くのも得意。
一方、ひこう技は溜め技の「ゴッドバード」を除いて高火力技に恵まれず、「つばめがえし」が主力技となる。しかし剣盾では威力40×2の「ダブルウイング」を習得したことでひこう技の火力が大きく改善された。

一致「そらをとぶ」「フリーフォール」や「ほえる」等、「ねこのて」を阻害しない技の使い手の中でも素早いという長所もあり、猫の手パでは採用率が高い。
レパルガッサでは「キノコのほうし」に耐性を持つくさタイプをひこう技で狩り、輪唱パでは特攻が低いとはいえ状況次第で素早い「りんしょう」始動役にもなれる。

特性『いしあたま』は対象技が自力習得する「とっしん」と教え技の「すてみタックル」のみ。
上記の通りサブが優秀なプテラにとって弱点が突けないノーマル技、それも威力も微妙な反動技を使うメリットは少ない為、殆ど死に特性と言える。せめて「もろはのずつき」か「ブレイブバード」を覚えてくれれば…と思われがちだが仮に覚えたとなると大きな環境荒らしになる危険性が高く第6世代のファイアローが可愛く見えてしまうのでおいそれと覚えられないと思われる。

逆に『プレッシャー』は「まもる」「みがわり」を使った『まもみがコンボ』も使える為、基本的にはこちらを推奨。
またある意味効果そのものよりも重要なのか相手のスカーフ持ちの判別に利用できるということ。
プレッシャーを含め場に出た時に発動するタイプの特性の殆どが素早さの順に発動する為ランドロスカプ・テテフ等がスカーフ型か否かを判別できる。
素早さがウリのプテラにとっては重要な要素であり、後述のメガシンカを前提とする場合も最も役立つ通常特性である。

隠れ特性は『きんちょうかん』
相手ポケモンが木の実を食べられなくなり、確定数をずらす「ヨロギのみ」や「オボンのみ」等を無効化できる為、こちらも強力。
だが、メガシンカで特性が変わるとその時点で効果が切れるため効果を持続させるためにはメガシンカさせずに運用させなければならない。
なお、こちらは素早さに関係なく最初に特性アナウンスが出るため素早さ判別はできない。逆に考えれば相手に素早さが判別されないとも考えられる。

かつてはPDW限定で現在はサービスも終了しているが、後にVC版の初代や金銀クリスタルからの転送でも手に入るようになった。

最大の難点はその防御面の弱さ。とにかく脆く、不一致弱点技一撃で沈みかねないほど。
並の先制技程度では沈まないが、ハッサムの「バレットパンチ」やマリルリの「アクアジェット」といった強力な先制技に弱い。「こおりのつぶて」も厳しいか。
また、その性質上耐久型を呼び込みやすい。

第五世代にて、同タイプで似たような姿をしたアーケオスなる始祖鳥ポケモンが登場した。
しかし攻撃ではプテラが劣るが素早さでは勝っており、また特性の関係上「きあいのタスキ」との相性もプテラの方が良いので差別化は十分可能である。

さらに第六世代では下記のメガシンカを獲得。現在化石ポケモンで唯一のメガシンカの使い手である。

第七世代ではZワザの導入により必中「ストーンエッジ」や溜めなし+必中「ゴッドバード」が強力な切り札となる。
但し「ゴッドバード」は教え技限定。


メガシンカ



メガシンカに より 失われていた 遺伝子が よみがえり 全身を 覆う 鋭い 岩が 復活。

タイプ:いわ/ひこう
特性:かたいツメ(接触技の威力が1.3倍になる)

  • 種族値
HP:80
攻撃:135
防御:85
特攻:70
特防:95
素早さ:150
合計:615


メガシンカの力で遺伝子が完全に復活。身体中から鉛筆の芯黒い鉱物が生え、刺々した姿に。
攻撃と素早さに磨きがかかり、耐久も地味に上がっている。
かたいツメにより接触技の威力も増したが、対象外の技にも使えるものは多い。

素早さ種族値はマルマインに匹敵する150。130族超えである。
最速メガプテラなら最速スカーフ持ちシャンデラを抜けるくらいの速さ。

※Lv.50時 素早さ実値
最速メガプテラ → 222
最速スカーフ持ちシャンデラ → 217

通常プテラならサポート、メガプテラなら折角上がった能力によるアタッカーを担うことが多そうだ。

●アニメでのプテラ



無印46話で化石の発掘現場から復活するやいなやサトシを拉致。挙げ句の果てに空を飛べないリザードをおちょくりまくっていた。
これに対してリザードの怒りが大爆発。リザードはなんと怒りの力でリザードンへ進化。そのままリザードンと空中戦を繰り広げ、サトシは救出される。

しかしそこに乱入したアニポケ最強のポケモンプリンの「うたう」を聴いて眠ってしまい墜落して再び地下へと消えた。


新無印では38話でゴウがニビ科学博物館の化石発掘体験で見つけたひみつのコハクから復元される。
自慢のスピードで暴れ回るも、最後はゴルーグのパワーに押され、大人しくなった後ゴウの手持ちに入った。


映画『水の都の護神 ラティアスとラティオス』にも登場。
カブトプスと共に化石から白目で復活していた。


●漫画でのプテラ


ポケスペにてレッド手持ちとして登場。
ニビでサカキに貰ったひみつのこはくをグレンで復元、復活直後にファイヤーとの激しい空中戦を繰り広げた。

その後もレッドの飛行要員として活躍。
特に対サカキ戦での「降参……するもんか!」のシーンのような両脚で肩を掴んで飛ぶ姿はレッド自身に翼が生えたようで非常に印象的。
しかし、第5章ではデオキシスによって翼の皮膜に風穴を開けられる重傷を負い、ほとんど飛べなくなる。
諸事情で満足な回復もできず、他のメンバー共々最終盤までリタイアする羽目になった。
なお、後の第13章では皮膜の傷も癒えている。


●ポケモンカードゲームでのプテラ


初代では「なにかの化石」から進化。
特殊能力の『げんしのちから』はフィールドの全てのポケモンを進化出来なくする能力があり、
リザードンやナッシーなど進化ポケモンが主力であった当時は非常に恐れられた。


●ポケダンでのプテラ


救助隊では多くのプレイヤーに一泡吹かせてきた強い雑魚ポケモン。
ラスダン「天空の塔」及び「天空の塔 最上部」、ラティアス墜落地点の「奈落の谷」、レベル1ダンジョン「幸せの塔」と「清らかな森」に出没。

クリア前でさえラスボスに次ぐ強敵に相応しい能力であり、それゆえ自由な強化や探索が難しいレベル1ダンジョンでは最深層の要注意ポケモンである。
強ポケですら2発で沈む清森最強の攻撃力、パラセクトの約1.5倍というふざけすぎな耐久、角抜け必中のちょうおんぱ、部屋中の敵が倍速になるこうそくいどう、
貴重なPPを削る特性プレッシャー……明らかに凶悪である。

清らかな森では、あしらいスカーフで完封出来て、登場階数が94-97Fと少ないためか、
「キノコのほうし」「ぎんいろのかぜ」絡みの即死コンボを持つパラセクトとモルフォンに比べ鬼畜度はやや下がるとされる。
が、逆にいうとあしらいスカーフがないとそいつらを上回りかねない凶悪さ。倍速は勿論、混乱持ちな点が凶悪である。
幸せの塔では出現期間が拡大された上に「げんしのちから」で勝手に全能力を上げて暴走するというやんちゃぶりを発揮。
仲間にして連れ帰ったらちょっとした自慢にはなるだろう。

清森はもちろん天空の塔や奈落の谷でも数多の救助隊をステータスの暴力で処刑してきた、救助隊屈指の強敵。
特に奈落の谷では、終盤の階層では出現する敵がプテラのみとなってしまう。
ともだちきゅうじょ等の際にモンスターハウスを引き当てることになるので…対策するアイテムは必須である。


探検隊では前作の横暴が咎められたのか弱体化。
ステータスありきな強さのキャラだったので、パラセクト以上に悲惨になってしまった。
しかし、ツノやまに強敵たちがそろって共演するあたりは中々懐かしいものを感じさせる…。



ティ…

プテラ・トリデプスティラノサウルスモチーフマダー?」

イビルジョー「呼んだ?」

プ&トリ「お前ポケモンじゃねーだろ!」

ガチゴラス 「待たせたな!」



追記・修正は甲高い声で叫びながら、白目むき出しでお願いします。


\ビイイイイン!!!/

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