登録日:2012/09/23 Sun 13:55:20
更新日:2024/12/14 Sat 22:07:22
所要時間:約 4 分で読めます
■データ
全国
図鑑No.467
分類:ばくえんポケモン
英語名:Magmortar
高さ:1.6m
重さ:68.0kg
タマゴグループ:人型
性別比率:♂75♀25
タイプ:
ほのお
特性:ほのおのからだ(接触技を受けると30%の確率で相手を
火傷状態にさせる)
隠れ特性:やるき(
眠り状態にならない)
HP:75
攻撃:95
防御:67
特攻:125
特防:95
素早さ:83
合計:540
ブビィがレベル30でブーバー、ブーバーに
マグマブースターを持たせて通信交換することでブーバーンに
進化する。
■概要
初代から存在するブーバー、
金銀から登場した
ベイビィポケモンであるブビィに続き新たにダイヤモンド・パールから登場したブーバーの進化形。
腕の先から摂氏2千度の火の玉を発射し、相手を焼き焦がす。連射すると腕先が若干溶ける。
発射する際、身体から高熱が発せられるため、ほのかに白くなる。
火山の火口に住んでおり、一つの火山に一つがいのブーバーンしかいないと言われている。
ブビィは呼吸するたびに口から火の粉が漏れだす。
小柄だが、体温や吐く炎は600度もあるため、注意が必要。
黄色い炎を吐いているときは健康だが、体調が悪い黒い煙が混ざる。
陶芸家が連れていることがあり、柔らかい炎がいい作品を生み出すという。
すっきりしたフォルムのブーバーに比べて武装のような腕といい重量感の増したフォルムになっている。
その見た目どおり火力や耐久面はブーバーから大きく上昇したものの、素早さは下がっている。とはいえある程度の数値は保っているので鈍足というほどではない。
共通して物理攻撃には打たれ弱い。
ゲームでは野生だと出現しないので進化させるしかないが、「
マグマブースター」(
唯一王ではない)を持たせて通信交換することが条件。
ただし、アイテムは野生のブビィやブーバーがまれに(パールだと比較的容易)所持しているのみと割と貴重なことや、通信進化なこともあってホイホイ進化させられないのが難点。
しかもダイパ発売時点では野生のブビィをゲットするには
GBAソフトである
リーフグリーンとのダブルスロットが必須だった。
プラチナでは214ばんどうろで拾うことが可能になったので、後は通信手段さえあれば進化可能だが。
■ゲームでのブーバーン系
進化前のブーバーは初代では緑バージョンのみ「ポケモンやしき」に出現する。
当時
エビワラー以外で唯一の「ほのおのパンチ」使いであり、ほのお技が少ないこの時代に「かえんほうしゃ」習得まで「ひのこ」で粘らずに済む。
また当時は
伝説のポケモンである
ファイヤーを除いて唯一の無進化ほのおポケモンであり、種族値の高さから即戦力向き。
もっとも出現するのが終盤な上に
ポケモンリーグや殿堂入り後でもこれといってほのお技が欲しい場面がないので結局地味な存在だが。
金銀では「やけたとう」B1F、クリスタルでは「シロガネ山」内部に出現。
リメイクの
FRLGでは、リーフグリーンのみ「ともしびやま」に出現する。
SMではブビィが仲間呼びを行うとたまに出現する。
ブビィはタマゴを孵化させることで入手できる。
野生個体は、DPではGBAスロットにリーフグリーンを差した状態で、227番道路とハードマウンテンに出現。
BW2ではブラック2のみ「タチワキコンビナート」に出現する。
ORASでは「マボロシ山」、SMではヴェラ火山公園に出現。
剣盾では、カンムリ雪原の「滑りだし雪原」「巨人の寝床」「雪中渓谷」「ボールレイク」の湖畔に出現。
SVでは
DLCである「藍の仮面」でようやく登場。テラリウムドーム内のサバンナエリアとコーストエリアに出現する。
主要トレーナーでは金銀・
HGSSではグレンタウン
ジムリーダーの
カツラがブーバーを使用。
水単タイプで挑むと「かみなりパンチ」で手痛い一撃をもらうので注意。
強化後ではブーバーンに進化し、切り札に昇格した。
BW2の
PWTでもブーバーンを使用する。
プラチナでは、
四天王の一人であるポケモン界のドナルドこと
オーバが切り札として使用する。
ボールカプセルがセットしてあり、登場時のエフェクトが格好いい。
炎タイプらしからぬ技範囲で水ポケモンが流されてしまった経験は誰しもあるはず。
切り札が
エレキブルの
デンジとは相性がいいのかファイトエリアにて
ダブルバトルもある。
エレキブルとブーバーンの二匹がそろい踏みとなりなかなかに壮観。
なおダイヤモンド・パールでは使用しないため、エースは
ゴウカザルであった。
特性が「ほのおのからだ」で、戦闘力もなかなか高いので旅パ兼孵化要因としても活躍していた。
BW以降は
ウルガモスにその座を譲ったが、SMで
秘伝マシンが廃止されたことにより、活躍の場が増えた。
SVではリーグ部四天王の
アカマツが使用。アカマツの四天王チャレンジで彼が
サンドイッチを食す際、
背景にブーバーンが6匹登場するという初見では思わず笑ってしまう演出も貰えた。
■対戦でのブーバーン
物理面に関しても攻撃種族値95と最低限の数値はあり、技も一致の「フレアドライブ」や格闘技「クロスチョップ」、同属対策の「
じしん」とそこそこ強力。
二刀流も視野に入る。
しかし、単純に
二刀にすると
バシャーモや
ゴウカザルの劣化は免れない上、変化技のバリエーションでも劣るのが難点。
「10まんボルト」持ちのほのおタイプとしても結局
でんき複合と「
ふゆう」持ちのヒートロトムの方が使いやすい。
単タイプが複合タイプに耐性の数で負けるのは仕方ないにせよ、ヒートロトムはタイプと特性との組み合わせが良く弱点の数すら水・岩のみとブーバーンより少ない。
特防はともかくHP・防御が低め、かつ弱点がメジャーで先手を取られるデメリットが大きいため
S振りを基本にしたい所だが、その素早さ種族値も83と鈍足ではないが高速化が進む現環境では不安の残る数値である。
一応、「じならし」や「ニトロチャージ」である程度補うことは可能。
やや微妙な素早さを補いつつ攻撃範囲の広さを活かせるような、クレバーな戦い方を主軸にして差別化したい。
「はらだいこ」を積むことで強力な抜きエースとなれるものの、
リザードンと違い素早さが並み程度な点に注意。
また現環境では「
からをやぶる」や「りゅうのまい」等と違い素早さ自体は上がらない点が辛いため、「はらだいこ」自体が下火。
「パワースワップ」は「オーバーヒート」による特攻ダウンを相手に押し付けられるが、やはり使い所が難しいか。
特性である「ほのおのからだ」は接触技にたいして躊躇させる効果はあるものの、物理耐久が高くないブーバーンでは発動機会が限られるために微妙。
死に際の接触系の
先制技を食らったときに発動したらラッキー程度にとどめるのが吉か。
隠れ特性である「やるき」は眠りにならないため、催眠を主軸にしたポケモンには強気に出せる。
しかし、対
キノガッサでは読まれて格闘技で攻撃されたら負ける可能性も。
素の素早さでは勝っているため、タイマンならば相性はいいが。
■進化前 ブーバー
全国図鑑No.126
分類:ひふきポケモン
英名:Magmar
高さ:1.3m
重さ:44.5kg
タイプ:ほのお
特性:ほのおのからだ(接触技を受けると30%の確率で相手を火傷状態にさせる)
隠れ特性:やるき(
眠り状態にならない)
HP:65
攻撃:95
防御:57
特攻:100(初代のみ85)
特防:85
素早さ:93
合計:495
努力値:特攻+2
燃え盛っている人型のポケモン。
口がひょっとこのように突き出ているのが特徴。
常に身体が燃えており、温度は摂氏1200度。
バトルに入ると体から発せられる熱風を吹き出し、周囲の草木を燃やしながら相手を威嚇する。
身体から発せられる炎の揺らめきを利用し、炎に隠れるとまったく見分けがつかなくなる。
寒い場所は苦手で、炎を吹き出し、環境を変える。
バトルなどで疲れると溶岩に浸かり、体力を回復する。
一度怒らせると相手を
消し炭にするまで炎を発するのをやめない。
進化後より素早さが10高いのと「しんかのきせき」によって耐久面でも進化後を超えられるのはエレブーと同様。
特殊耐久力の高さに加え、特性とタイプのおかげで眠りや火傷状態にならない点から
メガゲンガー等特殊型
ゴーストや
草タイプの大半に強い。
ブーバーンに「
とつげきチョッキ」を持たせることでも対特殊アタッカーとして使えるが、こちらは「おにび」「
みがわり」等の変化技も使える。
対物理アタッカーでもHP振りのみで
メガメタグロスの「じしん」やキノガッサの「ストーンエッジ」等を耐え、一致炎技で返り討ちにできる。
ダブルバトルでは「ふんえん」による全体攻撃と「このゆびとまれ」による補助等を使い分けられるのも強みであり、公式大会で活躍したこともある。
ただ「10まんボルト」「じしん」「じならし」「がんせきふうじ」「ちょうはつ」を覚えないため、
水タイプや火傷・催眠以外の状態異常持ちに弱い。
炎タイプ同士の戦闘も進化後に比べるとやや不得手。
初代では炎タイプで唯一「サイコキネシス」を使えたが、当時のチート技「ほのおのうず」を覚えないため炎タイプの中でも不人気だった。
一応、炎+エスパーの組み合わせ自体は当時
スターミーと
ヤドラン以外には等倍以上のダメージを与えられ、
ドククラゲやニド
夫妻にも有効。
第9世代で「このゆびとまれ」を再修得。
同期の
エレブー同様に隠れ特性が眠り対策の「やるき」なこととタイプ相性でモロバレルやヒスイドレディアやコータスに強く、
さらに特攻も元最終進化なのでそこそこあるため「オーバーヒート」でも打点が出せる。
「おにび」や「クリアスモッグ」でサポートとやれることが多い。
エレブーと違って禁止伝説環境では埋もれていたが、レギュレーションHからは再浮上したサーフゴーに強いことなどから躍進し始めている。
なおブーバーンの採用率はお察しである
■アニメでのブーバーン一族
無印では
カツラが切り札としてブーバーを使用。
必殺技は「だいもんじ」で、間一髪で避けた
ピカチュウが背中に大火傷を負うほどの威力を持つ。
これにより
サトシはギブアップを宣言、勝利した。
再戦ではサトシのリザードンと死闘を繰り広げるが、最後は「ちきゅうなげ」で敗れた。
その後サトシとのフルバトルでブーバーンに進化して登場。
「がんせきふうじ」で岩の壁を幾つも作り、ピカチュウの「ボルテッカー」の勢いを弱めた。
更に「でんこうせっか」で接触したピカチュウに「ほのおのからだ」が発動する。
相性で不利な
ブイゼルには「がんせきふうじ」で「みずのはどう」を防ぐ盾にすると共に視界を遮り、ブイゼルの死角(上空)に回りこんでから「スモッグ」を浴びせた。
追記・修正お願いします。
- コイツ何でかえんだんを覚えないんだろ? -- 名無しさん (2013-12-27 21:59:34)
- ヒートロトムを除けば、通常炎ポケで10まんボルトを使えるのは彼(彼女)らだけ。 -- 名無しさん (2014-05-17 20:44:30)
- エレブーはエレキブルに進化すると特性が変わるのにこいつはそのままなのはずるい -- 名無しさん (2014-08-23 23:03:40)
- バトレボの火炎放射の専用モーションがすっごいかっこよくて好きになった -- 名無しさん (2014-08-23 23:09:14)
- 明確なモチーフのないポケモンの1匹だよね。 -- 名無しさん (2014-08-29 19:08:00)
- 第四世代でこいつとエレキブルが公式から猛プッシュされてたけど、対戦での微妙さが浮き彫りになってから2匹とも今じゃさっぱりだな。 -- 名無しさん (2015-01-16 17:47:36)
- ↑物理の電気が少ない分まだエレキブルの方がマシかも、特殊炎は層が厚すぎる上にまずタイプが不遇 -- 名無しさん (2015-01-16 19:00:30)
- コイツは知らんが、エレキブルは素早さ下がらなきゃ相当強かったとお思う -- 名無しさん (2015-01-16 19:03:06)
- ↑二匹ともH75B67の紙耐久だからなぁ。単炎の層が厚くて息してないこいつは置いといて、エレキブルのSが上がったとしても技の範囲が広くなった代わりに一致火力が落ちた物理版サンダースみたいなもんだろうから、活躍できるかって言うと… -- 名無しさん (2015-01-16 19:28:10)
- その範囲が広いのがエレキブルの強みだと思うんだけどな -- 名無しさん (2015-01-21 12:05:35)
- ↑そのエレキブルの強みとエレキブルが実際強いかは別問題って話をしてるんだろうが。少なくとも今のシングル環境だと電気はある程度耐久が求められるからアローの鉢巻きブレバで確2のエレキブルは使いづらい。ブーバーンにしたってどっから地震が飛んでくるかわからん物理偏重の現環境で微妙なSと紙耐久をさらすのは相当厳しい -- 名無しさん (2015-02-02 01:16:02)
- 相方のエレキブルと比べるとだいぶ小柄な体格。 -- 名無しさん (2016-04-17 12:20:03)
- ロックマンエグゼのヒノケンが好きそうなポケモン -- 名無しさん (2017-02-02 08:38:25)
- エレキブルともども初登場したダイパの頃は最強クラスのポケモンとか言われて猛プッシュされていたが、ぶっちゃけ当時の環境でもお世辞にも最強クラスとは言えない…。特攻は高いが圧倒的なほどではないし、物理耐久は紙で特殊耐久と素早さも平凡。特性も使い勝手は悪い。おまけに耐性が悪い単ほのお。攻撃技のバリエーションが豊富なのは強みか -- 名無しさん (2017-06-02 12:27:23)
- 特攻が高い炎ポケモンも今はそこそこいるし通信と専用道具で手間かけて進化させて割に合うかというと…。 -- 名無しさん (2021-11-21 19:31:17)
- ドラクエモンスターズCHにブーバーというモンスターが出てきたが今では黒歴史扱いに… -- 名無しさん (2022-03-09 20:38:13)
- 当初はそこまで気にならなかった進化前からのSダウンだったが、霊獣ランドが流行ってきたせいですごく気掛かりになってきた -- 名無しさん (2023-06-02 15:20:17)
- 実は初代ブーバーやブビィは特殊より攻撃のほうが高かったりする レアエンカだがブーバーは金銀だと旅パの即戦力にもなる -- 名無しさん (2024-07-12 07:14:38)
- ブーバーがこのゆびとまれを再習得したことでサポーターとして開花しダブル使用率30位台にまでランクアップ。ブーバーン?圏外です… -- 名無しさん (2024-10-12 07:19:19)
- 種族値とっ散らかりすぎてパッと見お前ホンマに合計540もあるんかってなる -- 名無しさん (2024-10-21 14:01:48)
最終更新:2024年12月14日 22:07