電動アシスト関連(カテゴリ別)

────────────────────────────────────────────
▲EZもビビライフにも「チャイルドシートは取り付けできません」
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/149.html#child_seat
────────────────────────────────────────────

最終更新日:2025.2.23 ●これからの電動アシスト自転車の予想(e-bike関連)
       (▼日本でe-Bikeが流行るわけがない大きな理由「4選」)

2024.12.15 ●「SW」前カゴ・両立スタンド付き(ビックカメラ特別仕様[2024])

2024.8.4 ◆パナ・ヤマハ・BS以外の電アシ購入はオススメ出来ない理由(■重要で基本的な内容)

2023.11.26 ◆「ランニングコスト」を把握していますか?(■重要で基本的な内容)

2023.10.29 ◆2024年版SWが早速実車の販売開始「新色●ブルーイッシュグリーンメタリック」
2023.10.22 ●SWもついに値上げへ

2023.8.6 ◆変速を正しく使おう(■重要で基本的な内容)
2023.7.16【▲電動アシスト自転車のデメリット各種】 ▲【デメリット:5】気温によるバッテリー障害
2023.6.25 ◆(パナ)小口径車で人気2番目のSW
2023.6.11 ◆各販売店による「EZへの子乗せ座席取り付けについて」の意見いろいろ  (▼子供乗せ用途の注意点)

2023.5.28 ★廃盤「Jコンセプト」 → 後継新車種「プロム」

2022.12.31 ●空気を入れずに乗ると6万円の損(習慣化のみ)

2022.12.25 ●「変速最重」+「アシスト力最大」は各所の寿命を縮める酷い組み合わせ

2022.12.11 ▲電動アシストでも運動になる?????

2022.9.4 ◆安全軽視のチャイルドシート取り付けに関する真っ当な御意見と「その依頼自体の地雷感」
              (▼子供乗せ用途の注意点)

2022.4.10 ●知らないと大損する安易なe-bike等の購入のリスク(▼e-bike関連)

2021.7.25 ▲Jコンセプト5期目(2021年7月発売)でも相変わらず550~685kpaのタイヤ


2021.6.20 ●部品供給が終了すれば電動アシスト自転車は終わる(基本)
 〃  ●家電Watchが「e-bikeの"購入後"」に触れた珍しい投稿(e-bike関連)
2021.2.14 ●後悔するであろう見た目重視のe-bike(スポーツ系電アシ)選び [▼e-bike関連]
2021.1.17 ●電動アシスト自転車の前輪駆動車の問題点
2020.11.29 ●6万円台のドンキ電アシの優良コスパ・・・?
(電アシ(2)に追加 → https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/117.html)

11.15 (目次作成、優先度に応じて並び替え)
──────────────────────────────────────────
■重要で基本的な内容
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/149.html#basic



★変速不要!シンプルな電動アシスト自転車 パナソニック「SW」
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/149.html#SW

【廃盤】▲パナソニック「Jコンセプト」タイヤの種類に難あり、他
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/149.html#J-concept

▼e-bike関連
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/149.html#e-bike
──────────────────────────────────────────
2020.11.15 ●前輪駆動電アシの補修用完組ホイール一式
11.8 ▲折りたたみe-bikeに子供乗せ・・・?
9.27 ◆空気圧設定調査の副産物「パナソニック自転車の現行品一覧」
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/148.html#pana
(電アシ29種+2種)[2020.11.1時点での継続車種] (※生産終了の22は除外)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
現在、問題点や特徴的な車種などを中心に掲載
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■重要で基本的な内容
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆「ランニングコスト」を把握していますか?(■重要で基本的な内容)


よく見かける個人店の店主が「(まともな空気入れ習慣などない一般車ユーザーの)▲チューブ内への液剤」や
▲厚みのあるタイヤ」に関しては徹底的に否定する一方で、

「▲英式バルブの構造的な問題」同様に、当たり前のように無視するといえば
「▲電動アシストのデメリット」

売るときには綺麗事を並べ、あたかも「デメリットなど何もない素晴らしい商品」かのような話はしても、
そもそも「▲イチイチ充電が必要」「▲使い方を誤れば大きな出費」
そして、どれだけ神経質に使っても「▲バッテリー劣化の呪縛からは逃れられない」という事実を
果たして多くの店でしっかりと説明しているのだろうか?

更に、高齢者であれば、むしろ電動アシスト機能のせいで「▲運動不足」に、
風で倒れて起こすときや段差を持ち上げて家に入れるときに「▲重い(軽くても約20kg)」ために困ることもある。

「適正な空気圧管理を行い、変速があれば適切に使いこなし、
体重や走行距離や保管環境などに応じて定期的にメンテナンス」を行って
それでも距離や勾配があるため電動アシストでなければ相当しんどいなら
分からなくもないが…

幾度となく書いていますが【自転車は"買ってから"がスタート】です。
買った"後"のことを考えて買うべきで、店も薦めるべきでしょう。

実際ここまで生活困窮していれば電アシという選択肢など最初からありえないとしても・・・

予算ギリギリか超えて買って、貧乏暇なしで雑に扱うしかできなくて「壊し」
修理時になって「払える金額ではない」となれば
「それはお客さんがロクに貯金してないのが悪いですね(笑)」と言い放つまでなくても
内心そう思いながら半笑いで「そうですねえ残念ですねえ」くらいの言い回しで済ませることに
何ら心を痛めることなどないからこそロクにデメリットの説明をせずに薦められるのだろう。

それが通販店なら「まあそういう業態なので売りっぱなしが基本当たり前ですよね」と言えるが、
実店舗なのに「売ることばかり考えてるような店」が当たり前にあることが
本当に(疑問と嘲笑の意味を込めて)おかしい。

そんな「素人騙し」が横行しているから「金をとられる」という感覚の消費者が後を絶たない。

年1回あるかないかのTS点検案内を出すなら「まだマシ」なほうで、
「別に壊れてから持ってくるのは客の自由だから」で、重症の状態で持ち込まれる車体に
悪戦苦闘するのが楽しくてしょうがないというちょっと変わった人が多い?

「出来るだけ良い客に囲まれて仕事できる環境」というのは理想論に過ぎないのだろうか?
卸値比較で節約するとかいう、そういう小手先の経営努力ではなく
「消費者に見える形で」試行錯誤すらせずに売り上げが安定的に得られると考えられる感覚には
首を傾げる。

「通販で買うことが賢い」と勘違いしているような消費者が多い限りは
こんな店も減るわけがないので
結局は言いくるめようとしてくる者達に影響されることのないように
「消費者自らが学び賢くなる」しかない。


◆変速を正しく使おう

bike-news.jp/post/319214
「1」から「3」まで使っていますか? 電動アシスト自転車のギアを上手に使いこなすには

ギアの「1」は最もペダルの踏み込みが軽く、簡単に回転します。
そのため、最もバランスを崩しやすい発車時では漕ぎ始めがスムーズで安定走行に移りやすく、
また坂道の上りでも、少ない力で漕ぎ進むことができます。
ただし、一回転で進む距離は短くなります。

ギアの「2」は通常走行時に向いています。

そして「3」が最も重たく感じますが、一回転で進む距離が長くなるので、
走り始めて速度に乗り、ペダルが軽くなったら「3」に切り替えると、
軽い力で速度を維持したまま走行できます。

変速(ギアチェンジ)の際に注意すべき点としては、
「内装式」の場合はペダルを漕いでいないときに操作することです。
漕いでいる最中に変速すると、ガタンという音がしたり、故障を招く可能性があります。

逆に先述の外装式のギアの場合は、ペダルを回転させていないと変速できません。

もし「3」のまま使い続けたらどうなるのでしょうか。

発車時や上り坂でも高い負荷を掛けたまま漕ぐことになり、
チェーンやギアへの負担も大きく、消耗が早くなってしまいます。
また、強い力を出し続けなければならいのでモーターにも負担がかかり、
バッテリーの消費も早くなってしまいます。

e-BIKEは電動アシスト機能を搭載していない自転車に比べて重く、
おまけに子供を乗せて走ろうものなら走行するために必要なパワーは大きくなります。
自転車に余計な負担を掛けることは寿命を縮めることにも繋がるので、
適切なギアチェンジによって、軽快でスムーズな走行を心がけましょう。

こういう「当たり前」のことを教えてもらう機会がなければ
「バッテリーの早期消耗・劣化」を招きやすくなるので
店やメーカーとしては新車販売に繋げやすく「都合が良い」ので
空気量の「数値で見て分かる適切な状態」を教えないのと同様に、
積極的に教える店は皆無に等しいのが現実。

逆に言えば、「こんな基礎さえ蔑ろにしている」ので、
「保守整備点検さえ儘ならない」のは当たり前と言えるし、
パンク状態の意味も分からず、
店に意味不明なクレームをつけるのが出るのも何ら不思議ではない。

●空気を入れずに乗ると6万円の損(習慣化のみ)

cs-shinwa.sblo.jp/article/190019975.html
なくてもいいパンク2回=約2,000円
するタイミングではないタイヤ交換1回=約5,000~8,000円

これが前後のタイヤで起こるので、無駄な出費が1万円。
ここまでが普通車での無駄な出費です。
なので、買い替えようかな~と思う人、いますよね?
でも全部あなたが招いた出費です。本当は0円です。

「買い替えた方が安い!」と考える人は
すでに脳が破壊されています。

そして電動アシスト自転車でなぜ6万になるのか。
答えは常に重たい状況を作り出して乗ることで
バッテリー消耗が急激に早くなるためです。

バッテリーは1本約4万円です。
ですので、上記のタイヤを破壊する乗り方をしている人は
合計で6万円程の払わなくてもいい出費が生まれるのです。

まずは【空気を入れるという習慣化】を身につけましょう。

(次の段階の「適正な空気圧量の習得」も同時習得が望ましいですが、後でも構いません)
(「習慣化が身についてない段階で」米式化してもほぼ無意味なため)

そして、習慣化ができてないのに割高な純正タイヤを望むような
「タイヤの質にこだわる」のもほぼ無意味です。

●「変速最重」+「アシスト力最大」は各所の寿命を縮める酷い組み合わせ

電動アシストに乗っているという実感か、
極端に言えば勢いをつけないと倒れてしまうような身体能力や運転技術しかない人達が
選択してしまうことが多そうな「よくある組み合わせ」だが
喜ぶのは早期に壊して買い替えを促せる人達全般であって、
本来は「ほぼ使うべきではない組み合わせ」と案内する。

だからこそ「負荷のかかる"強さ"」を理解できているのであれば、
SWの最大の利点である変速なしは
cycle.panasonic.com/products/elsw/

【最重状態から切り替えて使わないような人には最適】
更に
「アシストもオートしか選択できない」ことで、ギアにかかる「力量の」負担も減る。

太い部類になるタイヤではあるが、小径の406(20HE)なので590(26WO)等よりも安定感に欠けるとか、
回転数が増えることでの摩耗やギアの消耗は当然あるとしても、
「負荷そのものに差がある」と考えたい。

※バッテリーの消耗は・・・
抑えられても過剰に頻繁に充電すれば結局無意味な気はする。

世の中の「空気補充をする必要がある」ということすら分からない
「空気入れの使い方さえ自分で調べようとしない」ような
自転車に詳しくない人達にとって、
「変速を切り替えて使うことが当たり前」のはずがないのだから、

電動アシストなら距離伸ばして走る"だろう"と似たような
「変速は切り替えて使うだろう」「アシストも適宜選択するだろう」という
「思い込み」に陥らないように気をつけたい。

確かに、内装3段を適切に切り替えて使いこなせるのであれば、
消耗が分散できるのでマシなのだが、
それを当たり前にできる「だろう」と思っているということは、
空気入れさえ無頓着な「自転車を適切に扱わない人」が
少なくとも「半数以下」と考えているに等しい気すらするだけに
やはり違和感がある。

基本的にメーカーは売れればいいのであって、
「適切に使って欲しい」とはあまり考えていないから
例えば、不適切な車種にチャイルドシートを取り付けられていても見て見ぬふりを続けているのだろうと思うが、
そんな感性にまで便乗して認識すら歪めてしまうようなことは避けたいところ。


▲「電動アシストでも運動になる」?????
電動アシスト最優先で考えてしまう消費者と業界の問題。

【その言葉、"売りたい"がために、極一部の良い点"だけ"を"騙すように"紹介していませんか?"】

店や個人の名前を出していれば
間違っていれば批判されるリスクがあるから真実を語るだろうか?
そんなことはない。
当atwikiでは何処の誰だか分からないからと、テキトーなことを並べて
無責任に薦めるようなことはしているつもりはありません。
「各種データから読み取れる範囲で」リスクがあれば正直にリスクを伝え、
それを「どのようにカバーすればいいのか」が役割だと常に思っています。
(だからこそ「ヘルメットや保険加入が"最優先"ではない」と繰り返し書き続けている)

●「運動になるかどうか」を
「典型的"スポーツ自転車ユーザー特有の"感覚基準」で考えるのは本気で勘弁してもらいたい。

「▲電動アシスト自転車であれば長時間・長距離走り"やすい"ので、走る"だろう"」
「だろう運転」だけじゃなくて「だろう営業」にも辟易。

その結果がBSの一発二錠やステンレスリムのリコール顛末にも繋がってると思うと
(「壊れたら店に来る"だろう"から個別対応で問題なし」→「結局リコール」)
納得できてしまうのが笑えない。

「Q:電動アシスト自転車であれば長時間・長距離走り"やすい"ので、走りますか?」

★多くの場合→「A:いいえ。特に変わりません」ではないだろうか。

まず「多くの一般ユーザーの使用距離そのものが
"物凄く短距離"(高齢者なら9割以上往復10km以内を想定)」という
「大前提」を常に念頭に置いてから説得を初めてもらわないことには・・・。

交通安全のために▲ヘルメット着用・▲保険加入を"最優先"する意味不明さと似たようなもので、
(本来は"通年での"交通教育、徐行・一時停止の徹底厳守)
電動アシスト自転車に関しても、業界体質として「順番の誤り」と「視野の狭さ」が際立つ。

★一方で「適切に整備された」「まとも」で「軽量な」一般車には、多くの場合優位性あり
そもそも多くの自転車が適切なグリスアップや全体整備、
適正な空気圧設定ができているかどうかも怪しいのに、
それを改善することも体験することもさせず、
電動アシスト自転車なら「運動になるかどうか」【だけ】で見てもしょうがない。

★むしろ重ければ重いほうが「多くの一般生活用途で走行する通常距離=【短時間】は強負荷」

本気でトレーニング目的であれば
「ステンレスリム12番鉄スポーク」
「ノーパンクタイヤ」か「耐パンクタイヤ+極厚チューブ」
「小径電アシの前後親子乗せ」「電源"OFF"」
「チェーンは注油せず錆びさせて抵抗感UP」
「(法定限度に少し余裕を持たせて)約20kgまで積載」がベスト。

その手前の「普通の一般車」であれば、
電アシより"負荷が短時間で強くかかる"ので「一般車は運動になる」は嘘ではない。

「▲負荷が軽ければ長く運動する"だろう"」のほうが、余程「嘘」では?

「★負荷が軽くても長く運動するとは限らない」のが「当たり前」なのだから。
(ロードバイクとクロスバイクの話にも出てくるが・・・)
"多くの"一般車ユーザーが、例えば「10km以上」なんて、継続して何年も乗り"続ける"と思いますか?

↓(※スポーツ自転車脳で「100km以内は近所」などと、非スポーツ自転車しかしらない人達に言ってると
↓本気で距離を置かれてしまう恐れもあるので十分に気をつけましょう。)

そんな「多くの」10km未満のような
「日常的に使う生活圏内の移動用の自転車でしかない乗り物」で、
継続的に乗り続けることでまともに「運動」といえるほどのエネルギー消費が得られるだろうか?

運動だけで言えば、それこそ一般車でも内装変速の「最も軽いギア」でシャカシャカ漕ぎ続けていれば
少なくとも軽い有酸素運動に出来る。

「楽に漕いで進める」のに「関節の運動になる程度」に期待するなら、
自宅でゆっくり「毎日+長時間(休憩を挟みつつ5時間以上)」ヨガでもしてるほうが
遥かに危険性も低く消費や怪我のリスクまで抑えられてお得。

★つまり…「電動アシスト自転車やe-bikeを売り捌きたい・弄りたい」思惑が強い店員や業界の
「綺麗事」に騙されないようにしましょう。

※「良いところだけしか見ていなかった場合」
当然「買ってすぐ」であれば楽なことに感動するでしょう。

しかし・・・「適切な使い方」や「メンテ」の概念が皆無の多くの"一般"ユーザーは
後々多くのデメリットに直面したときに、後悔しながら渋々対処するしかなくなります。


以下、その根拠。
【▲電動アシスト自転車のデメリット各種】
+ ...
▲「デメリット:1】まともな電動アシスト自転車自体は高額
(※まともではない電動アシスト自転車は基本使い捨て)

世帯の可処分所得が上昇しているならこの限りではないが・・・
逆風しか吹いていないような状況で、
実質的には50cc原付の代替の電動アシストに過度の期待をするのはどうかと。

今後がある子育て世代ならまだしも、高齢者などから「毟り取る」ような考え方には否定的。

なぜ、軽快な一般自転車を試してもらわないのだろうかと不思議でならない。
他にも「適正な空気圧」「軽量なタイヤ」「グリスアップ」など・・・
出来ることを全て行った上で、下記のリスクを全て包み隠さず丁寧に伝えた上で、
「それでもどうしても必要だと思った」なら何も止めはしない。
そうではないのに、
「まあ無知な素人を騙して売れるよう仕向ければいいや」というのは断固反対の立場。

そもそも、完璧な一般自転車というのものを「知らない」「整備し尽くしたこともない」から
スポーツ自転車以外の「ママチャリなんてたかが知れてる」と思ってしまうのだろう。

元がノーメンテの安物1万円自転車と比較すれば
電動アシスト自転車がどんな安物電アシでも楽なのは当たり前でしかなく
もしそんなもので比較されてしまうなら心苦しい。

▲【デメリット:2】充電が必要(面倒)
バッテリー容量や距離に応じてその都度充電が必要。
空気圧管理すらさぼるのが当たり前の一般ユーザーに
充電の手間がかかることは「何ら問題なし」とするのがイマイチ理解できない。

駐輪場に充電できる場所があるとも限らず、
荷物以外に「イチイチ」持ち運ぶ必要もある。

▼充電不要の自転車でも空気圧を理解し徹底管理すれば、
 ★タイヤが長持ちする(※最初から質の低いタイヤは除く)
 ★パンクしにくくなる
 ★走行性もクッション性能もバランス良く快適
こんなにもメリットがあるのに雑管理が常識はあまりにも勿体ない。

▲【デメリット:3】ランニングコスト 「バッテリー"も"劣化」
★電動アシスト自転車も、買ってからが「"常に"メンテ」の始まりです。
※簡単に使い捨てできるような富裕層は除く。

一般車のようにタイヤ、ワイヤー、ハブのグリスだけでなく、
電動アシスト自転車ではバッテリーも劣化する。

▲そして、常に最重ギアで走行していれば「ギア」にも不可がかかって早期劣化する。
(バッテリー以外にも)モーターの交換だけで「数万円」簡単に飛んで行きますよ?

つまり、「それら」の劣化も考慮してランニングコストを計上する必要がある。
買ったときだけじゃなくて「買った後にかかる費用も」高いと納得しているのでしょうか?

▲【デメリット:4】バッテリー盗難
全国的ではないとしても「ほぼ野放し」である以上、
バッテリー搭載の電動アシストには明確なリスクあり。
完全に盗難防止するならこの場合も、荷物以外に「イチイチ」持ち運ぶ必要もある。

「盗まれて売られる→店もメーカーも仕入れて儲かる→また盗まれて・・・」

単に「売れればいい」という観点からすれば
「いくらでも盗んでくれればいい」「むしろ盗まれるほどいい」という考えから
電動アシスト自転車の素晴らしさ"だけ"を延々と伝え続けるのも無理はない。

何にもでも言えるが、表があれば裏があるわけで、良い面だけ伝えて、
「明確に存在するリスク」を伝えようとしない売り方には否定的。
※例えば「虫ゴムのリスク」を普通に生活していて一体どこで教えてもらえるのでしょうか?

そのうえ、防犯力皆無に等しい「ワイヤー錠」を勧めてくるとすれば更に酷い。

結果「失敗から学ぼうとしない消費者だけが損をする」。

●タイヤに関しては
27.5×1.95など1本単位でしか補修タイヤが存在しない一般車も出てきているので
これは電動アシストだから高いとは言わない。

▲【デメリット:5】気温によるバッテリー障害
特定の車種だけに問題が起こるわけではなく、
耐熱制限で自動抑制しているのはむしろ「正常な証拠」。

当然、非電動であればこのようなことは起きない。

バッテリー駆動ではない走行での荷重、充電の煩わしさ、劣化、そして盗難リスク。
「運動」という意味であれば当然負荷が低すぎてほぼ意味を成さない。

何度も繰り返しになるが、電動アシストが必須ではない用途であれば、
まず「変速を使いこなす」「空気圧を正確に計れる状態で適正にする」を
徹底することで、電動アシスト車を買うより安くて便利な場合もあることを覚えておきたい。

「"本当に"普通の自転車では不十分ですか?」


◆パナ・ヤマハ・BS以外の電アシ購入はオススメ出来ない理由

x.com/ASAHICYCLE/status/1819306382581289318
電動車は頼むから主要ブランドさん(ブリヂストンとかパナソニック)から選んでください
確かに通販等でお求めやすいのたくさんあります
しかし、故障等でお店に持ってこられてもどうにもできない場面が多々あります

タイヤだブレーキシューだの
ほとんどのメーカーさんで共通する規格の部分ならなんとかできるのですが
アシストしないとかモーターから異音がするってなるとどうにも...なんです
ご理解頂けますと非常に助かります

扱い外でも整備マニュアルがシマノのように「きっちり」公開されているならまだしも、
まともな内部の整備マニュアルすら存在しないような
「▲輸入仕入れ横流し品」に整備や修理が出来るとは思わないこと。
そもそも「補修用の部品すら用意があるのかすら怪しい」ので、
実際には、モーター不良≒廃棄【ほぼ使い捨て】と思いましょう。

タイヤ交換しようにも5角レンチのような特殊工具が必要なケースもあり、
ハッキリ言ってしまえば
「最初から贅沢に(無駄に)使い捨てする気がないなら買う価値などない」と個人的には思っています。

オシャレに振っているような車種も同様。
最低でも「補修パーツの有無」と「整備修理拠点の路面店」が自分の家の近くにあるかどうか
の2点だけでも事前に調べておく必要がありますが・・・

そういうのが分かっている人は絶対に買わないので、
「自転車なんでも屋」の勘違いから
もし誤って買ってしまった人は、その「数万円の大損」も勉強代と思って諦め、
金輪際目先の安さで買わないようにしましょう。

●電アシ購入の注意点

jitensyazamurai.com/db/archives/11283
●修理までの期間・費用の問題
しかし電気的な部分の故障は、自転車店ではできません。メーカに送って修理することになります。
簡単な部分で言えばスイッチパネルや
入り組んだバッテリー台座も電装パーツを送ってもらって交換する店もあるので
絶対にメーカー送りというわけでもない。

それよりも、独自部品を使用していることによって
電アシ特有のパーツ交換になった場合は、
一般車よりも「修理費が高くなる」ということは念頭に置いておきたい。

●バッテリー供給の問題
要するに、メーカからの部品供給がなくなったらアウトです。
電気的な故障はもう修理できませんし、バッテリーや充電器も新しいものは手に入らなくなります。
故障したり、バッテリーの「もち」が悪くなったら廃車にせざるを得なくなってしまいます。
ここがまず注意点です。
最近「バッテリーが製造中止」 → もう乗れない というケースが多発しています。
が、どうしようもありません。
バッテリーの殻割で中身を入れ替えるようなところもあるようだが・・・「何があっても自己責任」ということになる。
無論だが一切推奨しない。

大手の日本メーカはある程度は保持してくれるところが多いようですが、
そうじゃない会社のものは不明です。
ついでにいうと「撤退」「倒産」などがあると、
保持期間とか関係なくなりますので、明日急になくなる可能性もあります。
新興企業の車種を買うということはこういうリスクがあるということ。
だから買うときに高いと思っても後々を考えると大手に限る。

●部品供給が終了すれば電動アシスト自転車は終わる

電装部品のない自転車であれば、フレームさえ無事であれば、
互換性のあるタイヤやBBに組み換えて使うことができる。

昔のロッドブレーキの自転車でもワイヤー引きに変更し、
BEタイヤはギリギリ現存しているとしても使い勝手が悪すぎるので、
普通のクリンチャーリムに変更し、通常のタイヤを着ければ使える・・・はず。

電動アシスト自転車は、バッテリーなどの部品が供給されなくなった時点で、
無駄に重いだけの自転車に成り下がる。

※「バッテリーを殻割り交換」とか、「現行品を改造して取り付ける」ようなことは、
安全性の観点からおすすめしない。

こういう点からも、余程坂が多く、向かい風が多い地域でもなければ、
本当に電動アシスト自転車にすべきかどうか、よく考えたい。

●「そんなに乗らない」

答えは簡単。「電アシという選択が根本的な間違い」なだけ。
一般車で十分な場合もあることを理解しておく。

【0円で出来ること】
★「ギアを適切に切り替えて使う」※シングル(変速なし)を除く

【比較的安い】
★「サドルとハンドルの高さを調整する」(ハンドル高さ調整は店への依頼を推奨)
※但し、錆びて固着している場合は「拒否される」か、
 「除去作業(時間+費用)」が必要で「労力に見合う工賃=高額になる可能性あり」

【それぞれ約600円から】
★「タイヤの適正空気圧を理解する」(まずはエアチェックアダプターから)
★「チェーンなどの日常整備を徹底する」(防錆チェーンを使わず整備を重視)

【それぞれ約5000円以上から】
★「前後ともタイヤを軽いものに交換」(但し耐久性は劣る)
★「ギア比の変更(ギア歯の交換)」※殆どのベルト車を除く

あとは、長もちさせるために「使わないときは自転車カバーで直射日光から守る」(湿気には注意)
たったこれだけ。

これらが一瞬で浮かんで提案できないような店にも大いに問題がある。

「電アシに頼れば何とかなる」という甘い考えは捨て去ること。
上記を徹底しても明らかに無理な場合(長い急坂や強風地域)であれば、
そのとき初めて電アシを検討。



●電装部品があるので使い方と耐久性は直結する
jitensyazamurai.com/db/archives/11283
詳しくは、説明書をよくお読みください! ではありますが、
とくにシティサイクルの電動アシストの場合、「正しい使用方法」を守っている人って、
すごく少ないと思われます。外駐輪していると絶対アウトですし。
そうなると、最大限の耐久性を発揮するのは無理ということになります。
バッテリーに限らず、
車庫内駐輪ができないのであれば
雨や直射日光除けのために自転車カバーを使っているかどうかでも差が出る。

【1】大手を選べ・・・上にもあるパーツ供給の点などから

【2】安易に安さで選ぶな・・・通販購入は「玄人向け」
 パナのシンプル操作の「SW」に錠前と両立スタンドとカゴを付けても10万円以内。
 後のことを考えれば、わざわざ通販で3流メーカー品を買う意味がない。

【3】中古は買うな・・・基本的に「パーツ取り」「整備練習用」「オブジェ」用途
 特に電アシの場合バッテリーが使い物にならない場合は新規購入費用が必要、
 生産終了になっていた場合はそれすら不可能。(セル交換は考慮しない)

【4・5】取説通りに正しく使うのが苦手なら信頼できる店に必ず毎月通え
 不具合があればすぐに相談すること。
 良い店が存続できることは長く自転車を使えることに繋がる。

【6】電アシが正しい選択かどうかよく考えること
上記の★の項目を参考に電アシではなくても快適に使う方法があることを知っておく。

●変速を切り替えて使う意義を理解していないと大損する

変速ありになる子供車から「当たり前」を教えてもらう機会もなく
使い方を習得することができなかった人々は
異常な使い方によって壊してしまうことに気付けない。

例えば修理に3万円かかっても、今後改善できるかどうか。

1分2分その場しのぎで教えたところで
「癖」のように習得できる可能性は「極めて低い」と断言する。
(せめて壊れにくいように「2」に固定したほうがいいのではと思う)

「専業である自転車屋の店員感覚」や「自転車通(マニア)」からすれば常識でも
「変速の切り替えを使いこなす」というだけで
「敷居が高い」という一般人も少なくないのではないだろうか。

これがまだ非電動であればまだマシでも、
電動アシストの場合、パワーをかけてギアを動かすために壊れやすくなる。

だからこそ・・・こういう人にこそ電動アシストであれば
「変速機がないパナソニックSW」を猛烈にお薦めしておきたい。
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/149.html#SW
「変速操作が一切不要!」
「アシスト調整は自動なので、余程の急坂地域でハードに使うような人でなければ
(同じバッテリー容量で)常時[強]よりも確実にバッテリーの持ちがいい!」
これが十分にアピールできる特長になるはずなのだが・・・、
「自転車を売ることが主な目的」の店では
安いのが続々と売れるようになってしまうと困るだろうから
これからも積極的にお薦めされることはなく、
「接客の雰囲気作りが得意な量販」に客を奪われてしまうのだろう。

もし技術で店を選ぶ人が多ければ現存する半数以上の自転車店が存在しないと思われるが
「後で手直しに持ち込まれることで工賃を稼ぐことができる」という意味では
技術が怪しそうな店にも存在価値があるという見方もできる。

●バッテリーは高温にも低温にも弱い

「高いものを買ったから安心」というわけでもなく、
「電装部品なので」長持ちさせるためには細やかな気づかいが必要になる。

電アシではない「自転車」にバッテリーはないので
(充電式ライトやサイコンなどを取り付けていなければ)
バッテリーの管理を気にする必要はないが、
長時間屋外駐輪であれば「カバーをかけるだけでも」長持ち度合いは異なる。

●サギサカ扱いのヤマハ用スイッチパネルカバー

www.ysgear.co.jp/Products/Detail/top/model/3056/item/QQ1SGI728716
↑約500円で安いが縫い目から浸水しそうな安物はなしとして、
www.ysgear.co.jp/Products/Detail/top/model/3056/item/QQ1SGI728754
こちらのようなシリコンカバーをオススメ。
しかし・・・いつまで「別売り」にするつもりなんだろうか。
付属することで1500円値上がりすることを気にするような人は
最初からヤマハの電アシを買わない(予算的に買えない)と思うのだが。

●野口商会のスイッチカバー

www.ilivelight.jp/products_switch_cover.html
このページは↑更新が不十分なので
noguchi1904.blog109.fc2.com/
↑から「スイッチカバー」で検索したほうが早い。

●リンエイ(CG-03B,CG-01P,CG-02Y,CG-04PYX)

www.rinei-web.jp/product_detail/?cid=&pid=5633



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼前輪駆動について
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【要注意】フロントドライブ電アシに潜む危険な兆候

子乗せだから尚更に問題が起きやすいことが予想できるのでビッケを表題にしているとしても、
それ以外の車種でも注意したほうが良さそう。

前輪モーターは駐輪機との相性も考えると、元々懐疑的な見方で薦めていなかったが、
やはり問題があったようだ。

軸部分でモーターそのものではなく、即時危険とは言えないというのも無理があるが、
さすがにこういう状態が頻発するようでは
【前輪モーター自転車に付帯する特有の構造的な欠陥】と言われても仕方ない。

2019年版からは変化している?と言われても、
売れ残り品がネット通販で当たり前のように売買されていれば安心とは言えない。

これも不具合を認識しているからこそ改善している
スマートコントロールブレーキのように、密かに対策はされているようだが、
それでも「利点"のみ"過度に強調し」、
一方でこのような不具合は「個別の事案」として
リコール発表する気は微塵もない姿勢はどうかと思う。

「大事故になっている様子も、頻発もしていないのだから、リコールは必要ない」
という対応にしか見えないが、本当にいいのだろうか。

個々の対策品としてどのようにしているのか把握していないが、
念のためにもし更に補強として「中強度のネジロック剤」を塗布しても緩むようであれば
間違いなく「完全な欠陥品」という烙印を押したい。
(※完全固定のネジロック剤を使えばタイヤ交換不可になるので考慮しない)

しかし、事情を知らない店によっては
「ハブ軸に(外すことが可能な中強度でも)ネジロックを使うような酷い店がある」
という感想にもなるだろうし、
硬く締めていれば「無闇に締めすぎている」ということにもなり、
今度はその影響での不具合も出てくることになる。

─────────────────────────
関連●後輪ナットの緩み
assist3.blog.fc2.com/blog-entry-137.html
電動に限らずコイツは。緩みやすい。そりゃそうですよ…
だってみなさん、ほぼ毎日スタンドをガコン!ガコン!やるでしょ?
スタンドも車軸もコイツがガンバって動かないように踏ん張ってるんです。
でもね、やっぱり耐えられなくなるんです…。
ちょっとずつ緩んじゃう。
「高温注意」と書いてあるブレーキとフレームにある
ブレーキと軸を固定しているナットが緩みます。
─────────────────────────
後輪ナットも緩む場合もあるので前輪だけの問題ということでもないとしても、
重ねて、フロントドライブ車種を選ぶユーザーには警告を促しておきたい。

BSからは「取説に小さく表示があるだけ」
(bikke POLAR e(BP0D37) 取扱説明書 - ブリヂストンサイクル)
www.bscycle.co.jp/support/pdf/index.php?step=5&func=dl&category_id=15&products_id=341&year_id=2017&shashu_id=1201&pdf_id=677
●初回(2ヶ月または100km走行後)点検
お買い上げいただいたbikke POLAR eは工場で厳密な検査を施した後に出荷されていますが、
まれに使用後1~2ヶ月の間に、ボルトなどにゆるみが生じることがあります。
これはネジ全般なので直接的ではない。

●乗車前点検の項目
前後車軸に、ゆるみやがたつきがないかを確認します。
この部分で触れているが、重大な問題という認識は全くなさそう。

既存ユーザーに対して細かく案内する気もなさそうなので、
事故防止のためには、乗車前に毎回面倒でも
「ナットが緩んでいないかどうか必ず目視および触って確認する」ことを
徹底するしかない。

www.bscycle.co.jp/support/important.html
日常点検項目への記載なし。トップページでの注意警告も当然なし。

既に販売している店では「重大な事故が起こる前に」
「ナット脱落がないかどうか、ナットに緩みがないかどうか」を調べるように
販売済ユーザー全員に案内をすることを薦めたほうが良いのではないだろうか。

その他の不具合も含めて
出来る限り多くの人に訪問してもらえるような方策をもって点検を促して欲しい。

●電動アシスト自転車の前輪駆動車の問題点

tobesaikuru.livedoor.blog/archives/8876790.html
─ユニット交換が必要であれば高額な修理費用が待っている
もし前輪駆動車を前輪車輪が曲がるほどぶつけた場合
モーター付き車輪をそっり交換する事に成れば
修理費が1・2万円では済まず
少なくとも高額料金(5万円以上)は覚悟するべき。
モーター付き車輪を交換する様な場合は自転車ごと買換える方が安く付く場合もある。
特に「物をあまり大切に使うことができないような人」は、
真っ先に避けるべき車種と言える。

本来は、店は用途に応じて商品を提案し、
【後々困りそうな車種自体を扱わない[カタログ注文も断る]】ことが出来ていれば心配する話でもないのだが、
「客の要望」という大義名分を掲げ、実際には「売ることしか考えていない」「目先の利益が何よりも大切な店」では、
こうした「リスク」について教えてもらえることはないのだろう。
もちろん、店側の適切な提案を納得させるためには「信頼関係を築くこと」が先決でも、
客側が「馬の耳に念仏」状態では、どれだけ実のある提案をしたところで無駄ともいう。
それでも、10万円超の買い物は安くないのだから「買った後のこと」をよく考えてもらいたい。

─"回生充電"は果たして必要な機能か
殆どの人が使用条件を考慮すれば店に勧められるまま購入して居る人が居る様ですが
自分の行動半径内では回生式は不必要な場合が有る。

使用条件によっては回生充電付き電動自転車を買うよりも
バッテリーの容量が多い電動自転車の方が得。

■前輪モーター式のデメリット

cs-shinwa.sblo.jp/article/186326542.html
フロントモーターはアシスト効率も悪く
坂道発進も他社と比較すると弱いですし
前輪部がとても重たくなるという事もあって
そもそも私は全くお薦めしてないのですが、
子乗せの場合のデメリットはそれだけに留まらず
昨今多くなってきている駐輪場などの輪留めに入れる為に
持ち上げる事がとても困難となってきます。

●前輪駆動車への懸念

tobesaikuru.livedoor.blog/archives/6492343.html
モーターなしとモーターありの車輪を比較すれば、
当然部品が多い後者の修理費用が増えることになる。

それ以前に、一時停止無視で信号のない交差点に突っ込むのが常態化している以上は、
故障可能性としては高い箇所に思える。

そもそもスイッチパネル交換にしても、スイッチカバー装着以前に
「壊れないような使い方」をすれば、修理費がかかるようなこともないはずだが、
基本的に自転車という乗り物の正常な状態に興味がない多くのユーザーにしてみれば、
「面倒な作法」となってしまうため、なかなか難しい。

壊れやすさについては、もし不具合が頻発し「個別の案件」として処理しきれなくなれば、
「使いやすくなりました」などと銘打ち突然消えるだろうから「今後の様子見」。

●前輪駆動電アシの補修用完組ホイール一式

blog.goo.ne.jp/cyclehouse-tomo/e/d958dc2da368e2d3071a7ba84e9ef8b4
(卸値ではなく販売価格)完組ホイール一式で値段いくらなのだろうかというのが一番気になる。
前輪駆動ではない一般的なハブダイナモの完組ホイールの単価で6000~1.5万円くらい。
ユニット一式で数万円として諸々部品代と工場での組み込み工賃込みで・・・、
中級の一般車の新車が買えそう。

駐輪機との相性次第では更にメーカーが儲かりやすい仕組みというところか。
その上、珍ブレーキが強制されたり、
坂が多い地域で前輪駆動は不向きという面もあるので
もはや国内3大メーカーとは何だろうという気すらしてくる。

独自規格を増やせば増やすほど利鞘が増すとしても、
一発二錠の顛末から学び、思い止まって
「客と店(整備性)に本当に必要とされる自転車とは何か」を
今一度考え直そうという気はないのだろうかとも思う。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼子供乗せ用途の注意点
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼パナソニック自転車の子乗せ座席対応可否一覧はこちら
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/148.html#pana

◆各販売店による「EZへの子乗せ座席取り付けについて」の意見いろいろ

twitter.com/c_jitensyaya/status/1665619377067261959
メーカーがホイールベース等を勘案して許可していないので、
当たり前ながら、ほぼ「断る」という意見が並ぶ。

両立スタンド取り付け可能は
「風で倒れやすいのを防止」という分かりやすい利便性の向上を図り、
「片側スタンドは混雑駐輪場で邪魔になる」問題点の解決に至ったという
至極単純な理由でしかないので全く関係なし。
これだけでまさか「子供乗せ対応を匂わせているんだ」と思うとすれば
余りにも自己都合優先の感性に長けていることに面白さすらある。

「危険性を把握した上で」”個人ユーザーが勝手に取り付けている"のを
ネットに作例として上げるのは好きにすればいいとは思うが、
「自転車店が」取り付けしている例を上げるのは意味が分からないし、
自転車店を名乗っていいレベルとも思えない。
ましてや、もし実際に子供がいる店主であれば尚更、
想像力を著しく欠き子供の安全を軽視しているに等しいので
ヘルメット着用云々以前の意識の低さには心底ガッカリする。
(これでヘルメット着用には熱心ならジョークが酷い)

仮に、家計の危機なときに札束で叩かれるなどして
「どうしても断れないやむにやまれぬ事情」があったにしても
客側から「作例を絶対にネットに載せてください」なんて言うわけがないので
(いかなる不具合や損傷も含め依頼した者による自己責任を念押しで)
「こっそり作業対応に留めれば済む」ものを
何故「メーカー非対応の作業でも喜んでしますよ!」のように堂々と上げてしまうのか
その無神経さはある意味(当然悪い意味で)尊敬する。

パナソニック自転車側には、
そんな安全意識の低い店との取引は即刻停止してもらいたいと常々思う。
(間接的に他店から仕入れる輩が出て来ることは想像に難くないがそれでも一定の抑止になる)

しかし、そんなに需要があるのなら、
そもそもパナソニック自転車側で、(パイプ径なども考慮改訂した上で)
「EZ同系のホイールベース長い車種」を発売すればいいのではと思うが
何故か一向に発売される気配がないのは機会損失起こしてるような気はする。
ただでさえ大手3社の電動アシストのデザイン性が
概ね実用重視で低いのは言うまでもないので、その受け皿となる車種は
割高でもあってもパーツ共用などで抑えつつ、限定台数設定で販売すれば良いのではと思ってしまう。





◆安全軽視のチャイルドシート取り付けに関する真っ当な御意見と「その依頼自体の地雷感」

twitter.com/ASAHICYCLE/status/1565587681706655744
なぜメーカーさん的にはチャイルドシート取付不可の自転車にチャイルドシートをつけるのか...

結果として故障、不調が増えるのでつけてるお店さんにはちょっと考えて頂きたい案件です

自店で取付したならまだしも、全然関係ないお店で不調をムッとしながら言われても困っちゃいますよね...

仮に、ユーザーが「自分で」取り付けたなら
「保護者としての安全意識の欠落」ゆえに、「無知ゆえの失敗」として
例え子供が大怪我に遭ったとしても「自己責任」となる。
(当然、不適合取り付けが原因で不安定になり、他者を巻き込む事故が起こる可能性もゼロではない)

一方で、店で取り付けられていた場合、
そもそも「取り付けを"持ちかけられた段階"で」依頼された店としても
「▲どちらを選択しても何かしらの問題が起こる可能性がある」ので困りもの。

▼「子供用座席取付"不適合"車種に、子供用座席取り付けを依頼される」

【A店】「取り付けてしまう」
 → 「メーカー指示を無視」=「安全・安定性を軽視」している店
(※予防策として、「事故等が起こっても作業(店)とは一切無関係とする」等の念書があっても
 実際に被害が起これば、お構いなく怒鳴り込んでくることが容易に予想できる)

【B店】「(受けられない理由を丁寧に説明した上で)お断りする」
 →「あの店は簡単な子供座席の取り付け作業すら出来ない店だ」として「悪評の元となる可能性」

▲A店のようなケースがあって、
100歩譲って「どうしてもと言うのであれば…仕方ないですね」と「密かに」対応であればまだしも、
堂々とネットに取付状態を公開している店があることは「逆の意味でスゴイ」と思う。

なぜなら「作業依頼は"お客様ご自身の責任として"御受け致します」
 ≒「(メーカー指示なんて無視して全然OKです)→当店では安全は特に重視していません」
 と「公に宣言してしまっている」ような危険な状況に気づいていないのだから・・・。

更に意訳すれば 「他人の子供が(自分の施行で)危険に晒されようがどうでもいい」と言っているようなもの。
(独身者であればまだしも、子供がいる親権者の立場であれば
「無神経な依頼者にどんな悪態をつかれようが」意地でも拒否するのが当然の役割のはず)

◆車種の観点から:子乗せ車種が何のために「低重心・前後車輪の間隔が長い(ロングホイールベース)」のか、
「構造的な理解も出来ていないに等しい」ということでもある。

◆完成車メーカー的には(わざわざ注記しているくらいなので)
「間違いなくB店の対応は正しい」となるとしても、
個々の人間の「理解力・思考力の限界」から、どうにもならない時があって、
著しく合理性を欠いた「理不尽な要求が通ることが当たり前」と思っているような層もいることは事実。

だからこそ、個人的には「店としても安心して作業できる環境作り」と
「こういう面倒且つ厄介極まりないなことに"時間を盗られる"」ことを避けてもらうためにも、
良い意味での障壁クッションとして、一般的な常識力を判断し、
「自転車への安全意識や金銭感覚等を見定めてもらうため」にも、
簡単な○×テスト等を行うような、会員制の店が増えて欲しいと思う。


▲EZもビビライフにも「チャイルドシートは取り付けできません」

▼「パナソニックEZ」

cycle.panasonic.jp/products/elz/#pointTabs3
cycle.panasonic.com/products/fz/
チャイルドシートは取り付けできません。

▼「ビビライフ」

cycle.panasonic.jp/products/elr/#pointTabs3
cycle.panasonic.com/products/fu/
チャイルドシートは取り付けできません。
「メーカー指示を知らず(気にせず)取り付ける輩や、
客のためになればと安易に引き受けてしまう安全軽視の店」もあるようだが、
決してマネをしてはいけない。

■特に三輪自転車自体が「特殊な乗り物」
三輪自転車をお求めの方に
 ・この自転車は一般の自転車や三輪車とは構造や機能が異なっています。
 ・一般の自転車に比べ操作性が悪く、傾いた道路や段差のある道路では、
乗り方によってはハンドルがとられ、ふらついたり転倒する恐れがあります。
 ・安全な場所で十分練習してからご使用ください。
 ・【走行速度は歩行速度】とし、下り坂や曲がるときは減速し、急旋回を避け、安全に注意してください。
 ・自転車に乗れない方や三輪自転車の練習用として、
スイング角度を0度にできる固定金具を標準装備しています。
ただし、取り付けることによって操作性が悪くなりますので、
速度を十分落として安全な走行をしてください。
走行に慣れたら、固定金具を外されることをおすすめします。
なお、安全のため、取り付け・取り外しは販売店にご依頼ください。
「歩行速度=超低速(時速10km以下?)」での使用が前提ということは
「ベビーカーのように使う」つもりだろうか。
しかし、そもそもメーカー推奨していない子供乗せ化が適切かどうか。

●依頼者の責任
「距離が短いから」とか、「運動神経がある」とか、
「子供にヘルメット着用させてチャイルドシートのベルトしとけば大丈夫だから心配しすぎ」と考えて
(大抵のユーザーが普段から危険回避のために必要な徐行も一時停止もまともにしていないのに)
いざ事故に遭ったときに困るのは誰か。
「強く断らなかった店」や「分かりにくい表示しかしていないメーカー」の
責任を求めていくら喚いたところで、
「本来適していない車種を自己都合で転用している」ため
「事故は予見できた」=「防ぐことができた事故」として
基本的に「依頼した者の責任(主に親権者)」が問われるのではないだろうか。

●ユーザー・店側ともに「実際は取り付けできる=使ってもOK」ではない
「取り付けできない?いや取り付けられるけど?」ではなく、
スポーツ自転車でも、軽量な小径折りたたみ車でも、
「取り付け」そのものは出来るだろう。
しかし、それが「適切で安全に使用し続けられるかどうか」は別。

店では【転倒や怪我や事故に遭っても当店では一切の責任を負いません】などの
念書を用意するのであれば、合法な範囲であれば改造でも何でも自由にすればいいとは思うが、
もし「過去に自店で確認している事故例など一切ないから問題ない」と思って安心しきっていると、
いざ万が一の時が来てしまうと「噂が独り歩きする可能性」がないともいえない。

反対に断ることで「あの店ではシート取り付けの簡単な作業すらできない」などの
厄介な口コミになるリスクもあるが、(理解力が絶望的にない"救いようがない人"を除けば)
納得させられるだけの【安全で快適に使ってもらいたい理由】について、
営業上欠かせない「説明力」での対処が求められる。
(ネット内口コミであれば店のサイトに「断ることが適切と判断した理由」を明示)

●「なぜ禁止しているのか」を少しでも考えれば分かる答え
メーカーが取り付け可にして「オプション品を販売すれば儲かる」のに
なぜそうしていないのかを考えると、その答えとしては
子供乗せ基準に適合するような認定をとることが面倒というより
「出来ない」=【使い勝手や安全などを確保できないから禁止している】と見るべきだろう。
ハンドルロック装備程度で子乗せ対応できるならとっくに対応しているはず)

(安全軽視の無責任な運転者は何が起きても自業自得としても)
【「人の命」を乗せて運ぶ乗り物】という認識があれば、
「子供乗せ専用車種以外でもテキトーにチャイルドシートに乗せて走れればいい」とは到底言えない。

●メーカー側の姿勢
恐らくメーカーとしても「実際に事故情報が溜まるまでに犠牲者が何人か出ないことには」
チャイルドシートは取り付けできません。
と「明示していることで責任は果たしているつもり」で
今後とも厳しく規制を敷く気はないのだろうが、
本当にそれでいいのだろうか・・・。

●電動アシスト(子供乗せ)車の事故を防ぐために

sukusuku.tokyo-np.co.jp/life/25666/
バスや大型トラックは同じ自動車でも内輪差など挙動も大きく異なるため
専用の免許が必要になるように、
子供乗せは同じ自転車でも「一般的なママチャリとは異なる」と気付けば、
保護者は「安全で正しい使い方を学ぶ必要がある」と考えて良さそうなものだが、
メーカーも店も、基本的には【売ることが仕事だから】と、
【肝心の安全快適な使い方を教えることを放棄しているように見える】
メーカーは「取説に書いている」とか、店は「受け渡しのときに軽く教える」だけで、
一体何がどう安全走行に繋がるのだろうか。

ハード面が電動アシスト化によって、どれだけ便利に進化しても、
それに適応できるだけの安全感覚を持ち合わせていないような人(注意欠陥)にまで
免許が不要なことを理由に自由に使わせている危機感が足りない。
挙句、現状の大衆の低い安全意識のまま「アシスト上限を上げるほうが便利になる」というような
「狂った感覚」まで出てきているのは唯々呆れる。

「自転車が重大事故の"加害者"になっているケースは数えるほどしかないにもかかわらず、
"無駄な重複を推奨するような"保険加入の材料にされているくらいで、
いちいち目くじらを立てる必要はない」という考え方もできるが、
「優先順位としては自動車よりは甘くて当たり前でも」
個人的には「一時停止や徐行を積極的に推奨している(そもそも"罰則がある")」ように
完全に野放しでいいとは思わない。

もっと幼少教育を含め教育機関が
自転車などの交通教育に限った話でもないが
「安全で快適な生活を送るために必要な詳細情報」を
学ぶことができる機会があれば
このような状況にはなっていなかったと思うが、今更何を言っても手遅れ。

スタントショーを見せ1回講演を聞かせ、
たったそれだけで「交通教育をしました」と満足しているような有様も
何ら珍しいことでもないのでは?

▼75歳の高齢者への当て逃げ事故
最初の被害は5年前。自宅近くの環七通りにあるスーパー前の歩道で、
正面から来た電動アシスト自転車とぶつかった。
歩道は買い物客の駐輪にふさがれ、通行できる幅は1メートル弱。
幸い後ろの人が支えてくれたため軽い打撲で済んだ。

2度目は昨夏。商店街で再び子連れの自転車に当てられ倒れた。
「狭い歩道を飛ばす自転車には今も恐怖を感じる」と言う。
【歩道は歩行者が最優先】
言葉に語弊があるとしても分かりやすく、
「歩道での自転車の身分は歩行者よりも低い」
身分が低いので身分の高い者は敬わなければならない。
くらいの表現をした上で、自転車で歩道走行するなら歩行者の安全のために、
「予測運転を常に心がけ、徐行速度や一時停止を使いこなせないといけない」
と教える必要がある。
それが嫌なら車道走行。
もしくは自転車から降りて押しながら歩ければ歩行者と同等の立場になれる。

※速度が遅い自転車と事故になれば自動車のほうが
過失(避けることができた可能性)から割合的に重くなってしまうが、
車道では自動車が自転車を積極的に思いやり走行しなければならないという条項そのものはない。
むしろ自転車側が追い付かれた自動車の進行を妨げないような走行をしなければならない。

講座の話も出ているが、全国各地で簡単に受講できるようなものだろうか?
そして、高齢者の自転車講習にしても同じで、
講座を積極的に受けてみるような人は「元々安全意識が高いので」
少し教えるだけで十分な可能性も高く、
早々に事故を起こすということは考えにくいというのもある。

警察庁によると、2018年に起きた自転車関連事故は8万5641件と10年前に比べてほぼ半減。
しかし電動アシスト関連は2243件と2倍に増えている。死亡事故の割合も高い。
主に被害者の割合が多いとしても、
走行方法や扱い方に問題がなければ事故を防ぐことができたであろう
「自損」の割合が高いようにも思える。

前後に子どもを乗せるなら「幼児2人同乗認証マーク」が付いているか確認を。
「前後どちらかだけなら、
どんな自転車でもチャイルドシート取り付けて大丈夫」なわけもないので注意しておきたい。

そもそも「子供乗せ座席が取り付け可能になっているかどうか」という
「車体強度」や「低重心や車体全体の長さ」で安定走行が可能かどうか、
もちろん腕力も含めて自転車自体の走行スキルが十分かどうか。
メーカー設定ギリギリ許容範囲なほどの低身長且つ、
非力なのに子供乗せに前後2人というのは無茶。

現実的には(時間的な問題も含めて最寄りのバス停がなければ)
毎日専用のお抱え運転手付きの自家用車や
タクシーということができる人が多いとも思えないので、
「近隣まで(軽)自動車で送り徒歩で向かう」くらいか。

場合によっては
「アパート・マンションを借り替える」ことも視野に入れる必要もありそう。
当然、「自転車の駐輪場がしっかりと完備されている」こと。
出来るなら簡易屋根ではなく「屋内駐輪場」があると諸々の理由で便利。
こういうときに賃貸のメリットが活きる。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★変速不要!シンプルな電動アシスト自転車 パナソニック「SW」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
cycle.panasonic.com/products/fsw/
cycle.panasonic.jp/products/elsw/#pointTabs4

▲イオン特別モデル「SW」は2020まで(イオンバイク縮小傾向もあって継続困難と判断されたのだろうか?)

●「SW」前カゴ・両立スタンド付き(ビックカメラ特別仕様[2024])
※年度切り替えになるかもしれないが一応掲載。
www.biccamera.com/bc/item/12733570/
www.biccamera.com/bc/item/12733571/
www.biccamera.com/bc/item/12733572/
89800円(税込み)・898ポイント「深緑・紺・黄」
カルパワードライブユニット
アシストの力強さはそのままに大幅な軽量化を実現したカルパワードライブユニットを搭載。

電動はオンオフのみの1段階しかないが十分。
同メーカーの3人乗り用も併用しているが乗り心地は当製品の方が良い。
そもそも3段階切り替えも細かく切り替えはしないので必要ないと、この製品に乗って感じました。

その通り。
自転車店でも修理に持ち込まれるプーリーの摩耗状況を見れば「常に重いギアで」
一般的な近所乗り用途であれば切り替えて使っていない人達も多いため
そのような方々には「変速不要」と分かるはずなのに、
なぜか変速なしを売りたがるのが分からない。
パワー不足?でも坂が登れないわけもなく、
容量が少ない?のであればバッテリーヘタる前でも約5万円で追加購入すればいいだけ。

(2023版)
www.biccamera.com/bc/item/9774258/
www.biccamera.com/bc/item/10237388/
(※個人的には自転車本体をネット購入することは薦めません)
(イオン版とは異なり、リアキャリアは別売り)

●パナソニックSW用のスイッチカバー発売

noguchi1904.blog109.fc2.com/blog-entry-1130.html
I Live(野口商会)
「スイッチカバー」(パナソニックSW2018~対応)
野口コード:124407 JAN: 4589985571188
希望小売価格:1,100円(税別)
ようやく発売。企画から生産発売までのタイムラグがありすぎるのが問題だが、
これで弱点だったSWスイッチカバー問題が解決。

www.biccamera.com/bc/item/7762187/

それにしてもいつになったら国内生産電アシの
各メーカーで「最初からスイッチカバーが付属」するのだろう。
売りっぱなしが基本で安値前提の「3流メーカーの訳アリ電アシ」との格の違いを示す意味でも
こういう「細かい気配り」は欠かせないように思う。

●パナソニックSW「オプション装備の実車画像」

blog.livedoor.jp/shokoucycle/archives/16848831.html
「●両立スタンド・●前カゴ・●後ろ荷台」を取り付けたもの。
これで実売が9万円を下回る価格は「長期使用を考えるなら」十分に安い。

後ろカゴや後ろチャイルドシートを取り付ける予定がなければ
荷台はないほうが車体が軽くなるのでバッテリーの減りも少しは抑えられる。

両立スタンドは街中使用では必須といってもいい装備なので
むしろ標準化すべきだろう。
前カゴも基本的には使う人のほうが多そうな気はする。

別売りのスイッチカバーを取り付けていないのであれば、
スイッチパネルを爪で押さないように気を付けて欲しい。

あとは、「側面を触ったところで空気圧が分かりにくいタイヤ」と思われるので
「エアチェックアダプター」の取り付けを強く薦める。

●SWの実車画像(艶消し黒)

blog.goo.ne.jp/cyclehouse-tomo/e/e5a497ae97aef416866f57e3bc1c3c67


◆2024年版SWが早速実車の販売開始「新色●ブルーイッシュグリーンメタリック」

prestigebike.hamazo.tv/e9752632.html

同店に現在中古車も並んでいるということは、
prestigebike.hamazo.tv/e9753079.html

バッテリーの自然劣化を見越して
新型ユニットを待ち望んでいた方がいらっしゃったのでしょうか?

●近所移動程度
●変速切り替えて使わない
●そこまで重い荷物を載せない
●体重も標準規格の65kg未満
であれば、カゴや両立スタンドは後付けでも間違いなくベストな選択。

◆[空気圧管理の習慣化が出来ているなら]タイヤとチューブは店の納車前整備に合わせて
 ・タイヤ「足楽 か e-ride」(今は別会社でもパナで揃えるならe-ride)と
 ・チューブ「米式チューブ」に交換をオススメ。
     (ネジ溝とリムナット有が必要ならパナレーサーではなくシュワルベなど)


●SWもついに値上げへ

2023年9月時点で89000円(税込)だったが・・・
cycle.panasonic.com/products/elsw/
cycle.panasonic.com/products/sw/
新価格は10万7000円(税込)なので一気に1.8万円もの値上げ。

しかし、街中短距離向けの廉価品とはいえ
放熱板なしローラーブレーキはいかがなものか。
分かってる人であれば放熱板ありのIM31か、C3000やC6000に換装するのは必然。

確認時の値段だけで見れば確かに圧倒的に量販が魅力的。
www.biccamera.com/bc/item/10237388/
>79,800円 (税込)ポイント 7,980ポイント (10%) (7,980円相当)
これはカルパワーユニットではない旧品の在庫としても、
実質3万5千円も差があると、納車前整備が「丁寧な店」に
購入直後に持ち込んで、差額以内でオーバーホールを頼みたくもなるが…
3.5万ならちょうど同じかむしろ超えそうか。

しかし、その後の「工賃割引」も考えると、結局トータルでは
ヘビーユーザーほど個人店での購入のほうが安くなるだろう。
(※稀にしか使わないのなら自分で最低限の整備だけで済ませる)

しかし個人店の場合技術以前に
「普通に礼節のある会話がまともに出来るか否か」の
見極めも重要なので、いずれにしても簡単な話ではない。



●シンプルこそ最善なこともある

高齢者に限った話でもないが、
元々複雑な操作にも慣れているのであればまだしも、
巷の「変速機を切り替えて使わない人々」を想うと、
「出来る限り操作が少ないほうが良いのでは?」と考える。

だからこそ
急な長い坂がない近距離移動であれば「変速なしのママチャリ」こそ最適で、
電動アシストを使うとしても「1ボタンだけ」という
シンプルを極めたパナソニックSWのような車種こそ
「非常に分かりやすい」ことから薦めやすいと言える。

「変速なしのママチャリ」であれば、
ライトスイッチすら面倒がって操作したくないという理由から
無灯火が当たり前のような使い方であれば、(個人的にはあまり積極的に薦めない方向でも)
単距離であれば、抵抗感などを気にするよりも、
「操作不要な常時オートライト」のほうが用途に合っている。
ベルトにしても同様で
「大幅なギア比変更などしない」「メンテ頻度を下げたい」のであれば最適なのかもしれない。

▼ノーメンテは損をする
但し、シンプルを追求するにしても、
摩耗することなく使い続けることは不可能な「ブレーキシュー」や
スチールであれば尚更劣化しやすい「ブレーキワイヤー」、
「ノーパンクタイヤを使うとしても半永久的にタイヤ面が摩耗しないわけがない」。
他にも、錆止めもせず放置すれば各所で錆により「固着」を起こし、
構造の問題からネジの精度やネジ締めが不適切であれば緩んでくるようなこともあるため、

色々楽できる機能を盛り込んだとしても
「完全ノーメンテでは快適で安全に使い続けることは"不可能"」という
認識を持ってもらうことは欠かせない。

▼「誤った使い方で困ったことになる」といえば
過積載や適正空気圧を知らずノーパンクタイヤではなくてもスポークなどが折れることもある。

「動かなくなってから」では「大がかりな修理」も予想できる。
定期的にメンテナンスにお金を支払っていれば、
「長期的には安い」と考えられなければ、結局損をするだけ。

「徐行や一時停止をしなかったために事故になった」とすれば、
大抵は自転車側が被害者で、辛いだけではなく、当然その治療費も必要になる。


●パナソニックSWの感想

●坂の多い神戸のユーザーの感想
watasoon.com/2018/12/24/panasonic_sw_2019/
傾斜角度こそ計れていませんが、かなりきつい坂でも登ります!
立ちこぎすることなく登れる感動。坂道で停止してからの漕ぎ出しも問題ありません。
坂が苦手かもしれないという心配もあるが、実際はそうでもないようだ。

★「変速機がないことが最大の特長」
「ママチャリ的用途のユーザーで変速を使いこなしている人が一体何割いるのだろう・・・?」
これを否定してはこの車種の存在価値がなくなる。

◆バッテリー消耗するとしても、デイライト反対派でなければ「"点け忘れを防ぐ"常時点灯は確実に交通安全に貢献
(ライト自体の消耗も気にするのであれば「(前照灯基準を満たす)ライトを予備で持っておけばいい」だけ)

◆チャイルドシート取り付けには向かない・・・後ろ子乗せには対応しているが、子乗せ専用車種と比べれば劣るのは当然。

◆カゴ・キャリア・・・カゴは自分で安いのを選びたい場合や、リアキャリア不要の用途もあり無駄が省ける。

◆アシストが弱い・・変速を切り替えて使わないような人向けにパワーを抑えるのは当たり前

◆タイヤ・・・406で選択肢多めなので気に入らなければ交換可能。

◆毎日遠距離使うユーザーには不向き・・・軽量型なので必然的にそう言えるかもしれないが、
そもそも整備をまともに出来るかどうかのほうが遥かに重要。
(2か月に1回などではなく、毎月(気温35度を超えるような夏だけは2週間に1回を推奨)の空気入れをするなど)

耐久性そのものを上げるために、スポーク張り調整だけでなく「スポーク・ニップル組み換え」
「タイヤを用途に見合ったものに交換」「米式チューブへ交換」「布リムテープへ交換」
など具体的に個別箇所をアップグレードで対応する方法もある。

▲但し、個別駐輪機ではない「一般的な自由に停める駐輪場で幅をとる片足スタンド」は「生活用途としては不便(迷惑)」
【(納車前整備については期待できないとしても)量販仕様では最初から初期装備されている】のが皮肉。

単に軽量重視であれば「ビビ・L・20」は「前カゴ・リアキャリア・両立スタンド・内装3段」で21,7kgなので
内3以外の装備品を全て外してサイドスタンドに交換すればSWよりも確実に軽くなるはず。

とにかく、「変速とか切り替えて使ったことがない」「使う意味が分からない」「聞いても分からない」という
「全く珍しくもない一般的なユーザー」に対しては(子乗せ用途を除けば)最適な一台として紹介できる。

しかし、雑多な店での内情を慮ると、SWをあまり紹介しないのは
店的には「メーカー車なのに廉価な自転車では(名目)売上が伸びないので積極的に売りたくない」のかもしれないが、
試乗車としても「前カゴ・リアキャリア・両立スタンド・錠前」を取り付けた状態で展示してあれば、
「日常用途で使いやすい(オプション不要であれば着けないだけ)」として、
分かりやすくオプション品を販売しやすいのではと思う。
(サイトの画面上ではなく、実物で確認するので実感しやすい)

あとは「量販との価格差について技術やサービス面での明確な違いの説明力」が問われるだけ。


●「シンプル機能に特化」パナソニック「SW」発売

cycle.panasonic.jp/products/elsw/#pointTabs4
待望の簡易機能型の電アシ。今後の[国産]電アシの基幹品を担うと思われる車種。
「整備や操作が楽」ということを売りに、同車種の26HE(559)や700C(29er)への展開にも期待したいが
見た目にこだわってバッテリー位置を変更すれば、今度は交換汎用性がなくなるのが難しいところか。

価格訴求力もあるので、電アシの導入に後ろ向きな店でも1台は置いておくと良いかもしれない。

小径なので26インチ(590)ママチャリしか乗ったことがなければ若干慣れは必要になるが、
一般多数の生活用の街乗り特化の電アシはこれで十分というかベストかもしれない。
カゴだけでなく後輪用の錠前すらオプション扱いで価格を下げ、
標準価格で(アフターケアもままならないような)低品質の電アシにも対抗。
価格よりも主に機構を増やす方向性で前輪駆動びいきのBS陣営が焦って追随するかどうか今後に注目。

電源スイッチのON/OFFだけということで「高齢者」に非常に使い勝手が良く、
シンプルながら子乗せ(※後ろ1人だけ[前は不可])にも対応しているという
カスタマイズ性の広さがある。
そのぶん初期装備が少ないため、購入前に「必要なオプション品」を
用途に応じて相談しつつ決めておくことを薦める。

●シンプルスイッチ
操作は「電源のON/OFFだけ」で「アシストモードはオートだけ」。
その後のスイッチ操作は一切不要なので機械操作が極端に苦手な人でもOK。

(電池残量はハンドル側の簡易的な3つの目盛りか、バッテリー本体の5つの目盛りで確認)
ハンドル側もしくはバッテリー側で1つの目盛りになったら充電

(※スイッチカバーはシリコンカバーを発売している各メーカーが
早急に発売すると思われるのでそれに期待しつつ、爪の先でボタンを押さないこと)
そろそろメーカー純正オプションで最初からスイッチカバーも用意すればと思うが、
パネル部分が壊れにくくなると困る?

●83380円(税込)[BE-ELSW012] 81000円(税込)(75000円[税別])
オプションなしとはいえ、この価格は頑張っていると言える。
しかも国産品で国内メーカー発のため【補修面でも安心】で、3年間の盗難補償もある。

※少なくとも今後同価格帯の国産ではない電アシを買うメリットはほぼ無いと断言する。
これ以下の価格帯も含めると、それらは「修理が断られやすい点」も込みで使いにくい。
万が一壊れたら即買い替えるような使い方をする人がいたとしても、
組立や安心感も含めると、やはりそれらは微妙と言わざるを得ない。

●オプション品いろいろ
▼スタンド
両立スタンド2000円(税抜)は、フレームなどの形状を考慮して純正品の同時購入を薦めるとして、
▼カゴ
前カゴは自分で取り付けできるならOGK等の樹脂カゴをネット購入することを薦める。
むやみに純正を薦める気はない。
▼錠前
「▲ワイヤー錠1本だけでは安心とは言えない」ので、
リアキャリアを
→付けないなら「錠前(シートステー取り付け専用)」
→付けるなら「錠前(リヤキャリヤ専用)」も同時に購入推奨。
www.yodobashi.com/product/100000001002786070/
(パナソニック PANASONIC SAJ079B [ディンプルキー採用後輪サークル錠 ブラック])
↑タイヤの太さ的にこのような汎用品が取り付けられるかどうか分からないので専用品を薦める。

▼バッテリーは大容量型へのスペックアップ可能
標準は「8Ah」だが「12Ah」や「16Ah」も可。
毎日往復で20km程度使うのであれば、ストックやスペア用にもなるので容量アップも視野に入れる。

●重量21.6kg→20.9kg[BE-ELSW012]
軽量型のビビ・LS(後継ビビ・L・20は21,7kg)は「内装3段・両立スタンド」で「カゴ(カゴステー)・リアキャリア【込み】」21.6kg
対するSWは「変速なし・1本スタンド」で「カゴ・リアキャリア【なし】」20.9kg
両立スタンドで前カゴを付けても変速なしなので結構軽く収まるほう。
(但し、チャイルドシートやリアキャリアまで付けると25kgは超えてくるはずなので
それなりの重さにはなりそうだが・・・。)

●色「黒、グレー、ベージュ系」
世代や性別や年齢を問わない設定にしているのもコンセプトとして正解。
白よりグレーのほうが汚れが目立ちにくい。
しかしシルバー色はあまりにもベタすぎて敬遠したのだろうか。

●変速なし
アシストがオートモードで補助してくれるので気にする必要がない。
元々変速を切り替えて使う気がないような人が多い気がするので、この選択も正しい。
後ろ子乗せにも対応可能な軸の強さが必要ということで
(3流ハブメーカーには任せているはずがないと思いたいが)シマノ製かどうかは気になる。

●シートチューブに絞りがない
地味なポイントだが、絞りを作ってシートポスト部分を細くコストダウンしていないので、
そのぶん強固ということになる。もちろん忘れず丁寧に固着予防は施しておきたいところ。

●ブレーキ
前輪キャリパーブレーキは恐らくダブルピボットのキャリパーブレーキ
後輪はローラーブレーキ(いつものBR-IM31Rの放熱版有り?)。
整備性を上げるなら
インナーケーブルクイックリリース型のBR-C3000R~強化ブレーキのBR-C6000Rへ交換。
その際には最大限の効力を引き出すシマノのブレーキレバーBL-C6010の同時購入もお忘れなく。

●タイヤ
「ETRTO:406」なので交換用タイヤの種類は多い。
側面も耐久性の劣る白やアメ色ではなく普通に黒なので安心。
前輪:20×1.75 HE
後輪:20×2.125 HE
但し、後輪のタイヤ幅が「レール式の駐輪機の種類によっては微妙に収まらない可能性がある」点は注意が必要。
(その場合1.75程度へのサイズダウンが必要。サイズダウンでアシスト制限は超えないので問題なし)

●空気圧
取説(cycle.panasonic.jp/manual/search.asp)より。
標準空気圧は280kpaで、やや低め設定のようだ。
Jコンセプトのような数値を見るだけで不安になるような高圧設定(550~685kpa)ではないので安心。
体重50kg以下の人は280kpaよりも若干下げて、70kgくらいであればよくある300kpaが目安だろうか。
(取説には書いていないがエアチェックアダプターを取り付けるか、米式チューブ前提)
※シュワルベの英式バルブコア等の説明は省略

以下、正直あまりケチをつけるところがないが、今後にも期待しているので
他車種にも当てはまるものを探し出して細かいクレーム。

▲英式バルブ
毎度お馴染みの悪しき規格。エアチェックアダプターで米式チューブまでのつなぎにする。

▲ハンドルロック(くるピタ)
独自の強固な外付け式であれば、整備性の高さと同時に、
壊れても修理しやすいことをメリットを掲げることができるはずだがそうしない理由は、
(ステムは交換が容易なので問題ないとして)ダウンチューブの損傷を懸念しているということなのだろうか。

一般車向けではないが、海外にはこのような外付けストッパーも存在するようだ。
steerstopper.com/purchase-online/


▲[取説]注油箇所
全てを読み尽くしたわけではないが取説の解説に難あり。
「防犯登録は法律で義務化されている」とあるが、罰則はないので実質的に努力義務でしかないのは
解釈だけなのでいいとして・・・、
それより、キー穴に自転車用の油を注油するように案内があるが、これは大丈夫なのだろうか。
「鍵穴専用品」を薦めないと、
普通の自転車油を注してしまうと塵や埃で動作不良引き起こすことになりかねないと思うのだが。

逆にシートポストには×になっているが、
(オイルではない)アンチシーズコンパウンドやグリスを"薄く"塗っておかないと錆で固着して大変なことになる。
(取り付け前のペダルの取り付け軸、ステム、BBのネジ山にも同様の処理が望ましい)

▲ライトが専用品
電アシのライトでも明るさは確保できていると思うが、交換汎用性がないのは微妙。
ブロックダイナモバッテリーライトを増設するような方法でしか対処しにくい。
自転車ライトの重要性に気付く人が多ければ、LEDチップの更新と共に
毎年のように優れた拡散配光や色温度の新機種が投入されるのかもしれないが
無灯火か、買ったときのまま重くて暗い豆電球のブロックダイナモか、
同じく買ったときのまま優れているとはいえないような配光のオートライトか、
値段重視で直線配光や暗すぎて役に立たないバッテリーライトくらいで現状では高すぎるハードル。

電アシでも様々なものが付け替えできるような仕組みにして
「ライトもカスタマイズできるように」重要な課題としての余地がある。
※都市部であれば上方カット重視の配光、山間部用には幅広く拡散配光、
他にも1ボタンでハイ/ローの切り替え可能にするとか、
高価格帯の製品であれば前方センサーで光軸の自動制御とか、
まだまだいくらでも改良できるし、安全性の意味でもその価値が十分にある。

▲シートポストが抜け止めなので交換が困難
径も不明。
おそらく上が貫通しているシートポストと思われるが、
塵が入り込みやすいから蓋のある2ボルト式に交換したくても困難。
詳しく見れば外せないことはないと思うが、防犯上交換しないなら
ゴムシートを削って蓋だけ自作するか何か適当なキャップを探すしかない。
(スイッチのシリコンカバーのメーカーからシートポストキャップも出してくれれば楽だが、
被せるだけの簡単な構造のキャップで十分なので探せばすぐに見つかりそうではある。
単に熱収縮チューブの片側を圧着してからつければいいだけ・・・?)

◆(パナ)小口径車で人気2番目のSW

cs-shinwa.sblo.jp/article/190418863.html
SWなんて、メーカーの発表によれば小口径車では
グリッター(26%)に次ぐ2番目の人気車種(22%)だったそうです

やはり、大手3社の中で「価格が安い」という
最大のメリットを生かせるからこそ売れるのも頷ける。

ちなみに多目的仕様として作られているSWも
新モーターの採用は見送られていますが
こちらはお値段据え置きのようです。
価格据え置きになっている答えは、
その人気の裏付けでもある量販のイオンから転換で
ビックカメラで扱いがありスケールメリットがあるためと思われる。
(※販売量が多ければ多いほど1個の値段が抑えられる。
その逆の例として、職人が1日1個だけ焼き上げる「うまい棒」を作ろうとすれば、
普通に人件費等で1個1万円を超えるのは当たり前と分かる)

SWは機能も「非常にシンプル」で「1ボタン」なので
細かい切り替えを気にする必要がないのも
特に「変速の存在を忘れているような多くの機械音痴の人達向け」としては最適。
※「最も重いギアで諸々早期破壊する」ような対策品でもある。

一方で、シングルハブだけにハブ自体の強度面で不安がないこともないが、
人気にも関わらず、大きなリコールが起こってる様子もないので安心できる。

量販でも扱いがあるということも然ることながら、
「早く誤った使い方をして壊して欲しい」という店にとっては
困る車種であることも違いなく、元値が低いこともあって
名目売り上げを稼ぎたい店にとっても、評判下げに必死なイメージが強いが、
個人的には「近所利用かつ電アシの必然性がある人達向けとしては」
特にオススメしている。




▼SWの過去情報置き場──────────────────────────────────────────

廃盤▲【イオン限定】パナソニック「SW」(BE-3ELSW01) 2020年8月20日(木)~
ホワイトaeonbike.jp/products/1001-4519389160558
ブラックaeonbike.jp/products/1001-4519389160527
レッドaeonbike.jp/products/1001-4519389160565
マットネイビーaeonbike.jp/products/1001-4519389160602
マットオリーブaeonbike.jp/products/1001-4519389160596

twitter.com/rockaku/status/1026466256210128896
2018年8月には既に発売されていたが、イオンバイクをわざわざ見る機会がないので今頃発見。

過去:【イオン限定カラー】
白(アクティブホワイト)、蛍光イエロー(ピスタチオ)、
濃い水色(マットブルーグレー)、赤(ロイヤルレッド)、ネイビー(紺色)もあった。

●「両立スタンドが標準装備」という真っ当なスペック。
「クラス27リアキャリア」も標準

発売からそれほど期間が経過していないが
(適法基準でも)「他店での修理時に相当な割合で断られる安物電アシ」に対抗し、
シェア獲得のために注力?
少なくとも沖縄の離島の規模が大きめのレンタルサイクルに置いてあるくらいなので
「都会の一部しか需要がない」というわけでもなさそう。
(もしかしたら宣伝と耐久性データ取り目的で貸し出しているだけかもしれないが・・・)

それでも未だに目先の安さに釣られて、
まともに変速を使いこなせないのに「変速があるほうが便利"だろう"」と
「軸そのものが比較的弱い」ことも知らず、外装6段などのボスフリー電アシを
ロクに説明も聞かずに(説明できる店員も居なくて)買ってしまう人もいるのだろう。

それにしても、夜間で目立つ蛍光イエローの本体カラーも含めて
もしタイヤやチューブなどでスペックダウンもなければ
「標準仕様」が相当蔑ろにされている気がする。

但し「相当数の仕入れ」が確約しているからこそ
スケールメリットで価格を抑えて提供出来るとしても、
デメリットとしては、店の納車前整備が十分に行われるかどうかと、

買った後に量販店で手に負えない作業を、個人店に依頼するときに
メーカー車でも「量販仕様」ということで(パンクしにくいタイヤのように)忌み嫌われて
断られる可能性があるということは予め注意点として把握しておく必要がある。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【廃盤】▲パナソニック「Jコンセプト」タイヤの種類に難あり、他
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★廃盤「Jコンセプト」 → 後継新車種「プロム」

cycle.panasonic.com/products/fpr/#pointTabs4
空気圧設定が異常なタイヤが使われていたJコンセプトが廃盤になり、ようやくまともな空気圧設定の車種へ。

cycle.panasonic.com/manual/download/?id=827
圧力計の付いたポンプで空気を入れる場合は、(240 ~ 310)kPaの数値内になるように入れてください。
● タイヤの空気圧は 240 kPa未満では使用しないでください。
タイヤのひび割れ、偏摩耗やパンクの原因になります。
● 上記の空気圧は体重 65kg程度の方が乗車された場合の適正な空気圧です。
重い荷物を載せて走行する場合は、通常より高い空気圧(290 ~ 310)kPaにて使用してください。

※ベロスター・ミニだけが唯一600kpa超えとして残ったが
フレームトップチューブが上部にあり「スポーツ自転車」なのでまだ分かるが、
ママチャリ同等の約38mmのタイヤの太さのため、そもそも高圧充填すべきとは思えない。

タイヤ側面に刻印されている標準空気圧
(345 ~ 515)kPa BE-ELVS775[ベロスター]
(550 ~685)kPa BE-ELVS075[ベロスター・ミニ]〉
圧力計の付いたポンプで空気を入れる場合は、数値内になるように入れてください。


▲Jコンセプト5期目(2021年7月発売)でも相変わらず550~685kpaのタイヤ

cycle.panasonic.com/manual/NYT1932.pdf
BE-JELJ013、BE-JELJ033
単なる意地か、在庫を余らせている影響でコスト削減の一環というだけか分からないが、
「購入層の用途とタイヤのミスマッチが問題と考えていない」ということは明らか。
一流メーカーですらこの有様なので、
タイヤ自体の質も、適正な空気圧に対しても「まともに理解してもらうのは相当困難」ということがよく分かる。


▲Jコンセプト4期目[BE-JELJ012A](2020年8月発売)でも相変わらず550~685kpaのタイヤ

cycle.panasonic.com/products/jelj/
cycle.panasonic.com/manual/NYT1879.pdf
(35ページ)
●タイヤ側面に刻印されている標準空気圧は(550 ~ 685)kPa{(5.5 ~ 6.8)kgf/cm2}です。
圧力計の付いたポンプで空気を入れる場合は、数値内になるように入れてください。
圧力計の無いポンプで空気を入れる場合は上記イラストの接地部の長さを参考にしてください。
●上記の空気圧は体重 65 kg程度の方が乗車された場合の適正な空気圧です。
●タイヤの空気圧は標準空気圧未満では使用しないでください。タイヤのひび割れ、偏摩耗やパンクの原因になります

根本的にレーシーな走りを目的とするような車種でもないのに、600kpaを平然と充填させる意味がやはり分からない。
どうやら改善が期待できそうもないので、今後はメーカー指示に従う以前に「購入時(店の納車整備前)に交換を推奨」。

既に書いているように、
▲アメサイド自体が耐久性面でも劣るので → 「全黒」
▲想定ユーザー層的に無意味な高圧設定タイヤ → 「標準的な3気圧設定」
&せっかくなのでJコンセプトに沿って"国産"タイヤから
★IRC【20×1.50 メトロ(全黒):日本製:空気圧300kpa】
 +前後とも米式チューブ&コットンリムテープへの同時交換をオススメ。
(パナレーサー【20×1.50 パセラ:日本製:空気圧280-455kpa】でもOK)
(耐久性重視であれば海外製になるがシュワルベ「マラソン」20×1.50)

▲Jコンセプト3期目[BE-JELJ012](2019年6月 発売)でも相変わらず550~685kpaのタイヤ

cycle.panasonic.jp/manual/NYT1817.pdf
タイヤ側面に刻印されている標準空気圧は(550 ~ 685)kPa です。
圧力計の付いたポンプで空気を入れる場合は、数値内になるように入れてください。
●上記の空気圧は体重 65kg程度の方が乗車された場合の適正な空気圧です。
下記リンク先に既に書いている通りだが、改善する必要性を感じないとすれば本気で正気を疑う。

▲Jコンセプトのタイヤの推奨空気圧が550~685kpaという問題

※取説を確認してみると「550~685kpa」との記述。
小径、アメサイド、英式バルブで、中間をとるなら「6気圧」・・・うーん無謀。

もし自分が店員なら購入検討段階で
「アメサイド自体が耐久性面で見てアレなので
これは試供品(サンプル)扱いということにして、即交換しましょう」という案内をしつつ、被害者を出さないためにもタイヤ自体は廃棄。

いわゆるベタな20インチHEの406なので色々選びやすいが、最適な「標準3気圧」の中でも"国産"タイヤとして、
前後とも【標準タイヤが20×1.50】と失念していたので修正・・・。
「IRCの足楽20×1.75」or「パナレーサーカスタムタフ20×1.75」も
「電動アシスト向けタイヤのイーライドプラス20×2.00」でも同様に、(イーライドは406なし)
サイズアップではアシスト基準越えしてしまう恐れがあるため、
IRCであれば【20×1.50のメトロ:日本製:空気圧300kpa】が最適で、
パナレーサーであれば【20×1.50のパセラ:日本製:空気圧280-455kpa】が妥当。
+米式チューブに前後(納車時確認を兼ねるので、この場合の工賃は無料で)交換する方向。
(というか最初からこの設定で売って欲しい)

「英式やアメサイドが譲れないならそれは100歩譲って我慢しますが、標準6気圧タイヤは無謀です」と言いたい。
「どうせ3気圧以下しか入れないような店やユーザーしかいないから問題なく使える」ではなく
「安全面を考慮」。

いや、そもそも主に高齢者向けの車種でレーシーな走りを目指すような高圧タイヤを
選択する意図が全く理解できない。
「高圧入れているので軽く走れますよー」というギリギリを攻める必要がどこにあるのか。

「腰にもやさしいクッション性能で」という意味でも標準3気圧タイヤが最善だろうに、
企画監修者の考えを知りたい。

●パナ「Jコンセプト」2017年6月発売

www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1704/04/news119.html
4月4日、電動アシスト自転車の新製品「BE-JELJ01」を発表した。
パナソニックが展開しているシニア向け製品群「Jコンセプト」の新カテゴリーとして6月に発売する。
価格は11万円。
cycle.panasonic.jp/products/jelj/
cycle.panasonic.jp/release/pdf/re20170404.pdf
●変速なし
どうせ切り替えて使わないなら付けないという考え方は間違いではない。
気になるのは例の不具合が露呈したMODUSハブの一件からシングルハブの製造メーカーは気になる。
●[前]Wピボットブレーキ、[後]ローラーブレーキ
 普通。シングルピボットでバンドブレーキの安物自転車のような装備なはずもなく。
★20×1.50HE
 20インチタイヤでも選択肢が多い米式チューブ化も容易な「ETRTO:406」で安心。
 この幅なら駐輪機も特に問題なく収まるだろう。
 ▲但し、耐候性・耐久性で劣るアメ色サイドは微妙。
●リム・フレームはアルミ
 ステンレスリムではないので荒めの使い方には不適。
★18.2kg
 電動アシストでは軽量な部類。(雑多なママチャリの重さに近い)
●142-173cm
 高身長向けではない
▲片足スタンド
 これも頂けない。高齢者向けなら最初から両足スタンドでは?
 見かけの軽さを出し、値段も下げられるので使ったとしてもちょっとどうかと。
★ロックリングタイプのグリップ
 地味に有難いチョイス。気に入らなければ交換は簡単。
 豪勢に1万円近くするようなエルゴタイプの革グリップを付けるのも良い。
●ハンドル
 オールランダー(トンボ)ハンドルなので、直立姿勢になるセミアップハンドルに慣れていると違和感があるかもしれないが、
 オシャレでアクティブなシニア層狙いのコンセプトを想定するなら不要な心配なのだろうか。
●フレーム色
 大層なネーミングをつけているが、要は「黒・白・緑・赤」。
 しかし、安っぽく見える薄緑や薄紫のような高齢者向け車種特有の色を使わないことは評価したい。
 惜しいのは泥除けもフレームカラーと同色にすべきに思えるがコスト削減で却下されたのだろう。
●コンパクトサイズ
 車体が短いことをアピールしているが、反対に安定性は低くなるということには注意が必要かもしれない。
●サドルガードマン
 盗難対策としても、サドル交換やシートポスト交換が困難。
●パワーモードで50km
 充電回数を減らす程度の意図、劣化で容量の低下が起こっても許容できるであろうとして
 十分な容量ではないだろうか。
●日本製
 当然パナの強みであるフレームを1から作っている日本製。
 全て海外で組み立てたもの、海外で作られたフレームを日本で組み立てただけとは違う。
●ライト
 バッテリーライトなのでこれも交換は容易。
 キャットアイのVOLTシリーズに付け替えるのも良い。
●総評
 街中使用では場所をとるとか、倒れやすいといったことになりがちな片足スタンドと
 耐久性無視のアメ色サイドのタイヤが実に残念な仕様だが、それ以外は概ね及第点。
 バッテリーが堂々と鎮座するこのスタイルから脱却できればもっと幅広い層にアピール効果があるが
 日本ではまだまだ先のことか・・・。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●パナソニックの電動アシスト自転車のバッテリーのリコール(2020年4月21日)

panasonic.co.jp/ls/pct/info/eb3/
2012年10月から2014年12月に製造した電動アシスト自転車用
および交換用バッテリーから発火する可能性があることが判明したため、
事故防止を目的にバッテリーの無料交換を行います。
対象のバッテリーには電動アシスト自転車の一部機種に搭載したものと、交換用に販売したものがあります。

news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-ecn2004210040.html
パナソニックは21日、電動アシスト自転車用のバッテリーが発火する恐れがあるとして、
平成24年10月から26年12月にかけて製造した34万6291個のバッテリーを無料で交換すると発表した。
同社によると、原因はバッテリーパックの設計ミスで、
内部の空気に含まれる水分の影響でショートを起こしたとみられる。
回収対象の内訳は自転車に搭載して販売したものが約31万6千個、交換用が約3万個。
品番は最初の「NKY」と末尾3字の「B02」が同じで、
間に「449」から「514」まで21種類の数字が入る。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●内容多数のパナソニック電アシ展示会のレポ

cs-shinwa.sblo.jp/article/186326299.html

【1】一般用途でのディスクブレーキの問題点

個人的に注目したい点は、ジェッターのブレーキ変更。
こちらは以前のモデルではディスクブレーキを採用していましたが
今回Vブレーキに変更になっています。
油圧式のタイプがなくなっただけでなく
完全にディスク自体が無くなったのは
調整等の難しさが原因ではないかと個人的には思っています。

実際、きちんと調節が出来ていない状態では
ワイヤーが一か月も持たずに切れるという話も聞いており
調整自体を知っていれば何という事は無いのですが
普通の感覚で取り付けたり調整をすると
ワイヤーが切れる可能性が高くなるため
理解の無い販売店へのサポートの煩わしさから
Vブレーキに変更したのではないでしょうか・・。
スポーツ自転車界隈では「利便性向上という名目の実質メーカー都合で」
ディスクブレーキ変更を余儀なくされているようだが、
一般用途ではやはり「困ったことになりかねない存在」という印象。

【2】生活用自転車以外の需要は極僅か

cs-shinwa.sblo.jp/article/186326409.html
今説明会においては、メーカーから提示して頂いた購入者マップを見たのですが
今回モデルチェンジをしたスポーツやファッションタイプの電動アシスト車になると
極端にその需要が減り
都内でも新宿や渋谷、世田谷目黒などのごくわずかな地域で売れているのみで
日常的なものではないという事を
改めて思わされたのが私個人としての印象でした。
世間の財布の紐の硬さとは無縁の富裕層な業界の人達からすれば
分からなくてもしょうがないのかもしれないが、
何しろ「一般車のまともな使い方すら周知できていない」のだから
その先に"細かいメンテが必須の"スポーツ系の車種が
(価格帯としても高額なものが主流なので当然だが)
そう簡単に売れるわけがないだろうと。

★【3】三輪自転車の落とし穴

cs-shinwa.sblo.jp/article/186326489.html
電動アシスト自転車の場合、三輪車用に設定されて入るものの
ある程度の速度が出てしまう事によって
逆に危険な部分が出てくるという事を
販売側も知っておかなくてはいけません。
これは是非とも把握しておきたい非常に重要な内容。
ただでさえ特殊で倒れやすくなる三輪自転車なのに
そのうえ「電アシ」のため、安易に速度が出しやすくて危ないという話。
それでなくとも、道路の大半は傾いており
固定で乗る場合は常に斜めの状態で操作をしますから
アシストになったとしても扱いが難しいのは同じです。

特に、自転車が危険かもしれないという理由で
三輪車のご相談を受ける事が殆どですので
販売店側でこのような話をしっかりとしていくことが
事故を未然に防ぐことに繋がると思います。

【4】前輪モーター式のデメリット

cs-shinwa.sblo.jp/article/186326542.html
フロントモーターはアシスト効率も悪く
坂道発進も他社と比較すると弱いですし
前輪部がとても重たくなるという事もあって
そもそも私は全くお薦めしてないのですが、
子乗せの場合のデメリットはそれだけに留まらず
昨今多くなってきている駐輪場などの輪留めに入れる為に
持ち上げる事がとても困難となってきます。

■安物電アシ買いの銭失い

私は仕事上、多くの電動アシスト自転車を見てきましたが
基本的に電動自転車は安物に手を出すと100%失敗します。
理由は、メーカーのものと比較すると
サポートやサービスの悪さから長く乗ることが出来ないケースが殆どで
結局もう一度買う羽目になり最終的に1.5倍以上の出費に繋がるからです。

但し、メーカーが出している安いタイプに関しては一概にそうとも言えないので
似た価格帯の安物に手を出すくらいならば
メーカーの量販モデルなどを買った方が100倍マシです。

【5】電アシも購入後はメンテや交換にお金がかかる

cs-shinwa.sblo.jp/article/186326547.html
電動アシスト自転車の場合常に大きな力が加わる為
どんなに足の弱い方が乗っても10年乗るうちに摩耗してしまうので
ほぼ確実に交換が必要になります。
小ギアで回転数も多いので尚更。
動きが渋くなって不具合が発生しやすい防錆チェーンに安易に頼らず、
「メッキチェーンに適切なチェーンオイルの塗布」が欠かせない。
電動自転車はご購入の際も高いですが
買ってからもある程度のお金がかる事を
まず知っておいて頂きたく思います。

■アルミリムの割れについて

(神川輪業ブログで時々でてくる
パナ電アシのリムの割れについての回答のような形になるのだろう)
理由としては、子供乗せ自転車において
軽量化の為に使われているアルミの車輪が、
子供乗せ自転車であるが故の重量により
ブレーキング時の摩擦が通常より大きくなり
車輪側の摩耗も早くなっているという事です。

タイヤの直径が小さい事も理由の一つかもしれませんが
いずれにしても上記の写真を見ると分かる様に
結構恐ろしい事になっていますね。
特に小径の子供乗せ電アシは実用性を考えると
「ステンレスリム一択」といいたいところだが・・・
雨天時に停まりにくくなるという欠点もあるのが難しい。
(ディスクブレーキにすれば整備できる店が限られてしまうようなので無し)

なお現行のパナソニックの製品に限って言えば
アルミの車輪を使用した全車種に
目視で分かる切り目を入れてあるという事です。
摩耗限界ラインが見えなくなったら
「リム交換もしくは車輪ごと交換」が安全のためには鉄則。

なお、これらの破損に繋がる
所謂”ほったらかし”で乗るだけの方のほとんどが
インターネットで購入したり量販店やホームセンターなどで
購入した方々である事も知っておいて頂きたい事実です。

自転車は専門的な部分は個人で対応できない事が多く
普段からの定期的なメンテナンスが重要になります。
しっかりとコミュニケーションができ
安心してお任せできるお店でご購入することを
強くお薦めします。





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼e-bike関連
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●知らないと大損する安易なe-bike等の購入のリスク

(通販で自転車本体購入ページで「7部組が流通している問題」についてのe-bike版)
kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/1396158.html
最近ではクラウドファンディングでさまざまな魅力的な電動アシスト自転車に惹かれることもあるだろう。
もし本気で購入したい場合は、購入後のこともきちんと冷静に考えてほしい。

昨年の記事
kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/ebike-everyday/1330377.html
に続き再び注意喚起の内容。

しかし、何故ネット通販が始まった頃に、後々問題になると考えもしなかったのだろうか?

電動アシストに限らず、RDハンガーが別であればその補修パーツ、
BBやフォークも汎用品が適合するかどうかも「現物合わせになる」ことが当たり前の自転車規格に
更に「電装部品」まで、共通規格ではないパーツが増えることは、
無関係の他店に持ち込めば、割高になるだけでなく、
その専用規格の部品の入手に手間がかかれば、当然のように修理拒否されるわけで、
「最初から使い捨てするつもりの用途」を除き、
「手軽に購入できるというメリットよりも、デメリットが上回る」ことが、全く想像できなかった・・・?

「工具も知識もない人達でも7部組を購入できてしまうことが問題になるとは思わなかった」とすれば
想像力が無さすぎるような。

「パンク修理」ですら、不具合なく修理完了するためには様々なコツがあるのに、
「100均で修理キットを売っているくらいだし、誰でも簡単に出来る」と思ってしまうのだろうか。

自転車は多くの家電のように「買って終わり」ではなく、
むしろ「買ってからが始まり」であり、
「"壊さない"ためには、使っていなくても適宜手入れが必要な"乗り物"」。

調査結果では「価格や購入に係る手間が省ける」ことが購入理由として優先されている傾向だが、
国民生活センターでは事業者への要望も挙げている。
Amazon、ヤフー、楽天にも協力依頼をしているという。

そもそも「販売にあたっての順番が逆」。

Amazon、ヤフー、楽天、他で、まず「ネットショップの各店」が、
「整備をしてくれる"実店舗" と 補修部品の流通・取引契約を結んでいること」を
「自転車の通販を許可するための"最低限"の判断基準」として定めておく必要があるのに、
補修部品どころか、消費者が買った後に「(取引関係のない)自転車店で断られるリスク」すら
表示義務化させていない時点で異常。

数万円の費用をかけてでも通販業者まで
わざわざ送って整備を頼むような人が一体どれほどいるのだろうか。
クラウドファンディング系でいえば、
電装系が故障したときに部品はどうやって手配するのか。

販売側が最寄りの自転車店での整備を依頼しても、
型式認定がされているかどうかすら分からないような怪しい車体や、
特殊工具が必要なケースすらあれば、
「まともな店では、まず間違いなく拒否」され、
「目先の金に目が眩んだ技術のない店で安請け合い」で
結果「修理できていない」どころか、
「ブレーキのネジ緩みなど、危険な箇所が増えてしまう」ということも。

それどころか、気付いたときには「販売側が消滅」ということも珍しいとは思えず。

定期点検どころか、修理すら困難な「実質的に車両未満の"モノ"」が存在する有様で
「自転車を車両と意識させマナー向上を図ろう」などと思うだろうか。

その結果が、公道走行不可の電動キックボードやフル電動を半野放し状態で、
挙句、新たに区分まで作り最高時速20kmまでという線引きをすることで
(現場の苦労などお構いなしで)「取締しやすくした"つもり"」で、解き放たれようとしている。

そして、それは元を辿れば、
「空気入れの習慣」や「ハンドルサドルの高さ調整」「変速の使い方」
「適切で安全に徐行し止まること」という
「自転車への最初の一歩」の「概念の欠落」が
「自転車選び・店選びの重要性」に気付こうと思えない発端と言える。

●e-bikeと(生活向け一般車型)電動アシスト自転車の違い

kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/ebike-everyday/1265533.html
【フル電動】
そのまま公道走行すれば違法になる原付扱いの自転車もどきを「電動自転車」と呼称すると、
ただでさえ自転車店ですら電動アシスト自転車のことを電動自転車呼びしているところもあるだけに、
尚更誤解の温床になりかねないので「フル電動自転車」と呼ぶべきだろう。
そして、フル電動は違法性云々だけでなく
「微細な修理さえも一切お断りになる可能性大」という注意喚起も欲しかった。

■どれだけe-bikeと電アシに違いがあるとはいえ、
ただでさえ電動アシストというだけで「バッテリー関連のデメリット」が存在するのに、
e-bike用途として「もし生活圏内でしか使用しない」のであれば、
「(ディスクブレーキ整備も含め)修理拠点確保の点から後々相当面倒なことになる」ということを、
購入希望者に「重大なリスク」として認識させる必要があると考えるが、
単に「売りたいだけ」が先に来ると「先を見据えて案内することを躊躇してしまう」のもあるのだろう。

★【失敗しない買い物をするために】
【デメリット視点】を常に持ち、しっかりと事前に把握しておきたい。

●後悔するであろう見た目重視のe-bike(スポーツ系電アシ)選び

www.gizmodo.jp/2021/02/e-bike-kamiyama.html
数十万円の乗り物に対して、見た目徹底重視で、
「メンテ費用や整備拠点は重要事項ではない」
=立ち往生問題なし・半ば使い捨てでも問題なし
というのは極端な富裕層向けに思える。
※「自転車用のロードサービス」で補うとしても、その説明すらない。

そもそも、近隣に日常的なメンテナンスを頻繁且つ定期的に行える拠点の確保が必須の乗り物に、
「取扱店が近くになければ専用の補修部品の取寄せが困難」という致命的な欠陥に限らず、
「ディスクブレーキ」という時点で対処できる店が極端に少なくなるような車種を
「通販等で安易に購入」の後に、その時になって「面倒なことになった」と実感し後悔しても遅い。

自転車は乗り物であり【買った"後"のことを考えて買う】という視点が不可欠。
だからこそ特に【生活用途として】
「ほぼネット通販でしか買えない」とか「安物自転車」や「特殊専用規格のある自転車」を薦めない。

自転車メーカー(輸入代理店)視点であれば、
「整備なんてせずに(リコールにならない範囲で)適度に早めに壊して買い直してくれ」という考え方のほうが強いのは
分からなくもないが、消費者としてはそのような考え方に同調するのは絶対に避けて欲しい。


●これからの電動アシスト自転車の予想(e-bike関連)

www.youtube.com/watch?v=Hov2YJAZAok
※「電動自転車」では「フル電動のモペット/モペッドも含まれる」ため
面倒でも電動"アシスト"自転車と呼称して欲しかった。

海外では内装変速車でも8速以上も当たり前にあるような
「主にEU圏での乗り物としての認知度が高い高額な一般自転車」と
安い生活の足として発展してきた日本の自転車では同じ生活用途でも意味が全く異なる。

▼日本でe-Bikeが流行るわけがない大きな理由「4選」
●1つ目は動画内でも指摘があるように当然その『価格』
 一般車の生活自転車タイプは極力最低限の機能に落とし込み10万円台で利益がほぼない状態で販売されている。
 他には全く薦める気などないが7,8万円クラスの中華電動もあるほどなのに、
 20万30万が当たり前のようなスポーツ寄りの電動アシスト自転車を大衆が好んで買うわけがない。

●そしてスポーツ用途であれば「電動化」というのは、(電動化での自転車レースもあるとは思うが)
レースに潜り込ませて不正利用を防ぐためのX線検査機車両まで導入されているほど
主流なレースでは禁忌とされており選ばれる理由が低い。

●自転車レクリエーション=スポーツ自転車ありきでしか発展させてこなかった業界の問題もある。
コンポーネントのスポーツ一辺倒にイベントも金満主義が蔓延る有様で、
観光地でのレンタル自転車程度では自転車が主役ではない以上発展しようがない。

●そしてそもそも【本来車道の乗り物なのに自転車の存在など完全無視で車道整備をし続けてきたツケ】でもあり
長年に渡って事実上、生活用自転車を歩道に追い出し、車自体の幅も広げ、
「車道を安全に走行できるような環境ではなくしてしまった」のだから、
青ペイントごときで全ての駐車車両が消え走りやすくなるわけなどなく、
ロクに義務教育課程での通年での交通教育も行われていない状況で、
フル電動やら、電動キックボードを拡大させ
「命知らずの車道走行原理主義者且つスポーツ自転車で電動化を許容できるという
「相当少ない人たち」以外に車道走行前提のe-bikeが受け入れられて乗る人が増えるわけがない。

★唯一「変速なしの電動アシスト自転車」については
生活用途として量販系から変速機をなくした「変速のないシングルスピードの車種」が
これまではSW程度しかなかったものが、小径ではないタイヤサイズで
CBあさひやパナからも量販用に販売開始されるなど
着実に数を増やしてきている傾向も出てきているので
「あくまで生活用途として」価格帯を「有名メーカーでも10万円台に抑えた車種」であれば、
今後も売り上げを伸ばすことは考えられます。

そして、どれだけ「海外では売れている」だの「スゴイ乗り物」と提灯記事を並べたところで
今後も日本でe-bikeが流行ることなど到底無理と考え、

まずは「最低限の交通教育・自転車教育」の拡充として
「空気充填の基本」「ブレーキシューの適宜交換」「ディスクブレーキの整備理解」を進め、
【自転車=スポーツ系前提で考えない】ように、旧来のスピード競技前提の勢力とは距離を置き
「新しい価値観」を生み出し、世間一般に浸透させることこそが、e-bike普及の第一歩となるでしょう。


●家電Watchが「e-bikeの"購入後"」に触れた珍しい投稿(e-bike関連)

kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/ebike-everyday/1330377.html
「特定の記者」ではなく、「e-bike部署全体での投稿」になっているのも珍しい気がする。
「購入後の重要性に気付いていなかった個々の記者」に対しての「戒め」でもあるのだろうか。

【購入前にアフターサービスも考慮して検討しよう】
今まで散々「後々の整備の重要性」を伝えることなく、
ほぼ「新しいジャンルとしてe-bikeの良いところだけ紹介」に終始してきた記事だらけで
正直「見る価値がない、参考にすべきではない」筆頭だったが、
実際、記事を見て感化され安易に購入してしまい、
「困ったことになった」とクレームでもあったのだろうか?と邪推する。

メーカーには販売後のユーザーへのアフターサービス
(メンテナンスやトラブル対応など)も事前にしっかり準備してから発売してほしい

ドライブユニットやバッテリー付近に何かしら違和感を感じたとしても、
近所のサイクルショップに持ち込んでも断られるだろうケースは想像がつきます。
そもそもe-bikeを取り扱っていないショップも多いですし、
取り扱っているドライブユニットのメーカーによっても左右されます。

過去に家電Watchの記事で、実際の試走中に不調があって、
「街の自転車店」に持ち込んだら断られたという「デメリット」を含んだ記事が
すぐ1つ下にあるが、その時点で本当に全く気付けなかったとすれば呆れる。
(●e-bike(スポーツ系電アシ)のデメリット)

◆段ボール梱包の手間・日数・送料
例えば、メーカーへ送付すればメンテナンスや修理対応が可能だったとしても、
車体が重いe-bikeをダンボールに梱包して発送するだけでもかなりの労力になります。
我々もダンボール箱で車体が到着するケースが多いですが、
何度経験しても、取り出す/梱包するだけでも大変です。
大きなダンボールを保管するスペースの問題も出てくるでしょう。
「たかが梱包・発送するだけ」と侮ることなかれ。
実際に経験があるのであれば「書類の準備まで含めて手間がかかる」ということが分かる。

また、遠方であれば発送・到着までに日数もかかります。
通常の自転車のように近所のショップに持ち込むよりも、遥かに労力がかかります。
そして、メーカー保証期間が終わってしまえば、
送料も自己負担になるケースがほとんどでしょう。

これはクラウドファンディングに限った話ではないですが、
ネット通販でe-bikeや電動アシスト自転車などを購入すると、
“自分で完成車状態にする”という作業が発生するケースも多いです。

組み立てる際も初心者なら、ペダルやボルトをどれほどの強さで締めたらいいのか、
ハンドル位置は正しいのか? など悩むこともあるはずです。
何かしらの初期不良があった場合にも気づきにくいでしょうし、
ショップで受け取る際には、プロが組み立てた状態で
しっかり全体をチェックしてもらえるのは安心です。

↓この2段落ぶんを、既存のe-bike"提灯記事"の冒頭に
赤字で全ページに追記してもらいたいと思うほど。
───────────────────────────────
現在は何でもネットで気軽に購入できる時代ですが、
自転車に関しては「購入後のサポート体制」は
非常に重要なポイントであることは間違いないです。

魅力的なモデルであったとしても、自宅付近でメンテナンスや
トラブル対応可能なのかは、
事前にしっかり確認・検討してもらえればと思っています。
───────────────────────────────

◆但し、実店舗でも安心はできない
そして、「通販で購入」は当然デメリットのほうが多いのは言うまでもないが、
「実店舗で購入」であっても、
「カタログから客注があったから、納入してなんとなく形にするだけ」
「まともな整備なんて出来ないし、完成度なんて期待しないでほしい」ということも考えられる。

▲最悪は、納入実績も運用実績も無いため、「客注商品を整備の練習に利用」ということも考えられる。

▲「店員が今まで一度も乗ったことがない、整備したことがない機構」に対して、
高額な修理費用が必要にも関わらず、結果的に「"店員に"壊され」
「最初からこうなってましたよ」とでも言われようものなら裁判沙汰。

●「過去に何台くらいe-bikeを仕入れ、もしくは整備経験があるのか」
●「実際に購入し使っているかどうか」
●「電装品に不具合が起こった際の具体的な流れと
(メーカーに補修パーツ在庫がある前提での)対応期間」

車検がない自転車だからこそ、安い買い物ではないはずなのだから、
これくらいは予め店側と念入りに詰めておいたほうが良いと言える。

※こういう点も含めて、余程の金と暇がある趣味用途でもなければ、
通常の電アシでもない10万円以上の車種を買うメリットは低い。
搭載されているパーツをが壊れたときに、
◆「一般汎用品」◆「普及価格帯」◆「入手難度の低さ」
これらが揃っていれば、入手までに比較的安く、短期間で修理完了できる。
(※しかし「英式虫ゴム」や「ボスフリー」の構造的問題はある)

※2021年6月現在:シマノパーツが供給停滞で全般的に厳しいとはいえ、
変速部品にシマノ製ではないパーツを使ってしまうと、
どれだけ入手難度が低くても、今度は
「調整を何十回してもスムーズに機能しない」という事態に陥る可能性もある。

更に、電動アシストでもe-bikeでも「電装部品」が組み込まれているために、
「即日修理が非常に困難」という大きなデメリットが存在する。
(※当然、通常一般車の軽微な修理でも"既に他の客の作業で忙しければ"即日は不可能)

修理費用にしても
▲スイッチパネルなどの電装パーツ自体の値段も最低1万円~、
▲特殊な前輪モーターであれば車輪ごとで数万円、
▲バッテリーに異常があればこれまた数万円、
とにかく「お金がかかる乗り物」という認識が必要。

●e-bike(スポーツ系電アシ)のデメリット

kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_review/kaden/1247688.html
既存の「比較的軽量な一般車」や、
「生活用電動アシスト自転車」との違いから見えてくるe-bikeのデメリット。

正直ほぼ参考にならない「メリットを挙げているだけ」の「提灯記事」ではないので、
ある程度は参考になる。

「実際の利用環境を考慮すると」
選択することに必然性がない車種を安易に選んでしまうことは、
困ったことになるかもしれない。

▼主な使用距離
家から職場までは6km程度の距離
勾配にもよるが、内装3段変速の15kg前後の車種でも十分な距離。

▼購入動機はやはり「カッコイイ」から
私の中でe-bikeといえば、「オシャレな車種も少し出てきたとはいえ、
子どもを乗せる椅子とセットのお助けアイテム電動自転車」というイメージがどうしても抜けなかった。
それがどうした格好良すぎるじゃないか。

この車種の場合「水平に近いトップチューブがないことで跨ぎやすい」というメリットはあれども・・・

冒険していたら、もちろん困難もあるわけで、道に迷って帰っている途中で充電切れたり、
大きな川を渡る橋が工事中で階段しかなかったり(笑)。
20kg超えの自転車を持ち上げて上った時は流石に辛かったー!
この場合"普通の"スポーツ自転車であれば10kg以下は「当たり前」なので、
それほど苦労せず運ぶことも可能。
階段越えでなくても段差を持ち上げて運ばなければならないようなケースを考慮すると、
「重さ」は大きなハンデとなることを覚えておきたい。

▼e-bikeは大きなトラブル時に街の自転車(ママチャリ)店を頼れないという欠点
Google マップで検索して近くの自転車屋さんを探してから押して歩く。
すぐ近所の自転車屋さんでは、見た瞬間に「ここ、ママチャリ屋だから」とe-bikeは即お断り。
「これってチェーンが外れているってことですかね?」と聞いてみるも、
「ここ、ママチャリ屋だから」と、見向きもされず(笑)。
2軒目はすでに閉店で、ようやく3軒目で見てもらうも「専用工具が必要」という診断結果。

e-bikeはとっても便利だけれど、構造も通常の自転車よりもさらに複雑なので、
私のように無知な人間には、かかりつけ医のように頼れる自転車屋さんが近くにあることが
とても大切だなと気づけたのは良い成果。
これがBSやパナやヤマハの「生活向け電動アシスト自転車」であれば、
昨日今日出てきた車種でもないので、対応できる店は必然的に多くなる。
(無論、電動ユニットやスイッチなどに破損があれば取寄せまでに時間がかかる)

※整備拠点までの搬送だけで言えば、
ロードサービス付き保険のメリットを活かす手もある。

つまり、
「整備できる店が近くにあるなら"事前整備も兼ねて"そこで買う」
(整備できる店が近くにあっても扱い車種の関係でネットなどで購入するしかない場合は、
通常(割増)工賃でも問題がない人のみ)
「整備できるスキルや工具があるなら補修パーツ取寄せのための店は多少遠くても構わない」というのは分かる。

一方で「整備できる店が近くにない、工具もスキルもない」のに、
e-bikeを通販で購入するというのは絶対的にオススメできない。

●車種の選び方についても
「跨ぎやすいフレーム」
「主に片道6km」
「変速は適切に切り替えて使うことができる」
「重い車体(約23kg)に苦労した」
という分かりやすく条件が出揃っているなら、
シンプルに【軽量な外装変速の車種こそベストな選択】と思えてしまう。

(両立スタンド取り付けは必須としても、ライトウェイのパスチャーなど)
※559(26HE)が心配であれば、590(26WO)の15kg程度の外装変速車種
値段も半額どころか1/4程度。
タイヤ交換・両立スタンド化・アルミの前フォークなどを大幅に交換したとしてもたぶん半額程度で済む。
 ●バッテリーの日々の残量を気にする必要なし
 ●充電する必要なし
 ●バッテリーだけの盗難に怯えることもない
 ●電装部品の故障に頭を悩ませることもない
 ●経年劣化する蓄電容量もバッテリー新規購入を気にする必要もない
※積載能力への不安はあるが、1日旅の軽装備であれば軽量車種で十分。
※但し、「559(26HE)のスリック系タイヤ」や「対応サイズのチューブ」を在庫している店は
予め把握しておいたほうが良いと言える。
こういう場合に於いても、「購入店選び」が重要になってくる。


こうした記事を見るときには、
「宣伝も兼ねているのだろう」と考えた上で、
自身で「車種選択の誤り」を引き起こさないように気を付けたい。

●故障の原因?
詳しく書いていないが、「駐輪時のトラブル」とすれば「想定通り」と言える。
「片側スタンド」はどう考えても「街中使用には絶望的に不向き」と理解しておく必要がある。

田舎の「他の利用者がほぼない駐輪場」であれば、
風で倒れないように上手く施錠することさえ忘れなければさほど問題は起こらない一方で、
他の自転車と明らかに接触する可能性が高い駐輪場を利用しなければならないケースでは、
e-bike以外のスポーツ自転車でも考えておきたい項目として、

▲片側スタンド=【1台分の幅が増す、斜め停車で安定性も悪い】

【他車との接触危険性が増す】
【赤の他人に雑に扱われてしまうリスクが増大】
具体的には、
▲RDへの損傷の可能性
 →(変速無しor内装変速で対策可)
▲ディスクブレーキ歪みの危険性
 →(ディスクブレーキ車を選ばないことで対策可)
▲クイック軸が接触して緩んでしまう危険性
 →(ナット留めに変更することで対策可)
など
「当人ではない他人からすれば扱いを丁寧にしてもらえるとは限らない」のだから、
そのリスクを低減するためには、マナーとして「両立スタンドは必須」と考えるが、
これをどこまで考えているのだろうかと「販売メーカーに問いたい」。

そう考えると・・・、
「変速無しor内装変速」
「ディスクブレーキ車を選ばない」
「ナット留め」
しかも「両立スタンド」とくれば、
なるほど「生活向けの電動アシスト自転車」が支持されているのも納得。

仕様が「実用面で優れているからこそ売れている」=「完成されている車種」ということを改めて思い知らされる。

「見た目だけで選んでも結局使い勝手が悪かった」で後悔しても遅い。
すぐに売ったとしても確実に購入価格は下回るので損することになる。

自転車は「店(業態)も車種も」、
「買った後のことを考えて買おう」が「失敗しないための鉄則」。

▲折りたたみe-bikeに子供乗せ・・・?

kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/ebike-everyday/1276938.html
いくらオプション品があっても、折りたたみ自転車に子供乗せの相性が良いとは思わない。
十徳ナイフが個々の専用品より優れていることはありえないように、
色々使えることが"快適"で"相応しい"かどうか。
自転車の場合「パーツを組み合わせた物で走行する」ので、
多くが正常でも1か所でも致命的な問題を抱えていれば安全に走行できるとは言えない。

もちろん、各部の状態チェックから全体状況まで細かく気にするような人や、
大規模な点検を定期的に受けることによってトラブルは避けやすいとはいえ、
なかなか本当に伝わって欲しい人達には届かないのが現状。

それは一般車メーカーやその販売店であれば身に染みて理解しているはずで、
まず何より「雑に使われること(完全ノーメンテも珍しくない)」という前提条件があって、
生活の足として使うということは、「身近に整備拠点」がなければ話にならないし、
その整備拠点で実際不具合が起きる前に点検を依頼するという安全意識の高いユーザーが一体どれほどいるのだろうと。
「30万円以上も払って本当に得だったのだろうか」と後で困っても遅い。

「人でもモノでも適材適所」であり、一挙両得しようとすれば、どちらも中途半端になる。
見た目やパッと見の機能だけで選ぶことが相応しいかどうかよく考えることを薦める。

そして、チャイルドシートが不要になれば、大きめのカゴに付け替えることで
「普通のママチャリよりも多く買い物しやすい車種」にできるので、
6歳過ぎたら子供乗せ自転車に使い道がないなどということは決してない。

◆外装変速の車種とは
(適切なアドバイスができる店と、聞く気があって"継続実行する"ユーザーが揃わないと成立しない)
「正しい変速の使い方や整備の方法などを熟知、またはそのために必要な調整まで出来るスキルがなければ」
変速なし・内装変速の車種と比べトラブルが起きやすいため、
通勤通学などの生活用途で外装変速車種自体を薦めない店もあるほど。

そして、生活用自転車の場合、間違いなく駐輪場で雑に扱われることも考慮しなければならないので、
「停め方」や「場所」にも注意しておく必要がある。
※このような車種本来の「趣味色が強い用途」を考えると、
「車載」や「自宅から(駐輪場が混雑していない)目的地までの拠点間移動がメイン」のため、
自転車の森のような混雑した駐輪場に停めて乱雑に扱われるということは
メーカー側で通常想定している用途とは思えない。

▲折りたたみ自転車とは
折りたたみ可能になって便利という「プラス」よりも、
不具合"可能性"箇所が増えるという「マイナス」で考えるべき車種。

折りたたみではない1万円台の安物自転車でステム折れや前フォークが柔らかすぎるとか、
タイヤが酷いとかその安さゆえに整備不良で事故という話はあっても、
「フレーム自体が」ポッキリという話は聞かない。

一方の折りたたみ自転車の場合、
それなりの価格(5万円以上)のアルミではない車種でさえ問題が起きている事例が上がっている。

それを「時間や費用を惜しみなく使いトラブルが起きないようにカバーできない」のであれば、
大人しく"比較的"ローメンテナンスで済む"普通の"子供乗せを選ぶことが望ましい。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2020.08.30 ▲Jコンセプト4期目[BE-JELJ012A](2020年8月発売)でも相変わらず550~685kpaのタイヤ
2020.01.19 ▲Jコンセプトのタイヤの推奨空気圧が550~685kpaという問題【代替タイヤを改訂】
2020.08.23 ●サギサカ扱いのヤマハ用スイッチパネルカバー
2020.08.02 ●e-bikeと(生活向け一般車型)電動アシスト自転車の違い
2020.05.30 ●前輪駆動車への懸念
2020.05.03 ●e-bike(スポーツ系電アシ)のデメリット
2020.04.26 ●パナソニックの電動アシスト自転車のバッテリーのリコール(2020年4月21日)
2020.03.29 ●パナソニックSW用のスイッチカバー発売
2020.02.09 ●電アシに潜む危険
2020.01.19 ●電動アシスト(子供乗せ)車の事故を防ぐために
2020.01.12  ▲EZもビビライフにも「チャイルドシートは取り付けできません」
2019.11.24 ●シンプルこそ最善なこともある
2019.11.10 ●電アシ3輪のデメリット
2019.11.03 ●変速を切り替えて使う意義を理解していないと大損する、
2019.10.27 ▲Jコンセプト3期目[BE-JELJ012](2019年6月発売)でも相変わらず550~685kpaのタイヤ
2019.10.20 ●パナソニックSWの感想
2019.09.01 ●パナソニックSW【イオン限定カラー】
2019.08.11 ●バッテリーは高温にも低温にも弱い
2019.07.28 ●内容多数のパナソニック電アシ展示会のレポ
2019.05.12 【要注意】フロントドライブ電アシに潜む危険な兆候
2019.05.12 ●パナソニックSW「オプション装備の実車画像」
2019.03.31 ●電アシ購入の注意点(4.7★部分のみ一部追加)

2018.10.21 ●「シンプル機能に特化」パナソニック「SW」発売
2018.07.29 ▲Jコンセプトのタイヤの推奨空気圧が550~685kpaという問題
2017.04.16 ●パナ「Jコンセプト」2017年6月発売
最終更新:2025年02月23日 20:24