★タイヤの空気圧2

最終更新日:2020.5.24 ●JIS K6302ではWOリムでも800kpa可の謎【再調査掲載】
5.17 ★「フックなしリムの最大対応空気圧は5bar≒500kpa」に制限
 〃 ★「広く使われている親指テスト方法は非常に不正確です。」
5.10 ●疑問「タイヤの反発力は一定なのだろうか」、▲各種メーカーの「接地面での空気圧管理」から見える問題点
5.3 ●空気入れすぎパンクから見る認識変化への突破口とは
(前ページからの重複項目込み)

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★季節と空気圧の変化について

https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/140.html
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※触診での空気圧判断方法で問題がないと考えている店やユーザーは対象外の内容となります。
※「空気圧計を使わない管理方法で本当に大丈夫なんだろうか?」と考えられている方々へ向けた、
「安心できる正確な空気圧管理の方法」の理解を深めて頂くための内容になります。
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★タイヤの空気圧2━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


●自転車のタイヤの空気圧を知る

minivelo-road.jp/tips-for-bicycle-tire-air-pressure
空気圧に関する数値は「タイヤの側面」に書いているので、まずは確認する。

●空気圧をしっかりチェックする

 空気圧が適正に入っていないと
 →クッションがないので「乗り心地が悪い」。路面のガタガタを直接自転車や体に伝える
 →路面に対する抵抗感が増えて「走りが重くなる」
 →段差などで安易に「パンクしやすい」。当然無駄に「修理費用も時間も」とられる。
 とにかくロクなことがない。

★一般車(ママチャリ)タイヤの標準空気圧は「3気圧」が目安

300kpa=3bar=43.5psi
www.panaracer.com/new/info/picup/20070509img/City2007.pdf
↓(webアーカイブにて確認)
http://web.archive.org/web/20140805062930/http://www.panaracer.com/new/info/picup/20070509img/City2007.pdf
一般タイヤの標準空気圧は300kpa(約3kgf/cm2)が目安です。
これより高いとスリップを起こしやすく、低いと早期にひび割れを起こしやすくなり危険です。
体重65kg以上の方は10~20%多めに調整ください。←(330~360kpa)
一般車に多い英式(虫ゴム)のチューブそのままでは空気圧は計測できないので注意
基本的には「パナレーサーのエアチェックアダプター」で英式→米式変換、または「米式チューブ」に交換し、
空気圧計付ポンプや、自動車やオートバイ用にも使える空気圧計(エアゲージ)を使う。
※仏式チューブは軸が細いので英式チューブが使われる車輪のリム穴には適さない

▲英式の「虫ゴム」状態では"概ね"-130kpaでの状態を示す」
という「構造上の問題がある」ことも忘れずに知っておきたい。
(●虫ゴムの英式バルブでは測定値+130kpaで正確な値?)
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/127.html#id_b298cd95
※虫ゴムの種類や状態によっても差があるとすれば+130kpaという数値自体も怪しくなってくる。


▼英式・米式・仏式への空気の入れ方(画像解説)

www.geocities.jp/taka_laboratory/20050806-Air-pump-hand/20050808-Air-pump-hand.html
archive.fo/x0ITx
最も基本的なことなので、一番最初に覚えなければならない事柄。

●空気圧を知る意味

●「虫ゴム式の英式バルブは正確に空気圧を測定できません」
panaracer.co.jp/products/manual.html
空気の入れ過ぎや低圧使用はタイヤの破損やバーストの原因となりたいへん危険です。
空気圧のチェックは必ず走行前に行い、 タイヤ側面に刻印されている「標準空気圧」または「推奨内圧」に従ってください。
※米式または仏式バルブはそれぞれ専用ゲージで測定可能です。
虫ゴム式の英式バルブは正確に空気圧を測定できませんが、
当社エアチェックアダプターをご使用いただくと測定できるようになります。
◆詳しい解説は別ページへ:「英→米式[ACA-2](エアチェックアダプター)」
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/147.html




★「フックなしリムの最大対応空気圧は5bar≒500kpa」に制限

www.schwalbe.com/en/montage
What should be observed for the fitting on hookless rims?
の項目
A crotchet type rim has become standard these days.
This is a rim with rim flanges pointing inwards with their crotchet shaped ends.

Manual centering. Before inflating the tire to its full pressure,
make sure it is properly centered on the rim.
The tire will not slip automatically into the correct position during inflating,
as is the case with crotchet type rims.
If the tire is not evenly positioned on the rim, it can come off the rim easily.

Inflation pressure max. 4 bar. These rims are not suitable for high pressure.
In most cases you cannot max out the maximum inflation pressure of the tire on these rims.
According to the ETRTO standard the inflation pressure is limited to five bar.
We recommend that you allow for a greater safety margin and do not exceed four bar.
You should also consider that these rims are not really suitable for narrow tires or heavy riders.

translate.google.co.jp/
(翻訳文)
フックレスリムのフィッティングには何を注意すべきですか?

最近ではクロッチタイプのリムが標準になっています。
これは、クロッチ形の端で内側を向いたリムフランジを備えたリムです。

手動センタリング。タイヤを完全に膨らませる前に、
タイヤがリムの中心に正しく配置されていることを確認してください。
クロッチタイプのリムの場合のように、タイヤは膨張中に自動的に正しい位置に滑りません。
タイヤがリムに均等に配置されていないと、簡単にリムから外れることがあります。

最大膨張圧力 4バール。これらのリムは高圧には適していません。
ほとんどの場合、これらのリムでのタイヤの最大空気圧を最大にすることはできません。
ETRTO規格によると、インフレ圧力は5 barに制限されています。
安全マージンを大きくし、4 barを超えないようにすることをお勧めします。
また、これらのリムはナロータイヤやヘビーライダーには適していません。
【4barを超えないようにすることをお勧めします】とある。

●元々フックなしだったWO(ワイヤードオン)リム規格の詳細

ww.raleigh.jp/InfoFAQ/060701_wheel-adv.htm
「フックなし」→「小さいフックあり」→「更にはっきりとしたフックあり」と変遷を遂げているので、
「WO=フックなしとは言い切れない」難しさがある。

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●【ウエストウッドリム】は関係なさそうな気もするものの・・・一応掲載。
In addition, there are many rims on the market which are referred to as Westwood rims.
These are often used on Dutch bicycles for example.
These traditional rims do not have crotchets which hold the tire tight and centered.
Furthermore, Westwood rims are made of steel and have a very smooth surface.
These rims require special attention for fitting.

さらに、ウエストウッドリムと呼ばれるリムが市場に多数あります。
これらは、たとえばオランダの自転車でよく使用されます。
これらの従来のリムには、タイヤをしっかりと中央に保持するクロチェットがありません。
さらに、ウエストウッドのリムはスチール製で、表面は非常に滑らかです。
これらのリムは、取り付けに特別な注意が必要です。
●ウエストウッドリムについて(ウィキペディア)
en.wikipedia.org/wiki/Westwood_rim
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やはり既に書いているように、
(●高い空気圧で運用するデメリット)
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/91.html#id_bc6f7a17
「高圧運用でのデメリットが多い」ため、400kpa程度での運用を薦める。
「余程体重や荷物が重いという場合でもなければ」
「(適正空気圧範囲内での)下限に近い空気圧」で、
月1以上の頻度での空気圧充填するほうが結果的に諸々良い効果が期待できる。

そして、【リムとは関係なく】
●パナレーサーの殆どの空気入れは英式の充填圧上限が500kpaという制限もある。
panaracer.co.jp/lineup/tubepump.html
(虫ゴムのまま使う場合概ね-130kpaになるので500kpaまで充填しても380kpa)
「エアチェックアダプターで米式化した場合」、(荷物や体重が重いなどを除き)
当然タイヤ側面に記載されている空気圧を守ることを推奨。
もし標準空気圧ではなく、最大空気圧や空気圧範囲の指定があって上限が600kpaであっても、
念のためシングルウォールリムでは「450kpa」程度に抑えることを推奨します。

●JIS K6302ではWOリムでも800kpa可の謎【再調査掲載】

www.jisc.go.jp/app/jis/general/GnrJISSearch.html
www.jisc.go.jp/pdfb5/PDFView/ShowPDF/IAAAAP7l5l7iWae-KHa2
(10/17ページ)
タイヤのリム外れ強さ
タイヤの呼び
●幅 1 3/8(又は1.37)未満のもの【800kpa以上】

●幅 1 3/8(又は1.37)以上 幅 1 3/4(又は1.75)未満のもの【600kpa以上】

●幅 1 3/4(又は1.75)以上のもの【500kpa以上】

▼試験方法は
タイヤのリム外れ水圧試験
8.7.1 試験装置
 試験装置は、手押し水圧試験用ポンプ又はこれに相当するものに内径が3mm以上の耐圧ホース
又はパイプを導管に用い、チューブに連結できるようにした装置を用いる。
導管の長さは2m以内とする。
 試験用リムはJID D9421に規定するリムで、左右対称のものを用いる。
ただし、受渡当事者間の協定によってJID D9421の規定外のリムを使用することができる。

8.7.2 試験方法
 供試タイヤは8.7.1の適用リムに装着し、導管によって水圧試験用ポンプに連結し、
チューブ内の空気を抜いた後、徐々に圧力を加え、ビード部が正常な位置になるように調整し、
再び内圧を徐々に加える。
内圧は表1~3に規定する標準空気圧までは、徐々に加え、その後は毎分100±10kPaの割合で昇圧する。
ビード部の1か所が外れた時点の内圧を読み取り、リム外れ内圧とする。
指針の読みは針が安定したときを読み、測定単位は100kPaとする。
HE/WO問わず、1-3/8(または1.37未満)のタイヤ幅であれば
800kpaまでリム外れが起こらないことを規定しているため、
「使っても何ら問題がない」と考えてしまいがちかもしれないが、
【実際に走行していない】=【あくまで試験機材の中だけでの性能】
=【長期での”実使用環境下での”安定した性能を保証するための実験ではない】
と認識しておく必要がある。

そもそも一般車などで【標準が300kpa】のタイヤが多い印象で、
実際のところ500kpaを超えるような高圧にする必要があるのかどうか疑問。
高圧にすると、常用速度的に歩道も走行することが前提の生活自転車では、
タイヤのクッション性能を十分に活かせず不便に思えて仕方ない。



★「広く使われている親指テスト方法は非常に不正確です。」

www.schwalbe.com/en/luftdruck
How often should inflation pressure be checked?
の項目
The widespread thumbtest method is very inaccurate,
as all tires will feel identically hard from a pressure of approx.

The thumb test is completely insufficient for Marathon Plus tires due to the special puncture belt.

translate.google.co.jp/
(翻訳文)
広く使われている親指テスト方法は非常に不正確です。

特別なパンクベルトのため、マラソンプラスタイヤの親指のテストは完全に不十分です。
※マラソンプラスは「パンクしにくいタイヤ」と同類の「耐パンク系のタイヤ」
つまり、
【厚みのある耐パンク系のタイヤを"押して確認する"という方法には問題がある】ということになる。


●疑問「タイヤの反発力は一定なのだろうか」

数学的な思考をしなくてもすぐに確かめる方法としては
「物を手で押してみる」だけ。

与える力が小さい → 反発力も小さい
与える力が大きい → 反発力も大きい

つまり
力がない人 → 基本の与える力が小さい → 反発力が小さい
力がある人 → 基本の与える力が大きい → 反発力が大きい

例えば「ネジをしっかり締めてください」とあっても、
力がない人では「しっかり締めているのに緩い状態」
力がある人では「軽く締めたつもりでも締めすぎて破損」
ということが普通にあると考えると、
「小ネジでも出来る限りトルクレンチを使ってください」という案内が適切となることから、
空気圧管理に於いても同様に、
「一定の力量をタイヤに与えることができるとは限らないため」
自分自身の「勘」が心配であれば、空気圧計を用いて管理することが適切となる。

※硬度計があれば反発力も確かめることができる?と一瞬気になったが、
「ゴム表面の硬さ」を調べることは出来ても、
タイヤ(チューブ)内圧の計測は出来るとは思えない。


▲各種メーカーの「接地面での空気圧管理」から見える問題点

業界全体で「ユーザーにとって無駄なパンク」を減らすために、
適正なメンテナンス方法を身につけさせることが重要と考えていれば、
既存の「英式バルブ(虫ゴム)」の「構造的な欠陥」は到底看過できないはずだが、
残念ながら取説を見る限りでは、
「現状の空気圧管理方法で何ら問題ない」という意識が如実に反映されていて、
長年放置し続けてしまっていることは「根の深い問題」と言える。

具体的には「タイヤに表記されている空気圧の範囲」とあっても、
異口同音に「自転車に乗車した状態での接地面の長さで空気圧を判断」という内容。

当然「英式バルブ(虫ゴム)では"空気圧計の表示+約130kpaを目安"に充填してください」など
一切書いていない。

自転車店では「触診」が主流なので、ある意味「メーカー指示を無視している」ことになるが、
果たしてメーカー指示通りに毎回「接地面の長さで判断している」という店は存在しているのだろうか。

一方、もし「米式バルブが標準」で、
「クリップ部分を外せば使えるような安物の空気入れも紹介していれば」、
「米式専用の空気圧計」も紹介しておくことで、店での販促にも繋げやすくなるはず。
(または一体型として「空気圧計付のポンプ」を推奨)

※幼児車の場合は幼少教育だけでなく、「親の知識も増やせる効果」が期待できる。

源流は基礎交通教育として、上流に居るメーカー(輸入代理店)でさえ、このような有様であれば、
下流に位置する販売店やユーザーの知識不足を解消できるはずもない。
悪循環になっている誤解の流れを断ち切るには何処かで堰き止める必要がある。

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更に言えば、「虫ゴムは定期的に交換してください」すら書いていない・・・。
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「ユーザーにとって無駄なパンク」を減らすために、
適正空気圧を安定的に「維持すること」を阻害しているとは考えていないようだ。

●店側の情報では虫ゴムに触れていることは珍しくない

motosumiyoshi.seocycle.biz/2018/08/23/
虫ゴムは半年に一度チェック!
元々の虫ゴムが安物であれば3か月もたない例もあるようなので、
個人的には,やはりエアチェックアダプター(ACA-2)の即交換/追加をオススメ。

●メーカーサイトで虫ゴムに触れているのはアラヤ(ラレー)が唯一?

www.raleigh.jp/column_valve.html
いわゆる虫ゴムというものを定期的に交換しなければなりません

その虫ゴムの寿命がその他のバルブに比べて短い、また構造上どうしてもエアが漏れやすい
元記事は2006年で最終更新は2015年で古いこともあり、エアチェックアダプターや
シュワルベ英式バルブコア、ネジ溝のある米シュワルベ米式チューブも書いていないので
さすがに情報追加してもらいたいところ・・・。
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▼各メーカー取扱説明書にあるタイヤ空気圧管理の方法

●IRC

ircbike.jp/support/caution/
[1]タイヤの空気圧は、タイヤに表示された標準空気圧に充填してください。
※仏式および米式バルブを使用しているタイヤは、タイヤゲージで測定してください。
※英式バルブを使用しているタイヤはタイヤゲージで空気圧を測定できませんので、
乗車したときの地面の長さで判断してください。接地面の長さは9~10㎝が適当です。

ircbike.jp/support/download/
BICYCLE TIRE CATALOG 2020【22.7MB】
(22ページ)
正しい空気圧がタイヤトラブルを防ぎます
空気圧はタイヤに表示されてい標準空気圧に従ってください。
空気圧を測定できない英式バルブ、および数値が低く表示されるタイヤゲージ付きポンプを使用する場合は、
標準空気圧の目安として、自転車に乗ったときのタイヤ接地面が9~10㎝になるように空気を充填してください。
タイヤの空気は徐々に抜けるため2週間に1度、最低でも月に1度は空気を入れましょう。
空気圧の適切な管理はタイヤトラブルの防止・回避だけでなく、軽快な走行感やタイヤを長持ちさせるのにも有効です

●BS

www.bscycle.co.jp/support/pdf/index.php?step=5&category_id=1&products_id=3&year_id=2020&shashu_id=49
※2020モデル AR65LT(アルベルトロイヤル)の取説を参照
(28ページ)
注意: 空気圧が少ないと、タイヤの接地面積が広くなって走行抵抗が増し、ペダリングが重くなります。
また、タイヤの摩耗やパンク、リムの変形の原因になります。
必ずタイヤ側面に表示している空気圧の範囲内で使用してください。
[タイヤ空気圧表示例と換算値](1KPa=0.01kgf/cm 2 =0.145PSI)
一般のシティ車は3kgf/cm 2 (3気圧)が適正空気圧です。
↓と書いているにも関わらず
◆ 英式バルブ用タイヤ空気圧ゲージはありませんので、次の乗車して行う簡易測定をしてください。
空気圧の簡易判定のしかた
自転車に乗車した状態での接地面の長さで空気圧を判定してください。(9~10cm)
シュワルベの英式バルブコアを使用する限りでは専用の空気圧ゲージが存在するがBSでは使っていないので掲載せず、
米式化するエアチェックアダプターもパナレーサー製品なので紹介しないとして、
最低限、スーパーバルブ(底ゴム型、MPプランジャー)は
(他社製造品であっても)BS扱いのある製品なので標準搭載してもらいたい。
www.amazon.co.jp/dp/B00VWE712S
「品番:VS-5、P3281、A710005」
※「スーパーバルブ」という分類では「底閉じ型」もあるので混同に注意。

●パナソニック

cycle.panasonic.com/manual/
ビビ・EX [BE-ELE436](2019年10月 発売)の取説を参照
(36、37ページ)
タイヤの適正な空気圧
自転車に乗った状態での適正な接地部の長さは、右図のとおりです。
(約10cm)
●圧力計の付いたポンプで空気を入れる場合は、(300 ~ 400)kPa {(3.0 ~ 4.0)kgf/cm 2 }の
数値内になるように入れてください。
圧力計の無いポンプで空気を入れる場合は先述の接地部の長さを参考にしてください。
● タイヤの空気圧は 300kPa {3.0 kgf/cm 2 }未満では使用しないでください。
タイヤのひび割れ、偏摩耗やパンクの原因になります。
● 上記の空気圧は体重 65 kg 程度の方が乗車された場合の適正な空気圧です。
お子様を乗せて走行する場合は、
通常より高い空気圧(400 ~ 450)kPa {(4.0 ~ 4.5)kgf/cm 2 }にて使用してください。
そして、子供乗せ仕様での接地部の長さは書いていない。

もしメーカー指示どおりに圧力計の付いたポンプで300~400kPaまで入れると・・・、
「虫ゴム」の場合、約-130kpaになってしまうようなので、
▲300kpaまで充填 → 実際には「約170kpaしか充填されていない」
▲400kpaまで充填 → 実際には「約270kpaしか充填されていない」
という状態に陥る。

これでは「タイヤの空気圧は300kPa未満では使用しないでください」が守れない。

なので、英式(虫ゴム)で300~400kPaの範囲内に収めるということは、
■300kpaまで充填したいのであれば「430kpa」
■400kpaまで充填したいのであれば「530kpa」
を空気圧計が示すように充填する必要がある。

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SW [BE-ELSW01] (2018年10月 発売)の取説を参照
(35ページ)
タイヤの適正な空気圧
自転車に乗った状態で接地部の長さが、約 6 cm ~ 8 cm程度が、適正です。

タイヤ側面に刻印されている標準空気圧は 280 kPa {2.8 kgf/cm 2 }です。
圧力計の付いたポンプで空気を入れる場合は、数値内になるように入れてください。
圧力計の無いポンプで空気を入れる場合は上記イラストの接地部の長さを参考にしてください。

上記の空気圧は体重 65kg程度の方が乗車された場合の適正な空気圧です。
タイヤの空気圧は標準空気圧未満では使用しないでください。タイヤのひび割れ、偏摩耗やパンクの原因になります。

もしメーカー指示どおりに圧力計の付いたポンプで280kPaまで入れると・・・、
「虫ゴム」の場合、約-130kpaになってしまうようなので、
▲280kpaまで充填 → 実際には「約150kpaしか充填されていない」
という状態に陥る。

これでは「標準空気圧未満では使用しないでください」が守れない。

なので、英式(虫ゴム)で280kPaの範囲内に収めるということは、
■空気圧計が「410kpa」を示すように充填する必要がある。

(50ページ)
この自転車は、幼児 2 人同乗用自転車ではありません。幼児 1人だけを乗せることができます。
● くるピタ装着車のため、ハンドル取付タイプのチャイルドシートは取り付けられません。
そして、こちらでも子供乗せ仕様でのタイヤ接地部の長さは書いていない。

●ヤマハ

www2.yamaha-motor.co.jp/Manual/Pas/
※PAS With(2020) 2019年11月発売 [PA26W]の取説を参照
(51ページ)
6 前後タイヤの点検
 ・タイヤの空気圧を点検し、不適正な場合は空気圧を調整してください。
空気圧は、PASに乗車(体重60kgの方)した状態での接地面の長さで簡易に判定することができます。
適正空気圧
PA26W・PA26WDX
前輪:450kPa(4.5kgf/cm2,4.5bar)
後輪:450kPa(4.5kgf/cm2,4.5bar)
PA24W・PA24WDX
前輪:460kPa(4.6kgf/cm2,4.6bar)
後輪:460kPa(4.6kgf/cm2,4.6bar)
設置面の長さ(L)
前輪:80~110mm
後輪:80~110mm
(69ページ)
保管するときは
 ・タイヤの傷みを防ぐために、空気を適正空気圧まで入れてください。
適正空気圧
PA26W・PA26WDX
前輪:450kPa(4.5kgf/cm2,4.5bar)
後輪:450kPa(4.5kgf/cm2,4.5bar)
PA24W・PA24WDX
前輪:460kPa(4.6kgf/cm2,4.6bar)
後輪:460kPa(4.6kgf/cm2,4.6bar)
約27kgもの重さがある電動アシストでさえ「接地面の長さ」での判定という。
エアチェックアダプター(ACA-2)で英式→米式への簡易変換で「適正空気圧」が出来れば、
空気圧[不足/過剰]パンクは無くなるので、
「ユーザーとしては」約600円の出費があっても確実に得。
万が一エアチェックアダプターが相性問題で無理だったとしても、
費用を抑えつつ英式を継続したいならMPプランジャーやシュワルベ英式バルブコア。
一気に米式チューブへ移行するのもありだが、
基本は「タイヤ摩耗時に米式チューブへの移行」が薦めやすい選択。
※タイヤは「IRCの足楽」、米式チューブは「シュワルベ」、
ついでに交換推奨のリムテープは「ゼファールのコットンリムテープ」をオススメ。

●ピープル株式会社(いきなり自転車・ケッターサイクルなど)

www.people-cycle.jp/support/
www.people-cycle.jp/wp-content/themes/people/assets/pdf/common_cycle_manual.pdf
6ページ
●タイヤの側面に表記されている空気圧の範囲でご使用ください。
表示例─(○○○KPa、○○kgf/cm2、○○PSI)
(注)換算率─1KPa=0.01kgf/cm2=0.145PSI

【空気圧の簡易測定のしかた】
自転車に乗車した状態での接地面の長さで空気圧を判断します。
地面との接地面の長さが約7~8cmになるように空気を入れて下さい。

[注!意]空気圧が適切でないと、タイヤの接地面積が広くなって
走行抵抗が増し、ペダルをこぐのが重たくなります。
また、タイヤの摩耗やパンク、リムの変形の原因になります。
必ず適切な空気圧を保って乗車して下さい。

●株式会社オオトモ
www.e-otomo.co.jp/pdf/kumitatesetumeisyo.pdf#page=6
(6ページ)
タイヤの空気圧について
タイヤの空気圧が少ないと、接地面積が広くなって抵抗が大きくなるほか、
パンクやタイヤ・リムの損傷の原因になります。
タイヤに表示されている空気圧の範囲でご使用ください。
表示例・・[○○○kPa、○○kgf/cm2、○○PSI]
(注)換算率…1kPa=0.01kgf/cm2=0.145PSI
タイヤゲージがない場合は自転車に乗車した接地長で判断してください。
接地面9~10cm程度が適当です。

●無印良品(2012年?)
www.muji.net/catalog/pdf/manual/121116_bicycle01.pdf
(8ページ)
タイヤの空気圧は十分ですか?
●一般的なシティ車の場合、自転車に乗ったとき地面との接地面の長さが
9~10cmくらいになるのが標準です。
空気圧が低すぎるとタイヤの損傷が早くパンクの原因となります。
又、接地面が広くなって走行抵抗が大きくなります。

(25ページ)
英米仏への空気の入れ方の解説もあるが米式はネジ式での空気入れ方法紹介のみ。
空気圧
★タイヤの空気圧が少ないと、接地面が広くなって走行抵抗が大きくなるほか
パンクやタイヤのひび割れ、タイヤ、リム損傷の原因になります。
タイヤに表示している空気圧の範囲内でご使用下さい。
表示例・・・<○○○kPa、○○kgf/cm2、○○PSI>
(注)換算率…1kPa=0.01kgf/cm2=0.145PSI
★仏式バルブ及び米式バルブは、専用のタイヤゲージで空気圧を測定することができます。
販売店にご相談ください。
★タイヤゲージがない場合は、自転車に乗車したときの、タイヤの接地面長さで判断してください。
※シュワルベの英式バルブコアと専用空気圧計は未想定。
※MPプランジャーや空気圧計付ポンプについても書かれていない。

<空気圧の簡易測定のしかた>
自転車に乗車した状態での接地面の長さで空気圧を判定してください。
一般的なシティ車の場合接地面の長さが9~10cmくらいが適当です。
※タイヤに空気を入れすぎる事によりバースト(ハレツ)する事がありますので
充分にご注意ください。

<タイヤ空気圧表示例と換算値>
1kPa=0.01kgf/cm2=0.145PSI
300kPa=3kgf/cm2=43.5PSI
450kPa=4.5kgf/cm2=65PSI














●空気入れすぎパンクから見る認識変化への突破口とは

cs-shinwa.sblo.jp/article/187424656.html
(何処かの店では起きているであろうという仮定を基に対策)

自分自身で米式化して計測しているデータを考慮しても
気温上昇の影響が全くないとは言わないまでも、
こうしたパンクはやはり「元々の適正基準を把握していない」、
もしくは(教えてもらっていたとしても)
「握力感覚次第ではその適正範囲内の再現性に欠ける故に起こる不具合」と考える。
(もちろん、プロではなくても1回聞いただけで以降は毎回適正範囲内に収める人達もいることは否定しない)

「相手の様子を確認し判断した上で」、
「米式化」や「MPプランジャーやシュワルベ英式バルブコア」と
「空気圧計付のポンプ」の購入を薦めることを躊躇せざるを得ない場合は、
店舗での対策としては、やはりその特性を活かして
(300kpa基準で、夏場は自然減少が多いので終盤は少々普段の使い勝手が劣るのを我慢する場合)
「とにかく毎月1回"来店での"空気充填を促す」というのが最適解に思える。

と思うものの・・・、現実には「順番待ちを理解できない人」
「店員が無料で空気充填するのが当然の義務のように"横柄な態度で命令する"傍若無人な輩」
まで混ざってくることを考えると、なかなか難しい側面があるのかもしれない。

●「改善のための販促」をすれば「押し売りのように思われてしまうリスク」
●「安易に来店を促せば一部の迷惑客?によって業務に支障を来す恐れもある」
とすれば、
「面倒ごとに巻き込まれても困るので、やっぱり何も言わないほうが良い」
という結論に達する店が多いであろうというのも頷ける。

他にも、
●「通販や他店購入なのに完全に言いがかりで」
または「購入時に教えてもらったのに単に忘れていて」
「なんで教えてくれなかったんだ」という理不尽なクレームも考えられるので、
場合によっては、
実のところ「最初から打てる手の全てが詰んでいた」ということになっているのかもしれない。

そう考えると、
「自転車を快適な状態に維持するためには時間やお金が必要になる」

「店舗を互いに上手く活用してもらうための基礎的なガイドライン」

「どこでどうやって習得してもらうのか」が鍵になるとして、
それをどうすれば受け入れられやすく、分かりやすく理解してもらい行動を是正し誘導できるのか
「土壌作りのための道具」としての「適材適所での接客方法の模索と、そのスキルの向上」を
「一見簡単そうに見えて難解なパズル」を解かされているように、
場当たり的なマニュアルではなくて感性から図れなければ、
現状の大衆の非常識な常識という"山脈"を打破するのは難しそう。










●高い空気圧で運用するデメリット

※タイヤが「高圧に対応」しているかどうかが前提
 よくある「標準3気圧」に6気圧以上充填して大丈夫なわけがない。
 もし対応できるのであれば、最初から「標準5気圧(500kpa)」や、
 「最大6.5気圧(650kpa)」のようにタイヤに表示されているはずなので、
 基準を無視し無闇に多くすればいいというものでもない。

【1】(過剰な場合)「ひび割れ」を促進
典型的な例として「英式バルブ(虫ゴム)なのに"素人感覚で"充填する」というケース。
"適正な"基準が存在しないので、無闇やたらに充填し、
結果としてタイヤのひびわれを促進させているにも関わらず、
その異常な使い方を棚上げにして、なぜかタイヤを低評価という意味不明なケースも横行している印象が強い。
※基本的に「英式であれば米式バルブに変更し」きちんと「空気圧計の数値を見て」判断すること。

■簡易変換であれば「エアチェックアダプター」、根本的には「米式チューブ」への交換という意味
▲【要注意】英→米に「口金だけ変換」で「虫ゴムはそのまま」
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/128.html#id_92a1b41a

【2】乗り心地が悪くなる
「フワフワ」としたエアクッション効果よりも、
「カチカチ」を選ぶということで、走行性は得られる反面、
快適性は劣る。

【3】道の小さな段差でも跳ねやすくなる
「カチカチ」で走行速度も上がっていると尚更、
歩道の段差だけでなく、道にある小さな凹みのような場所でも
跳ね上がりやすくなってしまう。

【4】チューブ内の空気が早く減りやすい
クロスバイク並に空気圧が高い(約6気圧を想定)自転車は
(真夏に限らず)毎月1回の空気入れでは充填頻度が足りない。
(基本的には毎週必ず1回充填。最低でも2週間おきが必須)
「ローメンテ」で済ませることが前提であれば、高圧での運用はお薦めできない。

【5】リムテープが劣化しやすくなる
リムテープ自体の「質」にも気を付ける必要がある。
●シングルウォールのリムであればニップル
●ダブルウォールのリムであればスポーク穴
それぞれに押し当てられる力量自体が増し早期劣化を促進するので
ゴムや柔らかい材質の場合ではパンクを誘発する危険性が高くなる。

一方で、溝幅に合致したリムテープ(リムフラップ)の適正幅をつけなければ
今度はその硬いリムテープ(リムフラップ)がパンク原因になる。

◆「滑りやすくなる」については
「濡れている鉄の蓋」「落ち葉」「乾燥した路面上の砂」など
タイヤの多少の太さや空気圧に関係なく「滑るのが当たり前」として
「危険な障害物」として注意深く走行する必要があるため
空気圧に関係ありそうで、さほど関係ないと思われる。

反対に

●低い空気圧で運用するデメリット

【1’】(過小量の場合)「ひび割れ」を促進
これも適正範囲内(例:標準300kpa前提で250kpa程度)であれば
[気付いてすぐに補充するのであれば]問題ないが
適正な空気圧未満=過剰な空気圧不足であれば
「タイヤが地面に押し付けられて」ひび割れが起こる。

※(300kpa基準で)100kpa以下のような状態は【パンクする可能性大】
【(スネークバイト型)パンクしやすい危険な状態】

【2’】走行性が劣る
(例:300kpa基準で250kpa程度であれば)「フワフワ」としたエアクッションはあるが、
「カチカチ」ではないので軽快感は劣る。

上記【3】~【5】のようなデメリットは低圧運用では考えにくい。

◆リムテープのズレに関して
【1’】のように「空気圧が過小量の場合」起こりやすいとはいえるが、
適正範囲の使用であれば通常は問題は起こりにくい。
(高圧・低圧関係なく、予測運転を怠る危険運転の特徴でもある【急ブレーキを多用する】などの原因は考えられる)


●IRCの解説図から見える問題

tobesaikuru.livedoor.blog/archives/5629120.html
英式について書いているくらいなので恐らく一般車向けと思われる
「本来は参考すべきではない解説図」から見える問題点。

接地面9~10㎝
日常的にユーザーに対する空気圧管理案内の解説だと仮定し、
(単身者は想定しないというのはありえないとして)
「店員など誰かに見てもらうことが前提」以外の方法として、
自分が乗った状態でどうやって見て測るのだろう・・・。
地面に物差しを置いて、更に状態確認するために大きめの鏡まで用意?

ここまでするくらいなら、まずはエアチェックアダプターで米式化して
「空気圧計付のポンプまたは単品の空気圧計」を買って使うか、
「米式への空気入れもあるまともな自転車店」に2週間に1回~毎月1回依頼が確実。

それに、IRCの一般車向けでも「海外製の安めタイヤ」から
いわゆる「パンクしにくいタイヤ」に属する「シティポップス 耐パンク(CITY POPS))」もあるわけで、
タイヤのゴムの厚さや硬さが異なるタイヤもあると思われるが、
その場合でも9~10cmなんていう曖昧な基準で十分なのだろうか。

そう考えると、やはり面倒な方法でしか測りにくい方法そのものに問題があると言わざるを得ない。
そして、このことに何の疑問も持たなくなった時点で
「業界の自己都合だけが最優先の悪しき慣習の言いなり」に思えて仕方ない。

むしろ、その「本来は参考すべきではない解説図」で注目すべき箇所は
「空気圧を測定できない英式バルブ」であるべき。
シュワルベの英式バルブコア、MPプランジャー等であれば測定できなくもないのと、
「虫ゴム」の場合はポンプの空気圧計の示す数値に"概ね+130kpaを参考"という話もあるが、
分かりやすい空気圧測定は不可能。

「自分にはプロ感覚があるのでIRCの図の方法で何ら問題がない」という意味だとしても、
それを素人ユーザーに薦めること自体が誤りであり「業界特有の怠慢や驕り」に見えてしまう。

既存の分かりにくい方法で「何ら問題はない」と信じ切っている人達には、
何を言っても聞く耳を持たないと思われるので自由にしてもらえれば構わないが、
既存の曖昧な空気圧測定方法に不信感を持っている方々には
「分かりにくい空気圧管理方法を鵜呑みにしないように」警告する。


●参考:[自動車]空気圧の把握をしていないと損する

trafficnews.jp/post/86057
マイカーの「指定空気圧を知らない」という人は36%を占め、
推奨されている毎月1回の空気圧チェックを行っている人は、14%に満たなかったとのこと。

過去の総点検台数のうち乗用車全体の28.8%、およそ3台に1台が、
空気圧不足のまま走行していると分析しています。
「自転車をイメージするとわかりやすいですが、
空気圧が充分でないとタイヤがたわみ、走るのが重く感じるでしょう。
クルマもそれと同じで、空気圧不足は燃費を悪化させ、重大事故を引き起こす要因になります」

タイヤの空気圧が適正値より50kPa(キロパスカル。空気圧表示に用いられる国際単位)低いと、
燃費の悪化により、通常より4円から7円ほど高いガソリン(1Lあたり150円で計算した場合)を
使用しているのと同等の燃料代になるとのこと。

また操縦安定性も低下するほか、タイヤの損傷や劣化にもつながりやすく、
危険な事故を引き起こしかねないといいます。
自転車の場合は速度を出しにくくなるので危険な事故の割合はむしろ下がりそうだが、
タイヤの損傷からチューブの劣化には直結する。

近年は、タイヤを横から見た際のゴムの厚みが小さい偏平タイヤが増えており、
目視ではタイヤのたわみが判別しにくくなっているそうです。
「空気が入っている限り、たとえ乗っていなくても、
時間が経てば抜けてくることは避けられません。
月1回はエアゲージを用いて空気圧をチェックすべきです」とJATMAは話します。

前半部分を少し変えるだけで自転車にも該当する内容になる。
近年は、量販店系での「パンクしにくいタイヤ」や、
子供乗せの電動アシストでは「頑丈で太めの幅のタイヤ」が珍しくなく、
側面を握っただけではタイヤのたわみが判別しにくくなっています。
「空気が入っている限り、たとえ乗っていなくても、
時間が経てば抜けてくることは避けられません。
エアチェックアダプターなどを用いて米式化して
月1回はエアゲージを用いて空気圧をチェックすべきです」
エアチェックアダプターの場合でも
稀に元々の英式バルブや空気入れ口金部分との相性問題もあるようなので、
なるべくチューブ交換のタイミングで米式チューブに交換することを薦めます。
(リムナットや軸径から互換性で有利という点からシュワルベを推奨)


●自転車店でのエアチェックアダプターの紹介

hiasacycle.blog.shinobi.jp/自転車/空気、ほんとに入ってますか?
さて、皆さんこの300kpaという数字をどのようにして測っていますか?
色々お話を聞いてみた結果ほとんどの方が次のように仰いました。
①「指でつまんで硬かったらOK」
②「20回空気注ぎを押す」
③「え、なんとなく・・・」
とまあ割といい加減です。
特に半分以上の方が①の回答なのですが、握力なんて人によって違いますし、
タイヤも銘柄や新旧で大分触り心地が異なるのにどの程度から硬いということになるのか?
しかしながら、販売・修理に携わっているはずの自転車店業界としても、
思えばこんな感覚でまかり通っていたように思います。
少し踏み込んだ内容。
未だに大抵の店のブログでは「側面を触って確認すればOK」と
半ば常識のように案内していることが本当に情けない。

力や体調の差も完全に無視して不慣れな一般素人に分かるわけがないし、
もし教えてもらったとしてもその感覚を1回で覚えられるとも思えない。

(余程不器用な人でもない限り)数値計で測るなら、空気圧の状態が明確に理解できるのに
「本当は適正空気圧を把握してもらっては困る」のだろうか、その方向に誘導しない。

▲虫ゴムという欠陥
虫ゴム(写真右の黒いゴム部分)によってチューブから空気が出ていかないようになっているのですが、
このゴムが押さえつける力を超えて空気を入れないといけないため、
どうしてもポンプの押しごたえが固くなってしまうのです。
また、どの程度の力がゴムにあるのかはかなり個体差があり、
せっかく圧力計付きの空気入れを使ってもタイヤ自体にはどれくらい入っているのかは
良く分からないというなんとも珍妙な事態となってしまいます。

「空気を入れるときに力が必要」→「めんどくさい」→「ほっときゃいいや」→「空気圧不足でリム打ちパンク」

「どこまで入れればいいのか分からない」→「テキトーでいいや」
 →「過剰充填でチューブ破裂」or「過小充填で結局リム打ちパンク」

●エアチェックアダプター
全体的に素晴らしい記事とはいえ惜しい点。
これは英式バルブを米式バルブ(自動車等のバルブ)に変換するもので、
圧力の管理という観点からも非常に素晴らしい物なのですが、若干高価なのが難点です。
www.rinei-web.jp/product_detail?cid=95&pid=2696
URL先は300kpa基準を簡易的に色判別できるキャップ付きの
「ACA-2-G」なので1000円以上するのであって
「習慣化が身についていない人には分かりやすい」としても・・・、

「手帳やカレンダー等に予定として記入して習慣化できるなら」
www.rinei-web.jp/product_detail/?cid=95&pid=2725
「ACA-2」であればリンエイでは600円+税
www.yodobashi.com/product/100000001001586320/
送料無料のヨドで税込約650円なのでそれほど高いというほどでもない。

貯金を崩すというほどでもなく、食費の一部を若干削るくらいで大抵の人は普通に買えるはず。
あとは
「読んでも"意味が分からない・めんどくさい"なら、店に毎月訪問して(有料でも)空気充填する方法もありますよ」
という案内があれば完璧だったというか、
(余程他の常連客の作業で手一杯でない限り)「来店を促さないのは商機も逃しているだけ」なので勿体ない。
何のためにCMを打ってまで来店キャンペーンを行っている業種があるのか分かっていれば
絶対に軽視できないはず。


●スポーツ自転車の場合2週間どころか毎日必要な場合もある

参考:morimotty.com/latex-tube/
「SOYO」のラテックスは、一日で3気圧以上の空気が抜けます。

ノーマルチューブでも7気圧や8気圧以上が基本のスポーツ自転車は
毎週どころか「(ぎりぎりでパンクするかどうかという低い基準ではなく妥当な性能を引き出せる意味では)
使用状況に関わらず「毎日1回」でも少なすぎることはない。

5気圧くらいが標準のノーマルチューブであれば2週間に1回くらいが目安だろうか。

スーパーチューブ3気圧標準で1ヶ月を少し超えるくらいでもいいかもしれないが・・・
中途半端な日数を設定するより「毎月1回」が分かりやすいし
習慣づけしやすいのでは。

極厚チューブであればノーマルチューブより空気が減りにくいとはいえ、
その重さからMTBダウンヒルのような特殊なケースを除いて
(一般車用にはストロングチューブがあっても)わざわざ交換してまで使うような人は少ないといえるが、
それでも「2か月」ではリム打ちパンクの危険性も高まるので遅い気がする。

●「空気入れの故障」も考慮しておきたいところだが、
実際のところ「不器用は人は特に」買い替える必要すらなく
「信頼のできる店に定期的に訪れる」ことが間違いのない選択でオススメ。

「無料ポンプを勝手に使う」のではなく、毎月時間予約してでも
他の気になる不具合の相談等で情報提供しておくと、今後のトラブルも防げ
大事になる前に処置できるので結果的に費用が安く済んでお得。
(店としても事前に諸々把握しておくことができれば修理時に助かるはず)

英式+エアチェックアダプターで米式に変換済み、または米式チューブに交換済であれば、
「ガソリンスタンドの空気入れを使う」という便利な方法もある。

(よくある「クリップが外せる」ホームセンターでも買えるような約1500円の空気入れと、
「約800円くらいから買えるGIYOの空気圧計」でも可)

繰り返しになるが、米式済であれば、英式(虫ゴム)で空気圧量の判断を誤って起こるパンクは防げる。



●空気圧は低すぎでも高すぎでも良くない

star.ap.teacup.com/flatout/1328.html
英式バルブ(虫ゴム式)ではタイヤの厚みや握力の違いによって正確は判断ができない。
米式か仏式であればポンプの計測機器や単独の空気圧計でも数値を目でしっかりと確認できる。

▼正確な空気圧管理の必要性

個人個人で握力が異なるのも当然として、
低圧で使用すれば「段差などでリム撃ちパンク」、
高圧で使用すれば「ひび割れやすくなりタイヤ寿命そのものを短くする」。
(ひび割れについては直射日光を当てるような保管状態を避けることも重要)
低すぎず、高すぎない丁度いい空気圧を、どんなタイヤ銘柄にも左右されず直感で判断するのは困難。
「交換しやすさを優先」または「修理を増やしたい」という思惑があれば
正確な空気圧管理なんて必要ないという考え方になる。
虫ゴムならゴミが詰まっても取り除きやすいということではなく、
そもそも「バルブキャップは塵や埃などが入らないように取り付けるもの」であり、不要な飾りではない。

●虫ゴムの英式バルブでは測定値+130kpaで正確な値?

daibutucycle.jimdo.com/2015/08/06/パンクの予防/
日本の自転車の多く(シティ車やいわゆるママチャリ)は英式バルブ(虫ゴムと言えば聞き覚えがあるかと)が大半になります。
これが曲者でゲージ付きの空気入れでも適正な数値が出ないのです。
タイヤメーカーのパナレーサーも適正な数値を出す為に米式バルブに交換してください!という名目で米式変換バルブを販売
先日受講してきた車いす安全整備士の講習の中でも似たようなことが書かれてました。
(検証画像)(なぜ一般的なkpa(キロパスカル)ではなく、わざわざメガパスカル表記なのか・・・)
きちんと数値まで出した興味深い実験データです。
このデータから、表示の数値より概ねプラス130KPa程入れた方が良いということが解ります。
これで大方の目安は大体見当は付くのですが、自転車整備士のマニュアルによることころでは
負荷時にタイヤの沈みこみ率が15%とか乗車時にタイヤ接地長が10cm等が書かれてます。
しかし、数値が分かったところで
「空気入れ時のポンピングが重い」(これはスーパーバルブでも解消される)
「虫ゴムの劣化速度」(スーパーバルブにすれば必ず劣化しにくいということでもない)
「イタヅラで外されやすい」(スーパーバルブでも同じ)
といったデメリットはあるので
自転車=英式バルブしか知らないないような自転車屋(のような店)でも作業を受け付けてくれるといった
「数少ないメリットをどうしても優先しなければならない」理由でも無ければ
英式バルブ自体を薦めない。
(追記11.27)
計測は「特殊な装置」を用いて計測と画像にあるが、
市販品では(シュワルベ専用の英式バルブコア以外の)英式バルブの測定器が存在しない以上、
ポンプでの数値をアテにするのはどうなんだろうと。

●接地面の長さで空気圧を見る?

「タイヤの空気圧が適正(標準)だと3つのいいことがあります」
「定期的に空気圧のチェックをしてトラブルの予防!」
www.bscycle.co.jp/cycletire/
とあっても「英式(虫ゴム)」なので曖昧な判断しかできない。

●BSの総合的な自転車の取扱い説明書
www.bscycle.co.jp/support/pdf/index.php?step=5&func=dl&category_id=1&products_id=1&year_id=2016&shashu_id=1&pdf_id=562
注意: 空気圧が少ないと、タイヤの接地面積が広くなって走行抵抗が増し、ペダリングが重くなります。
また、タイヤの摩耗やパンク、リムの変形の原因になります。
必ずタイヤ側面に表示している空気圧の範囲内で使用してください。
[タイヤ空気圧表示例と換算値](1KPa=0.01kgf/cm 2 =0.145PSI)
一般のシティ車は3kgf/cm 2 (3気圧)が適正空気圧です。
↓と書いているにも関わらず
◆ 英式バルブ用タイヤ空気圧ゲージはありませんので、次の乗車して行う簡易測定をしてください。
空気圧の簡易判定のしかた
自転車に乗車した状態での接地面の長さで空気圧を判定してください。(9~10cm)
シュワルベの英式バルブコアを使用する限りでは専用の空気圧ゲージが存在するが
BSでは使っていないので掲載せず、米式化するエアチェックアダプターもパナレーサー製品なので紹介しないとして、
最低限、スーパーバルブ(底ゴム型、MPプランジャー)はBSでも扱いのある製品なので
英式であれば全車に標準装備した上で、
大抵の米式ポンプでも使えるように口金部分を伸ばした専用の米式口金も付属品として付ければいいと思うが
修理の種を潰されると困るのだろう。


●空気圧不足がパンク原因の約6割

www.cy-factory.com/work/pank.html
(札幌の自転車店の2008~2009シーズンの実績)
「パンクかな?と思ったら」のフローチャートも分かりやすい。
panaracer.co.jp/products/faq.html#tab01_02_01
パンクの原因の約6割がこのリム打ちパンクと推定されています。
空気圧が低いと発生しやすく、タイヤの推奨内圧を守って正しく空気圧管理をすれば発生率を抑えることができます。

▼空気入れの頻度

様々な条件により異なるため、厳密に「○日」と一概には言えないが・・・
 ・保管状態(屋内・屋外)・・・屋外のほうが不利
 ・体重や車重や荷物の重さ・・・重いほうが抜けやすい
 ・走行距離・・・・・・・・・・長時間タイヤに圧がかかる時間
 ・路面状態・・・・・・・・・・歩道走行がメインであれば段差でのショックがある
 ・チューブの劣化具合・・・・・3年以上使っているようであれば基本的には交換したほうが良い。
一般車(ママチャリ等)の場合、3~4気圧くらいであれば、正常な状態であれば2週間~1ヶ月は保持すると見ていいだろう。
(スポーツ系自転車で7気圧や8気圧等が適正空気圧の場合はチューブの質にもよるが2,3日に1回くらいを見るのが当たり前)
9の付く日キャンペーンでは10日おきに空気を入れるように促しているが、
「屋外保管、荷物が多く体重も重い、1日10km以上乗る、歩道もよく使う、チューブも古い」という
条件でまともに空気圧を測らせる気がない英式バルブに素人感覚で
これぐらいで大丈夫であろうという「空気を入れたつもりで空気圧不足」であれば
10日おきというのも頷ける。
高齢者では非力のため仕方ないところもあるので、
尚更軽く入れられるエアチェックアダプターや米式チューブに交換して適正空気圧を見たほうがいい。
一般車で1週間以内に抜け切るようであれば(スロー)パンク状態の可能性が高いので
銘柄不明の英式チューブであればパナかシュワルベの米式チューブへの交換を薦める。
単純にパンク修理で済ませてもいいが、質の悪いチューブや
パンク修理(阻害)剤が注入されていれば修理不可能になるのでよく考える。
※当然ながら修理ミスで異物を除去できていなかったり、
 リムとタイヤの間にチューブを挟んでいても、またすぐにパンクしてしまうので注意。

●空気圧不足→チューブねじれ→バルブベース剥離

star.ap.teacup.com/flatout/1489.html
米式化→空気圧計のあるポンプで月1空気入れを習慣付けでこういうことにはならない。
英式のままでは空気圧不足状態が解消していない可能性もある。
(反対に入れすぎるとクッション性能が落ちるだけでなく破裂する)

●空気圧不足でバルブ軸の破損

prestigebike.hamazo.tv/e8192519.html
パンク修理お願いしますと預かる自転車のうち、単に穴が開いているのではなくて、
空気を入れる金属製の根元が裂けて、そこから空気が漏れているというパターンが結構あります。
こうなると、チューブ交換です。パッチを貼ることができません。
普段、空気が少ないと、こういうことになる可能性が大なのです。
「空気圧不足でタイヤ内でチューブが引っ張られて軸が斜めになって裂ける」現象。
習慣化と適正空気圧を理解していないとこういうことになる。