最終更新日:2023.11.19 ◆パナレーサー「AGILESTシリーズ」体重・サイズ・内幅別の最低空気圧
2023.10.29 ◆競技スポーツ自転車でも一般車並みの450kpaや300kpaの選手が要る現代
2023.10.8 ▲埼玉でBSの安全啓発イベントにて…【説明不足の問題】
2023.9.3
◆空気圧は「(500kpa超えのように)高くするほど"乗り心地は"悪くなります」
2023.5.28
◆タイヤ側面を握って確認することの危うさ(▼空気圧の測定方法について)
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/148.html#measure
2023.5.28 ◆パナソニック自転車の現行品の空気圧設定[2023年5月時点での継続車種]全車種チェック
(廃盤▲「レギュラー」、廃盤▲「ジェッター」、廃盤▲「Jコンセプト」 → 後継新車種「プロム」、他)
2022.9.18 ●若干気になる「規定空気圧」という用語(▼空気圧の測定方法について)
〃 ●(IRC)フックレスリム対応タイヤでも上限800kpa設定のスポーツ自転車用タイヤの謎(▼各メーカー)
2022.9.11 ★★★「一般的な自転車のチューブに充填できる空気量は多くない」からこそ、空気圧を正確に判断する価値あり
2022.9.4 ◆空気充填頻度の目安【基本】
2022.08.28 ▲タイヤ側面に「MAX450kpa」= 必ず450kpaまで充填???(500kpa以下)
2022.07.31 ▲チューブに空気を入れるタイプのベビーカーで過剰充填による破裂(▼過剰充填(空気入れすぎ)関連)
2022.07.10 ●英式と空気圧充填基準の雑紹介と対策(▼空気圧の測定方法について)
2022.07.03 ●基本的な内容でも発見のあった記事(序文欄へ追加)
2022.06.19 ★★★【基本】★★★空気圧設定はタイヤの側面を確認
〃 ●IRCが既婚女性向け雑誌VERYに足楽の紹介記事を展開するも・・・残念な空気圧管理の紹介
2022.06.05 ●「フックなし(WO)リム + 一般車系タイヤ」で高圧充填が薦められない理由
2022.03.20 ●700×28Cの空気圧400kpa以下で競技スポーツ2位という結果
2022.03.20 ◆パナソニック自転車の現行品の空気圧設定(電アシ29種+2種)[2022年3月時点での掲載車種]
2022.02.27 ▲空気の入れすぎでリムまで変形(過剰充填関連)
2022.02.13 ◆パナレーサーの兵庫県丹波市内の小中学校へフロアポンプ寄贈から考える
2022.01.09 ◆過剰充填でバースト後に適正空気圧にしても手遅れだった例、
【目次作成】
2022.01.02 ◆低い空気圧で
グリップ力も向上
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※触診や接地面の長さでの空気圧判断で問題ないと考えている店やユーザーは対象外の内容となります。
※「空気圧計を使わない管理方法で本当に大丈夫なんだろうか?」と考えられている方々へ向けた、
「安心できる正確な空気圧管理の方法」の理解を深めて頂くための内容になります。
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★★★「一般的な自転車のチューブに充填できる空気量は多くない」からこそ、
空気圧を正確に判断する価値あり
「近距離移動の用途のため、パンクしないで済むのが分かる量が入っていれば問題ない」
という人もいるかもしれませんが、
「段差乗り上げ時の耐久度」と「走行の快適さ」の「丁度良いバランス」
を
「タイヤの質[ゴムの硬さ・耐パンク層など]、季節、体力、握力、他関係なく」【明確に】分かるのは
(空気入れの手間に少しの時間と体力を消耗するとしても)「トータルでは確実に得」と言えます。
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★★★【基本】★★★空気圧設定はタイヤの側面を確認
タイヤ交換前や交換後、把握必須の数値を書いてある箇所は「タイヤの側面」。
(※英式[虫ゴム]では+130kpaする前の目安にしかならないので要注意)
【(推奨や標準)空気圧】●(前後約30~60kpaの余裕はあると考える)
【最大空気圧】●「MAX(最大)空気圧」 最大を超えないこと
↑
※最大まで充填必須"ではありません"
(例:標準体重65kgであれば最大空気圧から「マイナス100~150kpaが適正」も当然あり)
↓
【空気圧の範囲指定】●「min(最小)~MAX(最大)」 範囲内で収めること
参考●BSでの簡易紹介
bsc.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/580/
◆空気充填頻度の目安
(自動車のタイヤで毎月空気が大量に充填必須とはならないことも考慮すると)
◆基本的には「タイヤ径とタイヤの幅」から見た【空気充填可能な容積】で異なる。
●20インチHE(406)は「小径」でも、太めの幅(約50mm幅)であれば、容積量が多いので、
乗車人の体重と荷物量が標準(65kg)と仮定すれば、減りにくいと考えられる。
◆各空気圧基準での充填頻度の想定
※タイヤ側面が"最高"空気圧であれば、そのままMAX充填ではなく
「減らした場合も確認した上で」【最適な】空気圧
↓
ラテックスチューブ・・・毎日
約700kpa・・・3日に1回
約600kpa・・・10日に1回
約400~500kpa・・・2週間に1回
約300kpa・・・20日~1ヶ月に1回
ファットバイクの150kpaくらいでも一応1か月に1回を目安。
※夏場は「減りやすい」ので、充填間隔は早めるのが得。
(減りやすいからと過剰充填すると「タイヤ劣化速度が増す」等のリスクあり)
※チューブの厚みが増すと空気量の減少は抑えられても「走行性能は劣る(回転の重さ)」。
軽量チューブ → ノーマル → スーパー → ストロング(ダウンヒル等)
一方で、軽量チューブは空気の抜けが早まり、初期不良品率が上がる傾向あり。
結局、総合的に考えると「ノーマルチューブ」が最も利便性が高いと言える。
●原則「タイヤ幅が細いほどチューブ内積も少なくなる」ので高圧充填になる。
チューブレス(レディ)の場合は必ずしも高圧充填が必要とは限らないが、
それでも充填頻度としては3日に1回が目安だろうか。
こういう点から見ても「スポーツ自転車は手間がかかるのが当たり前」と分かる。
◆空気圧は「(500kpa超えのように)高くするほど"乗り心地は"悪くなります」
※車道しか走らないので「クッション性能を犠牲にしてでも走行性重視」で
高圧充填したいのであれば、
最低でも「標準的に(縁にフックありで専用の高圧リムテープもある)ダブルウォールリムが使われていることを確認できる700Cの」
クロスバイクが望ましい。
そもそも段差も通ることが多い「一般車で」高圧充填しようものなら、
「跳ね上がりが大きくなり」クッション性能も著しく失われてしまうのでメリットは低い。
★「乗り心地=クッション性能の向上のためには
→エアボリュームを増すこと=タイヤの幅を少しでも太くする」のが正解。
★「空気圧は高くても低くても何も良いことはありません」
300kpa上限であれば350kpa超えにでもなれば早期劣化の原因になり、クッション性能も下がる。
米式化などで300kpaの適正な空気圧を維持していても、
沈みこみが多すぎる過体重であれば
「1-3/8→1-1/2に幅を上げてクッション重視にする」のが定番カスタム。
(※但し取り付け可能かどうかは車種によりけりなので現物合わせ)
※電動アシストの場合は規格基準を超えてしまうので厳密には変更不可。
★一般車(ママチャリ)で高圧充填[500kpa超]は避けましょう
(※もちろん上限450kpa設定タイヤの場合、500kpa以下運用程度であればOK)
★そもそも、一般車の「(縁にフックがなく専用の高圧リムテープもない)シングルウォールのリム」は
高圧充填用ではないので500kpa超での運用は適していません。
◆そのため「タイヤの設定基準として500kpa超に対応しているかどうか」は無関係。
「取付使用していても問題ない」とか、
「パナレーサーがパセラで高圧充填が問題ないことを確認している」としても、
【生活用途でもある一般車への"継続使用"は、安全のためにオススメできません】。
※そして、言葉の意味すら理解する気が無い人は「何もしないほうが身のため」です。
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▼過剰充填(空気入れすぎ)関連
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/148.html#HighPressure
▲空気の入れすぎでリムまで変形(過剰充填関連)
●高い空気圧で運用するデメリット
●自転車のタイヤに空気を入れすぎると・・・
▲タイヤに設定以上の高圧充填したがる問題とその対策
◆低い空気圧でグリップ力も向上
●スポーツ自転車では「だいたいの人が空気を入れすぎている」
◆過剰充填でバースト後に適正空気圧にしても手遅れだった例
●高圧での常用はケーシングへの影響も考えられる(高圧で常用するデメリット)
●タイヤの空気圧は(適正範囲内で)低めのほうがいい理由
●空気入れすぎパンクから見る認識変化への突破口とは
▲チューブに空気を入れるタイプのベビーカーで過剰充填による破裂
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▼空気圧不足関連
▼空気を充填する頻度について
▼(特に一般車WOの)フックなしリムは500kpa以下
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/148.html#500
★「フックなしリムの最大対応空気圧は5bar≒500kpa」に制限
◆450kpa充填について
▲タイヤ側面に「MAX450kpa」= 必ず450kpaまで充填???
●WOの"フックがない"リムには5気圧以上充填しないこと
●700×28Cの空気圧400kpa以下で競技スポーツ2位という結果
◆競技スポーツ自転車でも一般車並みの450kpaや300kpaの選手が要る現代
●「フックなし(WO)リム + 一般車系タイヤ」で高圧充填が薦められない理由
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▼空気圧の測定方法について
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/148.html#measure
★「広く使われている親指テスト方法は非常に不正確です。」
●疑問「タイヤの反発力は一定なのだろうか」
●虫ゴムの
英式バルブでは測定値+130kpaで正確な値?
●パナレーサー「英式(虫ゴム)では正確に測定できません。」
●接地面の長さで空気圧を見る?
▲各種メーカーの「接地面での空気圧管理」から見える問題点
●IRCが既婚女性向け雑誌VERYに足楽の紹介記事を展開するも・・・残念な空気圧管理の紹介
●英式と空気圧充填基準の雑紹介と対策(▼空気圧の測定方法について)
●若干気になる「規定空気圧」という用語
◆タイヤ側面を握って確認することの危うさ
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▼各メーカー取扱説明書にあるタイヤ空気圧管理の方法
◆パナソニック自転車の現行品の空気圧設定(電アシ29種+2種)[2022年3月時点での掲載車種]
★タイヤの空気圧2━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼正確な空気圧管理の必要性
個人個人で握力が異なるのも当然として、
低圧で使用すれば「段差などでリム撃ちパンク」、
高圧で使用すれば「ひび割れやすくなりタイヤ寿命そのものを短くする」。
(ひび割れについては直射日光を当てるような保管状態を避けることも重要)
低すぎず、高すぎない丁度いい空気圧を、どんなタイヤ銘柄にも左右されず直感で判断するのは困難。
「交換しやすさを優先」または「修理を増やしたい」という思惑があれば
正確な空気圧管理なんて必要ないという考え方になる。
虫ゴムならゴミが詰まっても取り除きやすいということではなく、
そもそも「
バルブキャップは塵や埃などが入らないように取り付けるもの」であり、不要な飾りではない。
●自転車のタイヤの空気圧を知る
minivelo-road.jp/tips-for-bicycle-tire-air-pressure
空気圧に関する数値は「タイヤの側面」に書いているので、まずは確認する。
●空気圧をしっかりチェックする
空気圧が適正に入っていないと
→クッションがないので「乗り心地が悪い」。路面のガタガタを直接自転車や体に伝える
→路面に対する抵抗感が増えて「走りが重くなる」
→段差などで安易に「パンクしやすい」。当然無駄に「修理費用も時間も」とられる。
とにかくロクなことがない。
★一般車(ママチャリ)タイヤの標準空気圧は「3気圧」が目安
一般タイヤの標準空気圧は300kpa(約3kgf/cm2)が目安です。
これより高いとスリップを起こしやすく、低いと早期にひび割れを起こしやすくなり危険です。
体重65kg以上の方は10~20%多めに調整ください。←(330~360kpa)
一般車に多い英式(虫ゴム)のチューブそのままでは空気圧は計測できないので注意
基本的には「パナレーサーのエアチェックアダプター」で英式→米式変換、または「米式チューブ」に交換し、
空気圧計付ポンプや、自動車やオートバイ用にも使える空気圧計(エアゲージ)を使う。
※仏式チューブは軸が細いので英式チューブが使われる車輪のリム穴には適さない
▼英式・米式・仏式への空気の入れ方(画像解説)
www.geocities.jp/taka_laboratory/20050806-Air-pump-hand/20050808-Air-pump-hand.html
archive.fo/x0ITx
最も基本的なことなので、一番最初に覚えなければならない事柄。
◆バルブの種類問わず(米式でも)数か月も空気圧を維持できない理由
英式→米式変換のエアチェックアダプター(ACA-2)のレビューにも散見されるが、
虫ゴムより減少量が減ったからといって
【2か月も3か月も空気入れを怠って適正な空気圧は維持できない】ので勘違いしないこと。
そして、それは常用空気圧が高ければ高いほど顕著なため、
例えば450kpa基準のタイヤに400kpa程度で使うような場合、
上記の計測値(300kpa基準のタイヤに毎月330kpaまで充填)よりも
「減少率は確実に増す」と覚えておきたい。
▼強引に「そのケースなら怠けるのも仕方ないか」というケースを絞り出してみると
※脚を鍛えるために日常的な快適性を減らしたい。
※"分単位で"時間がない特殊な職種。
※新しく別のタイヤを試してみたいので、早めにタイヤ劣化させたい。
※馴染みの自転車店に恩があるので緩やかに貢献したい。
※自転車の空気入れを持つと頭痛や謎のアレルギーが発生するため、
自転車店などに頼むしかないが、コミュニケーションが苦手。
※店が(米式の場合ガソリンスタンドも含め)相当遠く、
その上「米式にも使える鉄ポンプと空気圧計」or「空気圧計付ポンプ」すら
購入することが困難な生活状況にあるため。
↑
どれも実際には「相当レアケース」としか思えないので、(仏式はそのまま仏式で使うとして)
【英式から米式化したのであれば、それを怠けるための口実にするのではなく】
【日常的な快適性を得るため】と割り切って、気乗りしなくても、
適当に手短なご褒美(空気充填しないと~を食べてはいけない等)で自分自身を騙しつつ、
毎月1回(以上)の空気入れをする習慣を身につけよう。
●「何か月に1回使うかどうか分からない使用頻度なので、その前に"必ず"空気を充填している」
というケースであれば話は別だが、1ヶ月1回以上使うのであれば、毎月1回(以上)の空気入れは、
不具合の確認のためにもしておくべき基本的なメンテナンス。
◆[参考]:自動車タイヤの話でも自転車タイヤにも関係のある話
bestcarweb.jp/feature/column/417433
さすがに自転車に「空気圧常時監視システム」というのは過剰としても、
空気圧管理の重要性がよく分かる良い話。
「タイヤの異常に気付きやすくなる」ことから
「交通安全にも関わる"止まりやすくする"」という意味でも、
空気圧管理は「大雑把で構わない」とは言えない。
米国でTPMSが法制化されたのは、2000年にファイアストーン社のタイヤのバーストによって
重大事故が発生したことに起因します。
ファイアストーン社は、タイヤの構造に問題があったとしてリコールを行いましたが、
一方でタイヤの空気圧管理を怠っていたことが、バーストを誘発させる要因のひとつであることも判明。
これを受けて米政府は、常時タイヤの空気圧を監視するTPMSの装着が必要との結論付けたのです。
↑
「高速且つ長距離移動も少なくない米国ならではの理由」であり、
一方の自転車のタイヤでバーストといえば、
「チューブ噛み」という「初心者にありがちな組立ミス」だから無関係に思えても、
多くの自転車ユーザーは【不適正な空気圧管理】によって損していることは間違いのない話。
(一般車であれば「概ね過小空気圧」、スポーツ自転車であれば「無闇に最大空気圧充填」)
タイヤの空気圧が低下すると、タイヤは大きく潰れながら回転するので、サイドウォールに大きな負荷がかかります。
その状態が続くと、偏摩耗や劣化が加速していきます。
そうした劣化が蓄積し、限界までくるとパンクやバーストが発生。
↑
これはそのまま自転車タイヤでも言える。
また、転がり抵抗が増大することから、燃費も悪化します。
タイヤの空気圧が20%低下すると、市街地走行で2%、郊外路走行では4%も燃費が悪化するとされています。
自転車でも、タイヤの空気の抜けていると、大きな踏力が必要となったり、
ハンドルが取られやすくなりますが、それと同じです。
空気圧不足は、走りへの負荷が大きくなるのです。
↑
更に「快適な走行を阻害する直接原因になるため」【無駄に体力を消耗する】と言える。
当然、過小でも過剰充填でも、タイヤに「異常負荷」がかかり続けるため、
同じ距離を走行したとしても、タイヤの劣化・消耗までの期間も短くなってしまう。
そのため、
【タイヤの性能を最大限発揮し"タイヤ装着時から最後まで"きっちり使い切るには空気圧の管理は必須!】
(使用途中で適正な空気圧管理をしても"既にタイヤへのダメージは蓄積している"ので効果は半減)
(逆に言えば「タイヤを早く摩耗させたい」「疲れたい」という奇特な人であれば、
「無頓着にテキトー頻度充填&テキトー触診管理」を続けるのが正解)
(自動車タイヤの空気圧監視システムが)
日本で義務化されない理由は「コストアップ」だと思われます。
↑
自転車の場合「バルブ(チューブ)が米式へ移行しない」のは「コストアップ」が主な理由となる。
換装の意義に気付き、長期的視点で初期投資を躊躇わず、適正管理を継続実行できる人達だけが得できる米式化。
●参考:[自動車]空気圧の把握をしていないと損する
trafficnews.jp/post/86057
マイカーの「指定空気圧を知らない」という人は36%を占め、
推奨されている毎月1回の空気圧チェックを行っている人は、14%に満たなかったとのこと。
過去の総点検台数のうち乗用車全体の28.8%、およそ3台に1台が、
空気圧不足のまま走行していると分析しています。
「自転車をイメージするとわかりやすいですが、
空気圧が充分でないとタイヤがたわみ、走るのが重く感じるでしょう。
クルマもそれと同じで、空気圧不足は燃費を悪化させ、重大事故を引き起こす要因になります」
タイヤの空気圧が適正値より50kPa(キロパスカル。空気圧表示に用いられる国際単位)低いと、
燃費の悪化により、通常より4円から7円ほど高いガソリン(1Lあたり150円で計算した場合)を
使用しているのと同等の燃料代になるとのこと。
また操縦安定性も低下するほか、タイヤの損傷や劣化にもつながりやすく、
危険な事故を引き起こしかねないといいます。
自転車の場合は速度を出しにくくなるので危険な事故の割合はむしろ下がりそうだが、
タイヤの損傷からチューブの劣化には直結する。
近年は、タイヤを横から見た際のゴムの厚みが小さい偏平タイヤが増えており、
目視ではタイヤのたわみが判別しにくくなっているそうです。
「空気が入っている限り、たとえ乗っていなくても、
時間が経てば抜けてくることは避けられません。
月1回はエアゲージを用いて空気圧をチェックすべきです」とJATMAは話します。
↓
前半部分を少し変えるだけで自転車にも該当する内容になる。
↓
近年は、量販店系での「[[パンクしにくいタイヤ]]」や、
子供乗せの電動アシストでは「頑丈で太めの幅のタイヤ」が珍しくなく、
側面を握っただけではタイヤのたわみが判別しにくくなっています。
「空気が入っている限り、たとえ乗っていなくても、
時間が経てば抜けてくることは避けられません。
エアチェックアダプターなどを用いて米式化して
月1回はエアゲージを用いて空気圧をチェックすべきです」
エアチェックアダプターの場合でも
稀に元々の英式バルブや空気入れ口金部分との相性問題もあるようなので、
なるべくチューブ交換のタイミングで米式チューブに交換することを薦めます。
(リムナットや軸径から互換性で有利という点からシュワルベを推奨)
●空気圧を知る意味
panaracer.co.jp/products/faq.html#tab01_01_05
panaracer.com/products-q_a/
「一般編:タイヤ:Q5」
Q5 なぜ空気圧を測ることが大事なのですか?
A 通勤・通学などに多く使用されている
いわゆる「ママチャリ」仕様の24~27x1 3/8のタイヤなどは
200kPa(2kgf/cm2)以下の低圧で使用すると、
異常な摩耗やひび割れを生じバーストを起こしたりして重大事故につながりたいへん危険です。
●「虫ゴム式の英式バルブは正確に空気圧を測定できません」
仏式バルブや
米式バルブは、空気圧ゲージのみで測定可能です。
虫ゴム式の英式バルブは正確に空気圧を測定できませんが、
当社
エアチェックアダプターをご使用いただくと測定できるようになります。
(↑2022年9月掲載)
空気の入れ過ぎや低圧使用はタイヤの破損やバーストの原因となりたいへん危険です。
空気圧のチェックは必ず走行前に行い、 タイヤ側面に刻印されている「標準空気圧」または「推奨内圧」に従ってください。
※米式または仏式バルブはそれぞれ専用ゲージで測定可能です。
虫ゴム式の英式バルブは正確に空気圧を測定できませんが、
当社エアチェックアダプターをご使用いただくと測定できるようになります。
●タイヤの空気圧が重要な理由
www.vittoria.com/us/en/faq-tire-performance
Why is the inflation pressure of bike tires important?
The air inside a tire serves three main purposes
- first to keep it in place so it doesn't come off the wheel,
second to support the weight of the bike and rider and third to absorb shock.
It also affects rolling resistance and grip.
In general terms, the correct tire pressure will depend on how flexible the tire is
(higher TPI = more flexible, needs more pressure),
the weight it needs to support (more weight needs higher pressures),
the terrain the tire is rolling over (rougher terrain needs lower pressures)
↓翻訳 translate.google.co.jp
自転車タイヤの空気圧が重要なのはなぜですか?
タイヤ内部の空気は3つの主な目的を果たします。
1つはホイールから外れないようにタイヤを固定すること、
2つ目はバイクとライダーの体重を支えること、3つ目は衝撃を吸収することです。
また、転がり抵抗とグリップにも影響します。
一般的に、正しいタイヤ空気圧は、
タイヤの柔軟性(TPIが高い=柔軟性が高く、より多くの圧力が必要)、
サポートする必要のある重量(重量が大きいほど、より高い圧力が必要)、
タイヤが転がる地形(荒れた地形ではより低い圧力が必要です)
スポーツ系タイヤメーカーの視点では
「タイヤをリムに固定すること」「体重を支え、衝撃を吸収すること」にあるようだ。
「リム打ちパンクさせないため」という「空気圧管理を一切しない使い方」というのは
常識的に想定しない用途となっている。
●空気圧は低すぎでも高すぎでも良くない
star.ap.teacup.com/flatout/1328.html
英式バルブ(虫ゴム式)ではタイヤの厚みや握力の違いによって正確は判断ができない。
米式か仏式であればポンプの計測機器や単独の空気圧計でも数値を目でしっかりと確認できる。
●基本的な内容でも発見のあった記事
自転車はなぜパンクするのか 猛暑でタイヤが破裂するおそれも
news.yahoo.co.jp/articles/57a4721bf09ef23178c42099dce96627127faf7b
●「スネークパンク・打ち切りパンク」
コメント欄にあるように・・・
スネークバイトとリム打ちパンクなら知っていますがね、
スネークパンクでググるとゼロ、打ち切りパンクではこの記事しか出てこないです。
なぜ特殊な呼び方に走ったのだろうか。取材店での通称?
だとしても、「※一般呼称では"スネークバイト"と"リム打ちパンク"と呼ばれています」と
追記する手間がそれほどあったとは思えないが・・・。
■パンクの原因…ほとんどが「空気圧不足」
このため少なくとも「半月に1回」空気を入れることが大事。
超小径車や夏場を考えると、ここまでは良かったが・・・。
空気の量はタイヤを指で力強く押し、少しへこむ程度が目安です。
やっぱりこの「触診頼り」案内。
人間の握力がいつ一定になったのだろうか。
「雑感覚でも問題ない」と甘く見ていると
「少し凹む程度」なのに、実際には適正まで100kpaも少ないということもあり得る。
結果として「リム打ちパンクしやすくなり」「走行性能も劣る」。
※「中負荷トレーニング」「メーカー等に貢献したい人」であればいいかもしれないが
そんな奇特な人が多いとは思えず。
●肝心の夏場でパンクしやすい原因は
虫ゴムの溶けやすさは、その選択に間違いがないと思っているのであれば「しょうがない」。
輻射熱の膨張によって、元々不適切に高い空気圧充填をしていれば
「パンクしやすくなる」のは当然として、
「昼夜の温度差も少しは影響する」とは書いていないのは若干不親切か。
世間一般の声ではないがコメント欄を見ていると
(教えてもらう機会などないのだから当然)
「分かっていない・勘違いしている人達も少なくない」印象。
そもそも「余程手先が不器用な人以外」は英式(虫ゴム)に執着する意味など皆無に等しいのに、
「変更する意味はない」と「思い込まされている」のは
「虫ゴムの文言すら一切登場しない」メーカー取説を始めとする「罠」というべきか。
いい加減、消費者庁からでも
「虫ゴムは"適宜"交換が必要です」と「取説に記載するように」と行政指導してもらいたい。
シュワルベ英式バルブコアはまだしも、エアチェックアダプターや米式化も全く出てこない。
amazonレビューを見る限り、既にある程度多くの人達が英式(虫ゴム)の呪縛から解放されてはいるが、
まだまだ知名度は足りないようだ。
●「ノーパンクタイヤが良い」は「災害時や余程の酷い道路の地域以外は」論外。
●「軽快車タイヤには空気圧が書いていない」ともあるが、
ミリオン・シンコー・イノーバー・チャオヤンですらタイヤ側面には書いているようで、
HAKUBAあたりでも書いてそうだが、
それ以下の超ノーブランド安物"極め"タイヤには
全く空気圧設定が書かれていない恐ろしいタイヤも存在するのだろうか・・・。
いくらなんでもJIS等で弾かれて輸入できなさそうな気もするが
個人(店)輸入単位で仕入れるにしてもリスクしかないような。
本当にあるなら逆に興味本位で実物を見てみたい。
●「パンク修理は簡単」?
謎の自信で「100均で売ってるから簡単」と思ってしまうのだろうか。
実際には、相当埋もれている小さい金属トゲ見つけることなど
「原因を取り除くこと」まで簡単とは全く思わない。
●空気圧管理と注油の重要性
あまりにも基本的なことなのに、
この基本すら(メーカー取説から見て分かるように)「まともに」教える気がないのだから
自転車への理解が進まないのも頷ける。
その一方で、適切なブレーキの使い方すら軽視し、
「異様なほどに」ヘルメットや保険ばかりに(特に各種報道が)執着しているのが全く笑えない。
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▼空気圧不足関連
●低い空気圧で運用するデメリット
【1’】(過小量の場合)「ひび割れ」を促進
これも適正範囲内(例:標準300kpa前提で250kpa程度)であれば
[気付いてすぐに補充するのであれば]問題ないが
適正な空気圧未満=過剰な空気圧不足であれば
「タイヤが地面に押し付けられて」ひび割れが起こる。
※(300kpa基準で)100kpa以下のような状態は【パンクする可能性大】
【(スネークバイト型)パンクしやすい危険な状態】。
【2’】走行性が劣る
(例:300kpa基準で250kpa程度であれば)「フワフワ」としたエアクッションはあるが、
「カチカチ」ではないので軽快感は劣る。
◆リムテープのズレに関して
【1’】のように「空気圧が過小量の場合」起こりやすいとはいえるが、
適正範囲の使用であれば通常は問題は起こりにくい。
(高圧・低圧関係なく、予測運転を怠る危険運転の特徴でもある【急ブレーキを多用する】などの原因は考えられる)
●空気圧不足がパンク原因の約6割
www.cy-factory.com/work/pank.html
(札幌の自転車店の2008~2009シーズンの実績)
「パンクかな?と思ったら」のフローチャートも分かりやすい。
panaracer.co.jp/products/faq.html#tab01_02_01
panaracer.com/products-q_a/
「一般編:チューブ:Q1」
Q1 リム打ちパンクとはどんなパンクですか?
パンクの原因の約6割がこのリム打ちパンクと推定されています。
空気圧が低いと発生しやすく、タイヤの推奨内圧を守って正しく空気圧管理をすれば発生率を抑えることができます。
●空気圧不足→チューブねじれ→バルブベース剥離
star.ap.teacup.com/flatout/1489.html
米式化→空気圧計のあるポンプで月1空気入れを習慣付けでこういうことにはならない。
英式のままでは空気圧不足状態が解消していない可能性もある。
(反対に入れすぎるとクッション性能が落ちるだけでなく破裂する)
●空気圧不足でバルブ軸の破損
prestigebike.hamazo.tv/e8192519.html
パンク修理お願いしますと預かる自転車のうち、単に穴が開いているのではなくて、
空気を入れる金属製の根元が裂けて、そこから空気が漏れているというパターンが結構あります。
こうなると、チューブ交換です。パッチを貼ることができません。
普段、空気が少ないと、こういうことになる可能性が大なのです。
「空気圧不足でタイヤ内でチューブが引っ張られて軸が斜めになって裂ける」現象。
習慣化と適正空気圧を理解していないとこういうことになる。
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▼過剰充填(空気入れすぎ)関連
▲空気の入れすぎでリムまで変形(過剰充填関連)
twitter.com/seokodaira/status/1496818484147224580
後輪バーストして来られた方いて前輪の空気圧計ったらメーター振り切るくらいでした
後輪はバーストした場所のリムの部分は少し変形してました
画像の様にタイヤって空気圧決まってるので守って入れてくださいね
こういうことがあるから、メーカー取説等を鵜呑みにして
「雑感覚(握力や接地面の長さ)での空気圧の判断は"絶対に"避けること」と繰り返し案内する。
子供車や通学自転車のときから「タイヤ側面にある表示の意味」を知っていて、
「空気圧計付きポンプ」に慣れていれば
(無闇に)過剰充填するという考えなど及ぶわけがないはずでも、
英式虫ゴムという「悪しき慣習」のために、その機会すら奪われてしまっているのが現実。
単に「売れればいい」としか思っていないような店だらけでは、
購入時に空気圧の説明まで基本になっている事が多いとも思えず、
根本的には、学校の通年教育で「生活のために覚えておきたい情報」として
教えられていれば良いのだが、教師以前に教育委員会や文科省の役人で、
自転車の空気圧の意味を知っている人自体が皆無のような状況では無理な話。
●高い空気圧で運用するデメリット
※タイヤが「高圧に対応」しているかどうかが前提
よくある「標準3気圧」に6気圧以上充填して大丈夫なわけがない。
もし対応できるのであれば、最初から「標準5気圧(500kpa)」や、
「最大6.5気圧(650kpa)」のようにタイヤに表示されているはずなので、
基準を無視し無闇に多くすればいいというものでもない。
【1】(過剰な場合)「ひび割れ」を促進
典型的な例として「英式バルブ(虫ゴム)なのに"素人感覚で"充填する」というケース。
"適正な"基準が存在しないので、無闇やたらに充填し、
結果としてタイヤのひびわれを促進させているにも関わらず、
その異常な使い方を棚上げにして、なぜかタイヤを低評価という意味不明なケースも横行している印象が強い。
※基本的に「英式であれば米式バルブに変更し」きちんと「空気圧計の数値を見て」判断すること。
↓
■簡易変換であれば「エアチェックアダプター」、根本的には「米式チューブ」への交換という意味
【2】乗り心地が悪くなる
「フワフワ」としたエアクッション効果よりも、
「カチカチ」を選ぶということで、走行性は得られる反面、
快適性は劣る。
【3】道の小さな段差でも跳ねやすくなる
「カチカチ」で走行速度も上がっていると尚更、
歩道の段差だけでなく、道にある小さな凹みのような場所でも
跳ね上がりやすくなってしまう。
【4】チューブ内の空気が早く減りやすい
クロスバイク並に空気圧が高い(約6気圧を想定)自転車は
(真夏に限らず)毎月1回の空気入れでは充填頻度が足りない。
(基本的には毎週必ず1回充填。最低でも2週間おきが必須)
「ローメンテ」で済ませることが前提であれば、高圧での運用はお薦めできない。
【5】リムテープが劣化しやすくなる
リムテープ自体の「質」にも気を付ける必要がある。
●シングルウォールのリムであればニップル
●ダブルウォールのリムであればスポーク穴
それぞれに
押し当てられる力量自体が増し早期劣化を促進するので
ゴムや柔らかい材質の場合ではパンクを誘発する危険性が高くなる。
一方で、溝幅に合致したリムテープ(リムフラップ)の適正幅をつけなければ
今度はその硬いリムテープ(リムフラップ)がパンク原因になる。
◆「滑りやすくなる」については
「濡れている鉄の蓋」「落ち葉」「乾燥した路面上の砂」など
タイヤの多少の太さや空気圧に関係なく「滑るのが当たり前」として
「危険な障害物」として注意深く走行する必要があるため
空気圧に関係ありそうで、さほど関係ないと思われる。
●自転車のタイヤに空気を入れすぎると・・・
www.vittoria.com/us/en/faq-tire-performance
What happens if you put too much air in your bike tires?
A tire with too much air will become hard and will not be able to work the way it is supposed to;
it will not be able to absorb show,
making the ride very choppy and unconfortable and will not be able to conform to the terrain,
meaning it will lose traction. A tire with too much air can be dangerous as it can burst,
'pop' off the wheel or slide.
↓翻訳 translate.google.co.jp
自転車のタイヤに空気を入れすぎるとどうなりますか?
空気が多すぎるタイヤは硬くなり、想定どおりに機能しなくなります。
ショーを吸収することができず、乗り心地が非常に不安定で不快になり、地形に順応できなくなり、
トラクションが失われます。
空気が多すぎるタイヤは、破裂したり、ホイールから飛び出したり、スライドしたりする可能性があるため、
危険な場合があります。
[show:ショー]はshockの誤記と思われるので「衝撃」として考える。
書いていない内容でも補足するとすれば、「上限300kpaタイヤ」は高圧非対応という性質上、
400~500kpaで常用してしまうと側面や接地面の「ひび割れ」が促進されることは間違いないだろう。
そして「安物タイヤ」の場合は、
「耐候性が低いために適正な空気圧管理を徹底してもひびわれやすい」と考えるのが妥当。
▲タイヤに設定以上の高圧充填したがる問題とその対策
街中を走るママチャリの多くが「空気圧不足」とはいえ、反対に「空気入れすぎ」という場合もある。
空気入れなさすぎではサイド割れが発生するように、
過剰充填でも、結果として「タイヤへのひび割れが出現しやすくなる」のだが、
これを「タイヤが悪い」とレビューしているような人も居ると思うと、
如何に「レビューを安易に信用すべきではない」ことが分かる。
▲1:米式化などをせず空気圧計も使わず、触診や空気圧計なしポンプで入るだけ入れればいいという雑な感覚
論外ではあるが、「虫ゴムは定期的に交換が必要」とすら書いてないメーカー取説からして、知らなくても当然と言える。
↑
[準備]★1:エアチェックアダプターや米式チューブで米式化をして空気圧計(付きポンプ)を推奨
(今現在のタイヤチューブに異常がなければ)費用は約3000円から(ACA-2+オススメできる空気圧計付きのポンプの下限)。
(どうしても英式が良いならシュワルベ英式バルブコア(またはシュワルベ英式チューブ)+専用空気圧計を推奨)
【英式虫ゴムのままで体調や季節問わず"適正"空気圧管理ができるとは考えないこと】
※エアチェックアダプターの場合:1回取り付けて確認しただけで
(人間にトルクレンチような絶対感覚が基本性能として備わっていない)="全員が全員とも規定値感覚が身につくわけがない"ので
「取り付けたら(不具合がない限り)外さない」こと。
▲2:空気を入れると「軽く走れる」を過信して過剰充填
「意味がある」からこそ、タイヤメーカーが設定空気圧を書いていると考えれば、
「適正な使用方法として性能維持のために必要」と分かるが、
▲1の悪影響もあり、一度も確認したことがなければ、過剰充填に何の疑問も持たないのだろう。
↑
[量]★2:★1を揃えたら、タイヤ側面にある空気圧を確認して超えないように充填。
(※但し、フックなしのWOリムの場合:設定空気圧が450kpa以上可でも450kpa以下を推奨)
▲3:「空気を一旦多く入れとけば何か月も空気入れなくていいから」という酷い勘違い
むしろ「充填空気圧が高いほど300kpa程度まで減るのは早い」ということを知っておきたい。
※例えば、ロードバイクの700kpa以上充填しなければならない細幅タイヤの場合は、
毎週どころか、「少なくとも2日に1回程度」の充填は必須。
↑
[頻度]★3:更に、タイヤに充填している空気圧と季節によっても空気圧減少量は異なる
(標準300kpaで)夏場は2回、それ以外は毎月1回が基本。
【"タイヤを長持ちさせたいなら"空気充填サボりは厳禁!!!】
「お金と手間は必要でも、パンク予防・タイヤ長持ち・走行感UPで疲れにくくしたいですか?」
それとも
「お金も手間もかけずに、パンクリスク・タイヤ劣化促進・走行感が酷いほうが良いですか?」
どちらを選ぶのも自由。
●スポーツ自転車では「だいたいの人が空気を入れすぎている」
www.cyclesports.jp/topics/57585/
「とりあえず8気圧を入れておけばいいや! など、適当にタイヤに空気を入れている人は多く見受けられます。
だいたいの人が“入れすぎ”です。
タイヤ空気圧をパンパンに高めた方がよくホイールが転がってくれるだろう、
と勘違いしている人が多いと思います」と濱中さん。
「空気圧が高すぎると、逆に転がりが悪化したり、乗り心地の悪化、グリップの低下など、
多くのデメリットが出てきてしまいます。
逆に、低すぎてもまた違ったデメリットが出てきてしまいます。適切な空気圧にすることが大切です」。
【基本1】タイヤ適正空気圧の範囲を守る
これは本来はWO分類の700Cも含めて「フックありリムであれば」という注釈不足か。
自分に最適な空気圧を見つけるにはどうしたらいいのか?
体重が重い人は空気圧を高めに、軽い人は空気圧を低めに設定してください。
それでいろいろと試してみて、最も良いと感じる数値を見つけてください。
◆そもそも・・・「体重が重い時点でロードバイクを諦める」ことを強く薦める。
設定体重の上限が120kgなら問題ないという話ではなく、
高圧どうこう以前に、荷重で各パーツへの負荷と消耗が厳しいのと、
「
サドルへの食い込み」等を考えると、根本的に「苦行」でしかないと思われる。
※クルーザー向けのような大きいサドルにするのであればロード系を乗る必然性が低い。
↓
そのため、一般車でも最低40mm幅以上へ換装や、
基本的に車種は650Bや700Cの太幅の「クッション重視の車種」から、クルーザー、
スポーツ系でも、MTB・ファットバイクのような「太幅前提」のタイヤを薦める。
どうしてもというのであれば、40mm幅も使えるグラベル系車種だろうか。
レーシーなスポーツ系自転車に乗りたい場合は、
まず体重を70kg程度まで落としてから購入を考えたほうが良い。
チューブレスレディはより低圧にできる
多くのタイヤメーカーではチューブレスの場合に空気圧を低くするように書いていないが、
ircbike.jp/product-list/road/newfprbcc/
パナレーサーのグラベルキング等では
チューブレス運用の場合「空気圧の上限自体を低く抑えるように設定されている」。
panaracer.com/products/gravel/gravelking/gravelking-tlc/
▲高圧ほど軽快に走れる!(と適正空気圧調整を試す気すらない思い込みの激しい人)
▲空気入れに時間をかけたいから高圧充填!
▲タイヤ・リムテープを内圧から早期劣化させたい!
▲小さい凹凸でエネルギーロスするのが楽しい!
という「変わった人」であれば、
(多くの人達にとっては無意味としか思えない)高圧主義を続ければ良いのではないだろうか。
◆過剰充填でバースト後に適正空気圧にしても手遅れだった例
www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2TOTDXBZ6Q7EG/
指定空気圧が少なく感じて空気圧を多めに入れましたが、
ビードが耐えきれずに外れチューブがバーストしました。
その後、チューブを交換して指定空気圧で使用中またもバースト。
原因を追求すると、1回目のバースト時に
ビード全体のゴムがビードワイヤーと剥離し、
ひび割れが生じたためリムとの嵌合が甘くなってしまった為です。
他の方のレビューで高い空気圧でも大丈夫でしたとありますが、あくまでも自己責任です。
危険ですので空気圧は守りましょう。
●高圧での常用はケーシングへの影響も考えられる(高圧で常用するデメリット)
よくある「接地面のひび割れの原因」が、
単純に「古い在庫だった」「ゴム質が古くなった」「ケミカルの付着」、
直射日光や室外機のオゾンを浴び続けた結果や
製造時の個別不良品から、代理店や販売店側などでの保管状態にもよるとはいえ、
高い圧力でタイヤに強い負荷をかけ続けるということは、
設定空気圧の範囲内であったとしても、
単純に「内部のケーシング[繊維質]への影響も大きくなる」と考えるべきで、
「使用限界までの期間が(僅かな差でも)短くなる」と考えておきたい。
(無論、反対に空気圧が低すぎればタイヤが潰れて割れるのも当たり前)
なんとかの一つ覚えで「上限空気圧設定ギリギリまで充填が常識」としていると
乗り心地が悪くなるだけではなく、ロクなことにならない。
※そして、普通に考えてタイヤ径が小さいほど、摩耗速度が速いのは当然として、
「(さほど太幅でなければ)内部から圧がかかる面積そのものが減る(=圧力分散しにくい)」と考えると、
小径タイヤに高圧充填するようなことは避けたほうが無難。
(色々なタイヤを試すため、早めにタイヤ交換したい人は除く)
※BMX向けのような競技用タイヤの場合、
そもそも一般用途ではないので高圧使用で早期劣化しても関係なし。
※それ以前に適正空気圧を理解している「つもり」で、
虫ゴムで厳格に空気圧管理している気になっているようであれば話にならないのはあるが・・・。
◆低い空気圧でグリップ力も向上
フックレスリムについての項目
www.schwalbe.com/en/tubeless-laufradanforderungen
www.schwalbe.com/en/tubeless-racing-bike-requirement/
Due to the comparatively high volume of tires on hookless rims, the practical air pressures are significantly lower.
This increases comfort and grip.
↓google翻訳
フックレスリムのタイヤの量が比較的多いため、実際の空気圧は大幅に低くなります。
これにより、快適さとグリップが向上します。
元々WOでフックなしリムの一般車にスポーツ自転車側が近くなってきたということでもないとは思うが、
空気圧を低くできることは「快適性だけでなく、グリップ力も向上する」とある。
(単純に、低めにする=接地面積が増えることで(制動時に限らず)抵抗が増すため?)
反対に言えば、高い空気圧で運用するということは、「快適ではなく、グリップ力も低い」ということを示している。
しかし当然、雨天時などの濡れた鉄蓋や点字ブロック、落ち葉やアスファルト場の砂など
「摩擦力そのものが低下する路面状態」であれば、グリップ力どうこうではないので、
結局のところ「常用速度を抑える」「予測運転を怠らない」ということが重要。
●タイヤの空気圧は(適正範囲内で)低めのほうがいい理由
roadbike.academy/tyre-pressure/
前々から思っていた「高い空気圧にすればするほど段差ですらない僅かな窪みでさえも跳ねやすくなる」について、
そのデメリットから(適正範囲内での)低い空気圧を薦める内容。
荒れた路面ほど、タイヤ幅を広げて、その分空気圧を下げるべき!
下げるといってもグラフにある通り適正値を参考にしてみると・・・、
23C →(JIS標準体重の65kgで)約680kpa
25C →(JIS標準体重の65kgで)約580kpa
28C →(JIS標準体重の65kgで)約480kpa
書いていない32C予想では↓
32C →(JIS標準体重の65kgで)約390kpa程度だろうか。
(※"フックなし"のリムでは500kpa以下を推奨)
※フックなしの激安リムで23や25Cを付けているような「スポーツ自転車もどき」には気を付けておきたい。
こうした細いロードバイクタイヤの場合25mm幅で600~800kpaのような推奨範囲になっていても、
荒れ気味の道メインで、フレームなどに太めの幅にできる余裕があれば、
32mm幅にして約400kpa以下くらいにしたほうが結果的に走行損失が少なく快適に走行できるということになる。
●厚いタイヤは真に適正な空気圧状態がシビア
厚いタイヤでは、転がり抵抗自体が大きいだけでなく、空気圧によるヒステリシスロスの低下幅も、
インピーダンスの上昇幅も大きくなっている、つまり、
「ちょっと空気圧を間違えて設定しただけで、転がり抵抗が大きくなってしまう」
空気圧管理を触診で済ませているということは・・・もちろんレースなどとは無関係で、
「"より"快適」「走行抵抗感が少ない」「パンクリスクも"より"減らせる」
という項目を「ほぼアバウトな感覚に頼っていることで損している」ということにも繋がってくる。
(だからこそ英式虫ゴム+空気圧管理無習慣の人を減らすための案内を続けている)
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roadbike.academy/tyre-recommendation/
そして、転がり抵抗は、最適な空気圧に比べて高く間違えるよりは
低く間違える方が上昇幅が小さいので、空気圧で迷ったら低めに設定しておくことをおすすめします。
────────────────────────────────────
●薄いタイヤは空気圧管理面ではメリットあり
(もちろん厚みのあるタイヤよりは触診で分かりやすいとかいう話ではなく)
これは、実際の路面でのブレイクポイントの予測がつかない時に適当に空気を入れてしまっても、
ある程度低い転がり抵抗をキープできることを示します。
薄いタイヤほど、空気圧は間違いが少ない!
ただし、ケーシングの薄いタイヤはパンクしやすい傾向にあるので、そこはトレードオフですね。
一般車タイヤ径(ETRTO:540,590,630)で「スーパーハード折りたたみ」という
ケブラービード(折りたためる[Folding])タイヤがあったが惜しくも廃盤。
しかし、一般車でも使われているタイヤ径によっては、
折りたたみタイヤが選べる場合もあるので、使われているタイヤ径を要確認。
特に622(700C)は、ケブラービードも多種多様。
●太めの幅のタイヤへの変更について
内容に一般車に置き換えて「車道走行は危険なので歩道走行」という前提であれば、
歩道の段差を吸収できるぶんの空気圧の「量」を確保するために、
「泥除けやブレーキアーチなどのサイズ内に収まる範囲」で、
できる限り「太めのタイヤ」を付けるほうがダメージリスクも抑えられて快適ということになる。
しかし「基本的にタイヤ幅を太くすればタイヤ自体の重さも増えやすい」ということも考慮しなければならないので、
「適正な空気圧管理」だけでなく「(重いギアで漕ぎ続けるようなことはしない)適切なギア操作」も欠かせない。
●空気入れすぎパンクから見る認識変化への突破口とは
cs-shinwa.sblo.jp/article/187424656.html
(何処かの店では起きているであろうという仮定を基に対策)
自分自身で米式化して計測しているデータを考慮しても
気温上昇の影響が全くないとは言わないまでも、
こうしたパンクはやはり「元々の適正基準を把握していない」、
もしくは(教えてもらっていたとしても)
「握力感覚次第ではその適正範囲内の再現性に欠ける故に起こる不具合」と考える。
(もちろん、プロではなくても1回聞いただけで以降は毎回適正範囲内に収める人達もいることは否定しない)
「相手の様子を確認し判断した上で」、
「米式化」や「シュワルベ英式バルブコア」と
「空気圧計付のポンプ」の購入を薦めることを躊躇せざるを得ない場合は、
店舗での対策としては、やはりその特性を活かして
(300kpa基準で、夏場は自然減少が多いので終盤は少々普段の使い勝手が劣るのを我慢する場合)
「とにかく毎月1回"来店での"空気充填を促す」というのが最適解に思える。
と思うものの・・・、現実には「順番待ちを理解できない人」
「店員が無料で空気充填するのが当然の義務のように"横柄な態度で命令する"傍若無人な輩」
まで混ざってくることを考えると、なかなか難しい側面があるのかもしれない。
●「改善のための販促」をすれば「押し売りのように思われてしまうリスク」
●「安易に来店を促せば一部の迷惑客?によって業務に支障を来す恐れもある」
とすれば、
「面倒ごとに巻き込まれても困るので、やっぱり何も言わないほうが良い」
という結論に達する店が多いであろうというのも頷ける。
他にも、
●「通販や他店購入なのに完全に言いがかりで」
または「購入時に教えてもらったのに単に忘れていて」
「なんで教えてくれなかったんだ」という理不尽なクレームも考えられるので、
場合によっては、
実のところ「最初から打てる手の全てが詰んでいた」ということになっているのかもしれない。
そう考えると、
「自転車を快適な状態に維持するためには手間やお金が必要になる」
と
「店舗を互いに上手く活用してもらうための基礎的なガイドライン」
を
「どこでどうやって習得してもらうのか」が鍵になるとして、
それをどうすれば受け入れられやすく、分かりやすく理解してもらい行動を是正し誘導できるのか
「土壌作りのための道具」としての「適材適所での接客方法の模索と、そのスキルの向上」を
「一見簡単そうに見えて難解なパズル」を解かされているように、
場当たり的なマニュアルではなくて感性から図れなければ、
現状の大衆の非常識な常識という"山脈"を打破するのは難しそう。
▲チューブに空気を入れるタイプのベビーカーで過剰充填による破裂
割合としてはチューブド機種自体はそれほど多くなさそうな気はするものの・・・
ベビーカーでも「空気圧管理の概念の低さ」が露呈。
●ベビーカー"タイヤ破裂"の危険…使い方を誤ると大事故に 赤ちゃんを守るために知っておくべきこと
news.yahoo.co.jp/articles/45384e9ef98ca463514e0172cc274e0a0eed46b4
●ベビーカーから突然の衝撃音…エアタイヤ破裂に注意 20m飛散も
news.yahoo.co.jp/articles/bda61c5d677530f88eee3d95b87ae3203497cc83
●ベビーカーのタイヤ破裂… 空気入れすぎに注意 NITEが呼びかけ
news.yahoo.co.jp/articles/50ea28d193234de83420f67e3c9372e9375c48d6/comments
【重要】「空気圧計のないポンプを使うのはやめましょう」
↑ ※コイン投入型の自動空気入れ(コンプレッサー)でも空気圧計のない物は避けましょう
↑(そもそも英式[虫ゴム]では空気圧が正常に表示されない問題あり)
(◆シュワルベ英式バルブコア+空気圧計なしポンプ+専用空気圧「エアマックスプロ」は除く)
(◆エアチェックアダプターや米式チューブで米式化済+空気圧計なしポンプ+米式用の空気圧も除く)
そもそも空気圧なしポンプ自体が、「▲空気圧への理解を阻害する」厄介な存在。
◆動画では「米式」になっているので空気圧を確認しつつ充填が可能でも・・・
www.youtube.com/watch?v=IVc-IiJU5Ho
▲こちらでは「英式」という・・・
例:joie「litetrax air」(ライトトラックス エア)
jp.joiebaby.com/product/litetrax-4-air/
adm.katoji.co.jp:10001/lsc/upfile/asset/04/73/473_1_file.pdf
英式バルブ対応のノズルのついた空気入れで空気を入れて下さい。
空気は入れすぎないように。タイヤを指で押して1cmほど凹むくらいにしてください。
↓
▲動画でも「英式」に手で押して確認している
www.youtube.com/watch?v=cGBb3Hl6nk8
いつ人の力が一律で同じになったのだろうか。
「プロでもない適正空気圧の概念がない素人に触診を選択させるという愚行」を
「メーカー(輸入代理店)推奨」というのが異常。
↑
NITEの動画のように「米式を採用していれば」良かったのだが・・・、
余程の不器用な人以外にも「日本では英式のほうが便利」と、未だに勘違いしていると思われる
「困ったメーカー」が、問題のある化石の英式規格を使い続けているのが始末に負えない。
※100歩譲って「英式でもGプランジャーであれば」まだマシだが
「栓が詰まりやすい欠点」もあるので、ポンプの空気圧計で測定可能になったとしても微妙。
(シュワルベ英式バルブコアは使っているわけがないので勘案せず)
またチューブ・バルブの精度的に後付で漏れがなく適合するのかどうかも不明。
▲更にタイヤが10インチという特殊サイズのため
主要な自転車タイヤメーカーの国内流通品なしという問題もある。
一応、米式チューブとのセットがあるようでも、リムに対して適合サイズかどうかや安全性など疑問。
www.amazon.co.jp/dp/B08D6BMC2S
(エアチェックアダプターの取り付けはさすがに狭すぎて不可)
◆「幼少期から」自転車でも「米式化で」
「空気圧はしっかりと数値を見て管理する」という「常識」が身についていれば
特殊な超小径に英式というキワモノ商品など到底買いたいとは思えないはず。
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▼空気を充填する頻度について
▼「空気の減り方」の違いについて
「空気入れてもなかなか減らない」「空気入れてもすぐに減る」のニュアンスの難しさ。
▲そもそも具体的な日数も空気圧も書いていないのは話にならない。
▲測定しにくくゴム自体の劣化も考慮する必要のある英式虫ゴムも論外。
▲チューブに削れや微小な穴など異常がないかどうか。
(「スローパンク状態」に気付かずACA-2の不具合レビューを上げられても迷惑な話)
▲ポンプ自体が(口金だけでも)破損していないかどうか。
上記を除外した上で、
(1)使用者の体重・荷物の重さ
(2)空気圧の適用範囲
(3)夏季の「真昼と日没時の路面温度差」、冬季の「室内と室外の気温差」。
(4)空気充填の場所と測定する場所の高低差。
(5)「チューブの厚み」※チューブに厚みがあるほど空気抜けしにくい(反面、快適さは劣る)。
(6)「タイヤ内径」
(7)「タイヤ幅(太さ)」
(8)「チューブの製造年月」
(9)保管状態(屋内・屋外・直射日光が当たる時間の長さ)
など
厳密には、これらの条件が全て一致していなければ、
一概に「空気が減りやすいかどうかを論ずること自体」噛みあうわけがない。
▲約400kpa設定のタイヤで週1回空気入れしなければいけない状態は「問題あり」
www.watch.impress.co.jp/docs/series/itsmo/1342442.html
もちろん、標準300kpaでも毎週空気充填すること自体は問題ではないが・・・、
本当に空気充填「しなければいけない状態」であれば、原因がある可能性が高い。
週一くらいで補給しないとタイヤがヘコヘコになるんですよね。
「補給しないとタイヤがヘコヘコになる」は異常がある傾向。
※商品紹介のために話を"盛っている"可能性も考慮しておきたい。
(実際はそこまで減っていない可能性)
※普段は高圧設定の自転車に乗っている人が、
「400kpa充填から1週間で少しでも減ると相当減ったような気がする」という話ではないと仮定。
こうした例を具体的に挙げてくれているのを見ると、
「どういう状態に問題があるのかを知らない人が意外と多い」気がする。
▲英式虫ゴム特有の問題
単に「虫ゴムが劣化しているだけ」であれば交換は楽だが、それだけで改善するとは限らない。
▲「英式虫ゴム」の場合、規定量充填しているつもりでも、実際には少ないという懸念もある。
まず自転車のタイヤの適正な空気圧を調べたところ、3.7-4.51kgf/cm2でした。
つまり約370kpa~450kpa。
ついでに、タイヤ側面の画像に「37-451」とあるので20×1-3/8の20インチWO。
(いわゆる細幅タイヤだらけで一般車向けタイヤが皆無に等しい451規格)
※他社の自転車にBS印のあるタイヤを取り付けていない場合、タイヤにブリヂストンのロゴがあるので車種は・・・
BS「リアルストリーム ミニ」か、(BSが自転車部分を製造しているという)ヤマハから「PAS CITY-X」のいずれか。
451の時点で車種選択ミスしている感が強いが、空気減少量に関してはサイズはあまり関係なさそう。
20WO▲451 1-3/8[幅36mm]【約290】
24WO●540 1-3/8[幅36mm]【約350】■定番の一般車24インチ■
26WO●590 1-3/8[幅36mm]【約382】■定番の一般車26インチ■
27WO●630 1-3/8[幅36mm]【約408】■定番の一般車27インチ■
一応、容積量自体が少ないので若干減りやくなってしまう可能性がないとは言えないものの、
毎月計測している540と630で大差はないのと、
重要な要素の「30度を軽く超える気温であれば抜けやすくなる」のはあるが、
さすがに1週間は早すぎる。
●「チューブが問題なくても1週間で大幅に減るのが当たり前」というのは
ロードバイク系の「元々の空気圧設定が高いもの(約600kpa以上)」の場合のみ。
(ラテックスチューブの場合は基本"1日[未満]"で更に減るのが早い)
一般車で上限400kpa付近(約300kpaでも同様)のタイヤチューブであれば、
高確率で「異常が発生している」と推測される。
◆可能性1「"バルブコア"の問題」
「虫ゴム」もこれに含まれるが、これ以外にも、
▲チューブ内に液剤注入している場合「バルブコアが腐食している可能性あり」
(他にも、米式や仏式でもバルブコアが緩んでいたり劣化していれば交換)
◆可能性2「スローパンク」
いわゆるチューブが既にタイヤ内部で削られボロボロになって空気漏れしやすくなっている状態
↓
★解消法:「チューブ交換」だけでなく、「タイヤ交換が必要なケースもあり」
タイヤがすり減っていたり、溝が残っていても亀裂の状態によっては内部まで亀裂があり、
チューブだけ交換してもまたチューブに傷がつき、同じような状況に陥るため、タイヤも交換が必要。
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※そして「タイヤ交換"された"」というよく見るクレームの種でもある。
説明不足の店員が「どうせこれは修理しないといけないんだから」と考えて、
許可を得る前に交換してしまいトラブルになるケースの筆頭。
↑
「なぜ交換が必要なのか」「交換しなければどうなるのか」を、何度も分かりやすく説明しても、
理解力がなく、納得されず、どうしてもパッチ貼りを希望するのであれば
「丁重に断る」のがベター。
(善意や自己責任でパッチ貼りしても
後で"直ってなかったから無料で直せ"のような理不尽なクレームに繋がる確率が高い傾向)
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荷物が前後で10kg以上、体重が80kg超、走行距離が毎日20km以上のような用途で
タイヤに過度の負荷がかかり続けると1週間でも大きく減るようなことがあるだろうかとも考えたが、
最重量な前後子供乗せでも1週間で大幅に減ることは考えにくい。
★そして、よくある「空気がなくなってきたことを確認してから充填する」では間違いなく遅いので、
夏場は2回、それ以外は毎月1回以上の空気入れの習慣付けも不可欠。
▼結論
原因を把握していれば、電動空気入れを買って空気入れの頻度を上げる対処法ではなく、
まず「原因を除去すること」が肝心と分かる。
▼空気入れの頻度
様々な条件により異なるため、厳密に「○日」と一概には言えないが・・・
・保管状態(屋内・屋外)・・・屋外のほうが不利
・体重や車重や荷物の重さ・・・重いほうが抜けやすい
・走行距離・・・・・・・・・・長時間タイヤに圧がかかる時間
・路面状態・・・・・・・・・・歩道走行がメインであれば段差でのショックがある
・チューブの劣化具合・・・・・3年以上使っているようであれば基本的には交換したほうが良い。
一般車(ママチャリ等)の場合、3~4気圧くらいであれば、正常な状態であれば2週間~1ヶ月は保持すると見ていいだろう。
(スポーツ系自転車で7気圧や8気圧等が適正空気圧の場合はチューブの質にもよるが2,3日に1回くらいを見るのが当たり前)
9の付く日キャンペーンでは10日おきに空気を入れるように促しているが、
「屋外保管、荷物が多く体重も重い、1日10km以上乗る、歩道もよく使う、チューブも古い」という
条件でまともに空気圧を測らせる気がない英式バルブに素人感覚で
これぐらいで大丈夫であろうという「空気を入れたつもりで空気圧不足」であれば
10日おきというのも頷ける。
高齢者では非力のため仕方ないところもあるので、
尚更軽く入れられるエアチェックアダプターや米式チューブに交換して適正空気圧を見たほうがいい。
一般車で1週間以内に抜け切るようであれば(スロー)パンク状態の可能性が高いので
銘柄不明の英式チューブであればパナかシュワルベの米式チューブへの交換を薦める。
単純にパンク修理で済ませてもいいが、質の悪いチューブや
パンク修理(阻害)剤が注入されていれば修理不可能になるのでよく考える。
※当然ながら修理ミスで異物を除去できていなかったり、
リムとタイヤの間にチューブを挟んでいても、またすぐにパンクしてしまうので注意。
●チェーン店の空気圧感覚
www.olympic-corp.co.jp/cycle/c20210409
一般車で「2週間に1回の空気入れ頻度」は、「夏場の空気の減りやすさを考えると」確かに間違ってはいない。
街乗り自転車の場合は、空気圧計がついていないポンプがほとんどなので、
適正気圧の目安を手で触って覚えておくといいです。
目安は、手でタイヤを強く押した時、少し凹む程度。
女性の場合は、タイヤの表面ではなく、タイヤサイドを押すと凹みがわかりやすいです。
だいたい軟式ボールぐらいの硬さならOK!
それでも わかりずらい場合は、
タイヤと地面の接地面の長さが約10cmくらいになるまで入れると
適正気圧ぐらいになるので、目安にして行ってみて下さい。
例によって"プロ感覚"を指導する模様。
手軽で0円なので一般車ユーザー特有の「1円でも安く層」に
薦めたがる気持ちは理解できなくはないのと、
「完成車メーカー取説通りなので間違っていない」とは言えるが、
「タイヤの硬さ」「季節・気温」「性別だけでなく体調でも異なる」ので、
本来は案内すべきではない内容。
虫ゴムに少しでも穴が開いていると、そこから空気が漏れ、パンクの原因になります。
そのため、定期的にバルブを抜いて、虫ゴムの劣化をチェックする必要があります。
一方こちらでは、メーカー取説では触れていないタブーとも言える「虫ゴム」に触れているので、
親切ではあるが、ある意味「メーカー取説から逸脱した内容」となっているので、内容の統一感は無い。
●MPプランジャーの紹介もあるが、個人的には微妙な評価に反転。
※ 虫ゴムに比べて、多少空気をいれるのが重くなる時があります。
その場合は、一度バルブを抜き、先端のパッキンを少し抜き差しすると改善されます。
残念ながら虫ゴムは「常に重い」(逆に、虫ゴムが塞いでいるプランジャー穴部分のゴムが完全に破損すれば軽くなる)
(Gプランジャーは構造上栓が詰まりやすいので紹介しないのは分かる)
恐らく取引がないからか、シュワルベの英式バルブコアの紹介もなし。
「超軽 アルミタンク付ポンプSG 1738円 税込」
米式も使えるので「米式用の空気圧計」と「エアチェックアダプター」を
紹介すればいいと思うのだが・・・。
▲買う必要のない物「バルブ変換アダプタ 仏→英」
米式が使えるほうが圧倒的に拠点数で有利。
英式専用のコイン式ポンプだけが「異常に多い」特殊な地域が存在するのであれば
意味があると言えるが、実際にはそんな場所が存在するとは思えない。
都会では自転車店も多いが、自転車店なのに英式専用ポンプしか置いていないような店が多いはずもない。
田舎や過疎地では自動車が必須なので必然的に米式が有利。
かといって、仏→米アダプターでも使えないこともあるので、
「携帯ポンプなどを持ち運ぶ」か、米式バルブ軸が通るリムに交換するのが効果的。
「パンクの防止」は空気入れの頻度と適正な空気圧量の把握の両方が不可欠。
雑な空気圧量管理では、真のパンク防止とは言えない。
●スポーツ自転車の場合2週間どころか毎日必要な場合もある
参考:morimotty.com/latex-tube/
「SOYO」のラテックスは、一日で3気圧以上の空気が抜けます。
ノーマルチューブでも7気圧や8気圧以上が基本のスポーツ自転車は
毎週どころか「(ぎりぎりでパンクするかどうかという低い基準ではなく妥当な性能を引き出せる意味では)
使用状況に関わらず「毎日1回」でも少なすぎることはない。
5気圧くらいが標準のノーマルチューブであれば2週間に1回くらいが目安だろうか。
スーパーチューブ3気圧標準で1ヶ月を少し超えるくらいでもいいかもしれないが・・・
中途半端な日数を設定するより「毎月1回」が分かりやすいし
習慣づけしやすいのでは。
極厚チューブであればノーマルチューブより空気が減りにくいとはいえ、
その重さからMTBダウンヒルのような特殊なケースを除いて
(一般車用にはストロングチューブがあっても)わざわざ交換してまで使うような人は少ないといえるが、
それでも「2か月」ではリム打ちパンクの危険性も高まるので遅い気がする。
●「空気入れの故障」も考慮しておきたいところだが、
実際のところ「不器用は人は特に」買い替える必要すらなく
「信頼のできる店に定期的に訪れる」ことが間違いのない選択でオススメ。
「無料ポンプを勝手に使う」のではなく、毎月時間予約してでも
他の気になる不具合の相談等で情報提供しておくと、今後のトラブルも防げ
大事になる前に処置できるので結果的に費用が安く済んでお得。
(店としても事前に諸々把握しておくことができれば修理時に助かるはず)
英式+エアチェックアダプターで米式に変換済み、または米式チューブに交換済であれば、
「ガソリンスタンドの空気入れを使う」という便利な方法もある。
(よくある「クリップが外せる」ホームセンターでも買えるような約1500円の空気入れと、
「約800円くらいから買えるGIYOの空気圧計」でも可)
繰り返しになるが、米式済であれば、英式(虫ゴム)で空気圧量の判断を誤って起こるパンクは防げる。
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▼(特に一般車WOの)フックなしリムは500kpa以下
★「フックなしリムの最大対応空気圧は5bar≒500kpa」に制限
www.schwalbe.com/en/montage
www.schwalbe.com/en/technology-faq/mounting/
What should be observed for the fitting on hookless rims?
の項目
A crotchet type rim has become standard these days.
This is a rim with rim flanges pointing inwards with their crotchet shaped ends.
Manual centering. Before inflating the tire to its full pressure,
make sure it is properly centered on the rim.
The tire will not slip automatically into the correct position during inflating,
as is the case with crotchet type rims.
If the tire is not evenly positioned on the rim, it can come off the rim easily.
Inflation pressure max. 4 bar. These rims are not suitable for high pressure.
In most cases you cannot max out the maximum inflation pressure of the tire on these rims.
According to the ETRTO standard the inflation pressure is limited to five bar.
We recommend that you allow for a greater safety margin and do not exceed four bar.
You should also consider that these rims are not really suitable for narrow tires or heavy riders.
↓
translate.google.co.jp/
(翻訳文)
フックレスリムのフィッティングには何を注意すべきですか?
最近ではクロッチタイプのリムが標準になっています。
これは、クロッチ形の端で内側を向いたリムフランジを備えたリムです。
手動センタリング。タイヤを完全に膨らませる前に、
タイヤがリムの中心に正しく配置されていることを確認してください。
クロッチタイプのリムの場合のように、タイヤは膨張中に自動的に正しい位置に滑りません。
タイヤがリムに均等に配置されていないと、簡単にリムから外れることがあります。
最大膨張圧力 4バール。これらのリムは高圧には適していません。
ほとんどの場合、これらのリムでのタイヤの最大空気圧を最大にすることはできません。
ETRTO規格によると、インフレ圧力は5 barに制限されています。
安全マージンを大きくし、4 barを超えないようにすることをお勧めします。
また、これらのリムはナロータイヤやヘビーライダーには適していません。
【4barを超えないようにすることをお勧めします】とある。
●元々フックなしだったWO(ワイヤードオン)リム規格の詳細
ww.raleigh.jp/InfoFAQ/060701_wheel-adv.htm
「フックなし」→「小さいフックあり」→「更にはっきりとしたフックあり」と変遷を遂げているので、
「WO=フックなしとは言い切れない」難しさがある。
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●【ウエストウッドリム】は関係なさそうな気もするものの・・・一応掲載。
In addition, there are many rims on the market which are referred to as Westwood rims.
These are often used on Dutch bicycles for example.
These traditional rims do not have crotchets which hold the tire tight and centered.
Furthermore, Westwood rims are made of steel and have a very smooth surface.
These rims require special attention for fitting.
さらに、ウエストウッドリムと呼ばれるリムが市場に多数あります。
これらは、たとえばオランダの自転車でよく使用されます。
これらの従来のリムには、タイヤをしっかりと中央に保持するクロチェットがありません。
さらに、ウエストウッドのリムはスチール製で、表面は非常に滑らかです。
これらのリムは、取り付けに特別な注意が必要です。
●ウエストウッドリムについて(ウィキペディア)
en.wikipedia.org/wiki/Westwood_rim
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そして、【リムとは関係なく】
●パナレーサーの殆どの空気入れは英式の充填圧上限が500kpaという制限もある。
panaracer.co.jp/lineup/tubepump.html
panaracer.com/products/pump/
(虫ゴムのまま使う場合概ね-130kpaになるので500kpaまで充填しても370kpa)
「エアチェックアダプターで米式化した場合」、(荷物や体重が重いなどを除き)
当然タイヤ側面に記載されている空気圧を守ることを推奨。
もし標準空気圧ではなく、最大空気圧や空気圧範囲の指定があって上限が600kpaであっても、
念のためシングルウォールフックなしリムでは「450kpa」程度に抑えることを推奨します。
◆450kpa充填について
※タイヤが高圧対応していても"フックなし"(WO)リムに450kpa超え充填するのは避けること。
(パナレーサー「パセラブラックス」、シュワルベ「マラソン」、他)
「500kpa以下運用であれば」それほど気にするほどもでないように思われるが、
やはり、長期的に使い切るという"真の意味でのケチさ"を最大限まで発揮するためには、
「適した空気圧」で運用してもらうことを推奨。
(シュワルベ英式バルブコア or 米式化済で正確に空気圧管理できている前提)
─既に所有している自転車の場合
高圧ぎみにしなければならない理由として
「約100kgを超えるような過体重、または荷物が約20k超」として、
まず
▲300kpaタイヤに450kpa充填するのは避けること
「300kpaと書いてあってもあくまで基準」として、
400kpaを軽く超える程度まで高圧にするのはあまりオススメできない。
450kpaに余裕で対応しているなら"最初からタイヤ側面に"書いていて不思議はない。
パナレーサーの406(20HE)国産品「Eライドプラス」は「推奨空気圧300kpa」
panaracer.com/products/city/e-ride/e-ride-plus
同じくパナレーサーの406(20HE)海外品「ロイヤルロード プラス」は「280~450kpa」
panaracer.com/products/city/royal-road/royal-road-plus/
IRCの国産品「足楽」でも「300kpa」となっている
ircbike.jp/product-list/city/ashiraku/
─例外的に、スポーツ系自転車での「カチカチ」の感覚に慣れ過ぎて300kpa程度では"軟すぎる"場合
300kpaタイヤは新品であっても用途的に不適合なので、「450kpa対応のタイヤに即交換(依頼)するしかない。
─更なる高圧を希望し買い替え時期ならば
新車購入"前"に、その自転車に取り付けられている「タイヤの設定空気圧」を、
「予め問い合わせて確認しておくこと」を薦めるのと、
高圧タイヤも圧倒的に多い「700Cで28Cか32Cの車種」を「絶対」として車種選択することが重要。
ちなみに
▲「空気入れをサボるための高圧充填」は話にならない
たかが数分程度の時間を惜しんで得られるものは「僅かな手間が減る」だけ。
空気入れが部屋置きで駐輪場まで持って行くとしても、
さすがに毎回数十分かかるようなケースがあるとは思えない。
当人としてはリスクを承知であれば勝手にすれば良いと思うが、
他人には間違いなく薦めるべきではない。
▲タイヤ側面に「MAX450kpa」= 必ず450kpaまで充填???
どうやら「メーカー取説すら正しく読むことができない店員」までいるようで・・・もはや呆れるしかない。
◆【側面に最大450kpa(MAX450kpa)と書いてあるタイヤ】
◆例:ビビ・Lなどの1-3/8(約37mm幅タイヤ)の場合
BE-FL431 2022年2月発売
cycle.panasonic.com/manual/download/?id=578
(P32-33)
●圧力計の付いたポンプで空気を入れる場合は、
(300 ~ 400)kPa{(3.0 ~ 4.0)kgf/cm2}の数値内になるように入れてください。
↑
これは「英式 → シュワルベ英式バルブコア・Gプランジャー」
もしくは「米式 → エアチェックアダプター・米式チューブ)」の場合のみ。
「▲英式の虫ゴム」で「300~400kpaで収めてしまう」
=「約170~270kpa」であり、「充填後でも空気圧不足」なので要注意!!!
※下記(400 ~ 450)kPaも同様
●タイヤの空気圧は 300kPa{3.0kgf/cm2}未満では使用しないでください。
タイヤのひび割れ、偏摩耗やパンクの原因になります。
●上記の空気圧は体重 65kg程度の方が乗車された場合の適正な空気圧です。
重い荷物を載せて走行する場合は、
通常より高い空気圧(400 ~ 450)kPa{(4.0 ~ 4.5)kgf/cm2}にて使用してください。
↓
つまり、通常空気圧[体重約65kg] 300~400kpa
重い荷物での空気圧 400~450kpa
↑
これを見ていたなら、なぜ「必ず450kpa充填しなければならない」と判断できるのか逆に知りたい。
通常空気圧[体重約65kg] の人が「誰一人存在しない」とも思えず。
いや、さすがに「読んだことがない」だけかもしれないが、どちらにしても論外。
取説の指定すら守る気も見る気もなく、ユーザーの使い方の問題(ノーメンテ主義)を無視して、
なぜか品質には煩い店もあると思うと・・・メーカー側の担当も苦笑いするしかなさそうとは思うものの、
そもそも取説に「虫ゴム」という文字すら書いてないのだから、誤解が横行していても仕方がないとも言える。
また、店に任せれば虫ゴムの劣化状態も把握しつつ「適正空気圧を触診だけで判断できる人もいる」として、
ユーザー自身で管理するとすれば(細かい暗算程度とはいえ)概ね-130kpaという計算も必要。
その前に、安物英式専用ポンプが原因で空気圧計付きポンプすら普及が遅れていると考えると、
パンク防止だけでなく「タイヤを完全に使いきる」ということが、どれほど困難な道のりなのだろうかと。
そんな有様なので、自転車の値段が上がっても「壊して持ち込む」常態化の呪縛は解けず、
品質向上やカスタムでの「快適性」へ移行できるはずもなく。
他にも「自店都合により特定品を"無理やり"持ち上げている感が強い」と分かると途端に残念な気分になる。
だったら正直に(特定目的のためということは隠すとしても)
「このサイズのタイヤは当店ではこの1種類しか使いません」と
きっぱり割り切ってアピールしてしまえばいいような。
在庫管理も「安さ最重視のトラブルメーカー」と関わらなくて済むことが出来る点でも楽になるだろうし。
それにしても、よくある「空気圧管理が重要」という割に、
「習慣化を"定着"させる方法となると、途端に大雑把になる」ような状態からして、
「芯を捉え原因を解決し土台固めをする」のではなく、
とりあえず「見えている範囲の周りに土を軽く盛っているだけ」のような違和感を憶える。
こういう状態だから「違法施行」すら野放しになっているのも頷ける。
結局のところ、ネットに転がる全ての情報のようなもので、
量販店でも液剤注入に否定的で絶対に薦めない人や、情報に詳しいような人も居て、
個人店でも互換性以前に米式チューブすら知らず、
アルミフレーム・小径車でも躊躇なくバック拡げ工具を当たり前に使う人もいるとすれば、
「店員"個人"次第」であって、
「店の業態"だけ"を目の敵にするのも、無闇に信用するのも避けること」と思い知らされる。
●WOの"フックがない"リムには5気圧以上充填しないこと
451など、タイヤ一覧ページには「WOリム」と書いてあるものの、
「WO且つ"フックがない"リム」は高圧充填すべきではないということ。
※700Cは分類上はWOリムではあるが、
「高圧充填に耐えられる前提で」"フックあり"であれば、
「構造的には」HEリム同様の運用が可能。
「フックなしリムへの5気圧以上で何年も運用しているが問題ない」というのは、
▲「対策前の一発二錠を長年使っていているが全く問題ない」
▲「施錠なんてワイヤーロックしか使ってないが1回も盗まれたことなんてない」
▲「英式虫ゴムでも接地面の長さか側面感触だけで判断できる」
▲「ベアリングにグリスなんてなくても走れる」
▲「自転車全体が油ベタベタでも走れるし、足で止まれる」
のようなもの。
つまり、特定の利用者や環境によっては、
【問題が起こらない(または起こっていても無視する)場合もある】というだけ。
だからこそ、【出来るだけ多くの人には】使うべきではないと
フックなしリムでは5気圧以下での案内を出しているメーカーの説明を紹介している。
もっと分かりやすく極端な例を挙げるなら・・・
▲「室内で焚火や花火しても火事になったことなんて一度もない」
とか、
命にも関わる交通状況でも
▲「見通しの悪い交差点で、徐行(無視すれば罰則のある法的な)義務があるとしても、
全くしていないが、今まで事故なんて遭ったことなんてない」
と言っているようなもの。
徐行のように、「法的に罰則がある内容ですら無視する」のであれば、
所詮「使うべきではない」という「アドバイス」に対して、
「自分は使っても構わない」と思い込んでしまうのも無理はないか。
───────────────────────────────
※こう書くと「遮音関連」を引き合いにしてくる困った人もいそうなので
予め書いておくと、遮音関連は
「条文の正しい理解ができておらず曲解しているケースが余りにも酷すぎる」こと、
「実際の事故の直接原因ではないのに警察や教育での"優先指導順位"が不適切」に対して、
問題提起しているのであって、
「是非とも使うべきだ」という意味で紹介したことはない。
(仮に、そう思ったのであれば完全な読解力不足)
※もし使うとしても、徐行や一時停止を徹底遵守することで
「非遮音でも徐行や一時停止を守らない自転車よりは安全な走行は、
多くのカーオーディオ使用の自動車が証明しているように可能」。
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※ママチャリを「毎日数十km」とか「買い物で10kg以上乗せる」とか
「体重85kg超え」だから、「軽快感重視で高圧にしていて、
早期劣化しようが、自分で作業できるので何ら問題なし」という人も中には居るとは思うが案内の範疇外となる。
近所の数キロメートルの利用が前提で、自分で交換作業できない(しない)「多くの利用者」向けの案内には出来ない。
※下記にも記載しているJISの高圧充填試験は「常用ではなく"一時的"な検査」でしかないので無意味。
※「タイヤのメーカーや輸入代理店と店」の立場であれば、
【さっさとタイヤを使い潰してもらいたい】という考えから、
「高圧充填でも問題なし」という返答だったとしても不思議ではないが、
多くの消費者にとって有益な情報ではなく、
むしろ参考にすべきではない「不利益な情報」と捉えたほうが良い。
◆競技スポーツ自転車でも一般車並みの450kpaや300kpaの選手が要る現代
twitter.com/PanaracerJ/status/1717098864057172110
雨のジャパンカップを走ったタイヤセッティングにフォーカス。
空気圧4.5は当たり前。4.0、そして3.5気圧の選手も。
ディスクブレーキ/ワイドチューブレスタイヤ時代のセットアップを聞いて回った。
↑
なぜかスポーツ自転車乗りが使いたがる分かりにくいpsiではなく
kpa変換もしやすいbarなところに好感が持てる。
そう、既に「▲極細高圧パンパンで脳筋根性論で乗るような時代」ではなく
科学的にも細幅高圧より「★ワイド低圧のほうが有利」
となってきていると言えるのではないだろうか。
●700×28Cの空気圧400kpa以下で競技スポーツ2位という結果
twitter.com/keitsuji/status/1502830189671174144
ストラーデビアンケ2位のバルベルデが前後28mmのチューブレスで空気圧3.7/3.8barだったと話題になってます
空気圧を低くできるチューブレスとはいえ「28C(28mm幅)400kpa以下で結果を残せる」というのだから、
スポーツ自転車でも「25C以下の高圧充填だけが正義」という考え方が古いものになって行くのだろうか。
そもそも、場所によっては側溝の溝などに嵌ってしまうリスクがあるのだから、
「一般的な公道では」細幅タイヤで走行すること自体を非推奨。
舗装が綺麗なコースのみ走行であれば、20Cでも何ら気兼ねすることなく使えるとして、
タイヤ変形率等でのエネルギーロス?からするとそのようなコースでも28Cがベストという気もする。
近年趣味としてのグラベルとして32C以上も珍しくなく、
一般車でも27.5車種などで太めのタイヤ幅が増えてきていることから見ても、
太め幅が今後のメインになれば、そのうちクロスバイク系統でも一般車同様に37mm幅以上が多くなる可能性も?
●「フックなし(WO)リム + 一般車系タイヤ」で高圧充填が薦められない理由
稀に「薄い細いタイヤで高圧充填できるのだから、タイヤが高圧可なら6bar運用で何も問題ない」という話だったり、
JIS実験にあるように「8bar」でも"即"タイヤ・チューブ・リムが破裂するということは考えにくいとしても・・・、
「側面」「内部」への「圧力が増す」ということは、
★【重要】「"フックなし"(WO)リムとの組み合わせ」により、
「問題が起こりうる"リスクが増える"」ことへの懸念がある。
「▲徐行無視で事故に遭ったことはない」
と同じで、
「継続的に問題が起きないとは言い切れない」ため、「基本的には避けるべき」と案内する。
◆だからこそ「リスクの低減のため」に、
そもそもパナレーサーでは安全マージンをとって
パナレーサーの空気入れで「英式は」
→「虫ゴムでの充填値を想定すれば上限5bar≒500kpa(-130kpaが表示目安なので)=実質370kpa」
→「(パナレーサー英式チューブにも使われているらしい)Gプランジャーであれば最大500kpaまで」
と定められていて、
シュワルベの解説によれば「"フックなし"のリム(一般的なWOも同じ)」では「5barを超えないようにすべき」とされる。
★つまり、「どれだけ"タイヤ自体に"高圧に耐えうる能力があっても」
「フックなしの(WO)リムには高圧充填は不向き」と考え、
一般車のフックなし「"フックなし"(WO)リム」には、
安全を考え「上限450kpa充填」までと考えることが妥当。
チューブレスレディも増えてきて5bar以下で結果を残しているようなレースもあるだけに、
「低め充填も正義」という価値観がもっと広まっても良さそうに思うが・・・、
未だに「標準・最大・範囲指定」の違いを理解できていない人達も多そう。
そもそも
700Cなど高圧充填当たり前の細幅タイヤでは段差との相性が良くないため「抜重」が必須習得とされるが、
状況的に歩道を通ることも珍しくない「一般生活用途での自転車」で、「高圧充填が必要不可欠」というケースが想像できない。
まず、「呼び幅37mm以上で、450kpaを超えるような高圧充填の必然性がない」。
「クッション性能を犠牲にする」というだけで無意味と気付くべきに思えて仕方ない。
※630の28幅や32幅の「パセラ(ブラックス)」等で、「タイヤ側の設定」として
【"最大で"】高圧充填可能になっていても、
結局は「フックなしリム」という縛りから逃れられない限りは「450kpa上限運用」するしかない。
(当然、仏式か米式チューブに変更すれば良いという話ではない)
※極端に言えば「軽トラに4トントラックのような耐荷重/運搬能力などあるわけがない」と考えれば分かること。
◆単に(細かい凹凸での跳ね上がりやロードノイズは気にならず)
「カチカチの乗り心地でなければ気が済まない。どうしても高圧充填したい」のであれば、
(車輪ごと組み替えでブレーキ変更で苦労するよりも)
28~32幅以下の「10万円付近の700Cの自転車」への買い替えを薦める。
「グニャグニャした乗り心地が気になる」場合、
「フレーム自体が貧弱」の可能性もあり、それはタイヤと空気圧調整の話では済まない。
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▼空気圧の測定方法について
◆タイヤ側面を握って確認することの危うさ
毎日業務で確認している"熟練者"が「適度な硬さ」等と表現しても、それで伝わるのだろうか?
様々な人向けの案内としては、簡単に感覚が掴めるとは思えないので
「熟練者向けの案内」をすることが不思議。
むしろ、店としては「不適正空気圧でパンクさせて稼ぐつもり」であれば、
「何も案内しないほうが得」ではないだろうか。
「とりあえず一般車は月1回以上は空気入ってればいい」という習慣化の案内ではなく、
「適度~適正な空気圧」となれば、同じ空気圧でも
ユーザーAには「そこまで硬くはない」と思われ、
ユーザーBには「相当硬い」と思われてしまうことが珍しくなくても、
個人の握力や感覚差の問題をないものにして問題ないのだろうか?
「推測」では・・・
店側の統計として、「触診でも実行継続している人達は実際には殆ど問題は起きていない」
という「経験則に基づいた自信からくる言葉」?
しかし、「触診のアバウトな案内にしていることの弊害」として、
一般車でも300kpaも450kpaも完全に同一で考えてしまうことで、
その「違いを言葉だけで表現することが困難」だからこそ、
「150kpaの差を、まるで"誤差"として無視する」ことに違いないが、
それは果たして「本当に適切な案内」だろうか。
29erファットバイクと12HE幼児車を比較することは適切ではないとしても、
子供乗せと一般車が並列で考えられることは極端な例示とは思えないだけに、
それら乗車人数と重さが全く違う乗り物を「一律の案内」とするのは、どうにも違和感がある。
だからこそ、個人的には300kpaであれば「300kpa標準の場合」のように条件を書き記している。
●何より、英式バルブの種別が無駄に多くなってしまったことで、
大別しても「虫ゴム」「Gプランジャーか、シュワルベ英式バルブコア」「MPプランシャー」に分類され
▲「空気圧計(付きポンプ)でチェックをしないことが常識」となってしまっているために、
「空気入れ頻度すらテキトーで管理が当たり前」になってしまっている。
★「広く使われている親指テスト方法は非常に不正確です。」
www.schwalbe.com/en/luftdruck
www.schwalbe.com/en/technology-faq/tire-pressure/
How often should inflation pressure be checked?
の項目
The widespread thumbtest method is very inaccurate,
as all tires will feel identically hard from a pressure of approx.
The thumb test is completely insufficient for Marathon Plus tires due to the special puncture belt.
↓
translate.google.co.jp/
(翻訳文)
広く使われている親指テスト方法は非常に不正確です。
特別なパンクベルトのため、マラソンプラスタイヤの親指のテストは完全に不十分です。
※マラソンプラスは「パンクしにくいタイヤ」と同類の「耐パンク系のタイヤ」
つまり、
【厚みのある耐パンク系のタイヤを"押して確認する"という方法には問題がある】ということになる。
●疑問「タイヤの反発力は一定なのだろうか」
数学的な思考をしなくてもすぐに確かめる方法としては
「物を手で押してみる」だけ。
与える力が小さい → 反発力も小さい
与える力が大きい → 反発力も大きい
↓
つまり
力がない人 → 基本の与える力が小さい → 反発力が小さい
力がある人 → 基本の与える力が大きい → 反発力が大きい
例えば「ネジをしっかり締めてください」とあっても、
力がない人では「しっかり締めているのに緩い状態」
力がある人では「軽く締めたつもりでも締めすぎて破損」
ということが普通にあると考えると、
「小ネジでも出来る限りトルクレンチを使ってください」という案内が適切となることから、
空気圧管理に於いても同様に、
「一定の力量をタイヤに与えることができるとは限らないため」
自分自身の「勘」が心配であれば、空気圧計を用いて管理することが適切となる。
※硬度計があれば反発力も確かめることができる?と一瞬気になったが、
「ゴム表面の硬さ」を調べることは出来ても、
タイヤ(チューブ)内圧の計測は出来るとは思えない。
●虫ゴムの英式バルブでは測定値+130kpaで正確な値?
daibutucycle.jimdo.com/2015/08/06/パンクの予防/
日本の自転車の多く(シティ車やいわゆるママチャリ)は英式バルブ(虫ゴムと言えば聞き覚えがあるかと)が大半になります。
これが曲者でゲージ付きの空気入れでも適正な数値が出ないのです。
タイヤメーカーのパナレーサーも適正な数値を出す為に米式バルブに交換してください!という名目で米式変換バルブを販売
先日受講してきた車いす安全整備士の講習の中でも似たようなことが書かれてました。
(検証画像)(なぜ一般的なkpa(キロパスカル)ではなく、わざわざメガパスカル表記なのか・・・)
きちんと数値まで出した興味深い実験データです。
このデータから、表示の数値より概ねプラス130KPa程入れた方が良いということが解ります。
これで大方の目安は大体見当は付くのですが、自転車整備士のマニュアルによることころでは
負荷時にタイヤの沈みこみ率が15%とか乗車時にタイヤ接地長が10cm等が書かれてます。
しかし、数値が分かったところで
「空気入れ時のポンピングが重い」(これはシュワルベ英式バルブコアでも解消される)
「虫ゴムの劣化速度」(シュワルベ英式バルブコアにすれば虫ゴムよりは劣化しにくい)
「イタズラで外されやすい」(シュワルベ英式バルブコアでも同じ)
といったデメリットはあるので
自転車=英式バルブしか知らないないような自転車屋(のような店)でも作業を受け付けてくれるといった
「数少ないメリットをどうしても優先しなければならない」理由でも無ければ
英式バルブ自体を薦めない。
(追記11.27)
計測は「特殊な装置」を用いて計測と画像にあるが、
市販品では(シュワルベ専用の英式バルブコア以外の)英式バルブの測定器が存在しない以上は、
ポンプでの数値をアテにすることになるので、ポンプの空気圧計に異常が出た場合は問題が生じる。
●接地面の長さで空気圧を見る?
「タイヤの空気圧が適正(標準)だと3つのいいことがあります」
「定期的に空気圧のチェックをしてトラブルの予防!」
www.bscycle.co.jp/cycletire/
とあっても「英式(虫ゴム)」なので曖昧な判断しかできない。
↓
●BSの総合的な自転車の取扱い説明書
www.bscycle.co.jp/support/pdf/index.php?step=5&func=dl&category_id=1&products_id=1&year_id=2016&shashu_id=1&pdf_id=562
注意: 空気圧が少ないと、タイヤの接地面積が広くなって走行抵抗が増し、ペダリングが重くなります。
また、タイヤの摩耗やパンク、リムの変形の原因になります。
必ずタイヤ側面に表示している空気圧の範囲内で使用してください。
[タイヤ空気圧表示例と換算値](1KPa=0.01kgf/cm 2 =0.145PSI)
一般のシティ車は3kgf/cm 2 (3気圧)が適正空気圧です。
↓と書いているにも関わらず
◆ 英式バルブ用タイヤ空気圧ゲージはありませんので、次の乗車して行う簡易測定をしてください。
空気圧の簡易判定のしかた
自転車に乗車した状態での接地面の長さで空気圧を判定してください。(9~10cm)
シュワルベの英式バルブコアを使用する限りでは専用の空気圧ゲージが存在するが
BSでは使っていないので掲載せず、米式化するエアチェックアダプターもパナレーサー製品なので紹介しないのだろう。
●パナレーサー「英式(虫ゴム)では正確に測定できません。」
twitter.com/PanaracerJ/status/1385515701268475906
以前パナレーサーサイトに書かれていた内容の再掲のような形。
一応は「目安」として利用出来るものの、
「荷物や体重や走行路などから最適な空気圧」を決めるときに
分かりにくいことに違いはない。
そもそも、虫ゴムとは、製造から店舗で使用されるまでの経年劣化を含め、
耐久性が高いとは言えないにも関わらず、
完成車メーカー取説で「交換案内が一切ない」ということからも、
相当根の深い問題と言える。
その特徴から、虫ゴムが本来適している用途は、
「どんなタイヤでも」空気圧が触診で正確に判断できる余程の熟練者か、
「何度練習してもポンプヘッドを手早く外すことができない人向け」の特殊な規格。
米式バルブを極端に嫌う避けるべき店の炙り出しのためにACA-2で試用期間を経て、
チューブ交換が必要になるタイミングで米式チューブへの交換を推奨。
「今まで問題がなかったんだから虫ゴムが一番良い」という典型的な反面教師に学び、
常識を疑うことを忘れず、思考停止に陥らないように気を付けたい。
【追記5.2】
twitter.com/PanaracerJ/status/1386827631664926722
Q.英式バルブは内圧ゲージで空気圧を測ることができないのは何故ですか?
A.前回説明したとおり、英式バルブ内のムシゴムを押し開かないと空気が通りません。
ですので、内圧ゲージを差しても空気を取り出すことができず、空気圧の測定ができません。
ポンプの口金を差しただけではポンプゲージの針が動かないのも同様の理由ですね。
だからこそ、どうしても英式でなければならない場合を除き、
「ゲージの目盛りや数字で分かる空気圧管理がしたいのであれば、米式化をお薦めします」となる。
▲各種メーカーの「接地面での空気圧管理」から見える問題点
業界全体で「ユーザーにとって無駄なパンク」を減らすために、
適正なメンテナンス方法を身につけさせることが重要と考えていれば、
既存の「英式バルブ(虫ゴム)」の「構造的な欠陥」は到底看過できないはずだが、
残念ながら取説を見る限りでは、
「現状の空気圧管理方法で何ら問題ない」という意識が如実に反映されていて、
長年放置し続けてしまっていることは「根の深い問題」と言える。
具体的には「タイヤに表記されている空気圧の範囲」とあっても、
異口同音に「自転車に乗車した状態での接地面の長さで空気圧を判断」という内容。
当然「英式バルブ(虫ゴム)では"空気圧計の表示+約130kpaを目安"に充填してください」など
一切書いていない。
自転車店では「触診」が主流なので、ある意味「メーカー指示を無視している」ことになるが、
果たしてメーカー指示通りに毎回「接地面の長さで判断している」という店は存在しているのだろうか。
一方、もし「米式バルブが標準」で、
「クリップ部分を外せば使えるような安物の空気入れも紹介していれば」、
「米式専用の空気圧計」も紹介しておくことで、店での販促にも繋げやすくなるはず。
(または一体型として「空気圧計付のポンプ」を推奨)
※幼児車の場合は幼少教育だけでなく、「親の知識も増やせる効果」が期待できる。
源流は基礎交通教育として、上流に居るメーカー(輸入代理店)でさえ、このような有様であれば、
下流に位置する販売店やユーザーの知識不足を解消できるはずもない。
悪循環になっている誤解の流れを断ち切るには何処かで堰き止める必要がある。
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更に言えば、「虫ゴムは定期的に交換してください」すら書いていない・・・。
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「ユーザーにとって無駄なパンク」を減らすために、
適正空気圧を安定的に「維持すること」を阻害しているとは考えていないようだ。
●店側の情報では虫ゴムに触れていることは珍しくない
motosumiyoshi.seocycle.biz/2018/08/23/
虫ゴムは半年に一度チェック!
元々の虫ゴムが安物であれば3か月もたない例もあるようなので、
個人的には,やはりエアチェックアダプター(ACA-2)の即交換/追加をオススメ。
●メーカーサイトで虫ゴムに触れているのはアラヤ(ラレー)が唯一?
www.raleigh.jp/column_valve.html
いわゆる虫ゴムというものを定期的に交換しなければなりません
その虫ゴムの寿命がその他のバルブに比べて短い、また構造上どうしてもエアが漏れやすい
元記事は2006年で最終更新は2015年で古いこともあり、
エアチェックアダプター、
シュワルベ英式バルブコア、
ネジ溝のある米式チューブ(シュワルベ、コンチネンタル、スペシャライズド)も書いていないので
さすがに情報追加してもらいたいところ・・・。
●IRCが既婚女性向け雑誌VERYに足楽の紹介記事を展開するも・・・残念な空気圧管理の紹介
twitter.com/irctire_bike/status/1534018335586648064
シマノだけでなくパナレーサーもスポーツ自転車向け商品の宣伝に熱心で、
一般車向けや廉価品の宣伝を重要視していないので、
IRCが足楽自体をPRし純正タイヤ以外の選択肢があるという
広告を仕掛け「知ってもらう機会」を提供することは素晴らしいと思う。
しかし、残念なことに・・・「パンク原因の7割」ともされる空気圧管理の方法が、
相変わらずの「旧時代」という情けなさ。
veryweb.jp/life/354310/
タイヤの空気が少ないだけでなく、入れすぎもバーストの原因に。
親指と人差し指で強く押して凹まない程度が適正です。
タイヤが膨れあがってパンパンになっていたら空気の入れすぎなので注意して。
↑
まさか「人間の握力は同じではない」と知らない・・・?わけはないはず。
「体調や気分などによっても感覚が一定とは限らず」、
まずそもそも「基準となる感覚すら"熟練の"店員」に教えてもらっていないのに
「言葉のニュアンスで伝わると考えられること自体」が不可解。
一方で、何故か「空気入れの頻度」は、
(若干組み替え読解が必要でも)正解は一応導き出せる内容。
月に1度はタイヤの空気入れついでにチェックしてもらうことで、
辛い思いをしながら自転車屋さんに駆け込むことも回避できます。
早期発見・即解決が〝快適サイクル〟の鍵。
↓
適正基準が存在しない前提なので【チェックして"もらう"】となってるのは分かるが、
「辛い思いをしながら」自転車屋さんに駆け込むのを回避という文脈から、
↓
辛い思いをする"前"に
自転車屋さん(他、空気圧計など基準のある人)に
【チェックして"もらう"】ことで
早期発見・即解決が〝快適サイクル〟の鍵。
と、正確に意図を理解できる人達がどれだけ居るのかはともかく・・・。
しかしながら、「一般車タイヤを新品や国産にアップグレードしたところで、
◆「元々の空気入れ無習慣 → 空気圧不足 → パンク」まで一気に解消されるわけがないので、
効果的且つクレームになりにくくするために
「タイヤ広告の前段階:下準備」として、
「半年期間くらいは、まず自転車のタイヤの空気圧管理に関する内容だけの継続的なコラム」
を出すのが先だったような。
※他の懸念点として「宣伝されているからネットで足楽を買って持ち込んだが断られた」
も考えられるが、量販店なら気にしないだろうし、
個人店でタイヤに限らず持ち込み自体を嫌う店であれば躊躇せず断るだろうから
こちらに関しては気にしない。
※406・451の違いすら分からず「20インチ」だけで買って後悔するとしても勉強代でしかない。
●英式と空気圧充填基準の雑紹介と対策
bike-news.jp/post/263908
日本国内で広く普及している「ママチャリ」(=シティサイクル)に使われている英式は、
その構造上、空気圧ゲージで測っても誤差が生じてしまいます。
↑
英式でも「虫ゴム」が使われている場合であって、
「Gプランジャー、シュワルベ英式バルブコア」では正確な値を判断できると見る。
舗装された路面の街中で使われることを前提とした「ママチャリ」であれば、
そこまで厳密に空気圧を測る必要はないでしょう。
↑
「体重」「荷物」「歩道の段差の高さ」「使用距離」など「全て同じなわけがない」と考えれば、
「厳密にするほどではない」は不親切。
指の腹でグッと押してしっかりした反発があれば大丈夫。
目安としては野球の軟式ボールくらいの硬さがイメージです。
または
自転車を横から見てタイヤと地面の接地面が10cmくらいであれば、
十分な空気が入っていると思って問題ないでしょう。
↑
毎度お馴染みで
「絶対基準が存在するらしいプロでもないのに」触診で判断させようとするのは罠としか思えない。
※自店で扱う自転車と補修タイヤだけは全て把握していることは不可能ではないかもしれないが、
初見でも全てのタイヤの硬さを瞬時に理解して体調や気温なども全て考慮し、
触診で適正圧"きっちり"充填できる「プロ」が存在するとは考えにくい。
100歩譲って、自店のサイトやSNSであれば「"経営"方針」として、まだ理解を示せるものの、
ポータルサイトのような場所で紹介するのは、
「虫ゴムという用語すら一切登場しない自転車メーカーの酷い取説達」も含めて、どうなんだろうかと思う。
そして「全てのタイヤ」で接地面約10cmをイチイチ測る手間をかけられるなら、
エアチェックアダプターを取り付けて空気圧計でサッと計測するのと手間としては大差ない。
しかも「アバウトではなく正確」なのだから尚更優位性がある。
お金がかかるといっても、エアチェックアダプターは約600円ほどで購入でき、
空気圧計付ポンプも、約3000円ほど払って購入しておくことで、
わざわざ店の開店を待つまでもなく、朝の出かける前にいつでも空気圧充填が可能になり
「道中"無駄な"パンクをして立ち往生するリスク」と比べたら遥かに安い。
●適正空気圧についても、
「◆標準や推奨」「◆上限」「◆範囲指定」の違いの解説と、
空気圧を気にしているという人で陥りがちな「上限フル充填が絶対の正義」と思い込んでいる人達に対して、
「★必ずしも最上限充填が必須ではありませんよ」という「基本」の解説不足に思える。
●若干気になる「規定空気圧」という用語
jitensyazamurai.com/db/archives/16640
すべてのタイヤには「規定空気圧」といって、
「このくらいの空気圧まで空気を入れなさい」的な数値が決められているのですが…
↑
以下を「まとめて言い換える」と「目安の数値」として「規定空気圧」と称していることは理解できるものの、
「初心者向けとしては」同一用語でまとめてしまっているのはどうなんだろう。
・最大空気圧:MAX▲▲▲kpa
・範囲の指定:○○○~◎◎◎kpa
・標準(推奨)空気圧:主に一般車の300kpaが「基準」のタイヤ
例えば、体重65kgで最大空気圧700kpaのタイヤに
「このくらいの空気圧まで空気を入れる」の感覚で、タイヤ側面の数値だけを見て最大充填してしまうと
「ガタガタして乗りにくい」「タイヤの早期割けを引き起こす要因」となってしまうことになるので微妙。
更に、WOの「フックなしリム」で、外れやすくなってしまうリスクまで考えると・・・。
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▼各メーカー取扱説明書にあるタイヤ空気圧管理の方法
●(IRC)フックレスリム対応タイヤでも上限800kpa設定のスポーツ自転車用タイヤの謎
ircbike.jp/product-list-cat/road/
フォーミュラプロ HL TL RBCC [FORMULA PRO HL TL RBCC]
フォーミュラプロ HL TLR S-LIGHT [FORMULA PRO HL TLR S-LIGHT]
フォーミュラプロ HL TL X-Guard [FORMULA PRO HL TL X-Guard]
▼[仮説1]使用時に毎回タイヤの状態を確認すれば問題なし?
↓
●多くの一般車の用途とは異なるので別として考える。
▼[仮説2]タイヤ構造的にフックレスリムでも対応する違いがある?
↓
TL(R)タイヤ=「気密構造が必須」なだけに「リム側面に張り付く」ように、
一般的なチューブドタイヤとは質が異なるのかもしれないが・・・あくまで推測。
▼[仮説3]スポーツ自転車のリムはフックレスでも一般車よりも強度がある?
↓
リムブレーキであれば頑丈で厚みのある側面が必要でも、
ディスクブレーキに強制移行させられた反面、
その恩恵として「ディスクブレーキ用リムは側面を軽量化できること」にあるはずなので、
ダブルウォールリムでも、むしろ強度そのものは低くなっているのではと考えられる
▼シュワルベ(本国)サイトでは
●「フックレスリムは高圧には適していません。」
●「ほとんどの場合、空気圧を最大にすることはできません。」
●「ETRTO規格によると、インフレ圧力は5 barに制限されています。」
●「安全マージンを大きくし、4 barを超えないようにすることをお勧めします。」
とありますが・・・と聞いてみたところで
▼IRCの想定返答としては・・・
(1)他社製品の特徴については当社の知るところではありません。
(2)弊社のタイヤはETRTO規格を基に設計されていません。
(3)今回のHLタイヤはスポーツ自転車向けタイヤであり、
一般用途を想定している製品ではないことから
想定使用ユーザー層を広く捉えていませんので異なるとも考えられます。
(4)リムとの相性によっては外れやすくなるリムもあるかもしれませんが、
当社では主要な市販フックレスリムで装着走行テストをし、
脱落が起きないことを確認しています。
↑
このような「テンプレな回答」になるだけだろう。
とはいえ・・・
▲「ありえないレベルで材料費をケチっていることも珍しくない部品」であれば、
アラヤリムがほぼ生産終了したこともあり、
今現在では尚更、安物WOフックレスリムに500kpa超えで充填することは避けるべき。
●フレームやBB(ハンガー)周りにも
自転車の値段が安ければ安いほど素材までケチられていて、
元々貧弱ゆえに「ガタが出やすくなる」原因となる衝撃が
より強くかかるような使い方
([余裕を持って]350kpa以上の高圧充填)をすること自体が薦められない。
◆では、強度のあるステンレスリムやフレーム全体に強度が期待できるであろう
実売価格で5万円以上の車種であれば問題ないのではと考えるも・・・、
↓
そもそも、一般車の想定する年齢層から見る用途・速度からして、
自転車が走行するには狭すぎる車道も少なくないため
「安全のために歩道も使う」のだから
高圧充填するということは「細幅タイヤ」前提のため、
まずタイヤを細幅にするということ自体と、
450kpa以上のような充填をするほうが「基本的には」デメリットと言える。
●IRCの解説図から見える問題
tobesaikuru.livedoor.blog/archives/5629120.html
英式について書いているくらいなので恐らく一般車向けと思われる
「本来は参考すべきではない解説図」から見える問題点。
接地面9~10㎝
日常的にユーザーに対する空気圧管理案内の解説だと仮定し、
(単身者は想定しないというのはありえないとして)
「店員など誰かに見てもらうことが前提」以外の方法として、
自分が乗った状態でどうやって見て測るのだろう・・・。
地面に物差しを置いて、更に状態確認するために大きめの鏡まで用意?
ここまでするくらいなら、まずはエアチェックアダプターで米式化して
「空気圧計付のポンプまたは単品の空気圧計」を買って使うか、
「米式への空気入れもあるまともな自転車店」に2週間に1回~毎月1回依頼が確実。
それに、IRCの一般車向けでも「海外製の安めタイヤ」から
いわゆる「パンクしにくいタイヤ」に属する「シティポップス 耐パンク(CITY POPS))」もあるわけで、
タイヤのゴムの厚さや硬さが異なるタイヤもあると思われるが、
その場合でも9~10cmなんていう曖昧な基準で十分なのだろうか。
そう考えると、やはり面倒な方法でしか測りにくい方法そのものに問題があると言わざるを得ない。
そして、このことに何の疑問も持たなくなった時点で
「業界の自己都合だけが最優先の悪しき慣習の言いなり」に思えて仕方ない。
むしろ、その「本来は参考すべきではない解説図」で注目すべき箇所は
「空気圧を測定できない英式バルブ」であるべき。
↑
確かに、「シュワルベの英式バルブコア」であれば、測定できるのと、
「虫ゴム」の場合はポンプの空気圧計の示す数値に"概ね+130kpaを参考"という話もあるが、
分かりやすい空気圧測定とは言えない。
「自分にはプロ感覚があるのでIRCの図の方法で何ら問題がない」という意味だとしても、
それを素人ユーザーに薦めること自体が誤りであり「業界特有の怠慢や驕り」に見えてしまう。
既存の分かりにくい方法で「何ら問題はない」と信じ切っている人達には、
何を言っても聞く耳を持たないと思われるので自由にしてもらえれば構わないが、
既存の曖昧な空気圧測定方法に不信感を持っている方々には
「分かりにくい空気圧管理方法を鵜呑みにしないように」警告する。
●微妙なIRCの解説
ircbike.jp/support/caution/
[1]タイヤの空気圧は、タイヤに表示された標準空気圧に充填してください。
※仏式および米式バルブを使用しているタイヤは、タイヤゲージで測定してください。
※英式バルブを使用しているタイヤはタイヤゲージで空気圧を測定できませんので、
乗車したときの地面の長さで判断してください。接地面の長さは9~10㎝が適当です。
●確かに"タイヤゲージ(空気圧計の単品)であれば"
[シュワルベを除き]米式か仏式しか空気圧を測定できないというのは分かる。
しかし、英式の虫ゴムでも、一応概ね+130kpaで目安には出来るものの
「虫ゴムの状態にもよる」ので避け、
そのまま表示されている空気圧が参考になる
◆シュワルベ英式バルブコア
◆エアチェックアダプター
は「(完全競合の)他社製品だから紹介できない」としても、
◆Gプランジャー(底閉じ型)
で空気圧計の表示を目安に出来るということすら紹介せず、
タイヤによっても同じとは思えない「接地面の長さ」で
判断させようとすること自体に問題があると言わざるを得ない。
いや、そもそも「英式チューブは米式チューブと互換性がある」
ということを周知させようとしないのも微妙。
タイヤに(無駄な)英式チューブとセットになっていることを問題視され
単品にしてもセット品にしても、
種類を増やさなければならなくなってしまうことを懸念しているということなのだろうか。
ircbike.jp/support/download/
BICYCLE TIRE CATALOG 2020【22.7MB】
(22ページ)
正しい空気圧がタイヤトラブルを防ぎます
空気圧はタイヤに表示されてい標準空気圧に従ってください。
空気圧を測定できない英式バルブ、および数値が低く表示されるタイヤゲージ付きポンプを使用する場合は、
標準空気圧の目安として、自転車に乗ったときのタイヤ接地面が9~10㎝になるように空気を充填してください。
タイヤの空気は徐々に抜けるため2週間に1度、最低でも月に1度は空気を入れましょう。
空気圧の適切な管理はタイヤトラブルの防止・回避だけでなく、軽快な走行感やタイヤを長持ちさせるのにも有効です
●BS
www.bscycle.co.jp/support/pdf/index.php?step=5&category_id=1&products_id=3&year_id=2020&shashu_id=49
※2020モデル AR65LT(アルベルトロイヤル)の取説を参照
(28ページ)
注意: 空気圧が少ないと、タイヤの接地面積が広くなって走行抵抗が増し、ペダリングが重くなります。
また、タイヤの摩耗やパンク、リムの変形の原因になります。
必ずタイヤ側面に表示している空気圧の範囲内で使用してください。
[タイヤ空気圧表示例と換算値](1KPa=0.01kgf/cm 2 =0.145PSI)
一般のシティ車は3kgf/cm 2 (3気圧)が適正空気圧です。
↓と書いているにも関わらず
◆ 英式バルブ用タイヤ空気圧ゲージはありませんので、次の乗車して行う簡易測定をしてください。
空気圧の簡易判定のしかた
自転車に乗車した状態での接地面の長さで空気圧を判定してください。(9~10cm)
シュワルベの英式バルブコアを使用する限りでは専用の空気圧ゲージが存在するがBSでは使っていないので掲載せず、
米式化するエアチェックアダプターもパナレーサー製品なので紹介していない。
●パナソニック
cycle.panasonic.com/manual/
ビビ・EX [BE-ELE436](2019年10月 発売)の取説を参照
(36、37ページ)
タイヤの適正な空気圧
自転車に乗った状態での適正な接地部の長さは、右図のとおりです。
(約10cm)
●圧力計の付いたポンプで空気を入れる場合は、(300 ~ 400)kPa {(3.0 ~ 4.0)kgf/cm 2 }の
数値内になるように入れてください。
圧力計の無いポンプで空気を入れる場合は先述の接地部の長さを参考にしてください。
● タイヤの空気圧は 300kPa {3.0 kgf/cm 2 }未満では使用しないでください。
タイヤのひび割れ、偏摩耗やパンクの原因になります。
● 上記の空気圧は体重 65 kg 程度の方が乗車された場合の適正な空気圧です。
お子様を乗せて走行する場合は、
通常より高い空気圧(400 ~ 450)kPa {(4.0 ~ 4.5)kgf/cm 2 }にて使用してください。
そして、子供乗せ仕様での接地部の長さは書いていない。
もしメーカー指示どおりに圧力計の付いたポンプで300~400kPaまで入れると・・・、
「虫ゴム」の場合、約-130kpaになってしまうようなので、
▲300kpaまで充填 → 実際には「約170kpaしか充填されていない」
▲400kpaまで充填 → 実際には「約270kpaしか充填されていない」
という状態に陥る。
↓
これでは「タイヤの空気圧は300kPa未満では使用しないでください」が守れない。
↓
なので、英式(虫ゴム)で300~400kPaの範囲内に収めるということは、
■300kpaまで充填したいのであれば「430kpa」
■400kpaまで充填したいのであれば「530kpa」
を空気圧計が示すように充填する必要がある。
───────────────────────────────
SW [BE-ELSW01] (2018年10月 発売)の取説を参照
(35ページ)
タイヤの適正な空気圧
自転車に乗った状態で接地部の長さが、約 6 cm ~ 8 cm程度が、適正です。
タイヤ側面に刻印されている標準空気圧は 280 kPa {2.8 kgf/cm 2 }です。
圧力計の付いたポンプで空気を入れる場合は、数値内になるように入れてください。
圧力計の無いポンプで空気を入れる場合は上記イラストの接地部の長さを参考にしてください。
上記の空気圧は体重 65kg程度の方が乗車された場合の適正な空気圧です。
タイヤの空気圧は標準空気圧未満では使用しないでください。タイヤのひび割れ、偏摩耗やパンクの原因になります。
もしメーカー指示どおりに圧力計の付いたポンプで280kPaまで入れると・・・、
「虫ゴム」の場合、約-130kpaになってしまうようなので、
▲280kpaまで充填 → 実際には「約150kpaしか充填されていない」
という状態に陥る。
↓
これでは「標準空気圧未満では使用しないでください」が守れない。
↓
なので、英式(虫ゴム)で280kPaの範囲内に収めるということは、
■空気圧計が「410kpa」を示すように充填する必要がある。
(50ページ)
この自転車は、幼児 2 人同乗用自転車ではありません。幼児 1人だけを乗せることができます。
● くるピタ装着車のため、ハンドル取付タイプのチャイルドシートは取り付けられません。
そして、こちらでも子供乗せ仕様でのタイヤ接地部の長さは書いていない。
●ヤマハ
www2.yamaha-motor.co.jp/Manual/Pas/
※PAS With(2020) 2019年11月発売 [PA26W]の取説を参照
(51ページ)
6 前後タイヤの点検
・タイヤの空気圧を点検し、不適正な場合は空気圧を調整してください。
空気圧は、PASに乗車(体重60kgの方)した状態での接地面の長さで簡易に判定することができます。
適正空気圧
PA26W・PA26WDX
前輪:450kPa(4.5kgf/cm2,4.5bar)
後輪:450kPa(4.5kgf/cm2,4.5bar)
PA24W・PA24WDX
前輪:460kPa(4.6kgf/cm2,4.6bar)
後輪:460kPa(4.6kgf/cm2,4.6bar)
設置面の長さ(L)
前輪:80~110mm
後輪:80~110mm
(69ページ)
保管するときは
・タイヤの傷みを防ぐために、空気を適正空気圧まで入れてください。
適正空気圧
PA26W・PA26WDX
前輪:450kPa(4.5kgf/cm2,4.5bar)
後輪:450kPa(4.5kgf/cm2,4.5bar)
PA24W・PA24WDX
前輪:460kPa(4.6kgf/cm2,4.6bar)
後輪:460kPa(4.6kgf/cm2,4.6bar)
約27kgもの重さがある電動アシストでさえ「接地面の長さ」での判定という。
エアチェックアダプター(ACA-2)で英式→米式への簡易変換で「適正空気圧」が出来れば、
空気圧[不足/過剰]パンクは無くなるので、
「ユーザーとしては」約600円の出費があっても確実に得。
万が一エアチェックアダプターが相性問題で無理だったとしても、
費用を抑えつつ英式を継続したいならシュワルベ英式バルブコア。
一気に米式チューブへ移行するのもありだが、
基本は「タイヤ摩耗時に米式チューブへの移行」が薦めやすい選択。
※タイヤは「IRCの足楽」、米式チューブは「シュワルベ」、
ついでに交換推奨のリムテープは「ゼファールのコットンリムテープ」をオススメ。
●ピープル株式会社(いきなり自転車・ケッターサイクルなど)
www.people-cycle.jp/support/
www.people-cycle.jp/wp-content/themes/people/assets/pdf/common_cycle_manual.pdf
6ページ
●タイヤの側面に表記されている空気圧の範囲でご使用ください。
表示例─(○○○KPa、○○kgf/cm2、○○PSI)
(注)換算率─1KPa=0.01kgf/cm2=0.145PSI
【空気圧の簡易測定のしかた】
自転車に乗車した状態での接地面の長さで空気圧を判断します。
地面との接地面の長さが約7~8cmになるように空気を入れて下さい。
[注!意]空気圧が適切でないと、タイヤの接地面積が広くなって
走行抵抗が増し、
ペダルをこぐのが重たくなります。
また、タイヤの摩耗やパンク、リムの変形の原因になります。
必ず適切な空気圧を保って乗車して下さい。
●株式会社オオトモ
www.e-otomo.co.jp/pdf/kumitatesetumeisyo.pdf#page=6
(6ページ)
タイヤの空気圧について
タイヤの空気圧が少ないと、接地面積が広くなって抵抗が大きくなるほか、
パンクやタイヤ・リムの損傷の原因になります。
タイヤに表示されている空気圧の範囲でご使用ください。
表示例・・[○○○kPa、○○kgf/cm2、○○PSI]
(注)換算率…1kPa=0.01kgf/cm2=0.145PSI
タイヤゲージがない場合は自転車に乗車した接地長で判断してください。
接地面9~10cm程度が適当です。
●無印良品(2012年?)
www.muji.net/catalog/pdf/manual/121116_bicycle01.pdf
(8ページ)
タイヤの空気圧は十分ですか?
●一般的なシティ車の場合、自転車に乗ったとき地面との接地面の長さが
9~10cmくらいになるのが標準です。
空気圧が低すぎるとタイヤの損傷が早くパンクの原因となります。
又、接地面が広くなって走行抵抗が大きくなります。
(25ページ)
英米仏への空気の入れ方の解説もあるが米式はネジ式での空気入れ方法紹介のみ。
空気圧
★タイヤの空気圧が少ないと、接地面が広くなって走行抵抗が大きくなるほか
パンクやタイヤのひび割れ、タイヤ、リム損傷の原因になります。
タイヤに表示している空気圧の範囲内でご使用下さい。
表示例・・・<○○○kPa、○○kgf/cm2、○○PSI>
(注)換算率…1kPa=0.01kgf/cm2=0.145PSI
★仏式バルブ及び米式バルブは、専用のタイヤゲージで空気圧を測定することができます。
販売店にご相談ください。
★タイヤゲージがない場合は、自転車に乗車したときの、タイヤの接地面長さで判断してください。
※シュワルベの英式バルブコアと専用空気圧計は未想定。
※Gプランジャーや空気圧計付ポンプについても書かれていない。
<空気圧の簡易測定のしかた>
自転車に乗車した状態での接地面の長さで空気圧を判定してください。
一般的なシティ車の場合接地面の長さが9~10cmくらいが適当です。
※タイヤに空気を入れすぎる事によりバースト(ハレツ)する事がありますので
充分にご注意ください。
<タイヤ空気圧表示例と換算値>
1kPa=0.01kgf/cm2=0.145PSI
300kPa=3kgf/cm2=43.5PSI
450kPa=4.5kgf/cm2=65PSI
◆エアチェックアダプターや米式チューブの提案
「パンクの原因を取り除くために」
空気圧計付ポンプとエアチェックアダプターや米式チューブを提案。
「(英式[虫ゴム]に)空気入れてます」を
「感覚」に頼っていては過小空気圧にも気付きにくいという例への対処。
※個人差のある"感覚"の影響を考慮するためタイヤの厚さは無関係
「どうしてもポンプを購入したくない」「店はそれほど遠くない」のであれば、
店で空気充填する方法もあるが「待ち時間」「料金」に理解を示せなければならない。
あとは店が忙しくないときを見計らって「TS点検などよりも念入りな点検」と
チェーン掃除→注油、各種グリスアップ等を「工賃を惜しむことなく」
定期的に依頼することで快適性も得ることが可能。
更に進むと用途に応じてタイヤ等のカスタムの検討も視野へ。
(元々の品質が低すぎる場合を除き)
【自転車は手間やお金を適切にかければしっかり機能向上(快適化)する】
と覚えておきたい。
───────────────────────────────────────
●(客自身が)問題を把握 → 費用をかけるだけの価値があると納得 → 改善を了承
この第二段階へ移る壁が相当厚いと思われるだけに、本来はもっとパナレーサー等が
積極的に「ACA-2お試しキャンペーン」でも展開してくれれば良いのだが
常態化している"問題"を認識させたくないためか"配慮"か、そのような動きは見られない。
●自転車店でのエアチェックアダプターの紹介
hiasacycle.blog.shinobi.jp/自転車/空気、ほんとに入ってますか?
さて、皆さんこの300kpaという数字をどのようにして測っていますか?
色々お話を聞いてみた結果ほとんどの方が次のように仰いました。
①「指でつまんで硬かったらOK」
②「20回空気注ぎを押す」
③「え、なんとなく・・・」
とまあ割といい加減です。
特に半分以上の方が①の回答なのですが、握力なんて人によって違いますし、
タイヤも銘柄や新旧で大分触り心地が異なるのにどの程度から硬いということになるのか?
しかしながら、販売・修理に携わっているはずの自転車店業界としても、
思えばこんな感覚でまかり通っていたように思います。
少し踏み込んだ内容。
未だに大抵の店のブログでは「側面を触って確認すればOK」と
半ば常識のように案内していることが本当に情けない。
力や体調の差も完全に無視して不慣れな一般素人に分かるわけがないし、
もし教えてもらったとしてもその感覚を1回で覚えられるとも思えない。
(余程不器用な人でもない限り)数値計で測るなら、空気圧の状態が明確に理解できるのに
「本当は適正空気圧を把握してもらっては困る」のだろうか、その方向に誘導しない。
▲虫ゴムという欠陥
虫ゴム(写真右の黒いゴム部分)によってチューブから空気が出ていかないようになっているのですが、
このゴムが押さえつける力を超えて空気を入れないといけないため、
どうしてもポンプの押しごたえが固くなってしまうのです。
また、どの程度の力がゴムにあるのかはかなり個体差があり、
せっかく圧力計付きの空気入れを使ってもタイヤ自体にはどれくらい入っているのかは
良く分からないというなんとも珍妙な事態となってしまいます。
「空気を入れるときに力が必要」→「めんどくさい」→「ほっときゃいいや」→「空気圧不足でリム打ちパンク」
「どこまで入れればいいのか分からない」→「テキトーでいいや」
→「過剰充填でチューブ破裂」or「過小充填で結局リム打ちパンク」
●エアチェックアダプター
全体的に素晴らしい記事とはいえ惜しい点。
これは英式バルブを米式バルブ(自動車等のバルブ)に変換するもので、
圧力の管理という観点からも非常に素晴らしい物なのですが、若干高価なのが難点です。
www.rinei-web.jp/product_detail?cid=95&pid=2696
URL先は300kpa基準を簡易的に色判別できるキャップ付きの
「ACA-2-G」なので1000円以上するのであって
「習慣化が身についていない人には分かりやすい」としても・・・、
「手帳やカレンダー等に予定として記入して習慣化できるなら」
www.rinei-web.jp/product_detail/?cid=95&pid=2725
「ACA-2」であればリンエイでは600円+税
www.yodobashi.com/product/100000001001586320/
送料無料のヨドで税込約650円なのでそれほど高いというほどでもない。
貯金を崩すというほどでもなく、食費の一部を若干削るくらいで大抵の人は普通に買えるはず。
あとは
「読んでも"意味が分からない・めんどくさい"なら、店に毎月訪問して(有料でも)空気充填する方法もありますよ」
という案内があれば完璧だったというか、
(余程他の常連客の作業で手一杯でない限り)「来店を促さないのは商機も逃しているだけ」なので勿体ない。
何のためにCMを打ってまで来店キャンペーンを行っている業種があるのか分かっていれば
絶対に軽視できないはず。
2021.11.21 ●スポーツ自転車では「だいたいの人が空気を入れすぎている」
2021.10.10 ◆パナソニック自転車の現行品の空気圧設定 更新:(電アシ32種+2種)[2021.10.10時点での継続車種]
(※まだ取説が上がっていない車種は前期を参考に暫定掲載)
2021.8.29 ◆450kpa充填について
2021.8.22 ▲タイヤに設定以上の高圧充填したがる問題とその対策
2021.08.08 ▲約400kpa設定のタイヤで週1回空気入れしなければいけない状態は「問題あり」
2021.7.25 更新◆パナソニック自転車の現行品の空気圧設定
2021.6.27 ●psi単位について、●若干紛らわしいミシュランの体重別の空気圧設定
2021.6.20 ●WOの"フックがない"リムには5気圧以上充填しないこと
2021.5.30 ●チェーン店の空気圧感覚
2021.4.25 ●高圧での常用はケーシングへの影響も考えられる(高圧で常用するデメリット)
〃 ●パナレーサー「英式(虫ゴム)では正確に測定できません。」【追記5.2】
2021.4.18 ◆微細な違いが参考になるピレリの空気圧設定
2021.2.21 ●タイヤの空気圧が重要な理由
〃 ●自転車のタイヤに空気を入れすぎると・・・
2020.12.6 ■様々なタイヤサイズと幅の容積量一覧(ETRTO:203~635)【修正12.19】
11.29 ●チューブ内の空気容積量 ▼関連「空気の減り方」の違いについて
11.1 ◆エアチェックアダプターや米式チューブの提案
10.18 ◆バルブの種類問わず(米式でも)数か月も空気圧を維持できない理由
9.27 ◆パナソニック自転車の現行品の空気圧設定 更新:(電アシ31種+2種)[2020.12.13時点での継続車種]
8.2 ●適正空気圧とは
7.19 ●タイヤの空気圧は(適正範囲内で)低めのほうがいい理由
7.12 ●教育面からの自転車の空気圧管理の学習指導方法(7.19微修正)
5.24 ●JIS K6302ではWOリムでも800kpa可の謎【再調査掲載】
5.17 ★「フックなしリムの最大対応空気圧は5bar≒500kpa」に制限
〃 ★「広く使われている親指テスト方法は非常に不正確です。」
5.10 ●疑問「タイヤの反発力は一定なのだろうか」、▲各種メーカーの「接地面での空気圧管理」から見える問題点
5.3 ●空気入れすぎパンクから見る認識変化への突破口とは
(前ページからの重複項目込み)
●psi単位について
twitter.com/PanaracerJ/status/1408350775445581826
以前●psiという使いにくい単位でも書いたが、「psi」では一般車の3bar≒300kpaの基準が分かりにくい。
───────────────────────────────────
スポーツ自転車乗りやメーカーが好んで使いたがる単位というだけで
一般車用途ではkpaやbarの300kpa≒3気圧が標準的なこともあり、
psiしか書いていないメーカーでも
個人的にpsi表記は全てkpaに変換して記入するようにしている。
40psi=約280kpa
45psi=約310kpa
50psi=約350kpa
───────────────────────────────────
そして、米式チューブにしていて、米式専用の単独空気圧計で計測する場合、
psi自体書いていないので使う機会がない。
スポーツ自転車タイヤではpsiしか書いていないこともあるが、
そんなにpsi運用をしたいのであれば、
1:「表示単位を変更できるデジタルゲージで計測」か、
2:「フロアポンプ」であれば、ワンタッチポンプヘッドは特段優秀とは思えないので尚更、
パナレーサー以外のpsiを書いている空気圧計付きポンプを使えばいいだけという。
◆微細な違いが参考になるピレリの空気圧設定
www.riogrande.co.jp/news/node/77038
●PIRELLI(ピレリ):国内代理店「カワシマサイクルサプライ」
◆基本「リム(外幅?)19mm」での体重別での推奨空気圧。30Cでの下限は5bar(以下kpaに変換)[500kpa]
◆「リム(内幅)17mm[以下?]」の場合【30kpa"上げる"】
◆「リム(内幅)21mm[以上?]」の場合【30kpa下げる】
◆快適性重視の場合【30kpa下げる】
◆走行性重視の場合【推奨空気圧】
◆雨天時 or 気温7度以下の場合【30kpa下げる】
PIRELLIでは体重別に適正空気圧を提示すると共に、ライディングスタイルに合わせた微調整を推奨しております。
ここまで細かく微調整の案内をしているのは恐らく国内で唯一。
◆快適性重視 ◆雨天時 or 気温7度以下の場合であれば、
さすがにリム幅まで含めて3つ重複で90kpa下げてもいいのかどうか分からないが、
基本約30~60kpa程度まで下げることが可能というところだろうか。
これは何もスポーツ自転車に限ったことではなく、
一般車タイヤでも体重/荷物の重さや路面状況に応じて
各々で最適な空気圧から【快適さ】を探求することも可能なので、
★「単独空気圧計も使用できて状態確認しやすい」米式化を推奨する。
もちろん、過剰や不足での不適正な空気圧量でのパンクも防げる。
●若干紛らわしいミシュランの体重別の空気圧設定
www.michelinman.com/bicycle/tips-and-advice/tips-and-advice-bicycle/pressure
シティ系(単位:bar)の「37-590」=「26×1-3/8」
【条件】60kg未満で3.5bar、60~80kgで4.5bar、80kg超で5.5bar
(環境依存でズレるので伝わるのか微妙だが・・・)
▲陥りがちな勘違い────────────────────────────
___60kg----(65kg)---70kg----(75kg)----80kg
…─────┼────┼────┼────┼────┼───…
__3.5bar│(4bar)_________4.5bar│5.5bar
60~80kgで4.5barをこのように見てしまうと、80kgと4.5barが密接してしまい、
「80kgを超えたら急に5.5bar」という、境目が妙な空気圧設定になる。
─────────────────────────────────────
◆恐らくこう見るべきと考える
__60kg----(65kg)---70kg----(75kg)----80kg
…──┼────┼────┼────┼────┼─────…
__3.5bar----(4bar)----4.5bar----(5bar)---5.5bar
◆(JIS基準で)65kgの場合、4bar強となるが・・・
これは「ミシュランのタイヤとしての設定」と見るべきであり、
IRCやパナレーサーなどの一般車タイヤに相応しい空気圧とはいえない。
◆なぜ国産の一般車タイヤでは主に300kpaに設定しているのか考えると、
「歩道の段差」のために、走行性能は抑えて「クッション性能重視」にしていると考えるべきだろう。
他にも、「4barを超えるような常用充填では、"ひび割れやすくなる"?」のかもしれない。
▲但し、ミシュランでは4.5bar充填に耐えられる性能があるとしても、
わざわざ海外通販してまでも入手したい特殊な方は別として、
日本代理店で扱っている一般車タイヤは
「側面がアメ色」という「耐久性で劣るタイヤ」しか扱っていないという惨状なので、
どうしても「4.5bar充填する必要がある70kg以上の人達」であれば、
「タイヤが全黒のCSTのタイヤ」を薦めておきたい。
▼約80kg以上の場合
5bar充填するようなことは考えずに、「太幅タイヤ」の車種を推奨。
最近増えてきている「27.5×1.95」や
ステップクルーズのMTB径26インチ[ETRTO:559]や
700Cでも太幅の29erサイズのタイヤの一般車を選ぶことを薦める。
※デメリットという見方もできる「安物のタイヤチューブのセットはない」ので、
タイヤ交換時に割高になることは覚悟してもらうしかないが、
逆に言えば、空気入れの習慣化と、米式化などで【正しく空気圧管理している前提で】、
「早期劣化するような屑なタイヤが原因での不具合は減らせる」。
●チューブ内の空気容積量
子供乗せの記事で調べたついでに。
<590 1-3/8[幅36mm]>と<406 2.125[幅57mm]>で
容積を計算してみると、小径でも太幅では約1.7倍も多い。
<590 1-3/8[幅36mm]>と<406 1.75[幅47mm]>でも
差は減ったが、それでも約1.17倍小径のほうが多いという結果。
■様々なタイヤサイズと幅の容積量一覧(ETRTO:203~635)【12.19修正】
※一部計算ミス、全体の一桁違いを修正
【単位:π2(㎝3)(環境依存の特殊文字を避けるため代替表記)】
※22インチ(WO/HE)を選ぶメリットは皆無に等しいので省略。
※520や17インチ(モールトン)サイズ等の特殊規格も省略。
650C▲571 28C__[幅28mm]【約220】体重の軽い子供か小柄な人を除けば28以下前提の650Cは微妙。
700C●622 28C__[幅28mm]【約240】28Cに乗り心地を求めるべからず。
12HE●203 2.00_[幅50mm]【約250】【幼児車】さすがに幼児車最小径だけあって太め幅でも容積は少ない。
18HE●355 1.50_[幅40mm]【約280】【子供車】体重が軽ければクッション性能は低くてもさほど問題なし。
20WO▲451 1-3/8[幅36mm]【約290】36幅でも20WOは街乗りに不向き。
14HE●254 2.00_[幅50mm]【約320】【幼児車】意外と多いが、ペダルを外して乗るなら太幅の必要はほぼないので細幅でも可。
700C●622 32C__[幅32mm]【約320】32幅でもまだ走行性寄り。
16HE●305 1.75_[幅47mm]【約340】【子供車】
26HE●559 1.35_[幅35mm]【約340】パスチャーは一般車よりやや少ない程度。
24WO●540 1-3/8[幅36mm]【約350】■定番の一般車24インチ■
700C●622 35C__[幅35mm]【約381】700Cの35幅はママチャリと同程度。
26WO●590 1-3/8[幅36mm]【約382】■定番の一般車26インチ■
27WO●630 1-3/8[幅36mm]【約408】■定番の一般車27インチ■
24WO●540 1-1/2[幅40mm]【約430】太めに変更できるなら交換もあり。
20HE●406 1.75_[幅47mm]【約450】小径でもこのくらいの幅があれば十分クッション性能は高い。
26WO●590 1-1/2[幅40mm]【約470】26でも太めに変更できるなら交換もあり。
27WO●630 1-1/2[幅40mm]【約500】27インチWOを1サイズ上げれば28インチは不要。
28WO▲635 1-1/2[幅40mm]【約510】あまり意味がない一般車28インチ。
24HE●507 1.75_[幅47mm]【約560】24でもクッション性能重視ならHE。
26HE●559 1.75_[幅47mm]【約620】ステップクルーズ26HEでも相当優秀。
24HE●507 2.00_[幅50mm]【約630】駐輪機を考慮しない子供乗せなら50幅もあり。
700C●622 45C__[幅45mm]【約630】ステップクルーズ700Cは26HEより少しだけ多め。
20HE●406 2.125[幅57mm]【約660】小径でも子供乗せを担うだけのことはある。
650B●584 1.95_[幅50mm]【約730】過体重なら悪くない選択。定番一般車の約2倍のエアボリューム。
但し、子供乗せは重心が高くなるので不適。
26HE■559 4.8_[幅122mm]【約4230】一般車27WOの10倍超!!!正しく桁違い ※【ファットバイク】SURLY「ICE CREAM TRUCK」
ride2rock.jp/products/111805/
▼一般車「1-3/8」の乗り心地改善には
現物合わせにはなるが、1-1/2以上の幅に変更し、適切に空気圧管理ができれば、
体への衝撃を和らげることができるので試してみる価値があるが・・・、
後輪付け替えの手間からして一般車のお試しホイールを用意してくれる店は、
恐らく日本全国探しても何処にも存在しないので、
泥除けに当たるなど換装できない可能性も考慮した上で、工賃を支払って店に依頼するか、
自分で工具一式を揃えて挑戦するしかない。
▼クッション性能重視で635(28インチWO)を買うくらいなら
630(27インチWO)の1-3/8から1-1/2の太めタイヤに交換すれば、さほど違いはない。
この場合も、泥除け等に干渉するかどうかは現物合わせ
▼利便性重視のレール式駐輪機対応で、エアボリュームを増やすなら、
622(700C)の45Cのステップクルーズ[スタンダード]まで。
559(26HE)1.75のステップクルーズ[スタンダード]との容積量ほぼ同じだが、
559(26HE)はタイヤ外周が若干軽くなるぶん若干走行性重視で車重もやや軽量だが、タイヤ摩耗度は700Cよりは早め、
622(700C)は走行軽快感は若干劣るも、惰性で進みやすくタイヤの摩耗速度が若干遅いメリットがある。
更に進むと・・・、
■整備性重視で、584(650B)の1.95「一般車」系統。(レール式駐輪機を使わない用途)
■雑多な駐輪場でのディスクブレーキトラブルを気にする必要がなければ29er。
■究極は駐輪場もコスパも無視で極太タイヤの「ファットバイク」。(▲ボスフリーの似非ファットバイクに要注意)
★「容積が大きい → エアーボリュームがある → クッション性能が高い → 乗り心地が良い」
584(27.5)650Bのタイヤページにも書いているように、
安物タイヤ自体は無くても、適正空気圧を維持すれば「快適さを得られる」のはメリット。
危険を省みず車道走行メインならさほど関係ないかもしれないが、
歩道走行の場合、設置義務付けもあるという段差も含め、
全国的に見れば走行路面が綺麗な地域だらけとは限らない。
だからこそ、走行性重視で細めのタイヤより、
快適性重視で太めのタイヤを薦めているというのもある。
※もし金属片などの異物が異常に多い地域ならチューブドタイヤ自体に無理があるので
やむを得ずノーパンクタイヤを選ぶしかない前に、道路管轄に道路清掃依頼をするのが先。
●適正空気圧とは
www.youtube.com/watch?v=0AZFXXY-WY8
単に「リアルタイムで計測する必要がない」というだけの気が。
車輪の重量を(意味があるとは思えないホイールバランスも込みで)気にするような人であれば尚更。
「自転車 空気圧 インピーダンス ヒステリシス損」
で検索して出てくるサイトに答えもあって、
「mavicアプリ使うなりして参考にしてみればいいのでは」という。
しかし「同じサイズ表記のタイヤでも重さや硬さにも差がある」ので、
結局は「自分で少しづつ調整しつつ適正空気圧を探す」に尽きる。
但し少なくとも、特に比較的高圧運用向けタイヤの場合、
「とりあえずタイヤ横にMAX(最大空気圧)●●●bar/kpa/psiと書いてあるところまで充填」は避けたい。
タイヤの設定空気圧以前にフックなしリムは上限500kpa推奨だけでなく、全ての人が同じなわけもない。
※一般車タイヤの300kpaは「標準」とあれば、「最大」ではないのでまだ余裕があると思われるが、
「ゴム質が貧弱すぎるタイヤ」のため350kpaでも亀裂や剥離が起こりやすいというケースが絶対にないとは言えない。
「タイヤの質よりまず空気圧を気にするべき」というのはあるが、
空気を入れる回数も必然的に増える「長期間(長距離)使用前提であれば」
リスクを減らすために安いタイヤは避けたほうが良い。(価格に関わらず外部委託タイヤも個人的には避ける)
★「単独空気圧計でもポンプの空気圧計でも、正確かどうか不明」という問題もあるが、
基本的なこととして、
ポンプヘッドをモタモタ外したり、
空気圧計を垂直に手早く着脱できなければ
「そこそこの空気があっという間に漏れ出る」ということも考慮しておく必要もあるので、
実のところ、
空気圧の正確さを気にする前に、
「充填後や計測時の空気漏れ」を起こさないように「使い方に慣れる」ことが肝心。
●教育面からの自転車の空気圧管理の学習指導方法
─「知らなければ悪循環から抜け出せない」。
未だに空気圧を適切に管理する習慣や米式化を優先するよりも、
「タイヤの種類(質)だけ」に固執するような話を参考にする必要はない。
簡単な話、学校に(空気圧計のない)空気入れくらいはあるだろうから、
交通安全教育の一環として、学校側で別途(米式計測用)空気圧計を購入、
(※もし「クリップを外して米式に使えない=英式しか使えない特殊なポンプ」であれば、
長期利用を考えて補修パーツがあるトピークの4000円ほどの空気圧計付ポンプに買い替え。)
各生徒にはエアチェックアダプターを購入するように提案し
「毎月1回以上の空気充填の日や曜日」を決めて習慣付けするだけ。
(さすがに約600円の支出さえ困難な人が多いとは思えないが無理なら学校側で分割対応)
シュワルベ英式バルブコアという選択肢もあるが、
「空気圧充填できる拠点数を増やす」利便性を重視する意味で米式化を推奨。
(ついでに、一般車の米式化を断固拒絶する自転車店には近づかない)
長期休暇の間も「無駄にパンクさせないように」、
「(勝手に英式虫ゴムに交換しない)エアチェックアダプターに正しく対応できる自転車店」を
確認し、リストアップしておいて空気入れに出向かせるか、
習慣付けが身についたところで、
各生徒別に「(米式計測用)空気圧計か、空気圧計付きポンプ」を購入するように促せば済む話。
「習慣化も身についていない」
「必ずしも触診で判断できるとは言い切れない」
両面から不具合の芽を摘んでおくことが「教育として」肝心なこと。
◆パナレーサーの兵庫県丹波市内の小中学校へフロアポンプ寄贈から考える
twitter.com/PanaracerJ/status/1491317314658377730
しかし、9割9分「文字通り"ただ"の道具」として職員室か体育倉庫に眠るか
あっという間に乱雑に使い壊されるだけで、
「交通安全にも繋がる」「通年での交通教育」に活用されることはなさそう。
自転車もメンテも「手に入れたらそこで完結するわけではない」ということを
どこまで教育者達が理解しているのだろうかという。
●動画で空気の入れ方の解説
www.youtube.com/watch?v=cKVnwW8RSps
動画は、動画にテロップを入れる「編集人」を外部から専属で雇うとか、
編集はできても動画再生は伸び悩んでいるようなクリエイターを積極的に誘うとか、
社内で「youtube部門プロジェクト」を進めないと、
淡々と動画が流れても「インパクトが無さすぎて」記憶に残りにくい。
▲「動画内では450~500kpaを示すまで入れるように案内」
肝心のタイヤ側面にある空気圧設定の紹介を何故省いたのは「まず慣れてもらう」のが先だからというのもあるとして、
300kpa基準のタイヤと450kpa対応のタイヤを同じ感覚で扱うのは、やはり微妙。
【どうせ大半300kpa標準のタイヤしか使っていないのだから必要ない?】
【300kpaまで充填する場合、虫ゴムでは-130kpaになるので430kpa目盛りまでの解説が難解になる?】
本来、一般車の多くのタイヤではタイヤ側面に300kpaとあり、
その規定圧にするためには
虫ゴムの場合は通常「概ね-130kpa」になることを想定し、
「空気圧計の表示では430kpa程度充填」が必要。
↓
つまり、虫ゴムで空気入れの450~500kpaの目盛りまで充填すると
実際にはそれぞれ-130kpaなので「320kpa~370kpaまで充填している状態」となる。
※タイヤ側面の表示で300kpa標準のタイヤであれば、500kpa(実際は370kpa)は少々多い。
※種類の異なるサッカーボールへの空気の入れ方は別動画に分けたほうが良い。
というよりも・・・せっかく空気圧計付きの空気入れを使うのだから
英式バルブのチューブは段階を経て、
分かりやすく米式チューブへ移行するようにしたほうが
「空気圧の状態が分かりやすい&米式であれば拠点数の利便性」で有利になる。
(雑多な自転車店からは忌み嫌われるが、反面「厄介な自転車店の炙り出しになる」のである意味便利)
せめて、(宣伝込みで)毎月1回の講座を半年間受講した人達に対して、
希望者にはエアチェックアダプターを抽選でプレゼントし、
外れても割引価格の税込500円(送料込み)で購入できるような
「2の矢3の矢」の策略を巡らせることができればと思うが、色んな意味で無理?
▲埼玉でBSの安全啓発イベントにて…【説明不足の問題】
bestcarweb.jp/reports/717478
2023年秋の交通安全運動最終日となった同年9月30日、
ブリヂストンは一般財団法人「日本交通安全教育普及協会」とともに、
埼玉県羽生市のイオンモール羽生において、交通安全啓発イベントを開催した。
自転車コーナーでは自転車の点検について解説が行われていた。
自転車の点検では特にタイヤの空気圧が重要で、
タイヤ空気圧が減っているとパンクしやすくなったり、
タイヤが傷んだりすることを説明されたほか、
タイヤそのものにヒビが入っていることの危険性なども解説されていた。
www.bscycle.co.jp/cycletire/
このページそのまま説明しただけのようだ。
もし本当に「空気圧が重要」なら、英式バルブなどとっくに廃止してるはずなので
いわゆる「詭弁」というところ。
一応は「英式でも定期的に(信頼できる)店に訪問して適正空気圧充填頼めば問題ない」
としても、
一般ユーザーで虫ゴムであるメリットは
少なくとも数年使えるエアチェックアダプター変更と比較すれば
「月換算で数十円程度」しか違いがないわけで、
タイヤ横の空気圧設定の説明や空気圧計の重要性から始まる
空気圧の"正確な"意味を知らせないほうが、余程「悪質」に思える。
タブレットに表示される2択問題を解いていくことで、
交通法規や安全について学べるようになっている。
↑
これも「イヤホン使用禁止」とかいう、条件未提示の"嘘"を未だに
信じこませようとするような内容もありそうだ。
もしくは
「埼玉県道路交通法施行細則」 で「高音≒"大音量"」の条件提示があっても
警察庁からの通達があっても、未だに「自転車でイヤホン使わないことだけが正しい」かのような
補聴器使用者差別にまで繋がる危険すらある「誤解を招く表現」だったりするのだろうか。
●JIS K6302ではWOリムでも800kpa可の謎【再調査掲載】
www.jisc.go.jp/app/jis/general/GnrJISSearch.html
www.jisc.go.jp/pdfb5/PDFView/ShowPDF/IAAAAP7l5l7iWae-KHa2
(10/17ページ)
タイヤのリム外れ強さ
タイヤの呼び
●幅 1 3/8(又は1.37)未満のもの【800kpa以上】
●幅 1 3/8(又は1.37)以上 幅 1 3/4(又は1.75)未満のもの【600kpa以上】
●幅 1 3/4(又は1.75)以上のもの【500kpa以上】
▼試験方法は
タイヤのリム外れ水圧試験
8.7.1 試験装置
試験装置は、手押し水圧試験用ポンプ又はこれに相当するものに内径が3mm以上の耐圧ホース
又はパイプを導管に用い、チューブに連結できるようにした装置を用いる。
導管の長さは2m以内とする。
試験用リムはJID D9421に規定するリムで、左右対称のものを用いる。
ただし、受渡当事者間の協定によってJID D9421の規定外のリムを使用することができる。
8.7.2 試験方法
供試タイヤは8.7.1の適用リムに装着し、導管によって水圧試験用ポンプに連結し、
チューブ内の空気を抜いた後、徐々に圧力を加え、ビード部が正常な位置になるように調整し、
再び内圧を徐々に加える。
内圧は表1~3に規定する標準空気圧までは、徐々に加え、その後は毎分100±10kPaの割合で昇圧する。
ビード部の1か所が外れた時点の内圧を読み取り、リム外れ内圧とする。
指針の読みは針が安定したときを読み、測定単位は100kPaとする。
HE/WO問わず、1-3/8(または1.37未満)のタイヤ幅であれば
800kpaまでリム外れが起こらないことを規定しているため、
「使っても何ら問題がない」と考えてしまいがちかもしれないが、
【実際に走行していない】=【あくまで試験機材の中だけでの性能】
=【長期での”実使用環境下での”安定した性能を保証するための実験ではない】
と認識しておく必要がある。
そもそも一般車などで【標準が300kpa】のタイヤが多い印象で、
実際のところ500kpaを超えるような高圧にする必要があるのかどうか疑問。
高圧にすると、常用速度的に歩道も走行することが前提の生活自転車では、
タイヤのクッション性能を十分に活かせず不便に思えて仕方ない。
◆ヤマハPAS取説の「適正空気圧」 (【標準空気圧】と【最大空気圧】の違い)
●タイヤに
(1)「標準空気圧」とあれば、10%程度くらいは問題なく許容範囲と分かる。
(例:国産一般車タイヤで多い「300kpa標準」であれば、約330kpa)
(2)「最大空気圧(MAX ~ bar/psi)」になっている場合、それ以上は充填しないほうがいい基準となる。
(3)「最小 ~ 最大 MIN - MAX」の範囲指定があれば、その範囲内で調整。
※スポーツ自転車タイヤの場合は、たぶん(2)か(3)しかないので、
「標準空気圧=少し超えて充填してもOK」の設定があるとは知らない人(店員含む)もいるようだ。
●ヤマハ電アシの取説には「適正空気圧」と記載されているものの、
これは果たして「標準」か「最大」か見てみると・・・
PAS CITY-S5 PA27CS5
PAS CITY-SP5 PA27CSP5
www.yamaha-motor.co.jp/pas/owner-support/manual/pdf/X1N-28199-JA.pdf
(50ページ)
前後輪とも「450kpa」
●タイヤサイズ【ETRTO:40-630・27×1-1/2】
●S5(SP5)にはe-マイティロード4.5が使われているようだ。
www.yamaha-motor.co.jp/pas/faq/answer/cn/05/qn/post_164/
www.youtube.com/watch?v=RoyagZB9kE8
他の汎用タイヤで見てみると・・・
●ビバシティ 27×1-1/2
gizaproducts.jp/products/tires/tir35800.html
40psi=約280kpa~65psi=約450kpa
●ソサエティ 27×1-1/2
gizaproducts.jp/products/tires/tir35900.html
最高50psi=約350kpa
参考●パナ「ティモ・DX」BE-ELDT757 2021年11月 630 27×1-3/8
通常空気圧[体重約65kg]:300~400kpa
重い荷物・過体重での空気圧:400~450kpa
◆基本的に「タイヤ幅が太くなるほど空気圧は低くなる」ため、
1-3/8(37幅)のティモ・DXでさえ「最大450kpa」になっているということは、
27×1-1/2での450kpaを標準空気圧として500kpa常用で何ら問題なしとはいえず、
元々フックなしWOリムでは500kpa以下が望ましいこともあり、
このタイヤの「450kpaは"最大"空気圧」となり、
(e-マイティロード4.5の27×1-1/2の場合)
パナ自転車のタイヤ規定に倣って以下の範囲内での設定がそのまま参考にできる。
通常空気圧[体重約65kg]:300~400kpa
重い荷物・過体重での空気圧:400~450kpa
◆ヤマハの電動アシスト全車種(2022年4月現在)
www.yamaha-motor.co.jp/pas/lineup/
(販売時期と空気圧確認:取説)
www2.yamaha-motor.co.jp/jp/manual/pas/index
(※ETRTOでの幅はCSTを参考に記載。実際のデータとは異なる場合あり)
【ETRTO:幅-径・インチサイズ】 |
車種名 |
型番 |
取説P |
◆ヤマハ取説では 「適正空気圧」の数値 |
【ETRTO:57-406・20×2.125】 |
PAS Babby un SP coord. 20型 |
〈PA20BSPR〉 |
(取説P68) |
◆前/後輪:280kpa |
【ETRTO:57-406・20×2.125】 |
PAS Babby un SP 20型 |
〈PA20BSPR〉 |
(取説P68) |
◆前/後輪:280kpa |
【ETRTO:57-406・20×2.125】 |
PAS Babby un 20型 |
〈PA20BXL〉 |
(取説P68) |
◆前/後輪:280kpa |
【ETRTO:57-406・20×2.125】 |
PAS Kiss mini un SP 20型 |
〈PA20KSP〉 |
(取説P67) |
◆前/後輪:280kpa |
【ETRTO:53-507・24×2.00】 |
PAS Crew 24型 |
〈PA24C〉 |
(取説P67) |
◆前/後輪:450kpa |
【ETRTO:40-590・26×1-1/2】 |
PAS With 26型 |
(PA26W) |
(取説P51) |
◆前/後輪:450kpa |
【ETRTO:40-540・24×1-1/2】 |
PAS With 24型 |
(PA24W) |
(取説P51) |
◆前/後輪:460kpa |
【ETRTO:40-590・26×1-1/2】 |
PAS With DX 26型 |
(PA26WDX) |
(取説P51) |
◆前/後輪:450kpa |
【ETRTO:40-540・24×1-1/2】 |
PAS With DX 24型 |
(PA24WDX) |
(取説P51) |
◆前/後輪:460kpa |
【ETRTO:40-590・26×1-1/2】 |
PAS With SP 26型 |
(PA26WSP) |
(取説P51) |
◆前/後輪:450kpa |
【ETRTO:40-540・24×1-1/2】 |
PAS With SP 24型 |
(PA24WSP) |
(取説P51) |
◆前/後輪:460kpa |
【ETRTO:37-590・26×1-3/8】 |
PAS Cheer 26型 |
(PA26CH) |
(取説P51) |
◆前/後輪:450kpa |
【ETRTO:37-540・24×1-3/8】 |
PAS Cheer 24型 |
(PA24CH) |
(取説P51) |
◆前/後輪:450kpa |
【ETRTO:40-590・26×1-1/2】 |
PAS Ami 26型 |
〈PA26A〉 |
(取説P51) |
◆前/後輪:450kpa |
【ETRTO:51-559・26×1.90】 |
PAS RIN 26型 |
〈PA26RN〉 |
(取説P51) |
◆前/後輪:450kpa |
【ETRTO:51-559・26×1.90】 |
PAS mina 26型 |
〈PA26M〉 |
(取説P49) |
◆前/後輪:450kpa |
【ETRTO:40-630・27×1-1/2】 |
PAS CITY-SP5 27型 |
〈PA27CSP5〉 |
(取説P52) |
◆前/後輪:450kpa |
【ETRTO:47-406・20×1.75】 |
PAS CITY-C 20型 |
〈PA20CC〉 |
(取説P49) |
●前/後輪:300kpa |
【ETRTO:37-451・20×1-3/8▲451】 |
PAS CITY-X 20型 |
〈PA20CX〉 |
(取説P49) |
◆前/後輪:450kpa |
【ETRTO:47-507・24×1.75】 |
PAS CITY-V 24型 |
〈PA24CV〉 |
(取説P49) |
★前/後輪:280~450kpa |
【ETRTO:40-559・26×1.50】 |
PAS Brace 26型 |
〈PA26B〉 |
(取説P55) |
◆前/後輪:450kpa |
【ETRTO:40-559・26×1.50】 |
PAS VIENTA5 26型 |
〈PA26V〉 |
(取説P49) |
◆前/後輪:450kpa |
【ETRTO:47-507・24×1.75】 |
PAS SION-U 24型 |
〈PA24SU〉 |
(取説P49) |
◆前/後輪:450kpa |
【ETRTO:52-406・20×1.95】 |
PAS SION-U 20型 |
〈PA20SU〉 |
(取説P49) |
◆前/後輪:450kpa |
【ETRTO:47-355・18×1.75】 【ETRTO:47-305・16×1.75】 |
PAS ワゴン 前 PAS ワゴン 後 |
〈PA16W〉 |
(取説P51) |
●前輪:250kpa ●後輪:240kpa |
【ETRTO:40-590・26×1-1/2】 |
PAS GEAR-U 26型 |
〈PA26GU〉 |
(取説P49) |
●前/後輪:300kpa |
【ETRTO:47-540・24×1-3/4】 |
PAS GEAR-U 24型 |
〈PA24GU〉 |
(取説P49) |
●前/後輪:300kpa |
(※ETRTOでの幅は[呼び幅]であり、実測値に非ず)
「標準空気圧」「最大空気圧」が混在しているような状態に見えるため、
「適正空気圧」という表現は不適正に思える。
◆450・460kpaは「上限」と考え、「上回らないように」充填。(※500kpaまで充填OKとは考えない)
◆300kpa以下は、パナ電アシの取説を参考にすると「標準」とされ「+10%程度は許容範囲」の想定。
◆パナソニック自転車の現行品の空気圧設定[2023年5月時点での継続車種]
cycle.panasonic.com/products/
▲英式バルブはACA-2の取り付けや米式チューブへの交換が前提
(シュワルベの英式バルブコアという方法もあるが、長期的な使い勝手を考慮し米式推奨)
◆チャイルドシート取り付け可否は車体の重量とは無関係。
非適合車種も多いので安易に取り付けないこと。
▼パナソニック[Panasonic] 一般自転車(空気圧昇順)
車種名 |
型番 |
発売時期 |
ETRTO (リム径) |
タイヤ 表記 |
通常空気圧 [体重約65kg] |
重い荷物 ・過体重 での空気圧 |
バルブ 形式 |
子乗せ可否 |
車重 |
シナモン・JP ・ツインロック [変速なし] |
B-CNJ412 |
2015年11月 |
540 |
24×1-3/8 |
300~400kpa |
400~450kpa |
▲英 |
前or後 どちらか 1座席のみ |
20.6kg |
シナモン・JP ・ツインロック [変速なし] |
B-CNJ612 |
2015年11月 |
590 |
26×1-3/8 |
300~400kpa |
400~450kpa |
▲英 |
前or後 どちらか 1座席のみ |
21.3kg |
シナモン・JP ・ツインロック [内装3段] |
B-CNJ632 |
2015年11月 |
590 |
26×1-3/8 |
300~400kpa |
400~450kpa |
▲英 |
前or後 どちらか 1座席のみ |
21.9kg |
▼パナソニック[Panasonic] 電動アシスト自転車(基本は掲載順)
車種名 |
型番 |
発売時期 |
ETRTO (リム径) |
タイヤ 表記 |
通常空気圧 [体重約65kg] |
重い荷物 ・過体重 での空気圧 |
バルブ 形式 |
子乗せ可否 |
車重 |
ギュット ・クルーム・EX |
BE-FFE031 |
2022年12月 |
406 |
20×1.95 |
280~450kpa |
400~450kpa |
▲英 |
前後2座席可 |
32.3kg |
ギュット ・クルーム・DX |
BE-FFD031 |
2022年12月 |
406 |
20×1.95 |
280~450kpa |
400~450kpa |
▲英 |
前後2座席可 |
31.9kg |
ギュット ・クルームR・EX |
BE-FRE032 |
2022年12月 |
406 |
20×2.125 |
280kpa |
300kpa |
▲英 |
前後2座席可 |
32.2kg |
ギュット ・クルームR・DX |
BE-FRD032 |
2022年12月 |
406 |
20×2.125 |
280kpa |
300kpa |
▲英 |
前後2座席可 |
31.9kg |
ギュット ・アニーズ・DX |
BE-ELAD034 |
2022年12月 |
406 |
20×2.125 |
280kpa |
300kpa |
▲英 |
前後2座席可 |
34.4kg |
ギュット ・アニーズ・DX・26 |
BE-ELAD634 |
2022年12月 |
559 |
26×1.75 |
280kpa |
300kpa |
▲英 |
前後2座席可 |
34.5kg |
ビビ・EX |
BE-FE431 |
2022年10月 |
540 |
24×1-3/8 |
300~400kpa |
400~450kpa |
▲英 |
前or後 どちらか 1座席のみ |
28.2kg |
ビビ・EX |
BE-FE631 |
2022年10月 |
590 |
26×1-3/8 |
300~400kpa |
400~450kpa |
▲英 |
前or後 どちらか 1座席のみ |
28.7kg |
ビビ・DX |
BE-FD431 |
2022年10月 |
540 |
24×1-3/8 |
300~400kpa |
400~450kpa |
▲英 |
前or後 どちらか 1座席のみ |
27.1kg |
ビビ・DX |
BE-FD631 |
2022年10月 |
590 |
26×1-3/8 |
300~400kpa |
400~450kpa |
▲英 |
前or後 どちらか 1座席のみ |
28.0kg |
ビビ・MX |
BE-FM431 |
2022年10月 |
540 |
24×1-3/8 |
300~400kpa |
400~450kpa |
▲英 |
前or後 どちらか 1座席のみ |
26.8kg |
ビビ・MX |
BE-FM631 |
2022年10月 |
590 |
26×1-3/8 |
300~400kpa |
400~450kpa |
▲英 |
前or後 どちらか 1座席のみ |
27.5kg |
ビビ・SX |
BE-FS431 |
2022年10月 |
540 |
24×1-3/8 |
300~400kpa |
400~450kpa |
▲英 |
前or後 どちらか 1座席のみ |
24.6kg |
ビビ・SX |
BE-FS631 |
2022年10月 |
590 |
26×1-3/8 |
300~400kpa |
400~450kpa |
▲英 |
前or後 どちらか 1座席のみ |
25.3kg |
ビビ・SL |
BE-FSL432 |
2022年10月 |
540 |
24×1-3/8 |
300~400kpa |
400~450kpa |
▲英 |
不可 |
19.9kg |
ビビ・SL・20 |
BE-FSL031 |
2022年10月 |
406 |
20×1.75 |
300~400kpa |
----- |
▲英 |
不可 |
19.6kg |
ビビ・L |
BE-FL432 |
2022年10月 |
540 |
24×1-3/8 |
300~400kpa |
400~450kpa |
▲英 |
不可 |
22.0kg |
ビビ・L |
BE-FL632 |
2022年10月 |
590 |
26×1-3/8 |
300~400kpa |
400~450kpa |
▲英 |
不可 |
22.4kg |
ビビ・L・押し歩き |
BE-FLW631 |
2023年8月 |
590 |
26×1-3/8 |
300~400kpa |
400~450kpa |
▲英 |
不可 |
23.5kg |
ビビ・L・20・押し歩き |
BE-FLW031 |
2023年8月 |
406 |
20×1.75 |
240~310kpa |
----- |
▲英 |
不可 |
21.6kg |
ビビライフ |
BE-FU831 |
2023年6月 |
前 355 後 305 |
前 18×1.75 後 16×1.75 |
240kpa |
300kpa |
▲英 |
不可 |
32.6kg |
ティモ・A |
BE-FTA632 |
2022年11月 |
559 |
26×1.75 |
280kpa |
400~450kpa |
▲英 |
前or後 どちらか 1座席のみ |
26.9kg |
ティモ・L |
BE-FTL631 |
2022年11月 |
590 |
26×1-3/8 |
300~400kpa |
400~450kpa |
▲英 |
前or後 どちらか 1座席のみ |
27.1kg |
ティモ・S |
BE-FTS631 |
2022年11月 |
559 |
26×1.75 |
280~450kpa |
400~450kpa |
▲英 |
前or後 どちらか 1座席のみ |
27.4kg |
ティモ・DX |
BE-FTD751 |
2022年11月 |
630 |
27×1-3/8 |
300~400kpa |
400~450kpa |
▲英 |
不可 |
29.0kg |
ベロスター |
BE-FVS771 |
2024年9月 |
622 |
700×38C |
345~515kpa |
----- |
▲英 |
不可 |
21.4kg |
ベロスター・ミニ |
BE-FVS071 |
2024年9月 |
406 |
20×1.50 |
240~310kpa |
290~310kpa |
▲英 |
不可 |
20.1kg |
ハリヤ |
BE-ELH642 |
2023年6月 |
559 |
26×1.90 |
300~400kpa |
400~450kpa |
▲英 |
不可 |
23.2kg |
XEALT M5 |
BE-GM51S (フレームサイズ360mm) |
2023年6月 |
584 |
27.5×2.40 |
240~450kpa |
----- |
仏 |
不可 |
25.4kg |
XEALT M5 |
BE-GM51M (フレームサイズ420mm) |
2023年6月 |
584 |
27.5×2.40 |
240~450kpa |
----- |
仏 |
不可 |
25.5kg |
XEALT S5 |
BE-GS51S (フレームサイズ390mm) |
2023年7月 |
584 |
27.5×2.00 |
280~450kpa |
----- |
仏 |
不可 |
25.4kg |
XEALT S5 |
BE-GS51M (フレームサイズ440mm) |
2023年7月 |
584 |
27.5×2.00 |
280~450kpa |
----- |
仏 |
不可 |
25.5kg |
XEALT L3 |
BE-RL31S (フレームサイズ390mm) |
2023年6月 |
622 |
700×38C |
345~515kpa |
----- |
仏 |
不可 |
20.0kg |
XEALT L3 |
BE-RL31M (フレームサイズ440mm) |
2023年6月 |
622 |
700×38C |
345~515kpa |
----- |
仏 |
不可 |
20.0kg |
プロム(変速無し) |
BE-FPR011 |
2023年6月 |
406 |
20×1.50 |
240~310kpa |
290~310kpa |
▲英 |
不可 |
17.4kg |
プロム(内装3段) |
BE-FPR031 |
2023年6月 |
406 |
20×1.50 |
240~310kpa |
290~310kpa |
▲英 |
不可 |
18.0kg |
SW |
BE-ELSW013 |
2022年7月 |
406 |
前 20×1.75 後 20×2.125 |
280kpa |
(300kpa) |
▲英 |
(後1座席) |
20.9kg |
EZ |
BE-FZ031 |
2023年6月 |
406 |
20×2.125 |
240kpa |
300kpa |
▲英 |
不可 |
22.0kg |
BP02 |
BE-FZC631 |
2023年6月 |
559 |
26×2.00 |
280~450kpa |
400~450kpa |
▲英 |
不可 |
25.1kg |
グリッター |
BE-FGL031 |
2023年6月 |
406 |
20×1.95 |
280~400kpa |
400~450kpa |
▲英 |
不可 |
24.5kg |
オフタイム |
BE-FW071 |
2023年6月 |
前 305 後 406 |
前 18×1.75 後 20×1.75 |
240~310kpa |
----- |
▲英 |
不可 |
19.8kg |
パートナー・DX |
BE-FGD631 |
2023年6月 |
590 |
26×1-1/2 |
300~400kpa |
400~450kpa |
▲英 |
不可 |
35.4kg |
パートナー・U |
BE-FGU431 |
2023年6月 |
540 |
24×1-1/2 |
300~400kpa |
400~450kpa |
▲英 |
不可 |
34.3kg |
◆こうして一覧表にしてみると「生活向け用途」で
【基本的に歩道も走る用途も想定する場合】
「500kpa超の高圧タイヤ」が使われることは稀。
※全車種を見渡しても500kpa超えは「XEALT L3」「ベロスター」の僅か2車種
「XEALT L3」「ベロスター」は515なので実質500kpa以下のようなもの。
唯一「ベロスター・ミニ」だけが、20×1.50(約40mm幅)にもかかわらず550kpa超え充填が前提という「異常さ」が際立っている。
|ベロスター・ミニ|BE-ELVS075|2023年6月|406|20×1.50|▲550~685kpa|-----|▲英|不可|20.9kg|
(2024年9月~発売のベロスター・ミニ|BE-ELVS075から240~310kpaに変更)
▲生産終了
トレンクル |
B-PEHT423 |
2014年9月 |
254 |
14×1.50 |
350~490kpa |
----- |
仏 |
不可 |
6.9kg |
ティモ・I |
BE-ELTA633 |
2019年11月 |
590 |
26×1-3/8 |
300~400kpa |
400~450kpa |
▲英 |
前or後 どちらか 1座席のみ |
30.4kg |
XM2 |
BE-EWM240 |
2020年5月 |
584 |
27.5×2.20 |
240~450kpa |
----- |
仏 |
不可 |
24.0kg |
ビビ・L・20 |
BE-FL031 |
2022年2月 |
406 |
20×1.75 |
300~400kpa |
----- |
▲英 |
不可 |
21.3kg |
ジェッター [390mm] |
BE-ELHC339 |
2020年8月 |
622 |
40-622 (700×38C) |
345~515kpa |
----- |
仏 |
不可 |
21.1kg |
ジェッター [440mm] |
BE-ELHC344 |
2020年8月 |
622 |
40-622 (700×38C) |
345~515kpa |
----- |
仏 |
不可 |
21.2kg |
レギュラー |
B-RG61A |
2011年5月 |
590 |
26×1-1/2 |
300~450kpa |
400~450kpa |
▲英 |
不可 |
25.3kg |
Jコンセプト(変速無し) |
BE-JELJ013 |
2020年8月 |
406 |
20×1.50 |
550~685kpa |
----- |
▲英 |
不可 |
18.2kg |
Jコンセプト(内装3段) |
BE-JELJ033 |
2020年8月 |
406 |
20×1.50 |
550~685kpa |
----- |
▲英 |
不可 |
18.8kg |
XM-D2 V |
BE-EWMD242 |
2020年8月 |
584 |
27.5×2.80 |
120~250kpa |
----- |
仏 |
不可 |
26.5kg |
XU1 |
BE-EXU44 |
2021年8月 |
622 |
700×50C |
280~450kpa |
----- |
仏 |
不可 |
24.5kg |
(※型番更新された車種については紛らわしいので最新のみ掲載)
かなり低圧設定「120~250kpa」のXM-D2 Vは、タイヤサイズが「27.5×2.80」で、
ファットバイクに近い「特殊な太幅タイヤ」のため「溜められる空気量そのものが多く」別枠として考える。
●密かに「パナソニック レギュラー 生産終了」という事実…
BSからも実用車が消え、業務用として「電動アシスト」を使ってくださいということになる。
同時に「フロント
ローラーブレーキの前フォーク」もパナソニック扱いからは消え、
国内通常品としてはCBあさひ扱いのルイガノ車種かBlessのビーチクルーザーに僅かに残っているのを残す程度だろうか。
◆パナレーサー「AGILESTシリーズ」体重・サイズ・内幅別の最低空気圧
twitter.com/PanaracerJ/status/1724367148632666188
最大空気圧を書いてあっても最小値を書いていない場合も多々あるのでこういうデータは助かる。
▼各最小値
700×28C→60kg:340kpa、70kg:405kpa、80kg:475kpa
700×30C→60kg:310kpa、70kg:375kpa、80kg:440kpa
※タイヤが太くなる=タイヤ(チューブ)内の容積も増すほど最低基準量も減る。
こうしたデータはスポーツ自転車に限らず一般車ユーザー達にも必要な話だが届くわけもない。
届いたとしても虫ゴムでは+130kpaなど勘案が必要な英式という問題まで把握する必要がある。
その前に、空気入れ習慣を身に着けさせる気が無い業界の問題と
英式虫ゴムが立ち塞がる限り、いつまで経ってもリム打ちパンクは減らない。
虫ゴム交換のタイミングでamazonのオススメに出てきたのを見る機会でもあれば
その呪縛から解き放たれる人達もいるがまだまだ少ない。
●中央値が60kgで90kgや100kgのデータなし
追加するとはあるがロードバイクに乗る前に
まず基本の体重を減らさないことには始まらない。
それでもどうしても自転車というなら
文字通り「ファットバイク」にでも乗ったほうがクッション性能からして適正車種。
但し、タイヤ入手難度やタイヤ自体の値段、駐輪場の問題もあるが
「タイヤがファットなだけの安物自転車」は「ママチャリのようなもの」で
荒地走行できません書かれていることもあり「構造的に強くはない」ので
タイヤどうこうの話ではないので全くお薦めできない。
最終更新:2023年11月19日 09:32