最終更新日:2024.11.24 ●「何気圧充填が良い?」という質問
2024.9.29 ●空気圧管理の注意喚起が足りなかったと反省するお店
2024.9.1 ●自動車オートバイ兼業のパンク修理動画
2023.12.17 ◆「★空気圧管理できるバルブ」に「▲空気圧計のないポンプで充填」は避けましょう
2023.5.28 ◆(えあちゃり等)設置型BOXポンプを避けたほうが良い理由とは
2023.3.26 ●空気の入れすぎでバースト
2022.6.5 ●BSの「一般車種カテゴリから」
仏式バルブが完全消滅 (※ANCHOR車種は除く)
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▼各内容は下記ページにそれぞれ詳しく書いています。
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■パンク予防は習慣と米式化
★タイヤの空気圧2 (このページ[タイヤの空気圧]の続き)
★タイヤの空気圧3 (このページ[タイヤの空気圧]の続き)
★季節と空気圧の変化について
■英→米式[ACA-2]
■米式バルブ
■規格のアレコレ【空気ミハル君の構造的な問題】
パンク修理関連 (▲7割は空気圧の管理不足で起こる事態)
パンクしにくいタイヤ(耐パンク系タイヤ)
メンテナンス・パーツ交換 (日常メンテ全般の概要)
2022.2.16 ■【2022年現在:非掲載】BS車種のタイヤサイズ・タイヤ幅・空気圧の関係
2020.11.22 各ページの紹介と見出しの追加
6.7 ●パークツール「NF-2 ショップインフレーター」24400円+税
4.26 ●エアーコンプレッサーでの空気入れ過ぎパンク防止のために
3.29 ●例えばタイヤに書いてある推奨空気圧が400~600kpaの場合
2.23 修正
1.19 ▲[ビットリア][ハッチンソン]タイヤ幅を無視した一律の空気圧設定
1.19 ●「手で押す感覚では分かりにくいことを理解できる人」には空気圧計(ポンプ)を薦めやすい【2.23修正】
(過去の更新履歴は最下部へ移動)
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※触診や接地面の長さでの空気圧判断で問題ないと考えている店やユーザーは対象外の内容となります。
※「空気圧計を使わない管理方法で本当に大丈夫なんだろうか?」と考えられている方々へ向けた、
「安心できる正確な空気圧管理の方法」の理解を深めて頂くための内容になります。
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★タイヤの空気圧━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●自転車のタイヤの空気圧を知る
minivelo-road.jp/tips-for-bicycle-tire-air-pressure
空気圧に関する数値は「タイヤの側面」に書いているので、まずは確認する。
●空気圧をしっかりチェックする
空気圧が適正に入っていないと
→クッションがないので「乗り心地が悪い」。路面のガタガタを直接自転車や体に伝える
→路面に対する抵抗感が増えて「走りが重くなる」
→段差などで安易に「パンクしやすい」。当然無駄に「修理費用も時間も」とられる。
とにかくロクなことがない。
★一般車(ママチャリ)タイヤの標準空気圧は「3気圧」が目安
一般タイヤの標準空気圧は300kpa(約3kgf/cm2)が目安です。
これより高いとスリップを起こしやすく、低いと早期にひび割れを起こしやすくなり危険です。
体重65kg以上の方は10~20%多めに調整ください。←(330~360kpa)
一般車に多い英式(虫ゴム)のチューブそのままでは空気圧は計測できないので注意
基本的には「パナレーサーのエアチェックアダプター」で英式→米式変換、または「米式チューブ」に交換し、
空気圧計付ポンプや、自動車やオートバイ用にも使える空気圧計(エアゲージ)を使う。
※仏式チューブは軸が細いので英式チューブが使われる車輪のリム穴には適さない
▼英式・米式・仏式への空気の入れ方(画像解説)
www.geocities.jp/taka_laboratory/20050806-Air-pump-hand/20050808-Air-pump-hand.html
archive.fo/x0ITx
最も基本的なことなので、一番最初に覚えなければならない事柄。
●空気圧を知る意味
panaracer.co.jp/products/faq.html#tab01_01_05
panaracer.com/products-q_a/
「一般編:タイヤ:Q5」
Q5 なぜ空気圧を測ることが大事なのですか?
A 通勤・通学などに多く使用されている
いわゆる「ママチャリ」仕様の24~27x1 3/8のタイヤなどは
200kPa(2kgf/cm2)以下の低圧で使用すると、
異常な摩耗やひび割れを生じバーストを起こしたりして重大事故につながりたいへん危険です。
●「虫ゴム式の英式バルブは正確に空気圧を測定できません」
仏式バルブや
米式バルブは、空気圧ゲージのみで測定可能です。
虫ゴム式の英式バルブは正確に空気圧を測定できませんが、
当社
エアチェックアダプターをご使用いただくと測定できるようになります。
(↑2022年9月掲載)
空気の入れ過ぎや低圧使用はタイヤの破損やバーストの原因となりたいへん危険です。
空気圧のチェックは必ず走行前に行い、 タイヤ側面に刻印されている「標準空気圧」または「推奨内圧」に従ってください。
※米式または仏式バルブはそれぞれ専用ゲージで測定可能です。
虫ゴム式の
英式バルブは正確に空気圧を測定できませんが、
当社エアチェックアダプターをご使用いただくと測定できるようになります。
◆「★空気圧管理できるバルブ」に「▲空気圧計のないポンプで充填」は避けましょう
★空気圧管理できるバルブとは…
「米式バルブ(チューブ)、仏式バルブ(チューブ)、エアチェックアダプター
英式(Gプランジャー、シュワルベ英式コア)」
▲空気圧計のないポンプとは…
「▲多くの安物空気入れ」には空気圧計がありません。
及び、
店頭の(無料で使えてしまう店もある)「▲空気圧計のない空気入れ」や
「▲店頭のコイン式ポンプも▲空気圧計がない」ので
自動停止するとしても「過小or過剰な充填後」の恐れが強いため
絶対基準が存在しない多くの方々は使わないほうが身のためです。
何なら「▲過剰充填によりパンクを誘発する道具として利用されている可能性もあります」
どれだけ充填しているのか分からずに
▲▲▲(過剰or過小充填により)パンクの原因になります!
自転車店にある「★空気圧計付きの空気入れ」は借りれない可能性が高いため、
300kpa標準であればほぼ夏場以外は1ヶ月に1回、
最大600kpa程度で500kpaが"適正"と分かっていれば毎週1回など
「●有料で充填する」方法もあります。
↓
◆当たり前の話ですが「どの店や業種かは全く関係ありません」
量販店でも「空気圧計付ポンプ」があり、
「(有料でも)借りられる、充填してもらえる」なら問題ありません。
↓
※注意点といえば
強いて言えば「▲外置きのポンプは雨水入りの放水ポンプ状態」かもしれないので
業種問わず、空気圧計付きポンプだったとしても使わないほうがいいでしょう。
せっかく「★空気圧管理できるバルブ」であれば特に、
「★空気圧計付きポンプを"購入する"」という"賢い選択"を採りましょう。
※但し、足踏み式・樹脂シリンダー型はお薦めしません。
※「アナログ式の従来の空気入れ形状」が一番安定的に使いやすいです。
(GIYO・サーファス・トピーク)
●高い空気圧で運用するデメリット
※タイヤが「高圧に対応」しているかどうかが前提
よくある「標準3気圧」に6気圧以上充填して大丈夫なわけがない。
もし対応できるのであれば、最初から「標準5気圧(500kpa)」や、
「最大6.5気圧(650kpa)」のようにタイヤに表示されているはずなので、
基準を無視し無闇に多くすればいいというものでもない。
【1】(過剰な場合)「ひび割れ」を促進
典型的な例として「英式バルブ(虫ゴム)なのに"素人感覚で"充填する」というケース。
"適正な"基準が存在しないので、無闇やたらに充填し、
結果としてタイヤのひびわれを促進させているにも関わらず、
その異常な使い方を棚上げにして、なぜかタイヤを低評価という意味不明なケースも横行している印象が強い。
※基本的に
「英式であれば米式バルブに変更し」きちんと「空気圧計の数値を見て」判断すること。
↓
■簡易変換であれば「エアチェックアダプター」、根本的には「米式チューブ」への交換という意味
▲【要注意】英→米に「口金だけ変換」で「虫ゴムはそのまま」
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/128.html#Non-conversion
【2】乗り心地が悪くなる
「フワフワ」としたエアクッション効果よりも、
「カチカチ」を選ぶということで、走行性は得られる反面、
快適性は劣る。
【3】道の小さな段差でも跳ねやすくなる
「カチカチ」で走行速度も上がっていると尚更、
歩道の段差だけでなく、道にある小さな凹みのような場所でも
跳ね上がりやすくなってしまう。
【4】チューブ内の空気が早く減りやすい
クロスバイク並に空気圧が高い(約6気圧を想定)自転車は
(真夏に限らず)毎月1回の空気入れでは充填頻度が足りない。
(基本的には毎週必ず1回充填。最低でも2週間おきが必須)
「ローメンテ」で済ませることが前提であれば、高圧での運用はお薦めできない。
【5】リムテープが劣化しやすくなる
リムテープ自体の「質」にも気を付ける必要がある。
●シングルウォールのリムであればニップル
●ダブルウォールのリムであればスポーク穴
それぞれに
押し当てられる力量自体が増し早期劣化を促進するので
ゴムや柔らかい材質の場合ではパンクを誘発する危険性が高くなる。
一方で、溝幅に合致したリムテープ(リムフラップ)の適正幅をつけなければ
今度はその硬いリムテープ(リムフラップ)がパンク原因になる。
◆「滑りやすくなる」については
「濡れている鉄の蓋」「落ち葉」「乾燥した路面上の砂」など
タイヤの多少の太さや空気圧に関係なく「滑るのが当たり前」として
「危険な障害物」として注意深く走行する必要があるため
空気圧に関係ありそうで、さほど関係ないと思われる。
反対に
●低い空気圧で運用するデメリット
【1’】(過小量の場合)「ひび割れ」を促進
これも適正範囲内(例:標準300kpa前提で250kpa程度)であれば
[気付いてすぐに補充するのであれば]問題ないが
適正な空気圧未満=過剰な空気圧不足であれば
「タイヤが地面に押し付けられて」ひび割れが起こる。
※(300kpa基準で)100kpa以下のような状態は【パンクする可能性大】
【(スネークバイト型)パンクしやすい危険な状態】。
【2’】走行性が劣る
(例:300kpa基準で250kpa程度であれば)「フワフワ」としたエアクッションはあるが、
「カチカチ」ではないので軽快感は劣る。
上記【3】~【5】のようなデメリットは低圧運用では考えにくい。
◆リムテープのズレに関して
【1’】のように「空気圧が過小量の場合」起こりやすいとはいえるが、
適正範囲の使用であれば通常は問題は起こりにくい。
(高圧・低圧関係なく、予測運転を怠る危険運転の特徴でもある【急ブレーキを多用する】などの原因は考えられる)
●例えばタイヤに書いてある推奨空気圧が400~600kpaの場合
「体重(+荷物)にもよる」としか言いようがない。
一律で600kpaであるべきなら「MAXと表示がない」6barだけしか書いていないはず。
つまり、体重が余裕で75kgを超えてくるほど
「重ければ(または荷物が常に10kg以上)」600kpaで良いものの、
JIS基準にもなっている標準的な体重の「65kg」以下で荷物も5kg程度なのに、
最大設定の600kpaで使えば衝撃を吸収しにくくなるだけでなく、
小さいくぼみでさえ「無駄に弾む」ことで「操舵性が劣る」という見方もできる。
個人的には体重65kg荷物5kg未満であれば「500kpa」を標準として薦める。
しかし・・・、誰かに言われるままに従えばいいというわけではなく、
空気圧計付きの(携帯型ではない)フロアポンプを購入し
「走行路の状況や距離なども考慮し、自分にとってベストな空気圧を探す」ということが、
空気入れの間隔が一般車よりも多いスポーツ自転車であればこそ、絶対に必要な感覚。
▼他にもタイヤへのダメージという観点からすれば
当然、低めにすれば接地面積が増えてしまうと異物に当たりやすくなるとか
接地面の摩耗を促進すると言えるかもしれないが、
タイヤが外側に広がる力を(メーカー設定許容範囲とはいえ)
最大限まで引き出すということは、風船を最大まで膨らませるようなもので
タイヤの内圧ダメージも全く無視は出来なくなるのではないだろうか。
※よくある「接地面のひびわれ」が早期に起こるのは「過剰空気圧」が原因とも考えられる。
特に「虫ゴム・空気圧計なしのポンプ」が当たり前のユーザー達は
問題に気付かないままタイヤを浪費してくれるので、
メーカーなどにとっては有難い存在に違いない。
●米式(チューブ)にママチャリ用サイズがあっても
残念ながら「色々と都合や事情もあると思われるので」、
ついでに「ママチャリでも空気圧測れる米式に出来ますよ」という案内は期待できない。
結局「自分で気付けない人達に恩恵はない」のはやむを得ない。
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●「何気圧充填が良い?」という質問
x.com/ASAHICYCLE/status/1859786456455389672
▼店員想定
ファットバイクに高圧の800kpaや
ロードバイクの20幅タイヤに低圧の200kpaが良いわけもないので
まずは「タイヤの種類」。
次に銘柄というか「タイヤの側面のkpaまたはpsi表記」の確認。
それだけではなく「使用者の体重」「荷物・積載物の重さ」
「走行路の状態(国道でも整備されてるかどうか)」など、確認事項は多岐に渡る。
しかし、質問の意図を汲めば、真の意味でのコスパ重視ではなく
「テキトー運用をする予定」と読み取れるため、
「ロードバイクなら乗る前に毎回600kpaまで充填しとけば?」と雑に案内する。
反対に、話し方などの様子から「詳しく知りたい」とか「神経質っぽさがある」なら
時間をかけてしっかり「講座」として有料で説明し顧客満足度を上げる方策を採る。
▼ユーザー向け
「▲一般車なら勘で良い」というのが、単に「店の都合」でなければ
それは「貴方様では適正な空気圧管理を理解されることは難しそうに見受けられますので…」
と下に見られている。
むしろこちらから、エアチェックアダプター(ACA-2)を取り付けて
待っている人が誰もいないことを確認か、きっちり数日前に空き時間の予約を入れ
「自ら進んで有料で空気入れ充填を頼んで」
店主店員の出方を見ればその店の知識情報レベルを簡単に図ることができる。
もし、これだけ丁寧に配慮しても、テキトーにあしらわれたり
▲ACA-2自体知らない、▲取り外して虫ゴムに(許可の有無に関係なく)変更する
ような店であれば、その店には金輪際一切関わらないことをオススメします。
●空気圧管理の注意喚起が足りなかったと反省するお店
x.com/bicycleoshigamo/status/1838464845689344312
※特に生活用自転車は空気圧管理の話題がアキレス腱の店も多いようで
あまり触れてほしくない風潮があり現在ではスルーしていますが
こちらのお店は「当方の真の意図を御理解頂けるお店」と思われるので書いておきます。
もし「空気圧管理の注意喚起はSNSでしか発信してはいけない」という
法的な規制でもあるのなら出来ませんが…そんなわけがないので・・・
◆当方が以前から書いているように
「★空気入れする日を”手帳に記入”か”スマホに設定”」を徹底すれば
簡単に解決するのでは?
(但し、"適正量"に関しては、米式チューブかACA-2かシュワルベ英式コアと
空気圧計か空気圧計付きポンプでの管理を拒否した客には
"人間の握力は一定ではないので"案内不可。)
「空気圧管理不足でのパンクを減らしたい」と本当に心を痛めているお店様であれば
ユーザーに少しだけ案内をするというだけの簡単な方法すら採らない理由はないと思います。
●自動車オートバイ兼業のパンク修理動画
www.youtube.com/watch?v=_rUjfjT3288
おすすめに出てきたので見ましたが…
パンクの原因は主に
「異物、スネークバイト、タイヤ内でチューブが擦れて薄くなってパンク」
↑
あの…「過剰充填」でのパンクは・・・?
▲「自転車は車に比べて空気圧が高い」???
↑
kinto-jp.com/magazine/k20230421-1/
3気圧(≒300kpa)くらいで自転車の一般的な生活用ママチャリ車種と同じなのですが・・・。
もしこの動画で修理しているのが電アシではなく
「本格的なスポーツ自転車であれば」
8気圧(≒800kpa)上限タイヤも珍しくないので「高い」といえますが
チャンネル的にも業務的にも扱ってそうではないので
(仮に4.5気圧(≒450kpa)でも全然高くはない)
なぜ「空気圧が高い」と認識されているのか分からず。
そして「空気圧が高い」という認識であれば
それを聞いて「高い方がいいんだ」という誤った認識により
「過剰充填でのパンク」も頻発しているはずで、
パンク原因に挙がっていてもおかしくはないですが…。
▲指で押して確認
そう、その「プロ感覚」が一般人と同じとは思えず。
子供や高齢者の握力の弱さを分かっていれば、とてもじゃないですがお薦めできない方法。
自動車オートバイで日常的に業務で当たり前に使う米式バルブに馴染みがあり
過剰な拒絶反応など一切起こす理由がない店でもあっても「米式化」の紹介無し・・・。
そもそも一般車用サイズにも使えるパナやシュワルベなどの米式チューブや
ACA-2エアチェックアダプターの存在を知らない可能性もありますが。
やはり「英式バルブという問題を誘発させている原因の規格」にご退場頂かないことには
(シュワルベ英式コアなどあったとしても市販車に組み込まれていない以上)
「数値で判断できる適正空気圧」という概念が
残念ですが、多くの店にも認識されることはないのでしょう。
ーーー
こういう状況もあり、
公道走行での絶対的な安全確保のために必須の「徐行・一時停止」の周知然り、
「空気圧管理の初歩の初歩さえ」全く浸透していない現状で
「スポーツ自転車のユーザーを増やそう・増える」と考えられるような人達は
どういう思考でそう思えるのだろうかという疑問しか湧かないですねやっぱり。
一般車の書籍すらないようなので当然ですが、
「基本的な自転車(交通)教育の何もかもが足りない」としか言わざるを得ません。
●空気の入れすぎでバースト
cs-shinwa.sblo.jp/article/190242818.html
blog.goo.ne.jp/hrg0916flat/e/b73a048850d8ab3fed92d2da084561b9
クロスバイクでも英式の場合もあれば、仏式の場合や、
子供車やフル電動自転車(原付)では標準米式もあるので
それぞれ適正な空気圧管理が必要。
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だからこそ「こうした事態を引き起こさないために」
分かりにくい接地面での判断や、タイヤ側面での空気圧測定という
「玄人向けの測定方法」を「個人的には」勧めていません。
↓
(◆米式化済であれば、米式はクリップを外せば使える物が"多い"既存の安物鉄ポンプ+単独空気圧計でも可)
(◆仏式の場合もパナレーサー等に単独空気圧計はあるので安物ポンプ+アダプターでも無理ではない)
(◆「英式の単独空気圧計」はシュワルベの英式コア+専用計測機器のみしか不可能)
↓
◆そのため特に英式であれば「空気圧計付きポンプがなければ、まず最初に買うべき」と案内し、
(どうしても英式であればGプランジャーかシュワルベ英式バルブコアで)
「空気圧計がない空気入れは使わないこと」を勧めます。
★基本的には英式であればエアチェックアダプターか米式チューブで、
「空気圧計」での「見て分かる」管理を徹底することで、
このような「無駄極まりないパンク」は
(元々のタイヤ・チューブが損傷していたり?みこんでなければ)防げます。
※もし、店としてどうしても勧めたくないのであれば
パンクリスクを煽り、毎月1回以上「必ず」来店を促すように
「商機に繋げる方法」もあるように思いますが
これを勧める店すら見かけることがないのは・・・
他店購入に限らず、
「故障や不具合だらけでも断固として空気入れだけしかしない、または無料奉仕を強制させようする」
「モンスター」の相手までしなければならなくなってしまうことの懸念があるのだろうと思うものの、
「自店販売のみ」「"新車購入時から"継続で必ず毎月」という条件で縛れば少しはマシになるような。
いや・・・それでも前フォーク衝突で交換が必須だったり
元々注意欠陥でそれを何度も繰り返すような人もいることを考えると、それすら難しいかもしれない。
●やっぱり分からない「素人にタイヤの空気圧を触診で判断するように薦める感覚」
yama105011.exblog.jp/25845898/
パンクしにくいタイヤはタイヤの厚みが通常の倍になっていて刺さった異物(5mmぐらいまで有効らしいです)が
チューブに届かないようにする構造になっていているものです。
タイヤが固いので空気を入れずに乗ってパンクをされているケースが多々あります。
タイヤを押しても硬いので空気が入っていると思われている方が多く、タイヤも真ん中を押して確認されているので誤認されていました。
パンクしにくいタイヤは地面の接地面が厚いので空気が入っていなくても硬く押しにくいので誤認されます。
通常のタイヤと変わらず2,3週間に一度はチェックしてください。その時は真ん中ではなく横の側面を押してください。
しかし、このブログのすぐ下にある記事で
yama105011.exblog.jp/25725225/
ゲージは英式バルブでは正確に測れません。
問屋さんに高級なポンプなら測れると言われたのですがやはり無理でした。
バルブの構造上チューブ内の気圧とポンプゲージが同調できないので量れません。
使い古したスーパーバルブだと同調しましたが基本的には不正確です。
(エアチェックアダプターの画像)
英式バルブもこのアダプターを使う事で空気圧を測れるので一旦バルブを交換して空気を入れ、
触診で固さを覚えて対応するようにしています。
自身が「エアチェックアダプターで空気圧を確認している」とあるのに、
ユーザーに対しては手で側面を押した感覚だけで判断するように提案しているのが分からない。
ネットで約650円で購入できないユーザー、
もしくは絶対に英式専用の空気入れを使えないと困るというユーザーの割合がそんなに多いのだろうか。
↓
●空気の量が少なすぎる、多すぎる
yama105011.exblog.jp/25873618/
・空気入れなさすぎ
太いタイヤでなくとも起りやすい空気不足のまま乗車してタイヤの根本が折れて破れてしまう現象です。
電動アシストが付いている車両だと空気が入っていなくても苦なく走るので空気圧のチェックを怠りがちになってしまいます。
これは空気を適量入れれば解決します。
・空気入れすぎ
写真の中央に二つ山のように変形しているのがあります。
これは空気の入れ過ぎによるものです。
特徴が空気圧の設定が低めのタイヤや太目のサイズの物に起こりがちです。
タイヤの設定値の範囲内に入れているのにタイヤの剛性が低く、
空気を入れても硬くならないので過剰に入れてしまいチューブが耐えられなくなって変形が多いです。
でもやっぱり例によって
「米式化して適正な空気圧量を目で見て判断できるようにしましょう」とは書いていない。
●接地面の長さで空気圧を見る?
yama105011.exblog.jp/24756804/
比べたことがないので何とも言えないが、この方法で
ゴムの「厚みがある固めのタイヤ」と、
黒タイヤでもサイドがスキンサイドで薄いだけでなく接地面も「柔らかく薄いタイヤ」であっても
同じ空気圧であれば同じような変形率になるのだろうか?
タイヤメーカーとしては大抵は(標準値の)設定をしてある空気圧を無視して
こうした曖昧な接地面の長さだけで判断すべきなんだろうかという疑問。
↓
「タイヤの空気圧が適正(標準)だと3つのいいことがあります」
「定期的に空気圧のチェックをしてトラブルの予防!」
www.bscycle.co.jp/cycletire/
とあっても「英式(虫ゴム)」なので曖昧な判断しかできない。
↓
●BSの総合的な自転車の取扱い説明書
www.bscycle.co.jp/support/pdf/index.php?step=5&func=dl&category_id=1&products_id=1&year_id=2016&shashu_id=1&pdf_id=562
注意: 空気圧が少ないと、タイヤの接地面積が広くなって走行抵抗が増し、ペダリングが重くなります。
また、タイヤの摩耗やパンク、リムの変形の原因になります。
必ずタイヤ側面に表示している空気圧の範囲内で使用してください。
[タイヤ空気圧表示例と換算値](1KPa=0.01kgf/cm 2 =0.145PSI)
一般のシティ車は3kgf/cm 2 (3気圧)が適正空気圧です。
↓と書いているにも関わらず
◆ 英式バルブ用タイヤ空気圧ゲージはありませんので、次の乗車して行う簡易測定をしてください。
空気圧の簡易判定のしかた
自転車に乗車した状態での接地面の長さで空気圧を判定してください。(9~10cm)
シュワルベの英式バルブコアを使用する限りでは専用の空気圧ゲージが存在するが
BSでは使っていないので掲載せず、米式化するエアチェックアダプターもパナレーサー製品なので紹介しないのだろう。
●パッチ修理をしても空気圧不足でひび割れの拡大
yama105011.exblog.jp/24954051/
パッチを貼る時にはパンクが広がらないように穴にあわせて大きめの適度なサイズのパッチを貼ります。
しかし、日ごろから適量の空気が入っていないとチューブが揉まれて負荷が掛かってパンクした穴が広がってしまいます。
パンク修理は成功しているのでパッチの両端に到達するまでは空気は抜けませんが最終的には使えなくなってしまいます。
●空気の充填頻度
www.cycle-hokuto.com/blog/?p=761
パンクをしにくいタイヤでは空気の減りが分かりづらいので
パンクの原因になってしまう恐れがあるというのは分からなくもないが、
パンクが起きやすくなるレベルまで減るのが、だいたい2~3か月ですので、
このタイミングでタイヤに空気を補充しましょう。
4月に自転車に乗り始める場合、次のとおりです。
【1回目】まず乗り始めの4月に空気を補充する。
【2回目】7月の暑さ本番の前に補充する。
【3回目】朝晩の冷え込みが本格化する10月にも補充する。
ちょっとこれは頻度が少なすぎるかと。
基本が8気圧以上のような高圧が基本のタイヤは基本的に「毎日」、
基本が6気圧くらいのようなやや高めのタイヤは「1週間に1回」、
9の付く日に空気を入れようキャンペーンサイトでは「10日おき」、
www.j-bicycleinfo.jp/kuuki.html
(以前より規模縮小で上に小さく「9がつく日は」だけになった)
そして、3~4.5気圧くらいが適正のママチャリのような一般車では
パンク予防という意味では「最低でも1ヶ月に1回」が基本。
3か月はさすがにパンク寸前どころか既にパンクしかけているような状態に思える。
(段差を乗り越えるようなときにリム打ちパンクになってもおかしくない)
車種よりも「そのタイヤの空気圧次第」ということも重要なのだが、
英式の虫ゴム式は「虫ゴムの状態も考慮すると"目安"しか分からない」という問題があるので
余計に「いい加減な感覚」でまかりとおってしまっているのが現状。
しかし、残念なことに今のところ自転車店で
「米式チューブやエアチェックアダプターで米式変換するといいですよ」
という案内のような記事を見かけるのは非常に稀。
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◆(えあちゃり等)設置型BOXポンプを避けたほうが良い理由とは
【無料式・有料式問わず】
「虫ゴム」「Gプランジャー・シュワルベ英式バルブコア」の【英式のバルブ形式】を検知したり、
「300kpa」「450kpa」など個々の種別を自動検知した上で充填できる機種は「存在しない」ため。
※少なくとも仕様公開している機種では機能確認できず。
(※もしあれば訂正し紹介します)
適正な空気圧とは「個々のタイヤ」や「バルブ形式」「荷物や乗車人の体重」など細かく異なります。
「前後子供乗せで450kpaまで充填必要なケース」と「標準65kgで300kpaで十分」なケースが
空気圧計すらないような自動ポンプでは(感覚で判断できない限り)"適正値"を充填できません。
▲「自動空気入れの罠」(店先や大型施設などに設置)
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改めて、
※触診や接地面の長さでの空気圧判断で問題ないと考えている店やユーザーは対象外の内容となります。
※「空気圧計を使わない管理方法で本当に大丈夫なんだろうか?」と考えられている方々へ向けた、
「安心できる正確な空気圧管理の方法」の理解を深めて頂くための内容になります。
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◆[資料]店先にある自転車空気入れ各種
note.com/ki_mu_chi/n/n7c7b46812dfa
1回20円の超年代物から、圧力計付きの年季の入った物など
英式虫ゴムでも圧力計があれば参考に出来るので、機器を製作した人には
「英式虫ゴムでも空気圧管理してほしかった」という思いがあったのだろうか。
(※タンク内圧表示なだけかもしれないが・・・)
しかしこれは例外中の例外で
以下全て自動排出機能はあっても「空気圧計はなさそう」。
↓
そもそも空気圧計があったところで、「虫ゴム」の時点で「実際の内圧よりも低くなる」ため
分かりにくいため、元々ほぼ搭載されていないのだろう。
一方で「Gプランジャーやシュワルベ英式バルブコアでは正確」という
「違いを理解できている」なら、「空気圧計のない自動空気入れに頼るのは避けたほうが良い」。
●エアオート空気くん【英式専用】1回100円 ※設置契約(初期投資 0円~),購入も可
www.sinei-design.com/products
株式会社 伸栄設計
【新案特許/商標登録 取得済み】
[特許番号]特許第3656071号
[商標登録番号]第4761346号
◆空気圧「0.3Mpa(300kpa)」、超過分は自動排出。
blog.livedoor.jp/daigo4179/archives/52350837.html
自転車タイヤの一般標準空気圧0.3Mpaで空気を吐出するように設定しますので、
タイヤまたはバルブのタイプによっては十分に空気を注入できないことがあります。
↑
【要注意】特に「前後子供乗せ」で450kpa充填が必然の場合には「全く足りない」。
英式の自動空気入れが安く使えて便利と安心していたら、こうした罠が待ち構えている。
▲100円空気入れ機(詳細不明)
abe-saikouisen.hateblo.jp/entry/2018/04/24/使えるの?使えないの?
3分間使用できます
10秒以上の連続使用は入れすぎ注意
ご使用は個人責任で使用してください
摩耗したタイヤ、劣化したヒビ割れたタイヤには使用できません!
自転車空気入れ機
各自転車によりタイヤの空気圧が異なりますので、入れすぎには十分ご注意ください。
入れすぎますとタイヤがバーストして怪我をする恐れがありますので、
手で空気圧を確かめながら空気入れを行ってください。
▲チャリンコイン【英式専用】1回100円
note.com/ki_mu_chi/n/n7c7b46812dfa
商標権者・商標出願人「中川商事株式会社」となっているが具体的な紹介ページなし。
patent-i.com/tm/applicant/中川商事株式会社/
仕様硬貨 100円(1枚)
寸法 (W×H×L mm) 10
重量(kg) 11
定格圧力 900kPa以下
所要コンプレッサー 0.4kw以上
充填用エアホース長さ 3m(ウレタンホース)
電源コード長さ 1.1m
電源 AC100V 50/60Hz
所要電力 0.45kw
エア供給時間 3分 / 1回
↑
肝心の設定上限空気圧の記載なし
確認したところ・・・
「設定上限900kPa」でも「タイヤ圧の計測自動判別なし」
なので、つまり「自分で途中で外さない限りバーストの危険がある」ということになる。
[文字盤面のアップ画像]
blogsoraan.blog.fc2.com/blog-entry-319.html
「コイン式空気入れ AC-1 えあちゃり」
※使用上の注意
・100円硬貨以外はご使用になれません。
・投入硬貨は返却いたしません
・電源ランプ点灯中のみ有効です
・電源コードを引き抜くと投入済み硬貨は全て無効になります。
1.コインを投入してください
2.注入口をバルブに押し付けると空気が出ます
「使用時間」3分間100円
【既に販売終了品】
www.yodobashi.com/product/100000001003051010/
──────────────────────────────
◆非コイン式
▼英式・米式兼用【約20万円】
●「エアーステーション AS-200A」
www.monotaro.com/g/01275988/
●「エアーステーション AS-400A」
www.nikken-net.co.jp/airstation/info_bike_2way/
▼英式専用【約20万円】
●「エアーステーション AS-100A」
www.monotaro.com/g/01275987/
●「エアーステーション AS-300A」
www.nikken-net.co.jp/airstation/info_bicycle_only/
1. タイヤのバルブの黒いキャップを外します。
2. エアーステーションの金具を、タイヤのバルブにセットします。
3. エアーステーションのボタンを押せば空気が入ります!
ボタンを離すと、空気が止まります。
タイヤを強く押してみて、ちょっとへこむくらいで空気入れ完了となります。
まだ足りないかな?と思ったら、少しずつボタンを押してちょうどよいところまで空気をいれてください。
最高空気圧 0.5MPa=500kpa
実際には500kpaで自動停止しないとあるが・・・500kpa以上の余剰分は自動で排出?
www.neyagawa-np.jp/town/satake-20210522.html
自動では止まりませんので、タイヤの空気圧を確認し、入れすぎにご注意ください
しかし、500kpa超え自動排出だったとしても、
それ以下の「ちょうどよいところ」なんて
熟練者でもなければ「適正な空気圧の判断」は困難と想定できる。
↓
その理由の一環として、amazonにあるエアチェックアダプターのレビューを見ていても
「少なすぎた」「多すぎた」という感想もあり、
適正圧を触診で判断すること自体に根本的な無理がある。
●「タイヤ自動空気入れ機 POMPMAN」【英式専用】実売約28万円
www.monotaro.com/g/00534476/
www.pompman.com/tokucyou.html
これも、5気圧(500kpaまで)
ボタンを離すとエアーが止まります。
自動では止まりませんので、
それぞれ各自タイヤの空気圧を確認し、
入れ過ぎによるパンクやバーストの無いように十分注意して空気入れを行って下さい。
なお当店では、空気の入れ過ぎによるパンクや故障などの責任については
一切負い兼ねますのでご了承下さい。
●自動停止はするようだ
www.pompman.com/PDF_DATA/siyousetu.pdf
安全装置としてリリーフバルブが装備されています。
この装置は、5気圧まで圧が上がると機械的にエアーが外部にもれ、
タイヤの空気圧を一定の5気圧に保ちます。
●「虫ゴムの抵抗を自動検知で500kpaまで」であれば「入れすぎ」。
反対に
●「虫ゴムの抵抗を自動検知なしで500kpaまで」であれば約-130kpaなので・・・
「実際は370kpaほどしか充填されていない」
→最大450kpaタイヤで標準65kgで荷物もなければ「★適正」
→最大300kpaタイヤで標準65kgで荷物もなければ「●若干多い」。
▼Gプランジャーやシュワルベ英式バルブコアの場合
「最大500kpa」
最大450kpaタイヤで標準65kgで荷物もなければ「●若干多い」、
最大300kpaタイヤで標準65kgで荷物もなければ「▲過剰充填」。
全ての自転車の98%のタイヤは、4~5気圧が定圧空気とされていますが、
近年輸入自転車の増加に伴いタイヤの空気圧も、4気圧から12気圧に至るまで様々です。
この認識は如何なものか・・・。
一般的な普及帯の「ザ・ママチャリ」のタイヤの多くは3気圧≒300kpaでは?
尚、空気圧の入れ過ぎによるパンク、バーストなどの保証は致し兼ねますのでご了承下さい。
虫ゴムやGプランジャーの自動判別できる装置を新開発すれば導入も高額予想のため・・・
↓
結局、ユーザー側は適正空気圧管理を手早く簡単に行うのであれば、米式化を済ませ、、
店側は別途コンプレッサー+既存のエアゲージ付きの米式口金ノズルホースを組み合わせるほうが
安くて確実と思う。
●サンキン エアチャージ 【英式・米式兼用】約21万円
www.monotaro.com/g/02363400/
www.sankin.co.jp/product/bicycle/product_03.html
www.sankin.co.jp/product/download/parking/general_catalog/book/pdf/30.pdf
空気圧「0.4Mpa(400kpa)」(超過分は自動排出?)
自動排出される場合、450kpa充填が必要な場合には「少ない」。
●SHINYA(新屋製作所)自転車自動(電動)空気入れ「げんき21」【英式専用?】約14万円
www.monotaro.com/g/01380528/
www.shinya21.com/genki.html
空気圧「0.4Mpa(400kpa)」(超過分は自動排出?)
自動排出される場合、450kpa充填が必要な場合には「少ない」。
──────────────────────────────
◆施設での設置の場合、親切心だったとしても、
結果的には適切の判断ができない人が多いとすれば「損をすることになる」。
◆自転車店であれば
「空気入れだけの用件で作業中断されるのが困る」という導入の経緯があったとしても、
その裏にある経営方針に「客が勝手に過剰充填すれば良い儲けになる」という思惑は考えすぎだろうか。
↓
●300kpa標準で250kpaの過小充填であれば、タイヤチューブが正常であれば
「すぐに異常が出ることはない」ことから、クレームの種になりにくく
反対に、500kpa以上充填して破裂したとしても
「あぁ空気を入れすぎたのが原因でしょうね」と「客都合」で済ませるのも通常営業の一環として。
(※手動ポンプでも同じ)
●(英式虫ゴムで空気圧管理の方法も知らず)ベビーカーのタイヤ破裂の恐れも見ていると・・・
maidonanews.jp/article/14685183
やはり【(英式ごと)使用しないほうが良いのでは?】という印象が強い。
●しかし、無料空気入れの設置の背景として・・・
我先にと自己都合を優先してしまう我儘な訪問者達も然ることながら、
「多くの店が貸しているから貸さないと評判が悪くなってしまう」という同調圧力もあるのかもしれない。
●そんな環境を打破するには、やはり「会員制」のような形しかないように思うが、
まず「通販で自転車本体を安易に買ってしまうことのリスク」を、
どうやって丁寧で的確に伝えられるスキルを身につけるのかという話になるのだろう。
●ユーザー自身で「無闇に値段の安さ・早さを重視しているのであれば」
通販購入で初期整備や修理等で困ったときに、通販業者へ送るのが困難であれば、
量販等の「時短・それなり整備が信条の安請け合い店」に引き受けてもらうのが定石か。
↓
その後、違和感を憶え、どうしても頼むしかないとしても、
他店に技術面でセカンドオピニオンを求める場合、回り道してしまったぶんだけ、
割り増しになってしまうとしても已むを得ないというところか。
●エアーコンプレッサーでの空気入れ過ぎパンク防止のために
──────────────────────────────────
業務用コイン式空気入れは、
英式専用のため空気圧の適切な量も知らずに使うと、
必要量に足りない過小充填や、反対に過剰充填で破裂パンクさせる原因になりかねない。
◆英式専用コイン式ポンプをどうしても使いたいと思っている人で、
触っただけで適正空気圧を判断することに「不安を覚える人」は、
「シュワルベ英式バルブコア」と「専用空気圧計のエアマックスプロ」を購入することで
(※Gプランジャーやポンプの空気圧計との組み合わせでもほぼ参考になる)
このような空気圧計のないエアーコンプレッサーでも空気圧量を判断できる一方、
↓
300kpa基準の場合7~9月のみ2回で他は毎月1回の空気入れを
「馴染みの自転車店」で、(例え有料でも)適正値の空気量を充填してもらう「癖」がついていれば、
空気圧計もないコイン式ポンプを使う必要はありません。
──────────────────────────────────
他によくある「エアーコンプレッサー」に標準で付いているのは
「主にタンクの内圧表示」なので・・・、
↓
×「タイヤ エアーチャック 兼用型」
www.monotaro.com/p/2598/1534/
このような「空気圧計がないもの」を接続してそのまま使っていると、
【タイヤ内にどのくらい充填されているのか分からない】ので、
【充填しすぎパンク】を引き起こすリスクがあることになる。
↓
「充填(タイヤ)側のチューブの空気圧」を確認するためには、
○「タイヤゲージ ガンタイプ ダブルタイヤ対応」
www.monotaro.com/p/7438/4038/
このような「空気圧計」のあるものを接続して確認しつつ充填すれば、
「壊れていない限りは」適切に充填することができるようだ。
ショップでコンプレッサーを使って空気入れをしているなら、
常識としてこの程度の機材は揃えておいて欲しいものだが、
英式のために「口金のみアダプターで変換」したとしても虫ゴムであれば、
正しく表示されないという構造的な欠陥からは逃れられない。
●パークツール「NF-2 ショップインフレーター」24400円+税 20900円+税
www.rinei-web.jp/products/6503
↓
faq.hozan.co.jp/support/faq/detail?site=ZAWBTM42&category=14&id=220
INF-1/INF-2ショップインフレーターに付属するエアープラグはアメリカで一般的なユニバーサルタイプのプラグです。
国内の器機との互換性がありませんので、別途プラグをご準備いただく必要があります。
そして、
★「タイヤの側面に記されている規定の空気圧量」
minivelo-road.jp/tips-for-bicycle-tire-air-pressure
と
▲英式の「虫ゴム」状態では"概ね"-130kpaでの状態を示す」
という
「構造上の問題がある」ことも忘れずに知っておきたい。
(●虫ゴムの英式バルブでは測定値+130kpaで正確な値?)
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/127.html#130
※虫ゴムの種類や状態によっても差があるとすれば+130kpaという数値自体も怪しくなってくる。
◆空気圧計付きの英式専用ポンプを使うのであれば
【シュワルベ英式バルブコア】で計測。
◆自動車他と同じ信頼のある規格「米式」にも使える空気圧計付きポンプを使うのであれば、
「エアチェックアダプター」もしくは「米式チューブへの換装」で計測。
【※但し、触感で問題ない範囲を判別できる熟練者を除く】
なので「過剰充填でパンクする頻度」と「空気圧計付のツールの費用」を天秤にかけて、
「まあ今回たまたま運が悪かっただけだから気を付けよう」でいいならそのまま。
「気温でタイヤの硬さも違うし今後のことを考えたらあったほうが便利のような?」と思ったら、
出費が痛手になっても、後々「やっぱり空気圧計付を買っといて良かったかも」思えるかもしれない。
●参考:「小型の電動空気入れ」
www.amazon.co.jp/dp/B073RBFDSK
こういうエアーツールの場合は空気圧を指定できるようなので、
[英式虫ゴム状態では"使わない"場合](数値の異常表示がなければ)さほど問題はなさそう。
▲[ビットリア]タイヤ幅を無視した一律の空気圧設定
【※但し、カタログには空気圧表記がないが、実際のタイヤには個別に空気圧が書かれているようだ】
■【ビットリアの場合】(スポーツタイヤ)
[ビットリア]【空気圧が極端な高圧設定】
www.vittoriajapan.co.jp/news/news_vittoria/推奨空気圧/
タイヤ種別や幅の違いでの空気圧設定ではなくTPIの数で空気圧を決めろという方針。
26~60TPIのタイヤで標準体重65kgでの基本空気圧が6~7bar(約600~700)。
体重55kg以下でも3気圧の設定すらない。
細幅のスポーツ自転車向けタイヤであれば分かるが、
「50mmを超えるような太幅タイヤでも6気圧以上」というのは他メーカーと大きく異なる仕様。
高圧運用が本当に適切な設定かどうかは利用者の判断に委ねるとしても注意が必要。
※個人的には「参考にすべきではない設定」と判断し非推奨。
■しかしタイヤ個別の空気圧設定がないのか調べてみたら・・・
ff-cycle.blog.jp/archives/1054526087.html
PRESUURE-MIN 7 BER MAX 10 BAR
ビットリア ディアマンテ プロ
しっかりと書いているという謎・・・。
もしかして、メーカー側が個別の空気圧をカタログに書くのが面倒だから省略しているだけ???
だとしても購入前に確認できないのは問題があるように思う。
それはまるで「素人騙し」を慣行しているようにも見える。
タイヤ個別のページがあり、詳細なデータもあるので一応は掲載しているが、
あまり積極的に薦めようとは思わない。
(それでも、タイヤメーカー関連会社なのに自転車タイヤは自社生産もしていない上、
一般向けの情報として詳細な取扱いタイヤ一覧もまともにないので載せる価値がないブリヂストンよりはマシ)
▲[ハッチンソン]タイヤ個別の空気圧設定はwebカタログに未記入
のため、実物を確認するしかない不親切さ。
↓
■個別の空気圧設定
ff-cycle.blog.jp/archives/1054526087.html
REC Pressure 7.0 BAR (100psi)
MAX Pressure 7.7 BAR (110psi)
ハッチソン エキノクス2
しっかりと書いている。
もしかして、メーカー側が個別の空気圧をカタログに書くのが面倒だから省略しているだけ???
だとしても購入前に確認できないのは問題があるように思う。
それはまるで「素人騙し」を慣行しているようにも見える。
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▲【ハッチンソンの空気圧は体重別の設定】
「タイヤ幅=容積の差=エアボリュームの差」は考えず、
総合的に「体重別」案内で個別空気圧設定は記載しないようだ。
シティ系の空気圧は妙に低め設定
www.podium.co.jp/brands/hutchinson/concepts
~60kg 約200~220kpa
60~75kg 約240~260kpa
80kg~ 約280~300kpa
ロードでも細幅[28mm以下]を想定や
MTBでも太めの幅[40mm以上]を想定であれば分かる。
しかし、ロード系で37mm幅以上のような太め幅のタイヤに6気圧以上や、
MTB系でも35mm幅以下のような細め幅のタイヤに3気圧以下が適切とは思えない。
更には極端に高圧設定としか思えないビットリアとは反対に、シティ系で標準65kgの場合は
3気圧(300kpa)以下の「240~260kpa」という低さ。
街乗りとはいえ50mm幅以上の太め幅のタイヤであれば適切としても、
標準的な街乗り35mm幅クラスのタイヤでは少々問題があると言わざるを得ない。
250kpa以下は通常のママチャリ系タイヤであれば
「リム打ちパンクを防ぐために空気充填するタイミング」。
(更に恐ろしいのは、英式虫ゴムに空気圧ポンプを使って数値をそのまま信じてしまうと
「240~260kpa」まで充填したつもりでも「実際は約100kpa強」という過小充填にしかならない)
結局は栄養でも運動でも「バランス」で「多すぎ」「少なすぎ」どちらにも問題があるという意味で、
ビットリアと共に「基本的に実用すべきではないデータ」。
(ハッチンソンは他にも重さ未記載タイヤもあることも含めて、各サイズのタイヤ一覧ページからは削除)
─────────────────────────────────────────────
●「手で押す感覚では分かりにくいことを理解できる人」には空気圧計(ポンプ)を薦めやすい[修正2.23]
「タイヤ側面を手で押して空気圧を確認する方法」に不安を覚えたので、
空気圧計付のポンプを使い、エアチェックアダプターを付け
300kpa基準のタイヤに300kpa充填すると、
当然といえば当然なのだが、今までの充填量では少なすぎたことに気付いて驚いた実感がある。
それにしても、メーカー完成車の時点で虫ゴムという問題を解決するために、
雑多な店でも最初から米式化を含めて提案すれば早いと思うが、
(1)「習慣化が身についてから」
(2)「その後不具合を実感し」
(3)「虫ゴムを廃することを問題視しない(既に虫ゴム以外のバルブ)」。
(4)「店員の話を聞く気がある」
(5)「費用が必要なことを了解する」という
完全条件が揃っていないと、空気圧を数値計で確認することを薦めたところで
なかなかそう簡単に導入に前向きになってもらえないのだろう。
更にその前には「空気入れの習慣化を身につけてもらうハードル」もあり、
壁を打破するのは相当困難に思えてくる。
【追記1.26】[修正2.23]
●「相応な応対方法にて接する」ことは不可避
【全国いろいろな自転車店での客を想定した上での仮定の話】
↓
自転車を理解する機会を与えて来られなかった被害者達は、
自転車をある程度知り、普段から手入れをしているのが当たり前の自転車店との感覚との差異から、
「様々なトラブルが起こる」と予想できる。
↓
そのため、「地域」や、個別の「全身の服装」や「言葉遣い」、
店の「客層」によっても大きく異なるので様々な事情が考えられ、
必然性もなく「安いという理由だけで」通販で自転車購入し、
後々面倒なこと(修理面でのトラブル、早期故障など)になる人が後を絶たないことからも、
残念なことに【救いようがない人】を考慮すれば、
「収益のための効率化」から相応な応対方法にて接するために
「線引きし、区別すること」は不可避になってしまう。
例えば「より確実な別の修理方法もありますが、値段が上がります。よろしいですか?」
と言ってみても、
客側が「自転車自体への思い入れが皆無」なため、
「とにかく1円でも安く1秒でも早く直してくれればそれでいいから」のような感覚であれば、
それ以上店側から有意義と思われる内容をどれだけ提案しても「時間と労力の無駄」なので、
(前後ブレーキが異常のような違法状態の車両でも修理しないようであれば通報すべきとは思うものの)
「客が必要だと言っている部分だけ言われた通り作業」で、
結果として再修理になっても、「お客様のおっしゃられた通りに作業しました」を繰り返すしかなく、
「諸々の詳しい説明を省略するのはやむをえない」と言える。
(「リスクを全く考慮することができない人」というのは、
「根本的な基礎学力以前の"思考力"が欠落している」ために、
実際に被害に遭っても、自分自身の間違いを認めず、改善する気がないので
同じ過ちを繰り返すことは何ら不思議ではないと思われる)
結局のところ、空気圧に対する考え方を転換するための機会を与えられなかった人達は、
既存の虫ゴムのような問題のあるパーツを用いて、曖昧な空気圧測定方法を
享受するしかなく、その染みついた空気圧管理が困難な状況を
一朝一夕で変化させるのはあまりにも難しいという現実もある。
それでも個人的な考え方としては、
「ユーザー側の不器用さ」や「店側のチューブ在庫等」で困難だとしても、
「かかった費用以上に確実に得をする」ための提案として、
「エアチェックアダプター等への費用を惜しまないユーザー」であれば、
積極的に「業界の悪しき慣習から救うべき」と思っていて、
業界が見てみぬふりをし続け、置き去りにしている目の前の問題としての、
「売れればいい」「何ならさっさと壊して買い替えてくれたほうがいい」という異常な感覚と、
「電アシ一辺倒の歪んだ構図を是正し一般車自体の復権」だけでなく
「巡り巡って自転車全体の交通環境の改善すら見込める」可能性も高い
というところまで見据えているからこその明確な理由があるので、
まずは「米式化」という方向性でのアドバイスは今後とも続けたい。
●「費用も手間も惜しむなら」感触に頼るしかなさそう
気軽に依頼するのであれば、同じ量販店で見るなら、
(バック拡げは使われないように警戒する必要はありそうだが)
「CBあさひへの持ち込み依頼」が確実なのかもしれない。
それにしても、たった1回教えてもらうだけで、季節も体調も問わず
継続的に触感で適量が判断できる素人もいるとは思うが
結局のところ根本的なパンク温床の原因解決には至らないと思ってしまう。
(教育の地域差?から実際これで習得できる人達ばかりであれば心配しすぎなのかもしれない)
しかしやはり個人的には"適切な量"を"正しく"理解してもらうために、
(エアチェックアダプターを使わないとして、一応は問題のある虫ゴムでも概ね+130kpaで目安にはなるようでも、
劣化すればズレも出てくるはずなのでやはり微妙)}
(空気圧計付ポンプの提案を面倒臭がるか拒絶するようであれば)
「店に毎月1回以上訪問して充填してもらったほうがいいですよ」
と促す店が多ければ多いほど、
「ついでに気になる箇所があれば修理してもらえる"可能性もある"」ので
多くの店としても確実にお得のような。
完成車販売店であっても(無闇に薦めれば良いとは思わないが)
新車販促への継続的なオススメ機会を得られるのはやはり得だと思う。
「押し売りを推奨しているわけではありません」
(※現状の空気圧管理方法に"何も問題なし"と思われている人々は対象ではありません)
「英式(特に虫ゴム)に不安を覚えている人達」に対して、
↓
コスト(お試しACA-2に約600円~、米式チューブ化[工賃込]で3000円弱)が必要であっても、
※(有料無料は要確認で)店のポンプを借りられる場合は空気圧計や数値計付ポンプは後回し。
↓
「分かりやすく」「快適に」
問題を解消したいと思っている人達には伝えることで喜ばれるはず。
つまり【自転車には、修理ではない箇所にも"お金をかける"意味がある】と、
【習慣化の手間も惜しまず、費用以上に価値を見出してもらえる人々に対しては】
【"お買い得"になる商品案内】を紹介し、
【分かりやすく快適に使い続けることができます】とアピールできることで、
良い循環へと続くことが期待できると考える。
※もちろん、その価値が見出せない人達には「無駄な出費」になってしまうので、
押し売りのように思われないためにも見極めは必要。
(上記のような説明は毎回しているが残念な反応しかないので省略しているだけという場合もあるとして)
素人目線では、
「言われた通りに感触で測っていたつもりがまたパンクした」
と言われてクレームになって
「それはお客さんの"手加減"の問題ですね」と突っぱねて不信感を持たれるよりは
そのクレームを予め防ぐ策を打っておくほうが楽に思えてしまうが、
他の自転車店も見ているとあまりクレームとしては上がらず、
「こんなもんだろう」と納得してもらえる、ある意味では物分かりの良い
「素晴らしい人々に恵まれている店が多い」ようなので、予防措置が見られないのは普通かもしれない。
クレーム避けだけで考えるなら、
むしろ「説明しない(客に任せる)」のが最適解にも思える。
もし聞かれたとしても「手間かお金をかけるなら色々あるみたいですね」で誤魔化すだけ。
(後に説明不足を問いただされても
「詳しく聞きたいと仰って頂けませんでしたので・・・」で終わる)
それでも、やっぱり「(販促確率が1%以下でも)商機を逃すのは勿体無い」と思ってしまう。
※それでも、どのような方針で営業するのかは【自由】なので、
上記意見はあくまで「個人的に思うだけ」であって
「多くの店に」変化を期待しているわけでもない。
●誤った空気圧説明による被害者例から見える根幹の問題
推奨空気圧が350~590kpaなのに、830kpaを薦められたというケースがあるという。
標準体重65kgであれば「基本的には5気圧(約500kpa)推奨」というところ。
「タイヤ側面に書いてある表示をチェックする」ことを店員が怠っていないかも気になるが、
もしちゃんと説明していても「聞き違い・勘違い」というケースもあるはずなので、
客の言葉が絶対とは限らないのが難しいところ。
もし店員の間違いだったとしても、
一般車以前に「子供車」の利用の頃から、タイヤの側面に書かれている数値を確認し、
「適正空気圧は空気圧計を見て判断する」という癖がついていない以上は
理解させるのは簡単なことではないように思う。
(数値にシビアなはずの理系の学生でさえ空気圧管理が雑というのは珍しい話とも思えず)
だからこそ「基本は米式チューブが標準であるべき」であり、
既存の英式(虫ゴム)であれば排除し、
エアチェックアダプター取り付けに不向きな小径であれば
シュワルベの英式バルブコアを強く推奨すべきだろうという主張になる。
「空気圧管理されると困る」「空気圧管理なんて面倒」という人達は
今まで通りのやり方を続ければいいとしても、
少なくとも「チャリンコごときに修理費用をかけたくない」という人達に対しては、
「小さな投資と"手間"をかける価値が十分にある」と薦める店が増えて欲しい。
●参考:[自動車]空気圧の把握をしていないと損する
trafficnews.jp/post/86057
マイカーの「指定空気圧を知らない」という人は36%を占め、
推奨されている毎月1回の空気圧チェックを行っている人は、14%に満たなかったとのこと。
過去の総点検台数のうち乗用車全体の28.8%、およそ3台に1台が、
空気圧不足のまま走行していると分析しています。
「自転車をイメージするとわかりやすいですが、
空気圧が充分でないとタイヤがたわみ、走るのが重く感じるでしょう。
クルマもそれと同じで、空気圧不足は燃費を悪化させ、重大事故を引き起こす要因になります」
タイヤの空気圧が適正値より50kPa(キロパスカル。空気圧表示に用いられる国際単位)低いと、
燃費の悪化により、通常より4円から7円ほど高いガソリン(1Lあたり150円で計算した場合)を
使用しているのと同等の燃料代になるとのこと。
また操縦安定性も低下するほか、タイヤの損傷や劣化にもつながりやすく、
危険な事故を引き起こしかねないといいます。
自転車の場合は速度を出しにくくなるので危険な事故の割合はむしろ下がりそうだが、
タイヤの損傷からチューブの劣化には直結する。
近年は、タイヤを横から見た際のゴムの厚みが小さい偏平タイヤが増えており、
目視ではタイヤのたわみが判別しにくくなっているそうです。
「空気が入っている限り、たとえ乗っていなくても、
時間が経てば抜けてくることは避けられません。
月1回はエアゲージを用いて空気圧をチェックすべきです」とJATMAは話します。
↓
前半部分を少し変えるだけで自転車にも該当する内容になる。
↓
近年は、量販店系での「パンクしにくいタイヤ」や、
子供乗せの電動アシストでは「頑丈で太めの幅のタイヤ」が珍しくなく、
側面を握っただけではタイヤのたわみが判別しにくくなっています。
「空気が入っている限り、たとえ乗っていなくても、
時間が経てば抜けてくることは避けられません。
エアチェックアダプターなどを用いて米式化して
月1回はエアゲージを用いて空気圧をチェックすべきです」
エアチェックアダプターの場合でも
稀に元々の英式バルブや空気入れ口金部分との相性問題もあるようなので、
なるべくチューブ交換のタイミングで米式チューブに交換することを薦めます。
(リムナットや軸径から互換性で有利という点からシュワルベを推奨)
●約3割が空気圧不足
(2014年の記事)
blog.worldcycle.co.jp/20140207/8997/
調査は、自転車歴60年の小林がタイヤを指でつまんで「リム打ちパンク」を起こしやすい
不適正な空気圧と判断したもので、スケールやメーターを用いた科学的なものではありません。
7割はベテラン感覚で「たぶん大丈夫だろう」という感想。
英式バルブは日本のママチャリでの普及度は限りなく100%に近いものですが、
空気を入れるときに虫ゴムの抵抗が大きかったり、
定期的に虫ゴムを交換しないといけなかったり、
実は手間がかかるんです。
ご自分のスポーツバイクのメンテナンスのついでに、
ご家族のママチャリも少なくとも3ヶ月に一度は空気圧の管理と、
年に一度は虫ゴム交換してあげてくださいね。
3か月では300kpa基準でも頻度が少なすぎる。
空気入れのタイミングにもよるが、酷暑を乗り切るのは厳しい状況。
年間通しての一般車の空気圧の減少割合を把握している気がしないのもあって、
「たかがママチャリはこの程度で十分だろう」ということだろうか。
エアチェックアダプターの紹介は最後に軽く触れているだけ。
大抵の英式バルブが通っているリム穴とは互換性があっても
米式チューブは(ポンプが変わると不器用な人が困るだろうという感覚から?)
当然のように紹介していない。
●基準がない一般客に熟練者がアドバイスすると・・・
~もし雑な案内をしているような店があったとしての架空の問答~
●店:「今までは少なかったので今度は多く充填してください」
と言い放ち、
●客:「言われたとおりにしっかり入れたらチューブが破裂しました」
と言われたら
どういう対応になるのか興味が湧く。
●店「側面をこうやって少し凹むくらいまで充填してください」
●客「なるほど分かりました」
↓
しかし、その判別のための基準がないので
●「少なすぎて同じようなパンク」
●「多すぎて破裂パンク」
↓
●店「ちょうどいいところまでの加減が必要なんですよ」
●客「そんなことまで説明はしていなかったし、そもそも店員の握力と同じわけがない!」
で一悶着が起こり、已む無く無償交換で今後はNG客として一切対応しないのだろうか?
★米式化を推奨すれば
「タイヤの推奨空気圧」を基に
「リム」や「荷物/体重」や「季節/気温」から最適な空気圧のアドバイスができる上に、
もし「分かりにくい」とか「難しい」ということであれば「店を頼りにしてもらう」こともできる。
※空気圧計だけでなく、使いやすいポンプが新たに必要ということであれば販促にも繋がる。
●硬いタイヤを交換する前に・・・
目視で確認するなら「標準300kpa設定のタイヤの場合」色判別キャップ付でも約1200円程度の
「エアチェックアダプター」を薦めればわざわざタイヤ交換までする必要は全くない。
米式化の有効性以前に、
「英式"専用"ポンプ」は「むしろ特殊」で、大概クリップを外せば米式に使えるなどを知らないと、
[米式は英式用のリムとは互換性がない]とか、
(タイヤとセット販売されていないので)価格面でのハードルが高いと思ってしまうのだろうか。
それにしても量販店もいい加減「米式チューブを標準化」か、
もしくは「エアチェックアダプターを強制的に付属」して
米式でしっかりと空気圧を目視できるように販促に繋げてもらいたい。
ついでに「(使い方も含めて)空気圧計」を薦めるだけでなく、ユーザーの費用負担軽減なら
店に定期的に来店を促す通知連絡することを「商材」として扱うことも重要。
●習慣化が身につかない・適正空気圧の把握ができない理由
「"その場で"一気に今後1年間の予定として手帳やスマホ/携帯にスケジュール予約として記入させる」とか、
「空気入れタイミングとして電話などでの定期連絡を商材にする」ような
「予防策」を採る気がなければ
これまで出来ていない習慣化が簡単に身につくことは絶対にないと言い切れる。
そして、壊してくれるほうが助かると思っているであろう「多くの店」では、
こうした「無知でカモな客」が減ると困るので、今後もこうした対策を教えることはないだろう。
【適正空気圧の把握】
「側面を押すとしても個人個人で力に差がある」「タイヤの硬さにも違いがある」
もっといえば、季節や体調でも異なるのでこうした大雑把な感覚で済ませようとすること自体が誤り。
「店員なら判断できるとしても」不慣れな素人にまともな判断ができるとは言えない。
服装など見るからにズボラそうな人には
上記の定期連絡と共に、2重のパンク予防策として
(300kpa基準のタイヤであれば)エアチェックアダプターの色判別できるキャップ付きの
ACA-2-Gを購入してもらうのがベスト。
▲空気入れすぎパンクとノーメンテ主義の芽
パンクを阻止したいと考えている人であれば、
「どれだけ面倒でも」個人の握力や気分や体調や気温での力の変化も考慮した上での対策が望ましい。
既存の英式(虫ゴム)の問題に気付いた店には、
「こんな方法もありますよ」と、例え提案した上で断られたとしても、実践してみて助かる人もいるはず。
「押し売りを推奨しているわけではありません」
(※現状の空気圧管理方法に"何も問題なし"と思われている人々は対象ではありません)
「英式(特に虫ゴム)に不安を覚えている人達」に対して、
↓
「分かりやすく」「快適に」
問題を解消したいと思っている人達には伝えることで喜ばれるはず。
つまり【自転車には、修理ではない箇所にも"お金をかける"意味がある】と、
【習慣化の手間も惜しまず、費用以上に価値を見出してもらえる人々に対しては】
【"お買い得"になる商品案内】を紹介し、
【分かりやすく快適に使い続けることができます】とアピールできることで、
良い循環へと続くことが期待できると考える。
※もちろん、その価値が見出せない人達には「無駄な出費」になってしまうので、
押し売りのように思われないためにも見極めは必要。
■「曖昧な案内は無頓着なユーザーを育てる」
「普段から自転車に携わる店員感覚ではこの方法で十分だから」として、
多数のユーザーへの「分かりやすさ」を考慮しないことが果たして良いことなのかどうか。
「英式バルブの空気圧なんて感覚で掴めばいい」という
雑な整備方法は「ノーメンテ主義」を促している側面もあるようにも思えて仕方ない。
業界挙げてまずは少しでも「分かりにくさ」を減らすために
(最終的に「英式バルブを根絶すること」を目標に)
米式推奨することが大切なことと思うだけに、
「これを軽視することは自転車そのものを軽視していると同じ」と考える。
もしユーザーが「一度にたくさん空気充填しておけば何か月も空気入れなくていい」
という考え方であれば、それ自体を改めてもらうためにも、
「習慣化」のために「減少量」を把握できれば分かりやすくなる。
▲一方で、「とにかく実利が重要」という売上至上主義で、
本心では"メンテするユーザーは敵"で"修理で儲けたい"という思惑があるなら
「さっさと壊してもらうためには」
表面上だけ気遣うようなフリをして取り繕うようなことはせずに
「大変でしたねぇ」くらいの同情だけして、
もし同じようなパンクを起こさないためにはどうすればいいかと聞かれても
「有料でも空気入れは店に任せたほうが楽ですよ」とか、
「今より少なくすれば破裂はしないんじゃないですかね」くらいの
雑案内をするだけで良いのではと思う。
●習慣化が身につかない・適正空気圧の把握ができない理由(追記)
「適切に教えないことは双方のためにならない」という考え方は以前と同様。
様々な考え方の人がいることは重々理解している一方で、
それぞれの人達に合わせて、出来る限り分かりやすい方法で
「選択肢に幅を持たせて提案する」ことは
利用者のためだけでなく、
結局は「巡り巡って店としても得」になると思うからこそ、
「大雑把でいい」という感覚であって欲しくない。
※但し、あまりにも理解力に乏しく、言葉の意味を少しも前向きに理解する気がない
「救いようがない人々」については、パンク防止剤の項目に書いてあるように
相手がこちらを全く信じる気がないために「自分の考え方は間違っていない」と
(何の根拠も説得力もなく)否定するだけであれば「切り捨てるしかない」という現実もある。
それでも、誤解されていたら難なので、一応説明しておくと、
こちらとしては「多くの店に」営業妨害的な発想で御託を並べているつもりは微塵もないです。
★【簡単に一言でいえば「(店も客も)もったいない」】
・客はちょっとの手入れで長く快適に使えるメリットがある
・店は継続的に客からの信頼を得ることで、今後も別の作業への依頼が期待できる
「双方得になるのに、なぜ業界の悪しき慣例?に倣うのだろう」という感覚が強い。
「少しの負担と習慣化を身につけるだけで得をする」と、特に何も知らないユーザーに知ってもらいたい。
物凄く基本的なことなのに、まともに教えてくれるような機会もないので
気付いた人だけがその恩恵を得られるのが現状で、
それは「慣例/通例としての常識を疑う」ことから始まると考える。
●「空気をしっかり入れる」という基準を素人がどうやって判断?
前段階の自転車のタイヤに空気を入れるという「習慣付け」の感覚が皆無であれば
まずそれを解決する必要があるとして、
「しっかり」とは果たしてどの程度なのか、分からない段階で大雑把な判断に任せてしまうと・・・
↓
「少ない」・・・自分ではしっかり入れたつもりだったが実は全くの不十分。(約200kpa未満)
「多すぎ」・・・今度はちゃんとタイヤを使い切りたいので空気をしっかり入れたら過剰充填。(約500kpa超)
※英式(虫ゴム)では空気圧計での測定も正確な値にならないという構造上の最大の欠陥もある。
●米式化されてしまうと売上げ的に困る店への案
雑多な店の感覚として「米式化されてしまうと売上に響く」という理由から、
どうしてもエアチェックアダプターや米式チューブでの米式化を薦めたくないのでれば・・・
↓
(電動アシスト等も含めた標準空気圧が2~4気圧程度の一般車であれば)
「毎月1回、当店にお越し頂ければ空気入れと簡易点検のサービスが御座います」
(当店でお買い上げ頂いた自転車であれば無料、他店で購入された方の持ち込みは有料となります)
※当店ではパンクの原因となる不適正な空気圧充填を防止するため、セルフサービスでの空気入れの貸し出しは行っておりません。
自転車屋店員から見て「正しい空気圧」にて充填させて頂きます。
という真の意味でユーザーのためになる方針の店が増えて欲しいと切に願う。
自転車本体を販売していない修理店であれば、全て有料になっても、
「正確で適正な空気圧」を売りに出来ることのアピール不足が課題なだけ。
反対に、パンク修理で稼ぐことが目的であれば中途半端に「空気を入れよう」とは言わず、
黙って習慣化すら身についていない無頓着な者を「良い客」として迎え入れてあげたほうが得に思える。
●買って半年でパンクの原因
直接的な原因は「空気圧不足」、間接的な原因は「虫ゴム不良」となる。
例え虫ゴムが新しく3年持つとしても、
「通常の[300kpa基準]一般車であれば、1ヶ月で空気を充填しなければならない状態になるため、
「半年間空気を一切入れなければ」パンクに陥る。
「ユーザーが途中で気付けていれば」虫ゴムも交換できていたはず。
つまり、問題は
「空気圧不足が原因」であることに「気付けなかったから」
放置し続けてパンクを引き起こしたと言える。
「正常な空気圧を維持する」ために
【習慣化】「定期的な空気入れの必然性」と
【(基本的に)米式化】「どの程度の空気圧で乗り心地が正常かという判断材料」が
共に揃っていなければ
空気圧が原因でのパンクは防ぎにくい。
そして、適正な空気圧量が自分では全く何も分からなくても
「定期的に店を訪問する」という習慣さえ身についていれば
このような事態は起きにくいと言える。
●「何処までが適正なのか分からないから空気の量が少なくなる」という当たり前の話
「硬さでは判断できない」
↑
判断できるようにするためには「米式化」という方法がもっとも手っ取り早い。
「規定値(基本的には300kpa)まで入らないことが多い」
↑
「虫ゴムの欠陥」とも言えるが店側で表立って批判していることはほぼない。
もちろん対策としてエアチェックアダプターが紹介されるケースも稀。
「これからも無頓着を貫いてもらってどんどん壊してもらえれば修理が増えるので助かる」という考え方であれば
邪道な方法でしかないかもしれないが、もはや飽きられそうなほど書いているとしても、やはり
「米式化」→「よくあるトンボ口を外せるポンプ」+「空気圧計」(または「空気圧計付ポンプ」)→「数値をはっきり見て判断できる」
を薦めて欲しい。
教えるつもりがないならその代わりにコメント欄にもあるような案を発展させて(余程繁盛して困るような状況でもなければ)
毎月「空気入れ+チェーン掃除&注油+簡易点検」をセットで売ればいいだけに思える。
(個人的にはエアハブのような初期投資が多く必要で、故障"可能性"箇所を増やす方法がベストとは思えない。)
タイヤにしても注入液体剤にしても「ほっといてもパンクが防げる」ではなく、
7割とも言われる空気圧不足でのパンクのようなトラブルを根絶するためにも、
「積極的に来店や点検するような店やユーザーを増やす」方向に業界を挙げて取り組むべきだと考えている。
(その過程でユーザー思いではないところが淘汰されて行くことにも期待できる)
●不正確な案内に従う必要なし
米式バルブが主流で計測して使用することが常識であれば
(ポンプの目盛りや計測器が故障していなければ)
「過剰充填によるバースト」という事態には陥らない。
そして、「タイヤの接地面や側面を押して充填空気圧量を確認する方法」は避けること。
理由は「個人の握力差やタイヤの質でも硬さに大きく差がある」というのが大きな理由。
▲【虫ゴム問題:空気圧計ポンプを使う場合の要注意ポイント】
悪しき慣例「英式+虫ゴム」では「ポンプの表示+約130kpaでなければ正確な値にならない」という話もあるので、
それを知らずにメーター付きポンプでタイヤ側面にある表記指示どおり入れても
「ちゃんと空気入れたのに不適正(300-130=約170kpa)」という状態で使い続けることになるので、
空気圧計(付ポンプ)さえ使えば適正量が判断できるとは考えないこと。
タイヤの空気圧すら「何となくテキトーでいい」が
「自転車なんてネットで安く買えれば何でもいい」に繋がっていると思うので
こういう細かくても実際は非常に重要な事柄は覚えておきたい。
店からの案内が雑で、ユーザーの質だけが向上するのは難しい。
●スポーツ自転車の場合2週間どころか毎日必要な場合もある
(ノーマルチューブ:0.9mm厚、スーパーチューブ:1.2mm厚、極厚チューブ:3mm厚と想定)
タイヤ側面にある空気圧表示が300kpaの場合、
気温35度を超えるような夏場は月2回が必須だが、それ以外は毎月1回が基本。
当然、2か月に1回では足りない。
正確には「チューブ自体の厚みや質」「季節(気温)」等によって、空気の減り方が異なる。
スポーツ自転車でも「ラテックスチューブ」で2週間に1度では問題あり。
毎日どころか1日2回以上充填するくらいの頻度が必要。
参考:morimotty.com/latex-tube/
「SOYO」のラテックスは、一日で3気圧以上の空気が抜けます。
ノーマルチューブでも7気圧や8気圧以上が基本のスポーツ自転車は
毎週どころか「(ぎりぎりでパンクするかどうかという低い基準ではなく妥当な性能を引き出せる意味では)
使用状況に関わらず「毎日1回」でも少なすぎることはない。
5気圧くらいが標準のノーマルチューブであれば2週間に1回くらいが目安だろうか。
スーパーチューブ+300kpa標準であれば1ヶ月を少し超えるくらいでもいいかもしれないが、
中途半端な日数を設定するより「7~9月は毎月2回、他の月は毎月1回」で覚えるほうが、
分かりやすいし習慣づけしやすい。
極厚チューブであればスーパーチューブ以上に空気が減りにくいとはいえ、
その重さからMTBダウンヒルのような特殊なケースを除いて
(一般車用にはストロングチューブがあっても)わざわざ交換してまで使うような人は少ないといえるが、
それでも「2か月」ではリム打ちパンクの危険性も高まるので遅い気がする。
─「空気入れは絶対に買うべきか?」と聞かれると、
「買っておいたほうがいいですよ」とは案内するが、
各人の経済事情から4000円ほど捻出するのが難しい場合や「不器用は人は特に」
ポンプを買うよりも
「信頼のできる店に定期的に訪れる」ことが間違いのない選択でオススメ。
その意味は「無料ポンプを勝手に使う」のではなく、毎月時間予約してでも
他の気になる不具合の相談等で情報提供しておくと、今後のトラブルも防げ
大事になる前に処置できるので結果的に費用が安く済んでお得。
(店としても事前に諸々把握しておくことができれば修理時に助かるはず)
※英式+エアチェックアダプターで米式に変換済み、または米式チューブに交換済であれば、
「ガソリンスタンドの空気入れを使う」という便利な方法もある。
(よくある「クリップが外せる」ホームセンターでも買えるような約1500円の空気入れと、
「約1500円で買えるGIYOの空気圧計」でも可)
繰り返しになるが、米式済であれば、英式(虫ゴム)で空気圧量の判断を誤って起こるパンクは防げる。
●本当にこれで大丈夫?空気圧の目安
元々ゴム厚のある「パンクしにくいタイヤ」と「安物自転車のペラペラのタイヤ」でも
同じ感覚でいいとは思えないし、力加減や個人の曖昧な感覚だけで判断させると
「空気を入れているのに空気圧不足」から、反対に「空気を入れすぎてパンク」にもなる。
素人向けの案内だから複雑にしたくないのだとしても、
そういう「テキトー感覚で十分」のような話を真に受けて真似するのはやめよう。
※その裏には「慣例化している空気圧判断が困難な英式(虫ゴム)を覆されパンク修理が減ると困る」として
同業他店(他社)等に配慮している可能性が高い。
「タイヤによって適正な空気圧に差がある」(荷物や体重でも調整)
「米式化で目で見て適正な空気圧を判断できる」
という初歩的な内容はマニア目線ではなく、非常にシンプルかつ基礎的なメンテナンス。
●ゲージ付ポンプで普段の空気圧の管理ができるとは簡単に考えないほうがいい。
英式バルブでもシュワルベ英式バルブコアにすればまだしも、「虫ゴムでは数値が正確にならない」。
●空気の入れすぎでのパンクを予防するには約650円から可能
空気圧計のない自動ポンプは「そのタイヤでの適正な空気圧の基準が分からない」場合使うべきではない。
(空気圧計があっても英式(虫ゴム式)では数値が正確にはならない)
しかし、そうしたユーザーに対しても
「米式化で目で見て分かる空気圧の基準を知ってもらうのは困る」のだろうか?
基準が存在しない人に「(握力無視で)手で触って反動がないくらい」とか
「(タイヤの硬さ無視で)接地面が10cmくらい」と、どれだけ紹介しても無駄に思える。
無知な店では修理時に断られるくらいのことはデメリットでもないだろうし、
英式でなければならない正当な理由が未だに見つからない。
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【1】「目で見てはっきり分かる基準」を知るために、まずは約650円で買える
エアチェックアダプターを購入して「米式化」してください。
www.yodobashi.com/product/100000001001586320/
【2】「必ず空気圧計のあるポンプで空気を入れてください」
ポンプは保管すらまともにできなさそうであれば、購入せずに、
自転車本体を買った店や許可をもらってガソリンスタンド"等"で空気充填するという方法もありますが、
「空気圧付きのフロアポンプ」を3500円で購入するか、
クリップが外せる安い1500円くらいのポンプ+GIYO等の先端が筒型の約1500円の空気圧計を購入しておくと
空気の状態を確認しやすいのでオススメ。
しかし、まずは「適正な空気圧での習慣化」が大前提。
【3】一般車の場合の基準は300kpa=約3気圧です。
(タイヤによっても異なりますのでタイヤ側面の数字を確認してください)
これで入れすぎや少なすぎを防止できます。
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パンク修理で安いところで500円~1000円以上も普通にあるので
650円ですら高いという人はさすがに居ないはず。
●本当に適正空気量は感覚だけでいいのだろうか
空気を入れようとは言う記事があっても「説明不足」のケースは多い。
習慣化が身につくかどうかは別として、
【1】握力は皆同じ?
毎回この手の案内で「老若男女でも異なる握力」を考慮したものが全くといっていいほどないのが不思議。
空気量が足りない状態で常に使っているような人達に「テキトー案内」で済ませると、
空気を入れた状態で「ちょっと凹むくらい」というのは「全く足りない(推定200kpa程度)」になる可能性大。
【2】タイヤの硬さは全て同じ?
一般車タイヤでも硬め~柔らかめと差があるのは当然知っているはずなのでこの案内では不十分。
パンク修理を増やしたいのであれば中途半端に親切心を見せるようなことはせず放っておけばいいだけであり、
空気量が不適切なパンクを減らしたいのであれば、英式から基本的に米式化することは必然と考える。
●空気圧が少ない状態で起こる問題
【1】タイヤが押しつぶされているので鉄片や小石なども刺さりやすくなる。
【2】スネークバイトという段差でのパンクが起こりやすくなる。
【3】タイヤが押しつぶされているので側面や接地面にひび割れやすくなる。
【4】タイヤ内部でチューブが折りたたまれてチューブが削れる。
【5】タイヤとリムに挟まりチューブが破れる危険性あり。
このような状態を防ぐためには、
エアチェックアダプター(ACA-2)やチューブ交換での米式化と、空気圧計(付きポンプ)が必須。
「素人でもしっかり管理できる方法」はパンク予防には不可欠。
●適正空気圧を保つ
パンクの原因は6割空気圧不足と言われている。
3気圧程度であればチューブが正常であれば(パンクリスクが高まる低圧になるまで)1ヶ月は保つことは多い。
(屋内保管・直射日光をなるべく当てない)
▼充填する期間
低圧になるほど空気の抜ける量は緩やかになるとしても「2か月以上放置していていい」とは言えない。
また、使用すれば圧がかかるぶん抜けやすくなると思われるため、
やはり空気入れは最低でも1ヶ月に1回という案内になる。
(4.5気圧が標準であれば早めに2週間に1回くらいのほうが、よりパンクリスクが減らせて良いとは思うが・・・)
個人的に参考にしている、panaracer「ACA-2-G エアチェックアダプター(キャップゲージ付)」によれば、
2.5気圧≒約250kpaより少しだけ多いくらいの量なので
1ヶ月に1回は空気を入れておいたほうが良いということになる。
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緑:300kpa以上・・・空気を入れる必要なし
黄+緑:240kpa・・・余程急いでなければ空気を入れる
赤+黄+緑:220kpa以下・・・空気を入れる
─────────────────────────────────────
↓
●どのくらいまで空気圧が下がったら空気を入れる?
ギリギリまで空気を入れずにリム打ちパンクしないことを目指すチキンレースをするなら
2か月案内でも構わないのかもしれないが、無頓着で競ってもしょうがないので
やはり標準3気圧の場合、基本は(最低でも)1ヶ月に1回という案内で良い?
↓
▼気温などの要素
チューブの厚さ、バルブ形式での比較をメインで行うとして、
厳密に言えば銘柄だけでなく充填時と計測時の気温にも左右される。
↓
◆季節と空気圧の変化について
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/140.html
自分自身で計測してみると、気温30度を超えるような夏季は
標準300kpaのタイヤで
毎月1回では足りない。
●空気圧は低すぎでも高すぎでも良くない
英式バルブ(虫ゴム式)ではタイヤの厚みや握力の違いによって正確は判断ができない。
米式か仏式であればポンプの計測機器や単独の空気圧計でも数値を目でしっかりと確認できる。
●空気の入れすぎで破裂
破裂させた本人(客)が触って確認していたかどうかは定かではないが、
よく「空気圧測定なんて必要ないし英式バルブ(虫ゴム)で十分どころか利点のほうが高い」と言うような
プロ目線の感覚では「手で触って少し凹むくらい」で済まされる曖昧な感覚を基準にしてしまうと、
この人の握力が常人より遥かに強い場合、「少し凹むくらい」が「7気圧や8気圧」である可能性もある。
例え「自転車のタイヤに空気を入れることが習慣づけ出来ている人」であったとしても、
こういう場合「適正な空気圧を判断する基準が存在しない」ために、こうした事態を巻き起こすことになる。
だからこそ、こういうユーザーに対しては空気圧を「まともに測定できる」ように
エアチェックアダプターや米式チューブ化を薦めたい。
または空気充填の頻度を下げるために一度に高圧充填をしているとすれば使い方を誤っているので、
この場合でも可視化して現状の空気圧を把握させるためにも米式化に効果がある。
●空気の入れすぎに注意
【タイヤ側面に書いてある数値】は上限だけとは限らない。
「標準空気圧」とあれば「その空気圧を超えて充填することも珍しくない」。
また、タイヤ別でも異なることが多い。
一般車関連では300kpa(3気圧が標準)ということは多いが,
それ以上の4.5気圧だったり2.5気圧という場合もある。
また、それを具体的に個人の握力の差で判断しようにも
力加減の基準がなければ分かるわけがないので、虫ゴム式は特殊な事情でもない限りは使わないほうがいい。
適正な空気圧はタイヤの種類に関係なく全く知識の蓄積のない人が
何の基準もなしに判断するのは無理な話。
「接地面の長さが10cm」とか「サイドを触った感触で少し凹むくらい」で判断できれば、
「なんとなく入ってればそこまで考えなくていい」が曲解されて低空気圧だらけにはなっていない。
側面確認でも、握力の強さとタイヤの厚さや硬さが違うので真似しないことを強く薦める。
無論、空気圧計が壊れていれば数値はおかしくもなるが、
散々数値とクッション性に慣れた状態であれば
数値が狂っていれば「今日はいつもと違う?」と気づきやすくても、
その判断基準が分からない段階では難しい。
▼正確な空気圧管理の必要性
個人個人で握力が異なるのも当然として、
低圧で使用すれば「段差などでリム撃ちパンク」、
高圧で使用すれば「ひび割れやすくなりタイヤ寿命そのものを短くする」。
(ひび割れについては直射日光を当てるような保管状態を避けることも重要)
低すぎず、高すぎない丁度いい空気圧を、どんなタイヤ銘柄にも左右されず直感で判断するのは困難。
「交換しやすさを優先」または「修理を増やしたい」という思惑があれば
正確な空気圧管理なんて必要ないという考え方になる。
虫ゴムならゴミが詰まっても取り除きやすいということではなく、
そもそも「
バルブキャップは塵や埃などが入らないように取り付けるもの」であり、不要な飾りではない。
●空気圧を知らない人は(分かりやすい)基準を知らないままでいい?
「(手で触って分かるという熟練者の感覚ではなく)素人でも目で見て分かる適正な空気圧の基準を知らない」
というのが根本的な原因。
「米式チューブ」「空気圧計付ポンプ」が業界標準であれば
(気圧計が壊れていなければ)入れすぎる(反対に少なすぎる)というケースはなくなるのに
何故か「(「自分では感覚が分かるので必要ない」「素人が基準を知ると修理が減るので困る」
という思惑もあるのか)そこまでは必要ない」と考えている店が多いように思えて仕方がない。
「空気は入れましょう」とは言うものの「(詳しくは知らなくていい)」という感覚が
全く理解できない。
商品の存在を知らないという可能性も高いが、パナレーサー商品すら把握していないのもどうかと思うし、
米式化を紹介する店の少なさも問題に思える。
チューブがまだ大丈夫であればエアチェックアダプターを付ける、
チューブ交換時には米式チューブに交換すればいだけだが、
不都合という明確な根拠のある理由が知りたい。
店やメーカーから反感を買いそうでも
「この世から空気圧不足が原因でのパンクを無くしたい」という目標もある。
そもそも、パンク修理のようなもので稼ぐことが正常な姿とは到底思えない。
「(液体ではなく)習慣としてのパンク抑止」や「定期的なメンテナンス」、
性能向上を目的とした様々なセールスを中心に業界を活性化させて欲しいという思いもある。
●米式化を推奨しない本当の理由は何なのか
・(普通の)タイヤには空気が必要
・(3気圧=約300kpa程度であれば)毎月1回の頻度
・(プロでなければ)各人で異なる握力や個々のタイヤの硬さなどを考慮すると「なんとなくでいい」はありえない
・空気圧をチェックしようとしても「虫ゴム式」では判断できないことを店ではまず教えようとしない
(普通には調べようがない+130kpa云々については考慮しない)
個人の握力の差を考慮すれば単にエアチェックをすればいいとだけ言うと
「少なすぎる・多すぎる」という事態が往々にして起こるので、
「エアチェックアダプター」で米式化するなどの対策を必ず行うべきであり、
店でも推奨すべきだと考えている。
「基準が存在しない人」に対して、
最低限の対処としてエアチェックアダプターで米式化することを薦めるのは
店にとっては修理が減るので迷惑極まりない行為なんだろうか。
薦めた上で断られることは当然あるだろうし、それを拒否するのもユーザーの自由だとしても、
自転車に少しでも愛着を持ってもらう意味でも薦めない理由はないように思える。
「米式化で防ぐ方法が存在していることは把握しているが、わざわざその都度紹介はしない」という方針が、
何かまるで「壊してくれることが有難い」ので「これからも無頓着を貫いて何度も壊してくれると助かる」
と言っているように思えてしまう。
新車販売や修理だけが生き残る道ではないと思うのと
業界のためにも破損推奨が健全な姿とは到底思えないだけに、繰り返し紹介するくらいでも足りないと思えるほど。
●エアハブという選択肢
日常用途ではノーパンクタイヤよりは遥かにメリットがあると思えるものの・・・、
・暫く乗らなかった場合は結局自分で空気を入れる必要がある
・構造上(無論すぐに壊れるとか壊れやすいというわけでもないが)「壊れる箇所が増える」
・ノーマルハブよりは車重そのものが増える
・グリスアップが困難?
・故障した場合に修理できる店が恐らくない上、取寄せできそうな店も限られる
といったデメリットと
個人的には一般車では特に「最小限の投資で最大限の効用を」という意味でも、
【「米式化」+「空気入れの習慣化」に勝るものなし】
という思いが強いのでエアハブ自体には否定的な立場。
市場に一般流通している一般車でほぼ見かけないのは、勿論コストの問題もあったとして、
今現在も本質的には大問題にも関わらず「虫ゴムで何か問題が?」という感覚で、
「空気圧なんて大雑把でいい」と思わせている「メーカーなどの無頓着の分厚い壁」によって
消えたような側面もあるだろうし、それを打破するのは相当難しいことは分かる。
●ママチャリの空気圧を側面を手で押した反発力で判断?
d.hatena.ne.jp/nestam0405/20160809/p1
「タイヤの側面であれば硬さはどのタイヤでも一律に同じなんだろうか」
「個々人の握力の違い(極端に言えば、子供とプロレスラー)は同じなんだろうか」と考えたときに、
その反発力は全く違うはずなので、この方法では全く判断方法として適していないということになる。
(仏式はここでは対象外として省くとして)
英式の虫ゴム型でも目盛りの数値+1気圧で見れば良いという話もあるにはあるが・・・、
ママチャリなら雑な管理でもいいとして、
米式変換や米式チューブ交換してまで空気圧管理することは的外れなことなんだろうか。
●自転車の空気圧を知らない理由
「なんとなく入ってれば大雑把でいいから」として
「個人の感覚の違いを考慮せずに」言いきる店があまりにも多いということだろう。
そして、幼少期から「自転車=英式バルブ」だと思い込まされて、
今でも当たり前のように悪しき慣例として使い続けること、
その弊害として空気圧計のないポンプが当たり前のように売られていることで
「空気圧を日常的に知るという機会そのものが失われている」ことが問題。
それでも米式バルブや仏式バルブが使われた自転車であれば
「見慣れない形だから調べてみよう」と考えればそこで初めて気づくことになるとは思うが、
「面倒だし、自転車なんだから細かいことなんてどうでもいいや」として
調べもせずに空気圧計のない安いポンプだけ買って「大雑把な空気圧で」で済ませようとする傾向が強い、と。
しかし、
その人が空気圧を調べる気もないような性格だとしても
「定期的に来店させるための効果的な策が十分であれば」パンクリスク等も減らせるとは思うが、
実際のところは「馬耳東風」で「全く聞いていない(理解出来ていない)」か、
「黙っておいて修理や新車販売で稼ごうとする店」がないとも思わない。
あとは、メーカーの重圧のせいでもあるが、
ノルマのせいで新車販売に注力するしかないような経営方針であれば
「イチイチ説明なんてしてられない。無知な客が悪いだけ」という店もあるだろう。
■【2022年現在:非掲載】BS車種のタイヤサイズ・タイヤ幅・空気圧の関係
www.bscycle.co.jp/greenlabel/
www.bscycle.co.jp/items/bicycle/greenlabel/
以前はグリーンレーベル車種のみ空気圧が書いていたが、2022年版ではデータ抹消。
他車種同様に、「実際のタイヤ側面に書いてある数値を確認してください」という方針のようだが、
また空気圧情報周知への道が「1歩遠くなった」ように思える。
▼英式バルブ──────────────────────────────────────────
車種名 |
解説 |
タイヤサイズ |
空気圧 |
タイヤ幅 |
マークローザ M7 (ミニ) |
小径タイヤでも空気圧高め。 |
20×1-3/8WO |
(標準空気圧 5.0気圧) |
幅31mm |
マークローザ 7S(スタッガード) |
これも4.5気圧基準。 |
27×1-3/8WO or 26×1-3/8WO |
(標準空気圧 4.5気圧) |
幅32mm |
マークローザ 3S(スタッガード) |
同上 |
27×1-3/8WO |
(標準空気圧 4.5気圧) |
幅32mm |
オルディナ F5B |
スポーツ風の一般車 |
27×1-3/8WO |
(標準空気圧▲不明) |
幅32mm |
トートボックス(LARGE) |
前後別。 |
前:24×1.95HE |
(2.75~4.5気圧) |
幅47mm |
|
|
後:22×2.125HE |
(標準空気圧 2.8気圧) |
幅52mm |
ベガス |
小径で空気圧低め |
20×1.95HE |
(2.4~3.4気圧) |
幅50mm |
【廃盤】オルディナ M3 |
26HEでも英式 |
26×1.95HE |
(2.8~4.5気圧) |
幅50mm |
【廃盤】マークローザF |
シングルでも外装でも同じ |
18×1.50HE |
(標準空気圧 4気圧) |
幅37mm |
【廃盤】オルディナ S3F・S5B |
スポーツ風の一般車 |
27×1-3/8WO |
(標準空気圧 4.5気圧) |
幅32mm |
【廃盤】マークローザ 7H(ホリゾンタル) |
同上 |
27×1-3/8WO |
(標準空気圧 4.5気圧) |
幅32mm |
【廃盤】オルディナ E3 |
700Cでも英式 |
700×40C |
(3.4~5.1気圧) |
幅40mm |
【廃盤】CYLVA F6F |
一般車と同じ3気圧 |
20×1.50HE |
(標準空気圧 3気圧) |
幅37mm |
【廃盤】ジョシスワゴン |
前タイヤ |
前:20×2.125HE |
(標準空気圧 2.8気圧) |
幅53mm |
【廃盤】ジョシスワゴン |
後タイヤ |
後:18×2.125HE |
(2.4~3.1気圧) |
幅53mm |
【廃盤】トートボックス(SMALL) |
前タイヤ |
前:20×1.95HE |
(標準空気圧 2.4気圧) |
幅41mm |
【廃盤】トートボックス(SMALL) |
後タイヤ |
後:18×2.125HE |
(標準空気圧 2.8気圧) |
幅52mm |
英式バルブ(虫ゴム)では、基本的に米式換装しなければ空しい数値。
どんな見たことのないタイヤでも手の感触だけで「これは○.○bar」というのが分かると思っているのだろうか。
それにしても、「スポーツ系ジャンル入門」も目的のはずのカテゴリですら
虫ゴムではまともに空気圧も測れない英式をコスト重視で使うのは頂けない。
婦人車・子供車・幼児車・通学車とは異なる方向でなければならないはずなのに、
ボスフリーや英式チューブを使うこと自体がナンセンスに思えてしょうがない。
反対に、空気圧を理解させるつもりがないなら、
一部でポンプも選ぶ仏式を採用しているのも意味が分からない。
ブリヂストンではANCHOR以外は全て英式しか使わないと開き直ればいいのでは。
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(2022.6.5追記、修正)コロナ禍等で工場も運搬も不安定とはいえ、残念な結末となってしまった。
「スポーツ自転車っぽいもの」が欲しいだけの、
後先考えずに通販などで値段優先で買うような人達にしてみれば
仏式バルブのメリットを理解できるはずもなかったというべきか。
もはや、メンテナンスをする「意味と価値」がある自転車の誇りがあるなら、
「自分、または店でメンテナンス”しない”使い方をするつもりであれば、BS車種は購入すべきではない」
とBS自ら言い放てばいいのではとすら思う。
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▲全て廃盤●仏式バルブ───────────
車種名 |
タイヤサイズ |
空気圧 |
タイヤ幅 |
【廃盤】CHeRO 700F |
700×32C |
(標準空気圧6.85気圧) |
幅31mm |
【廃盤】CHeRO 650F |
650×32C |
(標準空気圧6.85気圧) |
幅31mm |
【廃盤】CHeRO 20F |
20×1.35HE |
(5.5~6.8気圧) |
幅33mm |
【廃盤】オルディナ F8B |
700×32C |
(3.5~5.9気圧) |
幅32mm |
【廃盤】CHeRO 20 |
20×1.35HE |
(5.5~6.8気圧) |
幅33mm |
【廃盤】CHeRO 650C |
650×32C |
(標準空気圧6.85気圧) |
幅32mm |
【廃盤】CHeRO 700C Drop 16段 |
700×32C |
(標準空気圧6.85気圧) |
幅31mm |
【廃盤】CHeRO 700C 8段と16段 |
700×32C |
(標準空気圧6.85気圧) |
幅31mm |
【廃盤】CYLVA D18とD16 |
700×28C |
(5.0~7.5気圧) |
幅28mm |
【廃盤】CYLVA F8B |
700×32C |
(3.5~5.9気圧) |
幅32mm |
【廃盤】CYLVA D20 |
700×28C |
(5.0~7.5気圧) |
幅28mm |
【廃盤】CYLVA F27 |
700×32C |
(3.5~5.9気圧) |
幅32mm |
【廃盤】CYLVA F8F |
20×1.35HE |
(5.5~6.8気圧) |
幅33mm |
【廃盤】CYLVA FR16 |
700×28C |
(5.0~7.5気圧) |
幅28mm |
【廃盤】CYLVA F24 |
700×32C |
(3.5~5.9気圧) |
幅32mm |
標準空気圧については前後0.5気圧くらいは許容範囲があると見るべきか。
●BSの「一般車種カテゴリから」仏式バルブが完全消滅 (※ANCHOR車種は除く)
リムやタイヤを抱え込んでいるだけで負担になる650C(しかも32幅の特殊サイズ)消滅は必然として、
本格的スポーツ車種のアンカーではない、一般カテゴリでの「仏式バルブ車種」は、
そもそも最初からまともに空気圧を管理する気が一切ない
「仏式対応のポンプすら"買う気がない"であろう人達向け」として仏式バルブ採用は
「あまりにも無謀だった」というべきか。
(※仮に空気圧計付のフロアポンプを強制的付属したところで、まともに定期管理する人が多かったとも考えにくい)
そう考えると、米式チューブを標準としたところで、
(感覚が異なる多くの人達に)タイヤを最初から最後まで完全に使い切るために必要な、
「適正空気圧管理の重要性という最低限の基礎知識」が欠けている状況では、
オーバースペックになってしまうという考え方にも理解は示せる。
だからこそ、「(空気圧不足/過剰で)パンクさせたいかどうか」を入口に、
「学ぶ意欲がある人達だけでも」「タイヤを完全に使い切るという"良い意味で"ケチになれるように」
「救う機会」があって良いように思うが、年齢層や地域的な限界も考慮すると多くのケースで、
また、少なくとも完成車メーカーもタイヤメーカーも、雑に情報を提供するだけで、積極的に行動に移す気概はなさそうだ。
●(空気圧不足)・パンク状態で走行をすると横滑りする
ameblo.jp/cycle-plus/entry-12209653417.html
パンクしてしまったタイヤで走行すると何が危ないか
ペチャンコになったままですと、タイヤがズレて滑ります
常にドリフトしているような状態といえばわかりますかね
前輪ですと
ハンドル操作もままならなくなり大変危険です
このような状態で走り続けた経験がないので感覚は分からないが、滑りやすくはなるとして、
例えば「凍結路面」であれば「滑りやすい」ので「注意深く走行する」という自制作用が効くのと同じようなもので、
速度を出すとガタガタでより不快になるとか、ある程度の注意力が自然なブレーキ効果を生むので
無論修理すべきではあるとしても、直接的には危険性は低いと見るので、
やはり「仮にタイヤとブレーキ周り、同時に修理が必要だとすれば」
ブレーキ(本体・ワイヤー・シュー)を優先的に交換しておきたい。
もちろん、そのままタイヤ・チューブ・リムテープを交換せず、
リムがガタガタになってハブの虫食いが進み、後にホイールごと交換になり補修費用がかさむとしても、
それは短期的な目線で修理を無価値として拒否した結果でしかない。
▼空気入れの頻度
様々な条件により異なるため、厳密に「○日」と一概には言えないが・・・
・保管状態(屋内・屋外)・・・屋外のほうが不利
・体重や車重や荷物の重さ・・・重いほうが抜けやすい
・走行距離・・・・・・・・・・長時間タイヤに圧がかかる時間
・路面状態・・・・・・・・・・歩道走行がメインであれば段差でのショックがある
・チューブの劣化具合・・・・・3年以上使っているようであれば基本的には交換したほうが良い。
一般車(ママチャリ等)の場合、3~4気圧くらいであれば、正常な状態であれば2週間~1ヶ月は保持すると見ていいだろう。
(スポーツ系自転車で7気圧や8気圧等が適正空気圧の場合はチューブの質にもよるが2,3日に1回くらいを見るのが当たり前)
9の付く日キャンペーンでは10日おきに空気を入れるように促しているが、
「屋外保管、荷物が多く体重も重い、1日10km以上乗る、歩道もよく使う、チューブも古い」という
条件でまともに空気圧を測らせる気がない英式バルブに素人感覚で
これぐらいで大丈夫であろうという「空気を入れたつもりで空気圧不足」であれば
10日おきというのも頷ける。
高齢者では非力のため仕方ないところもあるので、
尚更軽く入れられるエアチェックアダプターや米式チューブに交換して適正空気圧を見たほうがいい。
一般車で1週間以内に抜け切るようであれば(スロー)パンク状態の可能性が高いので
銘柄不明の英式チューブであればパナかシュワルベの米式チューブへの交換を薦める。
単純にパンク修理で済ませてもいいが、質の悪いチューブや
パンク修理(阻害)剤が注入されていれば修理不可能になるのでよく考える。
※当然ながら修理ミスで異物を除去できていなかったり、
リムとタイヤの間にチューブを挟んでいても、またすぐにパンクしてしまうので注意。
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2019.12.22 ●「費用も手間も惜しむなら」感触に頼るしかなさそう
11.3 ●「定期的に空気を入れましょう」
10.27 ●誤った空気圧説明による被害者例から見える根幹の問題
9.8 ●高い空気圧で運用するデメリット
6.2 ●基準がない一般客に熟練者がアドバイスすると・・・、●硬いタイヤを交換する前に・・・
5.26 ●習慣化が身につかない・適正空気圧の把握ができない理由(追記)
5.19 ●参考:[自動車]空気圧の把握をしていないと損する
4.13 (URLの修正)
3.31 ▲空気入れすぎパンクとノーメンテ主義の芽
3.24 ●約3割が空気圧不足
3.17 ◆【困】空気を入れるときに漏れるなど使いにくい
3.3 ●習慣化が身につかない・適正空気圧の把握ができない理由
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2018.8.19 ●不正確な案内に従う必要なし、●スポーツ自転車の場合2週間どころか1日2回以上必要な場合もある
7.1 ●一般自転車の大雑把な空気圧の目安
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2017.11.12 ●子乗せ電アシのタイヤ側面の割れと英式継続の場合の提案
10.29●買って半年でパンクの原因
10.15 ●「何処までが適正なのか分からないから空気の量が少なくなる」という当たり前の話
9.3 ●本当にこれで大丈夫?空気圧の目安
8.6 ●ゲージ付ポンプで普段の空気圧の管理
7.9 ●空気圧が少ない状態で起こる問題
7.2 ●空気の量が少なすぎる、多すぎる
6.25 ●やっぱり分からない「素人にタイヤの空気圧を触診で判断するように薦める感覚」
〃 ●本当に適正空気量は感覚だけでいいのだろうか
6.11 ●空気の入れすぎでのパンクを予防するには約650円から可能
6.4 ●米式化を推奨しない本当の理由は何なのか
5.21 ●空気圧を知らない人は(分かりやすい)基準を知らないままでいい?
〃 ●エアハブという選択肢
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2016.12.4 ●空気圧を知る意味
11.27 ●パッチ修理をしても空気圧不足でひび割れの拡大
〃 ●3気圧から1ヶ月で減る空気の量は約0.5気圧
11.20
メンテナンス・パーツ交換、
パンク修理関連からも空気圧に関する内容を重複掲載
11.13 ●接地面の長さで空気圧を見る?
11.13 UP (
★チューブの違い(英_米_仏_他)、
★タイヤ解説より重複掲載)
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2016.10.16 ●(空気圧不足)・パンク状態で走行をすると横滑りする
2016.08.14 ●ママチャリのタイヤの空気圧は側面を手で押した反発力で判断?
2016.07.17 ●空気の充填頻度
2016.07.03 ●空気の入れすぎに注意
★タイヤ解説より移設
2016.05.08 ●自転車の空気圧を知らない理由
★チューブの違い(英_米_仏_他)より移設
2016.04.24 ●空気圧は低すぎでも高すぎでも良くない
★チューブの違い(英_米_仏_他)より移設
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2015.11.22 ■タイヤサイズ・タイヤ幅・空気圧の関係(BS:グリーンレーベル)更新
★チューブの違い(英_米_仏_他)より移設
2015.11.01 ▼英式・米式・仏式への空気の入れ方(画像解説)
メンテナンス・パーツ交換より移設
2015.08.30 空気入れの頻度
2015.02.09 ●空気の入れすぎで破裂
★チューブの違い(英_米_仏_他)より移設
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2014.12.23 ■車輪径とタイヤ幅と空気圧の関係
2014.10.13 参考までに車種による空気圧の基準の目安を追加
____.__.__ ★一般車(ママチャリ)タイヤの標準空気圧は「3気圧」が目安
★タイヤ解説より移設
____.__.__ ●空気圧をしっかりチェックする
★タイヤ解説より移設
____.__.__ ●適正空気圧を保つ
★タイヤ解説より移設
最終更新:2024年11月24日 17:50