最終更新日:2025.2.16 ●踏切内で転倒して起こそうとして事故に・・・
2024.5.26 ●[四輪電動アシスト自転車]セリア「遊歩リベルタ」約40万円
2024.1.28 ●[東京]自転車トラブルというより「思いやり」の問題
2024.1.21 ●[福井]高齢者向けの交通安全教室
2023.11.26 ●高齢者向け自転車「こげーる」の微妙さ、真にオススメできる2車種
2023.9.17 ●[東京]高齢者向けのイベントに400人参加
2023.9.10 ●セニアカーでの事故原因など
2022.10.23 序文追加、●[長野]交通安全教室参加者は12名、●乱横断での事故を防ぐために
2022.10.9 ●地方創生を掲げる裏で超高齢化ニュータウンでの深刻な買い物難民
2022.9.25 ●高齢者向けアンケート結果
2022.7.24 ●[京都]安全講習を開催するも参加は会員のみ約20人
2022.5.8 ◆
ハンドルがクイックすぎる場合の簡単対処法、●高齢者向けの対策は行われているが・・・
2021.10.31 UP
▼電動アシスト関連(カテゴリ別)より移設
2021.10.17 ●高齢者の電動アシスト自転車での事故が増加
2019.10.27 ●高齢者に電アシは不適切かどうか
2018.11.18 ●高齢者でも電アシやシニアカーに乗ると危険なケース
〃 ●高齢者と電動アシスト自転車について考える
▼一般車(ママチャリ)の選び方 より移設
2021.9.19 ●[高齢者向け]三輪自転車について
2019.12.15 ●高齢者は足付の良さでタイヤサイズを選ぶべき?
▼雑記各ページより移設
2020.07.26 ●高齢者と自転車
2019.06.16 ●高齢者と自転車
2019.05.26 ●高齢者ドライバーと家族の一例
2018.12.16 ●シニアカーの窮地?
2017.10.29 ●高齢者の免許返納後のクルマ
2016.06.12 ●シニアカーと試乗について
■高齢者の自転車について─────────────────────────────────
◆残念ながら「お偉い方々」は、高齢者の皆さんの交通安全について実際は殆ど何も考えていません。
警察の街頭指導は時間も人手も足りず、通年で行うことなど出来るわけもないので、
「パフォーマンス」の一部であり、ほぼ無意味です。
どれだけ、赤切符発行が増やされても、それ以前にどうすれば安全に走れるのか、
そもそも「多くの大人達に対して」交通を学ぶ機会があるのかどうかすら分かりません。
「自分の身を守るため」に、どうすれば辛い事故に遭わずに済むか「日々考え実行しましょう」。
・どこが危険か(スピードを出している車・自転車も含む飛び出し)
・足取りは思っているよりも数倍遅く、視野も狭くなっている
・絶対に横断禁止場所や危険な横断をしない
・信号を必ず守る(発進前も左右を念入りに確認)
・後ろは止まってしっかり確認
・変速機を適切に使って楽に漕ぎ出す
・適正な空気圧を維持して快適に走れるようにする
・反射神経を養うためにゲームや筋力トレーニングをする
●乱横断での事故を防ぐために
kuruma-news.jp/post/569268
自転車ではなくても、高齢者ならではの理由としては
「体力的に少しでも離れた横断歩道まで向かうのがしんどい」
というのもあるとして、
その数分を補うために横断に文字通り
「命を掛ける」ほどの意味があるのだろうかと。
もちろん、惜しまれる命だったからこそ
「命を軽んじるような軽率な行動は避けてもらいたかった」と思われていても、
それだけではなく、全ての人にとって、
「道路を安全に通行する権利を奪われてしまうという事実」から、
今一度、
高齢者への交通安全教育を広く多く行うことで周知を徹底してもらいたいと思う。
高齢者向けという観点からすれば、特に公共放送を謳うテレビ局の役割として、
こうした公益性を重視した学べる伝える番組が
皆無に等しいことについて何も考えていないとしか思えないが、疑問しかない。
健康に限らず、「災害・交通・詐欺被害防止・家庭内の安全」など
時間をかけて伝え続ける必要がある内容は多い。
◆正しい乗り方や変速の扱い方を教えてもらえる機会もないまま、
再発進を躊躇するあまりに、
減速や一時停止に必須のブレーキ操作まで軽視することで
「無理な横断」や「出会い頭の事故」が日常的に発生していることは、
「他の世代への負担」という意味でも看過できない状況になりつつある。
「実際には乗りこなせる人を選ぶ」3輪自転車や、バッテリー管理から正しい操作が必要な電動アシスト自転車に
「欠点などない素晴らしい乗り物」という幻想を持っている傾向が強いため、
そのような危うい認識を少しでも見直してもらうために必要な情報を集約し掲載。
●踏切内で転倒して起こそうとして事故に・・・
news.yahoo.co.jp/articles/5881d476ddaaa75153651b6c7d4b9a66836512fb/comments
電動アシスト自転車で高齢者の事故増、重い車体・体勢立て直しにくく…先月には踏切で逃げ遅れ81歳死亡
東京都豊島区の踏切で先月末、電動アシスト自転車で横断中の高齢女性が転倒し、
電車にはねられて亡くなる事故があった。自転車を線路から出そうとして逃げ遅れたとみられる。
電動自転車は高齢者にも利用が広がるが、車体が重く、
鉄道会社は踏切内でトラブルが起きたら速やかに外に出てほしいと呼びかけている。
現場から約150メートル先の住宅で一人暮らしをしていた。
近隣住民によると、昨秋に自宅の階段から落ちて左手を骨折し、リハビリに励んでいたという。
大事な生活の足なのでそう簡単に手放せないのは分かりますが、
命を守るためには諦めるしかない場合もあります。
電アシでは重くて起こせないほど筋力が衰えていたなら
15kg程度の自転車でも起こせたかどうか分かりませんが、
距離を走らずそこまでの長い急坂もないのであれば、アルミーユのような軽量な自転車を選んだほうが
結果的には運動にもなって良い面もあるので、
電アシが高齢者の乗り物として相応しいかのような風潮には懐疑的。
電アシだから軽く走れると思う前に、最低でも毎月1回適正空気圧まで充填を継続できれば
ロクに空気が入っていないような状態よりは走りやすくなるということを実感してもらう機会を
BSから試乗会などを行い積極的にアピールすべきと思いますが
店も含めて「電アシ売れりゃいいから」みたいな考えでは出て来ない考え方か…。
◆ハンドルがクイックすぎる場合の簡単対処法
ヘッドのネジを締めるのではなく、
飲み終わった500mlのペットボトルに水を詰めて、2~4本ほど「カゴに括りつける」
または砂袋やバーベルの約2kg程度をカゴに常に乗せておくだけ。
しかし、当然のデメリットとして・・・、
曲がりにくくなるのと、カゴが重くなれば必然的に
ハンドル操作も重くなり、
安物のスチールメッシュカゴでは底が抜けやすくなる。
◆タイヤを重く(幅を太く)する
◆チューブを厚みのあるもの(重く)する:(空気圧管理は米式化前提)
という方法もある。
●[四輪電動アシスト自転車]セリア「遊歩リベルタ」約40万円
serio888.net/news/【新発売】
電動アシスト付4輪自転車「遊歩リベル/
3輪自転車では問題がある場合の救世主になり得るのかとも思ったが・・・
3輪・4輪自転車は一般の自転車とは機能や構造が異なります。
セリオでは全商品の試乗が可能ですので、
必ず店舗やご自宅で試乗していただき、感覚をお確かめください。
違いはなさそうだ。
それにしても、40万円もする車種で「メッシュカゴ」とかいう
すぐボロボロになる安物自転車装備をつけてくるのはふざけているのだろうか?
専用品になってでも樹脂カゴくらい当然のように標準搭載にすべき値段だろうに。
●高齢者向け自転車「こげーる」の微妙さ、真にオススメできる2車種
news.yahoo.co.jp/articles/94a8f23344fb204b839d056bd01106692527ba48
記事があったので調べてみたが・・・
www.sagisaka.co.jp/cogelu/
★フレームが低床でまたぎやすいのは良いとして
まず率直に「▲電動アシストではないのに10万円超え」は高い。
●ギア比を軽くしている=「そのぶん進む距離は減る」
◆変速の使い方を発進前に軽くしておく"常識"を知らなかったがために、
実行しただけで「軽い」という感想を持った人もいたと思うが、
それも利点として上げてしまうのは微妙。
交通教育で自転車の扱い方を学ぶこともなく、取説をじっくり読むわけでもなく、
店が講座を開いて詳しく乗り方やメンテを教えているわけでもないとすれば
知らなくて当たり前のことを利用されてしまっているようにも見える。
●「電アシより運動になる」
まず多くの高齢者が距離なんて乗るわけがないので
非電アシの一般車のほうが運動になるのは確かでも、
「介護予防」項目は、電アシで近所移動していれば少しはマシなので「×」には無理がある。
●フレーム直付けカゴ
荷物を載せても
ハンドル操作への影響が少ないという謳い文句だが・・・
むしろ高齢者ほど機敏な動きへの反応が困難なために、
クイックなハンドリングを嫌う傾向が強いことから「
ハンドルを重く」したがるとすれば、
駐輪時の
ハンドル切れ防止が主目的でも、気休めで「
ハンドルスタビライザー」を取り付けたり
カゴにペットボトル等の荷物を括りつけるなど
荷物の安定性の意味でも「通常カゴ足」のほうが良いのではないだろうか。
しかし、前カゴステーがハブ軸共締めから開放されメンテや交換時に少し楽になるので整備側としてはメリット。
個人的には「軽量方向に扱いやすい」という観点からのオススメは・・・
★一般車であればより軽量な「BS:アルミーユ」
www.bscycle.co.jp/items/bicycle/alumiu/
★20×1.75HE 125cm~ 変速なし 15.5kg AU00T 6.1万円(税込)
(▲22は"タイヤ選択肢が皆無に等しい"ため非推奨)
★24×1-3/8WO 135cm~ 内装3段 16.7kg AU43T 6.6万円(税込)
「段差を持ち上げて運ぶ」「風で倒れて持ち上げる」などの場面で間違いなく約4kgの差は大きい。
★電動アシストであれば「パナ:ビビ・SL・20」
◆19.5kg(BE-FSL032)14.3万円(税込)
cycle.panasonic.com/products/fsl20/
電動アシストの車体で明らかに重いのは頑丈にせざるを得ない「子供乗せと業務向けの車種」の他に
スタンドや泥除けなどがフル装備であれば25kg以上も珍しくないが
このように電アシでも20kgを切っている車種が存在する。
●[東京]自転車トラブルというより「思いやり」の問題
news.yahoo.co.jp/articles/792fbefbf033a37b58708ace72d0f8294d40d0c3/
80代の男性に「謝れよ!」投げ・蹴り重傷負わせた20代夫婦を逮捕 自転車トラブル? 高級住宅街が騒然
目撃者などによると、逮捕された夫婦2人は、信号待ちのため足を止めていたという。
そして、後ろから高齢男性が自転車を押しながら近づき、2人の前に入る形で自転車を止めると、
妻が歩き出し自転車の前輪部分に足がぶつかり、夫が高齢男性の胸ぐらをつかんだという。
止まっていた高齢男性の自転車にぶつかった
(女)
容疑者は、「自転車のタイヤが当たった」と“因縁”めいた言葉を吐く。
(男)
容疑者が高齢男性の胸ぐらをつかみ、その拍子で倒れた自転車の上に、高齢男性を押し倒した。
さらに暴行は、これだけでは終わらなかった。
高齢男性を再び起こして投げ飛ばすと、今度は、
(女)
容疑者が倒れた高齢男性の腕を蹴り上げたのだ。
目撃者「ちょっとキレた感じで女の人が、ワーワー文句言ってるような感じで、
『被害者ぶってんじゃねーよ!』って言うのが聞き取れて」、「(高齢男性に)『謝れよ』『謝れよ』と言ってました」
腕を骨折、ひざを剥離骨折など重傷を負った高齢男性に、なおも「謝れ」と迫ったという夫婦。
その後、止めに入った通行人ともトラブルになるなど、およそ1時間にわたり閑静な高級住宅街を騒然とさせる。
なぜ、ここまでのトラブルに発展したのか。
その“発端”に関して、事件直前を目撃した人は「交差点でトラブルになる前、
高齢男性は自転車で走っている時に、実際に夫婦と軽く接触していました。
夫の方はその時からずっと、高齢男性を気にしているようでした」といった証言もあった。
これは、「▲暴力を奮った20代の2人がより悪質なことは言うまでもない」が
「▲高齢者の初動にも問題がある」ので、状況説明の限りでは「双方ともに問題あり」。
そもそも「▲高齢男性は自転車で走っている時に、実際に夫婦と軽く接触していました」が本当であれば、
この時点で事故であり夫婦がすぐに110番すれば良かったのだが・・・
その上で謝りもしなかったであろうとすれば状況は悪化していたのに、
▲「(接触事故など気にもせず)2人の前に入る形で自転車を止める」というのが最大の失敗。
例えるなら
「▲既に出禁を食らっている自転車パーツ持ち込みを忌み嫌う店にパーツを持ち込んで依頼してしまう」ようなもの。
高齢者にしてみれば、自分の周辺しか見えていない、
「自分は高齢者で弱いから配慮してもらって当たり前」という驕りがあったからこそ、
無配慮でパーソナルスペースを理解できず、自分にとって都合の良い位置に
「後から来て陣取る」ことに何の問題意識も皆無だったと言える。
今までは自分の思うように無配慮で後からきて陣取っても
「80年間何もトラブルなんてなかったから」と過ごしてきていたとしても、
そのワガママな感覚が生涯通用するとは限らない。
「後から来た」なら、普通に「距離を置いて後ろに陣取る」のが当たり前。
自転車を降りて押しているので「同じ歩行者」であっても、
「いかなる場合でも高齢者優先」とはならない。
公道にシルバーシートならぬ「シルバー陣取り」マナーなど存在しない。
親しくもない他人が「目の前10cmの位置に顔を近づけられたら嫌悪感を持つ」と言えば分かりやすいだろうか。
無闇に極端に近づくということは「個人の安全を侵害する意図がある」と本能的に拒絶反応を起こすのが人間。
「幼児化」でそのような感覚が欠落してしまわないように
超高齢化社会だからこそ「マナー」について考えておきたい。
▲暴力を奮った20代の2人
いくら軽く接触事故があって、更に舐められるようにパーソナルスペースの侵害されたとしても
せいぜい「一言だけ暴言を浴びせる」程度で穏便に済ませておけば逮捕されることは無かったはずなのに
どんな理由があり虫の居所が悪かったとしても、
どう考えても「勝ち目しかない相手」にイキリ倒して手を出すのは恥ずかしいことこの上なし。
「20代のときに80代の爺さんを殴り飛ばした」なんて一生の笑い者として語り継がれてもいいレベル。
●[福井]高齢者向けの交通安全教室
news.yahoo.co.jp/articles/283c919b5937c02120f0eb6b191de93ff2d07c47
病院を「溜まり場」にさせずに、
顔見知りを増やしたり子供や孫たちに話をする機会を増やすことは急務。
警察とのネットワークや関係性作りの点でも意味がある。
県内では2023年、交通死亡事故が20件起きました。
このうち犠牲となった高齢者は14人で7割を占めています。
どう考えても若年層だけでなく「高齢者向けの交通教室」は絶対的に必要なのに
何故か「高齢者に教えても無駄」と思っているのか、
まともに全国各地で開催されているような様子はない。
県内では12月、高齢者が犠牲となる交通事故が2件相次ぎました。
こうした中、18日に福井市内で高齢者を対象にした交通安全教室が開かれました。
「事故が続けて起こったから場当たり的に開催しました」?
こんなだから「警察なんて信用できない」と言われる。
●セニアカーでの事故原因など
trafficnews.jp/post/127905
普及している電動車いす、例えばスズキ「セニアカー」の重量は100kg程度あります。
電動アシスト自転車は30kg前後ですから、はるかに重く、
転倒や転落した電動車いすを復帰させるのは、一人ではほぼ不可能です。
そのため操縦には、充分な練習が必要です。
力のない高齢者には、
電動アシストの車種でも
その重さがネックになる場合あることを考えると、
17kg程度の「比較的軽量な一般車」の優位性が
十分に伝えきれていない可能性も高い。
そのため、「車重・車種選び」から始まり
「タイヤの適性で厳格な空気圧」「タイヤの重量」「変速の正しい使い方」
「ベアリングへの適切なグリス量」「チェーンへの適切な注油」
これらを一体として教育支援できる体制は高齢者にとっても必要なサポートと考える。
「必要がない」「出来るわけがない」という層の存在以前に、
こうした発想そのものが皆無というのが現状だからこそ
「電アシさえ買えばいい」と思い込んだ人達が後を絶たず、
多少無理して買ってしまうと「大金が必要になる修理時になって」
"こんなことなら…"と思ってしまうのも無理はない。
●[東京]高齢者向けのイベントに400人参加
news.yahoo.co.jp/articles/9409b8d909d76c6ca45087d28fa95b89368748c7
去年の自転車死亡事故の半数は65歳以上の高齢者が…
東京・目黒区で高齢者向けの交通安全イベント開催
地域の高齢者などおよそ400人が参加しました。
イベントでは、会場の高齢者が自転車のシミュレーターを体験するなどして
安全な乗り方を確認しました。
こうしたイベントに自主的に参加する人達はそれほど心配は要らないように思うが
普段から手軽に学んでもらう機会をどのように提供するのかを考えなければならない。
●地方創生を掲げる裏で超高齢化ニュータウンでの深刻な買い物難民
news.yahoo.co.jp/byline/nakamuratomohiko/20221007-00318471
「スーパーまで車で15分」となれば、
電動アシスト自転車でも20分や超高齢ともなれば30分かかっても不思議ではない。
※当然「買い物」なので、ヘルメット努力義務なので着用なしで免許不要になったところで、
積載力皆無に等しい電動キックボードなど、今後新区分で解禁されようが全く役に立たない。
とりあえず「移動販売車」の要請で急場しのぎにはなるが、
後続のスーパーが引き継いでくれるまでの間に、
緊急事態の超法規的措置として、量販系スーパー大手各社にでも協力を要請すべきに思えるが、
各地で閉店が続き円安値上げに苦慮している中では厳しいか。
近隣スーパーからの配達が可能かどうかも分からないが、もし配達可能地域としても、
高齢者がスマホ画面でスムーズに注文できるなら苦労しない。
自動運転車にしても言えるが、「喫緊に支援が必要な生活インフラ」を後回しや軽視することは、
黙して発しない弱者達を「物理的に自然消滅」させることが目的なのだろうかとも思ってしまう。
基本的人権の「生存権」を、間接的とはいえ
超高齢者であればあるほど「事実上脅かされているに等しい」問題について、
「優先順位」を見誤っていないか、皆どこまで本気で考えているのだろう。
●高齢者向けアンケート結果
www.itmedia.co.jp/business/articles/2209/21/news005.html
(アンケート結果そのものに信憑性があるのかは警戒するとして)
65歳以上の人が自転車利用中に経験したトラブルの
1位は「タイヤがパンクして、自転車が走行できなくなった」(66.4%)
――そんな結果がau損害保険(東京都港区)の調査で分かった。
2位は「事故になりそうだった(ヒヤリハット)」(54.1%)という結果に。
「事故にあった」と回答した人は全体の8.7%だった。
●パンク
異物踏み抜きというよりは、
「空気入れ習慣の無さ」が圧倒的に多いはずなので、
修理以前の「予防策そのもの」が分かりやすく商機に繋がっている。
●ヒヤリハット
まず「我が身の安全のために正しく一時停止する意味がある」
「(変速機があれば)再発進に備えて変速切り替えをする」ことを知ってもらうことがいかに重要か分かる。
メーカーにしても「販売と修理だけではない」と分かっていれば、進むべき方向性が見える。
●[長野]交通安全教室参加者は12名
news.yahoo.co.jp/articles/4082ad3637fc62eaf01b0a6623349d438210a27c
安曇野市で、高齢者を対象にした体験型の交通安全教室が開かれました。
安曇野市の自動車学校で開かれた交通安全教室には、市内に住む69歳から89歳までの12人が参加しました。
これが「ニュースになるほど稀な状態」をどこまで是正できるのかが高齢者の安全に繋がる。
●[京都]安全講習を開催するも参加は会員のみ約20人
news.yahoo.co.jp/articles/f4762225898853dc194c4af01f796cf592408ea5
高齢者に自転車の安全な利用について学んでもらおうと、京都府八幡市シルバー人材センター(同市八幡)で
京都府警八幡署による安全教室が行われた。
同センターでは年2回、交通安全講習を開いている。今回は60~70代の会員約20人が参加した。
人手不足の警察に頼るには限界があるので、
講習希望者は「暇そうな防犯登録の団体」や「警察OB」が、
無償~一定金額を払えば、毎週どこかで参加できるような仕組みにすれば良いのではと思うが・・・。
●高齢者向けの対策は行われているが・・・
news.yahoo.co.jp/articles/83e16365a40e16a9baa6361d410177a9bbc8c109
交通事故死9割が高齢者 岐阜独自「交安大学」など対策実施
コメント欄にあるような内容改善以前に
そもそも「僅かな一部の人達」が参加しているに過ぎない現状では、
大きな潮流の変化は考えにくい。
高齢者ほどテレビ番組を見る機会が多いのであれば、
まず(何が違法とかいう小難しい話ではなく)
「事故に遭わないために」徐行や一時停止を守ろうという簡潔な内容を中心に
「視聴率など関係なく」継続して放送する意味があると考えるが・・・、
行政も含めた自転車有識者?らしき人達は
毎回同じような「ヘルメット着用」「保険加入」「車道左側通行」で
全く実態に即していない方向にだけ目を向けさせようとしているのが解せない。
本当に事故防止が目的であるならば、
◆「歩道を使う場合は(基本的に徐行で)歩行者の通行を絶対に邪魔しないこと」
◆「歩道で歩行者の通行を妨げる場合など、率先して降りて押して歩きましょう」
◆「ベルは歩行者除けのための道具ではありません」
◆「自分勝手な道路横断は本当に命を落とす危険があります」
のような
「常識」を理解してもらう必要があるはず。
●[高齢者向け]三輪自転車について
www.kokusen.go.jp/news/data/n-20190314_2.html
一見便利で乗りやすそうに見えて、実際は全く真逆で「特徴を理解していないと難しい乗り物」。
特に固定した場合はカーブ走行時に曲がり切れず転倒ということも考えられる。
本体自体も重く、扱いが簡単とは言えない。
少なくとも「試乗車で3輪自転車を使いこなせるかどうかを確認することが必須」。
確認することなく"説明だけで購入する"のは避けたほうが賢明。
※自転車店としても、3輪自転車は場所を取る上、整備も通常の自転車より手間がかかるので
3輪自転車に幻想を持っている人が安易に購入したがることも含めて、正直「扱いたくない商品」だと思う。
しかし、地域的に積極的に売りたい店もしくは販売・修理の実績がある店であれば
「試乗車が常設してある」か「試乗車を(メーカーから)レンタルしている」ことが当然と言える。
用意していない(用意する気もない)店しか周囲にないようであれば、その時点で購入を諦めることが賢明。
「通常の二輪の自転車ではバランス感覚が不十分で乗れない」場合は、
三輪自転車ではなく「セニアカー」という選択肢が妥当。
www.suzuki.co.jp/welfare/entertainment/attraction/
また、思考停止で「普通の電動アシスト自転車が良い」という思い込みも危険。
(余程の急坂が長い場合など除き)必ずしも高齢者に
電動アシストという選択肢が正しいとは言えない。
特に、購入後の「実際に使い"続ける"状況を想定していない」売り文句には要注意。
(「充電すること」を忘れずに出来るかどうか、電装パーツが故障した際の修理費用が高くなることを理解しているかどうか)
筋力のトレーニング目的であれば「電動アシスト"ではない"普通の自転車」のほうが有効。
「非電アシの通常の小径車」は本体自体が軽めで、持ち上げる場合でも比較的動かしやすく、充電不要、
修理も
電動アシストの電装部品がないぶん、それらの修理ではない場合は安価、
タイヤが406(20インチHE)であればタイヤの選択肢も多く、「用途に合わせて交換可能」ではあるが、
小径車の乗り慣れていない場合、小径になることで安定感が下がるので、
それほど小さくはない「507 or 540(24インチHE or WO)」のタイヤの車種をオススメ。
そして、何より「(本体が軽いなど)扱いやすい良い自転車」を薦めてくれる店を探すことが重要。
一番良いのは、その試乗車がある整備がまともにできる「その店で買い」、
ちゃんと"毎月"有料のメンテナンス(空気充填~ネジ締め確認~チェーン掃除&注油込み、他全体確認)を依頼するのが
無駄な不具合でトラブルが起こるリスクが抑えられ、「快適で」使い続けられて、総合的にお得。
●高齢者は足付の良さでタイヤサイズを選ぶべき?
prestigebike.hamazo.tv/e8661293.html
徐行~停止時に跳んで降りなければならないような状態であれば
それを改善するために小径サイズに乗り換えるという選択があるとしても、
「小径にすることで安定性が劣る」というデメリットもあると覚えておきたい。
▲特に注意しておきたいこととして
乗り慣れていた車種から乗り換えて起こることが考えられるのは
「今までは歩道の段差を楽々乗り越えていたが、
乗り慣れていない小径になることで安定を失って転倒した」
ということになれば最悪。
当然「少し乗れば慣れることができる高齢者」も普通に居るはずだが、
そうではない人がいることも考えると、安易に薦めて良いものだろうかと
(三輪自転車ほどではないとしても)考える必要がある。
▲22インチはタイヤの選択肢や米式化の点でも選択肢や整備の利便性に難がある
「タイヤ選択肢」
「恐らく最後の自転車でタイヤ交換なんて気にする必要がないだろう」というのは早計。
「用途に応じて改善できる」という余地があることは無駄ではない。
20HE(ETRTO:406)では小さすぎると思うかもしれないが、
「太めのタイヤにすることで」少しはマシになる。
(選択肢の少ない20WOのETRTO:451は選択肢から外す)
※勿論「小径に乗り換えることで安定性を失いやすいこと自体」は22と同じなので注意。
「整備の利便性」
米式化以前に「空気圧設定を数値で見るべき」ということを
まともに教える気がない店だらけなので気にするだけ無駄なのかもしれないが、
米式チューブに換装できないのは「分かりやすさ」からの実用上としては難がある。
ここで「慣れ」を優先で英式を使い続けることが相応しいと判断したのであれば・・・、
結局は小径に乗り換えるよりも、
★「(交換できるシートポスト径であれば)直付けサドルに交換して少しでも高さを下げる」
とか
★「ギアを軽くして停止・発進時のフラつきを軽減させる」という使い方から、
★「ギア歯そのものを変更をする(変更できないシングルハブであれば変更可能なハブへ組み替え)」
という
(売りっぱなし=「後のことは考えず売れればいい」という店とは異なる自信があるなら)
「"自転車屋にしかできない"提案」も欲しいところ。
※こういう場合でも「試乗車」が必要になる。
「買い替えさえすれば解決する」ということが、もしも「幻想だった」とすれば、
それが崩れてしまったときに受けるショックは計り知れない。
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▼高齢者と電動アシスト自転車
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●電アシに潜む危険
blog.goo.ne.jp/cyclehouse-tomo/e/9fe49d802bc1b3b920da232dc526cfff
電動自転車の比率が上がれば事故が増えるのも当然の事だが
一般車は若い人の事故が多いがそれに比べ電動自転車は年配者の事故比率が高いのが気になる、
年配者の利用が多くなってきた事も有るだろうが、
走り出しに思った以上に自転車が進んだり、
軽く漕いでもスピードが出るのでついつい早く走ってしまったり、
曲ろうとしたときにグッと
ペダルを漕いで自分が思った以上にスピードが出て曲がり切れずに慌てるとか
物に当たったりして傾いたときに時に自転車の重さを支えられずにそのまま倒れるなど
電動自転車独特の事故があるように思われる、
くれぐれも電動自転車の特性を理解して周りの安全確認をして無理せず慎重に
スピードは控えめに乗っていただきたいと思います。
こういうことがあるので
高齢者にも安易に「電動アシスト自転車を薦めればいいという考え方には反対」。
「使い方を気をつければいい」というだけではカバーできないのは、
高齢者ならではの「認識力や運動機能の低下」という問題が内在するため。
一般車(ママチャリ)でも「変速を使いこなせば軽く走れる」ということから、
持ち上げるケースなども含めて「軽量な自転車」のほうが扱いやすいという場合も
往々にしてあるのでは?
「売れればいい」というメーカーや店にしてみれば、
「どれだけ事故を起こそうが知ったこっちゃない」というスタンスなのだろうが、
果たしてそれで本当にいいのかと。
講座を開いたとしても受講するのは元々安全意識の高い人達が多く、
本来受講しなければならないような人達は「聞く耳を持たない」のであまり意味がないとしても、
日常的に使う「乗り物」という意識を持って
業界全体に言えることだが「安全で快適に使ってもらえるような策」をとってもらいたいと思う。
●高齢者に電アシは不適切かどうか
・
ブレーキレバーがまともに握れないほどの握力
・約20kgの車体が風で倒れても起こせる力がない
・進行方向を見ながら他車や道路状況も把握するというマルチタスクが不可能
・誰でも使えるわけでもない癖がある三輪自転車に安定性があるという幻想を持っている
・認知機能そのものに問題がある
こういう「危険な状況が容易に想定できるのであれば使うべきではないと案内すべきだろう。
もし「本人は大丈夫とは言っているが、実際に聞き取りをすると認知機能が怪しい」という場合、
家族を含めて本人にも納得させるように
自転車そのものを諦めるように説得したほうがいいが、
それでも、ほぼ意識がなく遠方まで出歩いてしまうようであれば
自転車ではなくても安全とは言えなくなってしまう。
この場合装着していても出来るだけ煩わしくないほど小型のGPSを持たせるなど
本人が好意的に受け入れるように説得した上での具体的な対策も必要になる。
一方で、最初から「電アシは必要ない」と元気でやる気もあれば
近所移動用であればアルミーユを完全整備して比較的軽量タイヤを取り付けて
毎月(気温35度を超えるような夏だけは2週間に1回を推奨)の空気入れや、適切な注油を徹底してもらうことで
「是非足の筋力も鍛えましょう」という案内が適切とは思う。
「高齢者は絶対に電動アシスト自転車でなければダメだ!」
「高齢者は一般車を適切に整備して使えばいいだけだ!」
どっちも間違い。
「誰にどのような車種が相応しいのか」は
老若男女問わずに様々な事情もあるわけで、
「詳しい相談を通じて」「相応しい1台」をアドバイスする必要はあり、
そのために時間と相談料をもらってでもじっくり考えてもらいたいとは思う。
簡単に分かりやすい例としては
「BMXの選手を目指している子供に普通の幼児車が相応しいのかどうか」、
他にも「地理的な要因」として
急な長い坂が続くような場所を通らなければならないのであれば
軽いギアに切り替えて使うことを習得できたとしても、
必死に漕ぐよりは、電アシを選ぶことで助かるという場合も普通にあるだろう。
つまり、何も車種選びの判断がつかない人が
安易に通販や店頭でテキトーに選ぶようなことを避けさせるために
店やメーカーは努力すべきとは思うので、
個人的にも「高齢者は絶対に電動アシスト自転車でなければダメだ!」のような風潮に関しては反対の立場でも、
「高齢者は一般車を適切に整備して使えばいいだけだ!」と言い切れるとは限らない。
決めつけではなく「やっぱりアドバイス通りの自転車を買って良かった」と
言ってもらえるようでなければならないと思う。
●高齢者でも電アシやシニアカーに乗ると危険なケース
tobesaikuru.livedoor.blog/archives/2500430.html
・自動車・バイク・自転車の運転が身体的に難しい。
・病気で半身不随で一部手足が不自由。
・自力歩行が困難。
・乗降に介助が必要。
この様な人にはシニアカーや電動自転車は難しい。
シニアカーや電動自転車などは健康な人でもそれ自体に慣れるのに最低半月以上はかかる。
その為上に上げた事を加味すれば到底購入は無理が在る。
その為に原因はシニアカーや電動自転車その物の問題ではなく運転者や家族の問題ではないのか。
そして責任の一端は対面販売する業者にも在る、売れれば誰にでも売る姿勢が事故を誘発させている事も否めない。
例え低速であっても、危険性がある場合は無理をして乗れば
他の人にも被害が出るような事故に繋がりかねないので諦めてもらうしかない。
店が責任を負わないとしても「買いたいのだから売るだけ」では
済まないこともあるということを念頭に入れておく必要がある。
●高齢者と電動アシスト自転車について考える
tobesaikuru.livedoor.blog/archives/2500431.html
私は以前にも掲載したが販売時に用途などを聞く際に家族の承諾や身体の衰えが無いか観察をする。
電動自転車の使用に支障が在るのではと思われる方には家族の承諾を直接頂く事を告げる事も在る。
そして販売後の使用状況や修理時の自転車の状況を観察して親しい間であれば、
その場で使用を止める事を勧める事も在る、それが出来ない人には家族の提言する事もある。
この様に回りの人達が見守る事が大事ではないだろうか。
www.asahi.com/articles/ASLBH30NKLBHOIPE002.html
8月12日、愛知県春日井市の信号のない十字路交差点で、自転車とタンクローリーが出合い頭に衝突する事故
で93歳の高齢者の乗る自転車側の死亡。現場は自転車側に一時停止の標識があった。
妻には「電動アシスト自転車について「重い」「乗り降りの回数を減らしたい」と漏らしていた」とある。
停止中に重さがずしりと腕にかかったり、倒してしまって起こせなくなったりするのを恐れていたという。
なるべく停車しないように乗っていて、一時停止の所を突っ切ってしまったのではないか――。妻はそう考えている。
愛知県内では今年、アシスト自転車の死亡事故が9件相次ぎ、いずれも高齢者が亡くなっている(11月14日現在)。
愛知県警の幹部は「今まで自転車をあきらめていた高齢者層が、電動アシスト自転車なら乗れるようになっている」とみる。
もともと一時停止の認識が甘く、機敏な反応ができない高齢者が
「自分の操舵技術を超えた速度が常用になってしまっていただけ」と言い切るのは簡単で、
この記事だけを見て「高齢者の電アシは事故多発で危ない」などと思い込むのも問題があるが、
それでも、電アシに乗ることが本当に正しかったのかどうか。
比較的軽量な電アシといえども20kgは超え、しかも筋力の維持の目的であれば
むしろ電アシは「筋力トレーニングを阻害するもの」という認識が必要。
↓
もし電アシを購入させなかった場合、外出の回数が減ることで
事故には遭わなかったとしても、今度は心を病んで認知症が進行してしまうという可能性もある。
↓
「でも、電アシに乗せるのは不安があるので自転車そのものを悪として購入を禁止すべき?」
そうは思わない。高齢者向けの自転車は電アシが全てではない。
↓
具体的にどのような自転車の選択肢があるのか。
↓
手頃な一般車ならアルミーユのような元々比較的軽量な車種の
リアキャリアを外し、後輪のギア歯を1サイズ(2T)大きくしてギア比を軽くするとか、
10万円以上出せるのであれば、完全オーダーメイドでフルクロモリの一般車を
様々な軽量パーツを盛り込んで制作するなどの方法もある。
▼軽量な一般車の具体的なメリットいろいろ
・急坂で押し歩くにしても軽量な車種であれば、さほど苦痛にならず足の筋肉を使うことができる。
・倒れてくるとしても軽量であればさほど心配する必要がない。
・もちろん自転車が倒れてから起こすとしても楽。
・バッテリー充電する必要がない。
「・パーツのカスタムや整備の必要性そのものを「趣味」とすれば頭の運動にもなる。」
整備の一環としての「適正な空気圧の維持」も軽快な走行には不可欠。
サドルの高さも同様。
これは電アシでも同じだが、「自分で細かく選択して出来上がったカスタム車やオーダーメイド品であれば」
愛着が湧き整備にも前向きに取り組むことが期待できる。
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このように「他の適切な用途の自転車」という選択肢があるにも関わらず、
販売好調などの理由で「電アシ一辺倒」な広報活動のせいで
消費者にまともに思考する機会を与えようとしないことを心底危惧している。
「売れているものだけが正しい」そんな世界をまず疑うべき。
「高齢者と電アシについて」皆の知識と経験をもって考えて欲しい。
直感で便利と思っても、詳しい用途や長期利用を思い浮かべたときに・・・
「電動アシスト自転車は本当に必要?」
【比較的軽量な自転車の歯数変更などのカスタムで十分快適では?】として、
一般車も購入の候補に上げることを薦める。
★三輪自転車の落とし穴
cs-shinwa.sblo.jp/article/186326489.html
電動アシスト自転車の場合、三輪車用に設定されて入るものの
ある程度の速度が出てしまう事によって
逆に危険な部分が出てくるという事を
販売側も知っておかなくてはいけません。
これは是非とも把握しておきたい非常に重要な内容。
ただでさえ特殊で倒れやすくなる三輪自転車なのに
そのうえ「電アシ」のため、安易に速度が出しやすくて危ないという話。
それでなくとも、道路の大半は傾いており
固定で乗る場合は常に斜めの状態で操作をしますから
アシストになったとしても扱いが難しいのは同じです。
特に、自転車が危険かもしれないという理由で
三輪車のご相談を受ける事が殆どですので
販売店側でこのような話をしっかりとしていくことが
事故を未然に防ぐことに繋がると思います。
●電アシ3輪のデメリット
cs-shinwa.sblo.jp/article/186777740.html
最近は三輪の電動自転車のお問い合わせや
ご相談が増えてきているのですが
正直、三輪は扱いがとても難しい為お勧めしていません。
幼児も使えるような遊具感覚で考えている人もいるかもしれないが、
まず「車体の大きさが全く異なる」。
実際に乗りこなすにはテクニックが必要な【特殊な車両】。
何よりこの小金井という町においては
道があまりにも狭い為その使い勝手の悪さだけでなく
金額も20万という高額になる為
もし買って乗れなかった時のデメリットは計り知れません。
(場所もかなり取りますし何より重たいですからね)
店側としては内金があったとしても
取寄せ後に「やっぱり要らない」となったときのダメージも計り知れない。
サイクルショップシンワでは
安全に、そして何より気軽にお乗り頂く為に
あえて三輪ではなく小口径をお薦めします。
両足がぺったりつくのであれば安心です。
乗り初めの幼児や高齢者であれば、
つま先立ちではなく「ベタ足」のほうが理にかなっているといえる。
安定性から見れば20インチHE(406)よりも24インチWO(540)などのほうが良いが、
それは身長などにもよるので一概には言えない。
よくご相談を受ける時にお答えしているのですが
もし足がぺったりついた状態で支えられない場合は
そもそも自転車自体をやめた方が良いです。
これは残酷な話ですが、安全上大きな問題ですし
何よりそのような方では重たい三輪車などは到底扱えません。
そう「自転車なら大丈夫」とは言えない。
横風で倒れても起こすことができない筋力すらないのであれば
「非常に危険」なのでお薦めできない。
そして「呂律が回っていないとか意識がはっきりとしていない状態」でも
当然乗るべきではない。
●高齢者の電動アシスト自転車での事故が増加
news.goo.ne.jp/article/at_s/region/at_s-971832.html
(静岡県の記事ではあるが、対岸の火事では済まされない)
今年の死者5人はいずれも高齢者。
内訳は単独事故が3人、出合い頭事故が2人。
坂道や交差点を走行する際にアシスト機能や速度を制御できず、
バランスを崩すなどして事故に遭ったとみられる。
死傷者全体では、通常の自転車よりも加速しやすいため速度が出たまま交差点に進入し、
出合い頭に車両と衝突する事故が多かったという。
電動アシスト自転車による交通事故は19年までの数年間は微増で推移していたが、
20年に電動アシスト自転車の国内販売台数が過去最高の約74万台を記録すると、
死傷者数も比例して急増した。
自転車事故全体の死傷者は減少する一方で、右肩上がりとなっている。
「便利な半面、身体能力以上の走行ができてしまうため、通常の自転車よりもさらに慎重な運転を心掛けてほしい」と呼び掛ける。
乗り始めの急加速に注意し、停止している時は発進を防ぐため
ペダルに足を置かず、
ブレーキをかけたままにするよう求めている。
まず、本当に「
電動アシスト」が必要な環境にあるのかをよく考えて欲しい。
そして、マスコミ関連や業界全体にも言えるが、安易に
電動アシストを薦めるようなことも避けて欲しい。
「より安全な公道の走行方法」「ブレーキの適正状態・使い方」「変速の使い方」
「適正な空気圧」「メンテナンスの正しい方法」など、
全く浸透しているとはいえない状況で、
自分自身の認知機能さえも十分ではないと思われるような
高齢者当人の手に負えない力を扱わせてしまうことがどれほど危険か。
売ること以上に「知ってもらう・学んでもらうこと」に価値を見出す方向性に動かなければ
根本の問題解決に至ることは絶対にない。
●高齢者と自転車
www.moneypost.jp/685071
走行時の予測・確認・制動などマルチタスクが困難になったことが原因で、
免許返納後に自転車という高齢者の場合は特に注意が必要。
「危険で雑な走り方」に対して「運動神経」で補えていた時期を超えると、
「安全走行のために必要な習慣づけが身についていない」ということが重く響いて来る。
▼走り出しの際にふらつかないために
1:「基本的な自転車の変速の使い方」
2:「自転車走行時でもちゃんと予測運転をする」
3:「自らの力で扱いきれないほどの車体の重さ」の自転車を選ばない
ということが大切。
1・2を理解するためには
「高齢者向けの安全な乗り方講座」を気軽に様々な場所で
【受講・体感できる機会】が増えると良いのだが、
現状ではイベント扱いのようなもので難しいのが現状。
「基本的に新車を売るか修理(部品交換含む)するしか考えていない」メーカーや店には全く頼れない。
3:特に筋力不足や反応速度の遅さが目立ってくる高齢者に
「時速24kmまでアシストする自転車」が、果たして正しい選択だろうか?
(電アシ付きの有無に関わらず)3輪自転車にしても、
「乗りこなすことが難しいかもしれない」乗り物ではなく、
高齢者向けに「15kg未満の軽い自転車」「適切な空気圧の維持」や
上記にもある通り「変速の使い方の理解」、
そして「変速なしのママチャリ」を選ぶ場合でも
【適切なギア比】を選択することを最重要課題として挙げておきたい。
そして、もし基本的なバランス感覚さえも十分とはいえない状態であれば、
シニアカー(セニアカー)のような超低速の「歩行者扱いの乗り物」を検討という方向になる。
※HONDAは扱いを終了。
●SUZUKI スズキ
www.suzuki.co.jp/welfare/
スズキではシニアカーではなく「セニアカー」と呼称されるようだ。
約30万円~
●要介護認定されるとレンタルで使用できることも
rikumalog.com/zakki/about-senior-car.html
さらに、シニアカーの大半はレンタル品のはずです。
シニアカーは購入するとなるとかなり高額ですが、市町村などの自治体から
要介護認定というものをされて「介護保険」を利用できるようになると、
シニアカーなどの福祉用具をレンタルすることができ、さらにレンタル料金が1割負担で済むようになります。
●シニアカーの窮地?
blogs.yahoo.co.jp/bsjdw917/16100819.html
衝突防止センサーなどの安全装置を取り付けると販売価格が上がるために撤退もあり得るとのこと。
かといって、まともに乗れることを確認せずに
安易に3輪自転車に乗ればいいということでもないので厳しいところ。
(有人の)無料タクシーが話題になっているが、
スポンサーを集めるにしても大都市が前提で、過疎地では相当難しいことは否めない。
コミュニティバスを自治体の負担で用意するとして、
その維持費を捻出できるかどうかというところでもあるのだろう。
ただ、過疎地であれば、メリットとして「人や車両が極端に少ない」ため、
(突発的な土砂崩れや落石や動物に気を付ける必要はあっても)
走行自体は事故危険性の低さから導入は難しくないのではと思われる。
自動運転車は悪くない選択ではないだろうか。
しかし人件費を削減できる一方で、まだまだ導入コストが割高な点を
どうクリアするのかは、今後の普及数にもよるのだろう。
tobesaikuru.livedoor.blog/archives/2500341.html
シニアカーも販売存続が危ぶまれる窮地を迎え、
かといってその代替となる近距離移動用の代替手段があるわけでもなく、
完全自動運転の実用化の課題がクリアされている状況でもない中で、
社会福祉の観点からも交通インフラの整備は大きな課題といえる。
●高齢者と自転車
ameblo.jp/cycle-plus/entry-12478975074.html
一度に多人数を巻き込むような事故は起こさないとしても、
同じ高齢者や幼児相手の事故を起こさないとも限らない。
自損事故でも「軽い転倒のつもりが骨折して重傷」ということもありうる。
「判断能力が衰えているということをいかに自覚してもらうか」という意味で
自転車のドライブシミュレーターを体験してもらうように促すとか、
「当人だけの問題では済まない可能性もある」ということを理解してもらうためにも
自転車以外の代替手段も検討する必要がある。
「運動目的であればウォーキング」
「移動手段としては公共交通機関」や
自転車ではなく「セニアカー」という方法もある。
●高齢者ドライバーと家族の一例
twitter.com/tanutinn/status/1125907068710350850
事故を起こしても「まだ大丈夫」と思い込み
家族も他人の迷惑も省みずに「自動車が運転できる存在」に固執する状況は
今後社会問題としてますます大きな問題として扱われるだろう。
こういう人は自転車という選択肢は認めたくないのだろうか。
雨天時にどうしても移動する必要があるならタクシーを使うとか
老化を認めたくなく、柔軟な考え方も出来なくなってしまうと恐ろしいと思う。
誰かが犠牲になって強制的に免許を取り上げるような仕組みを
高齢者だけに適用するのは難しく、万が一出来たとしてもそれでは遅い。
●高齢者の免許返納後のクルマ
president.jp/articles/-/23416
時速45km以下の超小型カーによって変わるという提案。
既存の道路や駐車場も変化が期待できる。
しかし今の技術進化の延長線上としては、まず「自動運転」になってくると思われるため、
自動車や道路自体を大きく置き換えるという方向性はなりにくい気はする。
ただ、自転車との共存を考えると「超小型車+自動運転」という組み合わせは
車道を走りやすくなるとか、路駐もかわしやく、
速度・重量が減るぶん危険度も大きく下がることで、非常にありがたい存在とも言えるが、
そういった道ではバス等の大型車両の通行を規制できるかどうかという
ところまで踏み込む必要もあるだろう。
●シニアカーと試乗について
takesno.com/archives/2837
だけれど 必ずしも実物に乗って試乗しなければ わからない情報というのは正直あまりなく、
『試乗が決め手』となるコトは少ないのです。
(あ、言葉では説明が難しい電動アシスト自転車の試乗車は置いていますよー。)
自転車は見て決めるというよりも『自転車を買って何がしたいか?』って部分の方が重要です。
▼「4万円以上の一般車をすすめる場合」
「百聞は一見にしかず」というように
必ずしも高額に思えるかもしれない自転車が最適だと説明だけで納得して選んでもらえるとは限らない。
そもそも「説明だけで理解してもらえることが多い」のであれば
半ば常識のように空気圧不足でのパンクを頻発させるような人も少ないのではないかと思う。
何も試乗といっても
「購入予定であるその自転車と色も形も年式も全く同じでパーツ構成も全く同じ型番」でなければならないということでもなく、
4万円以上する自転車全体の質感や、安物自転車と比べて全体的なパーツ自体の違い
ブレーキレバーやダブルピボットのブレーキであったり、
ローラーブレーキが搭載されているという意味と効果、
タイヤやチューブに対して「常識的に使える最低限の品質が保証されるかどうか」
安物自転車と比べて具体的に乗り心地がどう違うのかといった
「漠然とした感覚」を理解してもらうということが目的であるべきだと思っている。
▼ビーチクルーザーや本物のファットバイクなど
自転車店として、各車種を取り扱うのであれば代表的な車種を試乗できるように
台車も兼ねて各種最低でも1台づつは用意しておいたほうが良いような気はする。
ビーチクルーザーを扱うのであれば前後
ローラーブレーキであれば不要でも、
太め幅タイヤ自体の乗り心地やコースターブレーキの特性は説明でどうにかなるとも思えず。
類型車ではないファットバイクでも売れるような地域であれば、初めて購入する人であれば
既存の自転車との違いとしての極太幅タイヤの快適性を納得してもらった上で
タイヤを交換する場合は高くなるということや、駐輪機不可のデメリットといったことも説明することで説得力が増すように思える。
他には例えば、実際にあるかどうかは分からないが
安請け合いして通常扱いがないBMXをカタログだけで取り寄せてジャイロブレーキも取り付けず
ノーブレーキで提供するような店は問題だろうと思う。
▼3輪自転車や電動のシニアカーの場合
但し、通常の2輪の自転車からの乗り換えで
今回のような高価になるシニアカーや、違いも分からずに3輪自転車を検討してしまう場合は
「全く性質が違う乗り物」として「試乗せずに注文」ということは絶対に避けてほしいと思う。
「必要」か「不必要」か。「十分」か「不十分」か。
直接「これがいい」という考えではなくても「実際に乗って不安の解消に役立った」ということでも
「試乗できることへの意義を見出せた」ことに他ならない。
そして、メーカーが「試乗車」を用意できるというのは相当な強み。
「試乗車として期間を定めて貸し出しはできない。全て店で買い取って試乗車にしたければ勝手にしろ」
という考えのメーカーはあまり売る気がないのか?という気さえする。
地域性を加味したモニターをさせることで商品開発自体への参考になると思うが、
「そんな必要はない。綺麗な舗装路や実験装置の上でテストさえしていればそれでいい」として
「実使用上を想定しない」というのはどうだろうかと。
例えば、白サイドのタイヤを安易に採用するようなことも
「小手先の見た目だけ飾れていればそれでいい」という考えが透けて見える。
日常使用での長期耐久性テストをしているのであれば選ぶはずもないと思えるのだが・・・。
最終更新:2025年02月16日 16:54