外装ボスフリー(6,7速)

最終更新日:2023.10.15 ★ボスフリーのスポークプロテクターは【黒色】を強く推奨します
▲安物の透明板を使う理由は恐らく「業界都合」

2022.8.7 ◆ボスハブの問題点(最下部)

2021.9.19 ●密かにカセット6速(5速化も可)存在するようだ(※但しハブだけで約2万円)
2020.12.27 ページ分割
2020.07.26 ●【防錆型7速用】「MF-TZ510-7 (14-28T)」:ボスフリー
2020.07.26 ●【防錆型7速用】「MF-TZ510-7 (14-34T)」:ボスフリー
2020.07.26 ●【防錆型6速用】「MF-TZ510-6」 14-28T:ボスフリー
2020.03.08 ●【防錆型6速用】【MF-TZ500-6-A】[追記3.15]
2019.11.10 ●ボスフリーとカセットフリーの違い
2019.09.01 【廃盤】■MF-HG37(7速ボスフリー:銀色)、MF-TZ500-6品番変更、●シマノのボスフリーの今後の予想、他
2017.10.22 続報●ギヤ台の加工不良が原因の裁判(平成26年:2014年「外装6段、折りたたみ自転車」)
2016.12.25 ●[大阪]ギヤ台の加工不良が原因の裁判(平成26年:2014年「外装6段、折りたたみ自転車」)
2017.09.24 7速「●MF-TZ31(メガレンジ)・●MF-TZ21廃盤→MF-TZ500-7」
2017.09.24 6速●「MF-TZ30(メガレンジ)廃盤、●MF-TZ20→●MF-TZ500-6」
2015.02.21 ボスフリーからカセットスプロケへ変更するためのホイール案
2014.10.28 ■シマノ以外のボスフリーとシマノシフターの相性
2014.10.23 RH-IM10の互換性
2014.10.12 RH-IM10,RH-IM11の誤植説明など
2014.10.08 ボス・カセットの判別
2014.10.04 RH-IM10とRH-IM11、FH-IM70 修正と追加
2014.10.02 軸径の修正


★ボスフリーのスポークプロテクターは【黒色】を強く推奨します
▲安物の透明板を使う理由は恐らく「業界都合」
(※7速以上のカセットスプロケ用は別)

 ・「1台200円程度のコストダウン」
 ・「劣化のアピールで買い替え促進」
 ・「さっさと割れてもらうことで修理代稼ぎ」
など、メーカーや店にとっては「有難い部品」なのだろう。

個人的にはすぐ割れる透明板の時点で割り捨てて
シマノの黒色のボスフリー用スポークプロテクターを迷わず使う。

こんなたった300円ほどの物に陳腐な安物を使って早期劣化を目論むような
「情けない小細工」で修理に繋げて稼ぐより、
どうすれば多くの人達に「メンテ」を定着させることができるのかを
毎日必死に考えて試行錯誤するほうに時間を割きたい。

「業界の常識は(優良な)消費者にとっては非常識」という認識が必要。

◆スポークプロテクター
ameblo.jp/cycle-plus/entry-12188460358.html

MF-TZ500 スポークプロテクター 14-28T【Y1WJ98010】(ボス6速&ボス7速:28T用)
www.yodobashi.com/product/100000001007225664/
www.amazon.co.jp/dp/B07RBD6JJ6
www.monotaro.com/p/1311/3924/

MF-TZ500 スポークプロテクター 14-34T【Y1WJ98020】(ボス7速:34T用)
www.yodobashi.com/product/100000001008039566/
www.amazon.co.jp/dp/B082P2WL3B
www.monotaro.com/g/03742915/

※但し【部品代は安くても車輪取り外しなどが必須なので工賃は5000円程度を目安】

▼スプロケが錆びていれば丸ごと交換したほうが得

【防錆型6速用】「MF-TZ510-6」14-28T:ボスフリー
約1800円(MF-TZ510-6★スポークプロテクター付)品番:EMFTZ5106428CP
www.cycle-yoshida.com/pc/syousai.php?MODE=0&SYOCODE=00649390

【防錆型7速用】「MF-TZ510-7 (14-28T)」:ボスフリー
約2000円 (MF-TZ500-7-CP★スポークプロテクター付) 品番:EMFTZ5007428CP
www.cycle-yoshida.com/pc/syousai.php?MODE=0&SYOCODE=00649387

【防錆型7速用】「MF-TZ510-7 (14-34T)」:ボスフリー
約2200円 (MF-TZ500-7-CP★スポークプロテクター付) 品番:EMFTZ5007434CP
www.cycle-yoshida.com/pc/syousai.php?MODE=0&SYOCODE=00649389

※チェーンの同時交換もオススメ。クランクのチェーンリング歯も摩耗劣化していれば交換推奨。

▲非防錆型▲スポークプロテクターなしは各200円ほど安いですが
▲たった200円をケチるようなセコさ」は捨てましょう。
(※非防錆型しか在庫してないような店での補修は、商品知識も乏しく、
早期劣化を目論んでいる恐れが強いため出来るだけ避けましょう)



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◆外装変速:ボスフリー「6速(6段)」「7速(7段)」

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◆「ボスフリーとは」自転車の後輪スプロケ複数組の名称

(別名:マルチプルフリーホイール)
昔はスポーツ自転車でもボスフリーだったが1980年代頃からは徐々に減り消えたようで、
現在では安物自転車の象徴とされ、「ルック車(スポーツ自転車もどき)」の分かりやすい目安にもなっている。
搭載車種の値段的にもボスフリーの自転車の主な用途は街乗り(近郊)のため、
数十キロ以上の走行も当たり前のスポーツ自転車とは耐久性等も含め、同じ分類として捉えることは避けたい。

対照的に、少なくとも実売で本体価格5万円以上の自転車では「カセットスプロケ」が搭載されていることが当然のため、
「品質を期待できる自転車」の参考になる。


▼【基本】後輪側が7段(歯数が7枚)の場合、「ボスフリー」「カセットスプロケ」両方が存在。


●ボスフリー・カセットの見分け方

8速=基本カセット。ボスもシマノ以外で単体販売もあるが、ボスで枚数を増やしてもさほどメリットはない。
7速=両方ある。見分けるにはスプロケット(MF=ボスフリー、CS=カセット)やハブの型番から推測。
性能表の詳細を載せていないようなものも9割ボスフリーと見ていいだろう。
カセットが採用されているケースは少ないのでしっかり確認すること。
6速=シマノ現行品ではボスフリーのみ。後ろのギアの枚数が6枚。

●密かにカセット6速(5速化も可)存在するようだ(※但しハブだけで約2万円)

cyclesgrandbois.com/SHOP/gb_lfqr_R120126.html
絶対に昔の自転車のように6速か5速のカセットが使いたい人でもない限り
生活用途としては、あまりにも実用性が無さすぎる代物。

外装変速でチェーンラインを気にして段数が少ないほうが良いという人はいないだろうし、
(そんな人は内装変速かシングルスピードを選べばいいだけ)
現在の状況下では欠品問題はあるものの、基本的にシマノの7速や8速を使ったほうが安いし段数も多くて選びやすい。


●ボスフリーとカセットフリーの違い

www.riteway-jp.com/itemblog/カテゴリー-14425/2017/11/_kamata
カセットハブの方が幅が広いことが分かります。
つまり、玉押しの幅が違う=体重を支える幅が違う
ということになります。
この幅が広い方が、重量をより安定して支えることができます。
よりハードなライディングを考えた時には安定するのカセットハブに軍配が上がりそうです。
消えたシマノ旧FBの内容を補足するような形。
重い人などは特に「ボスフリー軸の車種を使うべきではない」と断言する。
それゆえに安易に安物自転車を買ってしまうと後悔することになるので、
外装自転車であればチェーンの耐久性も考慮し「後ろギアが8速(8枚)」を推奨。

●ボスフリーからカセットスプロケに変更する場合

(「★CS-HG41-7」「★CS-HG200-7」他)

●「FH-IM20」

FH-IM20ハブを使って手組みホイールを作ることをオススメ。
約1200円
エンド幅(OLD):134.7mm
軸の太さ:BC 3/8
軸の長さ:194,202mm
カセットスプロケ:7速用
◆ローラーブレーキ専用

●「FH-IM70」

si.shimano.com/#/en/EV/FH-IM70
カセットスプロケ+ローラーブレーキのハブといえば
「FH-IM70」軸径M10、軸長185mm。
たとえちょっとだとしても【フレームの軸受け部分を拡張するために削る必要があり】、
素人が下手に削ると取り返しがつかないことになりかねないのでオススメしない。

フレーム軸受けはJISによれば「M10」しかないようなのでM10軸でもそのまま使えるようだ。

◆FH-IM70は軸長185mm
「両立スタンド」「リアキャリアのステー」を共締め時に軸の長さが足りない場合
1:「適合する軸長を見つけて交換する」
2:両立スタンド(後輪軸共締め) → 「両立センタースタンド(加工が必要になる場合あり)」に変更
3:リアキャリアも取り付けない
それぞれ考えなければならないため、基本的には「FH-IM20」のほうが手軽。


■【軸径の互換性】は前輪側と後輪側で異なる

後輪の場合はさほど気にする必要はなさそうだ。
今まで軸径の違いで互換性を気にしていたが・・・
https://www.jisc.go.jp/app/jis/general/GnrJISSearch.html
JIS「D9301」60ページにある「フレーム体」(=後輪側)の
「つめ溝内幅」は「10mm」なので、
後ろハブの規格の「BC3/8(約9.5mm)・M10(10mm)」共に使える。
●主なボスフリー軸径・・・BC3/8=「約9.5mm」
●カセットフリー軸・・・M10=「10mm」

「JISをそのまま信じるのであれば」「リアハブについては」軸径を気にする必要はない。

但し、恐らくハブ軸共締めになっているリアキャリアは確実に取り外す必要があり、両足スタンドも外すことになる。
泥よけステーだけなら取り付けられるかもしれないが、その大きさも大丈夫なのかは分からない。
IM20に比べて良いハブなのだが、ちょっと敷居が高いハブという認識。
上位部品にするためには特に互換性は注意して理解しておかなければならない。


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■■■重要■■■

ボスフリーよりもカセットのほうが軸へのダメージは少ないので交換する価値があるが・・・
[シマノ解説]
www.facebook.com/media/set/?set=a.640787649313801.1073741847.466183956774172&type=1
↓内容の抜粋
★「ボスフリーは劣る」というニュアンスの説明
http://www60.atwiki.jp/longmemo2/pages/51.html#hub

「ボスフリー(マルチプルフリーホイール)」と「カセットスプロケット」に互換性はない」
標準ボスフリーからカセットスプロケを使いたいのであれば
「ハブ(車輪の中央部分)」を組み換える必要がある。
そして、カセットスプロケに換装する場合、フレームのリアエンド幅に互換性がなければならない。

他にも、軸径には注意が必要。3/8(約9.5mm)とスポーツ系の軸径M10(10mm)とは互換性がない
【※ボスフリーでもフレームエンド軸受けが10mmの場合は軸径を気にする必要なし】

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■シマノ以外のボスフリーとシマノシフターの相性

zitensyaya.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/miyata-931b.html
DNPではなくIRDのボスフリーに交換してみてもシマノとは相性が悪かったようだ。
いわゆる「社外品での動作保証はできない」というところか。


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外装変速:ボスフリー7速(7段)

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「7速」でも「安い外装変速自転車」にはボスフリーが非常によく使われている。

[廃盤]●MF-HG37 約2500円 [銀]
bike.shimano.com/ja-JP/product/component/tourney/MF-HG37.html
  (bz) 13-28T 13-15-17-19-21-24-28T  品番:AMFHG377328L

[廃盤]●MF-TZ31 約1400円 [茶]
  (--) 14-34T 14-16-18-20-22-24-34T 品番:EMFTZ317434T [メガレンジ]
(MF-TZ31-CP 約1500円 スポークプロテクター付 品番:AMFTZ31CP7434T )

後継●MF-TZ500-7 14-16-18-20-22-24-34T 品番:EMFTZ5007434
bike.shimano.com/ja-JP/product/component/tourney/MF-TZ500-7.html
(MF-TZ500-7-CP スポークプロテクター付) 品番:EMFTZ5007434CP
bike.shimano.com/ja-JP/product/component/tourney/MF-TZ500-7-CP.html

[廃盤]●MF-TZ21 約1200円 [茶]
  (--) 14-28T 14-16-18-20-22-24-28T 品番:EMFTZ217428T
(MF-TZ21-CP 約1300円 スポークプロテクター付 品番:AMFTZ21CP7428T )

後継●MF-TZ500-7 14-16-18-20-22-24-28T 品番:EMFTZ5007428
(MF-TZ500-7-CP スポークプロテクター付) 品番:EMFTZ5007428CP

●MF-TZ500-7 7Sマルチプルフリーホイールスプロケット
www.rinei-web.jp/product_detail/?cid=&pid=5603
歯数 : 14、16、18、20、22、24、28T
プロテクターなし

【防錆型7速用】「MF-TZ510-7 (14-28T)」:ボスフリー
bike.shimano.com/ja-JP/product/component/tourney/MF-TZ510-7.html
14-16-18-20-22-24-28T
※「耐腐食性」と分かりにくいがMF-TZ500-6-Aのような錆びにくい加工と思われる。

約1600円 → 約2200円
www.cycle-yoshida.com/pc/syousai.php?MODE=0&SYOCODE=00649387

【防錆型7速用】「MF-TZ510-7 (14-34T)」:ボスフリー
bike.shimano.com/ja-JP/product/component/tourney/MF-TZ510-7.html
14-16-18-20-22-24-34T
※「耐腐食性」と分かりにくいがMF-TZ500-6-Aのような錆びにくい加工と思われる。

約1600円 → 約2400円
www.cycle-yoshida.com/pc/syousai.php?MODE=0&SYOCODE=00649389

●ボスフリー7速

(シマノハブの場合)
「RH-IM10(太さ:B.C.3/8)」は恐らくエンド幅132.7(6S) /7S 134.7(6S)。
クロスバイクでは一般的に135mmのハブが使われているが、軸径が後輪ではM10。
「エンド幅が同じでも」FH-IM70のようにスポーツ系の軸径とは互換性がないことには注意が必要になる。

フレーム軸受けはJISによれば「M10」しかないようなのでM10軸でもそのまま使えるようだ。

▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
シマノ 【製品仕様 2015 ver1.2】の【86ページ】
RH-IM10、RH-IM11の誤植
●「RH-IM10」の色→×シルバーのみ──────○:シルバー、ブラック
●軸の太さ[両端]→→→×:M10─────────○:B.C.3/8
●軸の長さ→→→→→→△180のみ────────○:180,185,192,200mm
RH-IM10のエンド幅は不明
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
「改訂」
●エンド幅[IM11]→→→×:129.5(6S)/130(7S)─○:132.7(6S) /7S 134.7(6S)

si.shimano.com/#/en/EV/RH-IM11
www3.big.or.jp/~number-1/No.1_ShimanoRIIM11RP.html
6段用は右スリーブが「14mm」
7段用は右スリーブが「16mm」
この差で6と7速用ではエンド幅に2mmの差が出る=「6速では132.7mm」「7速では134.7mm」


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外装変速:ボスフリー6速(6段)

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現在6速はボスフリーのみ。こちらも安い外装変速に非常によく使われている。

▼ボスフリー(マルチプルフリーホイール)

[廃盤]●MF-TZ30 約1300円 [茶] [メガレンジ]
  (--) 14-34T 14-16-18-21-24-34T 品番:EMFTZ306434T

●MF-TZ20 約1100円 [茶]
  (--) 14-28T 14-16-18-21-24-28T 品番:EMFTZ206428T
(MF-TZ20-CP 約1200円 スポークプロテクター付 品番:AMFTZ20CP6428T)

後継●MF-TZ500-6 14-28T 14-16-18-21-24-28T 品番:EMFTZ5006428
bike.shimano.com/ja-JP/product/component/tourney/MF-TZ500-6.html
廃盤?(MF-TZ500-6-CP スポークプロテクター付)品番:AMFTZ5006A428CP

●MF-TZ500-6 6Sマルチプルフリーホイールスプロケット
www.rinei-web.jp/product_detail/?cid=&pid=5602
歯数 : 14、16、18、21、24、28T
プロテクターなし

【防錆型6速用】「MF-TZ510-6」14-28T:ボスフリー
bike.shimano.com/ja-JP/product/component/tourney/MF-TZ510-6.html
14-16-18-21-24-28T
※「耐腐食性」と分かりにくいがMF-TZ500-6-Aのような錆びにくい加工と思われる。
流通ルートの違い、工場の違い、細かい加工や処理の違いなどがあるのかもしれないが
全く同じという可能性もあり詳細不明。

(MF-TZ510-6 スポークプロテクター付)品番:EMFTZ5106428CP
www.rinei-web.jp/products/8058

約1300円 → 約1800円
www.cycle-yoshida.com/pc/syousai.php?MODE=0&SYOCODE=00649390

【防錆型6速用】「MF-TZ500-6-A」
twitter.com/noguchi_shokai/status/1174198498897616896
pbs.twimg.com/media/EEuXTebW4AAKQYz?format=jpg&name=orig
シマノさん展示会一推しの品がこちら。
3倍の防錆性を実現した6sボスフリー です。
品番末尾のAを忘れてご注文いただくといつも通りの茶色いのが届きますのでご注意ください
●プロテクターなしは【MF-TZ500-6-A】
●プロテクター付きは【MF-TZ500-6-A-CP】

noguchi1904.blog109.fc2.com/blog-entry-1038.html
(ブログにも掲載あり)

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※しかし、軸の弱いボスフリーの6速をわざわざ改修するよりは、
どうせホイールを外すのであれば、
「FH-IM20」を使う「手組ホイールを依頼(作成)し」、
「カセットスプロケ」に交換することを薦める。
デメリットとしてはローラーブレーキも別途購入が必要で、
現在がバンドブレーキであれば当分は音鳴き問題は解消されても
ブレーキフィーリングは劣る点。
後輪が元々キャリパーブレーキやVブレーキであれば問題なく
ローラーブレーキは使わずに換装できる。(追加ワッシャー厚での調整は必要)
ブレーキレバーやケーブル類もシマノ製品に統一し、
米式チューブ・良質タイヤ・コットンリムテープまで交換という選択肢もあり。
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▼販売店

シマノ MF-TZ500-6A-CP ボスフリー
14-28T プロテクター付 (X1718) AMFTZ5006A428CP
item.rakuten.co.jp/auc-ad-cycle/shimano-amftz5006a428cp/

シマノ ターニー MF-TZ500-6A ボスフリー
14-28T (X1717) AMFTZ5006A428
item.rakuten.co.jp/auc-ad-cycle/shimano-amftz5006a428/

▼搭載している自転車

※塩野自転車「フィフスアベニュー」(2020版)には
MF-TZ500-6-A搭載を明記。
shiono-bic.co.jp/


●MF-TZ30(6速のメガレンジ)廃盤

恐らくスポーツ車もどきの激安自転車に当たり前のように付けられているため、
通販で買ってロクにメンテも調整もしないでチェーン外れのクレームが多かったと予想される。
だったら無くしてしまおうというのは真っ当な判断だろう。
(ボスフリー6→7になったところで大差ないが)メガレンジが欲しいなら「最低でもボスフリー7速をどうぞ」という。
(正直、下限の値段が上がろうが軸の弱い欠点のあるボスフリー自体をいい加減無くして欲しいくらいだが・・・)




■シマノハブとしては

【中国向けになった後軸】「RH-IM10(太さ:B.C.3/8)」、
【日本向けの一般的な後軸】「RH-IM11(太さ:B.C.3/8)」がある。
www3.big.or.jp/~number-1/No.1_ShimanoRIIM11RP.html
この展開図を見ると軸の太さはB.C.7/16で長さ色々だが、
シマノ公式の展開図で確認すると
si.shimano.com/#/en/EV/RH-IM11
「右玉押しナット」がB.C.7/16だが
「左右端のロックナット」部分はB.C.3/8なので互換性に問題なし。


■「自転車の特殊なねじ」

www.hozan.co.jp/mechanic/mechanical_advice/repair_help/page6.html
(【一般的な前軸】はBC 5/16)
上の[シマノ解説]にもあるように、耐久性を重視すべきの一般車で使うのであれば、
とっくに廃れていいはずの規格のはずなのだが・・・なぜか未だに使われている。
荷物を多く積むような使い方の場合、
フレームエンド幅が135mm、元々使われていたハブ軸の太さがBC3/8であれば、
上記FH-IM20ハブを使って手組みホイールでカセット化するのも良い。
また、前3後6ボスフリーで18段を、前2後9カセットと誤解させようとしていているような記載には要注意。


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★ボスフリーからカセットに交換

【ホイール案】
街乗り向けの(後)3/8軸のOLD135mmのローラーブレーキ取り付け可能で
貴重なカセットスプロケ用のハブ「FH-IM20(36h)」(7速専用ハブ)。
具体的に自分や店に頼んで作成する場合に備えてリストアップ。
▼スプロケット━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
CS-HG41-7の銀色のメッキが個人的にはオススメだが、
CS-HG50-7も銀色のメッキのようなので組み合わせを選べて有利だが黒メッキも混在しているかもしれないので要確認。
CS-HG20-7のような色は安物ボスフリーと同じになってしまうので微妙。
▼ハブ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
FH-IM20は「36h」のみ。 ※36h=hole=穴
ハブ穴の数=通すスポークの本数の違い。
「28hはシマノ終了品」
快走したいので軽量化も兼ねて少なくしたいので28h・・・にしようにも終了品。
ハブ単体がどうしても欲しいならマークローザM7を買い
www.bscycle.co.jp/items/commuting/greenlabel/markrosa/#anc03
www.bscycle.co.jp/products/brands/MarkRosa/MRS07T2017/
後ハブだけボスフリーと交換し即売るよりは、全国の在庫持ってそうな店を徹底的に探す・・・くらいなら36hで妥協。
当然36本のほうが強くなるので耐荷重仕様と割り切って36h。
※フォーク交換するなら前輪もスポーツハブに交換可能。
▼リム━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
590=26インチWO=650Aであれば、せっかくなので「サンエクシードのシャイニーリムの36h」。
630=27インチWOから622=700Cリムに交換するとスポーツ系タイヤを選べて楽しめる。
※前輪も700C化する場合はキャリパーブレーキのアーチを伸ばすためダイヤコンペ900Aなどに交換する必要あり。
▼スポーク━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(一般車でも13番と言いつつ、ねじ部分が細い14番で実質13+14番スポークなので)
DT-SWISSの14番で十分。
「銀」か「黒」はお好みで。
予算を増やしても交換した感を出したいなら「黒」。
違和感の少なさと値段の安さで選ぶなら「銀」。
長さは店で頼めば切り揃えて貰える。(別々の長さを買い揃える店もあるが当然価格が増す)
自分で必要な長さを何十本組かで揃えるにしても使わない本数が無駄になり、
切ってねじ山を作る加工をするにしても工具がさらに必要になる。
▼ニップル━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
スポークとの組み合わせや相性を考え、
DT-SWISSの真鍮ニップル「銀」一択。
色剥げしにくいぶんカラーより僅かでも力をかけやすい効果も期待。
▼リムテープ・リムフラップ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
リムの内側の幅をメーカーに問い合わせるか実測し適正な幅のものを買う。
ダブルウォールリムであれば固いリムフラップがオススメ。
詳しくはリムテープのページ。
▼ローラーブレーキ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ブレーキ力をとるか、ブレーキ力よりも軽量化をとるか、
放熱性だけ強化するか、色々選ぶ余地がある。
▼チューブ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
リム交換で仏式穴専用になっている場合もあるので、その場合はチューブも仏式に交換。
▼タイヤ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
リム内幅に対し、細すぎず太すぎない幅のタイヤを選ぶ。
詳しくは★タイヤ解説ページ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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▲ボスフリーのままリムを強化
FH-IM11の32h+新発売のサンエクシード32hを組み合わせても・・・
元のボスハブそのものが弱いのに。更にスポーク本数を減らすことは最適とは思えない。
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●シマノのボスフリーの今後の予想

ジワジワとボスフリーのラインナップが削られてきている。
次は6速から消えたように7速からもメガレンジが消え、あまり意味がない7速ボスが消え、
6速ボスも消えれば、その代わりとして割高になるシマノ外メーカーを選ぶとは思えないので
いずれ安物自転車から外装変速自体がラインナップから消え
最終的に安物自転車は「変速なし(シングルスピード)」だけがラインナップされるのだろう。
(コピー粗悪品はさすがに止めてもらいたい)

そして外装変速の下限が「カセットスプロケの7速」ということになり
素人騙しの2万円以下のような販売価格設定ができなくなることで
少しは「メンテの必然性」に気付くユーザーが増えることに期待したい。
音鳴き上等のバンドブレーキも消え「ローラーブレーキ」
もしくは「リムブレーキ(キャリパー[サイドプル]やV)」に集約されるのも利点。


続報●ギヤ台の加工不良が原因の裁判(平成26年:2014年「外装6段、折りたたみ自転車」)

(折りたたみ自転車ではあるが、折りたたみ機構は無関係)
(「サイクルベースあさひ(CBあさひ)」ではなく「アサヒサイクル」の車種での事故)

www.sankei.com/west/news/171016/wst1710160066-n1.html
結局シマノ側が責任をとって和解金を支払うことで決着したようだ。

ギア部分のネジなのでボスのギア歯側ということか。

いっそシマノがこれを機に
「安物自転車にロクに使いもしない外装ギアなんて付けずに、シングル(変速なし)か内装ハブだけ使え」という意志表示として
ハブもギア歯もボスフリー自体の生産をやめてあげたほうが結果的に諸々救われるような。
いや、生産は続けるが価格を10倍にするとかでも良いかも。

 ・安物自転車からボスフリー外装変速が消える
   ↓
 ・カセットハブをコスト高の理由から敬遠し、安物至上主義メーカーから外装変速の車種が消える
    ↓
 ・必然的に内装3段でもコスト高とすれば、ほぼ安物自転車はシングルだけになる
    ↓
 ・重いギアでガシガシ漕いでもあまり進まず速度を出しにくくなる

その前にシマノ以外のよくわからないメーカーのボスフリーが増えて
どれだけ製品起因の事故が起きれば規制・制限されるかチキンレースへ突入するだけか・・・


●ギヤ台の加工不良が原因の裁判(平成26年:2014年「外装6段、折りたたみ自転車」)

●その自転車は安全?(国産の概念・BAAなど)

cyclist.sanspo.com/311890
www.sankei.com/west/news/170127/wst1701270003-n1.html
国内メーカー製品もメイド・イン・チャイナ?
(過去5年間の493件の報告のあった事故から)
原因を詳しく見ると、溶接や接合の不良、強度不足などで走行中に部品が破損したケースが66件で最多。
組み立て段階でハンドルやチェーン、ペダルがしっかり固定されていない締め付け不足も目立った。
モーターの電流制御に異常が発生し、急発進したり、バッテリー制御部から発煙したりといった
電動アシスト自転車特有のものもあった。
●国産という概念
前提として
 ・「国内メーカー製品」は国内で組み立てているとは限らない。
 ・「フレームは海外製」のものを「国内組立」している場合と、
 ・「フレームは国産」のものを「国内組立」している違いもある。
「国産を謳ってもいいことになるトリック」については
食料品でも日常茶飯事として使われているようなので注意しておきたいところ。

つまり、未だに勘違いが後を絶えない「国産」という概念が、
「よくわからない中国メーカー産ではない国内メーカー産であれば安心という」感覚で言っているとすれば、
正確に把握しているとは言い難い。

現行製品で一般車の場合、(過去に国内製造されたパーツを流用しているか、
特注で自作や発注しているかもしれない例を除いて)
海外製造のパーツに関しては99.9%と言っていいほど使われているため、
「全て純国産」というものは「実質的に存在しない」と言える。
フレームを製造し、パーツも国内で組み立てているものですら
一般車のカテゴリで言えばパナのシナモンJP等の極一部のみで、
あとは海外製造されたものを「国内組立」していることを売りにしているメーカー(輸入販売代理店)があるくらいで、
他はほぼ8割9割は中国で製造/組立されたものを輸入しているに過ぎない。
●BAAについて
今回の外6折りたたみ自転車にBAAマークがあったかどうかは分からないが、
後継の「グラマラス206(OAJ206) 43000円+税」(実売は2.7万円)
www.yodobashi.com/p/pd/100000001002987939/
を見ると少なくとも「BAAマークは存在しない」
(倒れてブレーキレバーが折れたというレビューもあるが、再現性のある状況かどうかなど詳細は不明)
しかし、BAAに関しては
「自転車のような形をしているだけの実質的に乗り物未満の安物粗悪品」との
差別化を図る意味での「1つの判断材料」でしかなく、
「BAAマークが付いているから安心」というのは過剰な期待。
スポーツ自転車にはSBAAというマークもあるが、
主要なスポーツ自転車にはそんなものはついていない。
では、速度を出して走ることが前提にも関わらず、そういった自転車が危険なのかといえば、
製品そのものが原因で事故が頻発しているとはいえない状況というのも、
頻繁に空気を入れなければならない仏式の細いタイヤをはじめとして、
「(組み付けが正常だったとして)そもそも(実売)価格的に買って2日で壊れるようものを提供していない」
「プロ用としては1シーズンくらいで買い替える」とか、
「丁寧にメンテナンスをすることが前提」になっているからというのもある。

「店での最終組み立ての差」も然ることながら、
「定期点検や道交法など、ユーザーによる日常的な扱い方」が誤っていれば
いくら製品そのものが良くても事故を防げるというものでもないことを絶対に忘れてはならない。
●実売価格
しかし、今回の件でいえばハブの検品体制が甘かったことになるが、
型式「OAH206」で調べると定価は約4.5万円でも、
実売価格としては2.3万円に出来るような商品ということもあり、国内メーカーといえども
「不具合が出なければなんとなく使える程度」にならざるを得なかったのもあるのだろうか。
www.yodobashi.com/p/pd/100000001002110826/
www.amazon.co.jp/dp/B00IK9MUEC
届いた商品に付属の説明書に体重65kg以内の人に合わせて強度設計しているとの記載があり、
70Kgの私としては、大変不安になった。
こうした安全に関係するような重要事項がAmazonの商品ページのどこにも記載がないのは、いかがなものかと思ってしまいます。
JIS規格で設定されている基本体重設計は65kgなのでこの数値そのものが特殊ということでもない。
●やや無関係ながらボスフリーについて
今回の問題はボスフリーの軸そのものというよりは「ねじ部分」だったとしても、
「似非スポーツ自転車・安値自転車」の象徴のような外装6段(ボスフリー)ハブそのものを
業界を挙げていい加減根絶するように動いたほうがいいような気もする。
若干のコストアップになったとしても最低限「外装7段のカセットハブ」を使えば
今回のようなことにはならなかったかもしれない。
いや、外装7段カセットハブだったとしてもスプロケ(ギア歯)もハブも
信頼性の低そうなメーカー品を使うようなら同じか・・・。
そう考えると、
一般車系統では、よくわからないメーカーのものが混じってしまう「外装変速」や「シングル(変速なし)」よりも、
比較的高価とされる価格帯で「内装ハブ」が重宝されているのは
「ある程度の性能」を約束できるものが「シマノ」以外にない(高額なヌビンチ等を除く)からこそ、
信頼性から選ばれているということになるのだろう。
●事故は予見できたかどうか
しかし、事故を受けて「検品や工場での組み付け工程の改善を図った」ことからも、
個人レベルであれば尚更、価格や納車前整備やメンテナンスといった部分で事故を予見できたかどうか。
10年以上経過してようやく不具合を公にしたと思われるようなシングルハブでも
ようやく(申し出があって、且つ不具合が認められる場合は)交換に応じるようになったことからも
例えばタイヤの質の低さで代表格のようなものとか、カゴが安物ワイヤーカゴだったりするような
「明らかに質が良いものとは言えない」ということであれば文句はつけやすくても、
「個々の部品の工場内での検品・組み付け」や「不具合を放置」しているような問題は相当難しい気もする。
消費者1人1人に対して「全て把握しろ」というのは
完成車メーカーも把握しているとは限らないため難しいとしか言いようがない。
▼改めて切り分けると・・・
「(実売価格はともかく、メーカー希望小売価格としては)安物自転車ではない」ため「値段が安かったから」とは言いにくい、
「比較的老舗の国内メーカーの製品のため、新興メーカーの杜撰な管理でもない」
「折りたたみ自転車でも、折りたたみが直接的な原因ではない」
「ネジ部分の組み付けの問題だったため、ボスフリーではなくカセットであれば防げた」というのも無理がある、
「(買って2日後のため)定期メンテナンスを怠っていたせい」でもない。

購入した場所については分からないのが気がかりなところだが、
変速時に「トップギアに変更してペダルを踏んだ際に空転が起きた」とあるが、
「ギヤ台の加工不良」による事故を直接防ぐことができたかもしれない対策としては、
納車前の整備で「立ち漕ぎでも試してギアのネジ部分が緩むかどうか確認していたかどうか」ということになるとして、
変速テストは当然としても、「試し乗りをして力をかけること」が普通の整備の範疇になるのだろうか?
2,3回力をかけたところで再現されなかった可能性もある。
●販売店について
やはり今回も販売店の存在が一切出てきていないことからも店舗責任に関しては「不問」ということになる。
個人店もネットショップでも小規模店であれば、そもそもその時点で廃業をせざるを得ないどころか、
高額な賠償責任を負ったところで民事で支払うのかどうかという点で、例え裁判を起こしても訴えた側が
結果的に「社会的な責任として泡沫な店舗を1つ消すだけでさほど利がない」ということにもなるのだから、
より大きな相手に対して責任を求めるというのは自然の流れか。
無論、大型店舗であれば必ず安心というわけでもない。
むしろ経験の浅い者が整備することで雑になるという可能性も高い。
▼「結論」として身も蓋もないことを言ってしまえば、
交通ルールをいくら守っていても防げない巻き込まれ事故が起こるように
製品に関しても「絶対安心」はありえない。
その上で、
目安として
「相対的に見て粗悪品ではないパーツの組み合わせかどうか」
「パーツの集合体である乗り物として適切な価格かどうか」
「信頼できる店かどうか」といったものを
厳選することで
「リスクを減らすことは可能」という案内になる。


◆ボスハブの問題点

※上記のライトウェイ解説の「●ボスフリーとカセットフリーの違い」の確認もオススメします。

www.interq.or.jp/jupiter/ktbk37/BOSUHAB.htm
当初、MTBにボスハブを使用していたが、
かなり丈夫なハブシャフトを使用していたにもかかわらず、
1年もすればボスフリーギア側で曲がってしまった為に
お客さんのと自分のを、何度かシャフトだけ交換したものだ。

激しい乗り方をするとボスハブではフリーの奥にボールベアリングの玉当たりがあるために、
物理的に長期間、正常な状態で使用できない。

それではフリ-ハブはどうかというと、
ボスハブと同様にギア(スプロケットという)取付部奥に
ボールベアリングと玉当たりがあり、
更に、自転車のフレームエンド(車輪を固定する箇所)真近くにも
同様のボールと玉当たりがあり、支えられているために、容易にハブシャフトが歪みにくい。

プロの競技車であれば破損すれば予備ホイール交換するので、
「1レースでの耐久性の観点」では、
あまり意味はなかったからこそ「軽量化」を売りにしていたのだろうか。

趣味の「ホビーレーサー」であれば、プロほど激しく負荷がかかるような乗り方はせず
怪我や破損しないように気をつけて乗るからこそ、
昔はボスフリーでも問題ないという認識だったのかもしれない。

「実用車」は外装変速ではなく変速なしだったろうし、
外装変速が一般車に使われるようになってからも、
現在でも多く使われているが、
◆「荷物や体重が軽く、空気圧管理がある程度できていて段差では抜重するような使い方」であれば
問題とされないとしても、
一方で、
▲多くの無知なユーザーは問題が発生していても「気付いていない」か
「軸が少々曲がっていてもひび割れていても走れるから気にしない」
という無頓着な人達が多いとも考えられることは
「パンクの原因が空気圧管理不足7割」というデータや
「錆だらけのチェーン」が何よりの証拠と言える。

●懐古主義でオールドパーツのボスフリーが絶対という信条から、
擁護したくなる人がいるかもしれないが、
cyclesgrandbois.com/SHOP/gb_lfqr_R120126.html
(グランボア ハブ LFQR リア 5・6速用 ハブのみ:約2万円)
ランドナー系ショップでも「カセット6速(5速も可)」を売っているほどなので、
カセット化で良いのでは・・・。

●一般車ユーザーであれば、
「体重が65kg未満で、使用距離が短く、扱いが余程(無意識レベルで)丁寧なだけ」とか、
やはり「異変に気付いていないだけ」と思われる。

そもそも7速カセットフリー(ハブ/スプロケ)への移行で数万円も値上がりするわけでもないので、
こういう値上がりの時期に合わせて、
シマノ側でボスフリーの値段を5倍ほどに跳ね上げて、
代わりにカセットフリー7速を微増程度の価格にすることで、
半強制的に移行すればいいだけに思えるが・・・。

安物自転車にシマノではないボスフリーに急遽入れ替えられて
シェアを奪われることを懸念しているのだろうとは思うが
問題だらけの英式バルブ規格にしても言えるが、いい加減移行すべきではないのだろうか。

一応、錆対策で防錆処理のボスフリーは新発売しているが・・・
現在の一般車のボスフリー搭載車は、ほぼ「値段重視」の車種だらけで性能なんて2の次3の次が当たり前。
そんな「防錆」ボスフリーを丁寧に使っているメーカーは少なく、
(さっさと錆びさせてボロボロにしてくれないと自転車本体が売れずに売上が下がるという思惑)

安物自転車にシマノ製品を取り付けることのほうが(KENDA「コスモス」のように)
「結果的に悪評を集めてしまいブランドイメージの低下に繋がる要因」になってしまうような。

上記の裁判の件があっても、今や「FBの一般車ユーザー向けの情報は皆無に等しく、
一般ユーザー向けのサイト情報は酷く簡素で、まともに更新していない状態」でもあるのだから、
entry-parts.shimano.co.jp/tsugaku/
尚更「割り切った対策」に乗り出して欲しいと思う。

つまり、一般車用は「安物自転車用パーツとは完全に決別」し
「シマノとしては無頓着ユーザー向けとしては内装変速」を主軸として、
対照的に、
「メンテをすることが前提のユーザー向け」としては、
S型フレームのクロスバイク系系統も含めた「コミューター」用に
カセットフリー7速を下限にすることを既定路線にすることが重要と考える。

本当は、「BR-IM31-Rローラーブレーキ」の「純正ブレーキレバー:BL-C6000」すら廃盤にしたのであれば、
ついでに「BR-IM31-Rローラーブレーキ」まで完全終了で、
「メンテ頻度を上げてもらう目的も兼ねて」製造効率を上げる意味でも、
海外同様のベルクランク式内3ハブと3000,6000系ローラーブレーキにすべきとは思うが、
「一切整備しない前提」ではインナーケーブルクイックリリース型は厳しい。
最終更新:2023年10月15日 13:54