最終更新日:2020.12.20 ▲タイヤとチューブを新品に交換していても・・・
7.12 ◆バーストの原因アレコレ
6.14
★パンク修理(予防)とは「原因」を取り除くこと
2019.12.1 ●ブレーキシューの位置が問題でパンク
11.17 ●バルブ軸ごと消失
10.13 ●酷い修理例「雑なリムテープ処理」
9.15 ●パンク原因を取り除けず再パンク修理
5.12 ●パッチ貼り修理の限界
2.17 ●リム打ちパンクが1か所というケース
2018.12.30 ●パンク魔対策
11.25 ●パンクしたまま放置すると起こるデメリット
10.07 ●空気圧不足でバルブ軸の破損
8.12 ●パンクを放置して使うとこうなる一例
7.29 ●暑さに耐えきれずパンク?
7.22 ●チューブの裂けは補修ではなく交換が望ましい
7.8 ●タイヤのビードワイヤー露出
6.17 ●パンクの原因と対処
(追記2018.3.4)●HE系に多いニップルパンク?
1.14 ▼パンクではないケース(バルブ部分の緩み)、●パンク修理は早めにしないと高額修理になりかねない
2017.12.3 ●要チューブ交換の事例達、●HE系に多いニップルパンク?
11.26 ●パンクしたまま走行するとチューブ交換になる
11.19 ●チューブの劣化、●3年で交換になったチューブ
11.12 ●チューブに無数の穴が開いてしまった場合
9.3 ●パッチ貼り修理のほうが得とは限らない
7.30 ●パッチが貼りつかない粗悪チューブ
6.11 ●リム内側の側面の荒れが原因でパンク
6.4 ●スネークバイト、●パンクしたまま走行すると修理費が増える
5.7 ●パンクではない事例
2.5 ●空気圧不足→チューブが摩耗で削れてしまう→パンク
1.29 ●パンク修理後の再パンク(チューブの弱り)
2016.12.11 ●不具合時の保証について
12.4 ●パンクしたまま走ると・・・、●空気圧不足がパンク原因の約6割
11.27 ●空気が少なければパンクを引き起こす
11.20 ●チューブの製造不良が疑われるケース(KENDA)
11.13 ●ニップルの不良
10.9 ●チューブ巻き、●修理後に虫ゴム付近から空気漏れ?
10.2 ●空気圧不足→チューブねじれ→バルブベース剥離
9.18 ●パンクを防ぐということは原因を知るということ
11 ●廃チューブで作るバルブ付近のパンク予防ゴム板
9.4 ●工賃表の一例とパンクに関する内容など様々、 ●パンク修理方針の違い
8.14 ●それはパンクではないかもしれない
〃 ●自転車のパンク、7割は防げる? もっと注目したい「空気入れ」の重要性
〃 ●「確実性を重視」か「節約重視」か、●チューブの製造不良が疑われるケース
8.7 ●ロードサービス付きの保険
7.3 ●無習慣で繰り返すパンク
5.29 ●ポンプは室内置きでも錆びることがある
〃 ●パンクではなく空気入れに原因があったと思われるケース(修理剤ページから移動)
5.22 ポンプの故障
5.15 ●ステンレスのリムの処理不足、●タイヤ内のワイヤーが突出して起きたパンク
4.24
パンク修理剤(予防剤)関連を
移動
3.27 ●修理の前に予防するという考え方、●安全ではなくても「大丈夫だと思いたい」だけ?
2.28 ●パンク修理3年後にチューブの亀裂?
2.21 ●環境によりパンクを繰り返す、他
2.14
単独ページに移動
──────────
2015.10.31 ●謎チューブの製造不良?
2015.02.28 ▲謎チューブの末路
■パンク修理関連━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
最初に書いておくべき内容として
パンク予防剤・防止剤・修理剤・ストッパーは使わないほうがいい。
◆空気漏れがあってもパンクではないケース
英式バルブの場合、虫ゴムを交換するだけで空気漏れが収まるケースがある。
米式・仏式はバルブコアが緩んでいれば増し締め、
劣化してれば(交換できるタイプであれば)バルブコア交換。
▼パンクではないケース(ねじの緩みとポンプの故障)
(キャップの真下にある)ナットが緩んでいただけだったり、ポンプが故障していてもパンクと勘違いされるケースもある。
▼パンクではないケース(バルブ部分の緩み)
仏式+英式アダプター使用でネジの緩みが発生することもあるが、
他にも・・・それぞれの緩みで空気漏れが発生する。
●英式:(空気入れ口のキャップを外したすぐ下の)トップナット部分
●米式:筒内部にあるバルブコア
●仏式:筒内部にあるバルブコア
●英式→米式(エアチェックアダプター):外筒部分と内部の米式バルブコア
※変換アダプターで言えば他にも「米→英、米→仏、仏→米」でも同様のケースは考えられる。
コア部分の劣化ではなく、
あまりにも基本的なことなので逆に見落とされがちになるが、
パンク修理の前にまず確認をしたほうが良いと言える。
▲タイヤとチューブを新品に交換していても・・・
blog.goo.ne.jp/kino55crazy55/e/dbb9e3fbf3128bbfd0f068428ce5cb60
▲「英式チューブ」
虫ゴムをMPプランジャー等に交換しているかどうか不明なので、
作業者が規定圧まで充填していてもそれが正しいのか分からず。
【対策】米式チューブを推奨。最低でも英式チューブに「ACA-2」で米式化。
※どうしても英式でなければならない場合でもMPプランジャー等への交換は必須。
所有者が空気圧計付ポンプを使用しているのかどうかも分からないが、
ひび割れの状態から「過剰充填の末路」のようにも見える。
所有者が2週間ごとに充填するという習慣付けは出来ていたという話でも、
▲「適正空気圧」を維持できていなければ無意味。
【対策】空気圧計付きポンプ、または米式であれば米式用空気圧計(筒型ヘッドを強く推奨)を使用。
「▲英式虫ゴム」+「▲空気圧計なしポンプ」しかも「厚みのあるタイヤ」で
季節問わず"毎回"適正空気圧に調整ができるなら、それはもはや常人ではない。
▲屋外駐輪であれば「カバー」で紫外線防止していたかどうかも分からないが、
カバーについても言及なし。
交差点飛び出し事故に遭い、自転車を新調・修理しても、
「"徐行や一時停止を遵守する"という理解と実践が伴わなければ、また事故に遭うでしょうね」
としか言えないように、
「継続的な問題や原因を絶たなければ」不具合は再発する。
せっかくの良い車種でも、管理・使用方法が適正でなければ、
「早期劣化」に見舞われ、修理費用が多く必要になったとしても自業自得。
◆バーストの原因アレコレ
(1)チューブの噛み込み
典型的なパンク修理ミスであり「バースト=噛み込み」と言ってもいいほど初心者が1回は通る道。
しかし「プロなら絶対にミスなんてしない」ということもなく、うっかりミスはあり得る話。
(2)不適切な空気圧
可能性:大:英式虫ゴム+「タイヤ触診判断」で"過剰"充填。
(※機械ではない人間の触診感覚が必ず正しいとは限らない)
可能性:中:米式化済でも「ポンプが故障していて空気圧計に異常があるケース」。
可能性:小:夏場であればチューブ内圧も上昇しやすい。
(3)リムの異常
子供乗せであれば6歳以上や過体重なのに、(英式虫ゴムの影響もあって)低い空気圧、
もしくは元々空気入れ習慣がないので空気充填なしで常用し続ける他、
その不適正な空気圧のまま電アシの場合特に変速も切り替えずパワーのある状態で
「減速せずに」段差に乗り上げ降りを繰り返すような、
「メーカーが想定しない使い方」をしていれば、
アルミリムだけでなく、頑丈なステンレスリムでも、
必然的に(判別しにくいレベルも含めて)リムへのダメージが蓄積する。
↓
◆具体的に言えば、
リムを断面図で見て「コの字型」が上から抑えられて内側または外側に歪んでいる場合、
タイヤの収まりが悪くなって外れやすくなってしまう可能性がある。
(4)タイヤの状態
個別の案件でタイヤ自体に製造エラーが発生する場合もないとは言えないが、
管理状態が悪く「ワイヤービードタイヤを歪めて保管していた」ような場合、
この場合もリムへの収まりが悪くなってチューブが飛び出し破裂し、
タイヤが外れるというケースも考えられる。
★パンク修理(予防)とは「原因」を取り除くこと
チューブやタイヤ・空気圧が適正(300kpa基準タイヤに300kpa充填)でも、
▼外的要因
1:「バルブが英式虫ゴム」([ACA-2]や米式チューブへの交換などを施していない)
2:「ポンプなどの空気圧計が壊れている」
▼内的要因
3:「タイヤ内の異物を取り除けていない」
4:「リムやニップルにバリがある」
5:「(シングルウォールリム)スポークが突出している箇所がある」
6:「リムテープが劣化している」
▼使用方法の問題
7:「(体重はJIS基準65kg以下でも)荷物が常に10kg以上」
8:「段差に対して"適度に減速せず"進む」
9:「階段や高い段差から降りるなど"通常想定しない"使い方」
10:「路面に異物パンクを起こすような物があっても避けない」
などの原因によってパンクは再発する。
■[空気圧]300kpa充填での段差パンクは考えにくい
「ファットバイクのような極太タイヤ」であれば、
悪路に対応するためにも、むしろ空気圧は減らして乗るのが当たり前。
反対に23cのような細タイヤロードバイクであれば「完全舗装路用途」がメインであり、
前提として「(歩道などの)段差を乗り越えて進む」ような使い方をしないのもあり、
さほど段差で跳ねることは考慮しないので700kpa以上のような高圧充填をするのが普通。
一方でママチャリのよくあるタイヤでは、
段差を乗り越える必要がある歩道を徐行走行することも珍しくないので
「300kpaのような低め設定」になっていることは必然とも言える。
そして、(ポンプの空気圧計やリムテープなどにも異常がない前提で)
米式化などで300kpaきっちり入れていれば、
高い段差から降りるような無茶な使い方をしない「普通に使っている限りは」
その可能性は限りなくゼロに近い。
なぜなら、「スネークバイトのようなリム打ちパンクが起きるのは」
「ママチャリ300kpa基準タイヤで200kpa未満のような低い空気圧のまま運用していることが前提」で起きるパンクのため。
■空気圧を高くする→段差で弾む→「操舵性が劣る」という状況も考慮すると、
300+50kpaほどの空気圧で調整するだけで十分に思える。
(さすがに空気圧が低すぎ&速度遅すぎでは、
確実に段差にハンドルをとられる状況になりかねないので限度はある)
▲そして、段差を減速もせずに進むような使い方をしていれば、
「通常起こるはずのない衝撃」が加わる。
そもそも、ママチャリで段差がある場所を走るということは、
主に「歩道を区切るための段差」が思いつくが、
それ以外でも「徐行せずに段差を乗り越えているようであれば根本的に間違い」
ということに気付かなければならない。
一時停止も徐行もせずに見通しの悪い交差点に突っ込んでおいて
「事故に遭ったのはおかしい」と言ってるようなもの。
「事故の原因を作っておいて自身の間違いを何ら疑わないようであれば」
アドバイスしようがない。
他にも、積雪や落下物など「障害物が常に多い環境」であれば、
尚更「避けやすい速度、衝撃を吸収するための低め(300kpa程度)の空気圧」のほうが適切と言える。
※というよりも・・・・1に上げているように、
まず「英式"虫ゴム"という欠陥構造品」を除去しない限り、
空気圧云々の話がほぼ無駄というのもあるので、
未だにMPプランジャーさえも全てのママチャリで標準化されていない上、
空気圧計を使う空気充填が当たり前になっていないのに、
「ママチャリタイヤの空気圧が云々」とあっても「順番を飛び越えた一歩先の話」。
●ブレーキシューの位置が問題でパンク
kamikawa-cycle.com/blog/9184
タイヤを徐々に削った考えられる原因として
(1)「店側による初期整備時の取り付け時」の位置調整不足
(2)「接触などでズレて位置がズレた」可能性
いずれにせよ「年1回」の定期点検を店に依頼し、
【店員が気付くことができれば】正しい位置に直すことで、
(常用空気圧に問題がなければ)タイヤを使いきることができたはず。
【定期メンテナンスの必要性】を理解できなければ、
【その無頓着への代償として】必要ではなかったタイヤ交換のお金がかかっても受け入れるしかない。
まともにメンテさえしていればネジ調整だけで済んだ可能性は高い。
しかし、ブレーキシュー自体もBAA規格品でも部品単価で500円ほどで買えるので
減り切る前に「安全重視のために」一緒に交換してしまったほうが良い。
ついでに、生命線となる「ブレーキインナーワイヤー」の交換もオススメ。
●バルブ軸ごと消失
star.ap.teacup.com/flatout/2478.html
間違いなく「チューブ交換」が必要。
折れている状態のようだが千切れ飛んでいるようにも見える。
慢性的な空気圧不足の末にチューブ折れ?でもないのだろうか、
角度的にタイヤ側面割れまで確認できない。
もし、タイヤまで影響があればタイヤも交換が必要になる。
●酷い修理例「雑なリムテープ処理」
cs-shinwa.sblo.jp/article/186648346.html
店か自分で修理した(つもり)か定かではないが、
原因を取り除けていないのであれば、それは修理(補修)とは言わない。
なぜパンクしたのか一目瞭然なのに、改善しない意味が分からない。
リムテープが何のために存在しているのか理解できていないのだろうか。
●パンクを放置して使うとこうなる一例
star.ap.teacup.com/flatout/2104.html
空気の抜けたチューブがタイヤに挟まっていたんでしょうね。
そのまま空気を入れたらチューブが破裂したそうです!!
●パンクしたまま放置すると起こるデメリット
star.ap.teacup.com/flatout/2192.html
パンクして放置すればチューブが破れたり削れ、
タイヤの側面が割れたり、ビード部部分の露出も起こる。
原因として最も多いのは空気圧が慢性的に過剰に低い状態が続くこと。
「習慣化」を身につけることがパンク予防の第一歩となる。
●パンク原因を取り除けず再パンク修理
blog.livedoor.jp/shokoucycle/archives/19279905.html
作業ミスをした店に持ち込んだところで
実際なくはない話として「修理直後でもパンクすることはありますから」
とでも言い放ち、当日でも非を認めようとしなさそう。
しかし、そうして地雷を仕込んでおけば
何度も修理に来て儲けることができるという仕組みが常態化すれば
少なくともその店には悪評が知れ渡って客寄り付かない・・・というわけでもないから
未だに悪質な店が減らないのだろう。
かといって作業保証を付けてしまうと、今度はそれに浸け込んで
次々と故障個所を増やされタダ働きさせられる詐欺被害を受けかねないだけに難しいか。
●パッチ貼り修理の限界
ameblo.jp/schonkm/entry-12458662556.html
基本的に1cmに達する裂けがある場合。
長期の保証は出来かねますとお話ししております。<(_ _)>
お客さんの空気管理などなど、不確定な要素も多いからですねぇ。
もちろん、了承して貰えれば修理してますよ。
何でもかんでもパッチ貼りで補修すればいいというものでもない。
他にも3か所以上でも穴があれば、
チューブ交換したほうが精神衛生上良いと言える。
新品へのパーツ交換も「修理」。
「その場しのぎ修理で結局は銭失い」が趣味であれば止めはしないが。
●パンクではない事例
cs-shinwa.sblo.jp/article/179625776.html
しばらく使っていない自転車に空気が入らないと修理に持ち込まれるが
「自然に空気が減ること自体を知らない」という人の話。
交通教育の一環として
「自転車のタイヤ(チューブ)内の空気は自然に減ります。」
「自転車のチューブには(基本的に)空気充填が必要です。」
と、一般生活常識として反復的に知ってもらう必要性があると思える。
しかし、むしろ知らないほうが多数派なのかもしれない。
習慣どころか、知っていて当然の知識が全くないような感覚では
バルブ形式の違いや標準3気圧(約300kpa)といった話が、
いかに周知まで程遠い道のりかということを思い知らされる。
●パンク修理は早めにしないと高額修理になりかねない
star.ap.teacup.com/flatout/1918.html
「パンクに気づいたら早めの修理を!」
このチューブ、パンクしたまましばらく走ってしまって、タイヤから飛び出していました。
こんな時チューブだけでなく、タイヤやタイヤがはまっているリムにも傷がついてしまうことがあります。
そうするとパンク修理で済むものが、タイヤ取替えやリムの取替!なんて大事につながってしまいます。
●パンクの原因と対処
補修でスーパーハード(折りたたみ)に交換
blog.goo.ne.jp/kino55crazy55/e/19c6deeb1c9a7e0bd42527e23f4bf336
タイヤ自体の評価としては
個人の自転車店が忌み嫌うであろうホームセンター系での扱いなので
自転車店のブログでは恐らく今後とも否定的な意見はあっても、好意的な意見は出てこないはず。
それ以前に純粋なパナレーサー品として
「カスタムタフ」や「スーパーハードタフネス」自体を自転車店ブログ等でもあまり見かけないのは
安値重視の店ではシンコーやミリオン、
メーカー取引ノルマ重視のために
BSやパナレーサー製でもパナソニックサイクル扱い品を売りたがる傾向が強いからだろうか。
修理店などでIRCも扱っているケースもあるが割合としてはそれほど多くはない印象。
▼破裂の原因としては
(いつ購入したものかは不明だが)昨今のタイヤ自体の質が極端に低いことも
もちろん可能性としてはある。
しかし、トレッド面のひび割れに関して言えば
チューブの削りカスが残っていないことから空気圧不足ではないとして、
(米式変換+空気圧計で空気圧をある程度正確に目視できるようになるとは知らないはずなので)
長距離を押して歩いてきたという体力から想定できるように
普段から力任せに空気を入れていた「空気の過剰充填」の可能性も捨てきれない。
▼リムテープはタイヤ・チューブ交換時にはセットで交換しておきたい
リムに入っているタイヤフラップも点検 ゴムが薄くなっている所には
テープタイプのフラップで補修しておきます
リムフラップ自体が全く高価なものでもないので、
通常はタイヤ交換時にセットで交換すべきものに思える。
貼り付けるテープタイプだけ補強も兼ねて2重巻きにしておけば十分。
(2重にすればズレるという話もあるが、
少なくとも(米式化後に)適正空気圧を維持できていれば問題が起こるとは考えにくい。
そもそもゴムフラップのほうが粘着テープタイプではないぶんズレやすいような)
●タイヤのビードワイヤー露出
タイヤ自体の製造不良の可能性がなくもないが、
最初から(もしくはチューブ補修したことがあればその時に)
タイヤとリムの間に挟まったまま走行し続けて常にタイヤの縁に負荷がかかっていて摩耗し、
破裂時にダメージが集中して裂傷に至ったと見るべきだろうか。
●スネークバイト
star.ap.teacup.com/flatout/1695.html
これも空気圧不足が原因
●要チューブ交換の事例達
blog.livedoor.jp/shokoucycle/archives/5577659.html
●チューブが内部で折りたたまれて折り目がついてしまったケース
●ニップル跡が残り内側が伸びてしまっているケース
●チューブを入れる時に捩じれたまま付けたケース
他には大きく裂けていたり、穴が3か所以上あるようなものも当然交換すべき状態。
●チューブの裂けは補修ではなく交換が望ましい
blog.livedoor.jp/shokoucycle/archives/10699139.html
刺さりものでの小さい穴であればパッチを貼れば空気圧が上がっても穴が広がるということは考えにくい一方で
「成形部に沿ってチューブ自体が裂けている」状態では、
パッチを貼っても空気圧が上がると内側の裂け目部分の広がりは止めきれないため、
チューブ交換をしなければ再び空気漏れが起こりやすい。
●パンクしたまま走行するとチューブ交換になる
www.facebook.com/cycling.ss.net/posts/1334703646641209
自転車がパンクして、走行してしまうと、タイヤの位置がずれてしまい
チューブの口金(空気入口)部分にダメージを受け、口金がチューブから取れてしまい、
チューブ交換が必要となります。パンクした自転車で走行しないようにして下さい。
基本中の基本なので忘れないようにしておきたい。
●パンクしたまま走行すると修理費が増える
star.ap.teacup.com/flatout/1697.html
パッチ貼りでのパンク修理ではなく、強制的にチューブ交換になる。
(慢性的な空気圧不足の状態でも同じようなことが起こる)
●チューブの劣化
【1】元々のチューブ自体が粗悪品または不良品
極端な安物チューブであれば「そういうものでしかない」が、
パナレーサーやシュワルベ等で「適切な空気圧で運用」していて「古い在庫品でなければ」
不良品かどうかの調査を依頼したほうが良いレベル。
【2】チューブ自体への見えないダメージが蓄積していた
この場合目で見て明らかにチューブの削りカスが残っているので分かりやすい。
一旦空気圧不足で使い続けてタイヤの内側と擦れていると、
「チューブ自体が薄くなる」ので、当然ながら穴が空きやすくなる。
●3年で交換になったチューブ
blog.livedoor.jp/shokoucycle/archives/5281200.html
きっちりと空気圧管理をおこなっていてもタイヤと同様チューブにも寿命がやってきます。
パンクも一回もしていませんし、チューブサイドにも傷は見当たりません。
ですが、チューブ内側がのびてしまい薄くなっています。
こうなると内側から自然にパンクする場合があるため交換が必要になります。
ちなみに下のチューブは子供乗せ電動自転車の後輪で使用3年のものです。
米式化もしくは定期的に信頼できる店で月1空気入れを依頼していたかどうかは定かではないものの、
ニップル凸跡からしてシングルウォールリムと思われるが
元々のリムテープ自体が薄く、更に経年で劣化していたというのも原因の1つと思われる。
●リム打ちパンクが1か所というケース
kamikawa-cycle.com/blog/8144
必ず2か所穴が開くとは言えないようだ。
タイヤ側面に書いてある数値を見て標準空気圧が300kpaであれば
(長距離ではなく体重65kg以内で真夏を除いて)毎月1回が目安。
エアチェックアダプターや米式チューブでしっかりと空気圧を確認しておきたい。
●チューブに無数の穴が開いてしまった場合
(状態が全く同じとは限らないが・・・)
wood-cycle.info/repair/kanazawashiekinichidekugigasasattecyu-bukoukan/
チューブ交換で対応することが最善。
修理後に早々に剥がれて不具合が出ればチューブ交換という対応方針とは思うものの、
基本的には多数の穴が開いた時点で「修理不能」と判断する店のほうが多い気はするのもあり、
結局のところ、チューブ交換がベストに思える。
但し「パンク修理を依頼しているのだからパッチ貼りでどうにか」という指定であれば
リスクを説明した上で対応するケースもあるのだろう。
●パッチ貼り修理のほうが得とは限らない
www.facebook.com/konanrescue/posts/1631514150205813
今回初めての後輪タイヤチューブ交換でした、もっと早くに交換していればパンク修理の回数も減ったと思いますよ
3年間で7回のパンク修理でした
チューブ交換と一緒にタイヤも同時交換を薦められていたとすれば
一般車の後輪であれば5000円くらいは必要。
チューブのみ交換でも後輪の取り外しに手間がかかることから2000~3000円だったとして、
パッチ貼りであれば1か所500円~高くても2000円くらいだろうか。
1回1か所の料金であればパッチ貼りのほうが得でも、
状態次第ではチューブ交換のほうが得になる。
明確に何個パッチを貼ればチューブ交換しなければならない基準はなくても、
通常は3個ほど貼った段階で4個目を貼るようなことであればチューブ交換をすべき。
特に空気圧不足で乗り続けてチューブが削れてボロボロになっているような状態であれば即チューブ交換。
そして、原因の切り分けとして、
【1】空気圧不足が原因であれば
【習慣化】を身に付けなければ、いくらチューブ交換をしても次回のパンクまでの期間が延びるだけでしかない。
【2】空気の入れすぎ・少なすぎで適正な空気圧を判断できないのであれば
【米式化】で目で見て空気圧を判断できるようにする。
【3】切り屑が多い場所であれば
タイヤのサイズがあればマラソンプラスや、IRCの「耐パンクタイヤ」を使うべきで、
あまりオススメはしないがノーパンクタイヤの選択肢もある。
【4】嫌がらせが多い地域であれば
駐輪場所を変更するとか、自転車自体を使わないのが得策だが、
近距離であればこちらもノーパンクタイヤという選択肢を選ばざるを得ないかもしれない。
●パンク魔対策
ameblo.jp/cycle-plus/entry-12428511527.html
「駐輪場ではない場所に停めているとパンクの被害に遭うことがある」が
全国的に普通にあるなら、路上の違法駐輪が減ること自体には
一定の効果があるのかもしれない。
私有地の場合は難しいとしても、
公道駐輪であれば「頻繁な撤去」を行政側に伝えるしかないのだろう。
同時に「公共駐輪場」についても考える必要がある。
「場所が分かりにくく、繁華街からは遠くて不便、狭すぎでいつも満車、料金が高い、取り出しにくい」
レール式であれば「リムが歪む」という被害をどうクリアするのかという問題も発生する。
「なぜその場所に停めるのか」を分析しなければ、根本的な違法駐輪の解決にはならない。
●パッチが貼りつかない粗悪チューブ
ameblo.jp/cycle-plus/entry-12295762583.html
今まで高確率でこのチューブが使用されていたのは「海外製スロットル機能付き電動自転車」
ところが、最近多くなったと感じるのは・・・・・・
・20インチ小径車です。
特に電動アシスト機能付きでなく、一般的な折り畳み自転車などですね
どこのメーカーの車種が必ず使用しているとは断定出来ませんが、比較的安価な自転車に多いです。
・安定の「〇ENDA」クオリティです。
コストを抑えて販売時の価格を下げるだけでなく、
修理でも(知っていても知らなくても黙って貼り付ければパッチが剥がれるので)
パンク修理不能にすることで、チューブ交換で儲けることができる業者には有利な仕組み。
「購入時に安かったから良いだろ?後で修理が高くなった?
今時安物買って十分な性能を期待できると思っていること自体がありえない」という姿勢が垣間見える。
粗悪な部品の選択でも安値で提供されていれば良しとする消費者に付け込んでいる形。
●リム内側の側面の荒れが原因でパンク
あまり使用中に傷が付くような場所のような気もしないので
購入して日が浅ければ車輪ごとメーカー送りにすべき内容に思える。
荒れは耐水ペーパーで整えるのが一般的だろうか。
◆(虫ゴムなどのコア以外が原因の)1日で空気が抜けている=パンク
すぐに空気がなくなる状態だけがパンクではない。
「一般車」
タイヤチューブがまともで空気圧を管理した上で、毎日5km以内程度の走行に関わらず
1週間以内にすぐ空気が抜けるのであれば、微細な穴でスローパンクしている可能性が高い。
問題なければ1か月乗っていてもほぼ減らない。
(夏季冬季でタイヤの空気の抜け具合が異なるが、個人的な実感では冬のほうが抜けづらい感覚だった)
※ロードバイクのような高圧タイヤは抜けやすいので毎回入れるというのが鉄則。
★「たかがパンク修理」でも作業者の技術が大きく左右される。
手間のかかる確認や作業をしたくないほど面倒ならさっさとタイヤとチューブを交換してしまうのが早い。
その際に英式→米式チューブに、タイヤも良質なものに交換するのも良い。
仏式であれば薄いチューブは日常使いでは避けるべきだろう。(空気が抜けやすい、パンクしやすい)
●空気圧不足→チューブが摩耗で削れてしまう→パンク
パンク例として挙がるケースとしては一番多いかもしれない事例。
自転車でも「空気圧を管理する必要がある」という「常識中の常識」が
あまりにも浸透していないことが原因でもある。
乗車感覚で分かるとか触って分かるのであれば、習慣づけが身に付いているといえるが、
何も判断基準がない人であれば
エアチェックアダプターの「色判別キャップ付き」の「ACA-2-G」で乗車前後に
簡単に確認するという方法もある。
(※標準空気圧が3気圧(300kpa)のタイヤ向け)
米式チューブに交換した場合でも「ACA-2-G」の色判別キャップをそのまま使うことができるが、
(vvlab.masa-lab.net/modules/d3blog/details.php?bid=467)
オートバイ等に使うような「エアチェックバルブ」を使うこともできる。
www.sf-j.co.jp/aircheck
www.amazon.co.jp/dp/B001D47JJM/
280kpa以下になれば緑部分が見えなくなるので
黄色の警告部分や赤色部分があるエアチェックアダプターのゲージよりも、
もっと早く空気圧不足を察知できるようになる。
ノーマルチューブであれば、早ければ2週間~遅くとも1ヶ月以内には緑部分が見えなくなるはずなので
「見る癖さえつければ」習慣づけに一役買うことができる。
※注意点としては空気圧弁を開放することで計測しているという性質上、空気が漏れることもあるということ。
●パンク修理後の再パンク(チューブの弱り)
yama105011.exblog.jp/25235759/
このチューブは他店で修理をして1週間後に弊社に依頼を受けましたがパッチを貼った真横に穴が開いていました。
チューブの表面を見ると全体に規則的な傷があり、修理した以外の部分には削れたカスが付着しています。
このチューブの肉厚は国内でも厚い部類に入る物でしたが、ここまで傷んでいるとパンク修理で保てる状態ではありません。
パンク修理で済ませた理由が店の都合かお客様の意向かは分かりませんが、
現在の状況とパンクで済ませた後のリスクは説明されていないのかもしれません。
しっかりとリスクの説明をしていなかったとすれば、このような状態を引き起こした責任は店にもあると思えるが、
客が説明を受けたにも関わらず、「自らの意志で」チューブが削れて弱くなっているにも関わらず、
どうしてもチューブ交換の費用を出したくない一心で「パンク修理さえすれば十分走れる」という感覚でいたとすれば自業自得。
それでも、ケチればいいというものではないという良い教訓になったと思っていればまだマシだが
店に行く時間も待ち時間もパンク修理料金も「無駄」なことに変わりはない。
●不具合時の保証について
基本的には工場としても店舗での最終組み立ても含めて製造者責任として、
客側に責任がないことが明らかである場合は保証の期間に関わらず交換に応じるのは筋。
量販というスタイルで利鞘を多めに得ている中で、そういうときのための余剰金は売り上げの中に
特に意識するまでもなく計上されていると考えるのが自然。
反対に個人店で「雑整備や箱組をさほど手をかけずに大雑把に組み立てるだけ」とか
「罠を仕掛ける」ようなロクでもない店ではなく、
「責任を持って丁寧に作業している店であれば」
(安価な粗悪品を販売していないことが前提で)こういう不具合は起きにくくなるはずなので、
組立や商品に起因せず、「使い方の問題」として拒否されるのは当然とも言える。
「原因の切り分け」が判断できない、納得できないのであれば
時間があれば数店を巡り歩いて究明するのも良いだろう。
●空気圧不足がパンク原因の約6割
www.cy-factory.com/work/pank.html
(札幌の自転車店の2008~2009シーズンの実績)
「パンクかな?と思ったら」のフローチャートも分かりやすい。
panaracer.co.jp/products/faq.html#tab01_02_01
パンクの原因の約6割がこのリム打ちパンクと推定されています。
空気圧が低いと発生しやすく、タイヤの推奨内圧を守って正しく空気圧管理をすれば発生率を抑えることができます。
●パンクしたまま走ると・・・
star.ap.teacup.com/flatout/1556.html
チューブが空気を入れるバルブ部分に集まり、根元が剥がれて空気漏れが起こり、
パッチ貼りではなく、チューブ交換になる。
空気が抜けたかな?と思ったらなるべく乗らないようにしましょう。
小さい鋭利物が刺さっているような場合もあるので、
空気を入れてから1時間もしないうちに抜けるのは当然乗るべきではないし、
(一般車で標準空気圧が3気圧(約300kpa)の場合)1日や1週間しないうちに空気の減りが大きいときも修理が必要。
バルブ部分の虫ゴム類を外し、エアチェックアダプターに交換して3気圧充填してもやはり1週間もしないうちに抜けるようであれば、やはり修理。
そして、タイヤの種類として厚みがあるようなタイヤでは特に気付きにくいので、空気の減りを体感できるようになった時点で遅く、
「気付く前に予め空気を入れる」ことも重要。
●空気が少なければパンクを引き起こす
完全に抜けきった状態でなくとも、エアボリュームが少なければ段差に打ち負けてしまう。
(チューブ自体とパッチ貼りにも不良が存在しなかったと仮定すれば)
根本的な原因はもちろん、空気を入れるという常識感覚のなさによる「無習慣」によるものとして、
その「無自覚を改めることが本当のパンク修理」となる。
●チューブ巻き
タイヤ側面が切れたか、タイヤとリムの間からはみ出したチューブが巻き付いたと思われる稀なケースもあるようだ。
(原因を考えると恐らくとしか言いようがないが)
「空気を入れるという最低限のメンテ」すら出来ないとこういう状態にもなり得る。
●修理後に虫ゴム付近から空気漏れ?
star.ap.teacup.com/flatout/1500.html
「新品でも」というのは虫ゴムを新しく交換したものとして解釈したが、
虫ゴムとムシ(プランジャー)との相性というのもあるのだろうか?
これは英式スーパーバルブ等でも米式や仏式のバルブコアでもあり得ることとして
意外に注意すべき点かもしれない。
●空気圧不足→チューブねじれ→バルブベース剥離
star.ap.teacup.com/flatout/1489.html
米式化→空気圧計のあるポンプで月1空気入れを習慣付けでこういうことにはならない。
英式のままでは空気圧不足状態が解消していない可能性もある。
(反対に入れすぎるとクッション性能が落ちるだけでなく破裂する)
●パンクを防ぐということは原因を知るということ
takesno.com/archives/2994
再発を防ぐために
店は「異物の取り除き」を丁寧に行う必要があり、
異物パンクではなかった場合「定期的に空気を入れる」ことや
「パッチも貼りつかないような安物チューブや滞留在庫品では耐久性が低くなってしまう」とか、
「異物が集まりやすい道路の極端な隅を走らない」といったことを考慮する必要もある。
●廃チューブで作るバルブ付近のパンク予防ゴム板
◆仏式チューブの場合の修理風景
blog.goo.ne.jp/kino55crazy55/e/f7bb67499bb4bf601e18ce9f3c61c6da#comment-list
W/O のタイヤに使うチューブ
(H/Eでも普通にチューブは使うのでここは特に気にしなくていい)
英/米式穴の場合は基本8.5mmなので「7mmもしくは8mm穴用」を使うと良い感じになるはず。
(リムテープの穴開け用では通りを良くするために9mmを使うが、これはチューブに直接くっつけるので狭いほうが良さそう)
◆仏式穴の場合のゴム板作成風景
blog.goo.ne.jp/kino55crazy55/e/8028be9dc753245f8998a6cb723c68fd
↓
blog.goo.ne.jp/kino55crazy55/e/be55063b62d6d5c3a81c4e9ff5975e07
(アメ色のものは耐久性的にどうだろうという気もするが虫ゴムの時点で気にするだけ無駄か)
特に作り替えた様子もなくそのまま仏式穴用を使ってもゴムなので穴が広がるから構わないのかもしれないが・・・。
●それはパンクではないかもしれない
naositeya.jp/blog-entry-11.html
不調が出れば全て「パンク」で片づけられてしまう可能性を疑ってみるべき。
ブレーキ周りや、タイヤの接触だけでなく、ハブやBB周辺の不具合も考えられる。
全く異常が見つからない場合、高齢者であれば「体力の低下」という可能性もある。
そういった場合、安易に買い替えや電動アシストを薦めるのではなく、
ギア比を軽くして乗れるようにスプロケを交換するといった提案も出来る店が増えて欲しいところだが、
手組ホイールすら出来ないような店では無理な話。
その時も「出来ない」で終わりにするのではなく、出来る店を紹介するか、
出来るようになるために技術を日々磨く努力が出来ているかどうかというところが
「店の差」として出る。
●自転車のパンク、7割は防げる? もっと注目したい「空気入れ」の重要性
trafficnews.jp/post/55698/
空気を入れる必要性を説くという点では非常に評価できるが、
珍しい「エアハブ」に触れても、空気圧不足を助長させている英式バルブの問題点には切り込まないという。
適正空気圧をいくら紹介したところで、
「英式バルブでは基本的に適正空気圧を判断するのは無理」となぜ省略してしまうのか・・・。
「一般の自転車では英式(虫ゴム)が普通」で済ませているからこそ、
「曖昧な状態で分からなくてもいい」という感覚が常態化してしまっているとは思わないのだろうか。
●「確実性を重視」か「節約重視」か
チューブ交換が確実として客側に料金を提示しても「どうしても交換に同意しないのであれば」、
「チューブ自体が全体的に弱くなってしまっているので他の箇所からもパンクが起きやすいリスクを考慮。
パッチ貼りで「安く上げようとすれば2度手間3度手間で余計に面倒になることもある」ので、
安易にパッチ貼りを選択することはオススメしない。
※但し、「異物取り除き」や「リムテープ劣化」「リムのバリ除去」などの
「不具合が解消出来ていなければ」チューブ交換しても再パンクリスクがあるので要注意!
そして「少なくとも月一回の空気入れ」の「習慣化」ができなければ、
いくらチューブを交換したところで、パンクまでの期間は伸びるとしても、
似たようなトラブルを起こすということを自覚する必要もある。
●ロードサービス付きの保険
パンクに備えて
「年4回まで、距離は自宅から最低でも1km以上超え~50kmまで、365日24時間運んでもらえるロードサービス付の保険」
に加入しておくのが最良。
www.au-sonpo.co.jp/pc/bycle/roadservice/
www.au-sonpo.co.jp/pc/bycle/
(ブロンズ月額370円、シルバー月額610円、ゴールド月額1050円。それぞれ補償内容が異なる)
(自転車のロードサービス付きの保険自体が珍しく、他には最大20kmまでの「自転車!安心パスポート」と
野口商会の「I live 安心サポート24」くらいしかない
www.ilivelight.jp/anshin.html?SHOP_CD=034271 )
パンク状態に陥った場合、パンク修理道具で補修をするのもいいが、
チューブ交換が必要なほどであれば、一般車(ママチャリ)では様々な工具類の持ち運びが必須なので現実的ではない。
簡易的な異物チェックとパッチ貼りで済ませておいて、
帰宅後に再度念入りに異物チェックを念入りに行ったうえで、チューブ交換で済ませたほうが良い。
雑多な自転車店では米式チューブを在庫している店自体がほぼないと思われるため
どちらにしろ予備チューブはストックしておいたほうが良さそうだ。
●無習慣で繰り返すパンク
空気入れの習慣付けができず、何度も繰り返す人には、
「自転車のタイヤには基本的に空気を入れて使うもの」と説明したところで、たぶん「無駄」。
カレンダーへの予定としての記入や、店から何らかの手段による定期連絡といった直接的な改善案を提示したところで
「人と喋る機会がない中高年が他人との会話のきっかけ作りとしてパンクしやすいように何もしない」とか、
「パンク修理に時間も費用もかけるのが趣味」といった特殊な事情から、
「とにかく無頓着で全く自転車に対して愛情がない」のであれば、
「全く聞くつもりはない」と判断して無感情で機械的な対応をするしかない。
●異物パンクと空気圧不足
cycleserviceo.blog.fc2.com/blog-entry-67.html
空気圧不足でタイヤの弾力が落ちていれば、異物も弾き飛ばす力も弱くなり噛み込みやすくなる。
●空気圧不足でバルブ軸の破損
prestigebike.hamazo.tv/e8192519.html
パンク修理お願いしますと預かる自転車のうち、単に穴が開いているのではなくて、
空気を入れる金属製の根元が裂けて、そこから空気が漏れているというパターンが結構あります。
こうなると、チューブ交換です。パッチを貼ることができません。
普段、空気が少ないと、こういうことになる可能性が大なのです。
「空気圧不足でタイヤ内でチューブが引っ張られて軸が斜めになって裂ける」現象。
習慣化と適正空気圧を理解していないとこういうことになる。
●修理の前に予防するという考え方
takesno.com/archives/2667
ユーザー自身が日常的にメンテナンスをすることで
何が防げて、具体的にどう違って損せずに済むかということを納得できて行動することができるかどうかということになる。
店側で説明は丁寧に毎回していても
ユーザーが悪い意味での「曲解メンテナンスフリー(空気すら一切入れない)」から脱却するつもりがなければ
店にとっては「何も聞く耳を持たないのであれば防ぐことは不可能」として
「金になる客」扱いできっちりと代金を頂くことに徹するより他にないと思う。
他に、ユーザー側からは特に行動をとらなくても防ぐための直接的な予防策は思いつくが、
店側でその対策を行ってもらうとしても(無報酬の慈善活動ではないので)費用は必要になる。
予防医学という観点でもなく、単に暴飲暴食が過ぎるのであれば摂生することで健康を気遣うように、
(使い方の問題で)パンクが頻発するのであればその予防をすることで、今後の改善になるという構図だが、
基本的な自転車関連の教育を置き去りにし続けている現状では、なかなか浸透させて行くのは困難なことなのかもしれない。
●安全ではなくても「大丈夫だと思いたい」だけ?
jitensyazamurai.com/db/archives/4332
「儲けたいから」と必要のない修理を提案してくる自転車店なんかありません! と言い切ることはできません。
1店だけではその金額に納得ができないのであれば、
他店で「全ての同じ箇所」を「同じグレードのパーツ」で見積もりをとればいいのではと思うが、
そもそも「安さ優先」で作業する店で手抜きが絶対にないとも言い切れず、
反対に個人店でも(全く思いやりの欠片もないロクでもない口調や態度でも)技術がありそうな言いぶりで
バック広げ工具やチェーンオイルに普通の556を当たり前のように使い「更に料金も異常に高い」という
酷すぎる仕打ちに遭う可能性もあるので安易に信用するのは恐ろしいのもある。
(突き詰めると「融通の利く店を探し出した上で余計な作業はさせないように指定作業のみ依頼する」とか
総合的には時間をかけて自分で”十分に理解した上で”作業するというところに行き着く)
そして、とくに多いのがタイヤとブレーキシューの交換を拒否されるケース。
タイヤは工賃込では前後交換で7000~1万円以上かかっても不思議ではないので
急にするのは難しいというのはまだしも、
一般車の前ブレーキシュー交換だけであれば部品代と工賃で1000円程度で済むはずだが
それすら拒否するというほど日頃の手持ちが少なく生活が困窮しているのだろうか。
特に前ブレーキは制動の要とも呼べる部分。
まともに止まらなくても何とかなっていたとしても、それは運が良かっただけ。
それにまともに止まれない場合は違法状態となる可能性も高い。
●パンクを疑う前に
jitensyazamurai.com/db/archives/4306
そもそも空気が入らない
「ポンプ自体が壊れている(ホースの劣化など)」という可能性も疑ってみるのも忘れずに。
使用頻度と距離と荷物体重にもよるので一概には言えないが、
正常であれば1ヶ月以上変化なし(エアチェックアダプターの色判別キャップの変化)という状態もある。
米式バルブに変換(エアチェックアダプター)やチューブ交換した上で
カレンダーや手帳等に記入して定期的に空気を「適正圧」入れることをオススメする。
●ポンプの故障
www.umisaki.com/2016/05/blog-post_80.html
結果的に空気入れではなく放水器と化したポンプ
「ポンプは屋外に放置しないこと」
●パンクではなく空気入れに原因があったと思われるケースもある
www.sagisaka.co.jp/products/detail/5132
よくある「クリップ型の(英式用)トンボ口」ではなく「(英式・米式)兼用口金」と呼ばれるもの。
↓
www.synapse.ne.jp/s-hara/velo/velo_portapump.html
最近のスーパーバルブ、特にシュワルベなど
海外製品ではバルブ注入口の内径がやや大きいものがあり、この方式のアダプターでは隙間が出来てしまい、
うまく使えない場合があります。
この場合は携帯ポンプとの組み合わせとはいえ、隙間ができてしまうことがあるようだ。
●ポンプは室内置きでも錆びることがある
orangedaisukikupu.at.webry.info/201109/article_1.html
それと同時に錆びたバネが出て来ました。それも折れています。
どうやら水が侵入したらしくバネが錆びてゴムのパッキン(ゴムの筒状の栓)の
抑えが弱くなりそこから空気が漏れているようです。
どうしてこうなったのか分かりません。普段は室内で保管、基本雨の日は使用しないし、
普段使いにはしていないモノです。
可能性としては梅雨時期の湿度の多い時期の影響、
冬季の「加湿器」や「暖房使用で結露を起こした」というところだろうか。
●パンク修理は簡単?
takesno.com/archives/1896
下記15種のパンク原因を全て理解できているのであれば「簡単」かもしれない。
パンク原因が当たっていたら運が良かっただけで毎回必ず同じとは限らない。
「たかがパンクくらい自分で直せよ」というのは意外に危険かもしれない。
・異物を取りきれなかったら?
・複数個所のパンクだったら?
・チューブをリムに噛ませてしまったら?
・原因も複数あって1つしか発見できなければ?
・チューブ交換してもタイヤやリムやリムテープやニップルに原因があったら?
「自分だけはそんなことはない」という過信も再パンクを呼び込むことだろう。
また、パンク修理すらまともに出来ない自転車屋にかかれば
店員の作業スピードが遅いことを補うために「バック広げ工具」を使われて準破壊工作をされたり、
事故にならなければどうでもいいとワッシャーの順番を間違われてみたりすることにもなる。
パンク修理こそ自転車メンテナンスの肝だと思っている。
●暑さに耐えきれずパンク?
ameblo.jp/ring5199/entry-12388867803.html
3~5月に売られている自転車のパンクが多発しております
原因はこれです
この夏の暑さに耐えられずパンクしているのです
チューブがねじれている状態は
「3~5月に購入時から一切空気を入れていないことによる空気圧不足」が原因のような。
そして、無習慣からのパンクは季節によって差はあれども結果としては必然で、
例えば1月に買って1度も空気を入れなければ早ければ3月くらいにはパンクするはず。
熱で膨張して破裂するかどうかについては
(英式で全く判断できないまま)3気圧の指定空気圧を守らず実際は6気圧や7気圧も入れていても
意外と耐えるかもしれないが、おすすめはしない。
●埋まっていた異物が3回目にしてようやく発見(パンク修理)ということもありうる
日常業務として修理を行っていても小さすぎて発見できないこともあるようだ。
このような場合であっても、素人でも簡単に発見することが可能というのは無理がある。
◆パンクの種類
状態 |
原因 |
対策 |
(1)段差乗り上げ(スネークバイト) |
空気圧不足・過積載 |
(適正空気圧の維持) |
(2)踏み刺さされ |
走行路が原因 |
(なるべく悪路は避けて通行) (道路端の路肩・建築現場・掘削工場付近など) |
(3)バルブ軸根本欠損 |
空気圧不足、斜めに固定 |
(適正空気圧の維持、慎重に作業する) |
(4)チューブ変形(折りたたまれパンクも含む) |
空気圧不足・低品質 |
(適正空気圧の維持・安物や滞留在庫は買わない) |
(5)チューブ寿命 |
自然劣化 |
(適正空気圧で1年未満であれば製品不良の可能性もある) |
(6)イタヅラ |
私怨・愉快犯など様々 |
(なるべく場所を変える) |
「画像なし分類」www.myring.jp/punk-syurui.html
(7)内部磨耗 |
摩耗・低品質 |
(内側が滑る加工処理済みのタイヤを使う、タイヤパウダーを塗布) |
(8)ウエルドライン |
低品質 |
(安物や滞留在庫は買わない) |
(9)外部磨耗 |
タイヤ破損の傷がチューブにも影響 |
(タイヤは早めに交換する) |
(10)タイヤ取り付けミス |
作業ミスが原因 |
(慎重に作業する) |
他には
(11)空気の過充填 |
適正空気圧の把握が困難な英式が原因 |
(米式に換装する) |
(12)リムのバリ |
形成・処理不足 |
(バリ取り工具で処理) |
(13)ニップルのバリ |
形成・処理不足 |
(ヤスリなどで処理) |
(14)リムテープ切れ |
摩耗劣化・整備不足 |
(新しいリムテープを取り付ける) |
(15)リムテープズレ |
不適合幅 |
(適正な幅のリムテープを取り付け) |
※リムフラップ、リムゴム、リムバンドとも呼称
(9)と(13-15)の画像付→ riusyusyantezi.web.fc2.com/tool.html
●パンクの種類(画像)
www1.bbiq.jp/honpo/index1.html
・異物が刺さったパンク
・虫ゴムの劣化によるパンク
・磨耗によるパンク
・リム打ちパンク
・チュ-ブ片寄りによるパンク
・チュ-ブ破裂パンク
●リムフラップ(リムテープ)はパンク防止にも必要なもの
takesno.com/archives/2554
●折り目パンク(空気圧不足)
www.cycle-hokuto.com/blog/?p=706
原因(4)に該当。
●謎チューブはパンク修理ができない(原因(8)相当)
ameblo.jp/cycle-plus/entry-11995592317.html
パンク防止・修理剤のような液体充填もないのにゴムノリ不可。
チューブ製造時にケチって安い材料だけ使った為に、加水分解を起こしたと予想。
www.kyowakg.com/tech/taisui.html
しかし、ボスフリーが通常工具で外せないなど「使い捨て自転車」たる所以。
工具すら削り出しで作るような特殊な店なら外すことは可能だとは思うが・・・
そもそもこういう完組の補修ホイールどころか部品なんて入手できるのだろうか。
少なくとも街の自転車屋の修理前提で作られているわけではないことは確かなので
電アシだろうが「廃棄処分」相当になる確率が高い。
取寄せ送料込みで総額数万円かかっても取り寄せできるならまだいいとして、
「いえ、無理です」となれば
「電アシフレームの跡を残した一般車に改造するしかなくなる」というところまで考えて買ってるならいいのだが。
目先の安さに釣られて後を考えないと困ることになる。
それがなぜ安いのか、商品自体にある程度確かな品質があるかどうかも理解しておくべきだろう。
(JIS基準どうこうやシマノ製品を一部に使ってるというだけでは全く不十分)
●謎チューブの製造不良?
国内メーカー品で製造1年以内であれば、原因調査に送り、ロットによるものなのか確認してもらうことも出来るはず。
▲謎チューブの末路
購入後半年での製造不良を疑う前に、「使い方に問題があったと思われるケース」では、
ユーザーにもその責任はあると思われる。
●チューブの製造不良が疑われるケース
チューブの継ぎ目付近で製品不良の疑いが見られることもあるようだ。
保証期間内であってもなくても、
メーカーに送って分析してもらえればメーカー側でも今後の改善にもつながるはずだが、
面倒なので調べることもなく新品チューブを送り付けて終了ということになるかどうかは
実際送らないことには分からない。
しかし、どこで購入したかにもよるが、購入店で対応してもらえるかどうかというのも重要。
●チューブの製造不良が疑われるケース (原因(8)相当)
kin-chari.net/diary.html
(2016年8月10日(水))
右の写真はニップル側の大きい穴!?
リムバンドはしっかり装着されてましたし、この部分だけが異常とは見えない
自転車は購入後4か月しか経っていない
とすると、初期不良ですよね・・・あまり丈夫なチューブではなさそうです
恐らく激安のメーカーも分からないようなチューブを使うということは
こういうトラブルを引き起こすことになりかねない。
これで(パッチが貼りつかないほど酷いゴムの場合もあるが)パッチ貼り修理が出来たとしても、
また似たような空気漏れを連続で起こせば客側は不信感しか募らないと思うが、
これも「とにかく値段の安さを優先しようとする」悲劇でしかないのだろう。
●ニップルの不良(原因(13))
kamikawa-cycle.com/blog/4179
パンク修理ではないが、パンクの原因になるものとして紹介。
実店舗でも交換できないような店では同車種があれば付け替えられればまだマシだが、
最悪の場合は車輪どころか車体ごとメーカー送りになりそう。
●ステンレスのリムの処理不足
ameblo.jp/cycle-plus/entry-12159011706.html
こうしたパンクの原因になる部分は事前に処理しておく必要がある。
●タイヤ内のワイヤーが突出して起きたパンク
www.cycle-hokuto.com/blog/?p=732
「???DA KWEST」完成車で試供品扱いのような定番として組み込まれているタイヤ。
個人的には購入時に交換対象の銘柄。
カラータイヤで側面のつなぎ目部分もひび割れているようにも見える。空気圧管理状況も知りたかった。
■「パンク修理くらい簡単に自分で出来るだろうと思い込み失敗している具体的なケース」
【1】やすりがけが十分にできていない。
→ゴムノリの効果が薄れる。ゴムのバリがある部分であれば剥がれやすくなってしまう。
【2】ゴムの削れカスの取り除き忘れ
→当然剥がれやすくなる。
【3】ゴムノリが乾く前に張り付ける。
→「接着剤ではない」ので十分に乾かすこと。
【4】圧着不足で剥がれる。
→ゴムハンマーなどを用いてしっかりと圧着する。もちろんチューブに穴を開けるほど傷を付けては意味がない。
【5】シールの剥がし忘れ
→シートは銀シートを剥がしてチューブに貼ってから圧着後に透明シートを剥がす。
【6】異物が取り除けていない
→「タイヤのゴム内部に埋まっている」「2つ以上刺さっている」など原因を取り除けていないならまたパンクする。
タイヤ内の異物チェックとしては、パンク箇所を最初に見つけてからタイヤの場所と合わせてみると発見しやすいが、
素手では無用な怪我を招く恐れもあるので、ゴム手袋や軍手、もちろん整備専用の手袋でもいいが、
数枚のティッシュを丸めて厚みを作り、鋭利物との距離を作ったうえで
押し付けてゆっくり順回転・反回転と2周させて引っかかって破れた場所で発見する方法もある。
タイヤ内部が切れていても引っかかる。当然タイヤ内部が切れていた場合はタイヤ交換も必要になる。
【7】チューブの噛みこみ
→適正空気圧でも後でバーストするのはこれが原因でもある。
タイヤをはめ込む際に、少し膨らませておいてから入れる。取り付け時はタイヤレバーを使わない。
噛みこみがないか3周ほど揉みこみ確認。
【8】スローパンクの場合
→微細な穴の場合、チューブを取り外してから水入れチェックをするときに
空気をある程度多めに入れてみないと分からない場合もあるので、十分に気を付けたい。
【9】タイヤが限界
タイヤ内部の繊維質が見えている状態であれば交換するしかないが、
使い方を誤ると、本来まだ使えるタイヤも廃棄することに。
→普段からロクに空気圧をチェックしないせいで
(1)空気圧不足で→タイヤが折れ曲がり、タイヤ内部が裂ける
(2)過剰空気圧で→膨張率が限界で破裂寸前
→安物タイヤは限界も早い
乗り心地だけでなく、耐久性や耐パンク性能も低いものが多いと見ていいだろう。
【10】チューブが粗悪品でパッチ貼り付けが不可能
→触ってみてベタベタしているものは即交換した方が良い。
【11】パンク修理剤を充填してしまっているため修理不可能
→パンク修理剤で補修できると思わないほうが良い。
【12】パンク箇所は1か所とは限らない
→完全なパンク後にすぐに修理せず、乗って自転車店に向かってしまうと
鋭利物がタイヤに内部で移動すれば何個も穴を開けることにもなる。
せいぜい3箇所程度が限界と見て、それ以上の修理箇所があれば、チューブ交換のほうが安心できる。
運が悪ければタイヤ外面が無事でも内面が切れていてタイヤまで交換になりかねないので
パンクをしたら最寄りの出張修理を依頼するか、パンク修理キットを常備しておくのがいいだろう。
自転車保険にロードサービス付のものもあるのでそれを使うという手もある。
●チューブの劣化について
www.geocities.jp/taka_laboratory/20050826-puncture/20050826-puncture.html
archive.fo/XBKOe
チューブ自体が劣化している場合、パッチで穴を塞いで修理しても
遅かれ早かれ別の箇所がパンクする可能性があり、信頼性を確保することが難しくなります
●「リムテープの不具合」
「柔らかい材質」でも「硬い素材」でも不具合は起こり得る。
パンクが発生した場合、リムテープも必ずチェックすること。
▼ニップルパンク
ニップル部分だけにリムテープを切って個別に貼った上で、
その上から全周テープを貼り付けるか、戸当たりテープのようなものを挟むなどで対策。
標準の状態ではチューブへのダメージが大きいということは
適正空気圧よりも高くなっていて膨張することでチューブが薄くなっているというということも考えられる。
米式化すれば完全に防げると断言はできないが、再パンクの可能性を減らす意味でも
エアチェックアダプター取り付け(または米式チューブ化)を薦める。
▼リム撃ちパンクは衝突でも起こる
フォークが曲がっていたら速やかに交換することをオススメします。
ブレーキシューの位置だけでなく、衝突するような走行をしているころが明らかであれば、
頑固な自転車店ならどんなに聞く気がなくても小一時間説教コースへ。
素直に聞く気があるような人なら、そもそもこういう損傷は
余程の無法者が関わらない限りは起こさないと考えると
こういう損傷を起こす人には「説明するだけ無駄」とは思うが・・・。
そして重大事故を起こして「乗れなくなるまで」延々と繰り返すのだろう。
■パンク修理方法(画像多数)
www.geocities.jp/taka_laboratory/20050826-puncture/20050826-puncture.html
archive.fo/XBKOe
ゴム糊は直接接着ではないので乾かす必要があるとか、異物はしっかり取り除くなど。
※タイヤロゴをバルブ位置に合わせると位置が確認しやすいというような慣例については書いていない。
※個人的には、タイヤレバーとタイヤパウダーはパナレーサーのほうが使いやすい。
※(微細な穴)スローパンクについては軽く水浸けしただけでは穴が広がらず分からない可能性がある。
※引っ張り出してから空気をある程度入れて膨らませてから水浸けする。
※よくわからない3流メーカーの粗悪チューブは使わないこと。
↓
■パンク修理(簡易版)
bicycle-aaa.jugem.jp/?eid=86
やすりがけは十分に行う。張り付きが悪くなる。
ゴムのりは十分に乾くまで待つ。乾かない状態で貼ってしまうとはがれてくる。
■ムシ(プランジャー)を外すときには飛び出しに注意!
空気を抜くときに勢いよく飛び出る可能性が高いので手やタオルなどで押さえながら取り外すこと。
米式チューブに交換してしまえばこんなこともなくなる。
(虫回しでネジを緩めながら少しづつ空気を抜きながら取り外すため)
■「ゴムのり」は劣化する
zitensyaya.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-98ba.html
↓
panaracer.co.jp/products/pdf/faq_cycle.pdf#page=2
panaracer.co.jp/products/faq.html#tab01_03_08
チューブレスキットの「ゴムのり」の使用期限は?
保存状況によって差がでますが、
直射日光の当たらない冷暗所で未使用の場合は3年。
開封した後では、約2年が目安です。
開封後は特に溶剤が蒸発してゆきますのでキャップをしっかりと締め、必ず冷暗所にて保管する必要があります。
保存状況によってはこれより短くなる場合もありますのでご注意ください。
接着剤が硬化し接着力が低下したものは使用せず必ず新しいものをご使用ください。
●パンク修理時に気を付けること
バーストパンク等でパンク穴が大きい時、
従来のゴムパッチでは重ね貼りをしてパンク穴をふさぐ場合もありますが、
イージーパッチは重ね貼りの効果がありません。
zitensyaya.cocolog-nifty.com/blog/
↓
panaracer.co.jp/products/faq.html#tab01_03_03
正しく取り扱えば、ゴム製パッチと同様のパンク修理効果が得られます。
ただし、まちがった取扱をすると穴が十分にふさがらずエア漏れを起こします。
1.十分にパンク穴周辺の汚れ、ほこり、水分をふき取る。
この時、ガソリンやシンナーなどの有機溶剤は絶対に使用しないでください。
チューブに溶剤がしみ込み、パッチが接着しなくなります。
油汚れ等、どうしても使用する場合は使用後完全に溶剤を飛ばしてからパッチを貼ってください。
2.パッチの接着面には絶対に触れない。触って皮脂などが付くと接着力が低下します。
3.パッチは接着面を保護している雛形紙をはがしてすぐに貼り付ける。空気に触れることで接着力の低下が起こります。
なるべく早く貼り付けるようにしてください。
4.長期間使用せずに保管していたパッチは、一度接着力の低下がないか、チューブに貼り付けてみて確認をしてください。
古くなったパッチは使用できない場合があります。
5.バーストパンク等でパンク穴が大きい時、従来のゴムパッチでは重ね貼りをしてパンク穴をふさぐ場合もありますが、
イージーパッチは重ね貼りの効果がありません。
●自転車店へ依頼する場合、パンク修理であっても
「(バラし方を理解できない高額自転車や
弄れば壊れかねないねじを使うような粗悪自転車を触って後で文句言われたくもないので)持ち込み拒否」ならまだしも
「パンク修理キットすら売らない(または置いていない)」
という店が存在すれば別の店を探す手間もあるので十分に気を付けたい。
●タイヤ交換もパンク修理の一環
無理に直して案の定パンクしても「それでも何度でもパンク修理だけする」
「安全性のためにもタイヤも交換する」どちらが得か。
(タイヤ交換も必要な状態の画像)
takesno.com/archives/2021
●【重要】異物チェックを見逃すな!
zitensyaya.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-6ae1.html
スローパンクや連続パンクの原因はイタヅラを疑う前にこれを疑うべき。
▼見つけにくい異物の状態の具体例2
zitensyaya.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/post-35ba.html
極簡単に説明するなら
□・・・タイヤ
▲・・・異物
※繊維帯や耐パンク層は考慮せず
↓
─チューブ側─
□□▲□□
□□▲□□
□□□□□
==地面==
こんな感じに内側から触って分かる場合や
↓
─チューブ側─
□□□□□
□□▲□□
□□▲□□
==地面==
外側から触って分かるなら取り除くのは容易い
↓
問題は・・・
─チューブ側─
□□□□□
□□▲□□
□□□□□
==地面==
鋭利な小さい異物が埋まっていて見つからなかったり、十分に取り除けていなかった場合。
折れて中で埋まっているケースは軽く触っただけではわからない。
↓
なぜなら・・・
─チューブ側─
□□▲□□
==地面==
(誇張し極端に表現)
走行中のみ上下のゴム厚が圧縮されて薄くなり、異物がチューブに押し付けられて傷が付くため。
↓
スポーツ車でありがちな出先でチューブ交換だけすればいいと安易な気持ちで
「異物取り除きを忘れる」と、またすぐにパンクするというオチ。
パンク箇所を見つけたら表から裏から押し出して異物残りを念入りにチェック。
パンク修理キットだけでなく交換チューブと一緒にルーペやトゲ抜きなんかを備えておいても損はない。
↓
どうしても見つからず頻発するなら、接地面のひび割れが大きく異物を噛みやすい状態などであれば
タイヤ交換をする(頼む)のも手ではある。
▼パンク修理と思いきや
次々と不具合が見つかり簡易オーバーホール状態になることもありうる。
「パンク修理に行ったら1万円も取られた」というようなケースは、
単に前後のタイヤ・チューブをミドルクラス以上のものを使って交換したから工賃込でそれくらいかかったという場合と、
酷い状態にあったものを「普通に乗れるような状態にした」ということも考えられる。
ブレーキが前輪後輪どちらか全く機能しない状態であれば修理してもらうしかないが、
ライトの場合は「基本昼間しか乗らない(濃霧やトンネルは通らない)から修理しなくていい」とか
電池式でも前照灯として使える明るさのものを持っていると言われれば
直したほうがいいですよとしか言えないか。
▼パンク修理の意義
タイヤのビード部がリムから離れる原因としては、
リムへのタイヤの装着不良、リムビード座径とタイヤビード径の不適合
および何らかの衝撃作用などが考えられる。
熱の影響としては、長い下り坂での長時間ブレーキかけの摩擦熱による
リムの温度上昇によりタイヤのビードが軟らかく、かつリムとの間で滑りやすくなり、
チューブ空気の熱膨張も加わって、路面との接地点での負荷上昇によりリムから外れることも考えられる。
↓
▼パッチの割れ(剥がれ)について
・バーストの影響?
バースト時の勢いの影響でパッチが剥がれたとすれば、それはどうしようもない。
okwave.jp/qa/q6037354.html
反応したパッチ、接着剤、タイヤは一体化していますのでなかなか剥がれません。
(但し繋ぎはゴム本体ほど強くないので、強引に剥がすと接着面の結合が切れて剥がれます)。
そもそもバースト時までパッチが張り付いていることを想定しているとは思えないし、
走行不可能な時点でパッチが貼り付いている意味もない。
・作業ミス?
パッチ貼り付け作業自体のミスとしては古いゴムのりを使っていて
加硫剤としての効果が薄かったということは考えられるかもしれない。
・チューブ交換のほうが結果的には得?
「タイヤがリムから外れた」のが原因なので、チューブ交換であってもバーストは起きうる。
バーストがなければパッチ剥がれも起こりにくい。
↓
▼チューブ交換か、パッチ貼りか
空気圧充填が十分で、タイヤの状態も良く、
チューブがタイヤに擦れて削り屑があるような
「日常的な空気圧不足が原因ではない」のであればパッチ貼りで十分ということになる。
(バーストパンクは当然チューブ交換)
擦れパンクはチューブ自体が弱くなっていると見るべきなのでチューブ交換のほうがトータルでは得として、
説明した上で納得してもらえた客にはチューブ交換で、
意地でも「パンク修理だけ」と固持するなら
数年以内の再発を納得してもらった上でパッチ貼りというのが正解か。
仮に客からの依頼が「パンク修理をしてくれ」と言い放っただけとしても、
「言われた通りにパンク修理だけ行い」「チューブ自体や劣化タイヤの劣化にしては指摘しただけ」
だったとしてまたすぐにパンクをしても「だから言いましたよね?」と言えば
「不誠実な対応だ」と罵られる可能性、
説得力のある説明でどうにかして納得できるような案内と関係性を築こうとするのは前提としても、
説明時は笑顔で聞いていても、いざまたパンクになれば憤慨する場合もあるだろう。
客側で「そんなことは聞いてなかった」と言い張るようであれば話にならないのも事実。
反対に「チューブやタイヤの劣化があるので、今回同時に修理しないのであれば当店では修理を受け付けられません」
と言っても「不誠実な対応だ」と罵られる可能性。
適材適所ならぬ「適処適人」で、
パンクの状態とその客を見て対処できなければならないというところか。
●パンクした状態で普通に乗り続けると・・・
ameblo.jp/cycle-plus/entry-12073452940.html
降りて押して歩くことで余計な出費を減らせる。
タイヤも空気を入れられない状態で乗り続ければサイドがひび割れる可能性も高い。
「時は金なり」として、タイヤやチューブやリムのセット交換でも構わないのであれば乗って移動するのも手ではあるが・・・。
そして、見える異物は取り除いておく。
表から触っても分からない埋まった異物で複数多数個所に穴が開いていた場合は諦めてチューブ交換。
●空気を入れずに乗り続けると・・・
cs-shinwa.sblo.jp/article/164654052.html
タイヤ内部が削られ、チューブにもその削られたヤスリ面で傷が付き、薄くなってパンクする。
いっそ「修理したがりの人は空気は入れなくていいです。」という
逆キャンペーンを展開したほうがいいような。
●空気を入れずに乗り続けた結果
cs-shinwa.sblo.jp/article/167633773.html
外観は問題ないように見えても内部はボロボロのためタイヤチューブ交換。
前輪タイヤチューブも同時に交換であれば約1万円?
バッテリーの消耗も激しいので交換時期も早まると考えると、
いくら原付より維持費が安いとはいえ無駄極まりない使い方。
利益重視の店にしてみれば「学習能力のない金色のカモ」でしかないので
下手に刺激して逆ギレされても面倒なだけとして、
笑顔で「とにかく危険なのでタイヤチューブ交換しときましょう!」ということになる。
かといって怒りをぶつけてしまっては諭しているつもりでも糠に釘。
しかし、ふと思ったのは
「高価な電動アシストを買えば頑丈なのでパンクもしないと思っていた」という
意味不明な決めつけをしていて店にクレームが付くようなことがあれば、どんな形態の店であっても
さすがにかわいそうに思える。
「自転車は、殆どがチューブに空気を入れて走る乗り物です」
「空気を入れて走らないとパンクの確率が非常に高くなります」
「機構が増えて故障する箇所も増えるが自動で空気を充填されるエアハブ」や
「乗り心地と1万以上を捨ててノーパンクタイヤ化も出来なくもないです」
のような内容の音声を常に駐輪場等で流して無意識レベルまで擦り込みでもしない限り無理なんだろう。
「出張修理」が成立するなら・・・とも考えたが、
本物の節約家はどんな安物自転車でも直射日光を遮るカバーをかけていたり
小まめに注油・清掃・点検・整備をしているはず。
「適正空気圧で乗るというクセをつけるべき」以前の話。
▼パンク修理以前に空気を入れることを知らない人
star.ap.teacup.com/flatout/1165.html
「しばらく乗っていなかった」の「しばらく」が数年であれば
チューブやタイヤの劣化も考えられるので「その他も含めて点検を希望する」という意味で
「乗る前に修理が必要であれば修理しておきたい」というのであれば分かる。
「買ってから空気入れたことがない」
「自転車のタイヤ、空気が抜けていかないと思っている人」
「チューブが入っていることを知らない人」
電車に乗るための切符の買い方が分からないというレベルの話。
しかし、「分かっていない」ということが自覚できていて店に頼むだけマシなんだろうか。
●無習慣で繰り返すパンクと改善方法
cs-shinwa.sblo.jp/article/164065890.html
IRCのCYCLEWAY LongRun(83型)白サイド。
IRCを選びながらわざわざ海外品の安価なタイヤを選ぶというのも良く分からないが、
その交換したであろう店ではそれが一番安いタイヤだったというだけだろうか。
しかし、「空気を入れるという習慣が全くない」人にはタイヤのグレードを知る必要もない話だろうか。
↓
元々習慣がない人は「入れようと思っていた」では間違いなく入れない。
今週か来週にというアバウトな感覚だったり○日にしようと空で「考えるだけ」では恐らく今後も変わらない。
空気を入れるタイヤを使うことが前提での対策は
- 「エアチェックアダプターのゲージキャップ付き」を付けて、乗る前に毎回目視で確認。
- 「手帳やカレンダーに「予定として」”自分で”書き入れる」
- 「休日に店から直接電話やメールで空気入れの定期連絡をもらい、
急かしてもらうように促し必ず店を訪れる」(次の連絡予定日もその場で確認しておく)
というのが効果的か。(店の時間と連絡にかかる金銭的負担はどうするのかという問題もあるが)
↓
▼パンク関連━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼自転車用チューブの耐用年数とは
パッチ貼り修理後では収縮差が生じるため3年後のような長期的な保証は不可能と見るべき?
いや、そもそも紫外線からは遮られているとはいえ、適正空気圧を維持できていたとして、
果たして10年も使用できるものなのかどうかということ。
そもそも、一般車タイヤでは「タイヤとチューブのセット売り設定」もあり、
タイヤが劣化摩耗し交換時には同時に交換するということも珍しくない。
例えチューブが10年使えたして、車体カバーをかけていたとしても外気に晒されるタイヤが
(趣味で1週間か1ヶ月に1回しか乗らないような特殊な用途で、上質なタイヤとチューブであれば10年持ったとしても)
例えば、一般車のような過酷な状況で使われることが前提の車種の場合で、チューブの質もイマイチなものに
修理の有無に関わらず、週5で片道10km直射日光雨ざらしで使うようなケースで5年以上持たせられるものを
安く作れ(または品質や修理を補償する)ということは無茶としか言いようがないような。
www.cb-asahi.co.jp/html/ride-tube.html
紫外線を浴びないように保管していたチューブでも新品でも最大3年を目安としている店もある。
さすがに修理や異常がなくても替えればベストな性能で走行できるとしても
「毎年交換してください」というのも過剰に思えるが、
劣化が前提の消耗部品そのものに5年10年使えますよというのは誇大表現に思えるし、
それを補償していては業界も店も成り立たなくなるのではないだろうか。
「使えるものを交換しなくてもいい」というのも家計に優しいので助かるという意見も分かるし、
それに応えて店の利益を圧迫してまで消費者目線で営業するのも自由ではあるが、
安心安全を第一として考えると「基本早めに交換しておいたほうがいいですよ」
という案内をしてあげたほうが親切に思える。
↓
▼JIS K6304の自転車チューブ耐久性の「距離」設定
https://web.archive.org/web/20170520214040/http://www.geocities.jp/jitensha_tanken/tube.html
26HE:26×1.25(約32mm幅)で「3000km」(20~24型と700×32C以下でも同じというのは無理があるように思えるが同じ)
26WO:26×1-3/8(約35mm幅)で「5000km」(27×1-3/8や、700×35C以上でも同じ)
↓
そして、消費者目線でいうなら、交換時に店や卸問屋での滞留在庫が送られてきて
「3年以上経過しているものを新品扱いで使われかねない」という状況は何としても避けたいので
「製造年月日」は確認しておきたいところではある。
●タイヤとチューブの状態を理解する重要性について
1日で空気が抜けるような状態になっているのは「スローパンク」という状態。
パンク修理、またはチューブ交換が必要だが、
タイヤの「空気圧不足または過充填」や、黒以外のカラーゴム入りのタイヤで使い続けると、
タイヤ自体にも限界が来ているので交換が必要になる。ゴムが割れて繊維質が見えているのが目安。
(新しいタイヤの目安である「タイヤの外側にあるゴムのヒゲ」は無関係)
客の立場として確認前に勝手に交換されるのを防ぐには「タイヤの状態を見せてもらう」こと。
まともな店であれば(確認させてもらえば)「タイヤのここがこういう状態になっているので交換が必要」という説明がある。
また、勝手に交換されないのは良くても、そのまま「パンク修理だけでいい」として
限界のタイヤを使い続けるということは「すぐにパンクが再発する」ということも覚えておきたい。
リムテープ(リムバンド・リムフラップ)の劣化やニップルやリムのバリなど、原因は様々あるので、
雑な店にあたってしまうと、やはり「すぐにパンクが再発する」ので注意。
↓
●パンクの原因
主に「空気圧」の管理不足。面倒だからと街中でよくみる空気を入れなさ過ぎて残念なことになっているタイヤは
段差でパンクするリム打ち(スネークバイト)が圧倒的に多くなる。
もう1つ、空気圧が計れない英式バルブのチューブで起こる分かりやすい悲劇といえば、
反対に一度にたくさん入れておけばなかなか減らないだろうと考え闇雲に入れすぎ「破裂」させること。
とにかく横着をしようとしない。もちろんチューブも即交換しなければならないので手間も出費も増えるだけ。
一般車でも、いい加減な目測やタイヤの質に左右される触感ではなく、きちんと空気圧は測ったほうが良い。
◆「予想外のパンクの原因」
star.ap.teacup.com/flatout/715.html
以前に修理したときに破壊工作を仕組まれた可能性?
チューブを全部取り出して確認していれば分かったようにも思うが、
通常のパンク修理工程ではそこまで出来ないのだろうか。
ゴム「のり」と書いてあるので誤解しやすいが、接着するためのものではない。
塗って乾かすサイズはパッチよりもやや大き目にすること。
▼パンク修理キット色々
www.maruni-ind.co.jp/products/index.php?act=detail&mid=1&page=1&sid=2
ロードバイク用やゴムのり不要タイプもある。
ここにもパンク修理剤があるが、余程のことがなければ使わないほうがいい。
www.hozan.co.jp/parktool/catalog/_Tube_Tire.html
VP-1C パッチキット
GP-2C スーパーパッチ
(セット品除く)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●環境によりパンクを繰り返す
takesno.com/archives/2568
実はお客さんは、鉄を扱うお仕事をされていたのです。
木材屋さんが木片を踏んでパンクする…。
大工さんが釘を踏んでパンクする…。
鉄の小さい切り屑程度なら、海外の悪路走行にも強いことが前提で販売されている
「シュワルベの(耐パンク性能が最上級の)マラソンプラスの太幅」が
1本約7000円(前後で1.4万円[工賃別])と割高に思えるが耐パンクの効果としては最も高い。
www.g-style.ne.jp/item.php?brand_id=16&item_category_id=10
(20x1.75、26x1.75、29x1.75)
→(※タイヤから選ぶなら、26x1.75が標準装備のBS「ステップクルーズ」のタイヤを「マラソンプラス」交換すると良い)
※細幅では耐パンク層の厚みも薄くなってしまうので、設置面積が増えそうな気がしても太幅を推奨。
(荷物や体重に応じて適正空気圧を心がければ問題なし)
日本製では「IRCのCITY POPS 耐パンク(80型)」もあるが
比較的道が綺麗な日本向けなので、こういう場合は海外品でも定評があるタイヤになる。
または、こういった場合に限り「ノーパンクタイヤ」が絶大な効果を発揮する。
もちろん薦める際には「長距離移動には不向きでデメリットも多い」といった説明も不可欠。
●パンク修理3年後にチューブの亀裂?
パンク修理から3年経過以前に、チューブ製造後何年経過していたのかも気になるところ。
チューブの寿命として発生したものであればパンクが無かったとしても亀裂が発生していた恐れもあり、
そうであればどうにもならないはず。
しかし、パッチ貼りで膨張・収縮部分に差ができてしまうことで
修理していないチューブと比べると亀裂が発生しやすくなるとしても
異常がなくても3年経過してタイヤの自然劣化に合わせて交換する際に
チューブも交換しておくというのが良いような。
もっと言えばパンク修理後の客には2年経過時点で
「修理跡から経年劣化で亀裂が出るかもしれないのでそろそろチューブ交換したほうがいいですよ」と
案内を出したほうが結果的に立ち往生することもなく、助かるのかもしれない。
他の原因としては・・・
銘柄特有のものなのか、パッチやチューブ糊自体の鮮度の可能性も考えられなくもない。
●工賃表の一例とパンクに関する内容など様々
www.saginomiya-bicycle.com/repair/repair-menu.php
【パンク修理で一番厄介なのがチューブ側面(道路に接地しない面)のパンクです】
1ミリ程度の気泡と見分け難い穴のパンクがあります。
これに当たると、普通に調べてもパンクしていないように見えるんですね。。。
チューブを水につけても「水中で気泡がほとんどでない」パンクです。
このパンク症状は、チューブを水につけた時にできる空気の気泡とほとんど見分けがつきにくいんです。
かなり高い空気圧をチューブに入れて、何度も何度も念入りにチューブを押し出し穴を探す根気の要るパンクです。
時間もかかり、忙しいお店ですとほとんど見落とします。。。
(実際お客さんのお話で、この前あっちのお店で見てもらったけどまたパンクした。またその逆もあるでしょう。。。
2回目・3回目でようやくパンクを発見です)
厄介なのが、通常パンクですと空気を入れて半日でしぼむのですが、このパンクになると3~4日も持ってしまうんですね。
なのでお客さんとのトラブルで一番もめる?!厄介なパンクの一つです。
(中略)
ではどうしたら発見できるかと言うと、数日経過して何度か空気を入れたりしているうちに徐々に穴が大きくなってきますので、
やっと目視で発見することができます。
工賃を不明瞭にしておいて同じ修理内容であっても客や店の売り上げ状況や気分で値段を変えるような店では
とても安心して自転車を預ける気にはなれないのでこうした料金表があると助かる。
値段の上限設定がない項目は
取寄せになった場合のメーカー純正や特殊な種類で値段が高い場合もあるため違うのだろう。
※しかしながら、「異音がする」のようなアバウトで修理箇所自体がはっきりしない場合など
「段階を踏んで取り掛かってみるしかない」ため、最終的な工賃総額が異なることは十分にあり得ることも理解しておきたい。
●「バック拡げ工具は使用しない」ことが本来は常識
【交換作業について重要な補足説明】
当店では、後輪タイヤ交換時「バック拡げ工具は使用しません」正規手順で作業しております。
このバック拡げ工具を使うと作業時間が約10分程度短縮しますが「自転車屋が自転車を壊す」怖い道具です。
バック拡げって?!…フレームを専用器具で強引に拡げてタイヤ交換する手抜き作業です。
時間短縮で利益も上がるし、この工具を使って調子が悪くなっても「もう自転車の寿命ですよ」っと買い替えを勧められるので、
儲け主義の自転車屋では必須アイテムなのでしょうか?
「自転車 バック拡げ」でググってみて下さい。
当店では多少作業時間が掛かっても「フレームから車輪を正規手順で外して」作業交換しております。
お客様もできれば作業を立ち会って「タイヤ交換時にフレームから車輪を外さず(チェーンを外さない)で作業していたら」
そこの自転車屋は手抜き交換してます。
この工具はアルミフレーム車・電動アシスト車・変速付き自転車では「使用禁止工具」です。
ご注意下さい。当店は1万円のママチャリでも、きっちり正規手順で車輪を外して交換しますので、ご安心下さい♪
●標準タイヤで十分かどうかは用途次第
BSのロングライフだけでなく、IRCサイクルシードやパナのスーパーハードタフネスも過剰スペック?
●空気圧
耐久性を維持するために、まともに空気圧管理できない「悪習慣」だけでなく
根本的に「英式(虫ゴム)」が原因であることも忘れてはならないが、やはりその部分には触れていない。
やはり業界の最大のタブーなのか。
運行前に必ずタイヤ空気圧を確認してから走行して下さい。低い空気圧(手で押して凹む)では走行しないこと。
握力は全般的な老人や子供と握力の強い大人では全く違うので参考にならないといつも思うのだが・・・。
●パンク修理方針の違い
takesno.com/archives/2963
パンクの原因がはっきりと分かる異物パンク以外にも様々あるように、
店でのパンク修理方針も様々あって奥が深い。
↓
わかりやすく言えば
玉子1個からできる玉子焼き、自分で作ったものと、専門店で買ったものとは似ているようで違う。
素材自体の微妙な違いから、その調理方法まで違えば、当然味も変わる。
↓
工業製品という見方をするなら
「どこで修理しても同じ」という感覚があるかもしれない。
どこの店に預けてもその地域のメーカーの修理センターに送られて修理になれば
「担当者が同じ」になる可能性があるので「同じ修理」ということになる。
↓
実際は「たかが自転車修理」だとしても、
良い店にあたれば、原因究明と再発防止策や丁寧な作業が得られるとして、
反対に酷い店にあたれば、詳しい原因なんて調べる気もない、
「どうせ何を言っても改善する客なんていないんだから説明するだけ時間の無駄」として説明もなく、
料金確認もせずほぼ無言で作業にとりかかり後でトラブルになり、
挙句、持ち込み前よりも酷い状態にされることすら考えられる。
丁寧に作業するということは「その対価」も普通引き上がらなければならない。
安い賃金で過剰に丁寧な作業を強いることが常識という「勘違い」を引き起こしているのは
全体的な問題の捉え方の差なのかもしれない。
そう考えると、同じ店での修理自体にも「松竹梅コース」があっても良いのだろうかという気もする。
・「激安の雑な修理コース」
主にパッチ張りのみでたいした説明なし。
おかしなところが他にあっても見なかったことにする。修理部分とは無関係なねじ締め等はもちろんチェックしない。
再発しても「客の指示どおりに作業しただけなのでクレームなどは一切受け付受けない」
安さのみを追求するということは突き詰めればこうなる。
・「普通の修理コース」
ねじ締め等の確認はから調整などは行う。説明は希望者のみ。
但し、タイヤやチューブは海外製品で比較的安いものを当たり前のように使う。
・「丁寧修理コース」
言われたところ以外にも全て点検。グリスアップやチェーンクリーニングなど
全体の質の向上を伴う補修。説明にも時間をかけるので必然的に割高になる。一般車タイヤは主に国産品。
また、「適正価格」とはそれぞれの箇所で一体いくらなのかというところでまた悩むことになる。
しかし、結局「店員の過去の修理経験数も含めた適切な技術力次第」なので
高い修理費を払ったところで必ず大丈夫ともいえない。(バック広げ工具を使われるなど)
▼修理費用が高すぎる店
一般車の市販のブレーキ交換、またはBB交換”だけ”で1万円以上とか
技術力不足を補うためというよりは、買い替えを促すために修理金額がやたら高いというのは考え物。
▼反対に安すぎる店
安すぎればボランティア状態となり「自転車修理はタダ同然で直るもの」という感覚が根付いてしまっては
まともな自転車本体の適正価格の感覚自体を「安いのが当たり前」と麻痺させてしまう。
客の感覚ではもちろん1円でも安いほうがいいだろう。
しかし安くすることで、本来得てもいいはずの工賃まで削ることになれば
修理道具の「様々な工具」を仕入れるための資金だけでなく、
暮らしそのものが貧しすぎれば食生活まで悲惨なことになってしまうことで
体力だけでなく劣悪な生活習慣まで強いることは店員の健康面を含めて
「客としても結局困る」と思うのは考えすぎだろうか。
●HE系に多いニップルパンク?
HE小径の代表サイズである20インチHE(406)だったりMTB径26インチHE(559)にしても
単に「ママチャリ代表サイズの26インチWO径[590]よりもリム径が小さいからダメージが蓄積しやすいだけ」に思える。
(同じ距離でも回転数が増える小径ほどタイヤが摩耗しやすいのと同じ理屈)
ママチャリ系24インチWO(540)は26インチWO(590)や27インチWO(630)よりも少ないので
傾向としてWOよりもHEのほうが多いような気もするのだろう。
前輪よりも後輪のほうがニップルパンクが多いのは
普通に「直立姿勢で乗る状態では前輪よりも後輪に荷重がかかるから」と考えたい。
WOHEのリムによる差は回転数というよりは電動アシスト特有のもので
元々自転車のタイヤには空気を入れなければならないという習慣がない上に
子乗せということであれば丈夫めの厚みのあるタイヤで空気圧不足が気付きにくい。
習慣化もできていて(米式化後に)適切な空気圧量でも起こるなら
そのときは構造上の問題があるのではと考えたくもなるが、
そもそもノーメンテ主義で使っていることが明らかであれば
結局は「空気入れの習慣化」が身につくかどうか。
【1】空気圧管理ができていない理由について
リム/タイヤの差以前に、やはり「習慣化が出来ていないこと」に尽きる。
その解決策としてはユーザーの方々に、漠然と「空気を入れましょう」ではなく、
「予定としてご自身でカレンダー等に記入やスマホに予定として登録」することを推奨し、
(余程うっかりな人でなければ)実行して頂けるような提案が望ましい。
店からの提案としては「電話やメール等での来店を促す」ことで対策に。
(追加の修理やカスタム等の販売促進にも繋がる)
【2】適正な空気圧の把握について
「米式化」がポイント。「様々な種類の存在するタイヤの硬さ」や、「個人の握力等」を考慮すれば
曖昧な基準を常態化させていることは全てのメーカーを含めて「業界の怠慢」に他ならない。
相当困難であるとしても、英式バルブに対して疑問を持つ声を少しでも増やしたい。
約650円~のエアチェックアダプター購入が過大なハードルになるとは思わないだけでなく、
トンボ口を外せるポンプは珍しい種類というわけでもないのと、
ガソリンスタンドでも空気入れが可能になるという日常的な利便性を考えると意味がある提案になる。
(未だ業界で英式を使う一因としての「コスト重視」に走るあまりに、「自転車=安物テキトーで十分」という
イメージを刷り込ませているような安価迎合主義には否定的な考え方。
ユーザーの経済的な理由としても生活の足に費やす金額を不当に低く考えることには同意しかねる思いがあり、
その延長線上に工賃の安売りにも影響があると考えられるため、放置すべきではない問題)
最終更新:2020年12月20日 05:09