最終更新日:2022.5.22 ●自転車の供給不足で困っている自転車店と真の危機
2022.4.17 ◆「人材と技術」の重要性に気付かず衰退した日本のモノ作り
2022.4.10 ●10~30%の値上げ予定から考える今後のシナリオ、●ヨドバシから見る「顧客満足度」
〃 ●コンビニ(ファミマ)の経営戦略,●サイクルトレインの課題
2022.4.3 ●警察署から逃亡し48日間逃亡した男の懲役17年が確定
2022.3.27 ●[山梨]自転車というより「2人乗り四輪リカンベント電アシ」という詰め込み型車種
2022.3.20 ●「シェアサイクル普及に陰り?」という以前に・・・
2022.2.27 ◆超低速モビリティの可能性
2022.2.6 ◆[栃木]路線バス自動運転化の波(実証実験)
〃 ●[兵庫]神戸で最高時速5kmの超低速モビリティの実証実験
2022.1.30 ●雨の日配達に追加報酬の危険性
2022.1.23 ●CBあさひが好調の理由
2022.1.16 ▼完成車の入荷遅れの原因?
2022.1.9 ●自転車で通勤する国会議員
2021.12.26 ◆自動運転車の指針も発表
2021.12.12 ●スポーツレースチームも「パーツの再利用や修理」を余儀なくされる状況
2021.12.5 ◆総合的に自転車へのメンテや
交通法規への関心が低くなる原因
〃 ◆「無知で修理スキルもない店員が買い替えを薦める」問題
〃 ●神奈川の出張修理店主(80)自ら動画で後継者募集
【追記:2021.12.12】
2021.11.07 ●渡辺捷治製作所が廃業?、●[茨城]自動運転バス導入1年後の様子と地域交通について
2021.10.31 ●自転車店の今後
2021.10.24 ◆一人の営業対応の不手際による企業イメージの低下
2021.08.22 ●カーゴバイクの普及を目指して試作を続ける人
2021.08.15 ●個人店(員)は購入相談に応じたのに他店購入された自転車の修理持ち込みを嫌うというが・・・
〃 ▲フードデリバリーの問題
2021.08.08 ●[北海道]出張工具貸しサービス
2021.08.01 ○渡辺捷治製作所の番外編
2021.07.25 ●[ハチスカ]ダルマ自転車・ローライダー
2021.07.18 ●受注生産「ロッドブレーキ」実用車「8X」
2021.07.11 ◆ファットバイクの違い
2021.07.04
◇たぶん「登場する作品が違う」という動画(渡辺捷治製作所)
2021.06.27 ◆無料空気入れに潜む問題
2021.06.20 ●自転車漫画は確認されているだけで54種類以上あるようだ
2021.06.13 ●企業の危機管理能力(丸石自転車)
2021.06.06 ●雨天時に滑りやすい蓋の問題、●危機感の差
2021.05.30
★メリットだけでなくデメリットを知ろう、●「鬼ハン」について思うこと
2021.05.23 ◆「使い方に問題がある」のに「改善しない」のであれば不具合は再発する、他
2021.04.25 ●自転車関連の様々な在庫が少ない状況について考える
2021.04.25 ●[自転車宅配者]個別のナンバー表示がプライバシー侵害?、●自転車のマンガ
2021.04.18 ●[愛知]道路に画鋲を撒いた男の動機とは、●ゴミのポイ捨て問題から自転車問題を考える
2021.04.04 ●自転車店のタダ働き問題、●BSの埼玉・騎西工場が閉鎖予定
2021.03.14 ●自転車宅配代行サービスにナンバープレート導入?
2021.02.07 ●(本格的な)スポーツ自転車が日本で普及しない理由
2021.01.31 ●CBあさひ荷物運び用車種「ログワゴン」(406)20×2.10
【2021.02.14追記】
2021.01.10 ●バス会社のクレーム対応例
2020.12.20 ●外食産業から見る経営戦略
2020.12.13 ●量販店社長のインタビュー記事
2020.12.13 ●[福岡]2020年3月に自転車店で起きた事件に関する裁判
2020.12.06 ▲相変わらずNHKの番組は・・・(NHK:BS1)
2020.11.29 ◆自転車用のドライブレコーダーと独自の取り組みを思案【質の高い配達員の教育/育成】
2020.11.29 ◆修理指定箇所以外は一切手を付けない店の考え方を考察
■雑記いろいろ(5)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●自転車の供給不足で困っている自転車店と真の危機
news.yahoo.co.jp/articles/c4fdc821bf0875efbe0992dd8de37cc8cbb2c726
えっ、自転車が買えない!? 自転車販売店 入荷の見通したたず コロナ禍でアジアの工場が稼働停止 宮城
単に「生活用途での移動手段」として自転車が必要という意味であれば、
「全く商品がない」というほどでもないので、
取寄せまたは在庫のある商品内で購入してもらうことでどうにかなる。
趣味性の高い車種に関しては、店としては死活問題であったとしても、
多くの消費者にとってみれば絶対に必要というわけでもないで、
車種として数が揃わなかったとしても、消費者側としてはさほど危機感はない。
それにスポーツ自転車の場合、
「コロナ禍以前から」「元々納期がアテにならない」というところもあったほどなので
1年先と言われても、それほど違和感はないというか。
途中で値上げされるとしても、趣味の自転車としての予算がギリギリで
「1万円値上げされたから買わない」という人が多いとも思えない。
生活の足として使う「電動アシスト自転車」であっても、
幼児2人乗せ用途など、どうしても「必要不可欠」であれば、
数万円値上げされたとしても購入せざるを得ない。
但し、世界的なEV利用からバッテリー価格高騰で子乗せ車がほぼ30万円超にまでなれば、
さすがに影響は避けられない。
それよりも、最も大きな関心事としては
「一般車用の補修部品が一切入手できなくなったとき」と思われるが、
タイヤチューブは原材料さえ輸入できる限りはどうにかなる。
まだ既存在庫や細々とした輸入でどうにかなっているのであれば良いが、
国内で一切生産していないと思われる「クランク等の部品」が、
完全に入手不可能になってしまうとすれば「真の危機」を迎えることになるはず。
(そうなれば、(メーカー共同で?)金型を起こして作るとは思うが・・・)
とはいえ、現状でも全く入ってこないわけでもないようなので、
さすがにそこまでの状況には陥らないであろうと思いたい。
◆「人材と技術」の重要性に気付かず衰退した日本のモノ作り
www.news-postseven.com/archives/20220411_1743285.html
「よいものを作れば評価される時代がありました。
それが儲かるだけのものに変わり、インチキしか作れなくなり ・・・
よい物を作らなければいけないのに、よい物を作るなと言ってくる。
とにかく金をかけずに、よい物でなくてもいいから売れるものを作れと。
また営業は消費者の声ではなく大手家電量販チェーンの声を聞くようになりました。
「元はと言えば出世した営業や事務方が
よくわからない投資や多角経営を繰り返したあげくの経営難でしたから、
それで最初に詰め腹を切らされるのが技術屋って、納得できるわけがありません。
「メイド・イン・ジャパンを放棄してはいけなかったんです」
「安値を求める消費者」への期待に応えるため、
更に、国際競争力の獲得と、平成不況からのコストカットも兼ねて
技術移転が当たり前のように行われてしまった。
その結果として、日本としては「それなりに安値の品物」は手に入れられるようになったが、
一方で多くの技術者は憂き目に遭うこととなった。
日本IBMやリコーなど名だたる企業がこの件で敗訴したが、研究者や技術者も無縁でなかった。
ものづくりのプライドをズタズタにされた。
それでうまくいったのなら構わないが、その場しのぎのリストラに過ぎなかった。
多くのメーカーが中台韓の傘下、もしくは事業そのものの切り売りを続ける羽目となった。
「待遇が悪いのですから流出は止まりませんよ。ずっとそうなのですから。
大手だって技術部門の待遇は酷いものです。
事務方にすれば『好きなことやってるんだからいいだろ』って感覚です。
それで逃げられて、裏切られたとか、何をいまさらですよ」
「今だけ金だけ自分だけ」が跋扈して久しい日本、
個々人はそれで構わないが、企業や研究機関、ましてや政府がそれでは衰退もやむなし、
いまや日本の技術革新力は13位(WIPO・2021年)、
科学技術指標によれば主要論文数は10位(文部科学省・2021年)、
競争力ランキングに至っては31位(IMD・2021年)である。
かつて世界の科学技術を牽引してきた日本が、
GAFAMに代表されるような新世代をリードする先端・先進技術どころか
旧世代の技術すら世界から取り残されようとしている。
日本の宝である技術や研究を売り渡し、冷遇し続けた末路と言われても仕方がない
彼のような技術者はもちろん研究者、クリエイターといった個々の現場を軽視し続ける愚行、
その積み重ねもまた「失われた30年」、日本衰退の一因である。
資源大国でも食料輸出大国でもない日本が
頭脳を冷遇し、放棄する。それも現在進行形である。
本当に何をしたいのか、さっぱりわからない。
パソコンに関して言えば「全く必要のない無駄な機能(ソフト)」が
標準で強制的に山盛りされてしまっていたことへの疑問が拭えなかったが・・・、
自転車に関して言えば、せいぜい英式・ボスフリー・豆電球式の
ブロックダイナモくらいで、
根幹のフレームや細かいパーツに関して言えば無駄なものは無かったと言える。
「スポーツ自転車の
キャリパーブレーキで雨天時に山下りするような特別な用途」から
ディスクブレーキになったことは「(整備性はともかく)機能としては強化された」とはいえ、
一般車/実用車に関して言えば、
BEがWO/HEに移行、カップ&コーンがカセットBBに、ライトがLED化、
電動アシスト自転車が増えた程度の進化で、
本来変わらなければならない旧式の規格も多く残ってしまっているのは、
「あまりにも良い物を作ってしまった」弊害でもあるのだろう。
ただ、これからの時代、確かに質も重要だが、
自転車の場合特に
「初歩的な"正しい"使い方」すら全く浸透していない問題の解決が必要。
●10~30%の値上げ予定から考える今後のシナリオ
円安、世界情勢不安、アルミ価格、原油価格の影響などから
全体的に大幅な価格上昇が見込まれるようだ。
少し前に「まともな自転車は4万 → 5万円 から」となっていたのが、
「6万円超から」に?
しかし、社会経済自体の動きが鈍化していて、5万円以上の一般車の場合、
通学自転車でも4月初旬ですら在庫がまだある様子なので、
1万以上値上がりしたとしても、
「電動アシスト自転車のように10万円超えが当たり前の車種もあることから」
「価値を見出せる人達であれば」さほど気にせず買うはず。
一方で、1.5万円ほどの激安自転車も消え
「変速なしのカラフルなママチャリでさえ、新車下限価格は2万円以上」になり・・・
↓
必然的に「中古自転車」の需要が高まることで、
同時に、無関係な自転車店に対しての理不尽なクレームの増加
↓
今までは「得体の知れない電アシ・フル電動・電動キックボード」や「ネット通販品」まで
「修理などの受付全て不可」の店でも、
「(他店販売での)中古自転車も全て」修理なども拒否する流れが強まると予想。
今後、安さだけで自転車を選んでしまう人達とは
あまりにも「生活必需品の乗り物」に対する価値観に差が開きすぎて
「最低価格6万円以上を中心に扱う自転車店」と
「安物(使い捨て)粗悪自転車が多い自転車店」は
対応も含めて「明確に似て非なる店」になるかもしれない。
※但し、コロナ禍の影響で「他人が使用してきた中古自転車への抵抗感」のほうが強ければ、
少なくとも「
サドル」「
グリップ」の交換必須になって、
「だったら2万円超でも新車を選ぶ」という人のほうが多くなる方向も考えられる。
そうなれば、工賃も呼応して真っ当に値上げするチャンスでもあるが・・・、
過当競争に巻き込まれている地域では難しく、ますます状況が悪化してしまう懸念もある。
●ヨドバシから見る「顧客満足度」
president.jp/articles/-/56092
客から言われた問題点や疑問点を朝礼や終礼で話し合い改善したり、
取り扱う商品の勉強会を毎週のように実施し、社員の質を上げている。
自転車関連に限ったことではないが、
「朝三暮四」を繰り返すような店では気付けない。
自転車関連の場合「理不尽な言いがかり」「無償整備を強要する」ようなことも
珍しいとは思えないだけに、同情の余地はあるものの、
「何がどう分かりにくかったのか」
「どうすれば分かりやすく理解されるのか」
を真剣に考えている店は果たしてどれだけあるのだろうか。
人材の継続育成が弱い自転車専業店も目立つだけに、
「量販系の技術向上など心配する必要はない」と同じ感覚で、
「ヨドバシなんて自転車扱っているだけの量販だから」と
下に見ているうちに、「客をとられる」ことになる。
「販売メイン」「修理整備メイン」と得意な分野が違うことから、
単純に追い抜かされる危機感を持つ必要はないかもしれないが、
それでも、資産規模が違う相手に対して、
「類似業務」を掲げることは、どう考えても無謀に思えてしまう。
ヨドバシは各量販店の中でも価格が高い傾向にある。
それでも顧客満足度で第1位を長い間キープしている理由は、高い「価値」を提供しているからだ。
新商品の投入が早く、商品の陳列も見栄えがよく、品ぞろえも豊富である。
自転車の場合、全く異なるのは
「そもそも現状の世界情勢もあり、流通開始時期の目処が経たない」のも当たり前で
「大量に陳列してある」ことは、「分かりやすさ」を演出できる反面「実はさほど意味がない」。
↓
想定される「用途」に適合しているかどうかを見極めてもらう必要があり、
「荷台や両立スタンド取り付けのようなパーツの追加」から「組み換え」もある。
本質的には、(安値重視の自転車は論外として)
店側での「納車前の整備」こそ最も重要であり、
これが異様に雑な店と、丁寧な店では、数年後どころか
数か月ですら状態に大きく差が出ることがあまり知られていない。
だからこそ、元々個人的に「自転車の通販そのもの」は否定的であり、
それはヨドバシであっても同様。
また、ヨドバシは店員が積極的に声をかけるのではなく、
客が話す悩み事に対して親切丁寧に対応して的確に答えてくれる。
「普段はどういう使い方をされていますか?」と聞くことで、
まず初心者、中級者、プロ向けのどのニーズがあるのかを把握していく。
そして接客を通じて、その顧客にあった商品を提案、
つまりコンサルティング・セールスをおこなっている。
初心者向けの商品を買った客は、後日中級者として売り場に戻ってきて
新たな商品を購入してくれる。
ヨドバシが心がけているのは「きめ細かな接客」であり、
「高い価格の商品を買ってもらうこと」ではない。
これは「高い商品を売るためのセールストークを磨けばいい」ということではなく、
まず、現状に対して、
「何がどう不満で、何をすることで、より満足度の高い方向に導けるか」を考える必要がある。
一方で
「とにかく何が何でも絶対に値段の安さだけ」という人達に対しては、
予算に対して提供できる商材には限度がある」ということを、決して邪険に扱わず丁寧に伝え、
「相応の店で、価格に見合った接客や口論を続けてもらう」ように促すしかない。
(客側の理解力レベルが下方に振り切れているモンスターも居るとして)
問題は、「その断り方が(他業種での接客術との比較で)普通に下手すぎる」ことで、
「客の怒りを買ってしまうリスク」に繋げてしまっていること。
そして、もし一時的に無理をして良い顔をしても、再び困ったことに見舞われるのが関の山。
■「安さ」を売りにすると他店に客をとられる
ヨドバシでは客のニーズに応じたセット販売にも力を入れている。
液晶テレビであれば、接続用HDMIケーブルという付加価値の高い商品がある。
客との会話で音にこだわることがわかれば、スピーカー・システムの提案がされる。
愚直に顧客視点で商品を薦めることで、売り上げが上がるのだ。
例えば●「片側スタンド」であれば「
両立スタンド」を、
「駐輪場で停めやすいし倒れにくいですよ」と薦めやすい。
「情報量」と「提案力」と「話術/接客術/表情」これらを磨くことで、
客側は「良い物や商材に気付き」、店側も喜んで提供できる。
そのため↓「他店で買われてしまう」のは「値段+αの"付加価値"が足りなかった証拠」
一方、他の販売店が取り扱いしているのは「価格」だ。
安ければ買うが、高ければ他店に行ってしまう。
加えて、ショー・ルーミング(売り場で実機に触れたり店員から情報を教えてもらうが、
その場では買わず、安いネット通販で店頭より安い価格で購入すること)も起きやすい。
商品が動かず在庫や保管の時間があると、その分にコストが発生する。
回転率を高めることでコストを下げられるのだ。
地方の電車で「空気を運ぶ」というコストに対して、
「自転車乗り入れ可」に活路を見出している路線もあるように、
「何も動かない」状況を打破するための施策が必要であり、
店の規模によっては「鮮度が要求されるゴム製品」は
よほど多く需要がある場合を除けば「在庫しない」代わりに、
「卸やメーカーでの生産年月には徹底的に拘る」という方法もある。
─────────────
ヨドバシとしては巨大な物流センターを構築する計画もあるようだ。
amazonでは質の低い業者まで大量に流入している影響で
客の質まで低下している傾向から、
「新品購入なのに不良品が紛れている」ようなことも珍しくない様子で、
近年では購入リスクのほうが目立つ格好に。
(ヨドでも「外箱破損」はあったが・・・)
楽天は煩雑なレイアウト以上に、
時限ポイント合戦に半強制的に参加させられるのが面倒。
※ヨドcomは基本ずっと10%なので分かりやすく計算もしやすいので楽。
そのぶん基本価格が上がっていたとしても、
結局送料無料で簡単に相殺できてしまうので個人的には気にならない。
yahooは品揃えも値段も中途半端でほぼ使う機会がない。
店を跨げばそれぞれ送料が必要になるのも当然ネック。
ついでに、自転車関連でいえば、「モノタロウ」もあるが、
正直、オリジナルの安物パーツ販売は辞めて欲しいのはある。
廃盤になった「スーパーハード折りたたみ」のような「実のある商品の復活」ならまだしも、
「ジャンク系」はパーツダイレクトにでも任せれば良いのではと。
●コンビニ(ファミマ)の経営戦略
president.jp/articles/-/56163
【細見】スマホが登場したのが2000年代後半です。
スマホと一緒に育った人たちの思考回路、人生経験というのは
それまでの人とはまったく違うはずで、それがますますこれから加速していきます。
その人たちは生活者でもあり消費者でもあります。
そういう人たちの考え方を取り入れないと、
これからの企業、ファミリーマートの未来はないのではないかと社内では常に言っています。
大切なのは形式的なデジタル化というより、
経営者一人ひとりがどれだけ聞く耳を持っているのか、
価値観に合わせられるのか、ということだと思います。
自転車の場合、ネットで購入することで完結というわけにもいかない。
防犯登録はともかく、100%完組を謳っていても「初期整備・確認」は重要。
※ハンドルサドルの高さ調整、運送中での問題発生や、
あくまで最後は人間の作業なので、「うっかり締め忘れていた」などもあり得る。
だからこそ、自転車の場合、同じ生活インフラとしても、
コンビニのように「消費財を購入消費する業態」とは異なり
「継続的な機能維持」が不可欠。
(元々の質が低い安物自転車は除き)
パンクだけで廃車にするような人達に対して「どのような方法で」気付いてもらえるのか
売って終わりではない「生活インフラとしての生き残り」を考えなければならない。
●サイクルトレインの課題
merkmal-biz.jp/post/8494
導入当初は「利用者が少ない時間帯」だけでなく
「スポーツ自転車のみ」という区間のほうが多かった印象だったが、
近年では利用者の少ない区間での利用者を増やすために
車種を問わず持ち込みが可能になり、
「一部の自転車愛好家のためだけのレジャー」ではなく
「生活圏の拡大と利便性の向上」という社会的な役割に
シフトチェンジを図ることに成功しつつある。
『国際交通安全学会誌』23巻4号掲載の、金利昭・中島一貴
「地方鉄道への自転車持ち込みに関する事例調査 サイクルトレインの普及に向けて」では、
鉄道事業者への調査を基に、問題点を抽出している。これによれば、
・改札口が狭く、自転車がスムーズに通れない駅がある
・ホームと車両の段差が大きい場合には、力の弱い女性や高齢者にとって障害となる
・駅舎やホームが狭い場合、接触が起こりやすい
・乗降に時間がかかり利用者が多い場合には、定時性に影響が出る
が主な問題点として挙げられている。
【1】改札口が狭く、自転車がスムーズに通れない駅
利用者が増えれば「自転車専用改札」を作ることは、それほど難しいとは思わない。
【2】ホームと車両の段差
車椅子利用者のための「スロープ」のように、
「自転車用の簡易的なスロープ」を用意すればいいだけ。
【3】駅舎やホームが狭い
基本的に利用者数に応じた駅舎の広さがあるはずなので、
利用者が少なければ避けるのは難しくないと思われるが・・・、
そう簡単に駅舎を改築することは簡単ではないので、
今後「降車・乗車のためのマナーやルール作り」は必要になってくるかもしれない。
【4】乗降の時間
3にも言えるが、慣れてくれば、スムーズに乗り降りできるように
暗黙のルールが出来てきそうな気はする。
●警察署から逃亡し48日間逃亡した男の懲役17年が確定
bunshun.jp/articles/-/53085
最高裁判所は3月28日、「社会に不安を与え、逃亡中にも罪を重ねた」と、
上告を退け懲役17年の判決を言い渡した。
「自転車で旅しているのは逃亡犯」というネガティブなイメージを
植え付けかねないほどのインパクトを残した逃亡劇も、ようやく結審。
世の多くの人々の記憶からは薄れるとは思うが、
「道の駅」の従業員達にしてみれば、今後とも語り継がれる出来事に違いない。
●[山梨]自転車というより「2人乗り四輪リカンベント電アシ」という詰め込み型車種
news.yahoo.co.jp/articles/7459681217f9cccf1d6dc0d9dda20b47722034fd
八ヶ岳山麓の観光での活用を考えています。
山梨県北杜市が
電動アシスト4輪自転車を開発し、3月24日に試作車がお披露目されました。
こちらが北杜市が湘南工科大学と共同で開発している電動アシスト4輪自転車です。
24日は実験車両が披露され、上村市長が試乗して出来栄えを確認しました。
自転車は長さ約2メートルで、大人と子どもの2人乗り。
軽車両にあたり、一般道の車道を通行できます。
市は実走試験を重ね2023年度の実用化を考えています。
車種としては「面白自転車」に近いジャンル。
交通量が少ない場所だからこそ使える軽車両とも言える。
動画で見ると狭くて漕ぎにくそうに見える。
観光に使うのであれば「(電動)ベロタクシー」で良かったのではと思うが、
安定重視で4輪にこだわったのだろうか。
●「シェアサイクル普及に陰り?」という以前に・・・
merkmal-biz.jp/post/7518/3
一応読破したものの、まずシェアサイクル推進までの前置きが長く、中身も物足りない。
政策批判をしたいのであれば「矢羽マーク敷設の無駄・失敗」について取り上げたほうが早いのと、
「自転車のマナーアップ」について焦点を当てたいのであれば、
なぜ自転車が悪者にされなければならないのかという方向性から、
単に否定し「時間がかかる」ではなく、「具体的で効果があると思う案」を知りたかったのと、
(さすがに「自転車免許」などという絵に描いた餅を上げることはなかったものの)
警察/学校/家庭/販売店/メーカー(輸入代理店)全て
「事なかれ主義や交通に対する付け焼刃の対策に問題があるのでは」というところまで
踏み込んでも良かったような。
そして、シェアサイクル特有で分かりやすい「整備状態の問題」について触れていないということは、
政策よりも「自転車そのものに対して」思い入れはなさそうな点が残念。
◆[栃木]路線バス自動運転化の波(実証実験)
公共交通の鍵となるか 自動運転バス
www.youtube.com/watch?v=OskaF98wlZ4
運転手不足を担う存在としても期待されている。
[茨城県]境町ではふるさと納税を原資に既に自動運転車が走行
news.yahoo.co.jp/articles/e1ce15d216074f89d84d85124845d9c0c403f921
利用状況によっては「無料化」も不可能ではないという。
自転車の車道走行時に安全とはいえない元凶となっている大型車の存在。
トラック等の物流に関しても荷積み荷降ろし以外の「運搬」に関して言えば
内輪差での事故防止や労働環境等の改善の意味でもいずれ自動化が行われることになる。
その後、超高齢化社会を見据え、事故と渋滞発生を防ぎ
スムーズな流れを実現するためにも、全ての自動車が自動運転化になった暁には、
ようやく車道を自転車が走行しやすい環境の下地の1つが整うことになる。
(当然、もう1つは、未だに議論のテーブルにすら上がっていないであろう
「通年での交通教育の必要性」という大きな課題が立ちふさがっている。)
渋滞に関しては、自動運転化で常用速度が遅くなることを懸念する声があるかもしれないが、
自動化によって不要な加減速走行の車両が減り、
一定速度を保ち続けることで、むしろ渋滞は緩和すると見ている。
そして、何より全体での交通事故減少だけでなく、
無駄極まりない「交通マナートラブル」でのいざこざがほぼ解消されるというだけで
自動化には大きなメリットがあると言える。
◆超低速モビリティの可能性
www.itmedia.co.jp/business/articles/2202/26/news060.html
━新たな観光の形へ
「iino」の開発は2018年にスタートしていて、実はこれまでにさまざまな“結果”を残している。
例えば、19年3月。大阪城公園で、昼は「動く茶室」として、
夜は「移動式の日本酒バー」として、お茶や日本酒などを振る舞いながら、公園内を自動走行したのだ。
このほかにも、宇都宮市の採石場跡地や農場などを食事付きで走行したり、
大阪の北船場でバルの店舗を回遊したり、会津で1日1人の旅を提供したり。
━着想はゴミ収集車から
着想を得たのはゴミ収集車である。
作業員が収集車の後ろにピョンと乗り込む姿を見て、
同社の財津和也さん(エンジニア・クリエイティブ担当)はこんなモビリティはどうかと考えた。
━動く歩道として
バスでもなく、タクシーでもなく、考え方としては「動く歩道」に近い。
━基本構造は市場で活躍する荷物運びに使われる「ターレット」
ターレットの構造をベースに、荷台のところに人が乗れるようにしたり、
寝転ぶことができるようにしたり、最大5人まで乗車できるようにしたり。
━308自治体中の20%=約15自治体は計画が進行中
このウォーカブルシティを推進している街は、どのくらいあるのあろうか。
ちょっと古いデータになってしまうが、21年4月末現在で308自治体である。
そのうち、約20%は具体的な計画を練っていて、予算確保などに動いている。
━実証実験は「超々低速モード」
このモビリティは時速5キロで走行することができる。
ただ、実験場の人流の多さなどを考えて、時速は1~2.6キロに設定した。
「完全私有地内」且つ「元々時速5km」で遅いのに更に慎重に遅く設定。
ほぼ野放し状態のフル電動とは完全に真逆。
━懸念点は混雑時
前から歩いてくる人を避けることはできる。
その人を避けても、また前からやって来るかもしれない。
その人を避けても、また前から……といった感じで、
混雑しているところであれば、避け続けなければいけないのだろうか。
見た目をかわいくしたり、音を出したり、さまざまな工夫を重ねることで、安全性を確保したいですね」(財津さん)
混雑していなければ「進む方向の路面」に「ガイド線として光を照射すれば」
前方にいる人は自然に避けやすくなるようには思った。
もう1つの「法律」はどうか。現状、「iino」は公道を走行することはできない。
道路交通法の改正が必要になるわけだが、
「神戸市や関電は将来的に三宮や元町の市街地中心部での導入を目指している。
鉄道やバスから乗り換えて、1km以内の近距離移動を便利にし、
街のにぎわいにつなげる考えだ」(産経新聞 2月2日)
電動キックボードに関する会議の中で
「超低速の5km以下の乗り物」についても言及されていたような・・・?
主に「配達用」と「電動シルバーカー(シニアカー)」だから別なのだろうか。
━人が多すぎる場所では使えない
動く歩道は1メートルにつき200万円ほどの費用がかかるので、莫大なコストになる。
東京でいえば、JR東日本の東京駅から京葉線に乗り換える間にあるし、
大阪でいえば、阪急梅田駅と阪急百貨店の間にある。
この2カ所を「iino」にすればいいのではと思われたかもしれないが、それは難しい。
ちょっと想像していただきたい。たくさんの人が利用している動く歩道を壊して、
のろのろ走行のモビリティにするとどうなるのか。
利用者のイライラが増幅するだけでなく、人の流れが悪くなるばかりである。
これは「車道に自転車が溢れるとどうなるのか」と同義。
狭い片側一車線でノロノロ自転車集団を先頭に大名行列を始めることが在るべき姿だろうか?
乗り物と走る場所は「適材適所」でなければならない。
━有効利用が期待できる場所
例えば、ショッピングセンター、空港、遊園地などで導入すると面白いのかもしれない。
遊園地の場合、遊具のような感覚で移動できるので、導入のハードルは下がりそうである。
光や音などで演出すれば子供達に人気の乗り物となりそう。
海外からの声もあるが進展はなく、現状では日本での定着が先とのこと。
●[兵庫]神戸で最高時速5kmの超低速モビリティの実証実験
www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202202/0015031236.shtml
─「iino type-S712」
見た感じ「セニアカーを自動化して木目でデザイン良くしてみた」という印象。
─「テムザック社製の低速小型モビリティ」
歩道走行できる「超低速ゴーカート」のよう。
同じく遊園地にあるパンダの乗り物の中身だけのようでもあり、
人目を気にせず乗るには少々勇気が要りそう。
時速5kmという制限上、
横断歩道の距離が長く青信号周期が短い場所での使用は困難というのが懸念点だろうか。
とはいえ、電動キックボード類よりは圧倒的に好感が持てる。
動く歩道を簡単に設置できない箇所の周回に使うという意味では
巨大スーパーやショッピングモール等の施設内限定であったとしても便利かもしれない。
その場合の本体は厚いウレタン等で覆うだけでなく、
ジュース等をこぼされたりする想定も必要になりそう。
●雨の日配達に追加報酬の危険性
news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20220126k0000m040266000c.html
ウーバーイーツの配達員には、特定条件の配達を達成すると成果報酬が支払われる特徴的な報酬体系
「クエスト」が用意され、今回の事故はその条件下で起こった。
検察側は「報酬が受け取れるきりのいいところまでやろうと思った」とする
被告の供述調書を法廷で読み上げ、クエストが危険な運転を生む背景にあるとにじませた。
検察側は論告で「配達業を営む人が増え、無謀運転が大きな社会問題になっている。
予防の見地から厳しい処罰で臨む必要がある」と述べた。
「限られた閉鎖空間の中に配達員と怪我をしても次の瞬間には元通りになっているキャラクターしかいないゲーム」と
錯覚させてしまうような構造自体を禁止するしかないように思う。
●CBあさひが好調の理由
www.itmedia.co.jp/business/articles/2201/19/news035_3.html
どちらかといえば「イオンバイクの各所撤退からみる失敗原因」の参考になる。
苦境に巻き込まれる個人店との比較でも分かるのは、既存業態の限界だけでなく、
店構え(外壁・看板・照明設備など)・身だしなみ・接客を改めることに気付けないと厳しそう。
店舗が立地する商店街の前に大型スーパーが進出して、買物の人の流れが変わったことがあった。
自転車ならばアフターサービスが必要。スーパーはメンテナンスまで目が行き届いていなかった。
↑
これは1970年代の話でも、
アフターサービスそのものを「商材」としたのが上手い方法だったように思う。
「大抵の人達には効果があるとは思えない液剤」や「サドル用の極細ワイヤーロック」も
「購入時に薦められる」だけの「雰囲気作り」こそが重要と考える。
「チェーンが緩んでいますよ」「タイヤに空気を入れましょうか」などと、
店の前を通る自転車に声掛けをする活動を実践し、地域の有名店になっていった。
「店を開店していれば勝手に客がやってくる」と思い込んでいる店達では、
全く理解できない感覚かもしれない。
自転車の使い捨てが当たり前となる価格破壊の激化を危惧して、
進氏は自転車の楽しさをよく知るプロショップだからこそ、自転車を皆に大事に長く使ってほしいという思いが募った。
そこで89年、専門的なプロショップから、自転車の全てのジャンルを取り扱う大型チェーンの展開に切り替えた。
現状ベテランが多い店という印象がないだけに、自転車だけでなく従業員も大切にして欲しいところだが、
量販店の場合そうせざるを得ない理由もあるのだろう。
本国との代理店契約のノルマが厳しかったという背景もありそうだが、
既にスポーツ自転車専門店に見切りをつけて総合店に舵をきっていたのは「資本力があればこそ」というべきか。
90年代中盤からは、PB(プライベートブランド)の開発とネット販売を開始した。
上場により知名度が上がり、優秀な学生の採用を積極化。
自転車にまとわりついた斜陽産業のイメージを覆したのは、業界的にも大きな意味合いを持った。
↑
低価格化と利益確保のためにPBを積極的に導入し、
最低賃金に近い人材のみ確保すれば必然的に利益は上がるという構図だろうか。
東西の物流倉庫の確立で、売れ筋に応じた在庫確保ができるように、サプライチェーン強化を推進した。
後押しで物流センターと。
スポーツサイクルの普及を推し進めた。全国に30店ほどの初心者から中級者向けのスポーツ専門ショップを展開している。
一方、都市部の需要が多いデザイン性が高い自転車を取りそろえた店、電動アシスト自転車専門店、
子ども用自転車専門店、リユース店など、分野を絞ったさまざまな新業態にチャレンジした。
自転車店は何でも屋ではないので、地域や客層に応じて「店の特徴」を明確にする必要はある。
不釣り合いな車種や業態を目指していても、需要の掘り起こしが出来ていなければ経営を続けられるわけがない。
しかし、売上が伸びているというが・・・
比率として電動アシスト自転車が増えれば必然的に売上高は増すとして、
利益そのものまで増えているのだろうかという。
22年2月期からは新しい中期経営計画「あさひVISION2025」が始動。
「お客様との関係性(CRM)強化」「既存店の活性化」
「新しい店舗スタイルの開発」「事業領域の拡大」を4つの重点戦略とし、
デジタル・IT、物流、ブランディングにさらなる磨きをかける。
事業拡大路線は自滅への道にも思えるが、
「試乗」に関しては強化する余地があると見ている。
敷地内レンタルではなく、物流倉庫に直結で「巨大な試乗拠点」を用意するとか、
安物自転車と比べて何が違うのか、実際の環境下での1週間や1ヶ月単位での
感覚を理解してもらうための「多種を選択できる乗り比べ」は間違いなく必要。
自転車でも、中古自転車ではない「アウトレット専門店」として、
倉庫集約ではなく、「実店舗で」型落ちや傷あり品だけを並べる方法も思いついたが
「特定の店舗に集約する送料」がネックなのだろうか。
配送業者のように、既存物流車の「空きスペース」を利用すればいいだけのような気もするが。
▼完成車の入荷遅れの原因?
─日本向け電アシの製造拒否?
▲「日本メーカーが企画して海外工場に生産依頼する5万円程度の電動アシスト自転車」
であれば、拒否されるのは已む無し。
今まで我慢強く請負ってくれていた海外の会社や工場の人達が立派としか言えない。
特殊規格や市販されていない専用工具まで必要など、販売側の問題意識の無さが恐ろしい。
●「最低でも20万円や50万円も当たり前にあるe-bike」の場合
スポーツ自転車メーカーが日本法人を置いて輸入しているだけのケースが大半で、
残りは、日本向けにアシスト制御を行っていないとすれば「輸入販売"代理店"」が
「海外メーカー生産の車種を輸入しているだけ」と思うので、
日本の会社が企画して生産委託していること自体が稀と考えると、
「日本では基本的に低価格帯の電アシ(10万円台)の需要しかない時点で、
販売計画自体を終了すればいいだけでは?」という感想しかない。
3Dテレビや高齢者向けの商品のように、効果の薄いトレンド作りに一生懸命取り組んでいるような傾向もあるが
自転車の場合、根底の「交通教育の貧弱さ」「道路環境」「世間での自転車の地位」も含めて
「そもそも高額な電動アシストスポーツ自転車の需要がそれほどあるとは到底思えない」という。
庶民感覚からすれば、50万円も出すなら中古の安い自動車か新車で原付オートバイ買うだろうし、
100万円になれば常識的に軽自動車が視野に入るのが当たり前。
先駆者のヤマハやパナソニックを除けば、日本のメーカーが日本の企画でe-bikeを作っても
需要そのものが全国に最大で1万台あるかどうか。
日本で「スポーツとして自転車が趣味」=「ストイックに疲れることを厭わずに"自ら"漕ぐ」のであって、
アシスト自転車を是とする精神が浸透するとは考えにくい。
※特に高齢で自転車をスポーツとして利用する人達であればあるほど、その傾向は顕著と思われる。
それ以前に、年収1000万円以上の日本の富裕層が自転車を趣味にしている割合が極めて低いと思うのは、
マスコミ関係で自転車といえば「ネガティブな話題には事欠かない」一方で、
ポジティブな意味で自転車特集番組を「継続的に」組まれることなど皆無に等しいことから分かる。
富裕層の趣味といえば、貴金属類や建物や投資系を除けば「自動車」か「ゴルフ」が異常に多そうなイメージ。
そう考えると、高価格帯のe-bikeに限って言えば、
別に日本にほぼ入って来なくても大した問題があるとは思えず。
生活用途で、電動アシストの10~20万円程度以上のものが必要になる場面自体があるとも思えない。
─日本の会社が自転車を企画する際に部品メーカーに断られる?
メーカー名を伏せるのは分かるが、具体的な価格帯すら書いていないので全く分からない。
その上で、部品メーカーを「シマノ」と想定すると・・・
▲「1円1銭のコスト削減を主旨に作られるような1万円台の粗悪安物自転車」であれば、
優先度も低くなるので断られて当然としか思えない。
そもそも、アジア圏の自転車完成車工場自体への出荷を制限していても不思議ではない。
部品と言っても「放熱板なし
ローラーブレーキ」「後輪用ハブ」以外にシマノ製品が使われていそうな気配がないので、
それすら断られるということは、「シマノ部品を率先して使うに値しない粗悪自転車には
バンドブレーキでも使ってください」ということだろうか。
◆「実売価格で5万円以上の一般車」や「約15万円以上のスポーツ自転車」であれば、
完全に拒否されてしまうのはどうかと思うが、
価格帯からして、後回しにされることになってもしょうがないような気はする。
補修部品にしても概ね同じ状況とすると、
「販売や修理に使う商材の見直し」から「営業方針そのものを大きく転換」できなければ
淘汰される時期に来たというべきかもしれない。
「自転車の需要自体は減るどころか増える一方」にも関わらず、
相変わらず既存の商売でしか競争することができない以上は厳しい状況に追い込まれるのは必然。
真っ当な方法で、地域やターゲット客層に応じた「変化・対応力」の真価が今こそ問われている。
●自転車で通勤する国会議員
news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2022010701000835.html
国会に「自転車族」誕生? 渋滞知らず、コロナ回避も
省庁所管の政策に強い影響力を持つ族議員になぞらえ、
新たに「自転車族」が誕生したとみる向きもある中、
愛用者は通常国会が召集される17日以降も
ペダルをこぐ。
「黒塗りの公用車がなくなった日に、黒塗りの自転車を買った」。
筋金入りの「自転車愛」を自任する自民党の山下貴司元法相。
閣僚在任中は警護官が同行するため「さすがに乗れなかった」と語る。
選挙期間中のみ自転車で移動するような「見え透いたパフォーマンス」ではないと思いたいが、
電動アシストとはいえ「生活の足として日常的に自転車を使用する」ということは
見える風景から周囲の状況について考える場面に遭遇する機会が異なる。
果たして「"通年での"交通教育の重要性」に気付くことはあるのだろうか。
本当の意味で「自転車環境」を考える人達が出てきてくれることを願う。
◆自動運転車の指針も発表
news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-211223X703.html
自動運転では、特定の地域で提供される運転手のいない無人自動運転車の移動サービスを念頭に検討。
「レベル4」と呼ばれ、過疎化で公共交通機関が減少する
地方での高齢者らの移動手段として期待されており、
政府は2022年度ごろのサービス実現を掲げている。
既に福井県永平寺町でレベル3の運行が開始され、レベル4の実現に向けた準備も進む。
無人自動運転車は遠隔で監視され、事故などシステムでは対応できない際には人を派遣する必要がある。
報告書は、そうした体制を各地の公安委員会が審査する仕組みの導入を求めた。
警察庁が検討している道交法改正案では、無人自動運転を行う事業者や個人は
事故時の対応方法も含め運行計画を作成し、公安委員会の許可を得る必要がある。
交通違反などがあった場合は許可の取り消しなどができる。
●無人の車をシステム操作、実現へ 自動運転技術、22年度目標
news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/nation/kyodo_nor-2021122301000328.html
●電動キックボード免許不要に 自動運転レベル4実現へ 道交法改正案
news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-_affairs_accident_IUDNP6OYOVN7VMOWIOI4X6PW2M.html
一方、自動運転については、レベル4相当の事業者らを、都道府県公安委員会が審査し、許可制とすることも盛り込む。
対象は廃線路などの限定地域で客を乗せるサービス。
これまで一部地域で遠隔監視と遠隔操作で実施されてきたが、遠隔監視のみで運転者は置かない。
こうした特定の条件下における完全自動運転の「レベル4」のサービスを令和4年度ごろに実現を目指すという。
↑
ようやく過疎地に自動運転車の本領発揮の時代到来へ。
動物や落木等はあるとしても、何しろ、急な飛び出しなどで人身事故が起きる確率が極めてゼロに近い。
高齢者が多ければ多いほど、歩く速度も遅く、乗り物でもセニアカーが中心であれば
尚更、自動検知システムには有利なので、導入しない手はない。
●スポーツレースチームも「パーツの再利用や修理」を余儀なくされる状況
spaia.jp/column/cycling/15671
1:自転車需要の増加
欧米でも自転車を求める人が急増。これをきっかけに、慢性的な自転車不足が発生した。
2:生産ラインの停止
大手自転車メーカーの多くが工場を置く中国や台湾などアジアでの
生産活動がストップしたことも自転車不足に追い打ちをかけた。
3:輸送費高騰
中国や台湾で製造された自転車を欧米へと運ぼうにも、
コンテナ輸送費が7~9月期で前年比125%、
新型コロナ拡大前と比較すると10倍近く跳ね上がっていることから、
輸出入を押さえざるを得ない状況となってしまった。
2021年シーズンに使用したバイクやパーツを来季まで継続使用することを決めたチームもある。
「以前は損傷したパーツをすぐに捨てていたが、この状況下では修理して再利用している」
フランスを拠点とするチーム「コフィディス」に至っては、
契約メーカーとの話題が2023年の供給バイクに移っているといい、
2022年シーズンに向けた準備が進んでいない実態も明らかになっている。
メーカーからの供給に任せてある程度のぜいたくが許されてきたトップチームにとっては、
自転車や機材をこれまで以上に大切に扱う重要な転機が訪れたと見るべきなのかもしれない。
↑
今後ますます値段が上がることが予想される一般車でも
「安くて数が豊富だから使い捨て」が成り立っていたことが困難になり、
「高くて選ぶほどない状況」になれば、
「壊さない・長持ちさせるような使い方」に移行する機会になるかもしれない。
店も今後の自転車本体だけでなくパーツの値上がりは必然のため、
値上がりで目先の売上が下がる心配をするよりも、既存の「単に買うか修理すればいい」から進んで、
「値段に見合う内容」を「どのように工夫を凝らし提供することで理解してもらえるのか」から、
「必要不可欠な付加価値の提供」を深刻に考えることが重要と考える。
◆総合的に自転車へのメンテや交通法規への関心が低くなる原因
「作業技術」と同じくらい「直接対面での接客の"内容"」の良し悪しで
自転車環境まで一変すると思っているが、何故か問題意識がないようで、
全く対策しない業界体質は改めたほうが良い気がする。
(無論、最初から"用途の向き不向きなど完全無視"で
「安物しか買う気がない」「自転車本体をネット通販で買っても何ら問題なし」
「4万円以上の自転車を買う意味などない」
という人達の全てを気にかけて説得を試みたところで「ほぼ徒労に終わる」のはあるが)
実際のところ・・・
「説明した"つもり"」「責任は果たしている"はず"」のような状況から、
消費者との意思疎通が十分に出来ていないように思えて仕方ない。
◆"無料"のリスク (※製造不良/作業ミス/リコールなど特例処置は別)
└ポンプも含め「結局は無駄な時間が"とられる"」と(思考力があれば)分かる。
客:安く使うことで店の経営を圧迫し、店がなくなれば離れた店に行くしかなくなる。
店:時短のつもりが「壊される」リスク。単なる空気入れ拠点扱いにされる。
◇安物自転車や安物タイヤ類のリスク(安値の恒常化)
※大手以外の安物電アシは論外。消えてもらうべき22WO/HE類も扱わない。
「近所の生活の足でしかない」ので少しでも安いほうがいい客と、
利益を出しつつ客を多く得る店の思惑が合致した結果であり、
「安く済ませようとする」のは当然に思えて・・・、
↓
▲「どこまで雑整備しても大丈夫かという"悪い意味での"過当競争」もしくは、
「丁寧な無料奉仕に近い技術の安売り」どちらかに近い選択により、諸々自らを圧迫し、
客側も「金がかかることを渋る」+「空気圧管理を"しない"ことを是とする」ことまで
誘発してしまう恐れが高くなり、メンテが"身につきにくい"環境から、結局は「得しない」。
↓
●逆に言えば、(各種スポーツ自転車の専門店は別として)地域によって差はあれど、
店にある「補修タイヤ・自転車の"下限"価格」を見れば、
「店全体で、技術がどの程度のレベルにあると判断しているか」を測る"基準の1つ"に出来る。
つまり、「安物が多い」=「技術水準まで"安く"見られやすくなってしまう」
↑
●店が忌み嫌うワードの筆頭と思われる
「このくらい安く治せるでしょ?」「ちょっとだけだし無料で"いいから"」を
一切悪気などなく軽々しく放出されてしまう元凶とも言える。
◆ゆっくり話を聞くことができる環境
ケミカル類の使用があるので、作業場の換気システムは必須とはいえ、
過度に「暑い/寒い」では話を聞く気になれなくても当然と言える。
主観ではなく「客観的に」店構えが綺麗かどうかが重要。
豪華やオシャレな店であれば、お金がかかるとしても経験則上「普通・当然」と思われる一方で
あまり綺麗とは言えない店で、「思った以上の費用が必要」となれば、
「不満が出るのは極めて普通」と言える。
◆最初の対応~お断りする場合の"言い方"
└電話口で喋る前の店員の第一声が半ギレの店に行きたいと思うだろうか?
接客業で普通に挨拶出来ないことを「口下手」というのは言い訳にもならない。
ここで悪い印象を持たれると、その店だけならまだしも、
自転車そのものまで「チャリンコ」に成り下がる恐れすらある。
挙句の果てに「自己完結しているだけのマイルールに終始」し、
自らに問題があるとは微塵も考えず「無知な消費者」と切り捨ててしまうのは頂けない。
上記のような山積問題がないことが「当たり前」になれば、
様々な自転車を取り巻く環境の改善の土台になると言える。
そして、親子から高齢者まで様々な人達が利用する機会が多いからこそ、
今までの価値基準に対して"疑問"を持ち、
「正当な評価が出来る人達」に対しては、
「様々な方向からの"機会"」を惜しむことなく提供することが必須と考える。
◆「無知で修理スキルもない店員が買い替えを薦める」問題
www.youtube.com/watch?v=PTs1QCK5CyU
●1万2万の安物自転車であれば
分解前の大まかな概算の時点で修理を提案しただけで
「そんなにかかるなら買い替える」という人が多くても分かるので
一瞥して「買い替えたほうがいんじゃないですか」というのは普通。
しかし、
●目安として実売価格5万円以上で耐久性に期待できる"まともなメーカーの"自転車であれば
長く使っているようであれば尚更、
店としては「まず最初に修理提案」をした上で、
「分解してみて修理できるかどうか分からなくても、分解する以上は手間賃(工賃)が必要になる」ことに
「同意してくれる相手」かどうかがポイントになるのだろう。
BBに関しては椀に問題がなければベアリング交換で修理できるとして
「固着しているかもしれない問題」もあるので、
時間コストで考えると躊躇する店があっても不思議ではない。
※だからこそ、BB椀の固着防止処理まで、丁寧に初期整備している店であれば、
「他店車の整備拒否」という方針になるのも当然と言える。
●「フリーの爪だけ補修」は
単にグリスアップだけで直れば良いが、交換が必要な場合、
廃棄自転車からの部品で交換すれば使える場合があったとして、
基本は「内部一式交換」で対応しようとしても、30年前の車種では補修部品が終わっているので、
「ハブごと交換からの組み直し」よりは、「現行品のホイール一式交換」になるが、
ベルト車でも左右のベルクランク位置の違いによる問題があるかどうか?
ベルト山プーリーの互換性?まで考えると、現実的には難しいのではと。
他にも「クランク交換が必要な場合四角穴の角度が異なっているケースもある」ので注意が必要。
●「交換ではなく修理で済ませる」ことについて
「正しい場合もあれば、問題になる場合もある」ので一概には言えない。
元々の質が良い自転車であれば、
(国産メーカーの電動アシストで電装部品が既に存在しない等の理由を除き)
一方的に買い替えばかり薦める・検討するというのは考え直した方が良いというのはある。
理由としては、「次々に買い替ればいい」という「都合の良い言い訳」の中には
「どうせすぐ買い替えるから」→「違法駐輪」「ノーメンテ主義」になる可能性も高いため。
●問題のある店の存在
それ以前に、「BB分解グリスアップできない」「ホイール組すらできない」
という店は「自転車本体を販売してはいけない」という業界ルールを徹底して、
「質の低い店は淘汰する」と宣言し、問題のある店達とは「別離する」方法で、
消費者にとって「本当の意味で必要不可欠な良い店を育てる」ということが重要と考える。
逆に言えば、現状はホイール組の可否を確認するだけでも店のレベルを計ることは可能。
※一般車メインの店の場合、「ホイール組」では言葉の意味を理解されず通じない場合があるので、
「スポークの全てを張り直しできるかどうか」を確認しておきたい。
▲「店員達に自転車への愛がない」
「売れればいい」「修理できていればいい」の果ては・・・、
「命にも関わるブレーキネジの締め忘れ」だったり、
「取り付けが無茶苦茶」だったりすることになるが、
「安く買えれば(修理できれば)いい」だけを考えている消費者達は
この根深い問題に気づくことはないのだろう。
▲新品パーツが捨てられている問題
これは前々から思っているように
車種購入時に「パーツ選択式」にしてもらいたいと思う。
オートライトと変速くらいしか選べないというのが分からない。
・タイヤの質
・リムの種類
・スポーク/ニップルの材質
・チューブの規格
・カゴ材質
・スタンド種別
・BBの規格
最低限このあたりは選択できるようにすれば
錆びて小汚くなる「ワイヤーカゴ」なんてほぼ消えるだろうし、
チューブ規格を選択できれば適正空気圧量の把握にも繋げやすい。
※自転車店にしてみれば空気圧計付ポンプが当たり前になれば、
タイヤ・チューブ交換は減ったとしても、
やはり「空気入れに来るだけの人達に時間をとられる」ことが大幅に減るので、
凄まじいメリットのはず。
何より「情けない空気圧不足でのパンクで日銭を稼ぐ」のではなく、
「快適化・定期メンテ」に関心を向けてもらえるような
「良い方向へ」の方策を真剣に考えることができるようになる。
●言葉遣い
個人的には「分かりました」ではなく「かしこまりました」である必要はないと思う。
やはり「表情・愛想・元気」が重要。
第一声の挨拶すらなく「(初対面)無言で睨みつけてくる」とか
「何?(半ギレ)」とか「平然と無視」など、
接客業とは思えないような、ある意味「凄い人達」(特に個人店)が多すぎることが問題。
どれだけ技術云々が自慢できても、「商売人」という感覚が一切ないのは如何なものかと常々思うが、
世の中、修理の技術も工具ロクにない上に愛想もなくても、値段を売りにしてれば
自転車店を経営できるのだから「消費者の無知」も相当怖い。
●神奈川の出張修理店主(80)自ら動画で後継者募集
www.youtube.com/watch?v=fw4rb91slu4
(キタハラメンテサイクル)
「60歳から始めた」というのがポイントだろうか。
★最大の利点は「知名度≒一定数の顧客」が居るので1から始めるよりは好条件。
◆要確認点は「開業資金で"数百万円"が必要」という内容
諸々の工具、タイヤなどの補修用パーツ群の仕入れに
資金が必要なことは常識的に分かるが、何に数百万円も必要?
※「運搬用の営業車(軽トラ/ワゴン)?」が前提であれば購入費/維持費は必要だが・・・。
(無店舗でパーツ仕入れ出来るのか不明だが)必要な代理店との契約のために支払う保証金?
最初から高額自転車整備用の特殊工具の諸々を全て買い揃える必要などないはず。
授業料込みとしても数百万はありえないので、そこまでの資金が必要な理由が謎。
↑
もしかしたら、近隣に"実店舗"を開業して欲しいという意味なのだろうか?
「自転車本体の仕入れ・店舗の賃貸か購入と改装費」なら数百万円必要でも分かる。
※通常、出張修理は無店舗営業が普通で「実店舗の開業ではない」ので安価で開業可。
↓
◆検索して最初に出てきた自転車出張修理の開業資金
www.eonet.ne.jp/~yopitan/dokuritu/shikin.htm
最大の「プロフェッショナルコースで30万円」。
「パンク修理+型であれば僅か2万円」。
↓
www.eonet.ne.jp/~yopitan/dokuritu/meritto.html
少しの資金で、開業できる
指導料の15万円を支払っても50万未満。
「開業資金が安いからこそ始めやすい」のが自転車出張修理。
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★個人営業のメリットとしては
何よりも、典型的ブルーワーカーにありがちな
「精神的にキツすぎる上下関係が存在しない」というのが大きい。
※理不尽極まりない客未満の相手に出くわす可能性はもちろんあるとして、
職場の同僚と違い(胃や頭を苦しめながら)無理に付き合う必要などなく、
「丁重にお断りできる」のは比較すると楽。
●食品配達業の個人登録者と比べると圧倒的に同業他者が少ないのもメリット
(無論、施行・接客技術も必要なのでハードルが相当低いということはない)
●課題は「一定の整備スキル・知識」を身につけることは当然として、
「★顧客の要望を把握し"的確な"接客ができる能力が必須」な点。
(「持続的な対人会話力」というより「安全とリスク回避のための接客術」)
単に黙ってタイヤ交換すればいいわけではない。
※「相手に理解できるように説明する力」がなければ後々間違いなくトラブルになる。
●もし「何の知識も経験もない状態からスタート」の場合
「2,3年の下働き」を経なければ「本格的な」仕事にはならない。
単に「カゴ取り付け・錠前着脱のネジ締めするだけ」のような
作業であれば比較的簡単でも、「業務を完全に引き継ぐ」ということは、
「パンクの様々な原因除去から、異音対策など」まで、
しっかりと身につけていることが業務上"必然"。
「接客会話があまり得意ではない」とか「30歳以下?」であれば、
経験を得るために(使い捨てになるとしても)量販に駆け込むほうが楽。
「ある程度の知識・興味があって」「地域密着での接客を重視」の場合、
店を引き継ぐことで「地域の生活インフラを守る」意味は出てくる。
「昔自転車店(量販含む)勤めだった」とか、
接客がそれなりにできるのであれば、年代ハードルの低さを活かす機会でもある。
◆追記:2021.12.12
www.eonet.ne.jp/~yopitan/dokuritu/kougu.html
総額2万円で挙がっている工具類は「あくまで店を"始められる"」という意味で
「最低限の要望」に対して「最小限の工具」を列挙しているだけと思われるので、
「1ページ見ただけで全て知ったつもり」にならないように気を付けたいところ。
↓
◆専門的な整備工具のページもちゃんとある。
www.eonet.ne.jp/~yopitan/master/kougu_puro.html
「店の経営方針」によって必要な工具を買い揃えればいいだけ。
↓
●開業資金で見ても「下限が4.7万円~最大で30万円」と幅がある。
www.eonet.ne.jp/~yopitan/dokuritu/shikin.htm
◆「実店舗」と「出張修理」の環境と必要な時間の違い
「実店舗であれば」ホイール組対応を始め、様々なケースに対応できて欲しいものだが、
一方の出張修理で「BB分解」「ホイール組」までするということは、
「場所によっては」必要な時間的に「道路の不法占拠状態」にもなりかねないわけで、
逆にそこまでの専用工具を取り揃える意味が薄い。
●「自転車修理 = 自転車"何でも"修理屋」と勘違い?
主にスポーツ自転車愛好家の人達にしてみれば、
「高額なBBの面取り・掘削工具等まで当然のように所持しておくべきだ」
(数年に1回出番があるかどうか分からない多種多用な特殊工具まで)「全て取り揃えておくべきだ」
のような感覚かもしれないが、
逆に「最初から」そこまで揃えて、それらが全てまともに使えるわけがない時点で
「むしろ問題になる」とは考えが及ばないのだろうか。
◆「工具さえ揃っていれば問題のない修理ができるようになる」わけがない。
少しでも「店を初めたての素人同然が下手に整備するよりは、他店に任せればいい」という考え方があれば、
ロクに扱えない工具を自慢気に揃えて「私は整備できる」と"虚勢"を張られるよりは、
経験の浅い店であれば「専用工具は高価で、まだ当店では扱いがありませんので、
その修理に関しては、"他店や実店舗を"頼ってください」と案内されるほうが、
「雑整備・修理」に繋がりかねないリスクを負う必要がない時点で
(少額の通信費と若干の体力等と)時間的な浪費はあったとしても、依頼者自身にメリットがある。
◆要するに、「最初から」何十万もかけて殆ど使いもしない工具を揃えても「宝の持ち腐れ」。
粗悪中古自転車店でも存続できるように、世の中にある様々な店が「適材適所」。
「他に重大な欠陥がない状態でチューブとタイヤだけ交換するだけのパンク修理」は
「それくらいしか出来ない店」で逆に「専門的に毎日こなしてもらうことで」
雑作業でのミスなどを行われないように丁寧に作業してくれるほうがマシ。
そのため、
「自転車修理店は"最初から"高額な専門工具を山ほど揃えていなければ開業しないほうがいい」とか、
「自転車店の従業員でもなかった未経験者は絶対に開業して欲しくない」とは思わない。
特に後継者問題で、大きな流れとして技術継承もできなくなってしまっている以上は、
「出来る範囲で、出来る内容を提供する」だけでも必要とされる場合がある。
それよりも、一消費者として思うのは「★話やすい気さくな人柄」から、
「★依頼を受けるにしても断るにしても納得されるように、丁寧な接客の"内容"」を
大切にしてもらうことのほうが「初心者なのに多種多様な工具を揃えるより」も遥かに重要に思える。
だからこそ個人的には、多くの自転車関連店が過剰軽視・蔑ろにしている「接客」こそ、
「自転車店の要」であり、チャンスと考える。
★「一時停止さえ徹底すれば、多くの事故は"防止"できる」のに「何故か重視しない構図」
と似たようなもので、
多くのユーザーが自転車修理にお金がかかることに同意できないのは「状態も原因も知らない」だけでなく、
それを「心の底から理解習得しよう」と思えるだけの「機会」も「環境」も提供されてこなかったからに他ならない。
「業界(輪界)の常識は、世間の非常識」と認識してれば、様々な打つべき手段も見えてくる。
●[茨城]自動運転バス導入1年後の様子と地域交通について
news.goo.ne.jp/article/itmedia_business/trend/itmedia_business-20211103_010.html
地方の場合「国庫・各自治体の負担・宿泊施設等」の拠出金で完全無料で運行。
レベル2の「ドライバーと遠隔監視」で運用しているが、
将来的には信号とのシステム連動が可能になればレベル4の完全自動運転も可能になるらしい。
地域活性に繋がり、速度も遅いため速度超過の自動車の挙動を抑制でき、
違法駐車も減らすことができて良いことづくめ。
免許返納者が増える地方では特に「地域巡回バス」の需要は間違いなく高まる。
その際には停留所までの足として自転車の活用も考えられる。
ふと思ったのは、バスやトラックを改造して自転車ごと積み込んで移動できるような乗り物もあれば便利になるような。
●渡辺捷治製作所が廃業するかもしれない
www.youtube.com/watch?v=ObSCUuP2Lxk
場所があれば継続はできるとのことだが・・・
横の繋がりで他のフレームビルダーや
クロモリランドナー系の老舗ショップが支援とか出来ないものなのだろうか。
ランドナーといえば最も理解のあるであろうアラヤ、
オールド系ジャンルパーツも扱うヨシガイでも、諸々余裕がなさそうなので厳しそう。
自転車には速さではなく「楽しさ」を追求しているような
ランドナー愛好家の社長とか居そうに思えるが、
業界先端思考の競技車か宣伝文句に乗せられてe-bikeしか興味ないのだろうか。
集金スキルだけは高そうなビルダー系のスクールや
量販系は色んな意味で感覚が絶対に合わなさそうなので無しとして、
そのままでは公道を走れそうもない自転車のクラウドファンディングですら
支援が集まるくらいなので「一時しのぎ」として
クラウドファンディングという方法もあるが、根本的な解決にはならない。
単純に「資金面」でいえば、
電アシの販売が好調なことから
日本製を推し進めるパナソニック自転車がPOSの「特別枠」として
技術継承も兼ねて「ワタナベモデル」を完全受注生産品として支援できそうな気はするのだが・・・。
ランドナー系に限らず、「クロモリの本当の良さ」を伝えられて、
一定需要を喚起できるほどの広告効果のある人達がいないと
事業として組み込むのは難しいのだろうか。
オールドビンテージ風を気取るわけでもなく、
自転車を楽しむという意味では「5,60代以上の中高年齢層こそクロモリ」と思うが、
約20万円以上で非電動且つフルカーボンよりも重い車種に価値を見出せる人を増やす以前に、
空気圧管理も含む基礎的な交通教育を始めとする「取り巻く逆風環境」を
どうやって克服するのかという大きな課題を突きつけられている気がする。
●自転車店の今後
www.chunichi.co.jp/article/352982
(金沢市久安の自転車店「サイクル・ファクトリー・オカモト」の店主[82歳])
ホームセンターなどの大型店が自転車を販売するようになると、
販売と修理をセットで請け負うことで利益を出してきた町の自転車店は、徐々に姿を消していった。
少子高齢化も重なり、店の経営は厳しくなったが、「接客では負けない。その人に合った自転車を薦められるし、
いつ持ってきても修理ができる」。そんな思いを胸に商売を続けている。
利益よりも客のニーズを優先する。
運転免許証を返納した高齢者が自転車を買う際は、必ず試乗してもらう。
「私が無理だと判断すれば売らない。けがをすれば命に関わるから」
後継ぎはおらず、何年先まで店を続けられるか分からない。
それでも、「自転車は絶対になくならないはず。お客さんのためになんとか店を続けていきたい」。
こうした後継者のいない自転車店の様子を見ると・・・
修理ノウハウや人脈など継承することの重要性を
どこまで真剣に考えている人達がいるのだろうと思う。
地域の自転車店の継続そのものが生活に必要なインフラ施設の1つと考えていれば、
「売りっぱなし通販」や「技術ノウハウが皆無のバイトだらけの店」だけでいいはずがない。
※量販自体は、他に問題がないことを確認し、状態を見極められるほど理解出来ているのであれば、
「作業箇所を指定した上で、作業に問題がないかどうか目の前でチェックする前提で依頼する」
という場合に限り使えなくはない。
※当然、個人店でも信用できない悪辣店は普通にあるので作業中の確認は基本的に"必須"。
「人を安く使う」ということは、後継者も育ちにくい。
つまり、目先の安さだけに捉われてしまうと、
結果として、
人を安く使ってきたことのツケとして「消費者達自身が」後々困ることになると、
考えられているのだろうかと。
自転車そのものは消えるどころか、
このまま景気が上向かずデフレやスタグフレーションに陥れば
地方では必須であっても自動車を所有や借り続けることが不可能になり、
ますます自転車の需要は高まる。
しかし、今後も自転車需要を
ニッチなスポーツ競技、電動アシスト、動くだけの中古も含む粗悪自転車や安物自転車に収束させてしまうと、
数十年後には、店が極一部のスポーツ自転車専門店を除き、
生活自転車向けとしては基本的に使い捨て推奨前提の量販店だけになり、
タイヤ交換・チューブ交換までがギリギリ含まれるパンク修理以外の
込み入った修理自体が概ね消えることになりかねない。
特に人が減り続ける地方であれば、
●「通販で購入し使い捨てするだけ」
●「手の込んだ修理は高額修理前提且つ全てメーカー(代理店)送りで数週間待ち」
のようなことになるが、(スポーツ系自転車は別として)
自転車販売メーカー達(卸売・輸入代理店)は、
「量販にさえ売れればいい」として危機感など微塵もないのだろうか。
「自転車なんて高齢者でも修理できる」と考えていても、
実際にやってみれば
「パンクを完全に修理する」というだけでも幾多の注意点や解決の選択肢があり、
特に「魔窟」とも呼べる「異音が発生している状態」であれば、
原因の特定をするだけでも可能性の高い順と比較的簡単な箇所から確認するだけで、
相当手間がかかるということを理解していれば、
到底「簡単」などと軽く言えるはずもない。
要するに、自転車店を安く使うことを第一に考えるのではなく、
生活インフラの維持のためにも「良い店であれば」真っ当な方法で支え
少しづつでも、各々で自転車との付き合い方を見直し、
健全化する方向に進む策を採ることに
同意できる人達を増やすことが必要と考える。
◆一人の営業対応の不手際による企業イメージの低下
www.youtube.com/watch?v=ZEGkJRaEqiU
「当社との取引に際しては、基本条件として実店舗経営が必須となります」と終始一貫せず、
「電話に2回出なかった(実際のスマホに残っている着信は1回とのこと)」という
到底承服できるわけがない理不尽な理由によって取引拒否で
企業そのものの信用を失ってしまうという事例。
担当者個人の対応の問題の可能性を避けるには、コメントにもあるように
他店経由で他の担当者との対応を求めたほうが良いような気もするとはいえ、
根本的な「リスク回避」で言えば・・・、
電話の場合
▲「履歴が残らない(業務用電話器)」(リダイアル用に直近1件のみ)
▲「履歴が極端に少ない(主に家庭用電話)」
ということが普通にあるので、
動画後半で業界体質としてFAXを否定していることからしても、
(マキシスの問屋ということで)「メール」での連絡が可能なことから、
時間がとられることもなく、言った言わない問題も避けられて3得になる
確実に履歴が残る「メール」にて全てのやりとりを行うべきだったように思う。
━もし問屋側から「絶対に電話連絡しか出来ない」と言ってきたのであれば
仕方ないとはいえ、
「後々トラブルになる可能性もあるので、特に契約に関することですので、証拠を残す意味と、
お互いにいつでも送受信できるメリットがありますし、
今回はメールでお願いできませんか?」と食い下がる方向で良かったかもしれない。
(※もしくは時間がかかっても"手紙"で直接文章のやりとり)
(※ちなみに、警察の場合、セキュリティに費用がさほど割けないためか
Webフォームでの受信はしても、「(警察側から)メールでの返信不可」という地域は珍しくない)
※そういえば、消費者からの連絡が電話でしかできないIRCや丸石自転車は
平日に連絡ができないユーザーからの「機会損失」に気付いていない?
(シマノは今後web受付対応の可能性を示唆しているが業界トップ企業として遅すぎる)
━パーツ取引そのものに関して言えば・・・
(1)個人の修理店単位であれば「その総合問屋と取引のある零細卸」から仕入れる。
(2)しかし、そもそも「年間取引量自体が少ない段階」であれば、
やはり「保証や返品の可能な有名なネット通販で購入し、
例え割高になるとしても、それに利益を乗せて提供する」のが最善の策に思える。
(コスト重視であればオークション等で新古品を狙う手もあるが、不具合品でのトラブルは避けられない)
(3)それでも「どうしても取引を希望する」というのであれば、代替案として、
完成車メーカーとの取引のように「保証金約30万円を一括で払う」とか、
「保証金代わりに初回は数十万単位で購入する」などは必要不可欠かと。
↓
つまり、その特定卸からの信用を得るための基本条件となる「店舗」を提示できない以上は、
それに代わる「卸側にとって明確な利益」を提供できない限りは難しいように思う。
━防犯登録は全国調べているからこそ分かるが、
一応「ネットで抹消登録ができる地域」も存在するにはするものの・・・、
まるで子供が作ったようなサイトがあったり、そもそもサイト自体が存在しなかったり、
延々更新する気がなかったり、事実とは異なる悪質な誤情報を掲載し続けていたりで、もはや嗤うしかない。
━FAXを廃せずWeb発注一本化できない理由は
「高齢の自転車店では基本的なWebスキルが皆無で取引が不可能になる」ことから
業務に支障が出るということだろうと思う。
(※併設ではコストや管理がますます煩雑になってしまうので尚更難しいと推測)
さすがに今の時代にFAXが非効率であることを理解できていないはずもないので、
これはあと20~30年くらいで完全にデジタル世代に移行した時点で間違いなく移行への動きが活発になる。
━業界体質の問題で消費者目線から言えば、
1:「虫ゴム交換の必要性について取説に未記載」
2:「完全に優先度を勘違いしている交通安全関連」
の問題2点が大きい。
1※虫ゴムというよりも、英式チューブ自体を(一部の不器用な人向けを除き)廃止し、
米式チューブを標準仕様に移行すべきなのだが、
その前に「空気入れの習慣化」をどうやって根付かせるかといえば、
「"通年での"交通教育の必要性について」もっと真剣に考えるべきだろうと思う。
メンテナンスに関して言えば、販促効果も込めてTSマーク更新の案内を出している店もあるので
一概に問題ではないかもしれないが、各店個別の対応となっているので、これも基礎教育に組み込むべきと考える。
2※交通安全は「徐行・一時停止・予測運転」よりも「ヘルメット・保険・非遮音」こそ重要という謎。
●カーゴバイクの普及を目指して試作を続ける人
www.youtube.com/watch?v=FN9QN2-Zm3g
「荷物運び特化」としての自転車の需要は間違いなくある。
ネックは「重さ:約30kg前後」と「価格面:約35万円」
そして、電動アシスト特有の「補修部品の供給体制」と「整備受付可能店の確保」だろうか。
荷物運びでいえば、BSのトートボックス(非電アシ)は22インチタイヤの時点で薦められないが
電動アシストの「アシスタファインミニ」あたりでも
カゴがBOXで低重心になっただけなので、カーゴバイクというには遠い。
実用車はレトロ感はあっても、本来「荷物自体の多さに対応している」とは言い辛い。
ヤマトの業務用も含め、どちらかといえば「リアカー型」だけで対応しているような印象。
子供が小学校就学前までしか乗せられない子供乗せの延長上としても、
今後ますます経済状態が冷え込み、環境税など各種自動車税のUPもあれば、
自動車自体の購入どころか月額レンタルさえも難しくなってくると
本格的に「カーゴバイク」の需要が高まる可能性はある。
ライトウェイからもカーゴバイクは発売されるが
タンデム自転車のような「車体全体が長い」フレーム形状。
www.cyclesports.jp/news/new-product/51927/
●個人店(員)は購入相談に応じたのに他店購入された自転車の修理持ち込みを嫌うというが・・・
※無料作業を強いるケースや、相談を受けた店で"取扱い自体がない"車種で専用の補修部品が必要であれば、
取寄せ不可で修理対応できないのは「当たり前」。
※違法な改造前提や、子供乗せ2人対応していない車種に"前後"子供乗せを取り付ける予定とか、
乗り降りしにいフレーム形状のスポーツ自転車に子供乗せを付けを依頼とか、
シマノのコピー品が使われているような地雷車両、そのメーカー独自の特殊工具が必要だったり、
安物電動アシスト車などは触れば他の箇所まで崩壊の恐れがないとも言えないので【常識的に拒否】が普通。
(1)「じっくり相談に応じてもらうのであれば、その店で購入するのが礼儀」は「消費者に理解されない」
安物消費材ですら必死で見比べるような人もいるのに、
(比較的)高価な商品を購入する際に、様々な店を巡り比較することが珍しいとは全く思わない。
「自転車を軽く捉えていないからこそ相談」していて、
「1つの店の話だけでは任せられるかどうか分からない」からこそ、
いくつかの店を巡って検討しているわけで、それ自体に問題があるとは思えない。
値段的に近い物でいえば「家具」を購入する際に、何店舗か巡って相談することが異常だろうか?
自転車の場合は、後々修理などでお世話になるので違いがあるとして、
「割引工賃ではない通常工賃になるかどうかの説明をしているのかどうか」と、
「それを客側が相談時に理解できていたかどうか」という。
●単に「通販や安さ重視の量販等で買われてしまう」のは、
「その人にとっての"最優先の内容&納得のできる説明"が足りなかった」というだけの話。
(値段だけでも「今後のことを考えればトータルでは自店購入がお得になる」が響いていなかった等)
▲「購入前提(その場で内金支払いも含む)でなければ、ご相談に応じる気はありません」
「当店での購入意志のない方の相談は一切お断りします」と最初から言い切られるほうが有難いが、
到底、一般的な消費者には理解されるとは思えない。
それに、よく考えなくても、「購入意思があるかどうか」を重視するということは
「実際には購入意思が0.1%未満でも」「試乗したいだけ」であれば、
「是非この店で買おうと思っているんですよ」「お金も溜めて内金も持って来てます」
と悪びれることなく嘘をつけばいいだけになるが、
「例え嘘でも買いたいという意志が"表向き"示されれば良い」とすれば、
結局は「無料試乗や丁寧に説明しただけ」で終わる。
◆「購入してくれるかもしれない」「たぶん買ってくれるはず」を、なぜ期待するのだろう?
怒りや落胆は期待から生じる。笑いの発生する条件の落差と方向は違うが似たようなもの。
「まあどうせ買わないだろうけど口コミ宣伝になればいいや」くらいで対応すれば、
案の定、他店購入されて持ち込まれても冷静にしっかりと通常工賃対応できるはず。
(不具合箇所があれば色々と指摘して"有料"整備依頼のための下地として繋げることも出来る)
他にも、予め「詳細相談は商材として対処する」とか、
口調から厄介そうな印象だったり、服装などから金払いが渋そうな感じと分かれば、
適当な理由で「直ちに丁重にお断りする」など、必然的に採るべき対処法も見えてくる。
(2)売り逃しの根本的な原因として「(個人)店で購入するメリットを提示できているのかどうか」という疑問
━他店車持ち込み可であれば・・・
まず、【いかなる初期整備も他店購入の持ち込みの場合は完全に有料になります】と伝えているのかどうか。
何も伝えてないのに、「こんなことは常識」と「店にとって都合の良いルール」など配慮できるわけがない。
「他店購入車でも修理整備は致しますが、その場合の工賃は通常(割り増し)料金となります」
「タイヤ交換だけでもこのくらい違います。メンテ費用も相談も全て通常料金です。」と具体的に金額を示す。
それでも他店で購入されて持ち込まれたら「遠慮なく工賃で稼げばいい」だけ。
(当店でお買い上げ頂いていれば工賃をお安くすることができたのですが残念です)と内心で嫌味も込めて。
当然、何度も繰り返し伝えたのに「聞いていなかった」のであれば、客側の自業自得でしかない。
━他店車不可であれば・・・
「他店で購入された場合、初期整備状況が不明のため、購入後の不具合発生箇所の問題を考えますと、
全バラしからの再組立てが必要になり、初期不良交換が必要な場合に於いても直接販売車ではないことから対応が出来ず、
現実的には諸々対応が困難になりますので、
大変恐れ入りますが、当店では全てお断りさせて頂いておりますことを予めご承知ください。」と、
(訪問者が自転車業界に詳しい人でもなければ仕組みを知っているわけがないので)「説明が絶対に必要」とはいえ・・・、
引っ越しや販売店の廃業等で已むを得ない場合を確認できた場合、
顧客管理数の許容範囲内であれば、応じる救済策があっても良いような気はする。
◆そもそも・・・前々から思っているように
「完成車販売」で、資本規模が根底から異なる業態に対抗しようとすること自体に無理がある。
途上国で海外の家電メーカーがシェアを伸ばした方法として
「メーカー側が商品を店に"置かせてもらう"形態で店の負担なし」
つまり、「店舗が商品買取することなく、商品が"売れたときに"商品代金を店の利益分を差し引いてメーカー側に渡す」であれば、
個人店の負担も少なく同じ舞台で勝負できる気はするが、
規模の小さい個人店であっても「全台数買取」で「大した利益がない」では、勝ち目などあるわけがない。
小売に負担を強いる今の状況では「買い替え促進させるような仕掛けを施す」ような
悪辣店が出てくるのは、確かに問題で許されない暴挙ではあるが、発生自体は不思議とは思えない。
「技術があるので対抗できる」と思っているのは、内情を理解できる極一部の人達だけ。
(整備状況や使い方などを棚上げにしてBAAマークさえあれば良い自転車が選ばれるという勘違いに等しい)
むしろ、(手間が非常にかかるロクでもない安物自転車は除外するとしても)
「量販品は雑組で不具合だらけなので、手直しでしっかり儲けることができる」と
"接客"の技術もある店であれば既に共存できる道を器用に選択していると思われるし、
最初から「危険度の高そうな人物の受け皿」として、逆に量販を「大切な場所」として利用することもできるので
要は「モノは使いよう」の精神。
最終的には、お引き取り頂いた量販系の手に負えなければ「メーカー(輸入代理店)送り」か、
通販購入であれば高額送料を支払ってでも送ってもらうか、「廃車」か。
目先の安さに釣られてしまったツケとして、購入した人に選択してもらうしかない。
完成車販売に固持せざるを得ないのは、「修理時のパーツ取寄せを考えると取引関係にあることが必要」という理由があるとしても、
今後、メーカー側の思惑として経営効率化から量販に在庫を投げて一括管理させ「販売を」任せるようになり、
零細規模の店は「販売の」カードを失うことになるシナリオも想定してれば、
向かう先は対抗ではなく「共存」しかないはず。
一概に「切り捨て」と短絡的に糾弾するばかりではなく、製造コストも増して送料も上昇すれば、
ブランド浸透や整備店確保を優先で既存の在庫管理では立ち行かなくなると一定の理解を示し、
「パーツ供給に関しては継続」という場合もあるので、
相互協力のカタチが時代に合わせて変化していると考えて割り切るしかない。
その一方で、大多数は「補修部品の供給(流通)」についての議論が足りなさすぎるように思う。
規模が小さいほど「大手ではその経営戦略ゆえに絶対に出来ないこと」こそが、間違いなく活路となり得るが、
目先にある完成車販売や修理しか見えていなければ、その「目の前にあるハシゴ」と
そのための「土台作り」が重要なことに気付くことはないのだろう。
▲フードデリバリーの問題
news.yahoo.co.jp/articles/53ad22ce56009ba61313a1737c1f71d0f3480b44
雨の日など天候の悪い日に配達をすると追加報酬が出る「雨の日クエスト」や、
金曜~日曜の間に目標の配達件数をクリアすると追加報酬が出る「週末クエスト」など、
特定の条件をクリアしたドライバーに追加報酬が支払われる仕組みだという。
●苦しい言い訳
より早く配達することを目的としたインセンティブはありません。
配送件数に応じて追加で報酬が支払われる仕組みです。
「配送件数に応じて追加で報酬が支払われる」のに、
「早く配達することは目的ではない」というのはちょっと無理がある。
「迅速配達 = 多くの配達が可能」ではないとするなら、
「極端に単距離配達が多い」という限定的条件の場合だけ?
"金儲け"の手段としての仕事が当たり前だからこそ、迅速配達を目的とする人が大半で、
結果として違法走行当たり前を助長しているという見方が出来るのでは?
だからこそ、それを見越して、徒歩でも配達は可能なことから、
「クエスト報酬は徒歩以外の自転車やオートバイ等を利用した配達は一切不可」とするとか、
その証拠提出が難しいということであれば、
やはり
自転車やオートバイ用のドライブレコーダーの搭載を"完全義務"として、
始める人が登録した箇所から、特定のルートを指定し、
「ドライブレコーダーの走行録画データの提出を義務付け」で
確認できれば参加資格ありとして、報酬を支払うということができるはず。
全データを確認するのは不可能でも、
事故時の対応が出来なかった場合や、
安全運転者でも抜き打ち的に提出が確認できなかった時点で一切報酬なしとするなど、
対策は可能。
とはいえ、このまま知らぬ存ぜぬで言い逃れを続けるつもりであれば、
自動車配送業の営業用トラックやバスのように
既に案が出ているように「個別の認識用ナンバープレート登録」になるのは
既定路線かもしれない。
●「取り組みを強化」とはいうものの・・・
交通安全啓発につきましては取り組みを強化していく方針です」
↓
取材の限りでは・・・
運営側は講習など対策も 配達員ら「適切な指導を受けていない」
業界最大手のウーバーイーツではこれまで警察と協力してドライバーに講習を行うなどの取り組みを行っている。
しかし、ドライバーたちはメールなどが来るだけで交通ルールについて適切な指導は受けていないと話す。
↓
「たぶん自分から講習に行かないといけないんですけど、強制参加じゃないんで行ってないです」
●事故の際の対応についても・・・
さらに配達員からは「事故をした時に保険とかが出るのかなど運営会社から全然説明がない」とも話す。
ウーバー側は「全ドライバーが保険には加入している(配達中の場合)」としているが、それを知らないドライバーも少なくない。
それ以前に、道交法で定められている「救護報告義務」自体を知っているのかどうかという。
●[北海道]出張工具貸しサービス
www.hokkaido-np.co.jp/article/574543
しかし、恐らく無料貸し出し?で「どうせ壊すのがいるから」と
長期運用を考えていないのかどうか分からないが、
空気圧計付きとはいえ約2000円のHirobaZeroの空気入れというのが・・・。
用途的には壊れた箇所だけ交換できるトピーク一択のような。
いや、故障箇所の判断ができる整備者がいれば
「貸し出し」ではなく普通に「(有償)修理」にするだろうから、
運用資金的に適材人員の確保が困難ということだろうか。
「シーニックバイウェイ北海道推進協議会」
www.hkd.mlit.go.jp/ky/kn/dou_kei/ud49g7000000n0ut.html
国交省が関係する組織団体のようだ。
○渡辺捷治製作所の番外編
www.youtube.com/watch?v=VEcngNpxOCE
「便利で楽なものが出来たら、人間はそっちに慣れる」
(整備スキルも工具もなく、近くに殿様商売の自転車屋しかしない田舎というわけでもないのに)
通販での自転車本体購入然り、
安物の電動アシスト自転車然り、最近の電動キックボード(原付)然り、
「質の低い物であっても」気付こうとしない。
更には、国産での電動アシストでも「バッテリー劣化」は避けられないわけで、
駐輪環境や使用方法に問題があれば電動部品の不具合、
最近ではバッテリー盗難のリスクまである。
しかも、モーター部分も含む電装の専用品ともなれば補修費用も高額になり、
取寄せまでの期間も考えておく必要もある。
一方で、自転車の可能性を示す一助としての、
◆「サドル・ハンドルの高さ調整の必要性」
◆「変速機の正しい使い方」
◆「タイヤの適正な空気圧」
すら浸透していないのは、
メーカー等がさほど重要とは考えてこなかったことに原因がある。
車検がなくても、問題のある使い方で壊して持ち込まれる修理ではなく
「定期整備は当たり前」という常識が浸透していれば、
"店としては"常識がないと思われるような困った人に遭遇することが最小限に抑えられて、
じっくりと整備に専念できて、工賃にも理解を示してくれる人達からの
安定的な作業依頼をこなすことが出来たはずだが、
それにはやはり、きっちりと基礎の交通教育が施されていることが不可欠。
付け焼刃でそう簡単に崩せる山でもない。
とはいえ、「客が本当に理解していると困る」ということもあると思われるが、
まず覚えてもらわなければならないことを徹底周知させることなく、
「さっさと買い替え需要」に捉われ、本来在るべき手段を採ることよりも、
安易に道具に頼らせようとしてきたツケは甚大。
▲「一般車なんて売れりゃそれでいいから」の終着点は、
元々の根幹のフレーム含めパーツの質が低いこともあり、
客自身が「修理高額=買い替え前提」ということが頭にあれば、
バック拡げ工具を何の躊躇いもなく使い、フレームエンドを破壊することに繋がるが、
果たしてこれでいいのだろうか。
消費者は「でも電動(アシスト)は便利だから」で、考えようとしない。
メーカーなどは「メンテの重要性を知る機会を提供する意義を微塵も理解していない(させる気がない)」。
「何かこの流れはおかしいのでは?」と
結果的に「機会に恵まれ、理解しようと思った人」だけが、
本当の実力というほどでもない"
本来は普通で当たり前"の効果を実感できる。
但し、それに気付けないことが悪なのかと問われると、
「それが人間だから」という答えに繋がる。
「そんな人もいる。まあそんなものだよね」と。
そしてまた「勿体無い」と嘆く。
●[ハチスカ]ダルマ自転車・ローライダー
www.hachisuka.co.jp/lineup.html
cyclemarket.jp/product/detail/352
「バンバリ ダルマ」前26インチ 後16インチ
「2024 バンバリバイク」前24×1.75 後20×3.0
重さどころか詳しいスペックが全く書かれていない時点で薦めないが、
フル電動系の「危険を伴うオートバイ」ではなく、
こういう方向での「キワモノ自転車」というのは遊び心があって面白い。
●受注生産「ロッドブレーキ」実用車「8X」
ウエルビーサイクル工業のカタログ内で発見
issuu.com/welbycycle/docs/2021_welbycycle_bicycle_catalog
www.welbycycle.com/8x/
▲書体的に文字が異常に見辛いので要注意
受注生産で11万2800円+税
今後の継続的な補修のことを考えると、映像作品の「撮影用」と割り切るべきだろうか。
いや、昔の実用車の形とは異なるので、どちらにしろ微妙か。
▲「積載重量80kg」と書いているが・・・
「積載30kg超えの時点で公道走行すると違法」。
※公道と接していない完全に私有地敷地内であれば30kg超えでも可。
やはり実用車のフレーム形状といえば、
マルキン自転車で復刻されたマルキン号のような形状。
www.marukin-bicycles.com/products/marukin_go/
※ブレーキは現代仕様の普通のワイヤー引き
◆ファットバイクの違い
jitensyazamurai.com/db/archives/14967
【A】▲いわゆる「ファットバイク"風"のタイヤが太いだけのママチャリ」約10万円以下
Aタイプ
シティサイクル(ママチャリ)やビーチクルーザーやBMXをベースにタイヤを太くして生まれた
(BMXは「競技向け」に振っているタイプであれば、強度も確保されているはずなので違うような気もする)
本物と比較すれば5万円程度は間違いなく「安物」。
それゆえに、様々な部分が弱めだったり、"雑"と見ておきたい。
Aタイプは、それほど強度は考えられていない傾向がありまして…
なので悪路や荒っぽい運転には使えませんし、「どんな道でも乗れる」ってことはありません。
Aタイプの中には街乗りしているだけでも壊れてしまうものや、
そもそも非常に不具合が多いものもあります
───────────────────────
【B】★本物のファットバイク 約20万~40万円。よくある生活向け電動アシストよりも高価。
Bタイプ
MTBをベースに、タイヤを太くしたモデル
BタイプはもともとMTBですので、かなり荒っぽい使い方でも大丈夫。
砂利道だけでなく、砂地や雪道もぐいぐい進んでくれるものが多いようです。
※注意点としては、実店舗でも「売りっぱなしで整備できない店」は避けること。
タイヤの太さから「基本的にはディスクブレーキ搭載」なので、
AでもBでも「整備できる店で買うこと」が重要。
◇たぶん「登場する作品が違う」という動画(渡辺捷治製作所)
www.youtube.com/watch?v=V4GScoNwUkI
何というか「物凄い場違い感」。
「ファンシーテイストのほのぼの系作品に、突然実在する特定流派の格闘技の仙人が登場して暴れ出したような」感覚。
オランダの番組では普通にありそうな内容、
NHKのプロフェッショナルでは扱わなそうというか扱って欲しくもないが。
まあそれはともかく・・・
■主に「ツーリングやスポルティーフ」ランドナー系統
「競輪フレーム(ピスト)」も作成。
パーツ別で下限は約20万円くらいから、内容によっては50万円超えも普通にある。
オーダーすれば一般車でも作ってくれるはず。
(「税込5万や10万円以内で」とか提示してもたぶん無理というか失礼なので、冗談でも言わないように)
◆効率の名の下に世の怠惰の象徴ともされる「自転車の電動化」には間違いなく対極を成す形なので、
「e-bikeのユニット積むための素体が欲しいんですけどー」のようなことを言えば
門前払いを食らうことになるのだろう。
(※業務運搬用や子供乗せの電動アシストのような特殊な用途としても、
「そういうのならヤマハかパナかBSを買っておけばいいのでは?」くらいの返答しか出来ないはず)
◆ついでに言えば「完全ノーメンテでも壊れない自転車って作れます?」とでも口走ってしまうと
容赦なく工具が飛んできてもおかしくないイメージはある。
いわゆる、特に「懐古ランドナー主義」であれば、間違いのない車体が手に入るはず。
基本的に「不便」でも「鍛錬」や「使い方のスキル」で補うことが前提。
(7分頃~)「良い自転車をいっぱい造って多くの人に乗ってもらいたい」
確かに分かる。
しかし、「自転車のチューブに空気を入れなければならない」
「止まれの標識があれば止まらなければならない」
こんな基本的なことさえも、
「全く」浸透していないどころか、教育や行政ならまだしも
「警察ですら街頭指導で(ほぼ)力を入れていない」という有様で、
「最初の段階にすら進めていない」のだから、どうしようもない。
そして、BSからの誘いを断ったのは、「個人」を大切にしたかったから。
当然「量販メーカー」には微塵も存在し得ない概念。
フレームビルダーじゃなくても、「自分で1から整備してみれば分かる」が、
パーツの選定から購入、工具やケミカル等を揃えても
「実際に取り付けてみないと分からない互換性の壁」
「初心者ゆえのミス」も含めて、「普通に手間もお金も時間もかかる」。
これを「雑整備」や「新車購入で済ませてしまおう」というのが、現代の
自転車"消費"社会。
★「対話の大切さ」
空気入れにしても言えるが、「接客の中身」の大切さを余りにも軽んじている客/店が多すぎる気がする。
店/客ともに「問題を根本的に解消したい」のであれば、
使い方が誤っていれば、それ自体をどうやって在るべき方向に矯正・是正できるのかを考えるべきであり、
それを「製品の問題にすり替える」など言語道断。
↓
「取説で禁止されているような使い方をしている」と「構造的に問題がある」を混同しないこと!
その原因解明と理解のために、店員側は「分かりやすく噛み砕いて説明できる力」が必要で、
客側は「単に聞くだけではなく、継続的に実行すること」が欠かせない。
一方で、
世の自転車店は、いい加減「まともに対話をすることが困難な著しく理解力の低い相手」や
「全く聞く気がない客」に構いすぎなところから脱却したほうが良い気がする。
量販で手に負えないから流れてきても、まだ何が問題なのか理解する気がない(費用負担も渋る)ようであれば、
「テキトーに量販を褒め称えて再度誘導し」自己完結してもらって、
「お互いに絶対関わらない」という「棲み分け」に尽力するしかない。
※但し、断る場合の【言い方・言葉遣い】には細心の注意が必要。
「モンスターとの対峙で疲弊した弊害」でもあるのだろうけども、
喧嘩腰や吐き捨てるような突き放し方をすれば、反感しか生まない。
─「下請けの技術者」になるということは、
「会社の利益のためになる製品」を作り出さなければならない。
それは、自分が追い求める姿ではない、とんでもなく「貧相」で「子供だまし」で「1円1銭のコストカット」か
反対に「問題だらけの独自規格山盛りのような"薬漬け"を強制され」
それでも、とりあえず形にすることを半ば強制される「理不尽」に包まれることになる。
「利益第一主義」に凝り固まり、安全性も二の次三の次で蔑ろにして
『人を見ず、金を見よ』
『技術者は海外への技術移転までの使い捨ての存在でしかない』
そんな感覚が蔓延っているような業界に身を置くことが正しい選択とは思えなかったのだろう。
「他の人と作業しなかったこと」については
─「人に任せられない」「教えることじゃない」
↓
ある程度の手順はするとしても、
「自分で考えてやってみようと思える人じゃないと、とても長続きなんてしないし、
責任感を持ってモノ作りなんて出来ない。」
ということが言いたかったのだろう。
「クロモリって言っても所詮は鉄なんだからそんなに大変でもない」と
極めて困難な「接着するだけではない完全ステンレスフレーム」あたりを引き合いにして
否定する人もいそうだが、
それを言えばカーボンは型に流し込むだけで楽という話にもなるし、
「微妙な乗り味の違いや細かい綺麗さなんて何の意味もない」と言い切れる
"味音痴"のような人も量産品以上の価値を見出せなくてもしょうがない。
他には「今時、人前でタバコ吹かすなんて」という反応はあるかもしれないが、
制作時に接近して長々と観察できるわけもない(邪魔&危険)ので、
「まあ昔の人だから・・・」で済ますしかない。
─「人間相手の職業は心理学の勉強も必要なのかなと思う」
物や金ばかり見て自己保身だけに動くのではなく、
相手の存在を認識することで自己の存在を映し出していると考えておきたい。
「人生とは一生を捧げて行う修行である」と。
陥れるのではなく、追い求め続ける。
「これでいい、このくらいで十分」
ゴール設定を勝手に決めて、そこで「終わり」としてしまうと、人間は間違いなく終わる。
但し、そういう人が居ても、「目的地が違う」のだから過剰に気にしても無駄。
自分は自分であることの意義を見失わないように進むだけ。
だから、毎日何かを考え、自分なりに答えの無い何かを探し求める。
「自転車は心で感じるもの」
まず、基本を知ってもらって、「その先にある楽しさ」を伝えられるように考えたい。
◆無料空気入れに潜む問題
以前に書いた通り、店側は様々な経営方針で無料・有料を選択しているとして・・・、
「無料で貸す・無料で借りられる」ということを軽々しく考えるのは危うい。
まず、店側が無料で貸しているのは、
【空気入れを壊されるリスクを織り込み済み】で「余計な時間をとられたくない」事情があるとしても、
「"接客機会"及び"適正な空気圧管理の重要性"は放棄」していることになる。
まず、「空気圧計付のポンプ」を無料貸し出ししている店が多いとは思えないが、
空気圧計付きポンプを借りることができたとしても、多くのユーザーは適正量を把握していない可能性が高い。
なぜなら空気圧管理を理解しているのであれば、
自宅に「空気圧計付のポンプ」を所持していて、店で借りるという必然性が低いため。
※まともな仏式ユーザーであれば、
「仏式対応ポンプなんてどこでも借りられるわけがないのが当然」として、
携帯型の空気入れを持ち歩いていることは割と普通。
仮に、刺さりものパンク等での「気圧の急低下」の場合に、店でチューブを購入したとしても、
特に公道に面しているとか、入口が狭い店であれば、店前で作業されるというのは迷惑な話だろう。
広い場所までポンプを持って行くので借りるというのも、常識的にありえない話。
有料にすると、店に対して「ネガティブなレビュー」や「悪い噂」を広められてしまうリスクは確かにある。
しかし、
「何故無料貸し出ししていないのか」の理由として、過去に幾度もポンプを壊されてきた経緯」や
「説明に時間をかけてパンクのリスクを減らしてもらうための軽い講座込み」という詳細を掲載し、
説明書きを見ない人には、実際に口頭で【分かりやすく優しい口調で丁寧に】説明してもなお理解せず、
自己都合を優先し「貸すのが当たり前」のような態度で凄んで来られるとすれば、
もはや客ではなく「厄介者」でしかない。
──────────────────────────
※但し、もし「事情や説明一切なし」で、「貸せません」などと、
「省エネ接客」に終始しているとすれば、自業自得なので、
「低評価されるのは必然でしょうね」としか言えない。
逆に、なぜ超能力者でもないのに、(初対面であれば尚更)
店の事情が分かると思えるのか謎。
──────────────────────────
特に多くの一般車ユーザーに根本的に欠けている
「話を聞く・実際に判断・理解→実践」の重要性を説き、
理解力不足からの空気圧不足を引き起こしてパンク修理になってしまうような
惨状を放置したくないのであれば、
画一的に「無料貸し出しが常識」という概念は捨て去らなければならない。
──────────────────────────
※その過程で、「損切り」は商売の鉄則として、
「理解力の下限を下回る人々」には、
量販や通販等で「売りっぱなし・買いっぱなし」を、
お互いに「得」だと思ってもらうしかない。
──────────────────────────
─「無料の空気入れ貸し出しで店の宣伝になる」という考え
「無料が普通」の相手が良い客になる確率が高いだろうか?
「4万円もする自転車を買ってやったんだからこのくらい(実際には結構な重整備を)無料でしろ」
という金銭的な被害や精神的なリスクは考えないのだろうか。
─「慣例として貸し出し拒否ができない」?
これこそ「他店との差別化」を図れる良い機会になる。
「雑整備や雑接客がお望みであれば、全てが安い店にどうぞ」というだけ。
客側としては、
「空気圧だけでなく全てに於いて雑に扱って壊す」→「買い替える」の悪しきループから脱却し、
「安全で"楽に快適に"使い」、「全ての不具合の芽を取り除くため」にも、
そして、"なくなってしまうと困る店には"「今後も存続してもらうため」に、
空気圧だけでなく、チェーン清掃や注油、ネジ締めやグリスアップなど、
様々な調整を含む「総合的な定期メンテナンス」を是非とも薦めておきたい。
●自転車漫画は確認されているだけで54種類以上あるようだ
twitter.com/AIRFIT_CC/status/1371945460970233856
drive.google.com/drive/folders/1DWLgujsojyCNRfBQAPIW3jjlNrJy3NtL
(※BMXのマンガはまだ載っていない)
以前「MTB専用の漫画はなさそう」と書いたが、唯一子供向けに1種のみ存在していた。
もっとあっても良さそうなものだが・・・、
本格的に使う用途としては専用コース必須という時点で「縁遠い存在」として、使いにくいのだろうか。
しかし、ほぼスポーツ自転車だが、
ファット、タンデム、クルーザー、チョッパー、ローライダーがメインは無さそう。
グラベルのような非競技型ロードバイク種もさすがに狭すぎてなさそう。
e-bikeはそのうち出てきそうな気もするが・・・、
時速25km以上での「単純な体力勝負」での駆け引きには出来るとしても、
「坂をスイスイ登る」ことから、シュールな競技コメディでお茶を濁すか、
トラブルが起きても整備できる店がなくて困る前提で、「高齢者が主役の紀行モノ」くらいしか思いつかない。
観光用であれば通常の電動アシストで十分でe-bikeの必然性がなさすぎる。
幼児/子供車・子供乗せ・電動アシスト自転車も含め、
ママチャリ等の一般車"だけ"が完全に主役のマンガは当然のようになさそうなので、
交通法規の軽視や完全ノーメンテや空気圧不足の常態化も頷ける。
●企業の危機管理能力(丸石自転車)
(2021年6月2日投稿)
twitter.com/nezumi_unso/status/1400023408193130500
↓
(2021年6月7日発表)
www.maruishi-cycle.com/news/弊社従業員による危険な運転行為についてのお詫/
このたび、弊社社用車が危険な運転行為をしているとご指摘をいただきました。
調査確認をしたところ、ご指摘いただきました内容と一部異なるものの、
危険な運転行為を行った従業員が判明いたしました。
弊社従業員による危険な運転で多くの皆様に恐怖と危険を与えてしまった事を深く反省し、心よりお詫び申し上げます。
この事実を当事者だけの責任と捉まえず、会社全体の問題と真摯に受け止め、
全従業員に安全運転並びにマナー向上に努めるよう指導を行い、危険な運転行為の再発防止に努めて参ります。
当該従業員につきましては個別指導を行い、社内規定に基づき懲戒処分とし、反省と再発防止を確認いたしました。
また、今回の行為を重く受け止め、管轄の警察署に出頭し、状況説明を行って参りました。
交通法規の遵守は当然のことながら、交通違反、危険運転は許さないという基本方針のもと、
思いやりのある運転を心掛け、同じような行為を起こさない様にいたす所存でございます。
多くの皆様に多大なるご迷惑をおかけしましたことを重ねてお詫び申し上げます。
ご指摘いただきました内容と一部異なる
というのは恐らく
「歩行者用の横断歩道」を渡っているのが「全て自転車」のため、
近年警察が取り締まりに力を入れている「横断歩道での歩行者優先義務違反」とは
少々異なるという意味だろうと思われる。
▼道路交通法
elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=335AC0000000105
●横断歩道=【歩行者の横断の用】
四 横断歩道 道路標識又は道路標示(以下「道路標識等」という。)により
歩行者の横断の用に供するための場所であることが示されている道路の部分をいう。
【歩行者の横断の用】であり、自転車用ではない。
●自転車横断帯=【自転車の横断の用】
四の二 自転車横断帯
道路標識等により自転車の横断の用に供するための場所であることが示されている
道路の部分をいう。
【自転車の横断の用】であり、歩行者用ではない。
●横断歩道・自転車横断帯での通行規定
(横断歩道等における歩行者等の優先)
第三十八条 車両等は、横断歩道又は自転車横断帯
(以下この条において「横断歩道等」という。)に接近する場合には、
当該横断歩道等を通過する際に
当該横断歩道等によりその進路の前方を横断しようとする
歩行者又は自転車(以下この条において「歩行者等」という。)がないことが明らかな場合を除き、
当該横断歩道等の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、
その停止線の直前。以下この項において同じ。)で停止することが
できるような速度で進行しなければならない。
この場合において、横断歩道等によりその進路の前方を横断し、
又は横断しようとする歩行者等があるときは、
当該横断歩道等の直前で一時停止し、
かつ、その通行を妨げないようにしなければならない。
(罰則 第百十九条第一項第二号、同条第二項)
現実的に歩道内に自転車が通ることができる道も多く、
原則論では「車両」に位置付けられていても、
特に一般車は「歩行者の延長上として扱っている」ために、
共通規定になっているので少々難解。
●横断歩道上を自転車が通過中
●自転車横断帯を歩行者が通過中
もちろん事故防止の観点から見れば、それぞれ不適切な通行であったとしても、
「停止するしかない」というのはあるが、
本来使用できないはずの「不適格な対象者が通行していること自体」は
問題とはならないのだろうか。
※道路構造的に、車道走行中の自転車が、交差点に近い場所に自転車横断帯があれば
わざわざ大きく曲がらなければならない状況が危険と判断され、
全国的には(残さなければ逆に危険になる箇所を除き)順次消されている。
もし自転車が横断歩道を渡りたいのであれば、乗ったままではなく、
「自転車を降りる=歩行者扱いとなって」
堂々と自転車を押しながら横断歩道を渡るというのが正解になるが・・・、
こうした指導が徹底できているはずもないので、
当然、律儀に守るような人自体が相当稀となってしまっている。
(横断歩道のない交差点における歩行者の優先)
第三十八条の二 車両等は、交差点又はその直近で横断歩道の設けられていない場所において
歩行者が道路を横断しているときは、その歩行者の通行を妨げてはならない。
(罰則 第百十九条第一項第二号の二)
こちらは自転車は一切無関係で「歩行者の保護だけ」が記載されている。
自転車であれば、危険防止のためには、止まれの標識がなくても「一時停止」を推奨。
見通しの悪い交差点であれば、徐行が(違反すれば罰則のある)義務。
そのため、「自転車が横断歩道で乗車し走行している状態が適切かどうか」ということを
議論する余地はあるとしても・・・、
◆今回の問題点は、
「恐らく対向車線も赤信号」であったと思われる状況から、
「赤信号無視(と思われる)状況」に問題があったのではないだろうか。
(そもそも赤信号で停止していれば、
[適切かどうかはともかく]横断歩道を通過中の自転車そのものと接近することもない)
●問題発覚からの対処の早さ
5日間で発表は特段早いわけでもないが、遅いというほどでもない。
これが、自転車のパーツ不具合であれば、
「使用者の使い方に問題があるのに、それを考慮せずに製品起因の構造問題とする」場合に備え、
念入りな検証が必須のため、不具合=即発表できるはずもなく、
また「出荷数の点から会社が傾きかねない」という意味でも、
安易に大規模なリコールは難しく、結果的に「隠蔽」、
もしくは「個別のケースとして処理対応」というのが常。
今回の危険行為は「問題行為と思われる証拠」が上がっていることで、
具体的な運転手も問題自体も会社内での調査で特定しやすかったことから、
発表に至るまで比較的早めの対応だったということになるのだろう。
但し、会社としての発表のため、具体的な役職や記名はなく、
全体として済ませたのは若干ミスしているようにも見えるが、
「処分も行い、既に出頭も済ませている」という対応もあり、
今後の対応も含め、それほど重大な問題とはならず、収束に向かうのではと思われる。
但し、最低でも1年以内に同様のケースがあれば、
今度は「そういうイメージが広まる」リスクは高くなる。
特に「社用車」を使っているということは、
「会社そのものを背負っている」意識が必要。
※万が一「社用車の社名ロゴを消す」という方向になれば危険な傾向。
※その点、飲食宅配は個人事業者扱いとしていて、
小手先の交通指導している記事も見かけるが、
ナンバープレート導入の検討もされていることから、
世間的に言い逃れがいつまでも通用するとは思わない。
参考までに、最悪な対応は・・・
▲「事故に繋がる危険行為への指摘に対して」対応しない(無視する) → 火種が大炎上と化すリスク大
▲事実を隠蔽する → 事実とは異なる様々疑念が広がる
▲辻褄を合わせるために虚偽報告を"重ねる" → 確実に信用を損ねる
事実を捻じ曲げ「都合の良いシナリオ」を作り上げるというのも絶対に避けるべき対応。
●雨天時に滑りやすい蓋の問題
kuruma-news.jp/post/384498
材質云々よりも、設置基準があるなら「今後の新規設置及び補修箇所に関しては、
滑りにくい凹凸を付けることを罰則付きで義務付け」とすべきだろうに。
少なくとも自転車やオートバイの通行量の多い箇所で、
「転倒した」という報告が上がった場所に関しては
速やかに改善するのが重大事故防止の観点から不可欠のはず。
いや、そもそも雨天時の転倒原因が蓋であることが明らかであれば
設置した業者や行政を相手に
怪我をしたのであれば治療費、故障したのであれば修理費用を求めるべきだろう。
●危機感の差
j-town.net/2021/06/02323108.html
こんな「良い人」が実在するのか... パンクした自転車を駐輪場に置いてたら
→知らないオジサンが修理してくれていた
「善意でパンク修理してくれていた」という話だが、
これがもし「ホームレスの中年や高齢者」であれば、同じ状況だったとして助けてくれただろうか?
「善意の裏にある意図」を考えると、むしろ恐怖が先に来ない投稿者に危機感を覚える。
その前に、パンクの原因が空気入れの無習慣のような「メンテ不足」であれば、
まずその点を解決することが肝心。
単純な異物パンクの場合、見えている異物であれば即時取り除き、
その次に、時間がなければ近隣の駐輪場に停めて
後で「修理を受け付けてくれる店を探して押し歩く」か、
「自転車のロードサービスに加入していれば整備拠点まで移動してもらう」、
「自転車を乗せられるタクシーを手配」、「出張修理店に連絡」などを考える。
★メリットだけでなくデメリットを知ろう
www.youtube.com/watch?v=PnQNRPEWS0A
動画内では、主にカーボンフレームについて、
業界やショップの説明時に
「転倒すれば(場合によっては)"割れる"というデメリットを伝えない」ことに触れている。
キャンセルについては、
もしタイミングが悪く店に到着間際であれば相当なトラブルになって、
数十万という値段的に、下手すれば客と店とで裁判沙汰になった可能性もあるが、
説明不足による「客側にとっての自転車に対する"瑕疵"(通常強度としての担保)」が
争点になるはずなので、一概に店側が全面勝利出来るとは限らない。
デメリットといえば、1つ前のママチャリカスタム案で
27WOリムに高圧充填する「デメリット」、
学校へスポーツ自転車で通学する「デメリット」
の説明は無かったので心配したが、
今回は「デメリット」を知ることの重要性が良く分かった。
関連で「店の選び方」では、
「メリットしか言わないような店は信用すべきどうか」という。
管理体制が複雑で、そもそも警察が探してくれるとも限らず、
いざという時に役に立たないどころか
重複登録されていれば困ったことにもなる「防犯登録」の問題も然ることながら、
やはり、業界を挙げて
【英式バルブ(虫ゴム)】のデメリットの伝えなさは際立っている。
★メリットは「安い」。空気入れ時に漏れにくい。
▲デメリットは劣化しやすい。空気入れ時に重い。滞留在庫を着けられるリスク。
例えば「チューブ内へ充填する液剤」や「
パンクしにくいタイヤ」へは批判的でも、
「
英式バルブ(虫ゴム)」の問題を教えない(気付いていない)ようであれば、
気を付けたほうがいい傾向。
【22インチ】のメリットは「サイズ感がちょうどいいと思い込まされているだけ」で、
「調整して使うという"常識"を伝える気が無い」のと、
実際はタイヤの種類が極端に少ないとか米式チューブがないという、ほぼデメリットしかない。
【ボスフリー】のメリットは「安い」「入手性が良い」が、構造的には弱い。
【ベルト駆動】は、完全メンテフリーではないのに「完全メンテフリーと思い込ませる」とか、
「高い」とか、ギア比変更がほぼ不可能なデメリットのほうが多い。
【オートライト】は、「端子の規格やライトの互換性縛り、性能不明なもの」があり、
一見便利そうに見えて、実は整備面でも価格面でも劣る。
【LEDブロックダイナモ】は、走行中こそ抵抗感は増えるが、
デイライト不要であれば抵抗感ゼロで、何しろ「安い」「簡単に交換しやすい」のがメリット。
交通教育で言えばもちろん【一時停止】。
★メリットは「事故を防ぎ、被害・加害での金銭的な損失も抑えられ、怪我や絶命も防ぐ」こと。
▲デメリットは一瞬一瞬で時間がとられること。
デメリットが如何に些細なことか、こうして見比べると分かりやすい。
もちろん単に止まればいいわけではなく「急停止を当たり前にしていれば、追突される危険性が高い」
予測運転や、そのために「ブレーキ装置が正常であること」から「減速・徐行・確認」も欠かせない。
◆「思考停止は良くない」は
自転車ユーザー・店・メーカー・行政・警察も込みで「業界全て」に言える。
"根拠や理由の説明なく"「無闇に肯定・否定」を展開しているのは警戒すべき。
内容に間違いや"意図的に勘違いを植え付けようとしている箇所"がないかどうか要確認。
(※遮音関連の条文は特に「勘違いが横行していて、最も誤解されやすい内容」)
その発言者が、一体何を「目的」としているのか、よく見定める必要がある。
交通法規であれば「理屈で真実を捻じ曲げ、目障りだから文句を言っているだけ」か、
「真に事故"防止"を見据えている」か。
●「鬼ハン」について思うこと
ダサいかどうかのセンスは人それぞれなので、
(ちゃんと前後ブレーキ装置があるのなら)文句を言う気はないが、
鬼ハンするくらいなら
【1】ロー車寄り甘めで「クルーザー」
【2】ハンドルの角度重視で「チョッパー」
【3】最終的に辿り着く先が「ローライダー」
単に目立つのが目的であれば「ファットバイク」(タイヤが太いだけのファットバイク風も含む)もある。
色々と選択肢があって絶対に楽しいと思うのだが、
少なくとも国内のドラマや映画等ではあまり使われている様子がないゆえに、
あまりにも知名度が無さすぎて、知らなさすぎる人が多いことに
毎回「勿体ない」と思ってしまう。
コースターブレーキの認知度が上がれば、警察の職質時間の無駄な浪費も防げるし、
「目立つ」だけに、誰かすぐ分かれば検挙もしやすく抑止力にもなる。
バルブまで「アメリカン(米式)」になれば、必然的に空気圧調整について詳しくなるとか、
「自転車を大切にする」という意識が出来ることは決して悪いことではないはず。
巡り巡って
「傷つけたくないから丁寧に扱う」ことから「交通マナーの向上」も少なからず期待できるのでは?
自転車は幼児車~業務用までの「生活用一般車」か、
ロード・MTB・BMXなどの「競技用自転車」しかないという
狭い価値観が可能性を潰しているように思う。
こういう方向からも「自転車を知ってもらう」機会の重要性を思い知らされる。
◆「使い方に問題がある」のに「改善しない」のであれば不具合は再発する、他
「適してない用途」を具体的に挙げると・・・
▲「事故の"防止"目的でヘルメット着用を促す」
"被害の軽減効果"は期待できても、事故そのものは防止出来ない。
▲「空気入れの"無習慣"でのパンク対策で米式化」
米式化は一般車での"適正な空気圧"を把握するために便利な規格。
習慣付けは規格の変更では変えられない。
カレンダーや手帳へ予定として記入か、スマホ等への日時設定でのアラート登録が必須。
▲「空気入れが何度も壊れる」
原因の見極めが必要。
(1)「元の品質に問題がある可能性」
既に他でも不具合情報があるとか、安物であれば前者の確率は高くなる。
(2)「単に使い方が荒いことに問題がある場合」
改善は今後のトラブルを防ぐためにも必然。
適切な扱い方が出来ないのであれば、
「その人の感覚では、その物を使用する能力が足りない」と言える。
これを「商品に問題がある」とネガティブレビューされるのは意味が分からない。
「何が悪くて」「何をすればいいのか」
品質の改善が"本当に必要であれば"それを求めるのは自然。
しかし、メーカーが想定していない妙な使い方をされてしまっていることが分かっているのに、
「壊れるのは製品のせいだ」「壊れないのが当たり前だ!」などと強弁を重ねられても、
「誠に残念なことですが、そんな都合の良い商品は(少なくともこの地球上では)想像の中の世界でしか存在しませんよ」
としか言いようがない。
相談を受けているケースであれば、無碍に出来ないから寄り添っているつもりでも、
「根本的な解決のためには」
その使い方の荒さを指摘して改善させる気がない「その感覚こそ問題あり」と考える。
(もちろん、必要な"理解力の下限"はあるので、救うことが出来ない層も存在するのは確か。
そうなったら「一緒に悩んでいるフリをする(共感同調)」「納得できる落としどころを見つけてもらう(意思選択)」しかない)
正しい使い方を無視して、単に製品への妙な言い分を通すことしか考えられないようであれば、
もはや理不尽なクレーマーと大差ない。
そう考えると、「(単なる言いがかりではない)耳の痛い言葉」であっても、
真に不具合の解決を図ろうと、しっかりと使い方の問題を指摘してくれるのは
本当に信頼できる人と言える。
ただ、それは軋轢を生じるかもしれない「リスクのある意欲」というだけなく、
特に自転車店員で言えば、どれだけ意味のある助言でも、決定的な問題は、
言葉のチョイスというか「言い方」と、
面と向かっているのであれば「表情や表現のスキル」が限りなく低いこと。
識者が「知ってて当然」は、普通の人々が「知らなくて当然」なのに、
知らないことに激怒されても、それに呼応して怒るか、驚きつつも不満を持つなど
良い結果には繋がりにくい。
分かってもらえる可能性の芽を自ら潰してしまっているのが、実に惜しい。
元々の性格であれば是正するのも困難かもしれないが、
モンスタークレーマーとの対峙に明け暮れ、疲れ果て、自らモンスター化していることに気付かず、
自己都合だけが最優先となって、思いやりを一方的に求めるエゴが増大し、選ばれている意義は微塵も考えず、
半ば日頃の鬱憤晴らしに八つ当たりしているようにすら思うケースも散見されるだけに、
自転車整備の資格に「接客力」も組み込むべきと常々思う。
もしくは「(最低限の発注と)整備しかできない・やりたくない」のであれば、
接客は絶対にしない「整備部門の専任者」として従事できるような
大きな枠組み作りが必要にも思えたが・・・、
規模が大きくなったところで、知識不足の営業と理不尽を押し付けられる技術部門の溝が埋まらないだけだろうか。
それでも「能力が活かし切れていない」とすれば、どこかに活路があるはず。
先の自転車での煽り運転者にしても言えるが、
恐怖心の少なさを活かして真っ当な活動をしていれば、違う未来になっていたはず。
「目指す道が少しズレるだけで迷惑どころか犯罪行為にもなり、反対に人から感謝や尊敬をされることもある」
なかなか世の中上手いこと出来ていない。
●自転車関連の様々な在庫が少ない状況について考える
パーツでも完成車のフレームでも色だけの話であれば、ある程度妥協で済まされるとして、
特にシマノ製品で欠品中になっている現状に於いては、
「壊さないように丁寧に扱う」ということを心がけることが先決。
駐輪場では転倒しないような場所に停めるとか、
「走行方法が荒ければ安全な速度に改める」のように、
出来るだけ長く使える方法を選択すること。
下手に中古パーツを購入し、余計に修理費用がかかっただけならまだしも、
故障から事故に遭ってしまえば元も子もない。
そして、肝心なことは「代替品」が手に入るかどうか。
さすがに、変速関連でシマノのコピー製品のようなものを使うのだけは避けてもらいたい。
※スポーツ自転車関連であれば、スラムやカンパに置き換えられるとしても、
動作保証を考え全て組み換え必須と考えると、あまり現実的な話でもない。
希少なサイズで元々在庫が少ないタイヤだったりすると、
各所で在庫確保に奔走されてしまうと、途端に入手困難になってしまう。
反対に、選択肢の多い規格、例えば700Cの28~40Cくらいで
国内の全てのメーカー・輸入代理店在庫が枯渇するということは考えにくい。
チューブの場合、極端に選択肢の少ないサイズであっても、
他の兼用サイズを参考に「一時的に使用する」ということは不可能ではないぶん多少気楽。
●[自転車宅配者]個別のナンバー表示がプライバシー侵害?
dot.asahi.com/dot/2021041900046.html
都議会録画映像によると、都民ファーストの会の議員が3月9日の都議会予算特別委員会で、
「目立つようになりましたのが自転車などで危険走行を伴う一部の配達員であります。
問題は危険走向を見つけても(自転車は)車などと違ってナンバーがないため通報できないというようなことであります。
例えば配達バッグなどにナンバーを付けるように促すべきと考えます」と提案した。
都幹部は配達員のバッグなどに個別のナンバーを表示するよう業界団体に要請する方針を明らかにした。
この動きに、配達員から「ナンバー表示はプライバシーの侵害だ」と反発する声が上がったという。
飲食宅配代行サービスで働く配達員を狙い打ちした法制度で、
顧客から嫌がらせを受けるカスタマーハラスメントがエスカレートするという懸念だ。
─自動車での運送業者は
「トラックで運送業をやっているが、ナンバープレートも社名もドライバーの名前も出している。
安全順守で運転しているからクレームをつけられたことはない。
ナンバーを背負う程度でプライバシー侵害と言うなら配達なんてやらないでほしい」
─オートバイでの運送業者は
「ピザ屋の配達をしていますが、ナンバープレートはもちろん、名札をつけて運転しています。
SNSに上げられるのが嫌なら交通マナーを守るのは当然のことでしょう。
赤信号無視したり、土地勘のない場所だからか、蛇行運転したりと自転車の運転が危ない場面をよく見かける。
配達員は個人事業主ではなく、企業がきっちり雇用契約を結ぶべき。
飲食のデリバリーをやっている同じ立場の人間として、正直迷惑しています」
既存の自動車・オートバイの配達員からの当然の意見。
「自転車だけ」常用速度が遅いから危険運転が認められているわけもない。
警察側で取り締まり人員が確保できないことも理由に、
単に「大目に見てもらっている」のを勘違いしてもらっては困る。
街頭の監視カメラの反対意見と同じようなもので、
何かと言えば「プライバシー」を持ち出して来るが、
配達している状況を衆人監視されると
「(危険運転が出来ずに)都合が悪いから反発している」としか思えない。
むしろ、非がないことを証明するためと、(配達員への)理不尽なクレームを懸念しているのであれば、
率先して「自転車用のドライブレコーダー」を搭載すればいいだけの話でもある。
(理不尽なクレームに対して、証拠提示で反証ができれば逆に業務妨害として対抗も出来る)
最低限の安全装置への投資も出来ないのであれば、
個人事業者としての権利を与えるべきではないと考える。
www.itmedia.co.jp/business/articles/2104/20/news043.html
労働者を「個人事業者」として使い捨ての駒のように使うことが、果たして在るべき姿なのだろうか。
外国人研修制度にしても言えるが、そうした歪んだ社会構造に頼るしかないような状況そのものを
崩さないことには、結局また別の歪みを生み出すだけ。
必要悪として綺麗事では済まされないに大きな社会問題に対して、本当に何も手の打ちようがないのだろうか。
この一文は別の視点から気になった。
ビジネスモデルというのは「時代の変化」を無視して、ガンコに執着してもロクなことにならない。
近年の潮流で言えば「非接触での電子決済に対応しきれない店」が最たるものだが、
これは「自転車業務は(基本的には)販売と修理しかない」にも繋がる。
例えば、持ち込みに関しては、既に受け持っている顧客が多ければ必然的に断るしかないとしても、
「客側は工賃への適正評価を条件として」柔軟な対応は求められる。
他にも、様々な方法があるにも関わらず、経営者側も客側も何故か注目しようとしないのが不思議。
防犯登録については「店舗控えが存在しない」「警察でも登録可能」など、
地域によって違いはあるので一概には言えないが、登録だけ来るのを基本的に拒否できない場合でも、
書類の不備や正当性が怪しいとか、2重登録での後の問題を避けるためには
近隣の量販店や大型店に任せてしまったほうが早いと思うが、
「そもそも発行店にならない」という選択もある。
その代わりに「強固な錠前や
追跡タグを薦める」というのが最適解に思える。
●自転車のマンガ
一過性のロードバイクブームも何処へやらで、
描くのが面倒な物に対して利鞘も少ないとなれば
好んで自転車を描きたいと思う若手が出てくるわけもなく。
そもそも、子供乗せに限らず「圧倒的多数の生活インフラとしての一般生活用自転車の重要さ」を
教育面を含めて蔑ろにしていれば、
現実として(余程興味を持って情報収集している極一部を除き)見向きもされないのは仕方がない。
しかし、BMXは数少ないながらもあるようだが、
MTB"専門"マンガは未だに登場していなさそうに思えるのは、競技人口の少なさにあるのだろうか。
話題性としては「英式バルブの構造的な問題」や、
「防犯登録協会の存在意義」、「クレーマー客」や「危険な店」をフィクションとして扱えばいいだけではあるが・・・。
●[愛知]道路に画鋲を撒いた男の動機とは
news.goo.ne.jp/article/hicbc/region/hicbc-00050D0B.html
Qなぜ撒いた?
「頭来ちゃって(最近)楽しみもなかったしバラバラとまいちゃった」
こう話したのは瑞穂区に住む無職の60代男性。
男性はCBCの取材に対し、近くのドラッグストアで60個入りの画びょうを購入したと説明、
「日頃のストレスからまいてしまった」と認めたのです。男性は、15日書類送検されました。
害を与えて悦に浸るよりも、
「役に立つことを行い」ストレス発散したほうが世のため人のため。
具体的には、犯罪素地の増加に繋がる「割れ窓」状態を作り出さないために
「ゴミ拾い」などの清掃から、
それこそ自転車パンクを引き起こすのではなく、
しっかりとした整備スキルを磨き、逆に人助けをすることで
「社会貢献する方向への意欲を燃やす」という感覚を持つべき。
●ゴミのポイ捨て問題を自転車の"事故防止"で考える
diamond.jp/articles/-/268455
「ゴミをポイ捨てするような輩は人として終わっている」というか、
正直一切関わりたくない。
海のゴミは海外からの漂着物より、むしろ「国内河川からの流出のほうが多い」とされる。
川や海が汚れても関係ない?
プランクトンの発生から魚の漁獲高にも影響することが無関係?
魚は全く食べないから関係ない?
海洋食品に限らず、航路の安定運行にも無関係ではないとすれば、
「海路での輸入品」にも影響があると考えるべき内容。
「たかが個人のゴミ1つ」の積み重ねが現在の有様。
たかがゴミ1つすら最後まで管理できないような輩が、
どんな立派な功績を残していたとしても全く尊敬は出来ない。
公共の場に限らず、自分の家の中でさえゴミだらけで
片づけられない人というのも珍しくないようだが、
どれだけ化粧や服装や貴金属で身の周りだけ綺麗にしていても、
「環境美化」の概念が欠落していることは恐怖すら覚える。
(そんな感覚であれば、自転車を使っていても、空気圧管理だけでなく、チェーン管理すら出来ず
シャリシャリと汚い音を上げながら走っていても何とも思わないのだろう)
記事の要点としては
食べ歩き等でのポイ捨て防止のために、
「罰金制度の導入」は取り締まり人員確保などの問題もあるので難しいが、
「デポジット制度(預り金)」で商品価格に10%ほど金額を上乗せして、
収集場所に持ってきた人には「報酬を与える(この場合ドリンク提供)」というシステム。
渡したドリンクの容器をポイ捨てされたら意味がないので、
ドリンクはその場で飲み切ることを絶対条件にすべきとは思うが・・・。
これまでの体制を維持したままどうにか乗り切ろうという甘い考えを捨てて、
日本という「システム」を根本から見直すべき時期にきているのではないか。
─自転車の話題に繋げると
自転車マナーはなぜか事故の"防止(事故を"起こさない""被害を防ぐ")"には
絶対に繋りようがない施策に一生懸命なのが悲惨。
事故の"被害そのもの"や"後"に備えて躍起になって何がしたいのか、
推奨者も賛同者も関係者全員が集団催眠にでもかかっているのだろうかと心配する。
もっと、まともに実のある事故防止に繋げようとは思わないのだろうか。
●自転車店のタダ働き問題
tfm-plus.gsj.mobi/news/haVfYbS2iA.html
「社会人の働き方・生き方」を一緒に考えていくTOKYO FMの番組「Skyrocket Company」。
2月24日(水)の放送では、会議テーマ「あなたのタダハラ案件?これやったんですけど…?」と題し、
全国のリスナー社員からメッセージを募りました。
<千葉県 25歳 男性>
自転車屋で働く私は、自転車の販売だけでなく修理もおこなっています。
タイヤに空気を入れるくらいであれば無料でしているのですが、
その際にお客さんから「ブレーキの音鳴りが気になる」「チェーンが外れやすい」などのご相談をいただきます。
そのようなお客さんには「有料にはなりますが、調整で直せますよ」という案内をして、
大半は「じゃあ調整をお願いします」と言ってもらえるのですが、
なかには「ほかの店では無料でやってくれた!」「簡単なのに何でお金が掛かるの?」という方も……。
“こちとら技術職じゃー! サービスで飯は食えんのじゃー!”とはらわたが煮えくり返りながらも、
苦笑いをするしかありません……。
「タイヤに空気を入れるくらいであれば無料でしている」ことから、
「ちょっと診て調整するだけなら無料」と思ってしまうのも無理はない。
「ほかの店で無料でやってくれた」というのは、自店販売車への限定サービスを勘違いしているケースも考えられるが、
変に口論になっても面倒なことになるだけとして、
厄介払いとして無料で手早く作業を済ませ、さっさと帰ってもらうという店もあるのだろう。
(当然、作業を無理強いすれば脅迫なので、毅然とした態度で断る店も多いとは思うが、
一歩間違えば「印象が悪いだけ」になってしまうために、接客技術も求められる)
それが難しく、渋々でも受けざるを得ない背景には、店側が無料での空気入れを断れば、
「空気入れるだけなのにお金がかかる」という感想を持たれる以上の、
余計な問題が引き起こされてしまう事態を警戒しているのもあるのかもしれない。
それでも、虫が部屋に入り込みにくくするためには網戸が不可欠なように、
ある程度の「線引き」は必要で、それを実際どうするのかは店の経営方針次第。
もちろん消費者自身も「この店が無くなってしまうと困る」と思うのであれば、
工賃を"とられる"という概念は捨て、
「自転車店の維持のために"応援する"」と考えを改める必要がある。
●BSの埼玉・騎西工場が閉鎖予定
news.goo.ne.jp/article/tsr_net/business/tsr_net-27197.html
自転車製造のブリヂストンサイクル、埼玉・騎西工場を6月に閉鎖へ
(株)ブリヂストン(TSR企業コード:291043534、東京都中央区)は、子会社で自転車製造を手掛けるブリヂストンサイクル
(株)(TSR企業コード:310011019、埼玉県上尾市、以下BSC)の
騎西工場(埼玉県加須市)を6月に閉鎖し、
中国工場(中国・江蘇省)と上尾工場(埼玉県上尾市)に生産を移管すると発表した。
騎西工場の従業員はBSC内の他事業所へ再配置する予定という。
騎西工場は、1971年に自転車生産を開始した。年間生産台数は約22万台(2020年)で、従業員数は今年2月現在、169名。
そもそも、BSの国内工場で今現在、具体的にどの車種を組立しているのかという
情報公開するつもりはないようなので、閉鎖されたとしても大した意味があるようには思えないが・・・。
ギリギリJIS基準はクリアしているであろうというレベルの
屑のような安物自転車の大群と同じ土俵で争っている危機感が足りず、
(実際の最終組立こそ鍵なのに)空虚なBAAに慢心して通販にも流す(流される)ことに止まらず、
海外での生産のための人材もパーツも「基本的にはコスト重視」で動いていれば、
まともに確保できずに供給速度が遅れ、需要を汲み切れずに
利益確保も遅れるのも当然の結果に思える。
更にはコロナ禍に於いての路面店の生命線にもなったという、
「一発二錠のリコール」の影響が一切ないとは思えない。
他にも、BSに限らず「生活向けの自転車の選択基準として相応しい情報発信力」の方向性が
完全に見誤っていたとしか思えないが今更。
「電アシを中心に独自規格を山盛りにして稼ぐことが真っ当な金稼ぎの方法」と思っているようでは
この先もまともな改善が見込めるとは思えない。
●自転車宅配代行サービスにナンバープレート導入?
www.jiji.com/jc/article?k=2021030900861&g=pol
東京都は9日、「ウーバーイーツ」「出前館」などに代表される飲食宅配代行サービスで、
自転車の危険な走行を防ぐため、
配達員のバッグなどに個別のナンバーを表示するよう業界団体に要請する方針を明らかにした。
ドライブレコーダー導入など事業者側で自主的に規制強化する気がないのであれば、
行政側から規制を敷かれるのは必然と言える。
ウーバーイーツで言えば奇しくも宅配バッグに最初から貼り付け位置のような場所があるので
貼りやすいとは思うが、
原付オートバイでナンバープレートを隠して走行するような輩までいるので、どこまで効果があるのかは不明。
socom.yokohama/news/37684/
●(本格的な)スポーツ自転車が日本で普及しない理由
www.youtube.com/watch?v=G7_CHc5guyw
シンプルに3点
●【購入時に高額という以前にマイナースポーツゆえに根本的に価値が見出せない人が多い】
●【道路構造及び自転車の車道走行原則という認識が足りず、速度域との相乗効果で事故リスクが高まる】
●【軽装備主義から貧弱な施錠も多く、換金素材として目を付けられやすいため防犯力が低い】
(防犯のために店内に駐輪可能な店自体が皆無に等しい)
まず最初に自転車の歴史として、海外から「輸入された乗り物」という大前提があり、
近代ほど一般的ではなかったのもある。
もし自転車が日本発祥の乗り物で「日本式バルブ※」があるくらい歴史があれば、
主要な競技スポーツの1つとして認められ、自転車に合うように道路構造もなっていたかもしれない。
(※競輪バルブは英式(MPプランジャー型)の派生種とする)
そして、日本の場合自動車を売るために「自動車のための道」に整備され定着してしまっている以上は、
「自転車で速度を出して走る乗り物」は「例外」になってしまうのは必然と言える。
▼校則でスポーツ自転車を禁止する理由
「その地域の生活レベルにもよる」とはいえ、
大きく言えば「公立」か「私立」で事情が二極化されているのもあるのかもしれない。
私立の場合、比較的自由に認められている傾向が強いというのは、
家庭環境も良く、金銭的に裕福であれば「他人の持ち物自体に嫉妬する可能性は低い」ため、
一応「破損や盗難があった場合でも一切学校側には責任がないものとします」
という念書でも書いて提出すれば、個別の案件として認められる可能性は高い。
一方で、公立で生活レベルが高くない地域で、
高額なスポーツ系の自転車を使ってしまうと
(リモートではない通常の通学環境の場合)1ヶ月無事かどうかすら怪しい。
念書の有無は関係なく、そういう「目立ってイジりの格好のエサ」となる、
「厄介の種を持ち込むのは控えて欲しい」と思う学校側の心情まで汲み取る必要がある。
▼「自転車部」自体が少ない理由
スポーツ自転車を通学で当たり前に見かける光景が普通とするならば、
「部活動」としても珍しくない状況になるが、
生活レベルの差と機材スポーツゆえに、事故や盗難や破損などを考慮すると
多くの学校で認めるのは現実的には難しい。
更には、学校活動として公道練習は避けたい思惑から場所確保も困難。
※反対に、導入ハードルの低さから「ダンス」が教育現場に持ち込まれたのは
何より「場所を選ばず」道具としてはせいぜい学校備品のラジカセ、衣服も体操着で済み、
既存の設備用具で事足りて「特定の専用道具が不要」というのは大きい。
▼速度を出しやすい自転車のリスク
そして、スポーツ自転車を全面解禁すれば、
「徐行・一時停止すらロクに守れていない」現状では、
事故のリスクが大幅に高くなってしまう。
当然、ヘルメット着用や保険で「事故発生自体を防ぐこと」など不可能。
反面「ママチャリ」の場合、無闇に飛ばす人が居ないとは言わないが、
概ね「ロクに空気も入れず整備も酷い有様なので重くて進みにくい」からこそ、
自然と物理的な制限をかけられているという意味で
事故抑止という観点では理にかなっていると言える。
▼それ以外にも、基礎中の基礎が完全に抜け落ちている段階では・・・
「人間の生命活動維持は栄養摂取が不可欠」に近い
「一般的には自転車(チューブ)には定期的に空気を入れる必要がある」すら
ままならない状況で、スポーツ自転車を認める方向は、やはりリスクが高い。
「鶏が先か卵が先か論」で、
スポーツ自転車を解禁すれば必然的に空気圧にも気を使うようになるとは限らないのは、
世間での比較的高価な「電動アシスト自転車の扱い方」が証明していると言える。
つまり、生活環境レベルでの差を除けば、やはり常々思っているように、
「自転車に対する継続的な学習や実際の講習による基礎教育自体が足りない」に尽きる。
その裏には「そもそも大事故が頻発するほどでもなく大袈裟に社会問題にするほどでもないのに
継続的に自転車の交通教育する意味がない」のような後ろ向きな理由もあると思われるが、
基本の「道交法に関する正しい知識を持っている識者そのものが皆無に等しい」というのもある。
※例えば、スポーツ自転車系団体で「自転車同士の車間距離」、
「徐行や一時停止を厳守する交差点の正しい走行方法」について問題提起出来る人が存在するのかどうか。
対照的に"商業主義"の優先傾向が分かりやすいのは、
事故"後"に備えて「被害軽減のヘルメット(の販売促進)」や「保険(の加入)」を
最優先していることが何よりの証拠。
「事故ゼロを目指し、安全で快適且つ円滑な交通環境の確保」のためには、
「交通教育をもっての事故"防止"」を目指して然るべきであり、
一過性のスタントマンショーや雑な講演会でテキトーに済ませて良いわけがないのだが、
大衆にスポーツ車種風の自転車が安さもあって安易に選ばれてしまうように、
教育も形として"交通安全もどき"が手軽さで歓迎されているというのも情けないが現実。
そして根底の問題に気付かないならまだしも、自戒も含め、
優先度の低い内容に極端に過敏になってしまっていることにすら気付けないような人達が
更に自転車趣味に対する壁を高くしてしまうという悪循環。
そして、幼少期から「歩行者無視で歩道爆走の子供乗せ車」や「ブレーキなし手押し遊具」が当たり前のような
環境で育ってしまっていれば、「自転車への理解」など遥か遠い先の話。
●CBあさひ荷物運び用車種「ログワゴン」(406)20×2.10
www.cb-asahi.co.jp/lp/products/ownbrand/log/wagon/index.html
ec.cb-asahi.co.jp/catalog/products/4fcf04b4585a44a6892dd830f6020314
○・・・荷物乗せに特化し乗降しやすいフレーム形状、両立センタースタンド、ダボ穴での拡張性の高さ
×・・・後輪ディスクブレーキ
荷物を多く載せることが前提の車種として有用かどうか以前に、
「販売業態からして主に生活用途」ということから、
「買いっぱなしで不具合が出ても使い続けるようなユーザーだらけ」なので気にしてもしょうがないかもしれないとはいえ、
ディスクブレーキは街乗り用途に適した機材ではなく、ドラム系ブレーキよりもシビアで頻繁に調整が必要になるが、
(そもそもディスクブレーキのブレーキシュー(パッド)の厚みも浅く、放熱版も薄く損傷しやすい大きさ)
果たして「ノーメンテでどこまで安全を確保できるだろうか」と、
「量販店でまともにディスクブレーキの修理や整備が期待できるのだろうか」という疑問。
(※前輪は
Vブレーキなので特に問題なし)
─────────────────────────────────────────
【2021.02.14追記】
ちなみに、パナソニックの電動アシスト自転車の「ジェッター」。
2017~2018年の2年間だけディスクブレーキ仕様の時期もあったが、単にコストの問題か、
「どちらかといえば一般車寄りの車種に、ディスクブレーキなんて使われても困る」
という店が多かったかどうか定かではないが、
2021年現在では無事にリム制動ブレーキ(Vブレーキ)へと逆戻り。
cycle.panasonic.com/products/elhc/#pointTabs4
カンチレバーV形キャリパーブレーキ
妙に紛らわしい書き方になっているが、普通に「Vブレーキ」。
─────────────────────────────────────────
マンションなどのレール式駐輪場に対応しています。
「タイヤの太さが2.10(約52mm)の時点で非対応な駐輪機」の存在無視?
▼新和企業株式会社「収納可能自転車のタイヤ幅(mm)」
www.shinwa-kigyo.co.jp/churin/bicycle/index.html
他にも、ハブ銘柄不明でカセットかボスフリーかすら分からないが、
「ハブ自体に耐久性があるかどうか」も気がかり。
この車種に限った話でもないが、約2万円程度の安物自転車と比較してそれなりの価格のする自転車は
「空気圧管理を始め、まともにメンテするユーザーと店」が揃えば、有益な車種になり得る可能性はある。
しかし、「ノーメンテ使い捨て前提の用途であれば」その性能を存分に活かしきる前に故障を迎え、
「まともに整備スキルのない店(員)に当たれば」正常な状態への回復も見込めないので、
結局のところ、(中古自転車だけは論外として)安物自転車を数か月~1年単位で使い潰すべきだろうと思う。
●バス会社のクレーム対応例
www.oricon.co.jp/special/55699/
「指摘された問題点が事実であれば改めるべきは改め、
事実と照らし合わせて異なっていれば客観的な情報を公表。」
これは自転車業界に於けるメーカーのリコール案件隠しのようなことにしても言えるが、
「個別の案件」で密かに対応するよりも、
その指摘を受けて、結果どのような対応を行ったのかを、
教訓として活かす方向で情報共有できているのであれば、
様々な問題の解消や妥協点を見出せるように思えるが、
実際のところ、どの時点で不具合が発生したのか判断することが難しいとか、
どのパーツが不具合の直接原因になったかの特定が難しい異音問題など、
そう簡単に処理できるケースばかりではないというのが実情だろうか。
しかし、空気入れ無習慣が原因のパンクのように、
シンプル且つ基本的な内容であれば、問題行動を問題と認識していないことを是正するためも
教育関係各所及びメーカーで様々な方策は行って然るべきと考える。
●外食産業から見る経営戦略
gendai.ismedia.jp/articles/-/78326
市場規模もだが、基本的に「食べる」で完結する飲食店と違い、
パーツの集合体の自転車では「規格の山」に悩まされるだけに、
一概に比較対象とはならないものの、業界他社が活発に動いているからこそ、
「業務内容を日々改善しなければならない」ということが至上命題になっていると言える。
何個かキーワードがある中で
【1】迅速な対応
生活環境の激変を余儀なくされ、それに対応できるだけの「下準備」が整っていないと、
その条件に対して「何が必要で何が不要か」というデータ蓄積が足りず出遅れてしまう。
もちろん「安さしか興味がない・異常に急かす・規格の壁など」で断るしかない場合も多々あるとしても、
お役所仕事と揶揄されるような「遅い上に無駄な仕事」「タライ回し」に終始していては、
信頼を得ることなど不可能。
【2】質の良さ
ネタの鮮度を置き換えると「作業内容の丁寧・正確さ」に象徴されるが、
自転車店の場合、基本の「店構え、清潔感や接客技術」があまりにも酷い傾向が高いので
そこを明確に差別化できている量販店に大いに優位性があるのは当然と言える。
「値段が高い」なら、
「それに対価を支払う価値があることを納得させるだけの材料」があれば、消費者に不満は持たれない。
例えば「安い自転車でも修理は結構かかりますよ」に対して、
[どうせロクにメンテなんて(依頼)しないだろうからテキトーに在庫品売ろう]と即断し、
「買い替えを促す」ことだけに繋げてしまうのは良い選択かどうか。
【3】実店舗だけに偏る必要もない
情報発信力として、一般車系統の場合はネット発信するよりも、
圧倒的に直接接客に利があるのは確かでも、
他にはない「付加価値」を提供できることで、
量販以上の優位性を持たせることは不可能ではないのだが、
何故か、それに気付いて変化しようという傾向があまりにも低い。
●量販店社長のインタビュー記事
weekly-economist.mainichi.jp/articles/20201215/se1/00m/020/003000c
若年層を中心に一般用からスポーツ用に乗り換える流れが生まれつつあります。
しかし果たしてそれは「本当にスポーツ自転車なのだろうか」。
2~3万円程度のボスフリー6段7段車種のスポーツ"風"自転車までスポーツ車扱いしているのであれば、
スポーツ自転車の専門メーカーにしてれば一緒にはして欲しくないだろう。
─既存店舗は郊外型が多い理由
不思議でも何でもなく、「自転車は乗って移動できる乗り物」なので、
交通網が非常に発達している都市中心部で自転車でなければならない理由は低いという
単純な理由が思い浮かばないわけはないと思うが・・・。
それに、都市中心部に作れば常識的に「その場所に見合うだけの利益を上げられなければ無意味」で、
現在残念ながら主流になってしまっている安物自転車をメインで扱って続けられるはずもなく。
郊外の安い場所に陳列面積を多く取ることで「大きな資本力のある専門店」というイメージも与えやすい。
─都市型店舗での実験
郊外店の4分の1程度の広さしかありませんが、
修理・点検などアフターサービスを充実させるほか、
インターネット販売の商品を受け取る拠点としたいと思っています。
大手量販ですら場所をとる自転車陳列販売をしない方法を模索中。
都市型でも自社扱い品をレンタル自転車として用意することで、
実車を乗り比べる機会自体を提供できれば販売には繋げやすいとは思う。
─▲量販店特有の最大の弱点
ただどちらかといえば営業形態そのものよりも、
「若い=技術も知識も浅い」店員の使い捨てイメージから脱却させるために、
バック拡げ工具を使わない、ホイール手組もできるような技術を売りにする個人店を
安定した人材確保のためにも囲う方向で考えたほうが良いような気もするが、
下記にあるようにどちらかといえば低価格メインのPB主流では
商品よりも「人材育成や確保」に対して資金を回すという方向では全く考えられていない可能性もある。
だからこそ現状「技術力のある個人店の場合」量販を過度に嫌悪することなく、
間接的に量販車の下請けのような形で手直しをすることで助かっている側面も強いと思われる。
※それでも、変な規格のある通販特化車を求め過度に安値を期待するユーザーには
「カドが立たないように丁重にお断りする」という接客技術力も必須になってしまうのは已む無し。
─ほぼPBにしか力を入れていないようにしか思えないのは、
「自前で作ったほうが利益を乗せやすい」以外にも、
卸す側のメーカー(輸入代理店)にしてみれば、
「基本的に大幅に買い叩かれる前提だろう」という理由から忌避されやすいのだろう。
※値段に関しては家電の場合、価格下落を抑制するために「別品番」でラインナップになっていることもあり、
自転車の場合、ホームセンター向けの仕様としてスペックダウンした車種をカタログ外商品として密かに発売されている。
▲もう1点は上記の通り、低速前提の一般車系統であればともかく、特にスポーツ自転車の場合
店員の離職率が高そうなことが問題で、
知識や経験の蓄積が足りず「技術面で信頼できない」という理由もあると思われる。
─2017年から出張修理サービスの再開
個人店の廃業も進む中、これからは顧客との関係性をより太くしていくことが重要になると考えているからです。
また、その一環としてスマートフォンアプリを開発し、自転車の定期点検やセール情報の提供も始めています。
多くの雑多な個人店よりは「常識的な一般接客マナーに期待できるので会話が成立しやすい」という点では
確実に強いので、それを活かせることができれば顧客確保もしやすいとは思うが、
やはり、どうしても量販ゆえに「使い捨ての駒」になってしまうであろう
店員の離職率が問題になってきそうではある。
★「自転車を直すだけ」ならどの店でもいいように思えて、
「様々な人付きあいまで含めて面倒見れるかどうか」という
「"有象無象の不特定多数"に物を売るか修理するだけ」ではなく
「条件に沿った様々な商品を提供する」という意味まで理解できているのかどうか。
「店は物だけではなく、店構えも接客対応も全て含めて商品」
─既にある乗り方講座など以外にも動画配信も予定
全国の店舗で定期的に、安全な乗り方などの教室を開催しています。
ただ、参加が難しい方もいるので、今後は動画で、メンテナンスの手順やマナー講習など、
困ったときにいつでも必要な情報にアクセスできるような仕組みを作っていく予定です。
個人店では時間的にも(諸々の)キャパ的にも不可能な事柄にも人員の多さでカバーできるのはやはり強い。
しかし動画配信では不十分なことは、(英式虫ゴム)空気入れの際の握力の差で問題になるように、
(自転車のことに詳しくない人達向けであれば尚更)、
実際の自転車を使って案内できなければ説得力からして効果は薄いと考える。
▼マナー講習は・・・
NHKの表向き自転車番組という扱いのバラエティ番組の
「むしろ教えることで危険になる」程度の、低レベルな内容なら正直やめて欲しい。
道交法関連法文を全て熟読し「正しい理解」と「何よりも安全のために」適切な取捨選択が必須。
タンデムや子供乗せ使用可能時期のように、
日々更新されている内容についてまで把握できていて欲しいものだが実際は皆無に等しいのが現実。
●液剤云々に関しては、
現状、液剤入りチューブが注入されているチューブが、パンクで個人店に持ち込まれれば
液剤処理の後始末の費用上乗せまで納得させる手間はあるとしても、
ほとんどの場合、即チューブ交換で儲けることができる仕組みなので、
「虫ゴムの問題点隠し、米式化の利点隠し」と同様に、
「説明力のない店に関わっている知らない人だけが損をする」という話であって、
メンテ習慣と正しい知識が身つけば必然的に消え、
その代わりとして、パンク予防(適正な空気管理方法の理解と実践継続)、チェーン清掃注油など
「定期メンテへの費用に代わるだけ」なので、過度に目の敵にするほどでもないと考える。
●[福岡]2020年3月に自転車店で起きた事件に関する裁判
news.goo.ne.jp/article/tvnc/region/tvnc-08942.html
福岡地裁は被告の男に無期懲役の判決を言い渡しました。
news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASND873HXND8TIPE010.html
被告は自転車店に強盗に入った理由について
「店に女性が1人しかおらず、
店内の見通しも悪かったので、
金を奪いやすいと思った」と述べた。
news.goo.ne.jp/article/tvnc/region/tvnc-08894.html
現場の店を狙った理由について
「女性が1人でいて店内に物が多く外からの見通しが悪かったから」と証言しました。
【1】店員の数
これで分かったことは
【店員が女性でも2人】or【店員が1人でも男性】であれば、狙われなかった可能性。
(女性が1人でも格闘技の現役選手であれば対処できたはずだが現実的ではない)
【2】業態
「店内の見通しがよく、外からも見えやすい間取りであれば」
狙われなかった可能性が高いとすると、「自転車の完成車販売」ではなく、
「整備や修理の専門店であれば」店内を広く確保できていたはず。
個人的なイメージとしては、自転車店でも
一般車を一切扱っていないような「ローライダー系」の特殊なトガった店であれば、
手を出そうとは微塵も思わなかったはず。
【3】店の構造
他にも、女性1人で店番をするのであれば、
「2重扉で人はすぐに入れないようにしてある自転車だけの出入り口」と、
駅のように「会計だけ行う窓口」を分けた構造にしていれば防げたと思われる。
それにしても、なぜ「自転車店にある程度の金があると考えるに至ったのか」までは分からない。
人通りの数や逃走経路も考えた上での選択だったのか?
一般感覚では暗く狭い店で主にパンク修理の小銭で日銭を稼ぐイメージの自転車店なので、
まとまった金銭が置いてあるとは考えなさそうに思えるので、
「女性1人」「見通しが悪い」というだけでは理由としては薄い。
▲相変わらずNHKの番組は・・・(NHK:BS1)
さすが"チャリ"という、一般的な自転車関係の人達には間違いなく嫌悪感を与える
自転車蔑視の意味も含む番組名だけのことはある「チャリダー」。
「チャリダー★自転車教習所」
www.nhk.jp/p/charida/ts/GNLPYLVKGP/episode/te/M889W8R2KM/
結論から言えば、NHKは自転車の道交法に関する内容を扱うのは止めたほうがいい。
見るとしても、
「★重要★番組中の内容に従った場合、非常に危険な状況に陥る可能性があります」
ということを理解した上で、怖いもの見たさで見るように
面白おかしく"冗談混じりの情報"を並べているだけの
「単なるバラエティ番組」として話半分(以下)で聞くことを強く薦める。
真面目に道交法を解説している体裁で、道交法70条と矛盾する手信号を
ご丁寧に罰則紹介しつつ使用奨励するようなヤバい内容をさらっと混ぜ込むあたり、
まともに自分で道交法の条文すら読んだことのないような
浅知識の人は、残念ながら「NHKでやってたんだから間違いないんだ!」と
簡単に騙される(洗脳される)ことだろう。
▲「手信号を使うことで安定を失う恐れがある」
▲「そもそも手信号の意味を理解していないドライバーには完全に無意味」
この2点で使うべきではない=非推奨に十分該当すると言えるが、
未だに危険な条文を残しているから勘違いを助長しているのだろう。
「免許のある自動車の運転手なら知ってて当然だ!(知っていないわけがない)」
という"思い込み"から、
「現実の道路状況や無知さ加減」というものをまるで理解せず、
理想論主義の観点に憑りつかれてしまっていると
もはや事故防止のために何をすべきか見えなくなっていても不思議ではない。
◆もし右左折を後続車にそんなに意識させたいなら
昼間でもはっきり視認できるほどの「"爆光"(且つ安定性のある)
ウインカー」を
シマノかキャットアイにも制作販売するように
(携帯電話キャリア大手にしたように)政府が圧力でもかければいいのではと思うが、
その前に、スポーツ自転車ユーザー向けとしては業界挙げて、
自転車の右折レーン侵入を徹底的に糾弾し、
左折レーンがあれば「安全のためには」直進を禁止させ、
「車間距離」「一時停止と徐行」「2段階右折」をきっちり遵守させることを目指すのが先。
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車道では自転車のほうが交通弱者なんだから自動車よりも優先されるはず」という思い込みこそ危険
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何も自動車に対して卑屈になっているわけではなく、
「自らの安全のために」より安全な手段と方法で走行するべきと思っているだけ。
▼自転車で車道走行時に交差点で自動車の左折巻き込みを防止する場合
(1)走行速度が速く、後続車が少ない状況であれば「全て先に行かせる」
(2)渋滞などで速度が遅い場合は左側でも中央に近い位置にまで移動させて自転車が先行。
もしくはオススメの安全策として
「完全停止した後に歩道に上がって歩道の信号に従い自転車を押し歩いて渡る」
▼自転車で右折する場合
そもそも「2段階右折」なので後続車云々は関係なく、
直進時に上記の自動車の左折の巻き込みだけ警戒すればいい話。
狭い道や路地裏などの生活道であれば数台の自動車側を先行させればいいだけであり、
自転車が先行して曲がろうとすること自体が危険と認識する必要がある。
「走り出しなら自分の自転車のほうが早い」といくら豪語しようが、
「どうせすぐ抜かされるんだから前に出てくるなよ」という輩からすれば
「煽り運転と勘違いされそうな恐れ」すらある。
◆自転車同士でありがちな「車間距離の概念が欠落している」輩にも要注意。
後ろに付かれたら信号の停止時にでも歩道や脇道に逸れること。
自動車やオートバイでも同様に相手にせず(歩道に上がる・コンビニに寄る等)でさっさと進んでもらう。
▼唐突に登場する子供乗せ自転車
車道走行に関しては(一応)スポーツ自転車番組だから車道という案内でも、
番組内で子供乗せや一般車まで車道走行の自転車と一括りにすること自体が大間違い。
というか・・・子供乗せ等を普段から扱っているわけがない
過度なスポーツ自転車"偏重"番組で、こういうときだけ都合よく利用する姿勢が理解できない。
子育て中の親御さん相手に「自転車は車道走行が原則なんで明日から車道走行してくださいね」的な
ニュアンスで伝えれるものなら、そういう回を試して放送してみればいいと思うが、
演出(ヤラセ)なしなら「ヘーそうなんだ。(でも車道なんて危ないから歩道走るのやめないけど)」か
「拒絶反応」しかないだろうに。
それよりも「歩道の歩行者に危険を与えない安全な走行方法」の回でも作って、
歩行者に対して事故を起こせば高額賠償のケースがありますというのを
安易な保険加入で済ませようとするのではなく、
「徐行や一時停止を厳守する素晴らしさ」と、
「出来るだけ歩行者が少ない安全な走行路を選ぶ」
「交差点に止まれの標識(一時停止義務)がなくても止まったほうがいい」など、
具体的な安全のための方策が全く足りない。
「車道走行よりも歩道走行のほうが危険」という一部の風潮が詭弁にしか聞こえないのは、
「全体の歩道走行者数が多ければ必然的にそうなる」としか。
反対に車道走行が凄まじく増えて車道での事故が増えれば
「やっぱり歩道のほうが安全だった」と、その時になって掌返しするつもりなのだろうか。
それでも意地になって健気に運転マナー向上を訴え続けるつもりなのだろうか。
車道が異常に広く、歩道に歩行者が多い特殊な地域よりも、
全国的に見れば「まず道が狭い」「無知なドライバー当たり前」に挟まれる
危険極まりない車道走行より、歩行者に配慮し、交差点の右左折に気を付けて確認を怠らず、
歩道をゆっくり走行しているほうが安全なことは明白。
もっと根本的に言えば、歩行者への煽り運転を厳格にして車道走行を一切禁止するほうが
間違いなく事故は減ると断言できる。
海外では自転車でもスタンダードな規格の
米式バルブは否定する一方で、
こういうときだけ「海外では自転車が車道を走るのが当たり前」と言うなら、
路駐だけでなく「車道の広さ(狭さ)」や「交通量」まで考慮すれば
如何に車道が自転車走行に不向きな構造になっているのか理解できないとは思えない。
◆自転車用のドライブレコーダーと独自の取り組みを思案【質の高い配達員の教育/育成】
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自転車での配達業での問題は
news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20201124-567-OYT1T50187.html
「短時間で稼ぎたい人ほど…荒っぽい運転」
にあることから、それを防ぐためには、
news.goo.ne.jp/article/oxtv/region/oxtv-06215.html
ウーバー配達員に交通安全講習 事故防止へルール守ろう!〈仙台市〉
その場しのぎの"受動的な"講習や、
www.itmedia.co.jp/news/articles/2011/26/news091.html
配達員がスマホアプリを起動するたびに「自転車走行中は携帯電話を操作しない」
「信号・標識を守る」「道路を逆走しない」などの交通ルールを表示。
配達員は内容を確認したことに同意しなければ、その後の操作を行えない。
「押すだけ」の表示にさほど効果があるとは思えない。
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現実的には「強制力のある制限を敷く」=
配達中の【自転車用のドライブレコーダーを必須とする】ことが有効な手段と考える。
▼ここでようやく本題の自転車用ドライブレコーダーについて
安物からGoProのような有名なものまであるが、
どうやら「実用面で考えると」安物は使い物にならないようだ。
the360.life/U1301.doit?id=14871
実際に使用して確認しているレビュー格付けサイトから、こちらの情報が最も信頼度が高いと判断。
その中でも録画時間や使い勝手などを考慮すると総合1位のFLY12をオススメ。
◆Cycliq FLY12 CE (約3.5万円)
brand.intertecinc.co.jp/cycliq/
値段はそれなりにするが最も優秀。
もし個人で事前購入できない場合は、会社側で用意し「レンタル」という方法も考えられる。
(当然、故障や盗難に備えて"補償金"の預け入れは必須)
【1】自転車用ドライブレコーダー使用を配達員の必須条件として、
(当て逃げや轢き逃げに関してなど法的に対処するとしても)
事故時にデータ提出できなければ
・一切の支払いなし
・配達員契約自体を即刻解除
・違約金を支払わせる など
ペナルティを課すことで、無謀な運転が前提での配達を制限できるのと同時に、
登録自体のハードルを上げることで
目先の金に血眼になって無謀運転を常習とする安全意識の低い危険な輩は確実に減らせる。
※気軽に始められないことでドライバー登録自体が一時的には減るとしてもやむを得ない。
反対に、質の低い配達員を野放しにすることを問題視しないような消費者は
「料理が偏っていても」「明らかにつまみ食いされていて量が減っていても」全く気にせず
「とにかく安く早く配達さえしてくれればそれだけでいい」というような
常識では考えられない客だけだろうから考慮する必要なし。
【2】他にも、(法的拘束力は一切ないが)小学校独自の免許制度のような、
学科試験・室内コース走行だけでなく、
「実際に公道走行させてみて問題がないか判断する路上講習」を
取り入れてみることも薦める。(予測運転・車間距離・制動開始位置・徐行・一時停止など)
【3】更に、覆面パトカーならぬ、「覆面路上交通調査員」を"会社側が"配備させ、
問題走行している状況を積極的に確認し録画出来た場合にも「違約金を支払わせる」など、
厳格な対応が本来は必要。
しかし・・・一時期問題になっていた"ワンオペ"飲食店のように、
真っ当な安全コストを会社側が負担するくらいなら
安全講習と適正テストくらいだけしておいて本当にヤバそうなのだけ弾いておけば
あとは「事故が起きたときだけ対処すればいい」という感覚のほうが強いと思われるので、
結局のところ、
「自転車講習」そのものが根付いていない(赤切符2枚での講習では意味なし)
現状では、制限を敷くべきと判断される犠牲者が出るまで
今後も冒頭のような【何となく安全運転を心がけることを根ざしてるような実効性の薄い対応】が続くだけだろう。
◆修理指定箇所以外は一切手を付けない店の考え方を考察
パンク予防に関して言えば、習慣化を身につけるための
「的確な案内(手帳等に書き入れるかスマホに設定する)」は見たことがないので、
簡単なネジの増し締めすらしないのと同様に、この場合は単に
「儲けの芽を摘むようなことはしたくない」というだけに思えるものの、
違う観点からは、
例えば「パンクしているから修理してくれ」と持ち込まれたが
どう見ても慢性的な空気圧不足で削れて弱っているチューブに対し、
「チューブ新品交換ではなく修理(=パッチ貼り)」を要求され、
「これではパッチ貼りで塞いでも一時的なもので、早々に再度空気漏しますよ」と
説明しても依頼者は理解できず、
「本当は修理できるのに騙して儲けようとしている」等の理不尽な決めつけをされ、
風評被害まで起きてしまうケースもあると思うと、
例え壊れそうな箇所があっても
「どうせ交換の提案したら面倒になる」と脳裏に浮かび、
「触らぬ神に祟りなし」で、伝えることを諦めてしまうこともあると考えられる。
「ペダル反射板も赤色反射板も全て壊れていて直す気がない」
「ブレーキ関連に何らかの問題があっても全く気にしない」などでも同じで、
見える場所や使っていて明らかにおかしいことに気付くだろうという箇所に
修理の依頼がないということは「これは言うだけ時間と精神力の無駄だろう」ということに。
かといって、適正な補修作業だけでなく、
その他の箇所の整備を怠っていたり、近々壊れそうな箇所を指摘しなければ、
今度は、
「最近貴方の店で修理したのにすぐに壊れた!何で他の不具合について触れなかったのか」というクレームへ。
つまり、最終的には「上記どちらの対応を選んでも問題になるという罠」。
結局のところ「生活用自転車=安物=整備費用までも安く見られてしまう」という事態から逃れ、
精神衛生上も安定的に業務継続を維持するためには、
万能な接客術(会話力)を磨き、どんな悪態でも軽く受け流すためのポジティブな精神力を鍛え、
「出来るだけ相手に合わせて言葉や表現方法を工夫しつつ、10回中9回は拒否されるとしても伝える」か、
それが難しい口下手な人であれば、
防ぎようのないリスク低減のためには、
看板も出さず、会員制を敷いて特定優良顧客対応に専念できるような整備専門店になる
という2択しかないように思う。
最終更新:2022年05月22日 18:05