月光洞開拓域の産業
月光洞開拓域の産業としては第一にグーテラオネタウン周辺に広がる農業である。殖の如意片で増えた露子クローンの共同による農場や園芸部の試験農場(
52話)、お料理研のハーブ園(
30話)や馬術部の牧場や始原の友による縞牛の試験育成場など多彩な農業&牧畜業が推進されている。
またSGベースシティの近隣には淡水湖があるため(
49話の背景画像より)、フィッシング研による魚類の養殖や現地生物の可食実験なども行われており、また帝国難民系獣人の指導による現地農産物の試験農場なども多数自治会により設立されている。
主に大規模農法はグーテラオネタウンで遂行され、SGベースシティ周辺では数々の中小部活による実験プラントが製作されている。
一方遠方を見ると、マメジマタウン周辺では工業及び低質な木炭の製造がおこなわれている他、一部焼き畑農法が活用されており、緑茶党などの反対を招いている。また葉車グループと古典からくり研、人力飛行部の共同によるSGベースシティ南方50kmにあるハグルマコンビナートでは、奇麗な水と南極盆地では例外的な安定した気流を使った風力により、数々のからくり工房や人力飛行機の制作・運用や一部発電が行われている。今や同地の人口は500人に達しており、注目のスポットとなっている。
現地住民の多くは主に情報伝達による交易や文化を重んじる傾向にあり、物質的には自給自足を基本としている。特に縞牛やワタミミ(小型の偶蹄目で羊とは別の高品質の毛や美味な白身の肉が取れる)を中心とする共生的牧畜や狩猟採集がメインである。
生徒会肝煎りの吟遊詩人キャラバン結成により、探検と情報収集、そして文化交流が行われている間に、現地物資も多数収集し、一部緑茶党員の他古生物研や始原の友が月光洞独自の品物を紹介している。
また初期に各種医療系団体の独自行動の結果、ハリンや交易人から文句が来たこともあり、自治会の要請のとして、90年代に設立されたが休眠状態にあった合同機関として「医療技術研究所」が再稼働され、一応の秩序をもった研究が遂行されている。
現在問題なのは、生徒会の直接的管轄下にない研究部の施設が増えていることで、有名ところとしては椿月光洞研究所や黒井先生の水生生物研究所などがある。
最終更新:2021年08月15日 23:27