月光洞開拓域の文化と教育
概略
月光洞開拓域において文化は極めて重要である。これは学園生徒の娯楽だけではなく、ハリンや交易人をはじめとした現地住民との間で情報や物語が重きを占めるからでもある。
そのため自治会は文化ホールの設立や吟遊詩人キャラバンの開設、またアニメ研や児童文学研とカラクリ研によるアニメの自動カラクリ式紙芝居の現地への普及など多数の施策を実施している。これらの内幾つかは順調に人気を博しているようだ。動力が限られる環境からテレビの運営が難しく、情報通信委員会が幾つかの基地局を設置してネット対応をしているが、時たま辺境では電磁嵐の影響で基地局が壊れたりしている模様。
今のところ、落語や漫才、演劇や紙芝居、アナログゲーム(TRPGとかモノポリーとか)、小説、漫画などが制作・流入し、逆に現地人たちの詩や歌、舞踊、伝承などが日々学園の研究系部活を沸き立たせている。
また恋愛思考の学園生徒の中にはさっそく現地住民との恋愛を育んだり、本土の目のない開拓域で愛を育む駆け落ち生徒なども多数存在する見通しだ。民俗学研の有志の中にはこれら世界際カップルの調査を求める声もある。
その他、いまだ学園文化の流入と変化は未開発であり、勇敢な生徒の挑戦が求められる。
音楽
月光洞の音楽事情はもともとの現地住民の多彩な歌の他、フォーク研とハードロック研が新天地を求めて早くも移住してきた影響が多く、アグレッシブな音楽事情となっている。一方でアゼルファンクラブ(
11話に出てきた月光洞出身の魔法使い美少女のファンクラブ)を中心に、アイドル研などでは新しい原石を発掘しようという動きもあるようだ。また学術系部活では地道に伝承の採取や超古代文明研による独自調査が続けられている。
オカルトと応石
月光洞発見以降、新天地での研究を求めて魔導書研、錬金術研、超心理学研、特殊図書館整頓隊、博物学研などが一斉に月光洞にて研究を始めた。幾つかの問題発覚と旧図書館奥地から月光洞の入り口が発見された(
53話※場所的に実用は難しい)ことにより、図書委員会の提唱により月光洞超自然調査会が結成されゼノビア・エリアコス講師(60代・女性)が主任を務めてる。
また応石や如意片の調査、オカルト事情の把握を含めて特殊環境委員会が管轄しており、特に力の弱い行石や画数の小さい如意片が多数あることが判明し、慎重に調査を進めている。
超古代文明の関連や90年の頃の調査記録の確認も含めて、と党や超古代文明研、各種団体が狙っており注意が引き続き必要だろう。
教育
月光洞開拓域は理論上は蓬莱学園高等学校のキャンパスの一部である。そのため大変教育は重視されており、さらに既に2世代目の生徒が多発しているため、高校入学までの教育を施行することが必須となった。
500人以上の学園生徒系住人がいる拠点にはすべて宇津帆小学校・中学校の分校が設立され自治会及び図書委員会の分校管理局と児童文学研、手話研が運営している。なお、分校のため名目上は卒業すると中学卒業資格が得られて蓬莱学園高等学校の入学資格が得られる構造である。このカラクリには宮里家の尽力があった模様。
また独自にローゼンクロイツ教会の日曜学校やイスラム研やマフディー党移住者によるジャーミィの設立、研究部教育学館の実験学校、密林教室の自主分教室、アンネマリー騎士団領の騎士学校などの数々の私立学校が独自の
カリキュラムにより運営されている。結果として文化浸透の一員を担っていることは間違いない。
郷土研や緑茶党などは文化の押し付けであると反対している者もいるが、現地住民で興味を持って入学するものを拒否することは困難ではある。
最終更新:2021年08月15日 23:36