月光洞開拓域の軍事及び治安維持事情
概略
月光洞開拓域の軍事力は主に南方に存在するといわれる大南帝国系勢力を睨んで配置されている。しかし月光洞時間で既に70年近くが経つがいまだに遭遇はしていない。一方で自然環境の脅威や蓬莱馬賊団や各地の現地住民とのいさかいなど、小規模な紛争は多発しており勇敢な生徒の解決をまっている。
基地、部署名
SGベースシティ基地
生徒会直轄の基地として運営されている軍事研・航空部共同の基地。90年の月光洞探索の記述を確認する軍事研による無人域探索隊などのベースキャンプでもある。(
49話)
月光洞内では気圧が高いため、ジェット機運用が高高度(高度60km)近くを飛ばないと安定運用が難しいためジェット機はほぼ軍用のみとなっている。また探検部や地球科学部がデータを援用している無人偵察機グローバルホークの運用拠点も同基地である。また戦車道部の戦車など地上戦力も豊富でSGベースシティ周辺を武力で制圧するのは困難な情勢である。基地の司令は一條あかね(2年/一條すみれの妹)
上弦海基地
近年ついに上弦の海に進出した開拓域において設立された海洋冒険部の小さな基地。航空部のグローバルホーク及びドローン操作隊と小規模な軍事研の警備隊も駐屯している。機械工学研の協力を得たホバークラフトと小型ボートが海洋冒険部の艦船として使われており、現在周辺の警備と調査にあたっている。
また生徒会は独自の奥地探索も遂行しているようだ。(
62話)
銃士隊と巡回班
相馬生徒会の基盤でもあるこの両団体は、当然開拓域においても自治会の巡回士への人材供給を行うほか治安維持を行っている。SGベースシティ及びグーテラオネタウン、ハグルマコンビナートには彼らの支所があり、周辺のもめ事の解決にあたる。その他、銃士隊員中心に遠方へ探検と栄光の旅へでることもあるようだ。
治安団体の連絡会議チーフとしては生徒会から派遣された渡辺チーフ(2年)が派遣されている。
一応生徒会の委託により指揮命令権は自治会に存在している。
学園騎士団とヘヴィファイト同好会
一方新規武装勢力として学園騎士団とヘヴィファイト同好会がある。生徒会副会長は6月に両団体に対し、月光洞開拓域に限定した治安団体代行権限を付与した。しかし治安団体の代行であるためあくまで巡回班や風紀委員の指示が優先される。52話にもあったようにアンネマリー派が月光洞における学生騎士の主流を占めているため馬賊団との闘いなどで活躍しているようだ。(
52話)
またヘヴィファイト同好会は鍛錬も兼ねて傭兵団として開拓域で活動している。
公安委員、風紀委員とSGベースシティ分署(通称666分署)
公安委員会と風紀委員会は外務委員会や予算委員会、飛行委員会に比べても全く月光洞開拓域に進出していない。これは学園規則が適用しにくい現状と、生徒会と両委員会の関係性が微妙なためである。但し例外としてSGベースシティには分署が設置され、理論上は開拓域全土を管轄している。
しかし委員会内部では島流しや浦島行と揶揄され、すっかり左遷先である。
現地講座訓練集会
年2度程度及び大規模なスタンピード発生時に召集される各地の現地の遊牧王やアンネマリー騎士団、ヘヴィファイト傭兵団、各種生徒有志、元帝国難民獣人義勇兵などを集めた訓練という名の軍事行動。
実は実用というよりは現地交流と訓練そのものが主目的である。事務局はSGベース基地と自治会により編成される。現地人の多くは祭典や王の召集としか思っていない。ただ、ある種の狩猟技術の交流による向上や騎士や傭兵の新しい活動先として人気があるようだ。
最終更新:2021年08月15日 20:40