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エターニア学問
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toefan
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晶霊学
晶霊という存在について
- あらゆる物の中にいて、あらゆる現象を司っているもので、いわゆる精霊のようなもの。物体でも生物でも精神でもなく、大きさや形は不定。知能はないとされている。
- 一説によると、セイファートやネレイドが登場する以前の遥か太古より存在していたといわれている。物質と精神(バテンカイトス)を行き来できる存在。
- ただし晶霊が生命体なのか物質なのかについては長い論争が展開されている。現在では晶霊は生命体との認識が有力(テイルズオブ大辞典より)で、キール曰く「近年になって、晶霊が物体によって構成されていると考えること自体が誤りなのではないかととらえられるようになってきている」ともあり、また晶霊に知能があるのか、素粒子として捉えるのか、単体or群と捉えるのか、などいまだに様々諸説ある。
- 両世界で棲む晶霊が異なるため、気候や、晶霊を利用した文明面で両世界に差異が生まれている。風晶霊がいないセレスティアにも風が吹いているし、地晶霊のいないインフェリアにも土はある。これは、セレスティアに吹く風はただの風であり、 生きた風ではない、と説明される。
- 極光術も晶霊によって生み出される(テイルズオブ大辞典より)。
- 言語がメルニクス語であり、この言葉を用いることで人間も晶霊と意思疎通ができる。
- 音や精神などの晶霊がいる可能性もあるが、現段階では発見されていない(ファミ通公式ガイドブックより)。
大晶霊
- 属性ごとに晶霊を束ねる高位の存在。詳細は大晶霊の項目を参照。
晶霊に関する現象や道具
- クレーメル○○の項目を参照。
晶霊の観測
- 晶霊が密集しているポイントは晶霊密度が変化する。圧力から晶霊密度を割り出すことで、「どの晶霊が」「どの程度関わって」その物理現象が起こっているのかを検証することができる(後述のカロリック流動による晶霊の内圧の変化、クレーメルクラフトを作動させて周囲の晶霊密度を測るなど)。
- ミンツ大学の光晶霊研究室でも、気温と晶霊圧の相関について調査をしていることがわかる。グランドフォール前は「1回目:気温21晶霊圧0.12、2回目:気温19晶霊圧0.10、3回目:気温22晶霊圧0.25、4回目:気温21晶霊圧0.09」とあった計測結果が、セレスティアから戻ってきてみると「101回目:気温18晶霊圧0.15、102回目:気温17晶霊圧0.09、103回目:気温21晶霊圧0.30、104回目:気温20晶霊圧0.12」という結果になっていた。グランドフォールの影響で、通常よりも晶霊圧が異常になっていることが分かる。
- キールが自作した晶霊場測定装置は、ドカターク効果(光晶霊が互いに作用しあって同じ振動数の波動を出す(光晶霊間の相互共鳴作用))を利用している。反応させる晶霊の種類を変えながら晶霊場の変位を測定することで、帰納的に方程式を導き出せる。ただし晶霊場を測定しようという行為自体が副次的にドカターク効果を生み出してしまい測定は簡単ではないようだが、テイルズオブ大辞典によるとキールの自作装置は測定時に副次的に起きるドカターク効果の問題を解決しているのではと推測されている。
- オンラインパッケージ版の「キールとマルディの研究室 特別編」では、“オルバース界面の組成を定量的に分析することにより非ドカターク効果の量子的な評価に帰着することになる。つまり晶霊の帰巣本能的集合現象は…”とキールが言っている。
晶霊相互作用
- 晶霊の相互作用については、例えばクレーメルダスト(考察ではあるが、大気中に浮遊する微粒子による乱反射か気温変化に伴う晶霊の相互作用)や温泉(水と火の晶霊の相互作用の結果)が挙げられる。
- シゼル城突入前のフリンジ砲の作戦会議やクレーメルクラッシュ現象から分かる通り、基本的に異種の晶霊同士は反発すると考えられている。セレスティアのガレノスの技術(パラソル、フリンジ)により晶霊同士のエネルギーを融合することができ、強力なエネルギーやそれをひとまとめにした“晶霊束”が発生する。
晶霊学の基礎、カロリック流動
- 光晶霊が空間内を内因的(要因が外部からの影響ではなく、それ自体の内部に起因する)に流動する現象。この現象自体は実証されているが、流動の原因や法則には諸説ある。晶霊学の基礎とされており、この流動があらゆるものに影響を与える模様。力学的運動では説明できない。
- 諸説のうち、キールはファキュラ説(従来素粒子の一種と考えられていた晶霊にも、微弱ながら個体もしくは群としての知能や意志が存在しているのではないかという仮説)を支持している。
- カロリック流動を長いスパンで見た場合、 晶霊が通過またはとどまりやすいポイントが発生し、その空間の晶霊密度が高まり局地的に晶霊圧が大きく偏ることをグロビュール歪曲という。このような挙動(カロリック流動の不均一性)についてファキュラ説により根底が確立される。
- ただし晶霊を単体として考えている限りでは、ファキュラ説は完全にカロリック流動を説明することはできないとされ、またドカターク効果についても別の観点から研究し直すことが必要になる(辻褄が合わなくなる)。キールは「晶霊を群として捉える(単体としてはむしろ存在し得ない)、群としての晶霊が個体なのだとしたら(群としての知能があるのだとしたら)」と、ファキュラ説を新しい観点から考察している。
- なおカロリック流動は光晶霊に限定されたものではない様(テイルズリングエターニア第8回放送より、海が青いのは水中の水晶霊のカロリック流動に起因するらしい)。
晶霊力保存の法則
- 内容は不明だが、作中(ファンダムvol.1)では第四法則(クレーメルクラッシュ現象)が登場する。
- 人工的にグロビュール歪曲を生み出すと保存則が成り立たないらしい。人工的に生み出す=動力やエネルギーを要すると思われるため、エネルギー保存の法則に近いものと思われる。
グランドフォール
- オルバース爆動は黒体の爆発現象(黒体出現以前に存在していた現状ではないと思われる)。オルバース界面に巨大な同心円状の衝撃波を引き起こし、地表の地殻変動を誘発する。実際、4回引き起こされたオルバース爆動の度に両世界の距離は縮んでいた。
- ネレイドによるバテンカイトス回帰への目論見で引き起こされており自然現象ではない。
- キールは当初、グランドフォールの原因はグロビュール歪曲の極端な状態やドカターク効果(晶霊同士の干渉)に起因する自然現象だと解釈していた。グロビュール歪曲とドカターク効果はどちらが鶏か卵か、両世界の均衡が崩れたのは晶霊圧が(ドカターク作用により)強制的に高められたことによる副作用でグラビュール歪曲が起こるのか、それとも逆でカロリック流動による局地的な晶霊場の応力がオルバース界面にドカターク作用をもたらしているのか…
- それでもなお人為的に起こすことは学術的に考えても無理があるらしく、「カロリック流動によって発生する根源晶霊の内圧の総和は人間の生み出すファキュラ効果の論理限界をはるかに上回っている。ましてやオリナシ方程式の特別項を認めるなら、肉体の細胞膜が崩壊する前にオルバース波動を相殺することなど不可能」。ここから先は、極光術という未知なる力の存在へと理論がシフトしていく。
- オリナシ方程式については詳細の不明な学術用語ではあるが、テイルズオブ大辞典によると「オリナシを逆に読むことにヒントが隠されているかもしれない」とされている。逆に読むと『シナリオ』であり、いわゆるメタな話になる?
寄宿晶霊
- ククロルとキールが、エラーラの発光について会話した時に登場。寄宿晶霊と生体イオンが反応しているのではないかという考察。寄宿とは文字通り宿を借りるという意味があり、人体に寄宿している晶霊、という解釈だろうか。
参考情報
+ | 作中のセリフなど |
ゆっくり鼓動
小説:蒼天の星
- ミンツ大学で音響学を専攻したイリアの提唱。
- 自分の鼓動より少しだけゆっくりのリズムで音(金属や陶器を弾く音など)を鳴らすことで、心のささくれがなめらかになって落ち着く・治癒効果が得られるというもの。
- 試されたキールは、柔かく、心地よい重複効果を伴って胸に届いてまぶたが重たくなっていた。