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更新日:2026/10/22 Thu 15:56:41
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触っちゃダメ!死にますよ!失礼、イケてるキノコでした♪
キノコとは、菌類の一種である。
【概要】
菌類といってもカビや酵母などがあるが、キノコはそれらと同じ存在である。
ただしそれぞれの活動から区別がされており、
●酵母:単細胞の状態で活動する
●カビ:菌が連なったコロニー、菌糸の状態で活動する
●キノコ:子孫を残す為に大型の複合構造で活動する
といった感じで区別されている。
キノコの仲間だって一生キノコなわけでも全身キノコなわけでもなく、生活の大半はカビや酵母として暮らしている。
キノコと言ってもたくさんあるが、その実態は傘と柄からなる「子実体」というもの。
植物で言えば根っこに該当する「ツボ」と呼ばれる箇所から成長し、胞子をばら撒いて子孫を残す為に活動している。つまり人間で言うキノコなのである。
もっともこれらはキノコの本体ではなく、その本来の姿は地面の下や枯れ木に広がる菌糸のネットワークそのもの。
北米産のナラタケの仲間は15ヘクタール、わかりやすく言えば東京ドーム15個分の広さに及ぶ森林の地下に菌糸を張り巡らせているということから、その大きさがわかるだろう。
自然界においては木や落ち葉を分解して栄養にする「腐朽菌」と植物の生きた根っこと強固な共生関係を築いて生活する「共生菌」、生物に害をもたらす「病原性寄生菌」、動物の死骸や屎尿等が分解される過程でアンモニアを生じ、その場所に生えてくる「アンモニア菌」が存在している。
雨などによる充分な湿気と日蔭があれば森林や高原、公園内の芝生や草原に生えることがある。
マツタケやシイタケ、ブナシメジといったように秋の代名詞としてよく採取され食べられるイメージがあるし、実際に数多くの栽培品や野生品の食用キノコがあるが、あくまでも菌類の一種なので毒性を持っているものが多く、しかも、毒性を持つものの中には食用になるものとそっくりな姿かたちをしたものも非常に多いので、むやみやたらに手を出すと最悪死ぬことになるかもしれないので気をつけよう。
我が国においては、一般に未命名のものを含めて約6000~7000種類のキノコが生息していると考えられている。しかしながら、そのうち一般の図鑑に記載されているものは3割程度とされている。
そもそも「キノコ」は生物の構造の特徴的な一部分なので、外見的に類似した形態を持つ種が数多くある。
更に、我が国においては研究者が多くないために菌類の研究はあまり進んでおらず、見た目は酷似していても違う種が同じ種に混同されていたり、ツエタケ類のように同じ種で単なる見た目や生息場所が微妙に異なると思われていた物が複数の種に分けられたりすることもしょっちゅうである。
≪キノコの薬効≫
キノコの中には、古くから薬として利用されてきたものも存在する。
中国をはじめとする東アジアでは、マンネンタケや冬虫夏草などが伝統的に珍重され、我が国でもマツホドといったキノコが生薬の原料として利用されてきた。
また、普段は食用として親しまれているキノコから、薬用に関係する成分が発見された例もある。
一口に「薬になるキノコ」といっても、その姿や生態、人間との関わりは実に様々なのである。
普段食卓に並ぶシイタケやマイタケから、地中に菌核を形成するチョレイマイタケやマツホド、さらには昆虫に寄生する冬虫夏草まで、人間は多種多様な菌類を食用や薬用などに利用してきた。
中には、伝統医学の中で珍重されてきたものや、含有成分が医薬品の開発につながったものも存在する。
一方で、古くから薬用とされてきたことが、必ずしも現代医学における有効性や安全性を保証するわけではない。
利用の歴史と現在の科学的知見を区別して理解することも重要である。
身近な食材から珍しい菌類まで、キノコと人間との関わりは奥深い。森の中や食卓でキノコを見かけたときには、その姿の向こうにある多様な生態や、人々が積み重ねてきた利用の歴史にも目を向けてみてはいかがだろうか。
なお、本項で薬効も紹介したキノコが、いずれも医薬品として利用できるというわけではなく、医薬品としての利用を推奨するものではない点に留意されたい。
※ご自身の健康問題については、専門の医療機関に相談してください
【キノコの仲間】
卵のようなツボから真っ赤な傘を広げた姿が特徴的なキノコ。
別名「王様のキノコ」。
スーパーマリオシリーズに登場するキノコもこれがモチーフだという一説も。
「派手な色のキノコは毒、地味な色のキノコは食用」という迷信が
大間違いであることを雄弁に物語る実例。
タマゴタケの仲間には黄色いカラーリングが特徴の「キタマゴタケ」や、傘が暗い茶色の「チャタマゴタケ」も存在し、いずれも食用可能である。
類似種として、見た目が似ているが毒キノコである「
ベニテングタケ」や、キタマゴタケに色合いが似ているが死亡例すらある猛毒の「タマゴタケモドキ」があるので注意。
🍄シイタケ(椎茸、Lentinula edodes)
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埼玉県所沢市にてmakinomantaro撮影
ツキヨタケ科シイタケ属のキノコ。日本をはじめとする東アジアで古くから食用にされてきた。
食用茸の代表格にしてメジャーな存在。
茶色い傘が特徴で、焼いて食べてもよし、煮て食べてもよしの人気者。
茶碗蒸しの具や
ステーキで見たことがあるかもしれない。
傘は褐色で、裏側には白色のひだが並ぶ。
広葉樹の枯れ木や倒木などに発生し、春と秋を中心に見られる。現在では原木栽培や菌床栽培が広く行われており、スーパーでもおなじみの存在である。
乾燥させたものは保存性に優れ、水で戻すことで独特のうま味が引き出される。
煮物、鍋物、炒め物など用途も幅広く、日本の食生活に欠かせないキノコの一つとなっている。
シイタケに含まれる成分の一つに、β-グルカンの一種であるレンチナンがある。これはシイタケ由来の成分から開発された医薬品にも関係しており、食材として身近なシイタケが、医療の分野でも注目されてきた例といえる。
普段何気なく食べているキノコにも、こうした一面があるのだ。
🍄ナメコ
ぬるぬるした粘液で覆われたオレンジ色のキノコ。
湿気を特に好み、水辺近くの苔むした倒木など、水のある場所に多く生える。
ナメコ汁といった料理の具材でお馴染みなのでこれまたメジャーなやつ。
主に流通しているパック詰めのものは生産効率等の関係で小さいうちに収穫しているものであり、天然のものだともっと大きく育つ。現在ではある程度大きく育てたものも市販されている。
🍄エノキタケ
エノキ(榎)の木の根元に生えるのでこの名前がついた。なんと江戸時代から人工栽培が行われていたとか。
白くて細長いキノコ…という印象が強いが、これはそういう形になるように暗所で人工栽培しているためであり、天然のものは見た目が全然違う。
ナメコと混同されることがある滑茸は、このエノキタケを煮て味付けした料理名。
キノコ界のキング・オブ・キング。
前述のタマゴタケが「王様のキノコ」なら、こちらは「殿様のキノコ」と言ったところだろうか。
「匂い松茸味占地」という格言がある通り、秋の味覚といったらこれという香りも味も素晴らしい存在なのだが、「菌根菌」という性質を持っており、栽培が非常に難しいので市場に出回ることは少なめ。
一方で海外では「軍人の靴下のにおい」と揶揄されるほど忌み嫌われる悪臭と捉えられてるらしく、そのためかどうかは不明だが、日本産でも中国産でもない欧米からのマツタケがものすごい叩き値で売られていることもごくたまにあるので、運良く見つけたら買い占めてしまうのも手。
🍄ホンシメジ
前述の「味占地」という言葉で表現されるキノコがこれ。かつては人工栽培は困難と言われていたが、現在ではデンプンを分解できる菌株を用いた栽培手法が確立されている。
他の市販のキノコに比べると値段はお高め。
🍄ヒラタケ
食用キノコの一種。見た目がシメジに似ているため、昔はこのキノコが「シメジ」という名で市販されていた。
傘が脆いという欠点があったが、現在では品種改良により改善されている。
🍄ブナシメジ
こちらもメジャーな食用キノコ。ブナの倒木に生えるのでブナシメジ。
品種改良で真っ白になったものも市販されている。
前述のヒラタケがシメジとして販売されていたのに対して、「こっちの方が本物だぞ!」という事で「ホンシメジ」の名前で販売されていた時代もあった。
なお現在は「紛らわしい名前で販売するな!」という通達が出されたことにより、それぞれ本来の名前である「ヒラタケ」「ブナシメジ」という名前で販売されているのでご安心を。
🍄マイタケ(舞茸、Grifola frondosa)
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埼玉県所沢市にてmakinomantaro撮影
タコウキン科マイタケ属のキノコ。主に秋、ブナやミズナラなどの広葉樹の根元や切り株付近に発生する。
天ぷらで出されることも多い食用キノコ。
名前の由来には諸説あり、「人が集まって舞っているように見えるから」「食べたら味が良すぎて舞いたくなるから」とか色々とあるらしい。
「食べて舞うのは似た外見の毒キノコ食って幻覚見てるからでは?」
多数の扇形の傘が重なり合い、大きな株を形成するのが特徴。傘の色は灰褐色から暗褐色で、株全体が幾重にも重なる様子は、まるで花が咲いたかのようにも見える。
和名の由来については、見つけた人が舞い上がるほど喜んだためとする説などが知られている。
食用キノコとして非常に人気が高く、天然物だけでなく栽培品も広く流通している。香りや歯ごたえに優れ、
天ぷら、
炊き込みご飯、
鍋物などに利用される。
シイタケと同様に多糖類などの成分が研究されており、マイタケ由来の成分についても薬理学的な研究が行われてきた。
なお、天然のマイタケは毎年必ず同じ場所に発生するとは限らず、山中で見つけることは容易ではない。
そのため、1970年代に栽培技術が確立されるまでは「幻のキノコ」の扱いを受けていた。
🍄エリンギ
現在ではスーパーなどでもよく見かける食用キノコだが、実は元々日本には自生していなかった。日本で栽培されるようになったのは平成になってから。
販売当初は生産者によって様々な名前で販売されたもののどれも普及せず、結局は学名からとった「エリンギ」になった。
🍄ホコリタケ(埃茸、Lycoperdon perlatum)
ハラタケ科ホコリタケ属のキノコ。丸みを帯びた球形から洋梨形の子実体を形成し、成熟すると内部に大量の胞子を作る。
若い個体は白色で、表面には細かなかさぶた状の突起が見られる。成熟すると内部が褐色の胞子で満たされ、外皮が破れたり穴が開いたりすると、そこから胞子が煙のように噴き出す。
この様子が埃を吹き出すように見えることから、「ホコリタケ」の名が付いたと考えられている。
若い個体は食用にされることもあるが、成熟したものは食用に適さない。
また、ホコリタケ類の一部は、中国の伝統医学で「馬勃」と呼ばれる生薬に関係する。
「馬勃」は、成熟したホコリタケ類の胞子を含む部分を乾燥させたものとして知られる。
…残念ながら
その手の薬ではなく、止血やのどの炎症などに効果があるという。
🍄オニフスベ(鬼瘤、Calvatia nipponica)
ハラタケ科ノウタケ属に属する大型のキノコ。主に林縁や草地などに発生する。
一般的なキノコのような傘や柄は目立たず、子実体は大きなバレーボールのような白い球体のような姿をしている。大型の個体では直径50cmを超えることもあり、時には人間の頭部をはるかに上回る大きさに成長することもある。
かなりの大きさの子実態と、地面にふすべ(瘤)ができたような生え方ら、「オニフスベ」という名前が付けられた。
若い個体の内部は白く、はんぺんに似た肉質で、成熟すると次第に黄褐色から紫褐色の胞子塊へと変化する。
胞子が成熟した個体は食用に適さない。
近縁のホコリタケ類と同様、オニフスベも「馬勃」として伝統的な薬用利用に関係するキノコである。
詳細は
該当項目を参照。
🍄アガリクス(カワリハラタケ、Agaricus blazei Murill)
ハラタケ科ハラタケ属に属するキノコ。ブラジル原産とされ、日本では「アガリクス」や「ヒメマツタケ」の名で知られる。食用として利用されるほか、健康食品の原料としても注目されてきた。
子実体は一般的なハラタケ類と同様、傘と柄を持つ。傘は淡褐色から褐色を帯び、成長すると傘の裏側にひだが広がる。
本種は、含有成分の免疫機能への作用や抗腫瘍作用などを調べる研究を背景に、健康食品市場で広く知られるようになった。
一方、アガリクスを含む製品については、安全性をめぐる問題も指摘されてきた。過去には、一部の製品について動物実験で発がん促進作用が認められたことなどから、注意喚起が行われた経緯がある。ただし、これはアガリクスというキノコ全体が一律に有害と判明したという意味ではない。
健康食品として販売されていることが安全性や治療効果を保証するわけではなく、がんなどの病気に対する治療効果が確立しているわけでもない。健康食品の宣伝を見る際には、研究段階の情報と、ヒトで確認された効果を区別する必要がある。
🍄ヤマブシタケ(山伏茸、Hericium erinaceus)
サンゴハリタケ科ヤマブシタケ属のキノコ。広葉樹の枯れ木や傷んだ幹などに発生する。
白色の球形から塊状の子実体を形成し、表面から多数の針状の突起を垂らす。
一見すると、白い毛玉や獅子のたてがみを思わせる。
和名は、山伏が身に着ける装束の飾りに似ていることに由来するとされる。
我が国では秋から冬にかけて栽培品が八百屋や百貨店などで出回る。
淡白な風味で、
スープなどの汁物として味を含ませて用いることが多い。
中国でも食用として親しまれ、「
四八珍」の一つに数えられている。
料理に利用されるほか、乾燥させたものが「猴頭」という名称で漢方薬として利用されるなど、伝統的な薬用利用の歴史も持つ。
近年は、ヤマブシタケに含まれる健康に良い成分についても研究が進められている。
特徴的な姿だけでなく、食用・薬用の両面から注目されるキノコである。
🍄マンネンタケ(万年茸、Ganoderma lucidum)
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東京都薬用植物園にてmakinomantaro撮影
マンネンタケ科マンネンタケ属のキノコ。別名を霊芝という。
広葉樹の切り株や枯れ木などに発生する木材腐朽菌で、傘は腎臓形や扇形。
表面には赤褐色から暗褐色の光沢があり、まるで漆を塗ったような外見をしている。柄は側方に付くことが多く、子実体全体が硬く丈夫なのも特徴。
中国では古くから霊芝の名で珍重され、長寿や吉祥の象徴として美術工芸品や図案にも取り入れられてきた。
わが国でも霊芝の名で知られ、伝統的な薬用利用や健康食品などを通じて広く認知されている。
なお、霊芝という呼称は文脈によって複数の近縁種やその加工品を指す場合もあるため、必ずしも一種類のキノコだけを意味するとは限らない。
🍄マゴジャクシ(孫杓子、Ganoderma neo-japonicum)
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東京都薬用植物園にてmakinomantaro撮影
マンネンタケ科マンネンタケ属のキノコで、木材腐朽菌で、傘は腎臓形や扇形。
表面には赤褐色から暗褐色の光沢や放射状のシワがある。柄は側方に付くことが多く、子実体全体が硬くて丈夫である。
マンネンタケと非常によく似た見た目をしているが、マンネンタケが広葉樹林で生息がみられるのに対し、本種はマツやモミなどの針葉樹林で生息がみられる。
また、マンネンタケが北半球の各地域で生息が確認されているのに対し、本種はわが国の固有種である。
🍄コフキサルノコシカケ(粉吹猿腰掛、Ganoderma applanatum)
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小石川植物園にてmakinomantaro撮影
マンネンタケ科マンネンタケ属のキノコである。広葉樹の幹や枯れ木などに発生する木材腐朽菌で、日本各地をはじめ北半球に広く分布する。
子実体は半円形から馬蹄形で、樹木の幹から張り出すように形成される。
表面は灰白色から灰褐色で、成長すると年輪のような模様が現れる。多年生で、年々成長を続けるため、大型のものでは傘の直径が50cmを超えることもある。
和名は、傘の表面に胞子が積もり、粉を吹いたような外見になることに由来する。
傘の裏側には細かな孔が並び、傷を付けるとその部分が褐色に変化する性質も持つ。
日本では古くから民間薬として利用されてきたキノコの一つで、子実体を煎じて飲む方法が知られている。
漢方薬種商では「梅寄生」の名で売られるが、中国では「樹舌」の名でよばれる。
🍄メシマコブ(女島瘤、Phellinus linteus)
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https://fungiatlas.com/phellinus-linteus/ Fungiatlas.comの『Mesima Mushroom (Phellinus linteus)』のページから。著作者:Danielle Strobel(CC BY-SA 3.0)
タバコウロコタケ科キコブタケ属に属する硬質のキノコ。
クワなどの広葉樹に発生することで知られ、樹木の幹や枝に、硬く丈夫な子実体を形成する。
傘は半円形から馬蹄形で、表面は黄褐色から暗褐色。成長すると大きく硬くなり、一般的な食用キノコのような柔らかい姿とは異なる。
温度、湿度、日当たりなどの環境が整わないと菌糸が育たず、栽培も培養も難しいことから「幻のキノコ」と呼ばれてきた。
和名の「メシマコブ」は、長崎県男女群島の女島で生息が確認されたことと、木にできた瘤のような見た目をしていることから。
中国では生息方法と色合いから「桑黄」と呼ばれ漢方薬としても珍重されてきた。ただし、「桑黄」と呼ばれるキノコとメシマコブは必ずしも同一でないことが遺伝子解析で明らかになっている。
抗がん作用や免疫増強作用があるという。
🍄カバノアナタケ(樺孔茸、Inonotus obliquus)
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東京都薬用植物園にてmakinomantaro撮影
タバコウロコタケ科サビアナタケ属に属するキノコ。
ロシア語の「チャーガ」の名でも知られ、主にシラカンバなどのカバノキ属の樹木に寄生する。
樹皮の外側には、黒くごつごつとした塊状の部分が形成される。
表面は黒色でひび割れ、内部は黄褐色から橙褐色を帯びる。
一般的なキノコの傘とは大きく異なるため、初めて見ると樹木にできたコブのように感じられるだろう。
子実体は樹皮の内側などに形成され、外側から目立つ黒い塊は、菌糸が集まった部分として知られる。
ロシアなどの寒冷地域では古くから利用されてきた歴史があり、煎じて飲む習慣などでも知られる。
わが国でも「チャーガ」の名で粉末品が健康食品として出回ることがある。
🍄チョレイマイタケ(猪苓舞茸、Polyporus umbellatus)
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タマチョレイタケ科タマチョレイタケ属に属するキノコ。広葉樹林の地中や根元付近に菌核を形成し、そこから地上に子実体を伸ばす。
子実体は太い柄から多数の枝が分かれ、その先に小さな傘が集まる。全体として大きな房のような姿になり、一つ一つの傘は灰褐色から褐色を帯びる。
マイタケと同様に、多数の傘が集まったような外見をしているが、分類学的にはマイタケと同属とする説と、別属とする説がある。
薬用に利用されるのは、地上に出ている傘の部分ではなく、地下に形成される菌核で、これを乾燥させたものは、生薬の「猪苓」として知られている。
なお、「猪苓」とは「イノシシの糞」という意味で、菌核の色合いと形状にちなむ。
猪苓は日本薬局方にも収載されている生薬であり、漢方方剤の原料として利用されてきた。
消炎、解熱、止褐、利尿薬、抗がん剤としての効果があるといわれ、近年は抗腫瘍効果があるとする研究も公表されている。
地上部の扇形のかさの部分は食用になるとされるが、マイタケと比較して肉質が固いという。また、風味の方も「マイタケに勝るとも劣らない」という評価と「マイタケより味は落ちる」と賛否両論である。
🍄マツホド(松塊、Wolfiporia extensa)
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東京都薬用植物園にてmakinomantaro撮影
タマチョレイタケ科マツホド属に属する菌類。別名を茯苓という。
主にマツ類の根の周辺など、地中に菌核を形成する。
菌核は大きな塊状で、外側は褐色から暗褐色、内部は白色を呈する。地上に傘を広げる一般的なキノコとは異なり、地中の菌核がよく知られている。
マツホドの菌核を乾燥させて外層をはがしたものは、生薬の「茯苓」として利用される。
茯苓は日本薬局方にも収載されており、漢方方剤に配合される生薬の一つである。
古くから東アジアの伝統医学で利用されてきた歴史があり、現代でも栽培され、生薬として扱われている。
現在ではハウス栽培されて大量に流通するが、天然ものしかなかった時代は、松の切り株の腐り具合から見当をつけて先の尖った鉄棒を突き刺して地中に埋まっている茯苓を見つける「茯苓突き」と言う特殊な技能が必要だった。
茯苓の中央に松の根が通ったものを茯神と言い、神経安定効果が特に高いと言われる。これも栽培技術が確立されている。
地中に形成される菌核を利用するという点でも、特徴的なキノコといえる。
🍄シネンシストウチュウカソウ(冬虫夏草、Ophiocordyceps sinensis)
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東京都薬用植物園にてmakinomantaro撮影
オフィオコルジケプス科オフィオコルジケプス属に属する昆虫寄生菌。狭義の冬虫夏草として知られる。
主にチベット高原などの高山地帯に分布し、コウモリガ科の幼虫に寄生する。
菌は宿主の体内で成長し、やがて地中の幼虫の死骸から細長い棒状の子実体を地上に伸ばす。
虫の体とキノコが一体となったような独特の姿が最大の特徴である。
「冬虫夏草」という名は、冬には虫の姿をしていたものが、夏には草のような姿を現すことに由来する。
ただし、これは植物の草に変化するという意味ではなく、昆虫に寄生した菌類が子実体を形成する様子を表したものである。
我が国での広い意味での「冬虫夏草」は昆虫などに寄生する様々な菌類の総称として使われることもあり、シネンシストウチュウカソウはその中の一種にあたる。
なお、中国で「冬虫夏草」というと、専ら本種のみを指し、それ以外の虫に寄生するキノコは「虫草」の名称で呼ばれる。
中国では古くから伝統医学の原料として珍重されてきた。
特に四川地方では下ごしらえをしたアヒルの腹に湯で戻した乾燥させた本種を詰め、
ネギ、
ショウガ、紹興酒などを加えてじっくり煮るスープの「
虫草鴨子」という薬膳料理が知られている。
こうして調理した本種は特に味らしい味はしないものだが、料理自体の見た目はかなり独特である。
天然品は採取できる地域が限られ、希少性が高いことから、高価な生薬としても知られている。
🍄カワラタケ(瓦茸、Trametes versicolor)
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明治神宮にてmakinomantaro撮影
タマチョレイタケ科カワラタケ属のキノコ。広葉樹の枯れ木や切り株などに発生する木材腐朽菌で、日本各地の森林などで見られる。傘は薄い扇形で、表面には灰色、褐色、黒色などの色帯が幾重にも現れる。多数の傘が重なり合って生える姿が屋根瓦に似ていることから、「カワラタケ」の名が付いた。
肉質は薄く、革のように硬い。枯れ木を分解する菌類として森林の物質循環に関わっている。
菌糸体から得られる多糖タンパク質の一種PSKは、かつて抗悪性腫瘍剤「クレスチン」の有効成分として利用された。このクレスチンという物質は、かつて抗がん剤として使用されたが、後の調査で効果に疑問があることがわかってから使われなくなり、現在は薬効がないことが判明している。更に、身体に悪い細胞毒性を示す成分も含まれていることが分かり、現在は本種を毒菌として見る向きもある。
このように、本来は薬用キノコの範疇から外れる種であるが、注意喚起のためあえて本項に記載した。
🍄エブリコ(恵布里古、Fomitopsis officinalis)
Laricifomitaceae科エブリコ属に属するキノコで、かつてはツガサルノコシカケ科ツガサルノコシカケ属に属すとされていたが、分子系統解析により分離された。
主にカラマツなどの針葉樹の老木に発生する木材腐朽菌で、北半球の寒冷な地域を中心に分布する。日本では北海道や本州中部以北の亜高山帯などで見られるが、発生は稀である。
子実体は釣鐘形から馬蹄形で、柄はなく、樹木の幹に横から張り出すように形成される。表面は白色から灰褐色で、成長すると不規則なひび割れが生じる。下面には細かな孔が並び、年々新しい管孔の層を形成する多年生のキノコである。肉質は白色で硬く、非常に強い苦味を持つ。
和名の「エブリコ」はアイヌ語に由来し、薬用を意味するとされる。
アイヌの人々による利用のほか、日本でも古くから民間薬として知られ、かつては健胃剤や制汗剤などに用いられた。
成分としてはアガリシン酸が知られ、かつては結核に伴う発汗を抑える薬の原料としても扱われた。
ただし、本種に含まれるアガリシン酸は有毒成分にもなりうることが分かり、現在は薬用としては利用されない。
こちらも本来は薬用キノコの範疇から外れる種であるが、古い書籍では情報が修正されていない場合もあるので、注意喚起のためあえて本項に記載した。
樺太アイヌや北海道の屈斜路湖周辺のアイヌは火打石で火を起こす際、このキノコの粉末を火口として用いた。薬用以外にも、生活の中で利用されてきたキノコの一つであるといえる。
🍄紅茶キノコ(コンブチャ、Kombucha)
紅茶に砂糖を加え、酢酸菌や酵母などの微生物を共生させて発酵させた飲料、およびその発酵に用いる微生物の集合体。
海外では「コンブチャ」の名で知られる。
発酵に用いる微生物の集合体は、液面に膜状の塊を形成することがある。これがキノコのように見えることから、日本では「紅茶キノコ」と呼ばれるようになった。
ただし、これは一般的なキノコのような子実体ではなく、主に細菌と酵母が共生して形成するものである。
砂糖入りの紅茶を発酵させることで、酸味のある独特の風味が生まれる。発酵の過程では有機酸などが生成され、微生物の構成や発酵条件によって、飲料の成分や味わいも変化する。
日本では1970年代に健康飲料として話題になり、家庭で培養して飲む習慣が広まった。
その後いったん下火になったものの、近年は海外での人気を背景に、コンブチャの名で再び注目されている。
健康によい飲料として紹介されることも多いが、さまざまな健康効果については研究段階のものもあり、ヒトに対する効果が十分に確認されているわけではない。また、自家製造では衛生管理も重要となる。
🍄ヨーグルトキノコ(ケフィアグレイン、Kefir grains)
乳酸菌や酵母などの微生物が共生して形成する粒状の集合体。主に
牛乳などを発酵させるために用いられ、「ケフィアグレイン」とも呼ばれる。
白色から乳白色の粒が集まったような姿をしており、カリフラワーのような形状を呈する。
見た目がキノコに似ていることから、日本では「ヨーグルトキノコ」や「ヨーグルトきのこ」の名で知られるようになった。
これを牛乳などに加えると、乳酸菌や酵母の働きによって発酵が進み、酸味のある
発酵乳ができる。
一般的な
ヨーグルトとは微生物の構成や発酵の仕組みが異なり、ケフィアでは乳酸菌だけでなく酵母も重要な役割を果たす。
ケフィアはブルガリアなどの東ヨーロッパやコーカサス地方などで伝統的に飲まれてきた発酵乳であり、ヨーグルトキノコはその製造に用いられる微生物の集合体を指す呼び名の一つである。
なお、ヨーグルトキノコは菌類の子実体ではなく、乳酸菌や酵母などが共生したものである。名前に「キノコ」と付くものの、マンネンタケやシイタケなどとは生物学的にも利用方法の面でも異なる存在といえる。
【キノコをモチーフにしたキャラクター】
〖特撮〗
〖漫画作品・アニメ作品〗
〖その他〗
- ドコモダケ(docomo)
- きのこ組(ホクト)
- カペリート(カペリート)
【キノコに縁のあるキャラ】
【余談】
人気者であるキノコだが、あくまでも菌類の一種なので
毒を持っているものが多い。
また、食べられるものでもあまり多く食べると腹痛を催すものもあるので気をつけるべし。
だからといって自己判断で判別すると痛い目に遭うので、キノコを見かけても無理に採取しないようにしよう!
専門家でも判別が難しいものもあるので、キノコを食べたい人はスーパーで買うことをお勧めする。
追記・修正はキノコ好きな人がよろしくお願いします\ガサゴソ/
画像出典:アニメ「ダンジョン飯」第一話「水炊き/タルト」より,九井諒子,TRIGGER,「ダンジョン飯」製作委員会
この項目が面白かったなら……\ヤダヤダヤダヤダ絶対やだ/
- 何でこのwiki内じゃなくて支部の大百科に飛ぶの? -- 名無しさん (2026-08-21 14:21:50)
- ↑別に目くじら立てることじゃないだろ。情報の説明を得られる点ではありがたいもんでしょ。 -- 名無しさん (2026-08-21 14:27:46)
- トラブルの元になるので特殊な場合を除いて外部リンク禁止ですね。特殊な場合ではないと思います。 -- 名無しさん (2026-08-21 14:45:44)
- 何かと思ったら、キノコモチーフのキャラ一覧が全部pixiv百科事典にリンクされてたのね。そりゃ酷い -- 名無しさん (2026-08-21 18:12:24)
- 初版の特撮の部分、pixivのきのこに書かれてる特撮の一覧と一致してるようだし、ソースのコピーでもしたんじゃない? -- 名無しさん (2026-08-21 21:59:34)
- この項目を作った者ですが、コメントでいろいろ言われているのでやはり一度消した方がいいのだろうか… -- fanfan (2026-08-21 22:06:04)
- 少なくともリンクは貼りなおした方がいいんじゃないかな? 外部リンク菌糸はガイドラインにあるし。 -- 名無しさん (2026-08-22 03:57:31)
- 食べられるキノコでもタンパク質分解酵素が多くいので生で食べると口や喉がイガイガしたり胃腸に負担がかかったりするとか -- 名無しさん (2026-08-22 08:52:23)
- クワガタ飼育してると最終的にクワガタを飼うというよりキノコを飼う(?)とでもいうべき状況になる。キノコを制する者はクワガタを制する -- 名無しさん (2026-08-22 16:13:34)
- ドロヘドロの煙がいるかと思ったらいなくて困惑 -- 名無しさん (2026-08-23 07:10:31)
- 偶然にもこの時期にやっていたアニメのジャンの魔法のキノコスープと被ってしまったな… -- 名無しさん (2026-08-23 20:35:16)
- 白い一本柄のキノコ大体毒説 -- 名無しさん (2026-08-23 23:49:27)
- 湿り気が充分あるとパンツにも生えてくるって漫画で見たことあるけど、ホントなんだろうか… -- 名無しさん (2026-08-25 12:09:32)
- 一番下のマルシルにビビったわ -- 名無しさん (2026-09-04 21:02:10)
- 現実でも創作でも割と嫌いな食べ物としてあげられることも多い印象 -- 名無しさん (2026-09-18 12:02:12)
最終更新:2026年10月22日 15:56