STMPD Style Track


このページは W.A.Production で有料販売されている「STMPD Style Track」のFLPを解説するページです。



プロジェクト概要

ジャンル Bass House
Key G# Minor
Tempo 126

仕様プラグイン

カテゴリ プラグイン名 説明
シンセ 3xOSC ノイズ要員
Sampler スタブ、ベース、ドラム、パーカッション、SFX
ANA 2 (Sonic Academy) IntroとBuildupでのコードとベース
エフェクター MBitFun ディストーション
OTT マルチバンドコンプ
Quick Haas パンニング
Fruity Parametric EQ 2,
Fruity Reeverb 2,
Fruity Delay 2,
Fruity Limiter,
Fruity Phaser,
Fruity Chorus

パートごとの解析

プレイリストがあまり整理されていないようだったので、整理してみました。

Intro

イントロはコードとベース、SFXのみのシンプルな構成です。カットオフで徐々に音の厚みが増えていきます。
最後のビルドアップへのつなぎでReverse Symbalが登場します。
コード
Low passのカットオフをオートメーションで作っている。
Kickが入ると Fruity Limiterでサイドチェインを入れる。

Introのコード進行 (Pattern1)
G#m (Im) - E (bVI) - C#m (IVm) - F# (bVII)
[Am - F - Dm - G]

Introのコード進行 (Pattern3)
G#m (Im) - E (VI) - C#m (IVm) - D#m (Vm)
[Am - F - Dm - Em]

メモ: Amのディグリーネーム
Am(Im) Bm(IIm) C(III) Dm(IVm) Em(Vm) F(VI) G(VII)

ベース
Low + High passのカットオフ

Buildup

ビルドアップは今回で一番複雑なパートです。
前半に Pluck・Drums・Vocalが入り、後半でコードのG#mの繰り返しやビルドアップのSFXとスネアロール、Stabのチラ見せなどが入ります。

コード
G#m を繰り返すのみ
Low passでフェードアウト

ベース
G# を繰り返すのみ
カットオフはなし (入れ忘れな気がする)

Pluck
Pluckのフレーズが入る (Pattern6)
  • 1,3小節: 2度(下り)+登り
  • 2,4小節: 5度(上り)+登り

Pluckのフレーズ2 (Pattern7)
  • 4小節: 3度(下り)+降りる

ドラム
  • Snare&Clap: 8x2 -> 16 のスネアロール+High pass

マスタートラック
徐々にHigh passをかける

Drop

Dropはシンプルでパワフルな構成です。コード進行はなく G#m のみで半音の力強いスタブフレーズとドラムパターンがあるのみです。
個人的にはスクラッチ的なタムのFillの使い方が印象的でした。

Kick
4拍の裏にタムを入れる

ベース (Pattern11, 12)
DのベースサンプルをF#に配置して、G#の音として使っている
1拍をノイジーなベースにして、4拍目の後半でピッチダウンを使っている
  • 1, 3小節: G# x4
  • 2, 4小節: E x1 (+5度) - G# x3

Stab
A#のサンプルをA#に配置して、G#の音として使っている
フレーズは G# - A - A - G# なので、スケールが変化している (G# Natural minorではない)

ライド
4拍の裏に入れる

タム
タムのFillサンプルの順番を入れ替える、タムの最後にVocalチョップを入れることでScratchっぽい音にしている

メモ

カテゴリ 概要 説明
コード進行 マイナーのコード進行 i - bVI - iv - bVII
(最後がツーファイブになる)
i - bVI - iv - V
イントロ コードとベース Low passフィルターを開いていくことで静かな導入にできる
ビルドアップ スネアロール High passでフィルターを少しずつ閉じて最後で開く
ドロップ コード進行なしでG#のみ シンプルなフレーズで力強さが出る
最終更新:2023年12月25日 13:14