[PR] FLの作業に最適な多ボタンマウス

このページでは、FL Studioでの作業を効率化する他ボタンマウスについて紹介します。

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FL初心者が買うべきものは「多ボタン」マウス


初心者が何を買ったら良いか、という記事や動画の多くでは、DAW以外には次のものがよく挙げられます。
  • モニター用ヘッドホン
  • MIDIキーボード
  • オーディオインターフェース

ただ個人的には、FL Studioで必須なものは「多ボタンマウス」です。というのもFL Studioは「PCキーボード+マウス」に特化した操作ができて、それを覚えると作曲スピードが格段に上がるからです。
各種ショートカットキー(特に CTRL や SPACE) を多ボタンマウスに割り当てると、曲の再生・停止やウィンドウの切り替えなどがDAWの操作の大半がマウスで行えるようになります。

おすすめの多ボタンマウス


「Gシフト」というボタンで左クリックや右クリックを別のボタンに割り当てられるので、実質ボタン数が2倍になります。


6ボタンだと微妙に足りない (SHIFT や ALT に割り当てる余裕がない)ので、8~11ボタンマウスくらいが過不足なく使えそうです。

なお「ワイヤレス」かつ「8ボタン以上」のマウスを買おうとすると、たいてい1万円以上かかります。
6ボタンであってもGシフト含めて使いこなすには結構時間がかかるので、まずはコスパ的に「6ボタン・ワイヤレス」がおすすめです。

ボタンに何を割り当てるか問題

多ボタンマウスを使うのは良いとして、どのボタンにどの機能を割り当てるかです。
方針としては、すごく当たり前ですが「よく使うボタンを割り当てる」です。

例えば、"Logicool G304" は6ボタンなので、普通のマウスよりも "3ボタン多い" です。

個人的に考える最優先ボタンは
  • 「SPACEキー(再生停止)」
  • 「CTRL (macOSの場合は Command)」
の2つだと思います(※CTRLが重要な理由は「ノートの複数選択」「ピアノロールプレイリストのズーム」といった最重要な操作が含まれるためです)。
それと、押せるボタンを拡張する「Gシフト」も必須です。

上記の理由から私の環境は以下の割当てとしています。
ボタン ショートカットキー 説明
サイドボタン1 CTRL CTRLはマウスクリックと組み合わせられる操作が多い
サイドボタン2 Gシフト Gシフトの切り替えに必要
中央ボタン SPACE 再生・停止
Gシフトは押しながらの操作が必要なため、一番押しやすい場所にしました。逆にSPACEは単体で押すだけなので、中央のボタンに割り当てています。

そしてGシフトの割当ては以下のとおりです。
ボタン ショートカットキー 説明
左クリック F6 チャンネルラック
右クリック F7 ピアノロール
中央クリック F5 プレイリスト
中央ボタン F9 ミキサー
サイドボタン1 ALT+F8 サンプルブラウザ
サイドボタン2はGシフトで埋まっていますので、このようになっています。
ウィンドウの表示切替え系はこれでほぼ網羅できて、マウス操作だけでかなり快適に操作できるようになります。ただ中央クリックは若干押しにくいので、頻繁にプレイリストへ切り替える場合は、もう少し押しやすい場所に変更した方が良いかもしれませんし、サンプルブラウザは表示したままで良いなら別のショートカットに割り当てて良いと思います。

設定の例としては以上です。欲を言うと SHIFT や ALT も使えるといいなと思いますが、ここで設定したショートカットに比べるとそこまで頻度が高くないので、そのあたりはキーボードを直接操作するのが良さそうです。

なお左手デバイスという選択肢もありますが、両手がふさがってMIDIコントローラーやMIDIキーボードを押せないので、あまりおすすめしません。(何か私の知らないうまい使い方があるかもしれませんが…)



覚えるべき「CTRL+マウス」系ショートカット

まずは「CTRL」とマウス操作を組み合わせた機能を使いこなせるのが良いと思います。「CTRL+マウス操作」だけでも以下の組み合わせが存在します。
場面 組み合わせ 使用頻度 説明
ステップシーケンサー CTRL+左クリック ★★
ソロモードのランプをクリックして、ソロモードの切り替え
(※ミキサーでも使えます)
CTRL+左クリック ★★
チャンネル名をクリックして音を視聴できます
ピアノロール CTRL+ホイール チャンネル名の上でホイールを回すと、
MIDIがないピアノロールに切替可能
ピアノロール・
プレイリスト共通
CTRL+左クリック ★★★ ノート・パターンを選択
CTRL+左ドラッグ ★★★ ノート・パターンの複数選択
CTRL+右クリック ★★★ ノート・パターン全体を表示する・ズームの解除
CTRL+右ドラッグして離す ★★★ 指定した範囲のズーム
CTRL+ホイール ★★★ 水平方向のズーム
CTRL+ホイールボタン長押し+マウス操作 ★★★ 垂直方向へのズーム
CTRL+左ドラッグ ★★ タイムバーを新規範囲選択
  • ★★★:使いこなせると作業効率がかなり上がります
  • ★★:たまに使うので知っておくと良いもの
  • ★:あまり使わないけれど知っておくと便利かもしれない
これらを使いこなせると、多ボタンマウスの真価が発揮されると思います。

トラックボールマウス

私は使いこなせていないので紹介のみですが、トラックボールマウスなら有線であってもあまり邪魔にならないので、普段から使い慣れているのであれば、多ボタンのトラックボールマウスを探してみても良いかもしれません。

バージョンアップ時の対応 (Logicool G Hub)

macOSだけかもしれませんが、メジャーバージョンアップ時にはファイル名が変わってしまいます。

これによりLogicool G Hubでアプリケーションごとにマウス操作の割り当てを変えている場合は、設定をコピーする必要があり手間がかかります。
設定を共通化するには、右上から「プロファイルの管理」を選びます。

設定済みのアプリケーションを選び、「設定 > カスタムパスを追加」を選びます。

設定を割り当てたいアプリケーションを選びます。

パスが追加され、バージョンアップしたアプリケーションでも設定が共有できました。

個人的なメモ

もし6ボタンよりもボタン数が多いマウスを買ったときに割り当てたいボタン(コマンド)の個人的なメモです。
機能 ボタン 理由 使用頻度
- SHIFT チャンネルの移動 (SHIFT+ホイール)
複数選択 (SHIFT+左クリック)
ノートの長さを指定して配置 (SHIFT+左ドラッグ)
ノートの複製 (SHIFT+左ドラッグ)
★★★
- ALT ノートの位置の微調整 (ALT+左ドラッグ) ★★
取り消し・やり直し CTRL+Z
CTRL+ALT+Z
★★★
パターン・ソング切り替え L タイピングピアノモードが有効の場合は使えない ★★★
Level Scaling ALT+X
Quantizer ALT+Q クイッククオンタイズ (CTRL+Q)
クイッククオンタイズ・スタートタイム (SHIFT+Q)
Strumizer ALT+S
Chopper ALT+U
・トラックの自動割当て
・クイックレガート
CTRL+L
Edisonの起動 CTRL+E
  • メモ:"右ALT" や "右SHIFT" を割り当てられるマウスは少なさそう…
最終更新:2024年06月22日 12:52