Fruity Filter

Fruity Filterは、オートメーション用に最適化されたフィルタープラグインです。



概要

Fruity Filterを簡単に説明すると、カットオフやレゾナンス、ハイパスとローパスを簡単に調整できるエフェクターです。

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基本的な使い方

High pass / Low pass / Band passについて

HIGH PASSの値を増やすと、CUTOFF FREQ を右に回したときに Highの部分が残ります。

LOW PASSの値を増やすと、CUTOFF FREQ を左に回したときに Lowの部分が残ります。

デフォルト設定のHIGH PASSの値が半分あるのは、HIGHを残しつつLow passを行う設定となります。

なお BAND PASSは中央を残すというパラメータで、CUTOFF FREQの値を中心として残す範囲を動かすことができます。

Low passとして使う方法
デフォルトの状態から、"RESONANCE" と "HIGH PASS" を “0” にしておきます。
これにより、"CUTOFF FREQ" を動かすと Low passがかかります。
後は "CUTOFF FREQ" をオートメーションで動かしてかかり具合を確認します。

もし音の変化が物足りない場合に "RESONANCE" と "HIGH PASS" を少し動かして好みの音にします。

x2 設定について

x2はCutoffのかかり具合を2倍にする設定です。

この設定はCutoffの効果が弱いと感じられる場合に使用します。

Cutoffのかかり具合をもっと細かく調整したい場合やバッサリとカットしたい場合には、Fruity Parametric EQ 2を使うのがおすすめです。

DCオフセットの除去 (CENTER) について

CENTERは「DCオフセットの除去」を行うかどうかの設定です。
なおDCオフセットが存在する場合には、ピークインジケーターと聴覚にズレが発生し、ダイナミクスが低下します。
原因としてはオーディオの録音環境やエフェクターの影響が考えられます。

基本的に、オーディオデータを扱う場合は DCオフセットを除去する設定である "ON" のままで良いですが、シンセの音をそのまま使う場合不要なので "OFF" にしておいた方が良いです。
最終更新:2024年02月25日 10:05