ボーカル録音する方法
このページではマイクを接続してボーカル録音する方法について書きます(生演奏の録音にも使えます)。
機材を用意する
ボーカル録音にはマイクが必要です。
6000〜7000円の低価格で良いコンデンサマイクが必要であれば、マランツプロがおすすめです (※1万円以上出せるならオーディオテクニカのマイクがおすすめ)。
オーディオインターフェースがある場合には、"MPM-1000" が良いです (XLRケーブルも付属しています)。
もしオーディオインターフェースがない場合には、"MPM-1000U" だとUSBで接続できます。
私の手持ちのオーディオインターフェースが "MiniFuse 1" なので、ここでは "MPM-1000" で接続を行います。
機材の設定
"MPM-1000" を使用するには "XLRケーブル" でマイクとオーディオインターフェースをつなぎます。
そしてファンタム電源を使用するため、"48V" を押してランプを点灯させます。
オーディオ設定
まずはオーディオ設定を行います。"OPTION > Audio settings" を選びます。
デバイス設定とレイテンシの設定を確認します。
私の環境はmacOSの設定のデフォルトが "MiniFuse 1" になっているので、デフォルト設定のままです。
USBマイクの場合はこの設定を変える必要があるかもしれません。
またレイテンシの設定は環境に合わせて変更したほうが良い場合があります。
私の環境ではデフォルト設定の 1040smp (24ms) のままとしました。
ミキサーへのルーティング
任意の
ミキサートラックを選んでミキサースロットの一番上にあるドロップダウンから、マイク入力を選びます。
するとマイクの音声入力が指定のトラックにルーティングされます。
もしマイクの音声入力がミキサーに入らない場合は、ミキサートラックの録音ボタンがONになっているかを確認します。
録音する方法
ここまで設定できたら以下の2つの方法で録音できます。
- プレイリストに直接録音する
- Edisonで録音する
基本的には直接プレイリストに録音する方法で問題ないですがプレイリストに勝手に作られてしまうという問題があります。もし自動でプレイリストに追加されてほしくない場合は、Edisonを使ってみても良いと思います。
プレイリストに直接録音する
録音ボタンを右クリックして、"Audio" にチェックがついているかどうかを確認します。
設定ができたら、録音マークを点灯させて録音を行います。
録音が完了すると、プレイリスト上に録音したトラックが作成されます。
Edisonを使う場合
マイク入力を設定したミキサートラックで "CTRL+E" で Edison を起動します。
そして Edisonの録音設定を選び、録音ボタンで開始します。
例えば、"Now" を選ぶと、録音ボタンを押した瞬間に録音が開始するため、FL Studioの録音ボタンを押さずに録音できるので、サンプリング音声などの収録に向いています。
もし伴奏に合わせたい場合は "On play" を選ぶと、FL Studioの再生ボタンと同期されます。
パンチイン/パンチアウトレコーディング
特定の区間で自動的に録音を行う「パンチイン/パンチアウト」の設定方法の紹介です。
あらかじめ「ALT+T」などでマーカーを作成しておき、マーカーを右クリックします。
そしてポップアップメニューから「Start recording」を選びます。
するとマーカーの前に赤い丸がついてパンチイン(録音開始)のマーカーとなります。
別のマーカーを作成して右クリックから「Stop recording」を選びます。
後は録音設定をすると、パンチインからパンチアウトの区間に入ったときに自動で録音が行われます。
レコーディング処理はPCにそれなりの負荷をかけますので、収録が完了したら「Action > None」を選んでパンチイン・パンチアウトを無効にしておきます。
参考
最終更新:2024年06月02日 14:07