Harmless

Harmlessは "Signature Edition" 以降に含まれます。
Harmless は、加算合成エンジンを使った減算合成シンセサイザー。



概要

Harmlessは今どきな音が出せて「パラメータも少ない」「1画面にすべての情報が収まっている」ので、癖が強いFLのシンセの中では比較的扱いやすいです。
  • 倍音を制御する加算合成と、扱いやすい減算合成を組み合わせたシンセで複雑な音作りが可能です
  • カスタム波形 (Single-cycle waveforms) を読み込むことが可能です
  • 1画面にパラメータをすべて収めたUIのため複雑に見えますが、総パラメータ数は「100」とFLシンセの中では比較的少なめです
  • パラメータが1画面に収まっていることもあって、FLシンセの中ではSuperSawを最も手軽に作れます
  • Phaserは倍音にフェージングできるため独自のコントロールができます
  • Harmonizerにより倍音成分を加えることで、豊かな音に合成することが容易です

リンク

基本的な使い方

公式マニュアルの翻訳

Harmlessには大きく分けて以下のコントロールが用意されています。
カテゴリ 説明
Timbre
(ティンバー。音色)
オシレーターまたは一般的なサウンド制御
Unison 音の数(太さ)とステレオエフェクト
Phaser Harmless独自のフェーザー
LFO サウンドに動きや変化を加えるモジュレーション
Effects コーラス、ディレイ、リバーブ、コンプ

Timbre (波形)


オシレーターは、Timbre によって制御され、様々な波形から選択します。 オシレーターは加算合成に基づいており、基本ピッチまたはルート ピッチとその高調波が追加されて、より複雑な波形が作成されます。 パルスなどの他の一般的な波形はフィルタリングによって作成されるため、ほとんどの内蔵波形は明るく豊かな波形です。 パルスは、ハーモニックマスクまたはフェイザーを使用して生成できます。 加算的に生成された波形は、次の制御に従って計算されます。
カテゴリ パラメーター 説明 補足
Timbre Saw 基本的なノコギリ波
Bright saw Sawに少しカーブがかかることで、
少しだけ明るくなった音
Brighter saw Brighterよりも広がったことで
さらに明るくなった音
Dephased saw Sineカーブを一方向に固定したような波形で、
丸みのある音
Dephased saw 2
Square tooth
Square tooth 2
Double saw
Triple saw
Triple saw 2
Custom ブラウザからsingle-cycle waveform
をインポートします。
Single-cycle waveformsの作成方法
phase phase 位相のランダム設定 左に回す:各倍音の位相が個別にランダム化されて「メタリック」な音色になる
右に回す:グローバル波形位相が「free running」に設定され、
音色のトランジェントに変化を加えます
lhp Low Harmonic Protection 低高調波保護 ピッチ/トーンを生成するために不可欠な最初の数倍音を
"harmonic mask" が除去するのを防ぎます
sub Sub Harmonics 低域に倍音を加えます ・Sub 1 基音の1オクターブ下
・Sub 3: Sub 1の3倍音 (基音の1.5倍音)
・Sub 4: Sub 1の4倍音 (基音の2倍音)
equalizer 6バンド
ハーモニックイコライザー
ルートノート(基音)を基準とした
フローティング・イコライザー
たとえば最初のスライダーは1倍音に影響し、2倍音にも少し影響します
harmonic mask 倍音マスク Timbre波形から倍音をカットします。
1~12はルートノートの最初の12の倍音と、
倍音周波数スケール上の
12の倍数の周波数をカットします
マスクに効果を与えるには "mix" が1%以上である必要がありますが、
プラス方向に有効化したLFO はそれを無効にすることができます。

harmonic maskを聞くには、デフォルトのパッチを選択し、
"lhp" および "sub (Sub Harmonics)" を 0% にして、
すべてのharmonic maskスライダーを最小(-inf dB)、
mixを100%にするとマスクされた信号のみとなります。
(マスクがないので無音)
次に、各harmonc maskスライダーを順番に上げます。
これらは、個々のharmonicとその12倍数です
mix harmonic maskレベルを変更します 0%でマスクは無効となります
lfo harmonic maskのmixレベルに
LFOを適用します
左に回すとharmonic maskがモジュレートされ、
右に回すとアクティブなharmonicsがモジュレートされます。
LFOは、メインLFOコントロール の影響を受けます
trem Stereo tremolo effect ステレオ・トレモロ・エフェクト オルガンパッチで使用されるロータリー・スピーカー・エフェクトを
シミュレートするサウンドの左右のパンです
att Attack time ノート開始レベルとアタックタイムの組み合わせ attノブ範囲の最初の数ミリ秒はアタックの「開始レベル」のみを調整し、
値を大きくするとアタック時間を調整します
VEL ノートがONの時のVelocityを
アタックタイムの値にリンクします
dec Decay time ノートの減衰時間
rel Release time ノートのReleaseタイム
pluck pluck 急速に減衰するLowpass filterのエンベロープ
masked pluckにマスキング機能を適用します。 マスク・スライダーは対応する倍音の減衰時間を決定します。
チュートリアルパッチ「Masked pluck」を参照してください
alt
(Alternative)
pluckをオルタナティブ・モードにします Timbre EQは倍音ごとの減衰速度に影響します
release rease時のみpluckとなります。 長いDecay time設定を使用するようにしてください。
そうしないとエフェクトが聞こえなくなりますが、
ポリフォニーが増加して CPU を消費するほど長くはなりません
VEL ノートがONのベロシティが
pluckのDecay timeにリンクします。
pluckノブをアクティブにすると、最大Release timeが設定されます

Amp (ピッチ / 音量)

パラメーター 説明
vol メインの出力音量
vol > VEL 有効にすると、ノートがONのVelocityがノートの音量にリンクします
pitch ピッチの制御。
±24の範囲で半音を動かせます。例えば "-12" は1オクターブ下となります
detune Harmonicのチューニング (デチューン)。
±24の範囲で半音を動かせます
grit harmonicsを選択的にデチューンすることで「金属的」なザラザラ感を追加します
vib ビブラートエフェクト。高速なピッチモジュレーションです。

[TIPS]アフタータッチ機能があるMIDIキーボードはこのノブにリンクすると便利です。
ノートを押したままにして、ノブを右クリックして "Link to controller" を選択、
ノートをさらに強く押すとアフタータッチにビブラートが割り当てられます
lfo メインピッチにLFOを適用します。
値は lfoノブの方向に応じて正または負になります

Pitch (ポルタメント / レガート)

パラメーター 説明
porta ポルタメント。
最後のノートと新しいノートのレベル/ピッチ間をスライドします。
スライド時間は"time"により決定されます
legato レガート。
有効にすると「モノフォニック・モード」となり重なっているノートの間をスライドします。
時間は"time"により決定されます
time "porta" と "legato" のスライド時間を制御します
time > VEL ノートがONのVelocityを porta または legato のAttack timeにリンクします。
ノートがOFFのVelocityを legato のRelease timeにリンクします
  • (※) デフォルトのポリフォニーは 16 ボイスです ("Miscellaneous Channel Settings" を参照のこと)

Filter / Resonance

フィルター機能は、フィルターの種類とカットオフ周波数を制御します。 エンベロープおよびLFO機能は、"freq" コントロールで設定されたフィルターのカットオフ周波数に追加されます。
カテゴリ パラメーター 説明
alt Alternative オルタナティブ・モード。
「適応型エンベロープ」モードでは、フィルターのカットオフ周波数が現在のカットオフ値から
最大/最小周波数制限までの範囲でのみ変調されることが保証されます。
カットオフ変調範囲は、100% エンベロープ変調が常に = 最大/最小周波数であるという点で「適応的」です。
方向は、"amt" 値が正か負かによって決まります。
その目的は、カットオフが最大/最小周波数を上回るまたは下回って変調され、
変調値が可聴範囲内に戻るまでカットオフが限界で
一時停止するときに「通常」モードで発生する可能性のある「一時停止」を回避することです
att Attack time アタックタイム
Attack slope att コントロールの下にあるノブは、アタックの傾斜形状を指定します
dec Decay time 減衰時間
Decay slope dec コントロールの下にあるノブは、減衰の傾斜形状を指定します
amt Filter cutoff frequency envelope amount フィルターのカットオフ周波数エンベロープ量。
右に回すと、フィルターのカットオフ周波数に正の変調が適用されます。
左に回すと、フィルターのカットオフ周波数に負の変調が適用されます。
「ノーマル」モードでは、エンベロープに amt 値が乗算され、フィルターのカットオフ周波数に加算されます。
上記の alt モードを参照してください。
VEL Link note-on velocity ノートがONの時のVelocityを、フィルターエンベロープの量にリンクします
lfo LFO フィルターのカットオフ値にLFOを適用します。 値は lfo ノブの方向に応じて正または負になります
kb.t Keyboard tracking キーボードのトラッキング。
ピッチに応じてフィルターのカットオフ値にオフセットを適用します。
オフセット値は、kb.t ノブの方向に応じて正または負になります。
たとえば、高いキーを演奏するにつれてLow passフィルターのカットオフ周波数を上げることで
サウンドを明るくできます
width Filter bandwidth フィルタ帯域幅。
幅を狭くすると、より明確に定義された「中心周波数」サウンドが作成されます
freq Filter cutoff frequency フィルターのカットオフ周波数。
ノブの左側にある緑色のすべてのコントロールのターゲットです
Filter type menu 説明 カットオフスロープのバリエーションから選択します。"crude〜" が最も急になります
Low pass カットオフ周波数を超える周波数のフィルター
Band pass 中央帯域の両側の周波数のフィルター
Band stop 中心帯域内の周波数のフィルター
High pass カットオフ周波数より下の周波数のフィルター
Phaser 「Comb filtering」、一連のスタックされたBand stopフィルター
Oct/Hz オクターブ or ヘルツ フィルターの形状をオクターブまたはヘルツスケールに設定します
res Filter resonance フィルターレゾナンス。
カットオフ値付近の周波数をブーストします。
レゾナンスはカットオフ周波数位置を強調します
Resonance type menu Classic 単一の狭いレゾナンス・ピーク
Spring, Pedestal, Sedge hat, Wide bump & Double cone さまざまなレゾナンス・ピークの形状。おおよその形状に応じて名前が付けられています
Well & Wormhole ホールの両側にレゾナンス・ピークがあるカットオフ周波数で周波数をカットします。
これらの設定はレゾナンス・ピークが高調波周波数を通過するときに発生する
騒がしい干渉や共鳴を回避するために、自己発振で使用するように設計されています
Noise 特殊効果。再生する倍音をランダムに選択します。
res ノブを使用して選択した倍音の数を制御し、ofs (オフセット) を使用してランダマイズ速度を制御します
Oct/Hz オクターブ or ヘルツ レゾナンス周波数ピークの形状をオクターブまたはヘルツスケールに設定します
ofs レゾナンスのオフセット レゾナンス周波数をカットオフ周波数に対して ±2400 セントシフトします。
注: オフセットによってピークがフィルターのカットオフ ポイントを超えると、
レゾナンス周波数がほとんどまたはまったくない可能性があるため、レゾナンスが聞こえなくなることがあります
osc Self-oscillation level 自己発振レベル。
レゾナンス周波数にサイン波が意図的に導入され、より明確な「音色」サウンドが生成されます。
オフセットによってレゾナンス・ピークがフィルターのカットオフ ポイントを超えて移動する場合に役立ちます
(上記の「ofs」を参照)
motion.t Track filter frequency motion フィルター周波数の動きの追跡。
自己発振 (osc) 機能と連動し、カットオフ周波数の動きがあった場合にのみ自己発振が発生します
adaptive Adaptive resonant-peak width 適応型レゾナンス・ピーク幅。
レゾナンス・ピークの幅はカットオフ周波数の関数として変化します。 耳で設定します

Unison (ユニゾン)

Unisonは、Chorusに似た厚みと立体感を与える効果です。
Chorusは最終的な出力に適用されるエフェクトですが、Unisonは "ノートごと" のエフェクトであり、各ノートには "order" で設定した数の「サブボイス」が合成されます。
サブボイスはルートノートを基準としたpan / volume / pitch / phase / varが与えられます。
カテゴリ パラメータ 説明
Unison voices order ユニゾンボイスの数。
注: 数字を大きくするほどCPU負荷が高くなります
Unison type menu Classic ???
Unison ???
Blurred ピッチとパンニングが滑らかに広がる
Unison parameter pan パンニングが広がりの設定
pitch ピッチの広がりの設定 (デチューン)
pitch > VEL ノートがONのVelocityをピッチの変化にリンクします
phase 開始位相の広がりの設定
var 各ユニゾンボイスの LFO 位置 (位相) とフェイザー速度のオフセット

Phaser

Phaserは、サウンド内で常に移動する周波数キャンセルを作成するプロセスです。 HarmlessのPhaserを使用すると、出力全体に適用するのではなく、個々の倍音を位相調整したり、「キャンセル パターン」(カット テンプレート) を音色に適用したりして、さまざまな興味深い位相効果や倍音効果を実現できます。
カテゴリ パラメータ 説明
amt Amount of phasing フェーザーを適用する量
Phaser type menu Classic, Triangle, Eggs このグループには、従来のフェイザーサウンドに似た設定があります
Deep, Deeper, Condom, Twins, Cascade & Box Harmless additive アーキテクチャを最大限に活用した特別なフェージング エフェクトです
freq エクストラスペシャル!
timbre内のすべての部分音の周波数をモジュレートします
Phaser scale
(※1)
oct スケールをオクターブに設定します
Hz スケールをヘルツに設定します
harm スケールを倍音に設定します
width width 広くすると、より積極的な位相キャンセルが発生します
lfo "width" をLFOモジュレーションに適用します。
lfo特性はメインLFO (インターフェースの右下) で設定されます
ofs ofs 位相マスク(キャンセル)位置をオフセットします
lfo "ofs" をLFOモジュレーションの対象にします。
lfo 特性はメイン LFO (インターフェースの右下) で設定されます
speed speed 位相キャンセルがスペクトル全体にスイープされる速度
kb.t Keyboard tracking キーボードトラッキングは、ノートピッチノートに応じて量コントロールにオフセットを追加します
  • (※1) パルス幅変調 (PWM) を実現するために高調波スケールでフェイザーを使用する方法については、チュートリアル プリセット「PWM」を参照してください

Harmonizer

ハーモナイザーは、オクターブ上の加算、またはオフセットを使用して、既存の倍音を上方向に複製します。
カテゴリ パラメータ 説明
amt Amount ハーモナイズを合成する量
width width harmonicを上方向に複製する量
lfo "width" を LFO モジュレーションに適用します。
lfo 特性はメイン LFO (インターフェースの右下) で設定されます
VEL ノートがONであるVelocityを "width" にリンクします
str strength 強度。
最初/初期のharmonicクローンに重点を置きます
Harmonization
type menu
Oct up オクターブ上となる倍音を加算します (2,4,8,16,32, ...)
Oct up +1 Oct upに "+1" オフセットした倍音を加算します (3,5,9,17,33, ...)
Oct up +2 Oct upに "+2" オフセットした倍音を加算します (4,6,10,18,34, ...)
Harm up 整数次倍音を加算します (2,3,4,5,6, ...)
Harm up +1 Harm upに "+1" オフセットした倍音を加算します (3,4,5,6,7, ...)
Harmonization
position menu
説明 ハーモナイザーをTimbreに追加する場所を選択します (Pre-filter, Pre-phaser, Pre-pluck, Final)。
たとえば、"Pre-filter" はフィルターがハーモナイザーの倍音を除去できることを意味します。
それに対して "Final" は、フィルターがハーモナイザーの倍音に影響を与えないことを意味します

LFO

LFO (低周波発振器) は、Harmless インターフェイス上の多くのターゲットパラメータの値を変更できる汎用モジュレーションソースです。

ここで指定したパラメータは以下のLFOすべてに影響します。
  • Harmonic mask > mix
  • Amp > pitch
  • Filter > freq (cutoff frequency)
  • Phaser > width
  • Phaser > ofs (offset)
  • Harmonizer > amt (amount)
カテゴリ パラメータ 説明 補足
att Attack Attack は、LFO が最大発振に達するまでの時間を制御します。
このエフェクトは、LFOにおける "Attack envelope" に似ています
speed LFO oscillation frequency LFOの発振周波数。
垂直位置の左右の方向で LFO の位相を制御します
LFO shape/source menu 説明 LFOを揺らす形状を設定します。ここでは "Phaser > ofs" を動かしてみます。
(プリセット "Tutorial > LFO on phaser" を使用しました)
Sine Sineカーブにより緩急のついた移動をします。
Triangleの緩急ありバージョン
Smooth saw Sawの角が滑らかなバージョンです
Smooth pulse Pluseの角が滑らかなバージョンです
Saw Saw形状
Pulse Pulse形状
(LFOの設定によっては変化があまり出ないことがあります)
Stairs Pulseに中間の階段が加わったような形状
Triangle Sineの緩急なしバージョン
Sickle 緩急のあるSaw。
対数関数のような急な緩急があります
Multisine Sineに似ていますが、波の大きさが4段階ほどあります
Filter envelope FilterのEnvelope (decなど) によって位置が変わります
Filter frequency "Filterのfreq" によって位置が変わります
Voice random ノートがONになるたび
ランダムな位置からオフセットして開始します
Velocity ?ノートのVelocityによって位置が変化します
Pitch ノートの音程でharmonic mask mixの値を変化させます

Effects

Harmlessに付属するエフェクトは、音楽制作やサウンドデザインの作業から気を散らすことがないように設計されています。
より複雑なエフェクトが必要な場合は、ミキサー チェーンの Harmless に続く外部プラグインを使用してください。これを行う場合は、意図したものでない限り、リバーブやディレイを二重に使用しないように、HarmlessのエフェクトをOffにすることができます。
カテゴリ パラメータ サブパラメータ 説明
Chorus Chorus type 説明 Chorusエフェクトは、入力サウンドの遅延コピーの相互作用によって生じ、少量の連続変化量によって離調されます。
「コーラス」と呼ばれるのは、単一の声を歌手のコーラスのように聞こえさせ(すべての声が互いにわずかに調子がずれている)、厚く豊かな質感を作り出すことができるためです。
このエフェクトはUnisonに似ていますが、ボイスごとではなくすべてのボイスにわたって動作し、CPUへの負担が大幅に軽減されます
Classic
Thick
Deep
Flanger
Alt flanger
Stereoized
Modulation
Surround
Vibration
Chorus mix mix Chorus信号のバランス量を指定します
Delay Delay type 説明 Delayはエコーベースのエフェクトです。Delay timeの値を非常に短くすると、「Reverb」のようなサウンドを生成できますが、時間を長く設定すると、左右の「Ping-pong」効果に最適です
Classic
Ping-pong
Stereoized
vol Delay input level Delayエコーのレベルを制御します
fb Delay feedback level フィードバックはDelayエコーの数を制御します
time Delay time Delayエコー間の間隔を制御します。
テンポ同期されており、ヒントバーを確認しながら時間設定を調整します (Delay値はビートとビートの分数で表示されます)
Reverb Reverb type 説明 残響、音響空間をシミュレートします。
トイレとコンサートホールで手をたたくと、その2つの音は全く異なります。密閉された空間では、反射が互いに重なり合い、「残響のある」サウンドが作成されます。
密度の高い音楽ミックスでは、リバーブではなくディレイを使用して空間の感覚を作り出すことを検討してください
Classic
Large hall
Cathedral
The venue
Drum room
Small studio
vol Reverb wet level 音量は残響音の強さを制御します
Comp Compression type 説明 コンプレッション、リミッティング、ディストーションエフェクトから選択します。 Harmless は Maximus 圧縮エンジンを使用します (※1)
Limiting
Warming
Heating
Distortion
mix Compression level コンプのかかり具合を調整します
  • (※1) Harmless のエフェクト チェーンにすでにLimter/Compressorがある場合は、Compを使用しないでください

CPU options

Effectsの右側にあるスイッチには、オーディオ品質を落とすことでCPU負荷を軽減するオプションが用意されています。
カテゴリ パラメータ 説明
Processing quality
(処理品質)
normal 通常
high quality 生演奏のトランジェントや非常に高速な LFO を表現したい場合はこちらを選びます。
それによりCPUの負荷が増大します (※1)
threaded マルチスレッド処理の有無 ONにするとマルチスレッドを許可して、マルチコア CPU のパフォーマンスを向上させます。
ホストのマルチスレッドがプラグイン自身よりも効率的である場合、スレッドをオフに切り替えるとパフォーマンスが向上する場合があります
  • (※1) Harmless はレンダリング時には超高品質で出力されます

Special note colors

Harmlessは、MIDIノートカラー「14」「15」「16」に次のように対応しています。
MIDI 説明
14 レガート状態を反転、モノラル (スライド) オーバーライド、MIDIチャンネルカラー1 と組み合わせて使用します
15 ポルタメント状態を反転します。
MIDIチャンネルカラー1 と組み合わせて使用します
16 フィルターのカットオフ周波数。
絶対周波数は、デフォルト(中央)のフィルター周波数ノブ設定に基づきます。
(※ノートは単独では再生されません)
  • 注: 色またはテキストをクリックして選択します

音作り

最終更新:2024年08月16日 13:16