ブラウザとは左側に表示されているサンプル素材やプラグイン、プロジェクトの履歴やパラメータを管理する画面です。




基本的な使い方

基本項目

ブラウザの表示・非表示
通常ブラウザは表示されたままになっていますが、ここのボタンから表示・非表示を切り替えることができます。

ショートカットキーは「ALT+F8」です。
ブラウザの項目の説明
ブラウザの項目はおおよそ以下の3つのブロックに分かれています。
  • ① タブを選択して表示項目を切り替える
  • ② 素材のリスト表示
  • ③ 素材の検索
各素材は「チャンネルラック」「ピアノロール」「プレイリスト」にドラッグ&ドロップするか、Enterキーを押すとで現在選んでいるチャンネルラックに適用できます。
項目の素材によって挙動が異なるので、簡単なまとめです。
  • 「プリセット」:プラグインが読み込まれてプリセットが適用されます
  • 「サンプル」:Sampler で読み込まれます
  • 「MIDIデータ」:ピアノロールに演奏データが読み込まれます

素材の使い方・管理方法

クリックで素材を適用する
Enterキーを押して素材を適用するのが手間な場合は “CTRL + ALT + クリック” で素材を即座に適用できます。
公式フリー素材をダウンロードする方法
ブラウザのタブから「LIBRARY」を選びます。

もし “LIBRARY” の項目がない場合にはタブを右クリックして、"Show hiddlen > LIBRARY" を選ぶと表示されるようになります。

その中から “FREE” とついているものがフリー素材で、ダウンロードボタンをクリックするとダウンロードできます。
ブラウザに外部のサンプル音源を追加する方法
手持ちのサンプル素材をブラウザに追加する方法についてです。
まずはメニューから「OPTIONS > File Settings」を選びます。

そして「Browser extra search folders」にサンプル音源があるフォルダを指定します。

そうすると、ブラウザのALLタブの一覧に表示されるようになります。

さらに、ブラウザ上に追加されたフォルダを右クリックして「Open in new tab」を選びます。

するとタブに項目が追加されて、サンプル音源にアクセスしやすくなります。

もし不要なタブがあれば、タブを右クリックして「Delete」を選ぶと消すことができます。
ブラウザのデータがあるフォルダを開く
もし素材データが存在するフォルダを開きたい場合には、対象のフォルダ・ファイルを右クリックして「Open」(ファイルの場合は「Open parent folder」)を選びます。

表示周りの変更方法

ブラウザの分離とドッキング
ブラウザのキャプション部分をつかんでドラッグ&ドロップすることで、ブラウザを切り離すことができます。

もとに戻したい場合は、FL Studioの左端または右端までドラッグ&ドロップするとドッキングできます(ドッキングのコツは FL Studio のウィンドウのぎりぎりまでマウスカーソルを移動させる)。

FL Studioの右側にドラッグ&ドロップしてドッキングすると、ブラウザを右側にすることもできます。
検索結果での階層を維持したまま表示する
ブラウザで検索した場合、結果は対象のフォルダやファイルが「フラット」に表示されます。

見た目がスッキリしていて悪くないですが、特定シンセのプリセットを検索を検索したい場合にわかりにくくなる問題があります。

階層を維持したままの結果を表示するには、左上の▶ボタンから「Show parent folders in search results」を選びます。

これにより、例えば「Suersaw」で検索したときに、どのカテゴリに所属しているプリセットなのかがすぐに分かるようになります。

ブラウザ応用編

高度なプリセット・素材管理

自作のプリセット、サードパーティのプラグインのプリセットを保存したり、タグをつけて検索する方法ついては以下のページに書いています。
ブラウザ/高度なプリセット・素材管理

FL Cloud

v21.2で実装されたクラウド機能のFL Cloudについては以下のページにまとめています。
ブラウザ/FL Cloud

プラグインの呼び出しを素早く行う方法

プラグインの呼び出しを素早く行うテクニックについてまとめています。
ブラウザ/プラグイン呼び出しテクニック
最終更新:2024年06月23日 10:14