ここでは FL Studioの設定項目について書きます。
全体
CTRL + Z で標準のUndoをする
デフォルトだと CTRL + Z は「1つ戻る・やり直し」を繰り返す特殊な挙動となっていますが、設定で変更できます。
メニューから「OPTIONS > General settings」を選び、「Undo history > Alternate undo mode」にチェックを入れます。
"Alternate undo mode" を ONまたはOFFにしたときの挙動の違いは以下のとおりです。
"Alternate undo mode" の値 |
1回のみundo |
redo |
無限undo |
OFF (デフォルト) |
CTRL+Z |
CTRL+Z |
CTRL+ALT+Z |
ON |
- |
CTRL+ALT+Z |
CTRL+Z |
バックアップの設定をする
メニューから「OPTIONS > File settings」を選びます。
"Backup" のところにある、"Autosave" の項目から "Regular (every 5 minutes)" (5分ごとにオートセーブ) を選びます。
もしプロジェクトがクラッシュした場合は、FILEメニューの "Revert to last backup" から復元できます。
もしくは
ブラウザの"Backup" からバックアップファイルを右クリックして "Open" を選んでも復元できます。
UI
日本語UIに切り替える (言語設定)
「OPTION > General settings」から "Language" を "japanese" にすると UIが日本語になります。
なおこのwikiを含め英語UIにしている人は多いので、英語にしたい場合は "English" を選びます。
もし "Japanese" の項目がない場合は、"Update languages" を選ぶと言語データがダウンロードされます。
文字を大きくする
FLStudioは初期状態だと文字が小さすぎて読みづらいことがあります。
その場合はメニューから「OPTIONS > General settings」を選びます。
“Pop-ups scaling” の値を大きくします。私の環境は4Kモニタ (=200%) なので、300%としました。(フルHD [1920x1080]であれば 150% で1.5倍の大きさになります)
FLStudioを再起動すると、ポップアップの文字が大きくなって読みやすくなりました。
コントラストを調整して文字を読みやすくする
初期状態の場合、背景と文字のコントラストが低いので文字が読みにくいことがあります。
その場合は "OPTION > General settings" から Displayカテゴリにある "High visibility" をオンにすると読みやすい文字になります。
この設定によりコントラストが調整されない場合、Theme設定を切り替えたりすると反映されるようです。
また "OPTIONS > Theme settings" からテーマを変更しても文字を目立たせることができます。
デフォルトのテーマであれば、"Text" を選んで明るい色にすると読みやすい文字になります。
プリセット変更時にチャンネルラックの名前が変わらないようにする
FLではプリセットを変更するとチャンネルラックの名前がプリセット名と同じになります。
これはこれで便利なのですが、「renameで変更した名前が勝手に変えられてしまう」というデメリットもあります。
この設定を無効にするにはメニューから「OPTIONS > General Settings」を開きます。
そして「Miscellaneous > Auto name channels」のチェックを外すと自動でリネームしなくなります。
ツールバーのカスタマイズ
FLのデフォルトだとあまり使わないアイコンがツールバーにたくさん並んでいるので、これをカスタマイズする方法についてです。
編集画面を表示するには、ツールバーの何もない部分を狙って「右クリック」します。
するとツールバーの編集画面が表示されます。
アイコンを追加したい場合は、下から上にアイコンをドラッグ&ドロップし、アイコンを削除したい場合は上から下にアイコンをドラッグ&ドロップします。
編集を確定したい場合は、右下にある「xボタン」をクリックします。
1行にカスタマイズしたプリセット
ツールバーを1行に収めたプリセットを添付しておきます。
(このプリセットでは、チャンネルラックや
ピアノロールへの切り替えなどのアイコンはショートカットを使うため消しています)
SingleLine-Ex.tpr
これをmacOSであれば「/Users/[ユーザー名]/Documents/Image-Line/FL Studio/Settings/Toolbar presets」に配置すると、"User Presets" から選ぶことができます。
ヒントバーに本名を表示しないようにする
作曲配信をする場合に、ヒントバーに本名を表示したくないことがあると思います。
本名を非表示にするにはメニューから「OPTIONS > General settings」を選び、"Advanced" カテゴリにある "Show license infomation〜" のところを「
License plate」にするとImage-Line以外は本名を特定できないナンバープレート表示となります。
MIDI設定
MIDI設定はメニューから「OPTIONS > MIDI settings」を選びます。(もしくは "F10" キー)
MIDIキーボード(コントローラー)を有効にする
"Input" に接続したいMIDIキーボードがあることを確認して "Enable" にチェックを入れると有効になります。
MIDIキーボードのVelocityを固定にする
ピアノ演奏が苦手な方の場合、Velocityを固定にすると強く引かなくても一定のVelocity (音量) になります。
設定は OPTIONS > MIDI settings (F10) から、Inputセクションの "Link note on velocity to" と "Link release velocity to" の両方を「None」にします。
最終更新:2024年07月19日 23:23