Fruity Peak Controller

Fruity Peak Controllerは入力音のボリュームエンベロープに応答してターゲットを自動化するために使用される内部コントローラであり、または独自の内部LFOジェネレータです。



概要

音量に合わせて何かを動かしたいときに便利です。
例えば、ボーカルのピークレベルに合わせてリバーブ (Fruity Reeverb 2 ) のかかり具合を調整するなど。

リンク

パラメータの説明

Peak Control

パラメータ名 説明
BASE 制御出力のベースまたは最低値(オフセット)
VOL ボリューム。制御出力の最大値。コントロールは、-200%から200%の値。
プラスの場合は、ボリュームが大きいほど、ピークコントロールの出力値が高くなります。
マイナスだとPeak Controlの出力がマイナスとなり、
各入力のピークで値が下降する「ダッキング」効果をもたらします。
「サイドチェーン」効果を作成するには、
これをBASEレベルと組み合わせて設定する必要があります。
BASEを上げてからVOLをマイナスにします
TENSION AttackとReleaseのカーブの形状(ノブに表示されているカーブで表現)
注意: ほとんどの音のAttackは非常に短いため、
このパラメータの効果はほとんどわかりません。
それはEnvelopeのDECAY側で最も効果的です
DECAY "BASE" レベルまで減衰するのにかかる時間

例えば入力値(音量)に対して値を「増加」させたい場合は、"BASE" を 0% に近づけ、"VOL" を "200%" に近づけます。

逆に入力値に対して値を「減少(ダッキング)」したい場合は、"BASE" を 100% に近づけ、"VOL" を "-200%" に近づけます。

Remote controlについて

Fruity Peak Controllerは単体では機能せずに "Remote control" と連動します。
Remote controlを使うには、FLStudioの特定のツマミ(純正プラグイン含む)で右クリックしして、"Link to controller" を選びます。

"Internal controller" から "Peak ctrl - Peak" を選ぶと、"Fruity Peak Controller" の音量設定に対応して、そのパラメータを動かせるようになります。
また動く変化量をコントロールしたい場合は "Mapping formula" の値を変更します。

通常は "Default" と "Inverted (反転)" で問題ないと思いますが、指定可能な値とサンプルは以下の公式マニュアルに記載されています。
プリセット名 説明 詳細
Default input
入力値をそのまま使う
Inverted 1-input
入力値が反転する
Log scale tension(input, 10)
指数によるカーブ。
"10" の部分を増やすほどカーブが急になります
Inverted log scale tension(input, -10)
指数の向きを逆にしたカーブ。
"-10" をマイナス方向に増やすほどカーブが急になります
Switch round(input)
0.5を境界にON/OFFを切り替えます
Steppy int(input*9)/8
勾配を荒くする
カーブの傾きを調性したい場合は、"Fruity Peak Controller" 側の "Tension" を動かしたほうが設定しやすいですが、より複雑な変化を作りたい場合には Mapping Forula を使います。
最終更新:2024年05月05日 20:29