このページはFL Studioの情報をまとめていたwiki「[[FL Studio @ ウィキ]]」のアーカイブです。
情報はかなり古い(2008〜2015年ころ)のでご了承ください。



ブラウザ解説

FL9対応改訂版!
ブラウザ」とは要するによく使うディレクトリやファイルに一発でアクセスするための機能です。
デフォルトで大量のディレクトリが登録されているので一瞬面食らいますが、使いこなせば作業効率が大きく向上すること請け合いです。中には役立つデータやサウンドがたくさん詰まったディレクトリもあるので、初心者の人も一度は冒険してみる価値があります。

ブラウザが固定で参照するディレクトリは(インストール先がC:\Program Files\Image-Line\FL Studio 9\の場合)
C:\Program Files\Image-Line\FL Studio 9\Data\Patches\
C:\Program Files\Image-Line\FL Studio 9\Data\Projects\
の二箇所だけです。この下に存在するディレクトリは全てブラウザに表示されます。
この他にOPTIONS > File settings から好きなディレクトリを追加することも可能です(デフォルトで C:\Program Files\Image-Line\Shared\Data\ が登録されています)。

初期状態で表示されているディレクトリの大半は Patches 以下に実体があります。要らないものについては移動・削除してしまうことですっきりさせることもできます。ただし中には削除すると不具合が起きるディレクトリもあるので、下の表を参考に検討して下さい。
どうしても表示させたくない必須ディレクトリがある場合はFAQの方法も使えます。

必須 中身 ディレクトリ名 説明
× Backup 9.5βから追加。.flpのバックアップが自動的にここに保管される。削除するとプロジェクトの保存ができなくなる。
× Channel Presets Channel Settings全体の設定を変えるプリセット。3xOscやBeepMapなど、比較的古いジェネレータのプリセットは大抵こっちに入っている(エンベロープなどを一緒に設定する必要があるので)。
× Clipboard files クリップボードの内容を書き出したファイルの置き場所。FLのToolsメニューから「Save audio clipboard to browser」「Save MIDI clipboard to browser」を選ぶとここにファイルが生成される。削除するとFLがクラッシュするので注意。
× × Collected プロジェクト固有のサンプルをここに置けということらしいが正確な意図は不明。要らない。
Current project 履歴、クリップ一覧、使用プラグインのパラメータ一覧などにアクセスできる仮想ディレクトリ。行方不明になったクリップなどはここから探すと一発。
× Envelopes 9.6βから追加。MIDI設定で使うベロシティカーブ。SytrusやOgunでも読み込める。
× Impulses Fruity Convolver用インパルスレスポンス。
× Misc いろいろ。
× Misc/Force feedback effects Fruity Vibrator用のプリセット置き場。独自形式なのでD&Dはできない。
× Misc/Used by demo projects デモ曲(Projects\Cool Stuff\)で使われているサンプル。この中のファイルは権利フリーでないことが多いので、自作曲には使用しない方が望ましい。
× Mixer presets ミキサーチェインプリセット。ミキサーにドロップすると一連のエフェクト群がまとめてセットされる。
× Packs サンプルwav集。各種ドラムを中心にギター、ピアノ、テナーサックス、効果音などの素材がこまごま入っている(DirectWaveやFPCで使えるプリセットファイルつき)。自由に自作曲に埋め込めるので、初心者はまずこの中の音で遊んでみよう。
× Packs/Legacy FL8まで同梱されてた古いサンプル群。統一感はないが、探してみると案外使えそうなものが見つかるかも。ちなみにDrumSynthやSimSynthと書いてあるファイルはプラグイン用プリセット…と見せかけて実はSampler素材だったりする。
× Packs/Shapes 三角波や矩形波といった基本波形。SytrusやToxicなどwavを入力とするシンセに食わせて使う(Samplerでも可)。
Plugin database プラグインデータベース。背景でホイールクリックすると出るアレ。FL内で「Add to database」を行うとここにプラグインが登録される。場所変更はできないが、GeneratorsおよびEffects以下のファイルやサブディレクトリはWindowsから自由に編集してOK。
Plugin presets Sytrus、WASP、Maximusなどといった各種プラグインのプリセット置き場。FLネイティブ版のプラグインは大抵こっちを参照する。中のサブフォルダはなくてもいいが、まるごと削除するとFL Studioが死ぬ。
× × Project bones Project Bonesをエクスポートする際のデフォルト保存先。別にどこでもいい。
Projects プロジェクト置き場。実体は Data\Projects\。この下にあるTemplatesディレクトリが場所決め打ちなので、このディレクトリも動かすとまずい。
× Projects/Cool stuff デモ曲集。一度は聴いとけ!
Projects/Templates FLメニューのFILE > New from template で開くためのテンプレート。場所変更不可。ファイルを追加・削除するのはOK。
× Projects/Tutorials Layer、X-Y Controllerなど特定機能の実例を示す目的に絞った小さなデモ曲集。ちょっと内容は古いが、百聞は一見に如かずで結構ためになる。
× Recent files 最近使ったファイル一覧。実体はインストール先の System\Config\Browser\Recent files.scrという一個のファイル。
× Recorded 録音したWAVファイルのデフォルト保存先。ミキサートラックをフリーズしたWAVファイルもここ。消すとエラーが出て録音に失敗する。Edison経由で録る場合はなくてもOK。
× × Rendered レンダリング結果のデフォルト保存先。消してもいい。
× Scores アルペジオやリズムパターンなど、数小節程度の短い譜面データ。そのままドロップすることもできるが、多くはRiff Machineなどのツールのテンプレとして使うためのもの。よく利用する人は自作にも挑戦してみよう。
× Scores/Arpeggiator ピアノロールの Tools > Arpeggiate でロードするためのファイル。
× Scores/Chopping ピアノロールの Tools > Chop でロードするためのファイル。
× Scores/Automation 謎(Channel Presets/Automation Clipsとの違いは…?)。
× Scores/FPC Drumloops FPC用ドラムループ。FPC右上のセレクトボックス経由でも同じものを選択可能。かなり数が豊富なので(実に1700パターン以上)そのまま埋め込むだけでも相当数の曲が製作可能。初心者には激オススメ。標準MIDI形式だから必要とあれば他社製ドラム音源のチャンネルにもドロップできる。
× Scores/Humanizing presets ステップシーケンサ用プリセット。シーケンサにドロップするとベロシティ等の値が調整される。
× Scores/Quantization ピアノロールの Tools > Quantize でロードするためのファイル。
× Scores/Reference scales 特殊スケール一覧…だけど参照するツールあるのかな?謎。
× Shared Data Samplefusion製品など、Content Library(ダウンロードマネージャ)経由でダウンロードしたファイルはここに入る。デフォルトでSynthMakerモジュールなどのちょっとしたものが入っている。場所はContent Libraryの設定で変更可能。
× Sliced beats EdisonまたはSlicexでスライスしたサンプルの保存先。削除するとEdison/Slicexがフリーズする。
× Soundfonts 集めたサウンドフォントはここに入れとけということらしい。インストール直後はSTR_Ensemble.sf2というストリングスの音が一個だけ置いてある。Fruity Soundfont Playerがデフォルトでここをサーチするので消すとロードに少し時間がかかってしまうが、なくても動く。
× Speech Speech Synthesizer用のテキスト置き場。All your base are belong to us.
× × User ユーザー用物置。特に使い道は決まってないのでどうでもいい。
凡例:
必須
○ : ディレクトリ名決め打ちで参照されるので、削除やリネームを行うと不都合がある。
× : 特に名前や場所は決まってないので、好みで移動したり削除したりしてもOK。

中身
○ : インストール直後の時点で何か中身が入っている。
× : 空っぽ。ユーザー作成データの保存先として用意されている。
- : 特殊。実体を持たない仮想ディレクトリ。中身は場面に応じて変わる。

FL7XXL日本版のFL7リファレンスマニュアルを本家のRC6bで使う方法

説明するために仮に英語のRC6bだけをインストールして使用するとする。
日本語版XXLのHelpフォルダをまるごとコピーしてどこかに取って置く。
ヘルプフォルダの場所は \Image-Line\FL Studio\Help 。
日本語版XXLをアンインストール。
RC6bをインストール。
英語のHelpフォルダを切り取ってHelp_eng_bakなどにリネームしてどこかに取って置く。
コピーして取って置いた日本語版XXLのHelpフォルダを\Image-Line\FL Studioに移動。
この方法では何かを使っているときにF1キーを押すと該当の日本語ヘルプが表示される。

上記の方法を取らなくても日本語版XXLのHelpフォルダを取っておけば、
FLを起動していなくてもFL.chmをクリックすると日本語リファレンスマニュアルが起動する。

本家英語の最新のFL STUDIO 8 REFERENCE MANUALはここ。
このページも含めてFL Studio Homepage全体は頻繁に最新情報に書き換えられるからここを見れば確実。

FL Studio Online Reference Manual
ttp://www.flstudio.com/help/

FL8でDirectWave、FPC、FL-Keys、FL-Keys、Toxic Biohazardにサンプルサウンドや追加プリセットを追加する方法。

Sumple Fusion
ttp://www.samplefusion.com/
にある無料Sample Soundは全てDirectWaveとFPCでダウンロード可能です。
結構な量があるので全てダウンロードするには時間がかかるでしょう。

注意 : FL8を起動しNews Panelの右端の矢印マークをクリックしてContent Libreryを起動し、サンプルサウンド名をクリックしてもダウンロードできないDirectWaveとFPCのサンプルサウンドは有料です。もし必要ならば(自分がやりたいことによっては全く必要ない場合があります)FL Studio Web Shopで別途購入してください。

DirectWave
DirectWaveを起動後、画面上部の "SampleFusion" の "Select Preset" をクリックしIL DownLoaderでダウンロードします。

FPC
FPCを起動後、画面上部の"SampleFusion"の"Select Preset"をクリックしIL DownLoader でダウンロードします。

FPC Drumkits
Sample Fusion
ttp://www.samplefusion.com/
 FPC Drumkits
 ttp://www.samplefusion.com/documents/66.html
本家から貼られたリンクを辿るとここに来ることができます。
各exeファイルを直接SampleFusionサイトからダウンロードします。
ダウンロードした各exeファイルをクリックして場所を指定すれば自動的にインストールされます。

FL-Keys
Sample Fusion
ttp://www.samplefusion.com/
 FL Keys
 ttp://www.samplefusion.com/documents/48.html
本家から貼られたリンクを辿るとここに来ることができます。
sampleset(追加音色)は14種あります。各zipファイルを直接SampleFusionサイトからダウンロードします。
ダウンロードした各zipファイルは解凍して
\Image-Line\flstudio 8.0\Plugins\Fruity\Generators\FL Keys\Wavtablesフォルダに入れます。
追加されたsamplesetを使用するにはFL Keysの右上のSAMPLESETの三角で選択します。

SynthMaker
SynthMakerを起動し、SynthMaker上部のツールバー"File"から"ContentLibrary"を選択し、IL DownLoaderでダウンロードします。通常はダウンロードするのはカテゴリ"Effects"と"Generators" の部分だけで良いです。("Dashboards"については後述。)

※注意 : "Dashboards"は、そこに並んでいる名前の実機材を持っており、それをMIDIでつないでFLから操作したい場合にだけ使用します。持ってない場合はダウンロードは不要です。

Toxic Biohazard
FL8を起動しNews Panelの右端の矢印マークをクリックしてContent Libreryを起動し、IL DownLoaderでダウンロードします。

欲しい音色を簡単に見つける方法。

Browser(F8キー)を開き、Ctrl+Fを押すとSmart seach forという小さなウィンドウが出る。欲しい音色を入力すると該当する音色が出る。F3で次の音色を、F2で前の音色をサーチできる。 音色名をクリックすると音をプレビューできる。(一部例外あり)
最終更新:2023年10月28日 09:13