生まれ変わりの学術研究で知られるヴァージニア大学の
イアン・スティーヴンソンは、1972年にアメリカ心霊研究協会のエルレンドゥール・ハラルドソンと共に、アイスランドの霊媒ハフスタイン・ビヨルンソンをアメリカに招き、会席者を10名用いた実験が行われた。会席者は、厚手のカーテンを隔てて坐っている霊媒の前に、霊媒には分からないランダムな順で坐った。霊媒は各会席者にについて、「見える」とされる今は亡き肉親や友人のイメージをテープレコーダに吹き込んだ。会席者の耳には、イヤフォンが装着されノイズキャンセリング音楽によって、霊媒が何を言っているか分からないようになっていた。そして、テープから書き起こした全員の記録をランダムな順に並べて手渡し、自分の関係者について語っているものを判別させると、10名中4名が記録を当てたと言い、統計的に偶然を上回る結果となった。
そして、霊媒の口から発せられた名前その他の具体的な事項について、一部の会席者の関係者の名前や個人史を言い当てているという例も報告された。
一方、ハラルドソンが別の心理学者ともう一度行なったビヨルンソンの実験では、はっきりした結果が得られなかったといい、この実験は再現性があまりないとも指摘される。ただ、人間を対象にした、心理学などの場合には、物理学や化学と比べ再現性はそれほど高くなく、心理学などの一般的な基準をよく知ったうえで批判するのでなければ、あまり意味のある批判にはならないという意見もある。
最終更新:2026年05月31日 23:08