【DTM 初心者】ワブルベースのための極悪FMシンセシス!【Dubstep】
A WarpにFM合成の設定をする
OSC Aの "A Warp" に "FM (FROM B)" を指定することで、OSC BをFM合成することができます。
FM合成は波形を大きく変化させるため過激な音になりやすいです。
このとき OSC Bは OSC Aをモジュレートする役割なので音を出す必要はありません。そのため OSC Bの "LEVEL" を "0%" にして音が出ないようにします。
OSC Aの基本設定
LFOの基本設定としては、"A Warp" と "LEVEL" に LFO をアサインします。
このときLFOを2つ用意し、Levelには "Rate: 1/2" の LFO、A Warpには "Rate: 1/4" の LFOを割り当てることで、リズムのある揺れ方になって単調さを減らすことができます。
FILTER設定
FILTERは "HN 12" で、CUTOFFとFREQにLFOをアサインします。
また RESの値を "35%" くらいまで上げておきます。
今回のようなFM合成をする場合には、"Flangs" の "Cmb+" や "Flg+" もおすすめとのことです。
OSC Bの設定
OSC Bの波形は "Basic Shapes" で Sine, Saw, Triangleとして、LEVELは0%にします。
FM合成のモジュレーターの波形は複雑な形状を使うとノイズになりやすいので、シンプルな波形を使うのがオススメです。
OSC Bの調整項目
FM合成は音が壊れやすく調整が難しいです。
そこで調整するパラメータはある程度絞って行うのがオススメです。
項目 |
パラメータ |
説明 |
A Warp |
Warp・Amount値 |
Warp・Amount値を調整します |
B WT POS |
0, 1, 2 |
0: Sine、1: Saw、2:Triangle |
B Octave |
±2くらいまで |
ピッチを変更したい場合に使用します。 半音単位で調整したい場合は "B Semi" を使います |
B Warp (※1) |
Sync (No Window) |
波形の周期が伸縮して音の激しくなります。 ただ動かしすぎないようにAmountは±30くらいにしておきます |
Bend+, Bend-, Bend+/- |
波形のSkew(傾き)を歪ませることができます |
Mirror |
中央から左右対称の波形にします。 WT_POSを動かしてSine以外の波形にしても面白いです |
Quantize |
波形をビットクラッシュして歪ませます |
- (※1) "B Warp" にはLFOをアサインします。LFOは "A Warp・FM (FROM B)" と同じもの (Rate: 1/2)を使います
参考
最終更新:2024年03月03日 15:47