Bassの作り方

このページでは3x OscでBass音を作る方法について書きます。


サブベースの作り方

HouseやTechnoで使いそうな、シンプルなオフビートで使えるベース音の作り方です。
サブベースのオシレーターの設定
サブベースのVolume Envelope設定
Volume Envelopeの設定は以下のようにしてみました。
  • HOLD: 10%
  • DEC: 20%
曲によっては、もう少し短くしても良いかもしれません。

サブベースのディストーションとEQ
3x Oscにはディストーションがないので、"Fruity Fast Dist" と "Fruity Wave Shaper" でディストーションをかけます。
またParametric EQ 2でHighcutします。
サブベースのプリセット
エフェクト部分はないですが、作成した 3x Oscのプリセットを添付しておきます。
BS_SubBass.fst

Attackの鋭いSawベース音の作り方

Psytranceなど 16分音符の細かいパターンで使う「Attackの鋭いSaw系ベース音」の作り方です。
Sawベースのオシレーターの設定
オシレーターは基本的に Saw波だけで良いです。

Sawを選んで、"coarse pitch" を "-24 (オクターブ2つ下)" にします。
オシレーターの2番と3番は無効にしておきます。
SawベースのVolume Envelope
Volume Envelopeは "HOLD" のみ "30%" にして、それ以外を 0% にしました。

好みで余韻を入れたい場合は DEC の値を増やしても良いと思います。
SawベースのLowpass設定
3x OscのLowpassを使う場合は
Filter type を "SVF LPx2" にして、MOD X を "23%" くらいにします。

ただベース音の目安となる音域の 200〜300Hzを超える部分が多いので、できれば Parametric EQ 2を使ってバッサリ Highcutしたほうが良いです。

Parametric EQ 2でこれくらいカットしてみました。
Sawベースをさらに鋭い音にする
もう少し鋭い音にする場合は波形を変えてみるのも良いです。
"Rounded Saw" にすると少し明るくて太い音になります。

またデチューンして音を重ねると音に厚みが生まれます。

Volume Envelopも以下のように DEC(Decay)を設定した方がキレが良くなりそうです。
  • HOLD: 8%
  • DEC: 11%

鋭いSawベースのプリセット
作成したプリセットを添付しておきます。
BS_RoundedSaw.fst
BS_Saw_Detuned.fst
BS_Saw.fst
最終更新:2024年05月06日 16:32