Alan Walker Sound Design Tutorial
SOUL LEAD
オシレーターは以下のように設定することで、Saw Leadになります。
- osc 1の波形を「Saw」にして、coarse pitchを「-12」にする
- osc2と3の mix levelを「0%」にして無効にする
- HQを ON にする
次にフィルター設定です。
歯車アイコンをクリックして VST Wrapper settings のアイコンをクリックします。
そして、Filter type を「LP」、MOD Xを「0%」MOD Yを「25%」にします。
"MOD X" タブをクリックして、Mod X の Envelope を表示します。
そして、"AMT" を 100% にして、パラメータを以下のように設定します。
パラメータ |
値 |
TENSION |
DELAY |
0% |
- |
ATT |
0% |
0% |
HOLD |
0% |
- |
DEC |
40% |
-80% |
SUS |
0% |
- |
REL |
30% |
0% |
Volume Envelopeを開いてパラメータを以下のように設定します。
パラメータ |
値 |
DELAY |
0% |
ATT |
0% |
HOLD |
30% |
DEC |
45% |
SUS |
100% |
REL |
8% |
スパナアイコンをクリックして、"Porta" にチェックを入れて、"SLIDE" の値を「0:15」に設定して、スライドする音にします。
最後に Fruity Reeverb 2を以下のように設定して Alan Walker のフル・シグネイチャー・プラックの完成です。
パラメータ |
値 |
H CUT |
100% |
SIZE |
100% |
DELAY |
100ms |
DEC |
4sec |
DAMP |
100% |
WET |
30% |
Soul Leadのプリセット
作成したSoul Leadのプリセットを添付しておきます。なおリバーブ込みなのでPatcherで作成しました。
LD_SoulLead3.fst
(※ポルタメントがあるので、チャンネルプリセットとして保存しています)
なおモジュレーションとリバーブをSurfaceで変えられるようにしています。
ELECTRO CHORDS
Soul Leadを Clone で複製、またはプリセットを読み込みます。
波形はすべて "SAW"、mix level を 50% にして、Stereo phase randomness を 100% にします。
スパナアイコンをクリックして、"Porta" のチェックを外して ポルタメントを無効にします。
さらに "Echo delay / fat mode" セクションから、以下のように設定します。
パラメータ |
値 |
FEED |
100% |
TIME |
0% |
Echoes |
8 |
Fat mode |
ON |
"Mod X" Envelope の "DEC" を 25%、テンションを "-50%" に変更します。
Parametric EQ 2を追加して、5500Hzを +6.0dBブーストして高周波をブーストします。
リズムは 8分音符を3小節目まで繰り返した後、16分音符を入れます。
跳ねたリズムにするため、グリッドスナップ設定を「1/4 step」にします。
SHIFTを押しながら境界をドラッグして、リズムを後ろにずらします。
後は"1/4 step"だけノートを短くして完成です。
Electro Chordsのプリセット
DROP CHORDS
Electro ChordsをCloneして作ります(またはプリセットを読み込む)。
3番目のオシレーターを無効にして、2番目のオシレーターの coarse pitch を "-24" にします。
音を太くするためにスパナアイコンをクリックして Echo delay / fat mode > PITCH を Type in value で "3 cents" とします。
Volume Envelopeから RELを"15%"、MOD Xを "100%"にして完成です。
Drop Chordsのプリセット
LUSH CHORDS
Drop ChordsをCloneして作ります(またはプリセットを読み込む)。
1番目のオシレーターの coarse pitchを"-24"にします。
Volume Envelope の "ATT" を "2%" にします。
PITCH (Delay pitch)を "+2 cents" にします。
Fruity Delay 3をインサートして、WETを"25%"にして完成です。
Lush Chords のプリセット
SAW BASS
パラメータ |
値 |
osc 1 |
Saw |
osc 1 > pitch coarse |
-24 |
osc 2 > mix level |
0% |
osc 3 |
Noise |
HQ mode |
ON |
Frequency Splitterをエフェクトにインサートして "MID" と "HIGH" を -12dB します。
さらにFruity Stereo Shaperをインサートして "Mixing > Mid" でモノラル化します。
Fruity Balanceをインサートして Volume を最大にします。
Saw Bassのプリセット
ノイズ成分やEQのかかり具合をできるPatcherを作成しておきました。
個人的にノイズ成分が多いように感じたのでノイズの初期値はやや低めとなっています。
BS_Saw.fst
SHAKEY LEAD
osc1 を "Saw" にして、coarse pitchを "-12"にして、osc2, 3の mix level は "0%" にして無効にします。
HQをONにして、PHASE RANDを "100%" にします。
歯車アイコン > スパナアイコンをクリックして、Echo delayを以下のように設定します。
パラメータ名 |
値 |
FEED |
100% |
PITCH |
5 cents |
TIME |
0% |
Echoes |
3 |
Fat mode |
ON |
VST wrapper settings から ”Pitch"タブを選びパラメータを以下のように設定します。
パラメータ名 |
値 |
ATT |
100% |
AMT |
100% |
SPEED |
25% |
Fruity Delay 3 をエフェクトにインサートして以下のように設定します。
カテゴリ |
パラメータ名 |
値 |
DELAY TIME |
TIME |
3:0 (Set > 1/8 dotted) |
DIFFUSION |
LEVEL |
100% |
SPREAD |
100% |
OUTPUT |
WET |
35% |
TONE |
-25% |
Fruity Love Philterをインサートして、サイドチェインエフェクトを適用します。
さらに Fruity Stereo Shaperをインサートして、ステレオ成分を50%にして完成です。
Shakey Leadのプリセット
SQUARE LEAD
SquareLeadは2つの音をレイヤーして作成します。
まず1つめの音です。osc1を "Square" にして、coarse pitch を "-24" にします。
歯車アイコンから VST wrapper settings を開いて、"Pitch" タブを選んで以下のようにパラメータを設定します。
パラメータ |
値 |
ATT |
8% |
ATT > TENSION |
100% |
SUS |
100% |
AMT |
100% |
パラメータ |
値 |
ATT |
0% |
AMT |
右クリックして "Type in value" から 0.505 |
SPEED |
20% |
2つめの音は Cloneして作ります。
オシレーターは以下のようにデチューンのあるSawに設定します。
# |
osc |
coarse pitch |
fine pitch |
mix level |
1 |
Saw |
-24 |
-10 |
- |
2 |
Saw |
-24 |
+10 |
50% |
スパナアイコンをクリックして、Echo delay / fat mode を以下のように設定します。
パラメータ |
値 |
FEED |
100% |
PITCH |
Type in value > +2 cents |
TIME |
0% |
Echoes |
8 |
Fat mode |
ON |
Level adjustment > "VOL" の値を "+12dB" にして音量をブーストします。
Fruity Stereo Enhancerをインサートして、"STERO SEP" の値を "100% merged" にすると音がモノラルになります。
Fruity Parametric EQ 2をインサートして以下のように設定します。
Band |
Type |
Order |
帯域 |
幅 |
1 |
High pass |
Gentle 4 |
20Hz |
100% |
7 |
Low pass |
Gentle 4 |
20kHz |
100% |
Fruity Reeverb 2 を以下のように設定して完成です。
パラメータ |
値 |
H CUT |
100% |
SIZE |
100% |
DAMP |
100% |
DEC |
2.0sec |
ER |
0% |
WET |
75% |
Square Leadのプリセット
"STRING" PADS
osc1を "Saw" にして、osc2, 3の mix level は "0%" にして無効にします。
また PHASE RAND を "100%" にします。
歯車アイコンから VST wrapper settings を開いて、Volume Envelopeを以下のように設定します。
パラメータ |
値 |
ATT |
25% |
SUS |
100% |
REL |
25% |
REL > TENTION |
0% |
スパナアイコンをクリックして、Echo delay / fat mode から以下のように設定します。
パラメータ |
値 |
FEED |
100% |
PITCH |
Type in value > 5 cents |
TIME |
0% |
Fat mode |
ON |
エフェクトにFruity Reeverb 2 をインサートして以下のように設定します。
パラメータ |
値 |
SIZE |
100% |
DEC |
2.0 sec |
ER |
0% |
WET |
100% |
あとは 3x Oscの VST wrapper settingsに戻って、Filter type を "LP" にして、MOD X の値を色々調整してみます。
String Padsのプリセット
DEEP BASS
osc1と2を "Saw"、osc1の coarse pitch を -24、osc2と3の mix level を 50% にします。
歯車アイコンから VST wrapper settings を選び、Filter type を "SVF LPx2"にして、MOD X を "15%" にするとDeep Bassは完成です。
DeepBassのプリセット
REESE BASS
# |
osc |
pitch coarse |
mix level |
1 |
Saw |
-24 |
- |
2 |
Saw |
-12 |
50% |
3 |
- |
- |
0% |
- "HQ" をオンにする
- "PHASE RAND" を "100%" にする
歯車アイコンをクリックして "VST wrapper settings" から "Filter type" を "SVF LPx2"、"MOD X" を "15%" にします。
スパナアイコンをクリックして、以下のようにエコーを設定します。
パラメータ名 |
値 |
FEED |
100% |
PITCH |
3 cents (右クリックして "type in value" で指定する) |
Echoes |
8 |
Fat mode |
オン |
エフェクターにFruity Balanceをインサートして、Volumeを100%にします。
Fruity Stereo Shaperをインサートして、以下のように設定するとステレオが50%になり完成です。
Reese Bass のプリセット
参考
Part 1
Part 2
最終更新:2024年05月19日 13:17