Alan Walker Sound Design Tutorial

このページは 3x Oscで Alan Walkerのサウンドを再現する動画 HOW TO MAKE FADED WITH 3X OSC | Alan Walker Sound Design Tutorialの個人的なまとめです。


BPMは90にします。

SOUL LEAD

オシレーターは以下のように設定することで、Saw Leadになります。
  • osc 1の波形を「Saw」にして、coarse pitchを「-12」にする
  • osc2と3の mix levelを「0%」にして無効にする
  • HQを ON にする

次にフィルター設定です。
歯車アイコンをクリックして VST Wrapper settings のアイコンをクリックします。
そして、Filter type を「LP」、MOD Xを「0%」MOD Yを「25%」にします。

"MOD X" タブをクリックして、Mod X の Envelope を表示します。
そして、"AMT" を 100% にして、パラメータを以下のように設定します。
パラメータ TENSION
DELAY 0% -
ATT 0% 0%
HOLD 0% -
DEC 40% -80%
SUS 0% -
REL 30% 0%
Volume Envelopeを開いてパラメータを以下のように設定します。
パラメータ
DELAY 0%
ATT 0%
HOLD 30%
DEC 45%
SUS 100%
REL 8%
スパナアイコンをクリックして、"Porta" にチェックを入れて、"SLIDE" の値を「0:15」に設定して、スライドする音にします。

最後に Fruity Reeverb 2を以下のように設定して Alan Walker のフル・シグネイチャー・プラックの完成です。
パラメータ
H CUT 100%
SIZE 100%
DELAY 100ms
DEC 4sec
DAMP 100%
WET 30%

Soul Leadのプリセット
作成したSoul Leadのプリセットを添付しておきます。なおリバーブ込みなのでPatcherで作成しました。
LD_SoulLead3.fst
(※ポルタメントがあるので、チャンネルプリセットとして保存しています)

なおモジュレーションとリバーブをSurfaceで変えられるようにしています。

それとスコアデータも添付しておきます。
LD_SoulLead.fsc

ELECTRO CHORDS

Soul Leadを Clone で複製、またはプリセットを読み込みます。

波形はすべて "SAW"、mix level を 50% にして、Stereo phase randomness を 100% にします。

スパナアイコンをクリックして、"Porta" のチェックを外して ポルタメントを無効にします。

さらに "Echo delay / fat mode" セクションから、以下のように設定します。
パラメータ
FEED 100%
TIME 0%
Echoes 8
Fat mode ON

"Mod X" Envelope の "DEC" を 25%、テンションを "-50%" に変更します。

Parametric EQ 2を追加して、5500Hzを +6.0dBブーストして高周波をブーストします。

リズムは 8分音符を3小節目まで繰り返した後、16分音符を入れます。

跳ねたリズムにするため、グリッドスナップ設定を「1/4 step」にします。

SHIFTを押しながら境界をドラッグして、リズムを後ろにずらします。

後は"1/4 step"だけノートを短くして完成です。

Electro Chordsのプリセット
作成したプリセットを添付しておきます。
CH_ElectroChords.fst
スコアデータも添付しておきます。
CH_ElectroChords.fsc

DROP CHORDS

Electro ChordsをCloneして作ります(またはプリセットを読み込む)。

3番目のオシレーターを無効にして、2番目のオシレーターの coarse pitch を "-24" にします。

音を太くするためにスパナアイコンをクリックして Echo delay / fat mode > PITCH を Type in value で "3 cents" とします。

Volume Envelopeから RELを"15%"、MOD Xを "100%"にして完成です。
Drop Chordsのプリセット
Patcherで作成したプリセットを添付しておきます。(チャンネル情報を含みます)
LD_DropChords.fst

LUSH CHORDS

Drop ChordsをCloneして作ります(またはプリセットを読み込む)。

1番目のオシレーターの coarse pitchを"-24"にします。

Volume Envelope の "ATT" を "2%" にします。

PITCH (Delay pitch)を "+2 cents" にします。

Fruity Delay 3をインサートして、WETを"25%"にして完成です。
Lush Chords のプリセット
作成したプリセットを添付しておきます。
LD_LushChords.fst

SAW BASS

オシレーターは以下のように設定します。
パラメータ
osc 1 Saw
osc 1 > pitch coarse -24
osc 2 > mix level 0%
osc 3 Noise
HQ mode ON

Frequency Splitterをエフェクトにインサートして "MID" と "HIGH" を -12dB します。

さらにFruity Stereo Shaperをインサートして "Mixing > Mid" でモノラル化します。

Fruity Balanceをインサートして Volume を最大にします。

Saw Bassのプリセット
作成したSaw Bassのプリセットを添付しておきます。
BS_SawBass.fst
スコアデータも添付しておきます。
BS_SawBass.fsc

ノイズ成分やEQのかかり具合をできるPatcherを作成しておきました。

個人的にノイズ成分が多いように感じたのでノイズの初期値はやや低めとなっています。
BS_Saw.fst

SHAKEY LEAD

osc1 を "Saw" にして、coarse pitchを "-12"にして、osc2, 3の mix level は "0%" にして無効にします。
HQをONにして、PHASE RANDを "100%" にします。

歯車アイコン > スパナアイコンをクリックして、Echo delayを以下のように設定します。
パラメータ名
FEED 100%
PITCH 5 cents
TIME 0%
Echoes 3
Fat mode ON
VST wrapper settings から ”Pitch"タブを選びパラメータを以下のように設定します。
パラメータ名
ATT 100%
AMT 100%
SPEED 25%

Fruity Delay 3 をエフェクトにインサートして以下のように設定します。
カテゴリ パラメータ名
DELAY TIME TIME 3:0 (Set > 1/8 dotted)
DIFFUSION LEVEL 100%
SPREAD 100%
OUTPUT WET 35%
TONE -25%

Fruity Love Philterをインサートして、サイドチェインエフェクトを適用します。

さらに Fruity Stereo Shaperをインサートして、ステレオ成分を50%にして完成です。

Shakey Leadのプリセット
作成したプリセットを添付しておきます (Echo設定があるのでチャンネルプリセットとなります)
LD_Shakey.fst
スコアデータも添付しておきます。
LD_Shakey.fsc

ディレイやサイドチェインのかかり具合を調整できるPatcherも用意しておきました。

LD_ShakeyLead2.fst

SQUARE LEAD

SquareLeadは2つの音をレイヤーして作成します。
まず1つめの音です。osc1を "Square" にして、coarse pitch を "-24" にします。

歯車アイコンから VST wrapper settings を開いて、"Pitch" タブを選んで以下のようにパラメータを設定します。
パラメータ
ATT 8%
ATT > TENSION 100%
SUS 100%
AMT 100%
PitchのLFOを以下のように設定します。
パラメータ
ATT 0%
AMT 右クリックして "Type in value" から 0.505
SPEED 20%

2つめの音は Cloneして作ります。

オシレーターは以下のようにデチューンのあるSawに設定します。
# osc coarse pitch fine pitch mix level
1 Saw -24 -10 -
2 Saw -24 +10 50%
  • PHASE RANDを "100%" にする
スパナアイコンをクリックして、Echo delay / fat mode を以下のように設定します。
パラメータ
FEED 100%
PITCH Type in value > +2 cents
TIME 0%
Echoes 8
Fat mode ON
Level adjustment > "VOL" の値を "+12dB" にして音量をブーストします。

Fruity Stereo Enhancerをインサートして、"STERO SEP" の値を "100% merged" にすると音がモノラルになります。

Fruity Parametric EQ 2をインサートして以下のように設定します。
Band Type Order 帯域
1 High pass Gentle 4 20Hz 100%
7 Low pass Gentle 4 20kHz 100%
  • HQモードは "OFF" にします

Fruity Reeverb 2 を以下のように設定して完成です。
パラメータ
H CUT 100%
SIZE 100%
DAMP 100%
DEC 2.0sec
ER 0%
WET 75%

Square Leadのプリセット
作成したPatcherのプリセットを添付しておきます。
LD_SquareLead.fst
スコアデータも添付しておきます。
LD_SquareLead.fsc

"STRING" PADS

osc1を "Saw" にして、osc2, 3の mix level は "0%" にして無効にします。
また PHASE RAND を "100%" にします。

歯車アイコンから VST wrapper settings を開いて、Volume Envelopeを以下のように設定します。
パラメータ
ATT 25%
SUS 100%
REL 25%
REL > TENTION 0%
スパナアイコンをクリックして、Echo delay / fat mode から以下のように設定します。
パラメータ
FEED 100%
PITCH Type in value > 5 cents
TIME 0%
Fat mode ON

エフェクトにFruity Reeverb 2 をインサートして以下のように設定します。
パラメータ
SIZE 100%
DEC 2.0 sec
ER 0%
WET 100%
あとは 3x Oscの VST wrapper settingsに戻って、Filter type を "LP" にして、MOD X の値を色々調整してみます。
String Padsのプリセット
作成したPatcherのプリセットを添付しておきます。(チャンネル情報を保存しています)
PD_StringPads.fst
SidechainとLowpassを調整できるPatcherを作っておきました。
PD_StringPads2.fst

DEEP BASS

osc1と2を "Saw"、osc1の coarse pitch を -24、osc2と3の mix level を 50% にします。

歯車アイコンから VST wrapper settings を選び、Filter type を "SVF LPx2"にして、MOD X を "15%" にするとDeep Bassは完成です。

DeepBassのプリセット
作成したDeepBassのプリセットを添付しておきます。
BS_DeepBass.fst

REESE BASS

オシレーターは以下のように設定します。

# osc pitch coarse mix level
1 Saw -24 -
2 Saw -12 50%
3 - - 0%
  • "HQ" をオンにする
  • "PHASE RAND" を "100%" にする
歯車アイコンをクリックして "VST wrapper settings" から "Filter type" を "SVF LPx2"、"MOD X" を "15%" にします。

スパナアイコンをクリックして、以下のようにエコーを設定します。
パラメータ名
FEED 100%
PITCH 3 cents (右クリックして "type in value" で指定する)
Echoes 8
Fat mode オン
エフェクターにFruity Balanceをインサートして、Volumeを100%にします。

Fruity Stereo Shaperをインサートして、以下のように設定するとステレオが50%になり完成です。

Reese Bass のプリセット
作成したPatcherのプリセットを添付しておきます(チャンネル情報を含むためチャンネルプリセットとなります)。
BS_ReeseBase.fst

FILTER TYPEとステレオ感を指定できるPatcherを作成しました。

BS_ReeseBass5.fst

参考

Part 1


動画からリンクされていたMIDIデータをFLのスコアにしたので添付しておきます。
Alan Walker - Fade [MIDI - 90BPM].fsc

Part 2

最終更新:2024年05月19日 13:17