シンセサイザー入門Rev.2

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アナログシンセサイザーの音の流れ

アナログシンセサイザーでは基本的に以下の流れで音が作られます。
機能 説明 役割
VCO オシレーター (波形) 倍音成分とピッチを決める
VCF フィルター カット (Low passやHigh pass) またはブースト (レゾナンス) する周波数を決める
VCA アンプ 音量を決める

エンベロープ・ジェネレーター (Envelope Generator)
エンベロープ・ジェネレーターとは、入力信号を時間経過に対して、どのように出力するのかを定義したパラメータの集まり。
シンセによっては、"ENV" や "EG"、パラメータの構成要素の頭文字を取って "ADSR" と呼ばれることもあります。
パラメータ 説明 役割
Attack 音の開始(Key on)から最大になるまでの時間
Decay Attack時間終了後のSustainまでの減衰時間
Sustain Decay後に維持される値
Release 音の終了(Key off)から音が消えるまでの時間

LFO (Low Frequency Oscillator)
もともとは人には聞こえない低周波を発生させて音を変化させるもの。
デジタルにおけるLFOは、時間経過に対してオシレーターやフィルター、アンプを変化させる機能として用いられる。
LFOの対象 効果
オシレーター 音程を上下させる ビブラート
フィルター 音色、音域が変化する ワウ
音量 音量が波打つ トレモロ
最終更新:2024年06月12日 21:56