ラオウ

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ラオウ - (2018/03/01 (木) 09:43:07) の編集履歴(バックアップ)



「最強の北斗を屠る者の名は、ラオウ!」

「このラオウより、真の強者の歴史は始まるのだ!!」 

プロフィール

北斗の拳』に登場する北斗四兄弟の長兄。トキは実弟、ジャギケンシロウは義弟である。
また後のストーリーでは修羅の国に生き別れた実の兄・カイオウと実の妹・サヤカがいることが判明した。
声優はTVアニメおよびAC版では内海賢二氏(ジャギの回想時のみ若本規夫氏)、
『お台場冒険王』のムービーと『ジェイスターズ ビクトリーバーサス』では玄田哲章氏、
新劇場版シリーズや『ラオウ外伝 天の覇王』では俳優の宇梶剛士氏(PSP版『天の覇王』では小山力也氏)、
『北斗無双』では立木文彦氏、『DD北斗の拳』では一条和矢氏が演じている。
そして『龍が如く』とのコラボ作品『北斗が如く』では龍が如く2のラスボスである郷田龍司を演じた岩崎征実氏が演じる。
渋い方々が声を当てているが、原作の描写を見る限り年齢は28~30歳程度と推測される。
TVアニメ版では登場毎に『恐怖の策略』(タイトルはサントラ版より)がテーマ曲として使用されている。

+ ♪ラオウのテーマ

容姿のモデルはアーノルド・シュワルツェネッガーとされる。
前述通り、シュワルツェネッガーの吹き替えでおなじみの玄田哲章氏が声を当てた事もある。
『天の覇王』では、アメリカのアニメ『ガーゴイルズ』や、史実の織田信長をオマージュした描写も多い。
髪の色は原作では白髪(銀髪)だが、TVアニメおよび旧劇場版では黒髪、フィギュア・パチスロ・『DD北斗』等は金髪。
またTVアニメおよび旧劇場版では何故か眉毛がない(幼少期にはある)。AC版は原作準拠の白髪だが、アニメ版と同様眉毛が省かれている。
ケンシロウと同様、劇中で衣装のデザインは頻繁に変わっている。
大柄なイメージに違わず、身長は210cmとかなりでかいのだが、漫画では演出の都合で3mから4mほどの大きさに描かれる事がある。
特に拳を突き出せば、受け止めるケンシロウの拳の10倍くらいデカいサイズで描かれたりする。
ここまでくると、もはやデッサンやパースが狂っているとかいうレベルではない(勿論、他のデカい場面の作画が狂っているという訳ではない)。
名前の由来は「修羅の王」というイメージから。漢字表記をするとしたら「羅王」なのだろうか。
当然ながら即席めんの「日清ラ王」とは無関係であるというかあちらが後発(パチスロの企画でタイアップした事はあるが)。

原作では名前だけならレイがケンシロウの義兄について調べた時に出ているが、TV版では第二部「風雲龍虎編」中盤のジャギ戦で生存を仄めかされ、
アミバ戦で「拳王」、トキ救出後にケンシロウの口から「ラオウ」の名が出る、
と結構時間がかかった。その割に「拳王」という謎の存在の解明自体はあっけない。
最初に回想シーンで登場した時はやけに頭の丸いシルエットをしており、
読者から「なんだこの毬栗頭は」と言われたのを「失敗だった」と原先生が『笑っていいとも!』に出演した際に振り返っている。

『北斗の拳』を代表する名悪役でありその存在感は多くの創作物に影響を及ぼしており、
作中でも数々の人物の「目標」「目的」「利用価値のある名前」「死因」「存在するきっかけ」となった。
格ゲー界に及ぼした影響も計り知れず、特に豪鬼は彼の影響を少なからず受けていると言われる。

とはいうものの、人物像については後付設定でどんどん美化されており、時期によりまるで異なる。
例えば最初のトキ戦では(後付ではあるが)因縁があるはずの実の弟トキをあっさり殺す気で、しかも信念に命を捨てることは無意味と嘲笑っているのだが、
フドウ戦直後は、部下に対して直前に命じていたにも関わらず、フドウを前に退いた=敗北した自分を殺害しなかったことに怒るなど全く正反対の行動をとっている。
トキの病による衰えを嘆き、武人の心や実兄としての情愛が色濃く描かれたトキとの決戦以降と初期はほぼ別人である。
他には、同一ページ内(というか一つのコマの中)で一人称がコロコロ変わった事もある。
現在ではほぼ「俺」で統一されているが、原作ではサウザー編あたりまで「俺」「わし」「わたし」が混在している状態だった。
このあたりも含め、原作者にとっても人物像を練り上げるのはかなり難しかったのだろうということがうかがえる。アミバという前例があるし。

+ ネガティブなご意見
初登場時は人相・人格共に超極悪人だった為、
レイやトキに対する非情で狡猾な仕打ちが目立ち、美化が始まった再登場後も相打ちしたケンシロウより遥かに復帰が遅かった事や、
サウザーの体の謎を見抜けなかった事*1、ケンシロウに比べ強敵(とも)との死闘の経験が少ない事等、彼の能力を疑問視する声も一部で囁かれる。
他にもカサンドラ伝説*2によって多くの犠牲を出した事、
レイやジュウザ、フドウなどの人気キャラをかませにしている事などからラオウを嫌う人も少なくない。
曰く、「ラオウのせいで本来は表裏一体のはずの北斗と南斗のバランスが崩れた」。
後に、南斗最強の男サウザーが「あの拳王ですら闘うのを避けた」として登場する事でバランスを取り戻す意図があったと思われる。

但し、相手に死兆星が見えているか確認していた事はマミヤの様に死兆星が消える可能性があり、
問答は単なる挨拶代わりかラオウの価値観における習慣とする意見もあり、
実際に死兆星の問答はマミヤの村に現れた際のレイとケンシロウに対してのみである。
復帰に関しては、療養中も片手で岩を握り潰したり*3モヒカンどもを片手で葬ったりしており( パンチ一発で4人まとめて殴る )、
フルパワーでなくとも十分強い事や、拳王軍を再編成する時間が必要だった事が挙げられる。
強敵が少なかった事も嘗てはケンシロウより遥かに強いラオウにとって互角に戦える猛者が殆どいなかった事、
更に雑魚の相手は 黒王号で十分 でわざわざ自分で戦う必要がなかった事等が挙げられよう。
また、想い人は 殺してでも奪い取る 力ずくで自分の物にすればいい と本気で思っている節がある。
海のリハクの娘・トウが、ラオウへの想いが届かぬ故に彼の目の前で自害した際も、「何故このラオウを殺さぬ!殺せば誰の手にも渡らぬわ!!」と怒る程であった。
直後に「 このラオウの想い届かねばユリアにも死あるのみ! 」と叫んでおり、 見事にヤンデレ である。もしかしたら元祖かもしれない。
とはいえ、その想いは確かで、ユリアに俺の女になれと迫ったら、トキに背後を取られていた事もあったり、
ユリアの居城に突入した際には「ユリア!!従順か死か選ぶがいい!!」なんてとんでもない事を言っておきながら、
いざ本人を前にすると「 おまえは天を握った男にふさわしい女!! 迎えにきたのだ ユリア!その仮面をとれ!!顔を見せてくれ!!」と、
結構まともな態度で接していたりする。
他にも、「だれを愛そうがどんなに汚れようがかまわぬ 最後にこのラオウの横におればよい!!」等の断じて歪まない熱すぎるセリフ等から、
ネット上では「処女厨撃破のテンプレ」「男の鑑」と言われている。

難点も多い人物ではあるが、それがラオウの魅力でもある。
その野望も幼い頃からとはいえ、実際に歩み始めたのは「時代が来た」からであり、世紀末でなければ違っていたかもしれず、
彼もまたジュウザやフドウ、何よりトキとの戦いを通じて成長し、恐怖の覇王から最強の武人へと目覚めていったのだろう。

戦闘スタイルは、溢れ出る闘気により敵を圧倒・攻撃し、拳による一撃で敵を粉砕する 剛の拳
トキによればラオウもちゃんと秘孔を突いているらしいが、むしろ威力を重視している模様。というか闘気を発射するといっても光線技は反則だろう。
秘孔を突く事に主眼を置くケンシロウの北斗神拳に対して「どこが暗殺拳だ」と言われる事も。まあ光線撃ちまくってればそうなるわな。
実際、ラオウが伝承者に選ばれなかった理由の一つに「ラオウの拳が暗殺拳ではない」というものがある。
リュウケン曰く、ケンシロウを前にした者は「死を覚悟する」が、ラオウを前にした者は「死を恐怖する」。
北斗神拳伝承者は暗殺拳の使い手として、対象に死を覚悟させなければならないのである。
ケンシロウも相手にさんざん死の恐怖を味わわせて殺してるけど

+ 劇中での活躍など
「最強の男となり全てをこの手に握る」という野望を幼い頃より抱き続け、その野望故に北斗神拳伝承者に選ばれなかった。
伝承者がケンシロウに選ばれたその日、師父リュウケンはラオウの拳を封じようとしたがラオウはこれを拒否し、リュウケンを死闘の末に殺害。
この時、いずれケンシロウとは戦う運命にあると悟っており、彼に自分が敗れた時のためにある言伝をしていた。
その後は「 世紀末覇者拳王 」を名乗り、恐怖による統一を掲げ、自らの軍団を率いて覇道を突き進んだ。
前述のリュウケンの考えに対し、ラオウはあくまで天を握るべく「恐怖を与える拳」を用い、一大勢力「拳王軍」を築きあげた。
恐怖による統率は自軍にも徹底しており、ユリアの実兄にして天狼星(シリウス)を宿星に持つ男・リュウガを内部監査役とし、
拳王軍内部の外道を粛清する権利を与えている。

初めて姿を現したときはマミヤの村に現れ、先に駆けつけたレイを「秘孔新血愁」で黒王号に乗ったまま一撃で撃破し、時間差でレイは三日後に死亡、
そのうえトキを戦略で圧倒し、更にケンシロウと相打ちという、作中かつてない大損害をケンシロウ一行に負わせる。
しかも、トキが到着する前にレイより遅れて到着したケンシロウは一度ラオウと闘っているのだが、
この時の空中戦ではケンシロウが北斗七死騎兵斬により、ラオウの顔に傷を付けるものの、実はラオウはそれ以上の一撃をケンシロウの胸に叩き込んでいた。
それも、気絶から目を覚ましたレイがボウガンによる援護射撃でラオウの脚を負傷させていなければ、
ケンシロウは殺されていた。それもラオウは黒王号に跨ったままで。 *4
初登場にして、まさに恐怖の覇王の姿を読者に見せつけたと言えよう。
最も、ケンシロウとの再戦では前述の通り相打ちとなったためにラオウ自身もかなりのダメージを負い、
その回復はサウザー編後まで長引き、しかもこの為に拳王の絶対的な力と恐怖のイメージは崩れ、
拳王軍も事実上瓦解してしまい、その立て直しにはトキとの決着がついた後までかかることになった為、痛み分けと言える。
相打ちとなったこの時の、崩れて片膝を付いたケンシロウに対し、満身創痍の身を支えんとするラオウの魂の台詞は、辞世の句と並ぶ名台詞として有名。
「ぬう!!お…おれは拳王!拳王は決してひざなど地につかぬ~!!」

そして、南斗六聖拳の5人が倒れ、トキとの因縁(詳細はトキの項目参照)に決着をつけるといよいよ本格的に覇道を目指すようになる。

南斗最後の将を護る南斗五車星も次々と撃破し、南斗最後の将の正体がユリアだと察するとそのもとへ駆け出すが、
そこでケンシロウの 北斗神拳究極奥義・無想転生 己の無敵の拳すらほぼ無効化され、恐怖を抱く。
偶然によりユリア奪取には成功したが、その恐怖は悪夢としてうなされる程になり、
それを飲み込むためにかつて自分が恐怖した鬼・今では孤児達の優しい父にして、南斗五車星の一人となっていた山のフドウと対決。
あまりにも強くなっていたラオウはフドウを圧倒、満身創痍でなおも立ち上がるフドウを当初は「用済み」と判断した。
しかしラオウは、そんなフドウの、そしてその子供達が持つケンシロウと同じ哀しき瞳を認めると再び恐怖し、
今際のフドウから「哀しみを知らぬものに勝利はない」と諭される。

その後、居城に戻ったラオウは思考の末、無想転生の本質「哀しみ」が「愛」から来ることを察し、
それを己も背負うためにと、ユリアを手にかけようとまでする。
しかし、この時のユリアは自らを殺めんとするラオウを前に、恐怖も嫌悪も抱かず、抵抗も逃走もせず、
峻烈な男たちの戦いのためにわたしがしてあげられるのは、心置きなく送り出すことだけ」と自ら背を向けて跪き、
ラオウに己の命を委ねた。

そんなユリアを前に、ラオウの目には捨て去った筈の涙が再び溢れ出た。
そして、ユリアを求めるのは 「野望」ではなく「愛」 だと諭す、嘗てのトキの言葉を思い出していた。


――世紀末覇者・拳王が、歯牙にもかけなかった「愛」を覚えた瞬間だった。

(あ…愛… こ…れが…!!)

(あ…愛ゆえに おれはユリアを追い続けていたのか……)

だが、ラオウはユリアに感化された拳王軍の兵士達の静止を振り払い、ユリアへの愛を捻じ伏せてケンシロウとの決着を選んだ。
拳王」であるラオウの生き方は一つしか無かったのである。

「許せ ユリア!!わが内に哀しみとなって生きよ!!」

……愛する者を涙してまでその手にかけた事で、あまりに深い哀しみを背負い、遂にラオウは無想転生を会得する事ができた。
(その涙ながらに愛する者に手をかけようとするラオウの姿に拳王軍は戦意を喪失してしまい、武器を捨てて降伏する者が大量に発生した)
その後、ケンシロウとの最終決戦時には、「生まれて初めて女を手にかけたわ!」と発言し、
ケンシロウを怒らせるが互いに究極奥義をまとったため実力は完全に互角となる。
かくして、「哀しみ」への恐怖も消え、実質作中最強最後の敵としてケンシロウの前に立ちはだかることとなった。
「生まれて初めて女を手にかけた」割に、マミヤの矢を二指真空把で返した際は間違いなく殺す気だったが。

誰がどう言おうと、ケンシロウとの死闘の果て、
拳士として、兄と弟として、互いに最大の強敵(とも)と認め合い、自らの手で天に帰って行く様が、少年漫画史上屈指の名シーンである事は間違いない。
彼の辞世の句は彼を象徴する言葉としてあまりにも有名だろう。

+ そして、決着
最後の一撃同士、自らの全身全霊を込めた拳は、ケンシロウの正拳の前に敗れ去った。
常に一人しかいないラオウの心は、ユリアやラオウへの思いを胸に生きているケンシロウの心には届かなかったのである。
それでもなお秘孔を突いて立ち上がったラオウだが、すでにその拳にはケンシロウを砕く力は残されていなかった。
そして、ラオウはケンシロウが強敵(とも)との闘いの中で生死の狭間を見切ってきたこと、
数多くの強敵を持つケンシロウに対し、自分には強敵と呼べるものはトキしかいなかったことを悟るのであった。

「み……見せてくれ」

「このラオウを倒した男の顔を」

+ ...

「フ…フフ 見事だ、弟よ!!」
「兄さん」

その時、息を引取っていたと思われていたユリアが目を覚まし、リンがケンシロウに「ユリアさんは生きている」と告げる。

実はラオウは、ユリアがトキのように不治の病に侵されていて余命幾何もない事、
そして、そのいつ消えるとも知れぬ儚い命を自覚しながらも、それを自らの宿命と受け入れ、自ら欲して動き回る事無く、
唯只管に待ち続けるユリアの覚悟を知り、愛と哀しみのあまりに最早ユリアを殺す事は出来なくなり、
ユリアへの愛を一生背負っていく」と、涙を流しながらユリアの秘孔を突き、仮死状態にしたのみだった。
愛を帯びるなど恥辱と譲らなかったラオウだが、結果的にユリアを殺せなかったために無想転生を会得し、ケンシロウと互角まで上り詰めた。
もちろんそれだけではなく、ラオウにも十分伝承者としての資格があったからこそである。
その有様をリハクは「皮肉にも天は二人の伝承者を送り出してしまった」と語った。
そして、ラオウはユリアに対しケンシロウと二人で幸せに暮らすよう遺言を遺し、
最期は自らの秘孔を突き、拳を天に突き上げ、己が全ての闘気を天へ放出、仁王立ちのままこの世を去った。

「ユリア!!おまえの命はあと数年はもとう!!残る余生、ケンシロウとふたり、静かに幸せに暮せい」


「このラオウ、天へ帰るに人の手は借りぬ!」



「我が生涯に一片の悔いなし!」

+ その最期の姿

ユリアの病状は、最終決戦前の時点は「あと数ヶ月の命」だったそうだが、上記の通りラオウによって仮死状態にされた事で一時的に病状が止まり、結果として余命を数年にまで延長させた。
アニメ版ではラオウの闘気を分け与えられたためにユリアは延命し、
ケンシロウはこの事から「もしラオウがユリアに闘気を分け与えなければ、勝っていたのはラオウだったかもしれない」と語っている。
ユリアは、
「暴力の荒野は恐怖による統治しか方法がなかったが、ラオウはそれでは平和が望めないことを悟り、
 いずれ愛を持った者に自分が倒され取って代わられる事を望んでいたのではないか」
と推測している。
そしてラオウをトキの墓の隣に埋葬したケンシロウは、ラオウの生き様を胸に北斗神拳伝承者として生きると誓い、ユリアを連れて去って行った。
+ ラオウ死後
ラオウの存在は、彼の死後も多大なる影響を及ぼしている。

天帝編においては元斗皇拳伝承者のファルコが治めている「天帝の村」に現れたが、ファルコはラオウと闘う事も従う事も望まず、
その引き換えとして自らの片脚を切断してみせ、ラオウはその姿に感心し要望通りにその村を素通りしたというエピソードが語られる。
その際、天帝編における悪役・ジャコウを殺せとファルコに忠告していたが、
ファルコは祈る母の姿を見て結局その忠告に従うことが出来ず、その結果天帝を傀儡としたジャコウによる圧政を許してしまった。

修羅の国編においては彼の実の兄・カイオウが登場。
ラオウと瓜二つの容姿を利用して「いつか英雄・ラオウが修羅の国を救う為現れる」というラオウ伝説を作り上げた。
しかし、現れたのはケンシロウであり、 出現したのがラオウではないと知った途端反乱軍は瓦解。
挙句ケンシロウは 虫の息の反乱軍からその事について文句を言われる という理不尽な扱いを受ける事にもなった。
結果的にケンシロウがラオウ伝説を引き継ぎ、
ラオウがかつて残した言葉の通りカイオウが魔界へと完全に落ちる前に英雄としてのカイオウを撃破したことで伝説は達成されることとなった。
またこの時彼の血筋には傍流とはいえ北斗宗家の血が流れていることが明かされ、
ケンシロウは宗家の秘話から「その傍流の血筋はいつか愛に彷徨す事になる」と知り、かつてのラオウやトキもそうであった事を思い出すのであった。
この血統はカイオウの北斗琉拳の師ジュウケイも知らなかったが、北斗の血を何より重視する彼でも
ラオウが来たと聞いてカイオウを倒せると安心し、本当はケンシロウだと聞いて無理だと慌てだす
という反応であり、ラオウの拳への評価がうかがえる。

修羅の国編終了後、ケンシロウがラオウの遺児・リュウと旅をする最終章では小悪党による搾取に嘆き、ラオウによる統治を懐かしむ声も挙がっている。
恐怖信仰による統治も、世紀末の治安維持には一定以上の効果があったようだ。
それ所か、生前好き放題暴れて暴君と恐れられていながら、死後は 聖人君子のように崇められており
ケンシロウをして「 この世で最も愛が深く、そして強かった漢 」「 拳では俺をも凌ぐ 」とまで言われている。

なお武論尊氏によると、リュウの母親はユリアだそうである。
しかし、原哲夫氏は完全否定しており、矛盾点も多い。*5

尚、架空の人物でありながら昇魂式、即ち、葬式が行われた希少な人物でもある。
もっとも、前述通り「天へ帰るに人の手は借りぬ」と言っている彼の葬式をすることについて、ただの映画の宣伝だと批判されたが。
+ 旧劇場版では
旧劇場版は原作でのラオウ初登場までのストーリーをもとに一部登場人物を省略、当時の連載内容の要素も含めて再構成したものとなっている。
この作品ではトキが登場しないため、トキとの因縁については全く描かれない。
このため人物像は終始一貫しており、新しい時代を作り上げる為恐怖と力を振るう覇王として描かれている。
また死兆星の話題を持ち出すこともなく、トキやマミヤが存在せずレイが即死しているため
ケンシロウとの勝負は横やりが一切入ることのない、まさに一対一の真剣勝負となった。
一方、ユリアに対しての情愛が描かれることもなく、ユリアをシンから奪った後は地下牢に幽閉しており、
さらにリンが持ってきた花をユリアが抱えているのを見ると、リンを呼び寄せる為磔にしている。

序盤ではジャギとともにケンシロウがシンに倒される姿を見届け、伝承者をジャギに譲ると言いケンシロウを谷に捨てるよう指示。
リュウケンのもとに向かいケンシロウは死んだと伝え、彼を殺害し新たな時代を作ることを宣言した。

その後はウイグルらを率いて支配を広げていき、拳王として君臨。
牙一族を抹殺(旧劇場版の牙一族は外部に出ず自分たちのコミュニティのみで生きると宣言したため、新時代に不要と判断)し、
サザンクロスに現れシンを撃破、ユリアを連れ去った。
しかし前述通り、ユリアが花を持っているのを見ると「時代はまだ花が咲くのを望まぬ」としてユリアを磔にし処刑しようとする。

リンの代わりに前に出てきたレイにウイグルが倒され、自ら(原作通り黒王号に乗ったままで)レイと対決。
結果は原作通り、闘気の拳にレイは為す術もなく、究極奥義も一撃で敗れてしまった(原作と違い、レイはケンシロウに遺言を残した直後に死亡)。
直後に駆け付けたケンシロウとの対決では傷をつけられたことで黒王号から降り、対等の地で戦う。
激しい闘気の撃ち合いで周囲のビルが倒壊、ユリアとリン・バットはその影響で飛ばされてしまうという、
後のドラゴンボールのごとくすさまじい戦いを繰り広げる。

劇場公開版では満身創痍ながらもケンシロウとの戦いに勝利。とどめを刺そうとしたところにリンの声を聴き振り返った。
そしてリンの前に跪いて、「自分もケンシロウも死なぬ。お前はまだ幼すぎるからだ。早く大きくなれ」と伝え、
自分の時代の始まりはこれからだと言い残し、黒王号に乗って去っていくという続編を意識した内容だった。

しかし続編が作られないことが決まったため、ビデオ版では結末が異なっており(この結末修正のため発売が伸びたとか)
ラオウがケンシロウを「強くなった」と認め、まさに互いのとどめの一撃が届かんとするその直前にリンが呼び止め、
闘いを中断し、劇場公開版と同じくリンに成長を促す言葉を伝え、
さらにケンシロウに「最後の一撃が届いていればこのラオウの命もなかったかもしれん」と伝え去っていくというものになった。

旧劇場版公開時点では、原作もまだラオウとの決着前であり、リンが天帝の血筋という設定は全く存在せず
それにもかかわらずリンがかなり大きな存在として描かれているのはなかなか興味深い。
初期の極悪な暴君のラオウが、村の一人の幼女でしかないリンの声に踏み止まるなんて考えられないしね。

後のDVDでは初回限定盤だけ劇場公開版の結末が収録されたマルチED仕様となっており、それ以外はビデオ版EDのみとなっているが、
なぜかこのビデオ版追加部分だけデジタルリマスター化されておらず、荒い画質(ついでにワイド画面)になっている。
そのあまりの存在感から近年の各種外伝シリーズでは主役級の扱いが多く、
近年展開された映画&OVAシリーズ『真救世主伝説 北斗の拳』では第一部と第三部で『ラオウ伝 殉愛の章/激闘の章』として主役を張った。
また、バンチコミックスの外伝シリーズでは『ラオウ外伝 天の覇王』として真っ先に連載が始まり、
オマケに天の覇王は本編のTVアニメから24年ぶりに新TVアニメシリーズとしての展開もなされた程である。
本編での矛盾や謎に一定の解釈や捕捉をなしており評価は高い。PSPでゲーム化もされたよ!その年のクソゲーオブザイヤーノミネート作品の一つだけど

北斗無双ではグルングルンしたり核まで持ち出したり意外と地味だったりと三者三様の弟達に対抗するかの如くはっちゃけている。
中でもよくネタにされるのが 空中から黒王号を召喚して敵を踏み潰す 「黒天殺」。馬に頼って何が拳法だ。
ドヤ顔で技名を高らかに宣言するラオウ… これはひどい 。呼んだ黒王号にはラオウとケンシロウが乗れる。
なおこの黒天殺、 ステージ問わず乗り物を出せる唯一の技のためラオウの機動力もこれで盤石という超優秀な奥義だったりする。
それ以外にも昇天の際の上空に向けて放った闘気をそのまま攻撃技にした「北斗轟天衝」や、
空に作り出した巨大な闘気の塊を叩き付ける、どう見ても元気玉な技「拳王天墜撃」と、技の派手さとネタっぷりではトキに負けず劣らず。
次作の『真・北斗無双』では、黒天殺は当然ながらバランス調整のために惜しくも削除。
しかし黒天殺抜きでも全体の性能が高く、固有体術でアーマーを纏う事もできるため原作さながらの無双っぷりを味わえる。
全キャラでも屈指の強キャラである。
ちなみにジャギに対する評価がとてつもなく低く、
無印のジャギシナリオでは(ジャギが南斗六聖拳を武器で次々と下してるにも関わらず)「我が弟ながら下らぬ拳よ…」と呟き
真の幻闘編ではジャギとラオウは伝承者になることがありえない事をジャギに告げられても伝承者に固執するジャギに呆れ返って一蹴している。
真の幻闘編のユリア曰く「家族のように思っていたのに私に一度も微笑んでくれなかった」らしく
「もし微笑んでくれていたなら、私は……!」とユリアがラオウではなくケンシロウを選んだ理由らしき部分が描かれている。

公認パロディギャグマンガ『DD北斗の拳』では世紀末になっていない世界でいまだ天を握る野望を抱きつつも
、時代が時代なので行動を起こさずトキ・ケンシロウと共にバイトで生計を立てて暮らしている。
建設現場を恐怖で支配する「建王(ケンオウ)」となっており、ヘルメットを改造したり椅子を作ったりと器用。
原作ではちゃんと普段は服を着ているのに、本作では何故か常に半裸(登場人物は誰も指摘しない)。プールで泳ぐときは全身水着でいつも以上に着込んでいた。
もちろん愛馬・黒王も登場。銭湯だろうがドライブスルーだろうがプールだろうが黒王号を連れ込んでいたりする。あとバット曰く「こっちも黒王」。
色々デフォルメされているキャラが多い中、彼の性格は良くも悪くも原作に近く、その性格のせいか原作風タッチの出番がやけに多い。

アニメ版『DD北斗の拳』では性格がやけに丸っこく、どちらかというとガキ大将風。(ジャギ以外との)兄弟仲と面倒見はいい。
時々自らを「○○の覇王」と名乗る等、ポケットファイター豪鬼みたいになっていたりする。
本作では漫画と違いコンビニ「リュウリュウケン」のバイト正式採用権をめぐってケンシロウ達と争っているがなかなか決まらずにいる。
本作のトキは29なので、おかげで年齢30以上のバイト以下というものすごい哀しい事になっているが。
黒王号ももちろんいるが、ラオウの代わりに深夜の商品整理をしていたり、ぶっちゃけ兄弟より有能。
また、トキの回想では前述した原作の回想初登場を意識したのか坊主頭になっている。
鼻水を垂らし口を常に開け味噌っ歯坊主頭のラオウというある意味斬新な姿が見られるのは本作位なものだろう。

『北斗の拳 イチゴ味』では原作と大差ない性格なのだが…とにかく沸点が低く、そこをサウザーに突かれ、北斗VS南斗の決戦では、
青いのこと風のヒューイと星のアインのかなり安い挑発でマジギレ、戦場を放棄してバイクで逃げる二人を追い回した挙句、
アインごときに剛掌波(原文ほぼママ)をぶっぱする大人げなさを見せた。
基本的にクソ真面目で上記の様に挑発されて巻き込まれない限りはギャグのノリに全くついて来ないが、
本人たちが真剣にやっているのであれば見た目が馬鹿馬鹿しくても黙って見ていたりリテイクに応じたりと妙に気の長い所を見せたりする。
ちなみに伝承者に選ばれなかった理由は暗殺拳だというのにファイトスタイルがド派手すぎる上、なんか色々履き違えているからだそうな。
なおやはりジャギに対する扱いはぞんざい。

サミーのCR北斗の拳シリーズにおいては、主に通常時はリーチで撃破すべき敵として登場する。
ケンシロウvsラオウの初戦を再現した3Dケンシロウリーチ、ユリアへの道を駆け上がるユリアリーチ、
トキとの宿命の対決を再現したトキリーチ、無想転生を纏ったケンシロウとの戦いを描いた2Dケンシロウリーチの四種類がある。
信頼度の面ではトキと2Dが激アツであり、ユリアリーチはやや弱く、3Dが落胆の弱リーチという位置づけである。
「世紀末覇者 拳王!」と堂々の登場を見せ、次の瞬間に期待を砕かれ落胆するか、当たりへの期待を確信に変えるかは、打ち手の運次第。
もちろん、チャンスアップ次第で3Dでも十分期待はできる(ただし本当に必要なものを全て揃え、完璧な流れで、の話だが)確変時のバトルモードでは、
ケンシロウとラオウ、好きなほうでバトルを楽しめる。
ラオウを選択した場合、登場する敵は期待値の高い順に風のヒューイ、山のフドウ、雲のジュウザ、トキ、リュウケンの五人。
確定のヒューイを除き、いずれもラオウを激破の際まで追い詰めた猛者であり、
敗北の憂き目にあってもケンシロウがユダやジャギに負けるような違和感は無いといえる。
余談だが、ケンシロウがバトルで敗北したときの救済演出ではリンやバット、ユリアが声援を送るが、
ラオウの場合は黒王の嘶き、トキ、挙句の果てには拳王軍のモヒカンの声援で復活する。モヒカンの声援で復活する意外と部下想いの拳王様。
『5【覇者】』ではラオウリーチが刷新されており、ケンシロウvsラオウリーチ(弱)が削除され、
新たにvs山のフドウリーチ、前作の2Dリーチの3D版であるvsケンシロウリーチ、
そしてなんと、北斗宿命の戦いを描いた錬気闘座リーチが追加されている。
      • が、もはやリーチ自体に大当たりする力などないため、弱い予告から
思いがけず発展・・・というパターンはまず外れる(無論時々には当たるが)。
トキであろうと無想転生であろうと錬気闘座であろうとそれだけではダメなのだ(リーチ中チャンスアップが充実すれば話は別)。
最低でも強敵背景もしくは擬似連はほしいところ。
またバトルモードでは風のヒューイが削除され新たにレイが追加される。強さはトキ以下、ジュウザ以上。
ついにレイがラオウを撃破する雄姿が拝めるのだ(無論パチンコ的には拝まされては困るのだが)
確定枠にはフドウが入る。通常時は信頼度最低だわバトルでは当確だわ過小評価気味なフドウであった。
納得いかない人は裏技で強さの序列を逆にしてみよう。
ちなみに余談もいいところだが、この裏技による強さ序列の逆転、
ケンシロウ・トキと比較して違和感がほとんどない。
もしケンシロウで逆転したならばアミバ>ジャギ様>ウイグル獄長>シン>サウザー
トキならアミバ>ウイグル獄長>サウザー>リュウガ>ラオウ
というカオスな序列になってしまうが、ラオウなら
フドウ>ジュウザ>レイ(中堅につき変化なし>>トキ>リュウケンとなる。
リュウケンは病に侵されているしトキも初戦の時期と解釈すればこの位置でも妥当。(というかトキモードのラオウと同じ感覚)
ジュウザも五車で唯一ラオウに気を吐いた猛者。フドウに至ってはラオウのトラウマになっている。五車星ファンは試してみよう。
そして『6【拳王】』においては後任の声優は同じくサミーのCR蒼天の拳で劉宗武を演じている玄田哲章氏となった。

「北斗神拳二千年の終焉の日!ぬぅわーはははははは!!」


AC版北斗の拳での性能


ゲーム中最高の体力気絶値、そして高い攻撃力を持つ重量級ファイター。
通常技はその巨躯に見合ったリーチを誇り、技の判定も全体的に強め。
JAは発生3Fと全キャラ中最速の発生を持つため優秀な空対空として機能し、
突進技「北斗羅裂拳」は、ラオウの技の中では発生が早めな上にゲージ増加率が異常に高く、
ユダのバニすら潰す異常な強判定飛び道具相殺効果を併せ持ち、反確も非常に少ないので便利。
また「北斗呑龍呼法」*6は各必殺技を強化し、コンボの始動や繋ぎを広く出来る。
呼法により「北斗天将雷撃」は非常に無敵の長い高性能の割り込み技となり、
「北斗羅裂拳」はヒット数増加によるゲージ回収力の向上&状況次第ではバスケ始動技となる。
更にほぼあらゆる技の硬直キャンセルして出せる、発生3Fアーマー付きの1ゲージ技「無想陰殺」や、「無想転生」「秘孔新血愁」などの究極奥義も優秀。

一方、 全ての技がガードさせて不利 なので、固めや崩しでのブースト依存度が高め。
また、原作の「おれに後退はない!あるのは前進勝利のみ!」という台詞を反映してか、
バックステップができず避け動作になるが、性能は悪い。あれ?聖帝はバックステップするのに。
飛び道具も「北斗剛掌波」しかなく、しかも地上版は発生・硬直が長いので遠距離戦は苦手。
機動力不足や体の大きさ、端を背負っていてもめくられる謎の現象、
更には 全キャラ中座高が最も高く、他キャラよりも低空ダッシュ攻撃が当たるのが早い ため、多くの低空中段へのガードが間に合わない。
曰く、「ラオウでガードするには 未来が見えないと無理 」、「そもそもラオウは ガードできないバグがある 」。
おまけにゲージや無想転生、呼法ストックがない状態では切り返し技がなく、固められたらほぼ詰む。
更に体力の高さから、相手のバスケでなかなか死ねない分、
余計にゲージ回収をさせてしまい、「 ラオウは防御力が高いのが弱点 」などと意味不明な事を言われる。

そんな弱点が目立った稼動初期にはジャギやマミヤを差し置いて最弱かと思われていたが、
敵と自分を地面に拘束し、相手を強制的に地上食らい状態にする必殺技「釵」から目押しで屈Aが繋がる事が判明。というか CPUがやってた
その後、AC北斗の拳における、一撃を使わない最古の即死コンボ(画面端を背負ってグレ→JC×5空釵から強化釵ループ×3→ブー地釵ループ×3→バニ→新血愁)や、
同じく一撃を使わない実用的な即死コンボ(G.X氏による生バニ始動→新血愁後ダウン追撃小足×7〆)と、その高いコンボ能力の研究が進んでいき、
更には全キャラに対して屈A~空中版「釵」へ繋ぐルートが発見され、そこから目押しで屈Aを繋いでというループコンボが発覚。
端での拘束時間減少及びヒット数が多い時にヒットバックが大きくなる仕様も、裏へ回り込んでの「釵」(通称「裏サイ」)で克服。

結果、 小技1発から永久可能 という究極の攻撃性能を持つ事に。
しかも、ここまでなら裏釵の相手キャラによっての難易度の高さもあり、まだマシだったのだが、
更なる新コンボの究明が続けられた結果、ラオウのコンボのヒット数の多さから、遂に 悪名高き「バスケ」を発見してしまう
加えて、嘗ての即死コンボでのダウン追撃小足連発が、マミヤによって移動ブーストで更に追撃数を稼いだ「百烈」として開発され、
これがバスケへの近道となり、様々なキャラがこれらのコンボレシピを取り入れたり、レイが「ドリブル」を発見したりで、次々と 世紀末バスケ部 に入部。
このあたりからクソゲーだった北斗の拳が、一周回り始め、神ゲーへの道を歩み始めた。 勿論、異論は認める。

当然、ラオウ自身も「トラベリング」を開発する等、より簡単で実戦的な即死コンボを開拓していき、
完全に全ての技・全ての状況から即死するとまではいかないものの、
発生5Fの2A、発生3FのJA(空対空)、2B・2D(下段)、6B(中段)、低ダJB(中段・裏周り)、JD(裏回り3段)等各種通常技は勿論、
ブーストゲージがあれば投げからも、オーラゲージがあれば無想陰殺も加えて…等、即死の始動技は非常に多く、 妥協しても小技1発から8割とか普通 そして蓄積
それ故相手は下手に動いて技に当たると即死するため、迂闊に動けない。
更にバニシング、グレイブが基本コンボに含まれるため、1コンボで即死は出来ずともはほぼ3個確定という星取り能力の高さもあり、
2R目には一撃を決めるチャンスもやってくる。
やたら長いコンボのおかげで、即死に失敗しても蓄積バグの恩恵を最高に受けられ、ゲージ依存度は高いがゲージ回収力も高い。
また、高い体力は、バスケが難しいキャラあまり狙わないキャラにとっては、1度も触れられずに複数回のコンボを決めていくか、
難しくてもバスケを狙わねばならないし、他のキャラでも結局はラオウの様にノーゲージでも即死コンボとはいかない為、なんだかんだで厄介な障害となる。
+ コンボ例
「北斗の拳攻略Wiki」より、ラオウのノーゲージ始動即死コンボ
屈A>屈B×1~3>遠D>バニシング>自動ブースト>遠D>北斗天将雷撃>手動ブースト>近C>屈C>低空ダッシュB>空釵>屈A>B>近C>バニ>自動ブースト>屈C>低空ダッシュブーストB>空釵>屈A×10>B>近C>バニ>ヒットストップ中にE(ここ重要。自動ブースト不可)>裏に回って低空釵>屈A×11>近D(1段目)>グレイヴ>前方ジャンプD(1ヒット)>空釵>屈A>B>近C>遠C>グレ>JA>空釵>屈A×14>B>遠D>ブースト釵>屈A×14>B>遠D>ブースト屈A×1~3>B>近C>ブースト釵>屈A×14>B>遠D>バニ>ヒットストップ中にE>屈C>ヒットストップキャンセル秘孔新血愁>秘孔新血愁

なお「釵」から屈Aへのつなぎ( 猶予およそ2F )が前述の目押しコンボ部分であり、即死させるには計5回、目押しを成功させなければならない。
この目押しの精度でラオウ使いとしての力量が決まるといっても過言ではなく、「 世紀末リズムアクションゲーム 」などと揶揄されることもしばしば。
時々原因不明の処理落ちを起こす ため、失敗時のフォローも重要。
上手くフォローできれば蓄積バグにより大量のゲージ回収が見込める。
また、遠Dからバニへの繋ぎも直接はキャンセルできない為、通常のキャンセルで屈Dを出しつつ出始めの数Fを空振りキャンセルする必要がある、
と書くとめちゃくちゃ難しそうだが 実際には2C+Dを連打するだけで問題なく繋がる 為ここは案外楽なポイント。
尚、上の例の即死コンボはゲージを全て消費する欠点があり( 即死コンボはそれが普通だが )、
ゲージ回収できる各種バスケルートが確立された現在は使われない。
ラオウのブーストゲージ量により、バスケの難易度は結構変わるがいずれも相当な練習が必要。
これらの要素により、
結果的にトキとは別の意味で原作離れしたキャラとなってしまった(一発でも当たれば相手は死ぬ、と言う意味では一周回って原作再現と言えなくもないが)。
「 拳王は決してひざなど地につかぬ~!!」とまで言った漢が片膝をついて小パンをペチペチ当て続ける姿を「 世紀末小パン王 」と嘆くファンも多いとか。
+ 参考・原作での拳王様
もっとも本来、ケンシロウとの激闘で傷付いた際、膝を突いたケンシロウに対し長兄としての意地を見せた台詞であって、
別に一切しゃがまないという意味ではない。実際原作では釵を使った際に膝をついている。
+ 実は16年前から
ゲームボーイの『北斗の拳 凄絶十番勝負』でも小パン・小足王だったことが発覚。
+ ジョイヤー!
原作において、病んでなお衰えぬトキの拳威に恐れをなしたラオウが放った技…それがジョイヤーである。
そんな部分は再現しなくていいのに、という気もするが。
一部の技、特にコンボで延々と使われる「釵」とバニシングで頻繁に発する、「ジョイヤー!」という独特の雄叫びは印象深い。
サウザーの「南斗爆星波」同様、アニメにはない声を聞きまくる事になる為、
ジョイヤーと言えばAC北斗のラオウ、AC北斗のラオウと言えばジョイヤーと言える。
彼の攻勢時に「ジョイヤー!」の声は絶えないし、守勢時でもガードキャンセルや北斗天将雷撃でジョイヤー!
+ 余談
SFC用格ゲー『北斗の拳6 激闘伝承拳 覇王への道』では、しゃがめない、いや しゃがまない
説明書にも「拳王はひざをつかないのでしゃがみはありません」などと書いてある
が、投げの無い本作では下段技が使えないとガードが崩せない為 画面端でガードされるだけで詰む
ちなみにこれはハート様も同様。彼の場合は単に想像を絶するデブだからであろう。
「原作を再現する」「ゲームバランスを整える」両方やらなくっちゃあならないのが製作者の辛いところである
尚、下段ガードはこのゲームには存在しない(つまり下段は全てガード不能)。
即死コンボのおかげで最弱から一時は4強の一角にまで上りつめたラオウだが、ここへきてゲーム中最低クラスの立ち回り性能や圧倒的に低い防御性能が災いして、
最新のダイヤグラムでは3強(トキ、レイ、ユダ)の1ランク下の位置か、
あるいは従来通りラオウを加えて4強と呼ぶがその4強内での末席の位置となった(特に3R制は後者にあたる)。
「何か刺されば即死」にも拘らず理論上最強ですらない事からも、本作の世紀末ぶりが伺える。
北斗は総じて酷い火力インフレ のため、他キャラも状況次第で永久・即死が出来る事や、一撃技の存在が原因であろう。
とはいえ、コンボ能力・火力と蓄積バグは紛れも無くゲーム中最強であり、
逆に言えば、ゲーム中最低クラスの立ち回り性能、防御性能でありながら、
火力インフレの北斗で火力のみを武器に四強に食い込んでいる ということである。
更に後者の蓄積バグに関して詳しく述べれば、
重ね小パン3発でラオウのブーストゲージMAXとか、遠立ちD一発で相手のガードゲージが8割飛んだとか、しゃがみD一発で相手がピヨったりとか
まさにバグと呼ぶに相応しい異常なレベルである。
相手からしてみれば、立ち回り最低レベルの癖に
、一発刺さっただけでそこから長い長いコンボが始まり、ラオウ側のコンボミスを祈りながら画面を眺める時間が続く。
その末に、祈り空しくコンボ完走で問答無用で大逆転即死、
あるいは即死が完走できなくても突然の補正切りやゲーム中最悪の蓄積バグが襲い掛かる。
なんだかんだでトキ、レイ、ユダと同様、この世紀末ゲーにおいて
対戦相手の心をへし折る能力を持っているラオウは間違いなく格ゲーレベルを逸脱している
事実、 3強を相手にするより嫌だ という人もいる位なので、対ラオウ戦のプレッシャーが如何程のものかは想像に難くないであろう。

主な使い手としては
  • 「ブルマ勢」の名で親しまれ、現プレイヤーの中では1、2を争う腕前を誇る青カラーのライブララオウ
  • 「志郎コンボ」の開発者で、引退した今でも最強ラオウ使いと称されるレジェンドプレイヤー、赤カラーの志郎ラオウ
  • 異様に高い目押し精度を誇る白カラーのこじゅラオウ
  • AC北斗稼動店が無いという環境においてなお凄まじい腕前を持つ秋田在住・黒カラーのジェフリーラオウ
  • 機械じみたコンボ精度とアドリブ力の高さに定評のある黒カラーのKAラオウ(レイ使いのK・Iとは別人)
などが有名。

+ 参考動画
極まったラオウ同士が戦うと……
小足入ってすぐ即死コン~狂気の拳王様~
テーレッテーが流れるまでが北斗です!
優勝してからが本当の戦い

+ CPU専用キャラ拳王について

「見せようぞ!世紀末覇者ラオウの拳!!」

アーケードモードでは、CPU専用ラオウ「 拳王 」が全員共通でラスボスとなる。
登場では凄まじい闘気をまとっており、性能も攻撃力、防御力、ゲージ上昇率が向上している他、ヘヴィーに出掛り無敵、グレイブに上半身無敵がつく。
原作のAIはコンボが優秀(防御やリバーサル行動が少々お粗末)で、
空中釵からの目押しはほぼ100%で、そのまま超必で〆てくる事も頻繁にある為その攻撃力はかなり高い。

何よりの特徴が 究極奥義版「北斗剛掌波」 。通称スーパー剛掌波。
地上で横方向に撃つ地上版と、空中に飛び上がってから斜め下に撃つ空中版がある。
どちらも通常ガードorオーラガードしても異常なまでにゲージが削られるトンデモ技。
特にガードランクの低いサウザーやマミヤはオーラガードしないと一瞬でガードクラッシュし、星もしっかり取られてしまう。

地上版は近距離だと暗転後にガードが間に合わないほど発生が早く、ダウン追撃も可能で、その威力はレイのチート超必「南斗凄気網波」も真っ青。
しかも出掛り完全無敵なので、通常ラオウと違い迂闊に攻め込むとえらい事に。
一応隙はあるが、画面中央では間合いが離れるので、ブーストが無ければガード後の反撃は困難。

空中版は地上で発動&暗転し暗転後に無敵状態で飛び上がって撃つ分発生は遅いが、威力が更に高く、
サウザー・マミヤが高難易度でこの技を食らうと 7割強消し飛ぶ
更に技後の硬直がまるで無くこの後は更に2段ジャンプや空中ダッシュ、攻撃、ガード等が可能。
相手によっては、画面中央で何か→バニ→空中スーパー剛掌波→ブーストして着地直前に空中釵→ジョイヤーペシペシなんて事も可能。
尚、この空中スーパー剛掌波の最中は、実は動かない移動ブーストが可能であり、ブーストゲージを無駄遣い出来る

この技の存在と、全体的に通常ラオウより攻撃力が高いお陰で比較的即死コンボが組み易い。〆は勿論地上スーパー剛掌波。
2ゲージあれば、相手画面端で秘孔新血愁→地上スーパー剛掌波もできるし、これは CPUが普通にやってくる
このゲーム自体、オーラゲージが溜まり易い上に、ラオウはゲージが非常に溜まり易いのでこれだけでも相当な強化である。

拳王戦ではBGM仕様が特殊で、最終ラウンドは「愛をとりもどせ!」になり(通常のタイム77秒で丁度1ループ)、
拳王が負けると敗北になるラウンドで一定条件を満たすと 完全無敵の復活 が始まる。
復活時には残り時間、無想転生カウント、呼法ストック、世紀末体力ゲージ、オーラゲージ、ブーストゲージが 全てMAXになる
そして流れるテーレッテー
「このラオウ、最早拳王の名は要らぬ!魔王と成りて、貴様を血の海に砕き沈めてやるわ!!」
激闘の末、見事超えてみせれば……

MUGENにおけるラオウ

MUGENに存在するラオウは以下の通り。
当初は他の北斗勢に遅れを取っていたが、現在は本体・AIともに数が増え、その凶~狂キャラぶりを遺憾なく発揮。
世紀末覇者のMUGEN界への進軍は着々と進んでいる。

+ ドロウィン氏製作の「ラオウ」

ドロウィン氏製作の「ラオウ」

現在はフリーティケットシアター終了によるリンク切れで入手不可。
最も古くから公開されていたラオウだが、原作とは異なる点も多い。
  • 効果音が『MELTY BLOOD』仕様
  • 全体的に動きが軽く、技の威力が低い
  • ガトリングルートや各種ダメージ補正根性値含む)が原作と異なる
  • 「北斗呑龍呼法」による通常技の強化が無い
  • アジリティーディフェンスおよびオーラガード未搭載
  • バスケ未搭載(ヒット数を稼げば高く浮くが、追撃は数発のみ)

ニート運送氏によりエフェクトなどが原作風になるパッチも作られており、
以下に紹介するAIパッチも現在はこれを当ててさらに上書きする方式を取っている。

J.J氏によるAIパッチが公開されており、1コンボ5~6割は当たり前。
だがAIの起動が遅く、攻め手や切り返しが乏しい、食らい判定がデカい、動きが鈍い、ガードが甘い等、
欠点が多く、身長や座高の低い相手、機動力や制圧力に長ける相手には滅法弱い。
要は、他ゲーの超高火力コンボが出来る事くらいしか長所が無く、しかも超高火力といっても原作のように即死へ直行するわけでもなく、
コンボを決めるまでが隙だらけなので、どの動画でもあまり働いてないように見えてしまうのは、この辺りが原因かも。
しかもAIは小パンからコンボに入ろうとするため、小パンが当たらない事にはどうしようもない。
更にその小パンを振る範囲設定が広すぎるのか、相手によってはかすりもしない小パンを振り続け、
相手もガードで固まったまま、ラオウは世紀末体力ゲージのためにじわじわ回復・そのままタイムアップという展開も。

当たらない!?(22:15より)
何かカッコいいGO☆SHO☆HA

+ Ataru氏製作の「ラオウ」

Ataru氏製作の「ラオウ」

ドロウィン氏製作のラオウを一から組み直し、原作再現を目指したラオウ。
各部の再現度は勿論の事、蓄積バグまでもが搭載されている。
ゲージ上昇関連や削りダメージなど若干未調整の部分も残っているが、原作プレイヤーにとっては最も馴染むラオウと思われる。

SAIKEI氏によるAIパッチが公開されている。
AIレベルをあげれば容赦なく永久を叩きこんでくるため、動画での使用には注意したい。
しかし小パンからのバスケがブーストゲージ次第で拝めることがある。
相手次第で150ヒットを超えることも。
+ AILv最大禁止アークオンリーシングルトーナメントネタバレ
ナテルオ氏AI搭載のゼクスミリアとベスト8で激突。
このミリア、FCDを完全フル活用して、打撃をガードされる=固めまくってガードバランス稼ぎ・打撃か投げかガーキャン等、
何か刺さる=ループコンボで気絶→一撃を容赦なく決めてくる今大会優勝候補だったが、
何故かラオウには空中コンボがキッチリ入らず、逆にラオウ側が即死コンボを叩き込む・原作ばりのガーキャン狩りから、
コンボを途中でミスしたものの大ダメージを奪う等、本家世紀末ゲーの意地を見せ、
運に恵まれた部分は大きかったが見事ミリアを下す。
最終結果は準優勝に甘んじたが、立ち回りの苦手なラオウがゼクスミリアを下すという、今大会屈指の大番狂わせを起こしてみせた。

+ 漆黒氏製作の「ラオウ」

漆黒氏製作の「ラオウ」

究極奥義版「北斗剛掌波」を搭載している他、所々アッパー調整されており、AC版の「拳王」に近い性能。
オーラガードと世紀末体力ゲージは未搭載だが、他の要素は揃っている。
ラオウの生命線である「釵」からの目押しが非常に簡単になっている*7ほか、
最大ゲージ量は3本だが、ゲージ技に1.5本消費するため事実上のゲージ量は2本。
7~10Pは攻撃力と防御力が向上、11Pは黒カラー、12Pは金カラーとなり、
12Pは究極奥義版「北斗剛掌波」で 星が全て吹き飛ぶ など非常に凶悪。
…たまにテーレッテーの代わりにオーモーイーガーが流れる事があるが。

ハートキー氏による外部AIも作られている。
「脱小パン王」を目指したというそのAIは、
「強さ」はもとより「魅せ」に特化し、まさに「俺に後退はない!」ラオウらしい豪快な動きを見せてくれる。欲望にまみれたりするが。
強さも尋常ではなく、火力は通常モードでは常に8~10割、強化モードなら 常に10割 になっている。
このため超反応による無想転生や無想陰殺での割り込みで10割、低空ダッシュやブーストを駆使した崩しから10割等、狂に食い込む実力を発揮している。
なお、MUGEN1.0では無想転生発動時にMUGENがフリーズする不具合があるが、簡単な記述追加で修正可能。
世紀末覇者拳王降臨
ハートキー氏AI。俺の剛拳、いつまで受けきれるかな?

E-FRY氏によるエフェクト改変パッチも作成されている。ブーストゲージや北斗七星ゲージ、そして打撃エフェクト等が高画質化されている。
原作アニメカラーが基本に設定されているが、通常カラーに手軽に変更できるdefファイルが同封されている。
音量が調節され、セリフが数カ所追加されたsndがセットになっている。一撃必殺技のBGMは「テーレッテー」と「廃墟の嵐」の2種。

yameteoke氏による魔法少女パッチも作られているが…
+ こんなの絶対おかしいよ

内容はカラーとボイス鹿目まどかになるというもの。
他の4人のパッチは、瞬間移動報われない愛、武器がという共通点があるが、
このパッチだけ共通点が見当たらな…いや、何でもない。
なお残念な事に、このパッチは現在は公開停止になっている。

+ 想いが…テーレッテーする大会【北斗の拳×戦国BASARA X】ネタバレ
長曾我部元親とタッグを組み、相手タッグにまとめてコンボを当てている最中に 相方が見事に空気を読んでしゃがみ待機し
逆に相方がコンボを当てている最中は 自分が空気を読んで待機、その後更に釵でコンボを繋ぐ 等の凄まじい良チームワークを発揮し、
ほぼ10割コンボや252HITを記録
最終的にはでのダイヤグラムトップのタッグを超え、見事優勝に輝いた。

+ 凶と狂の境界で台パンするシングルトーナメントネタバレ
アイドルである。
名前通り、凶と狂の境界に位置する自重を知らない世紀末勢によるランセレシングルマッチであり、台パンが起きて当然の試合展開が続く中、
この大会ではあまりにリスクの高い 欲望全快すぎる各種ぶっぱを連発したり 瀕死の相手に無駄に一撃を決めておいて結局負けたり
挑発を連発しまくってその隙に即死攻撃を喰らって負けたり 体力残り1ドットで負けそうだと思ったら一撃ぶっぱしてなんか勝ってたり 等、
一試合毎に何かしら視聴者を大いに破顔させる無茶苦茶な挙動を繰り返し、トキやレイ、常時塊天サウザーらが脱落していく中、
何故か北斗勢最後の一人として終盤まで残った 。当然視聴者達も、ランセレ戦とは言え なんで勝てるのかが解らない とコメを揃えている。
結局終盤で脱落したものの、そのあまりのインパクトとスベリ知らずっぷりから、視聴者達は彼を台パン界のアイドルと称した。
+ そして続く凶と狂の境界で台パンするシングルトーナメント2にも出場したが…

前大会と何にも変わっていなかった。

この大会は凍結となったもののリスペクト大会においても…。

やっぱり何にも変わっていなかった。


+ 都道府県対抗!全国一トーナメントネタバレ
修羅の国 と称される静岡県代表として参加。
予選第1戦をストレートで勝利するや彼の元に集った世紀末戦闘集団らの頂点に立つ大将として全国大会に赴く。
全国大会を全勝で勝ち上がりグループ首位で最終決戦に進出。
最終決戦においても拳王の名に恥じぬ戦いを見せつけ遂に予選から1Rも落とすことなくチームを優勝へと導いたのであった。
+ 傭兵&隠者たぶん前後ランセレタッグバトルネタバレ
英雄王ことギルガメッシュを相方に迎え 『王』 として参戦。
序盤は何度も挑発した挙句時間切れ負けして悔いてしまったりボスに2回も負けてしまうなど早々脱落危機を迎えるという最悪のスタートラインを切る。
問題の試合は16:58~
だがその後は逆に連勝街道をひた走り上述の動画の珍現象をやらかした相手との再戦にリベンジするなど盛り返し、最終パートまで生き延びた。
最後はアサギシオン 「銃系主人公」 2人相手にフルセットの末に勝利し見事優勝を勝ち取った。
終わってみれば最終戦績は11勝3敗、最終戦が猶予無効になったとはいえ猶予を1残すという(ボーナス獲得後敗北し帳消し、その後7連勝達成)
序盤の連敗がウソみたいな戦績でまさににふさわしい成績であった。

+ このようにどの大会でも大抵活躍する拳王様ではあるが残念な結果になった大会も少なからず存在する(名誉のため閲覧注意)
+ MUGEN祭 大盛りシングルトーナメントネタバレ
総勢3000名以上が集う大会にも出場した…、のはいいが初戦で抽選王の悪戯でホウオウと当たってしまったのが運の尽きであった。
コンボ殺しとして知られるジョイメカ勢相手にコンボが決まらず大苦戦。
1R目は勝利することが出来たものの結局最後は3ゲージの即死攻撃を受けてしまいまさかの 1回戦敗退 となってしまった。
余談だがこのホウオウはとけい氏製作のものであり、製作者は違えどジョイメカ勢は北斗勢の天敵として恐れられるようになった。
それは後に別のジョイメカと当たってしまった義理の弟が改めてその身をもって教えることになった。

+ 真お神杯凶下位~上位タッグバトルネタバレ
愛の拳を携えた愛乃はぁと 「愛と悲しみの拳」 というタッグを組んで出場。
相方がゲジマユという利点を生かして超破壊力で対戦相手を圧倒する超攻撃力タッグであった。
…のだが対戦相手に恵まれず連戦連敗街道をひた走り、大会中盤においてとうとう0勝3敗かつ1Rしか取れないままあっけなく敗退してしまった。

のだがこの大会には 敗者復活戦 システムがあり、0勝敗退タッグには戦いの前に ささやかな強化が施される システムがあった。
かくして新たな力を獲得し、門番である帰宅部長に圧勝して復活。大会でも最強クラスの実力で真・拳王伝説が始まろうとしていた(復活後も強化は引き継がれる)。
+ その結果は…
狂ランク入口の実力を手に入れ満をもって出撃したが、その復帰戦で未強化ながら 開幕から6連勝と当時無敗 を貫いていた強豪タッグ「鬼畜支援弓」と対戦する羽目になってしまう。
常時発生保障ストライカーに苦しめられ1R落とすやいなや、続くRでは相方が開始わずか5秒で秒殺。それでも必死にリザレクションで粘るも、体力回復後に一撃必殺を受けてしまい完敗。 結局強化復帰したにも関わらず1勝もできないまま大会完全敗退 となってしまったのである。
とはいえ大会後のおまけパートでサイクロッペスを秒殺するなど決して弱いタッグではなかったことは確かであった。

余談だがこの大会以降マミと対戦する度にリザレクション→一撃必殺で負けというパターンがしばし起こるようである。

2012年8月に数年ぶりの更新が行われた。
氏曰く「大部分の技が有利Fしかなかったので大幅修正」との事。
それと同時にスプライトも多数追加され、原作再現度が向上した。
あと一撃ヒット時やリザレクション時のBGMも色々増えた

+ バット氏製作の「ラオウ」

バット氏製作の「ラオウ」

漆黒氏のラオウを改変したもの。
AC北斗のシステムをほぼ全て撤廃、原作漫画のイメージで改変したラオウ。
技のモーションは尋常でなく遅いが、火力は非常に高い
具体的には 通常の立ちC・D生当てでおよそ2割、超必はいずれも5~6割吹っ飛ばしガードされても2割位減る
遅さを克服すべく前歩きや多くの技にハイパーアーマーガードポイントがあり、弾幕を浴びてものしのし歩く姿は圧巻。
また、通常・必殺技の殆どは一撃でガークラさせ、「天将奔烈」に至っては ガードされても吹っ飛ばす (ダメージは減る)。
技の隙が大きいためガークラ後に追撃できず、ガークラというよりは3D格闘でガード時に体勢が崩れかけるのに近いが、
タッグでは崩した敵を相方が攻撃できるため大きな戦力となる。
そして最大の特徴は しゃがみが無い 事。拳王は決してひざなど地につかぬ~!
しかし屈ガードは可能。釵や北斗羅裂拳などはゲージ使用の超必殺技になっている。
操作感は他のラオウと大きく異なるが、漫画のイメージを大事にする人にはオススメ。

元の格ゲーでのリーチはそのままにパワーが大幅アップしている為、中距離の刺し合いに滅法強い。
相手の攻撃をものともせず、逆にただの通常技で強烈にふっとばす姿はまさに原作のラオウ。
ただ通常技の打点が非常に高くしゃがむこともできないため、しゃがまれるとほとんどの通常技が当たらなくなる。
身長の低いキャラには立ち状態ですら近キック以外当たらず、近小パンに至っては立ち状態のカンフーマンにすら当たらない。
さらにパワーキャラの宿命か、いずれの技も大ぶりで隙が大きく、コンボゲー出身者などラッシュ力に長けたキャラとは非常に相性が悪い。
そのため、(北斗キャラはしゃがみ技が主力始動技なのが多いのもあって)北斗改変キャラなのに北斗キャラに弱いという奇妙なことになっている。
そもそも、単発威力は大きく上がっても、元々持っていたコンボ力は失っているため、いわば元ゲーより火力も機動力も落ちてしまっているのである。
総じて至近距離の戦いは不得手といえ、どちらかといえばプレイヤーキャラクターというより大型ボスキャラクターに近い性能になっている。

更に、ケンシロウの「北斗百裂拳」やレイの「飛翔白麗」を食らうと、北斗ファン必見の熱い演出が炸裂する。
当てた際の両者の残ライフ量で勝敗が決まり、体力でリードされているとレイ側は一撃当てて逆転勝利と思ったのに負けるという悲惨な展開になる。
尚、ドロウィン氏のケンシロウにモヒカン氏のAIを搭載した場合はこれも対応しない模様。
また、レイの方は登り部分から当てる様にする事。下りだけ当てたら 普通に死ぬ ので注意。

2010年に公開先がInfoseekの無料HPサービス終了で閉鎖されたが、現在はなだげつ氏のSkyDriveで代理公開中。

カッ昏倒氏のAIパッチが存在する。
AIとのプレイヤー対戦&一部演出の紹介動画

+ なだげつ氏製作の「世紀末覇者」

なだげつ氏製作の「世紀末覇者」

サウザー・ジャギに次いで作られたお覇王改変の、黒王号に乗ったまま戦うラオウ。
のりものには珍しく移動時に脚が動く。
とかきめぇ丸とかでっていうをバイト飛び道具にする。
判定も特殊で大抵のキャラでは太刀打ちできない。馬上の不利?何それ?
まぁ黒王号は 一部から拳王配下最強とかいわれる始末 なので何も問題は無い。

+ ガンヴァ氏製作の「ラオウ」

ガンヴァ氏製作の「ラオウ」


ジャンプアルティメットスターズ』のラオウを意識して作られており、
エフェクトの変更、原作システムの撤廃が行われており、技も方向キーの必殺技はBボタンのみでの必殺技を事前使用する事でパワーアップ、
超必殺技はカウンター後暫く無敵になる無想転生、本来の究極奥義版北斗剛掌波のような真・天将奔烈等になっている。
デフォでガード率を調整可能なAIが搭載されている。謎ジャム対応。

+ way-oh氏製作の「ラオウ」
トキに続くエヌアイン完全世界風仕様。
全体的に動作が重たく、パワフルな動きだがコンボは意外とやりやすい。
釵は空中投げで、相手を拘束しない。そのため自分の足だけ貫くことに
また無想転生がAC版のような当身移動ではなく、効果時間中何度でも使用可能な突進攻撃技になっている
確かにPSP版『天の覇王』でケンシロウが使ったのは移動攻撃技だったが……。
それだけでも珍しいが、移動速度がかなりのものな上にヒット時の相手の硬直が長いため普通に相手を拾える。
残像を残しながら往復するラオウはなかなかシュール。
さらに、完全神殺には北斗轟天衝を搭載している。動作終了後に服が再生するのはツッコまない。

AIは未搭載。
[最近杯] 強キャラ チーム対抗 ポイントサバイバルにてAIが戦う姿が確認出来るが、詳細は不明。

+ 雑魚氏製作の「世紀鬱覇者ラオウ」

雑魚氏製作の「世紀鬱覇者ラオウ」

漆黒氏のラオウを改変したもの。
全カラーが改変元の12Pと同等の性能を持つので攻撃性能は紛れもなく狂クラスである。
このラオウの最大の特徴はラウンドコール開始前であろうとどんな状況下でも「わが生涯に一片の悔い無し !」で自殺してしまう点である。
この仕様のためか並キャラ相手でも負けてしまうことがあり下手したらしんのゆうしゃにすら負けてしまう場合もある。
ちなみに一撃はガード不能・ほぼ全画面・超ヒットする仕様で、氏曰く「別に凶悪ではない」とのこと。
また北斗滅天把や北斗剛掌波は味方殺し技となっている。
釵、北斗剛掌波、北斗滅天把、「わが生涯に一片の悔い無し !」に低確率でステ抜けし、ステ抜けで行動を制御しているので、AIは入ってない。
AIがないのでコンボに気にせず気まぐれな行動するがそれでも本気を出せば狂上位をも葬る実力を持つ。
設定で「わが生涯に一片の悔い無し !」に攻撃判定を付加することもできるが、こちらも味方殺し技
+ 狂クラス 激闘以上殺戮未満 シングル大会 【狂中位・下位】ネタバレ
開幕戦から速攻自爆やらフリーダムな限りを尽くし暴れまわるも結局最後は自爆で敗退。
その後行われた敗者復活戦で自爆復帰イントロを引いてしまい敗退してしまったHIGEと対決するハメになってしまう。
1R目は相手が自爆イントロで自爆し自身もラウンドコール前に「わが生涯に一片の悔い無し!」で自殺。
この試合開始前DKO展開は視聴者の腹筋を破壊せざるを得なかった
2R目はHIGEがイントロなしで開始するも自身は結局「悔いて」自殺してしまった。
試合には負けたものの結果的には笑いという点ではMUGEN屈指のカオス度を誇るHIGEに勝利する結果となった。


他にais氏によって北斗2体目の神キャラ「神ラオウ」が存在。
大魔法が似合わないと評判である

ラオウまとめ

+ ストーリー動画での扱い
北斗キャラの例に漏れず、やはり主人公の目上の立場がよく見られる。
キャラクター付けは、初期の凶悪な支配者ではなく、終盤の愛深き武人である事が多い。
例えば原作準拠系では、正々堂々激突してきた相手を強敵(とも)と認め、再戦を望んだその心は紛れもなく終盤のラオウならではといえるし、
こちらの動画では 他の北斗の兄弟達との揺ぎ無い信頼関係と協力の甲斐あって天を握る という、
終盤のラオウの性格であればこそ考えられる、北斗の拳の世界のもう一つの可能性が描かれているといえる。
その一方で、原作崩壊系では愛が深すぎてブラコン気味だったり、
現在唯一の主役動画では 完全に子煩悩 で、男友達 戦闘画面にすらさせずに問答無用でフルボッコし、うp主まで仕留める始末
だがこれらの場合は決して変態化しているわけではなく、ストーリー動画では総じて常識人側にいる事が多い。
むしろ 変態どもを制裁する立場に居る ことも。
弟達が、ケンシロウのロリコンネタ、ジャギの原作準拠の小悪党ぶり、そしてトキのアミバ病ネタと、それぞれ鉄板化したネタを持っているため、
兄弟内に常識人を用意しようとする際には、特に変態的なネタの無いラオウに白羽の矢が立つのであろう。

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
凍結
更新停止中
削除済み
非表示

世紀末覇者
神ラオウ(拳王)
世紀鬱覇者ラオウ


出演スト-リー

+ 一覧
A・B・C(夢はジャニーズ)
Devil Maid Cry(食王)
Drえーりん診療所
Freedom Wind
KING OF FIGHTERS X
I can`t back to the yesterday
Infinite Drift ~荒野を渡る疾風
MUGEN LIFE
MUGEN STORIES INFINITY
MUGNE ON STAGE
Nの日常
R&Yの①日(神主)
Timekeepers
Transfer Avengers
WME RAW+SMACKDOWN
アリスさん姉妹(綺麗なラオウ)
アリスとラオウ 主人公 ・世紀末パパ拳王)
居酒屋mugen
ウサギの大冒険
黄金の世界
風と星の夜話(回想のみ)
家電量販店DIODIO
カンフー美鈴の修行
鬼神無双!
金髪と蛇~Blondie&Snake~(世界の統治者・原作風のラオウ)
くろおん!~世紀末の一存~(世紀末学園校長)
こんな緋想天は嫌だ
魂魄セカンドライフ
サウザーの拳
志貴と無限市物語(料理ができるラオウ)
ジャギ学熱血青春日記
ジョブチェンジ!(主人公一行の担任)
ストライダーは日常を馳せる
世紀末MUGEN伝説(原作風のラオウ)
戦国無限
血が嫌いな吸血鬼
積みまっくす!(先王)
ディオ・ブランドーは落ち着けない
道具屋の異世界日誌
となりのむかいさん 動物愛護協会会長
中の国
春香さんの学園天国!(主人公の アイドルプロデューサー
風天のクァンド
楓流メイフィールド(主人公の妹のクラス担任)
フランちゃんとなぞのロボット(悪レスラー)
ブロリーとMUGEN町の人々
暴君の日常(まオウ)
北斗六兄妹(六兄妹最年長、天を握っちゃったラオウ)
~ミハエル喫茶店にようこそ~
無限を馳せる者
モララー社長(拳ちゃん)
リュウといっしょ

関連項目

北斗羅裂拳 秘孔新血愁 無想転生 天将奔烈 北斗滅天把 ゼウス

「俺に後退は無い!あるのは前進勝利のみ!!」


おすすめコンボ

+ ドロウィン氏作のラオウの場合
レシピ 備考
釵→2X×n→2A→近Y→グレイヴ→空Y→釵→2X×n→… いわゆる釵ループの基本形。釵からの目押しを極めるべし。星1~3。
2X×1~4→遠B→ブーグレ→空Y×4→空A→空B(1HIT)→釵→2X→2A→近Y→近B(2HIT)→グレイヴ→低空釵→2X×12→2A→遠B→バニ→ブースト→秘孔新血愁 低ダが苦手な人でもできる、6~7割コンボ。星2。
2A×1~3→近Y→北斗羅裂拳→秘孔新血愁 バニがスカったり、釵コンボが安定しない相手向け。
バニ→自動ブースト→近Y→屈Y→グレ→空中剛掌波→ブーストで裏周り→屈Y→低空釵→2X→2A×n→近Y→グレ→空X→空釵→2X→2A×n→近Y→グレ→低空釵→(2X×n→2A→遠B→ブー釵)×n→2X→2A→屈B→秘孔新血愁 2Aはコンボ補正がかかりにくいので、途中までは2Xよりこちらを使おう。
バニ→自動ブースト→(近Y→グレ→空中剛掌波)×1~2→(空A→空中剛掌波)×1~3→ダッシュ遠B→北斗剛掌波 目押しのいらないバニコン。
…→釵(→2X×9→近Y→地上釵)×n 永久(?)コンボ 。少しずつ移動はする。汎用性は高いと思われるが、補正で死なない可能性がある。目押しが何度も必要なので難易度は高い。星1~3。
(→2X×1~2→近Y→地上釵)×n 画面端限定。上記のループが入るキャラならほぼ入る。始動によるが星1~3。
+ どーしても目押しが安定しない!という人は…
ドロウィン氏が 釵ヒット後スタートボタン押しっぱなしでXを自動で最速連打する ように機能を追加した。
まずはコレで目押しのタイミングを知り、徐々に自分で目押しできるようになろう。
+ スレ有志による裏サイ講座
886 名前: no name :2008/10/18(土) 16:03:37 ID:14Ce/CnU
やたー!糞ムズいけどMUGENで裏サイに近いものできたよー KFM相手に実験済み
バニ>自動ブースト>グレ>手動ブースト>B(近弱Kの事) 上手く当たってたらこれで裏回るから
後はジャンプして超最速低空サイで完成 サイが死ぬほど難しい

細かく書くとグレイブは相手の壁バウンドのエフェクトでた瞬間に出す感じで、その後の手動ブースト>B(近弱K)はほぼ同時にボタン押す感じでやると上手くいきやすい。
低空サイはジャンプしてからの猶予時間がほとんどないです

13 名前:no name[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 20:45:15 ID:BTDgMa9+
前スレ>>886
裏サイできたぞー
バニ→自動ブースト→近Y→グレ→手動ブースト→なんかしながらサイ
で出来た
+ 漆黒氏作のラオウの場合
レシピ 備考
2弱P×2→2弱K×1~2→遠強K→北斗羅裂拳 基本コンボ。北斗羅裂拳で一気にオーラとブーストをためて次に備える。星0~1。
2弱P×2→2弱K×1~2→遠強K→北斗羅裂拳→無想陰殺→J弱K→釵→2弱P×15→近弱K→近強P→バニシング 応用コンボ。無想陰殺からのつなぎが少し難しい。バニシング後はブーストで追いかけても良いし、無想転生や北斗呑龍呼法で次に備えても良い。星1~2。
2弱P×2→2弱K×1~2→遠強K→ブースト(→近強P)→グレイヴ→J強P×2~3→釵→2弱P×15→近弱K→近強P→バニシング 同上。ブーストからのグレイヴは最速で。星2~3。
2弱P×2→2弱K×1~2→遠強K→バニシング→自動ブースト(→グレイヴ→低空北斗剛掌波→ブースト)→近強P→2強P→低空釵→2弱P×7→近弱K→近強P→遠強P→近強K→グレイヴ→J強P×2~3→釵→2弱P×12→近弱K→近強P→バニシング→自動ブースト→秘孔新血愁 長さと難易度に見合ったダメージが期待できるが、相手の大きさによって工夫が必要。星3。
踵落とし→ブースト(→近強P)→グレイヴ→J強P×2~3→釵→2弱P×15→近弱K→近強P→バニシング 中段始動。星2。
踵落とし→無想陰殺→J弱K→釵→2弱P×15→近弱K→近強P→バニシング 同上。星1。
2弱K→近強P→遠強K→バニシング→ブースト→近強P→遠強P→グレイヴ→北斗剛掌波→ブースト→近強P→2強P→J強P×2→着地→J強P→着地→J強P→釵→2弱P×7→2弱K→近強P→遠強P→近強D(2HIT)→グレイヴ→J強P×5→釵→2弱P×16→近弱K×3→遠強D→移動ブースト釵→2弱P×8→近弱K→近強P→バニシング→ブースト→裏釵→2弱P×16→近弱K×3→遠強D→移動ブースト釵→2弱P×16 画面端まで追いつめたら、バニシングから裏釵を決めることで、再び釵ループに持ち込める。入力方法は動画の場合、2147→HJ→Dと入力して成功している。裏回った後の方向で入力しても成立することがあるらしい。ちなみに、ちびキャラには決まらない。

*1
本人曰く、''「驕るなサウザー! 貴様の体の謎はトキが知っておるわ!」''。
全国の読者から 「お前は知らんのか!」 とツッコミを受けた迷台詞である。まぁ、だからこそ決闘を避けていたのだが。
『ラオウ外伝 天の覇王』では過去に対決していた事になり、体の謎が解けず一度は負けたケンシロウに対し、
解けずとも闘気で大ダメージを与え互いにボロボロになり引き分け、その際に停戦協定を結んだ、という事になっている。
秘孔が通じずとも引き分けに持ち込めたのだから、剛の拳の実力と北斗の長兄・拳王の誇りは守られたと言えよう。
なおAC版のサウザー戦イントロでは「貴様の体の謎などとうに知っておるわ!」に変えられている(トキがバラした?)。
…はずなのだが、サウザーに敗北した時のセリフは「貴様の体の謎がわからぬ…」。 どっちだ 。(トキが騙した?)
*2
獄長ウイグルによって支配される、鬼と呼ばれた凶悪犯たちが哭いて出獄を乞う「鬼の哭く街」。
ラオウが捕らえさせた拳法家を収容し、その拳法の真髄を白状させて己の物とするための施設で、
その為には家族の命を盾に脅したり騙す様な手口も使い、妻子共々獄中死した事例も。
「生まれて初めて女を手にかけたわ!」とはいうが、間接的には女子供も殺している事になる。
強敵と戦いその拳を「奥義・水影心」で身に付けるケンシロウに対し、ラオウはこの点で一歩劣っているという見方もある(水影心の方が後の登場だが)。
『ラオウ外伝』では、「戦乱の世においていつ失われるやも分からない数多くの拳法を、
あらゆる流派の奥義を一つの書物『ラオウ拳譜』に纏め後世に語り継ぐ事で、失わせずにすませる為」という独自解釈でフォローされている。
*3
他にも燃え滾る炎の中に両手を突っ込み、中の岩を握り潰し、
「燃えさかる炎もこの完璧なる肉体をやくことはできぬ!!わが肉体は無類無敵!!」
なんて事もやっており、
更にその前には、全身を自らの炎で包みラオウと玉砕しようとした漢がいたが、 ラオウも黒王号もまったくの無傷だった
もしこんな炎耐性まで原作再現されていたら、 ジャギの一撃必殺やドラム缶などが効かなくなるところだった
せめてマッチ投げくらいは効かなくてもよかったんじゃないだろうか。
*4
しばしばラオウは伝承者となった後のケンシロウを倒せていないとされ…というか、確かに倒した事は無い。
実際に作中で伝承者となった後のケンシロウを戦闘不能に追い込んだのはシン・サウザー・カイオウの3人だが、
しかし無想転生すら真正面から打ち破ってきたカイオウはともかく、
他の2戦に関しては、ケンシロウがそこまで闘いを望んでいなかった、且つ、二人の闘志に相手の命を奪う程か否かの差があったシン戦、
体の謎さえなければ、ケンシロウが勝っていた(拳の勝負では貴様が勝った)とサウザー本人が認めていたサウザー戦と、
まだケンシロウの完全敗北というには足りない点が在り、そして3人とも、再戦では云わば追い詰められていくような負け方だった。
それに対し、この時のラオウはレイを殺し(レイが目覚めた時のケンシロウの反応から、レイは既に事切れたと思っていたようである)、
ケンシロウの怒りを買い、更に馬上というハンデを与えつつも、実際にはこのようにケンシロウを殺しかけているのである。
ジュウザ戦後のケンシロウとの戦いでは無想転生に恐怖を抱きこそしたが、直後に初めて自らの死を覚悟して戦いに望もうとしていたし、
最終決戦においても最期までケンシロウと互角に闘ってみせたラオウは紛れも無く「 ケンシロウ最大の強敵 」だったのである。やっぱり(原作者の)愛だよね!
*5
出典は、週刊少年ジャンプ特別編集『北斗の拳 SPECIAL』の原作者インタビュー。
このムック本、シンの流派を南斗孤鷲拳と明記した最初の書籍だったりと資料価値が高く、ファン必読。
ユリアが母親だとするとどうしてもレ○プという事になってしまうので、
原哲夫先生と担当編集の堀江信彦氏が猛反対し、結局作中では明確にされていない。そりゃそうだ。
ケンシロウによればラオウはリュウを忘れる事も捨てる事も出来ない己の弱さと戦っていたらしく、
ラオウ生前にリュウが生まれていた事が解るため、ユリア母親説は時系列的にありえないという指摘も多い。
当時のジャンプに後付矛盾設定なんか日常茶飯事だが
*6
各ゲージが少し溜まり、「呼法ストック」を1つ溜める構え技。
3つまでストック可能で、呼法ストックを1つ消費する事で、
次に出す一部の必殺技の各能力を上げた強化版にしたり、一部の強攻撃を溜める事でガード不可にできる。
呼法ストックは時間では減らず、これで強化された技を出した場合にその時点でストックを1つ消費する。
溜めが必要な通常技はともかく、必殺技は強制的に強化版となる。
元ネタはケンシロウの「転龍呼吸法」と思われるが、本作には無い。
*7
釵ヒット時の相手の仰け反り時間が長めに設定されており、近弱Kや屈弱K、近立強Kへ繋げる事も可能。

「北斗神拳には二指真空把がある!! 撃った矢が自分に返ってくるぞ!!」

「え!?」「なに!!」

「俺もトキも同じく目指した、バイクのエンジン音…」

「認めぬ!ましてや俺は北斗の長兄!!」