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ルーズソックス【隠れ蓑みたいな】

今、女子高生に欠かせないアイテムといえばルーズソックス。全国的に学校では禁止されているものの、いかに先生の目をごまかしてルーズソックスをはくかが女子高生の生きる道になっている。ちなみにルーズソックスといえばアメリカのメーカー、E・G・スミスがダントツ人気で、縦に何本も入っているゴムを適当に切って、自分だけのたるみ感を出すことがポイント(以上プチセブン編集部からの情報)。さて、この女子高生のシンボルともいえるルーズソックスをCHAGEやASKAはいったいどう思っているのだろうか?
「ファッションのひとつとして、うまいって思うよ。決していいなあとは思わないけど、おもしろいって思うかな」(CHAGE)
「脚の太さをカバーするっていう意味合いがあるんでしょう? 太く見せといて、実際の太さをごまかしてしまうっていうね」(ASKA)
見識はそれぞれだが、だからなんなんだっていうのも彼らの意見。
「ところで北海道では雪の日にキャハンをはいていたんだけど、ルーズソックスはそれに通じるものがある」(ASKA)
流行り物をばっさりぶった切ってしまう、ASKAの威力ある新説でした。

♪ルアラ~ルアラ~【苦労もある】

「♪テュルテュルテュル~ああ、プリムローズヒール」(『Primrose Hill』)とか「♪パーパラルラパッパ~パーパラルラ~」(『ONE』)とか、言葉にならない言葉を並べてメロディーに乗せることをスキャットという。歌っている側は口ざわりがよく、聴いている側は耳ざわりがいいのが特徴で、スキャットは歌というよりも、ひとつの楽器としてとらえるべきものなのである。また、歌を不思議な世界へと誘ってくれる効果も絶大。他にもCHAGE&ASKAはいろいろなスキャットがあるが、不思議とくればこれだといえるのが「♪ルアラ~ルアラ~」の『熱風』。「呪文のような雰囲気を出したかった」という作者ASKAの言葉どおり、当時はこの斬新なスキャットが話題になったものだ。ただ、上でハモっているCHAGEは「レコーディングのときものすごく苦しかった」という記憶しか残っていない。

ルカ【名曲】

今から約12年程前、スザンヌ・ベガというヨーロッパ出身のアーティストが歌った『ルカ』という歌があった。「I am a LUKA」ではじまるこの歌の歌詞は、当時社会問題になっていた幼児虐待がテーマになっていて、虐待されているルカ少年の心情が切々と綴られていた。見事グラミー賞にも輝いた名曲であったが、当時この歌に衝撃を受けていたのがASKA。「ストーリー仕立てになっている歌詞が当時としては新鮮だったし、虐待される子供の視点をテーマにしてしまうところがすごいと思った」(ASKA)。よかったら、みなさんも聞いてみてくださいね。

留守電【芸のひとつ】

せっかく電話をしたのに、相手は留守で留守電が作動した。こういうとき、あなたはスムースにメッセージを吹き込むことができますか? CHAGE、ASKAを含め、CHAGE&ASKAのスタッフはさすが音楽業界の人間で、録音することにそんなに抵抗を感じないのか、器械相手に話をしているとは思えないような流暢な話し方でメッセージを吹き込むことができる。なかでも評判なのがCHAGE。「もしもしー? CHAGEですー。元気ー? 今、どこに行ってんのー?」なんて、まるでラジオのしゃべりのよう。メッセージの最後に必ずおちをつけてくれるのもCHAGEの楽しい性。一方ASKAもさすがで、「ASKAでーす。待たせたねー」なんて、まるでコンサートのしゃべりのよう。また、ASKAの留守電メッセージに関しては、すでに伝説となっているエピソードもある。あるとき、とても緊急な用事があって、それをすぐに伝えたかったASKAは、相手の留守電に延々10分もメッセージを吹き込んでしまった。聞くほうも大変だったと思われるが、器械に向かって延々としゃべれるASKAは、それはそれで芸の域に達しているのではないだろっか。

留守番【秘密のかほり】

CHAGEは子供の頃から留守番が好きだった。「留守番頼むね」なんて母親に言われると、ちょっと淋しそうな顔をして、その実心の中はわくわくだった。理由はテレビ見放題、おやつ食い放題、友達呼んで遊び放題だから。大人になって留守をする側になった今だが、ときにはあの解放感に浸りたいときだってある。そういうときは誰もいない会社にやってきて、「おれが会社を守るから」という大義名分のもとひとりで何やらこそこそしているらしい。

ルパン三世【CHAGEルパン説】

『On Your Mark』でアニメを制作してくださった宮崎 駿先生。宮崎先生で思い浮かぶのが、『アルプスの少女ハイジ』『となりのトトロ』など、あの愛らしいキャラクターの数々だが、『On Your Mark』のアニメ製作のとき、『ルパン三世』も彼の製作であることを知ったCHAGEとASKA。その作風の広さに驚いたものだった。しかし、よく考えてみると、『On Your Mark』で使われたCHAGEとASKAのキャラは、確かに『ルパン三世』のキャラを彷彿とさせる。とくにCHAGEキャラの立ち居振舞いや歩き方はルパンのイメージそのものだなんて、しみじみと思うASKA。実際のCHAGEとルパンの共通点は皆無なのにね。

ルル三錠【季節はずれだけどね】

冬になると風邪薬のコマーシャルがブラウン管を賑わす。過当競争に負けじと、どの製薬会社も手を変え品を変え印象的なコマーシャルを打ち出してくるが、ASKAを「やっぱりこれにかなうものはない」とまで言わしめてしまう強烈なアピールをしてくれたのが『ルル』のコマーシャルである。「♪くしゃーみ三回、ルル三錠っていうキャッチコピーは、僕らの年代に強いインパクトとして残っているよね。風邪をひくと、ルル三錠飲まなくちゃって思うもん」(ASKA)。人々の心に残るキャッチーなコピー。風邪薬とはいえ、ものを作る人間として敏感に反応してしまうのもASKAならでは。ところで現在、風邪薬は一回一錠が主だが、ルルはこのキャッチコピーを忠実に守るが如く、今でも三錠。このへんのこだわりもいけてるぞ、三共株式会社。

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最終更新:2025年06月23日 22:27