ASKA side
【リアルキャスト】↴
【となり組】「子供の頃、地域ごとに"となり組"と称したグループがありました。定期的に寄り合いがあって、氏子さんと呼ばれる寄り合いの中心的な人が、お宮の木を切るか切らないかとか、公園のベンチのペンキの塗り直しをいつするかなどの議題を出して、町の大事なことが決められていました。それを見ていて、僕も大人になったら寄り合いに出て、大事なことを決めていくんだって思いながら、子供は子供で集まって、寄り合いのまねごとみたいなこともしてました。"となり組"では運動会だってあったし、お祭りだってあった。今は子供の数もグッと減っているし、僕が住んでいる東京ではこんなふうなご近所づきあいはありません。ちょっと淋しい気がしますね」。
【みなみらんぼう】『SAY YES』が大ヒットしたとき、レコード会社のスタッフからよく言われていたのが「たいやきの尻尾が見えた」。それは同じレコード会社からリリースされた『およげ! たいやき君』の、驚異的な売り上げに迫る勢いであることを比喩しての言葉だった。『およげ! たいやき君』と言えば、今でも語り継がれている伝説的な話がある。ボーカルの子門真人さんは印税契約を結んでいなくて、1曲分のギャラ契約。反してB面曲の「一本でもにんじん」を作ったみなみさんは印税契約。そして誰もが思わなかった爆発的な大ヒット。レコード大賞までとって子門さんの知名度はがぜんアップしたものの、何が化けるかわからない音楽業界の明暗を分けた象徴的なエピソードである。これを聞いたとき、呆気にとられたのはASKAだけではなかった。
【うんとこどっこいしょ】「ちょっとこの荷物持ってくれない? はいよー、うんとこどっこいしょってさ、こんな具合に使うけど、"どっこいしょ"はわかるんだよ。その前の"うんとこ"っていったいなに?」。CHAGEみたいなことを言ってるASKA。誰か"うんとこ"の語源を知っている方がいたらご一報を。
【ヨーグルト】「ヨーグルトは好きでよく食べる。とくにグリコのBigヨーグルトが好き。1日1個は必ず食べてます」。
【登校拒否】社会現象にもなっている登校拒否という言葉。ASKAが小学生のときでも、もちろん登校拒否の生徒が1学年にひとりはいたものだ。ただいじめによる登校拒否が横行している今と違い、当時の原因は「学校が嫌い」「勉強がイヤ」という、いたってシンプルなもの。あるとき、宮崎少年のクラスでも登校拒否児が出た。なぜか宮崎少年は先生から指名され、毎朝その生徒の家に迎えに行くことに。朝早くに家に行き、こたつに入ってちょっとおしゃべりする。するとなんとなく「ちょっと行ってみようか」という気になるらしく、ASKAとともに登校。こんなふうにクラスの誰かが温かく迎えに行けば、なんとなく解決されてしまうような時代でもあった。
CHAGE side
【ジープ】↴
【プリン】「これじゃあ、終わっちゃうじゃねえか」。気を取り直してもう一度。
【プリンセス】「あの事故は本当にショックだった。人間のはかなさを改めて思わされました」
【すだち】料理の香りづけに使われる柑橘系の果物。「実はすだちと柚子の違いがわからないんだよ」。食通のCHAGEでさえもわからないなんて、すだちと柚子はなんて罪。せめて還暦を迎えるまでには、すだちと柚子の違いがわかる男になりたいと目標を立てている。ちなみに還暦までの課題としてもうひとつ。それはヒヨコのオスメスの見分け方。まあ、還暦を迎えるまでは相当年月もあるので、せいぜいがんばってくだされ。
【ち○ぽ】ほらね。出た。【すだち】の【ち】がきてこれだもの。「○んたま」などの、この手の言葉は世の中の禁句であるはずなんだけど、CHAGEはこうやってなんの抵抗もなくサラリと禁句を口にする。女性スタッフもすっかり慣れてしまっていて、CHAGEの言葉に頬を染めるなんていうおくゆかしい人は皆無。これでいいんだろっか?「コソコソと禁句にするからいけないんだよ。こういう言葉はみんなで使えば、世の中もっと明るくなるんだって。ほら、これを読んでるきみも大きな声で言ってごらん」。言わなくていいですからね。
【ぽりぽり】「ぽりぽりと聞いて、きみはどういう動作を想像しますか? 頭? 腕? 僕の場合はね、ケツをかくときの擬音語がぽりぽりなんだなあ。ものすごくかゆいときは、ぼぉりぼぉりと力強くなります。いわゆる「ぽ」の変形活用ですね」。
【リカ】「昔、六本木にいたなあ」。
【会議】「リアルキャストは本当に会議が長い。イライラするから煙草とコーヒーの量は増える一方だし、会社はおれを殺す気でいるのか? で、提案。会議を立ってやるっていうのはどう? 座ってやるから会議は長引くんだよ。だから次から会議は男子トイレのように、みんなで並んでやろう。なっ?」。誰に言っているのかわからないが、CHAGEのこの言葉にうなずいた者はひとりもいない。
【義理人情】自分のペースを乱されるのが嫌いなB型は、面倒くさいことに首を突っ込みたくないと言われる。CHAGEもしかり。普段から、人の相談なんて絶対に受けないと豪語している。そのわりにはけっこう人のことを心配していて、「彼女とうまくいってるのか?」とか「人間関係は大丈夫か?」なんてスタッフを気づかい、結局相談にのっていたり。「おれってけっこう義理人情に厚い人間かもしんないね」。
【う○こ】ほらね、また出た。【義理人情】の【う】がきてこれだもの。【ち○ぽ】といいこれといい、小学生じゃないんだからさあ、もうやめてよって言いたいよね。「ばかだなあ。人間にとっていちばん大事なものだよ。村田なんて1日に3回はするものなんだよ。もっとはっきりと口にしてあげようよ」。口になんてしたくない。
最終更新:2025年06月23日 22:53