うがい【ガラガラガラ、ペッ】
喉が命という職業柄、朝晩のうがいは欠かさないCHAGEとASKA。イソジン、コルゲンなどのうがい薬をコップに入れて、ガラガラガラ、ペッとやっている。
小学生の頃、担任の浜崎先生から「上手なうがいの仕方」を教わったASKA。今でもその方法を忘れずに実践していて「さあ、それだけ喉の奥までうがいできるかなー」と言う浜崎先生の言葉を思い出しながらうがいをしている。ちなみにASKAのそのうがい法はやたらと音が大きく、ホテルでは隣の部屋までうがい音が響きわたる。うがい音はASKAの起床と消灯の目安にもなっていて、スタッフはうがい音を頼りにASKAの生活サイクルを確かめていたりする。
ASKAと違ってうがいが苦手なのがCHAGE。喉の奥でうがいをすれば、必ず「オエッ」となって目には涙がいっぱい。二日酔いでうがいをすればゲロを吐くし、吐けば喉に負担がかかるからいつも以上にうがいをしなければいけないし。もう、CHAGEにとってうがいは朝晩の拷問でしかない。今日もCHAGEは涙をため、オエッと喉を鳴らしながらうがいに耐えているのであった。
宇佐元恭一【大型新人】
TUG OF C&Aではすっかりお馴染みになった名前、宇佐元恭一。4月20日に東芝EMIからレコードデビューをする、今年もっとも期待される大型新人である。
曲は『また夢を行く』。現在アウディ、フォルクスワーゲンのCMソングとして流れているカップリング曲の『少年の僕に手紙を書いた』も話題になっていて、宇佐元恭一の時代到来を強く暗示させている。
ASKAはプロデュースで彼の音楽に全面的に関わっているわけだが、仕事を離れても仲が良く、宇佐元と一緒にいることが多い。しかし、宇佐元は秀才が集まる九州大学出身。ときどきそれを思い出して、第一経済大学出身の自分が宇佐元と対等にしゃべっていいものかと迷うこともある。でも、年齢が上であることを唯一のいばりどころとして、ASKAは先輩風を吹かせて今日も宇佐元を夕飯に誘うのであった。
牛【開き直り】
例の味の素のCM以来、ファンの方からのプレゼントが牛柄のキャラクター物に集中している。特にCHAGEにばかり牛柄が集まって、「なぜなんだろう」と首を傾げるCHAGE。
いただきものはパジャマ、タオル、スリッパなどなど。中には牛柄のキャップまであって「おれにどうしろってわけ?」とムッとしたりしている。
先日はなんと牛柄の丹前までいただいてしまった。CHAGEは家で作曲中にこの丹前を着てみた。ついでに牛のスリッパと牛のキャップもかぶってみた。そしてしばらく曲作りに没頭し、休憩に席を立って廊下の鏡を見たときに愕然。恐ろしいほどの見事なCHAGE牛がそこに映っていたのだった。犬には吠えられたが「牛がいい曲作ったのよ」なんてひとりごとを言って、ついでに「♪今夜ちょっとさ~」なんて歌っちゃったりして、その日1日は開き直って牛になっていたCHAGEだった。
うそつきII【死んでも治らない】
前回のC&A広辞苑【う】の欄【うそつき】で御紹介したC&Aがスタッフについた噓の数々。数年たった今、新たなる彼らの嘘をここで暴露したいと思う。
●『PAミキサーのO氏とPAスタッフのM子は夫婦である』(ASKAの嘘)
これをASKAから聞いた某スタッフは、O氏のところへ行って「ツアー中も夫婦一緒にいられていいなー」とニヤニヤしながらひやかしてしまった。なんのことかわからないO氏は、そのスタッフの頭がヘンになったのかと思い、長い間避けていた。
●『腰痛はゴルフと温泉で治る』(CHAGEの嘘)
ゴルフ場でギックリ腰になった某女性スタッフ。途中でリタイアしたいと哀願する彼女に「ゴルフをやっているうちに治る」。CHAGEの言葉を信じてなんとか18ホールを終えれば、今度は「ギックリ腰は温泉に入れば治る。ゆっくりつかってこい」。ゴルフは腰にいちばん負担のかかるスポーツ。しかもギックリ腰に温めは大敵。その夜から、彼女が起き上がれなくなったのは言うまでもない。
●『ジュノンでつかこうへい氏がC&A批判をしている』(CHAGE、ASKAの嘘)
つかこうへい氏の記事を読んで「こんな記事をスタッフに見せられない」と雑誌ジュノンを隠し続けたCHAGEとASKA。これを信じた某スタッフが、他誌の編集者につかこうへい氏に抗議をするにはどうしたらいいかを相談。その編集者は「あんなにいい文を書いてくれたのに、なんで文句があるんだろう」とスタッフの頭を疑った。
ウッチャンナンチャン【プロやねー】
モノマネのネタにされるのは有名な証拠であるが、あまり気持ちのいいものでもない。C&Aも世の中に広く認知されはじめた頃は、そろそろ誰かにモノマネされるだろうと密かに怯えていた。案の定、コロッケ、栗田貫一が続々とC&Aのモノマネをはじめたが、意外にもいきなりという感じで飛び出してきたのがウッチャンナンチャン。特にナンチャンのCHAGEは角度によっては本物と見間違えそうなときもあり、プロフェッショナルの芸の深さにふたりはひたすら脱帽していた。
ウンナンが演じた「チャケ&ヤスカ物語」をきっかけに、彼らと仲良しになったCHAGEとASKA。飲み会の席ではウンナンに『僕はこの瞳で嘘をつく』を披露してもらって、モノマネされるのも悪くないと調子よく思ったふたりであった。
馬【マルチマックスには二度と賭けん】
CHAGEの馬好きは有名である。去年の成績は全敗で、すったお金を合計すれば高級ゴルフクラブのセットが買えるほどお馬さんに使ってしまった。でも、それでもこりずに今年もすべてのG1レースに賭けようと思っているCHAGE。誰も彼を止められない。
ところで、C&Aのスタイリストの東野邦子のあだ名は馬。CHAGEは口元が馬に似ていると思って命名したが、それではあまりにかわいそうだと思ったASKAは、一応「目が馬のようにかわいい」と言って、とりあえずクニちゃんを安心させている。余談だが、クニちゃんのアシスタントは亀に似ている。CHAGEはふたりを「馬亀(バカメ)」という便利な呼び名で呼んでいる。
占い【しょせん女こどものお遊びさ】
占い好きの女とCHAGEの会話。
女「CHAGEさんは山羊座でしょ。山羊座ってやさしい人が多いのよねー」
C「そうかー?」
女「血液はB型ね。B型ってマイペースなのよねー。当たってるじゃない」
C「そうかー?」
女「生まれ年で見ると今年は大幸運の年。15周年にふさわしくいい年になるわよ」
C「そうかー?」
女「1月6日生まれの今日のラッキーカラーは黄色。黄色の服を着ればいいことあるわ」
C「そうかー?」
女「占いってけっこう当たるのよねー」
C「そうかー?」
女「だって書いてあるとおりじゃないの」
C(ムッとして)「じゃあさ、この世の中に同姓同名で同じ生年月日の同じ時間に生まれて、同じ血液型の奴がいたら、そいつとおれは同じ人生を歩むのか? おれと同じ職業をやってるのか? なあ、どうなんだよ。今日のあなたのラッキーカラーは黄色ですとかなんとか言われて、なんでおれが黄色の服を着なくちゃいけないんだよ。おれは占いなんて絶対信じないからなっ! わかったか!」
以上、CHAGEに占いの本を贈るのは無駄であるという実例でした。
また、ASKAも占いは信じないタイプ。占いの本に例として自分の名前が出ているのを見て、自分もずいぶんメジャーになったもんだと思う程度である。
運動会【哀しみのランナー】
小学校の運動会では校庭のいちばんいい場所にゴザを敷いて、家族の観覧席を確保するのに必死だった宮崎少年。でも、せっかくいい席を確保しても、運動会のメインイベントであるかけっこでは一度も1位をとったことがなく、家族にいい顔をできなかった。
どちらかというと持久力を必要とするマラソンは自信があったが、瞬発力が必要なかけっこはいまいち。いつか自分の胸でゴールの白いテープを切ってみたいと思い続け、願いが叶わないまま小学校を卒業したのだった。
最終更新:2025年06月23日 22:14