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もいっかい【自己申告制度】

レコーディングは何度も演奏したり何度も歌ったりして、ディレクターのよしと思うテイクがCDに収められて世の中に出ていく。しかし、演奏やボーカルの善し悪しをディレクターが判断する以前に、ミュージシャンがプレイ中にNGだと判断することも多々ある。そういうときは、ディレクターがNGを出す前にミュージシャンが潔く自己申告をしる。そのとき使われる言葉が「もいっかい」(もう1回)。CHAGEやASKAも歌入れのときなどは、ディレクターが頷いていたって、納得できなければきっぱりと「もいっかい」を言う。でも、もう1回と言っているわりには1回で終わらず、何十回もの「もいっかい」になることもしょっちゅうなのだった。

もういいでしょう【ご無体な】

CHAGEやASKAがカラオケに行くのは、つき合いでなんとなくってパターンが多い。行けば行ったでお歌をサービスすることもあるが、リモコン係になったり、音を調節する係になったりして、わりとサポートに徹している。でも、元来飽きやすいCHAGEは、決してうまいとは言えない素人の歌を1曲分聴いている忍耐力がまるでない。歌を聴いていてイライラしてくると、人が熱唱していようが、悦に入っていようが「もういいでしょう」とおかまいなしで勝手に演奏を切ってしまう。とくにサビ前のいちばん気持ちいい瞬間の「もういいでしょう、ブチッ」は、歌い手側のストレスを増幅させるばかり。だからCHAGEと一緒にカラオケに行くときは、CHAGEが飽きる前にうたいたい歌をうたわなければいけないのだった。

木金土【他人事】

誰もが楽しい週末。金曜日は遅くまで食べたり飲んだりデートしたりして、土日はゆっくりダラダラするってのが、世の中の週間スケジュールになっていることだろう。しかし、CHAGEやASKAのいる世界は、曜日なんてまるで無視されている世界なのである。だいたいが何月何日までにこれをやって、何月何日までにこれを仕上げるという習慣になっているから、誰もが曜日感覚ってのを持ち合わせていない。だから例えば「じゃあ金曜日ね」なんて言われても、それがいったい何日後なのか一瞬混乱してしまう。「ねえ、今日何曜日?」なんてASKAが聞いて「多分金曜日だと思う」なんて自信なさげにCHAGEが答えるシーンは日常的に見られる。「こんなことじゃあいけない、土日は休んで曜日感覚を呼び起こそう」というスローガンを一時はもってはみたものの、やっぱりこれだけ忙しいと、それも無理ッてなものなのだった。

黙想【黙々論争】

コンサートツアー『SUPER BEST3』のときのことだった。ある会場で、ふたりのおしゃべりがおもしろすぎたのか、会場は沸いたままなかなか静まらないことがあった。このままでは歌に入れないと思ったASKAは、客席に向かって「黙想!」と大声を出してみた。それはそれでまた笑いが沸き起こったのだが、笑いにまぎれながらも大声で突っ込んできたのがCHAGE。「おまえ、それは黙祷の間違いだろ?」「いやこういうときは黙想って言うんだよ」「違うって。黙祷だって」「何言ってんだよ。黙想でいいんだよ」。ステージであることも忘れ、ムキになってしまったふたり。黙想という言葉に馴染みがないせいか、お客さんはCHAGEの味方になって、ASKAを攻める声もチラホラ。最終的にASKAが不利な態勢になってこの論争は曖昧なまま終わってしまったのだが。さてここで問題です。この場合、黙想と黙祷のどちらが正しいのでしょうか。辞書を使って学習してみましょう。回答は気が向いたら来月発表します。なんかTUG of C&Aも高尚になってきたなあ。

もしもし【なぜだろう、なんだろう講座】

「電話に出ると、誰もが"もしもし"と言いますねー。なぜこう言うのか、みなさん知っていますか? これは"申す申す"が語源なんですよー。"申す申す"がいつの間にか"もしもし"になったんですね。OKの語源がOki dokiであるように、言葉にはみな語源ってものがあるんです。びっくりしましたねー。はい、ではまた来週~」(ケペルCHAGE先生より)

モスバーガー【なぜだろう、なんだろう講座2】

「みなさん、モスバーガーの照り焼きバーガー、最高ですねー。先生はレタスが新鮮なモスバーガーの照り焼きバーガーがとっても好きなんですよー。できるまでちょっと時間がかかるけどそのくらいは辛抱しなくちゃいけませんねー。ところで、なぜモスバーガーはモスバーガーって言うのか知っていますか? これは創立者が"私、今からハンバーガーを作りたいと申す申す"と言ったことが語源なんですよー。"申す申す"でモスバーガーと。あれっ? 嘘だと思っているあなた。先生はギャグは言うけど嘘はつきませんですよー。はい、ではまた来週~」(ケペルCHAGE先生より)

桃子【みんなの元気の素】

本名加藤桃子。通称桃子。ニックネーム、かともも。顔、体型がスタッフ岡田に酷似していることから、岡田の妹とも呼ばれている。彼女はヤマハ音楽振興会に所属している、CHAGE&ASKAのプロモーターである。主に雑誌全般を担当しており、持前の明るさとおおらかさで、どんな偏屈な編集長とも堂々と渡り合ってしまう。辛いことがあっても決して泣き言は言わず、CHAGE&ASKAやスタッフの前では"明るい桃子"のキャラクターを押し通す。そんな彼女を、CHAGEやASKAは心から信頼し、また応援しているのであった。女性スタッフの鏡として、これからも頑張ってほしい。辛いことや悔しいことがあったら村田を殴って発散してくれ。

モンダミン【幸運】

最近、ASKAは♪お口クチュクチュモンダミ~ンのシールをハガキに貼って、懸賞に応募してみた。そうしたら、なんと懸賞に当たってしまい、シャンプーとかリンスのセットが送られてきた。思えば懸賞に応募して当選したのは、昔のテレビドラマ『さぼてんとマシュマロ』でさくらパックというカメラが当たって以来。ものすごく得した気分になって、部屋中を小躍りしたのだった。調子づいたASKAは、現在飯島直子さんの"がんばってコート"を当てようと思っているが、元スタッフで現在彼女のマネージャーをやっている五十嵐に行ってみるのも手かなと、密かに思っている。

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百科 1997年
最終更新:2025年06月23日 22:25