YAH YAH YAH【コートは何処へ】
御存知、CHAGE&ASKAのコンサート定番曲『YAH YAH YAH』。フジテレビのドラマ『振り返れば奴がいる』の主題歌になったとき、ドラマのオープニングにコートを着て歌うCHAGE&ASKAが登場して話題にもなった。コートのアイディアは、当会報でもすっかりお馴染みになったフジテレビの渡辺光男プロデューサーから出たもので、このアイディアをそのままコンサートにいただき、ライブ版『YAH YAH YAH』のイメージが定着したのである。ところで数年前のイベント『LIVE UFO』の最終日が終わった後、ステージ上から『YAH YAH YAH』コートが忽然と消えるという事件があった。当時マネージャーをしていたF君は、誰にも言えずにそのまま自分の秘密にしていたのだが、次のツアー『史上最大の作戦』直前にて発覚。涙ながらにCHAGEとASKAに謝ったというエピソードがある。誰もF君を責めなかったが、それにしても元祖『YAH YAH YAH』コートは、いったい何処に行ってしまったのでしょう。
やーいやーい【ざまあみさらせ】
ぬけがけは基本的に禁止。これがC&Aチームの掟である。みんなに黙って遊びに行ったり楽しいことをしようものなら、もう勘弁してつかあさいって言うまで執拗に言葉の刃を浴びせる。しかし、言葉の刃なんて必要ないってこともみんな知っている。ぬけがけした奴には、必ず天罰が下るのだ。例えば次の楽しい集まりに仕事が入って参加できなかったり、私用で参加できなかったり。そういうとき、みんな一斉に言う言葉が「やーいやーい」。言われるほうにとっては実に屈辱的な言葉である。ちなみにCHAGEは人から「やーいやーい」と言われるのが死ぬほど嫌い。常に「やーいやーい」を中心となって言っていたいから、ぬけがけしても絶対にばれないよう命を張るのであった。
野外コンサート【言い訳】
その昔「夏だ祭りだチャゲ&飛鳥だ」というキャッチコピーを背負っていたCHAGE&ASKA。夏になれば各地で野外コンサートを行ない、歴史に残る熱いライブを行っていたものだ。マスコミに取材されれば「いやー、野外は開放的でいいですねー」なんて答え、"野外と言えばチャゲ&飛鳥"を定着させたのであった。しかし、あるときふたりは野外コンサートは嫌いだということに気がつく。いい音で聴かせることができないというのがもっともたる理由だ。そのことに気がついてからは、各マスコミに「すいません。僕ら本当は野外コンサート嫌いなんです」と心変わりを公言して、以来、一切野外コンサートは断ち切ってきたのである。じゃあ、台湾ライブはなんなんだ、台湾ライブは! と疑問を抱く方もおられることでしょうが、もちろん台湾の野外会場が適切だとは誰も思っていないわけで、単にコンサートのセットが設置できる会場がここしかなかったから、野外になったと解釈してもらいたいと思っています。
ヤクザの友達がいる【インパクト先行】
11月に上梓されたASKA初のエッセイ集『インタビュー』。子供の頃の思い出からはじまり、'96年に起こった雑誌『Views』の見出し問題をめぐる出来事など、ASKAの誠実かつ素直な心情が描かれたエッセイ集として話題を呼んでいる。このエッセイ集が出版された当時、スポーツ誌やワイドショーなどでも取り上げられ、なにかと騒がれたが、ASKA自身が「へーっ」と意外に思ったのが、日刊スポーツの大見出しになった「僕にはヤクザの友達がいる」の一文である。エッセイ集のひとつの章として書かれているには違いないが、まさかこの章の見出しが新聞に大きく載るとは思いもよらなかった。やっぱり見出しってのは、インパクトが先行になるんだなあなんてことを、改めて思うASKAであった。ところで、この章に出てくるヤクザの竜二は、今はその世界から足を洗って堅気の道に入っているらしいが、酔っぱらってASKAに電話をしてくる癖は相変わらずだそうです。
約束【指切り】
CHAGEは約束をしない人である。なぜならば、突然の仕事で約束をキャンセルせざるをえないことが多すぎるからである。ってのは建前であって、"その場で思いついたら行動に移す"ことがCHAGEの生き方だから、実は約束に縛られたくないというのが本音だ。
一方ASKAはよく人と約束をする。約束の目的は会うということだが、目的よりも人と約束すること自体にロマンを感じるタイプで、やたらと人と約束をしてしまう。しかし、いざその日になったら仕事が入って、なんだかんだと面倒なことにもなったりする。約束をしないでお気楽に人とつき合うCHAGEと、約束をしたばかりに面倒な事態が発生するASKAと。さて、きみはどっちの人生に賛同する?
夜行性【早く寝ろ!】
C&Aチームには「今、何時だと思っているんだ!」と思わず言ってしまいたくなるような感覚の持ち主が多い。真夜中の3時、4時にガンガン電話をしてきたり、いきなり真夜中に会社に人を呼び出して打ち合わせを始めたり。人にとっての夜を、いったいどういうふうに考えているんだろうか。だいたい、チームのトップであるCHAGEとASKAがものすごい夜行性人間なのだ。真夜中は感性が研ぎ澄まされるという俗説にのって、深夜12時、1時が曲作り、詞作りのスタートとなる。眠るのは朝方で起床は昼の12時。みなさんにとってお昼休みのバラエティー番組である『笑っていいとも!』は、彼らにしてみたら『めざましテレビ』に匹敵するのである。でも、夜はきちんと眠らないとお肌に悪いし、健康にも悪い。いつまでも美しく、そして長生きしたいならば、このへんで夜行性ライフを改めてみたらどうだろうかとCHAGEさん、ASKAさん、そしてスタッフに提言したい今日この頃である。
やばい【それぞれ】
CHAGEにとっての「やばい」は歌詞のド忘れ。12月から1月にかけて、MULTI MAXのツアーを行なっていたが、何度も心の中で「やばい」を連発していたらしい。
ASKAにとっての「やばい」は、女の人がつい叫んでしまう「やばい」のひとこと。とてもそんなことを言いそうもないきれいな女性が「やばい」なんてフレーズを使うと、胸がキュンとしてASKAもやばい状態になってしまうのであった。
最終更新:2025年06月23日 22:26