133 :SS@俺野良 [駄文ですがもう少し付き合ってくださいorz]:2008/03/18(火) 00:47:03.16 ID:ZKIlzJU0
男「………何するつもりだ?」
女「”ナニする”つもり♪」
男「…俺はしたくない」
女「私はしたいなぁ…だってあんなに好きだった男くんが、目の前に居るんだもん…」
男「……俺はお前が好きじゃない」
女「まぁたまたぁ♪そんなこと言って私を退かそうなんて甘いよぉ?」
男「…ふざけるな」
女「ふざけてなんかいないよぉ?私は本気だもん♪」
男「どけ」
女「い・や♪」
男「………どけ」
女「…しつこいなぁ、男くんはぁ…嫌だって言って」
男「………何するつもりだ?」
女「”ナニする”つもり♪」
男「…俺はしたくない」
女「私はしたいなぁ…だってあんなに好きだった男くんが、目の前に居るんだもん…」
男「……俺はお前が好きじゃない」
女「まぁたまたぁ♪そんなこと言って私を退かそうなんて甘いよぉ?」
男「…ふざけるな」
女「ふざけてなんかいないよぉ?私は本気だもん♪」
男「どけ」
女「い・や♪」
男「………どけ」
女「…しつこいなぁ、男くんはぁ…嫌だって言って」
バキィッ
女「………ぁれ?」
男「……っ!」
…女に、手を上げた…やむを得ないが、罪悪感が残る…
女「…酷いよぉ……男くん……」
男「……出来れば…こんな真似、したくなかった…」
女「…あは、あははははは…ははははは………ごめんね、私どうかしてた……あははははははははは…」
男「…」
女「あはは、は……帰るね、私……はは…」
男「…ごめんな……」
135 :SS@俺野良 :2008/03/18(火) 01:20:42.12 ID:ZKIlzJU0
晩ご飯
男「……っ!」
…女に、手を上げた…やむを得ないが、罪悪感が残る…
女「…酷いよぉ……男くん……」
男「……出来れば…こんな真似、したくなかった…」
女「…あは、あははははは…ははははは………ごめんね、私どうかしてた……あははははははははは…」
男「…」
女「あはは、は……帰るね、私……はは…」
男「…ごめんな……」
135 :SS@俺野良 :2008/03/18(火) 01:20:42.12 ID:ZKIlzJU0
晩ご飯
男「…」
久しぶりの、孤独な晩ご飯。懐かしいのに、どこか寂しい…
男「薔薇…俺には、お前が必要なんだ…」
彼女と居たのはたった五日間だった。でも、俺にとってその五日間はとても長く、とても楽しかった。
男「………明日、また病院に行こう…」
それが終わったら、俺は…
久しぶりの、孤独な晩ご飯。懐かしいのに、どこか寂しい…
男「薔薇…俺には、お前が必要なんだ…」
彼女と居たのはたった五日間だった。でも、俺にとってその五日間はとても長く、とても楽しかった。
男「………明日、また病院に行こう…」
それが終わったら、俺は…
六日目 朝
病院
病院
男「…薔薇の様子はどうですか?」
医者「特に変わった所は見られません…相変わらず、眠ったままですよ…」
男(それも、当然か…)「そうですか…あ、先生…これを…」
そうして取り出したのは、一通の手紙。
昨夜に書いた、手紙。
医者「…手紙、ですか…」
男「…今後もし薔薇が起きたら…その手紙を彼女に渡して下さい…」
医者「……わかりました」
男「…それでは…失礼しました…」
医者「特に変わった所は見られません…相変わらず、眠ったままですよ…」
男(それも、当然か…)「そうですか…あ、先生…これを…」
そうして取り出したのは、一通の手紙。
昨夜に書いた、手紙。
医者「…手紙、ですか…」
男「…今後もし薔薇が起きたら…その手紙を彼女に渡して下さい…」
医者「……わかりました」
男「…それでは…失礼しました…」
俺は今やれる事を、精一杯頑張ろう…
いつか起きる、彼女のために…
いつか起きる、彼女のために…
今後も彼女を支えられるような…そんな人間になるために…
136 :SS@俺野良 [もう少しで終わる…]:2008/03/18(火) 01:44:03.79 ID:ZKIlzJU0
…………?暖かい……
ここは……家?
薔薇「……んん…」
医者「!…薔薇さん!」
薔薇「…ここは何処?あなたは、誰…?男は…?」
医者「…私は、この病院の医師の者です…男さんは…」
薔薇「…男は…!?」
医者「……男さんから、手紙を預かっています…」
薔薇「……手紙?」パラ…
医者「…」
『薔薇へ
やっと起きたか?コンチクショウ!
俺たちが出会った年から、何年が経ったかな?
薔薇、お前はあの時より大分大きくなったんだろうな。
お前は、風邪をひいてから、ずっと寝てたんだぜ?
ちなみに俺は、医者を目指そうと思ってる。もっと多くの命を救いたいからな。
136 :SS@俺野良 [もう少しで終わる…]:2008/03/18(火) 01:44:03.79 ID:ZKIlzJU0
…………?暖かい……
ここは……家?
薔薇「……んん…」
医者「!…薔薇さん!」
薔薇「…ここは何処?あなたは、誰…?男は…?」
医者「…私は、この病院の医師の者です…男さんは…」
薔薇「…男は…!?」
医者「……男さんから、手紙を預かっています…」
薔薇「……手紙?」パラ…
医者「…」
『薔薇へ
やっと起きたか?コンチクショウ!
俺たちが出会った年から、何年が経ったかな?
薔薇、お前はあの時より大分大きくなったんだろうな。
お前は、風邪をひいてから、ずっと寝てたんだぜ?
ちなみに俺は、医者を目指そうと思ってる。もっと多くの命を救いたいからな。
それはそうと、…俺は今後お前に迷惑をかけるかもしれない。
無理に戻って来なくていい。お前の事は医者の先生に頼んである。
迷惑がかかってもいいと言うなら、家で待ってるから…
無理に戻って来なくていい。お前の事は医者の先生に頼んである。
迷惑がかかってもいいと言うなら、家で待ってるから…
一緒に住もう
男』
男』
…自分の手。足。…体を見回してみる。…私は…
薔薇「…お医者さん…?」
医者「…はい、何でしょうか?」
137 :SS@俺野良 :2008/03/18(火) 02:03:28.87 ID:ZKIlzJU0
薔薇「私は…何年寝ていたの?」
医者「…五年です」
薔薇「…何で私は眠ってたの?」
医者「……あなたが、人間に戻れたからです」
薔薇「…………私が…にん、げん?」
医者「あなたは、幼女ではなく、人間だったんです…」
薔薇「…」
医者「あなたは、薬によって幼女となってしまっていた人間だったんです…」
薔薇「…」
薔薇「…お医者さん…?」
医者「…はい、何でしょうか?」
137 :SS@俺野良 :2008/03/18(火) 02:03:28.87 ID:ZKIlzJU0
薔薇「私は…何年寝ていたの?」
医者「…五年です」
薔薇「…何で私は眠ってたの?」
医者「……あなたが、人間に戻れたからです」
薔薇「…………私が…にん、げん?」
医者「あなたは、幼女ではなく、人間だったんです…」
薔薇「…」
医者「あなたは、薬によって幼女となってしまっていた人間だったんです…」
薔薇「…」
薔薇「……男は今どうしてるのかな…」
医者「…男さんは……テレビを見られた方が、早いでしょう…ビデオに撮って、あります…ので……」
医者が、テレビを付け、ビデオを 再 生 した…
薔薇「………ぇ?」
私の中で、なにかが、くずれた。
医者「…男さんは……テレビを見られた方が、早いでしょう…ビデオに撮って、あります…ので……」
医者が、テレビを付け、ビデオを 再 生 した…
薔薇「………ぇ?」
私の中で、なにかが、くずれた。
『…市○○町の交差点で交通事故があり、自転車に乗っていた高校生の男さんが巻き込まれ、病院に運ばれましたが間もなく死亡し…』
医者「………」
薔薇「嘘でしょ?男… ねぇ、嘘なんだよね?私、目が醒めたよ?私、こんなに大きくなったよ?
また、一緒に住めるんだよね?」
医者「…薔薇さん……」
薔薇「…ずっと一緒だって言ったのに…離さないって言ったのに…こんなのってないよ……?私、私…」
医者「……薔薇さん…」
薔薇「……ごめんなさい…一人に、させてください…」
138 :SS@俺野良 :2008/03/18(火) 02:15:45.06 ID:ZKIlzJU0
医者「…」バタン…
薔薇「嘘でしょ?男… ねぇ、嘘なんだよね?私、目が醒めたよ?私、こんなに大きくなったよ?
また、一緒に住めるんだよね?」
医者「…薔薇さん……」
薔薇「…ずっと一緒だって言ったのに…離さないって言ったのに…こんなのってないよ……?私、私…」
医者「……薔薇さん…」
薔薇「……ごめんなさい…一人に、させてください…」
138 :SS@俺野良 :2008/03/18(火) 02:15:45.06 ID:ZKIlzJU0
医者「…」バタン…
薔薇「…私は、男が居なきゃ…ダメなのに…」
薔薇「また、一緒に居たいよ…男…」
点滴の針を抜く。痛い。でも、そんなの…男の痛さに比べたら… 行かなきゃ…
薔薇「……ぁぅっ…」ドサッ
上手く、歩けない……松葉杖を手に取り、再び歩き出す。
病室のドアを開け、…階段でひたすら上へ…
薔薇「会いたいよ、男ぉ…」
やがて階段は終わり、一つのドアが目の前に現れた。
そのドアを開く。…天気は、綺麗な青空が広がる、快晴…
そして、私は…
薔薇「今、行くよ…男…」
今度は、ずっと一緒だからな…
薔薇ルート 終