509 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/09/15(月) 23:43:57.91 ID:1aqkHRk0
~富男の幼女日記、風の吹くあの丘で~ ぱーと65
~富男の幼女日記、風の吹くあの丘で~ ぱーと65
あざみ「あやめ、富男さん・・・さっきは本当にごめんなさい・・・」
あざみさんは開口一番で謝罪の言葉を述べ、申し訳無さそうに俯いている
いけないとは思いつつも・・・正直萌える・・・
いけないとは思いつつも・・・正直萌える・・・
あやめ「お母様・・・私、気にしてないよ?ニコ」
あざみ「あやめ・・・」
あやめ「お兄様も気にしてませんよね?」
富男「あ、あの・・・俺は何か言える立場では無いかもしれませんが・・・少なくとも俺自身は大丈夫です!」
あざみ「・・・二人とも・・・ありがとう・・・」
あざみ「あやめ・・・」
あやめ「お兄様も気にしてませんよね?」
富男「あ、あの・・・俺は何か言える立場では無いかもしれませんが・・・少なくとも俺自身は大丈夫です!」
あざみ「・・・二人とも・・・ありがとう・・・」
俺とあやめの言葉に、あざみさんはやっと少し笑顔になってくれた・・・
オバ「さてさて!仲直りも完了した事ですし、明日も早いのでそろそろ寝ましょうか?♪」
オバさんが絶妙のタイミングでパッと重たげな空気を断ち切ってくれた
こういう時、オバさんは本当に頼りになるというか、いつも凄く助けられる
こういう時、オバさんは本当に頼りになるというか、いつも凄く助けられる
(オバさん、ありがとうございます・・・)
俺は心の中でそう言うと、オバさんに感謝を込めて笑いかけてみた
オバ「あ・・・ニコ///」
オバさんは俺の笑顔に気付くと、嬉しそうにニコリと微笑みを返してくれる
もはや恒例のような気もするが、思わずドキリとした・・・
510 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/09/15(月) 23:44:44.59 ID:1aqkHRk0
~富男の幼女日記、風の吹くあの丘で~ ぱーと66
もはや恒例のような気もするが、思わずドキリとした・・・
510 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/09/15(月) 23:44:44.59 ID:1aqkHRk0
~富男の幼女日記、風の吹くあの丘で~ ぱーと66
数分後・・・幾つか準備を終えて、やっと就寝する事と相成った・・・
オバ「では、電気消しますわね~♪」
女性陣は和室に、俺はリビングに布団を敷いて横になる。
あやめ「お兄様、おやすみなさい!」
あやめ「おやすみなさい」
オバ「お休みなさいませ♪」
富男「ああ、みんなお休み!」
あやめ「おやすみなさい」
オバ「お休みなさいませ♪」
富男「ああ、みんなお休み!」
俺は今日有った事に想いを巡らせながら目を閉じた・・・
朝一番のあやめとオバさんのコスプレ大会・・・
あざみさんとの出会い・・・
必殺拳・・・
etc・・・
本当に色々有った・・・
朝一番のあやめとオバさんのコスプレ大会・・・
あざみさんとの出会い・・・
必殺拳・・・
etc・・・
本当に色々有った・・・
一通り思い出すと、心なしかドッと疲れが込み上げてきた
俺の意識は次第に深いまどろみに沈んでゆく・・・
俺の意識は次第に深いまどろみに沈んでゆく・・・
かくして、激動の一日は何とか過ぎていったのだった・・・
・・・・・・・・・・・・
511 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/09/15(月) 23:46:04.43 ID:1aqkHRk0
~富男の幼女日記、風の吹くあの丘で~ ぱーと67
~富男の幼女日記、風の吹くあの丘で~ ぱーと67
・・・富男が寝息を立て始めた頃・・・
あやめ「お母様・・・起きてる・・・?」
あざみ「ええ、起きているわ・・・」
あやめ「あの、その、お兄様・・・いえ、富男さんの事なんだけど・・・」
あざみ「あやめ、本当にごめんなさい・・・。本当に・・・情けないわね・・・良い歳して簡単に理性が揺らぐなんて・・・。」
あやめ「あ、ううん、違うのお母様、そういう事じゃなくてね・・・その・・・」
あざみ「?」
あやめ「私ね、お母様が富男さんの事好きになってしまうのは仕方ないと思う。」
あざみ「・・・・・・」
あやめ「だって富男さんは素敵だし・・・それに、お母様と私・・・親子だもん・・・男性の好みだって似てるんだよ♪」
あざみ「あやめ・・・」
あやめ「だからね・・・私、お母様さえ良ければ・・・一緒に・・・その・・・」
オバ「つまり、もうハーレムで良いよね・・・という事ですわね?」
あやめ「わわっ!オバ様・・・!」
あざみ「あ、す、すみません!・・・起こしてしまいましたね・・・」
オバ「いえいえ、心配には及びませんわ♪ワタクシ、特殊な訓練を受けておりますので、寝るも起きるも自在ですので♪」
あざみ「そ、そうでしたか・・・」
あやめ「オバ様って謎ですね・・・」
オバ「あら、あやめ様、女って謎を抱える生き物ですわよ?」
あざみ「・・・確かに・・・それはそうかもしれませんね・・・」(遠い目)
あやめ「・・・あ、あれ?・・・急に空気が重くなったような・・・(汗)」
オバ「フフ、おやめ様はこれからですわよ♪」
あざみ「・・・あやめにはずっと子供でいて欲しいなぁ・・・」
あやめ「えっ?えっ?ハワハワ」
オバ「ま、それはさておき、話を戻しますが・・・」
あやめ(えぇ!?)
オバ「あら?どうかしました?」
あやめ「ふえ!?な、何でも・・・」
オバ「うふふ・・・あやめ様可愛いんだから~」
あざみ「プッ・・・フフフ♪」
あやめ「うぅ・・・」
512 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/09/15(月) 23:48:25.17 ID:1aqkHRk0
~富男の幼女日記、風の吹くあの丘で~ ぱーと68
あざみ「ええ、起きているわ・・・」
あやめ「あの、その、お兄様・・・いえ、富男さんの事なんだけど・・・」
あざみ「あやめ、本当にごめんなさい・・・。本当に・・・情けないわね・・・良い歳して簡単に理性が揺らぐなんて・・・。」
あやめ「あ、ううん、違うのお母様、そういう事じゃなくてね・・・その・・・」
あざみ「?」
あやめ「私ね、お母様が富男さんの事好きになってしまうのは仕方ないと思う。」
あざみ「・・・・・・」
あやめ「だって富男さんは素敵だし・・・それに、お母様と私・・・親子だもん・・・男性の好みだって似てるんだよ♪」
あざみ「あやめ・・・」
あやめ「だからね・・・私、お母様さえ良ければ・・・一緒に・・・その・・・」
オバ「つまり、もうハーレムで良いよね・・・という事ですわね?」
あやめ「わわっ!オバ様・・・!」
あざみ「あ、す、すみません!・・・起こしてしまいましたね・・・」
オバ「いえいえ、心配には及びませんわ♪ワタクシ、特殊な訓練を受けておりますので、寝るも起きるも自在ですので♪」
あざみ「そ、そうでしたか・・・」
あやめ「オバ様って謎ですね・・・」
オバ「あら、あやめ様、女って謎を抱える生き物ですわよ?」
あざみ「・・・確かに・・・それはそうかもしれませんね・・・」(遠い目)
あやめ「・・・あ、あれ?・・・急に空気が重くなったような・・・(汗)」
オバ「フフ、おやめ様はこれからですわよ♪」
あざみ「・・・あやめにはずっと子供でいて欲しいなぁ・・・」
あやめ「えっ?えっ?ハワハワ」
オバ「ま、それはさておき、話を戻しますが・・・」
あやめ(えぇ!?)
オバ「あら?どうかしました?」
あやめ「ふえ!?な、何でも・・・」
オバ「うふふ・・・あやめ様可愛いんだから~」
あざみ「プッ・・・フフフ♪」
あやめ「うぅ・・・」
512 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/09/15(月) 23:48:25.17 ID:1aqkHRk0
~富男の幼女日記、風の吹くあの丘で~ ぱーと68
オバ「オホンッ!さてさて、本当に話を戻しますが・・・。あざみ様・・・ワタクシもお恥ずかしながら・・・富男様をお慕い申し上げております・・・。その気持ちは・・・もうどうしても捨てきれません・・・。ですから・・・ワタクシは富男様の事、幸せにしてあげたいのです・・・」
あやめ「お母様・・・」
あざみ「・・・・・・・・・迷う余地・・・ないですね・・・」
あやめ「うんっ♪」
あざみ「・・・・・・分かりました・・・///」
あやめ「お母様♪」
オバ「あざみ様・・・ありがとうございます・・・ニコ」
あざみ「・・・あ、改めて・・・よろしくおねがいします///」
オバ「ふふ、こちらこそ♪よろしくお願いいたしますわ♪」
あやめ「うん♪よろしくね♪お母様♪」
あざみ「あ・・・あの・・・じゃ、じゃあ・・・その・・・私も富男さんにアプローチしても?」
あやめ「うん、えへへ、負けないからね!」
オバ「ふふふ、飽くまで仲良くですわよ・・・ふふふ」
あざみ「え、ええ・・・」(こ、これは・・・結構大変なことに・・・汗)
あやめ「お母様・・・」
あざみ「・・・・・・・・・迷う余地・・・ないですね・・・」
あやめ「うんっ♪」
あざみ「・・・・・・分かりました・・・///」
あやめ「お母様♪」
オバ「あざみ様・・・ありがとうございます・・・ニコ」
あざみ「・・・あ、改めて・・・よろしくおねがいします///」
オバ「ふふ、こちらこそ♪よろしくお願いいたしますわ♪」
あやめ「うん♪よろしくね♪お母様♪」
あざみ「あ・・・あの・・・じゃ、じゃあ・・・その・・・私も富男さんにアプローチしても?」
あやめ「うん、えへへ、負けないからね!」
オバ「ふふふ、飽くまで仲良くですわよ・・・ふふふ」
あざみ「え、ええ・・・」(こ、これは・・・結構大変なことに・・・汗)
女同士、語らいの夜は更ける・・・・・・
・・・・・・・・・
翌日、早朝・・・・・・・・・
542 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/09/18(木) 20:25:51.96 ID:m3HQbfI0
~富男の幼女日記、風の吹くあの丘で~ ぱーと69
~富男の幼女日記、風の吹くあの丘で~ ぱーと69
「・・・おさ・・・」
富男「う~ん」
「と・・・おさん」
富男「うぅ・・・」
「とみおさん?」
富男「ううん・・・?」
誰かが呼ぶ声が聞こえる・・・
朝の暖かい感触・・・
朝の暖かい感触・・・
朝か・・・
起きないと・・・
起きないと・・・
俺はそっと瞼を開けた・・・
何かが俺の上に乗っている様な・・・
何だ?
金縛り?
何だ?
金縛り?
「富男さんって寝顔、可愛いんですね・・・///」
え?
あざみ「こんなにドキドキするのは久しぶりですよ・・・?///」
富男「ぶっ!!!」
あざみさんが俺の上に覆い被さり、上目づかいで俺の顔を見ていた
富男「な、なにしてるんでうか!!?」
543 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/09/18(木) 20:27:20.53 ID:m3HQbfI0
~富男の幼女日記、風の吹くあの丘で~ ぱーと70
543 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/09/18(木) 20:27:20.53 ID:m3HQbfI0
~富男の幼女日記、風の吹くあの丘で~ ぱーと70
あざみ「何って、もちろん起こしてるんですよ?」
富男「ああ、そうでしたか・・・・・・ではなく!なんでそんなトコに・・・///」
あざみさんはパジャマの様な・・・
いや、Yシャツ一枚!?を身に纏い胸元を大胆に広げていた・・・!
しかも、下はおパンテー以外はお散歩に出ているらしく、あざみさんが動くたびに布地が
俺の太ももを撫でてイヤッホウだったのである。
いや、Yシャツ一枚!?を身に纏い胸元を大胆に広げていた・・・!
しかも、下はおパンテー以外はお散歩に出ているらしく、あざみさんが動くたびに布地が
俺の太ももを撫でてイヤッホウだったのである。
あざみ「ふふ・・・ノリツッコミがベタですね///」
富男「えぇ!?えぇ!?」
あやめ「あぁ!お母様!ずるい!!私も混ぜてください♪」
富男「ちょ、ちょっと!」
あざみ「あはは、ごめんね?あやめもここにどうぞ♪」
あざみさんは俺の布団の余っている部分をパシパシと叩いて、あやめに添い寝を勧める。
あやめ「は~い♪」
あやめはそれに素直に従って俺の隣に来た・・・
あやめ「えへへ~♪」
あやめとあざみさんに挟まれる格好になった俺・・・
やべぇ・・・幸せだ・・・
ではなくっ!なんだこの状況は!?
一体何があったというのか!?
544 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/09/18(木) 20:29:29.04 ID:m3HQbfI0
~富男の幼女日記、風の吹くあの丘で~ ぱーと71
やべぇ・・・幸せだ・・・
ではなくっ!なんだこの状況は!?
一体何があったというのか!?
544 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/09/18(木) 20:29:29.04 ID:m3HQbfI0
~富男の幼女日記、風の吹くあの丘で~ ぱーと71
オバ「あ、ワタクシも混ぜて頂きますわ~」
富男「ちょっ!オバさんまで!?」
オバ「うふふ、冗談ですわ。ほらほら、お二人共!ご飯冷めてしまいますわよ~♪」
あやめ「え~もうちょっとこのまま~」
あざみ「うふふ、だめよ、あやめ。」
あやめ「う~、は~い」
あやめは名残惜しそうに立ち上がり、しぶしぶ食卓の方へ行った。
・・・が、あざみさんが何故か行こうとしない・・・
・・・が、あざみさんが何故か行こうとしない・・・
あざみ「んふふ・・・」ニコッ
あざみさんは微笑むと・・・
chu☆
富男「あ、あざみさんっ!?」
あざみ「お早うのキス・・・です・・・///」
富男「え・・・あ・・・///」
あざみさんは混乱して焦る俺に、真っ赤に紅潮した綺麗な顔でまたニコリと笑いかけてから食卓の方へ行った・・・
富男「あ・・・え?・・・え?」
オバ「坊ちゃま!ご飯!」
富男「あ、は、はいっ!」
俺も混乱しつつ食卓へと向かった・・・
545 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/09/18(木) 20:31:13.92 ID:m3HQbfI0
~富男の幼女日記、風の吹くあの丘で~ ぱーと72
545 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/09/18(木) 20:31:13.92 ID:m3HQbfI0
~富男の幼女日記、風の吹くあの丘で~ ぱーと72
食卓・・・・・・・・・・・・・
一同「いただきまーす!」
富男「しかし、すみません。泊めて頂いてる身で何も手伝わずに・・・」
あざみ「ふふ、富男さんってお寝坊さんなんですね?」
あやめ「そうなんだよ~。だからいつも起こさないといけないんだよ!」
オバ「まぁ、起こす方も楽しいから良いんですけどねぇ~オホホ!」
富男「か、かたじけない・・・」
あやめ「ところで、お兄様。ちょっとお話があるんです・・・」
富男「うっ・・・お、お話・・・ですか・・・」
俺は、あざみさんとの事の話しかと思い一瞬身を硬くした・・・
あやめ「お母様がね・・・一緒に暮らしてくれるんです!」
富男「へ?」
あやめ「え?」
富男「あ、いや!なんでもないよ!そ、そっか!良かったな!」
あやめ「はいっ♪」
オバ「オホホ・・・良かったですわね!もれなくアプローチもついてきますわよ~♪」
富男「ほえ!?アプローチ?」
オバ「ええ、みんなで決めましたので。坊ちゃまも最早欲望を抑える必要はありませんわ♪」
富男「な・・・」
あざみ「お世話になります・・・♪」
富男「ちょっ、タイミングが意味深すぎますよ!?」
オバ「もう、坊ちゃまが悪いんですから、観念して面倒見てくださいね?」
あやめ「そういう事です♪」
富男(た・・・大変な事になったな・・・・・・正直嬉しいが・・・///)
546 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/09/18(木) 20:32:27.29 ID:m3HQbfI0
~富男の幼女日記、風の吹くあの丘で~ ぱーと73
546 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/09/18(木) 20:32:27.29 ID:m3HQbfI0
~富男の幼女日記、風の吹くあの丘で~ ぱーと73
こうして朝食の時間は過ぎていった・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
食事が終わると、俺達はお墓参りに行く為の準備を始めた
お墓というのはあやめとあざみさんの家族のお墓・・・
つまり、あやめのお父さんとお兄さんが眠る場所である・・・
つまり、あやめのお父さんとお兄さんが眠る場所である・・・
ディ伊山の麓の丘に有るそうで、そこに行く為には一日掛かるらしい。
首都から東北まで3時間で着くのに何故一日かかるのかというと・・・
政府の打ち出したユニバーサルコアシティー集権政策の為に、田舎への交通路、特に鉄道や船舶は相次いで廃線となってしまっているからだ。
ディ伊山は自然豊かな場所なのだが、その変わりに相当な田舎なのである。
富男「さて・・・着替え良しと・・・良し、準備終わり!」
オバ「ワタクシも準備完了ですわ~♪」
あざみ「こちらも済みました♪」
富男「じゃあ出発しましょう!」
・・・・・・・・・そうして俺達は出発した・・・
547 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/09/18(木) 20:34:13.16 ID:m3HQbfI0
~富男の幼女日記、風の吹くあの丘で~ ぱーと74
547 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/09/18(木) 20:34:13.16 ID:m3HQbfI0
~富男の幼女日記、風の吹くあの丘で~ ぱーと74
ディ伊山への道のりは、先ずは電車(乗り継ぎ3回、内2本はローカル線)で10時間。
そこから車で2時間。
計12時間。
そこから車で2時間。
計12時間。
死にそうである。
オバ「うふふ♪楽しみですわ~♪」
電車大好きっ子のオバさんは目を輝かせている・・・
電車大好きっ子のオバさんは目を輝かせている・・・
あやめ「うわ~♪こんな普通に旅行するの初めてだから楽しみですねぇ♪」
何だかんだいっても子供は無邪気で良いなぁ・・・
何だかんだいっても子供は無邪気で良いなぁ・・・
あやめ「ごめんなさいね・・・こんな大変な事に付き合わせてしまって・・・」
あやめさんは苦笑いで俺に謝ってくれた・・・
俺の今の気持ち分かってくれるのはあなただけだよ~あざみさん!
俺の今の気持ち分かってくれるのはあなただけだよ~あざみさん!
富男「しかし、また、新幹線の駅が一級市民街にしか無いのはホントに・・・はぁ~」
あざみ「しかも、二級市民街でなければタクシーに乗れませんしねぇ・・・はぁ・・・」
オバ「坊ちゃまが偉くなって日本を変えてくださいな!」
富男「ぬっ!?」
あやめ「確かに今のままじゃただのぷーたろーですから」
富男「グサリッ!!子供だと思えばそういう抜け目の無い・・・」
オバ「そうですわね~現状ではワタクシもご主人様と奥方様に示しが付きませんわね~」
富男「ぶべらっ!!!」
あざみ「まぁ二人とも、富男さんもお分かりでしょうしその辺で許してあげても・・・」
オバ「いいえ、この際はっきり言わせていただきますわ!!」
富男「ひぃぃ・・・」
この後、俺は駅に着くまで主にオバさんからの説教を受けるハメになった・・・
まぁ、自分の所為ではあるのだが・・・
まぁ、自分の所為ではあるのだが・・・
あやめとあざみさんは割と楽しそうにその様子を見ていてくれたのでその点は良かった。
駅・・・・・・・・・
267 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2009/05/12(火) 04:01:25.28 ID:tP/sFR.0
やあ (´・ω・`)
やあ (´・ω・`)
ようこそ、やるせない俺のコスモへ。
このビックバンはサービスだから、まず舐めて落ち着いて欲しい。
うん、「また」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらえるとも思っていない。
でも、今回の富男を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「いらだち」みたいなものを感じてくれると思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを味あわせてしまってゴメン(テヘ♪)
そう心の中で謝罪しつつ、この文章を書いたんだ。
じゃあ、ちょっとだけ投下しようか。
268 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2009/05/12(火) 04:04:31.44 ID:tP/sFR.0
~富男の幼女日記、風の吹くあの丘で~ ぱーと75
268 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2009/05/12(火) 04:04:31.44 ID:tP/sFR.0
~富男の幼女日記、風の吹くあの丘で~ ぱーと75
駅・・・・・・・・・
駅舎に入るなりオバさんは俺への説教を一時中断し、事前に手続きをしていたと言って、懐から新幹線搭乗の書類を取り出した。
正直、これには一同驚きを隠せなかった。
…オバさんって…本当に何者なんだろう…(汗)
正直、これには一同驚きを隠せなかった。
…オバさんって…本当に何者なんだろう…(汗)
というのも…
一般に、新幹線に乗る時は、政府・国家機関関係者でもなければ数時間に及ぶ手続きをしなければならないからだ。
保安上の問題の為、というのが表向きの理由だが、実のところ国民の動向をつぶさに観察したいという政府の姿勢の賜物であろう。
一般に、新幹線に乗る時は、政府・国家機関関係者でもなければ数時間に及ぶ手続きをしなければならないからだ。
保安上の問題の為、というのが表向きの理由だが、実のところ国民の動向をつぶさに観察したいという政府の姿勢の賜物であろう。
始まりは十数年前。
経済格差が最早手の付け様も無いほどに進行し、経済が急速に崩壊への道を歩んでいた頃、対策を迫られた政府が出した答えは「非常にコンパクトな経済の集合体である国家」というものだった。
ユニバーサルコアシティー計画の名の下に、各地方の要所(つまり現在の一級市民街と二級市民街の一部)に都市機能と経済活動を集中させ、それ以外の地域との間に壁を作った。
経済格差が最早手の付け様も無いほどに進行し、経済が急速に崩壊への道を歩んでいた頃、対策を迫られた政府が出した答えは「非常にコンパクトな経済の集合体である国家」というものだった。
ユニバーサルコアシティー計画の名の下に、各地方の要所(つまり現在の一級市民街と二級市民街の一部)に都市機能と経済活動を集中させ、それ以外の地域との間に壁を作った。
いわば選民。
政府にとって役に立たない人間は、あっけなく切り捨てられたのだった。
どう考えても褒められた事じゃないよな…。
…だけど…俺は文句が言えるような立場じゃない…。
今までずっとその利益を受けてのうのうと暮らしてきたんだから…。
…だけど…俺は文句が言えるような立場じゃない…。
今までずっとその利益を受けてのうのうと暮らしてきたんだから…。
それに……
俺は…
…それが無ければ俺はあやめと出会う事もなかったんだ…。
……
………
…などと考えながら、俺はオバさんの説教を右から左へと流していたのだった。
269 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2009/05/12(火) 04:05:23.72 ID:tP/sFR.0
~富男の幼女日記、風の吹くあの丘で~ ぱーと76
~富男の幼女日記、風の吹くあの丘で~ ぱーと76
――ホーム横の待合室。
待合室の中はむっとしていた。
クーラーぐらい入れて欲しいものだ。こっちは歩いて来て暑いってのにさ。
プンプン!
クーラーぐらい入れて欲しいものだ。こっちは歩いて来て暑いってのにさ。
プンプン!
………結局、オバさんの説教は待合室の中でもしばらく続いた。トホホ。
あやめは暑い中だというのに退屈して寝てしまった。
大人びているようでやっぱり子供だな。思わず頬が緩む俺(キモイ)。
大人びているようでやっぱり子供だな。思わず頬が緩む俺(キモイ)。
オバさんはやり切ったと言わんばかりの清々しい表情で、ペットボトルのお茶を喉を鳴らして美味そうに飲み込んでいる。
あざみさんは額からサラサラと流れ落ちる汗をハンカチで上品に拭いながら、説教されて流石に落ち込み気味な俺に気を遣ってくれたのか?控えめな笑顔で声を掛けてくれた。
あざみ「富男さんはヘタレさんなんですね。(苦笑)」
ガーン!! どっちかというと気遣いじゃねぇ!!
おれはせいしんに36のダメージ!!! おれはちからつきた…
富男「…言葉もありません…」
オバ「ホント、しっかりしてくださいね?」
富男「…はい…」
あやめ「…すやすや…んふふ♪…すやすや…」
富男(ちっ、気楽な奴め……あ、でも寝顔可愛い///)
オバ「ホント、しっかりしてくださいね?」
富男「…はい…」
あやめ「…すやすや…んふふ♪…すやすや…」
富男(ちっ、気楽な奴め……あ、でも寝顔可愛い///)
―――そんな感じで30分ほど過ぎて…
かくして、遂に俺たちは新幹線に乗りこんだ。やっと。